JP2007048337A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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宗明 高橋
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明洋 吉澤
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Abstract

【課題】フレームレーザから発生した熱を効率的に放熱することができる光ピックアップ装置を提供すること。
【解決手段】本発明の光ピックアップ装置1は、光ディスクの情報の再生または記録をするためのレーザ光を射出するフレームレーザ20と、フレームレーザ20が収容されるレーザ収容部を有する光学ベース2とを備える。フレームレーザ20は、レーザダイオードチップ22が搭載されているチップ搭載部211aを有するチップ搭載フレーム部211を備え、レーザ収容部4は、レーザダイオードチップ22から発生する熱を放熱させるためにチップ搭載フレーム部211と熱的に接続されている熱的接続部としての放熱用突起4aを有する。放熱用突起4aは、レーザダイオードチップ22から発生した熱を光学ベース2に効率的に伝熱することができる。
【選択図】図13

Description

本発明は、円盤状の光ディスクを回転させて情報の再生や記録を行う光ディスク装置に搭載される光ピックアップ装置に関し、特に発熱性を有する電子部品を内蔵した光ピックアップ装置における放熱構造に係るものである。
円盤状の光ディスクを回転させて情報の再生や記録を行う光ピックアップ装置には、一般に、光源となるレーザのレーザダイオードチップや、レーザを駆動するレーザドライバICといった発熱性を有する電子部品が備えられている。このレーザの温度が、安定動作が保証される動作保証温度を超えてしまうと、レーザダイオードチップの誤動作および劣化を引き起こしたりするおそれがある。
このため、従来から、光ピックアップ装置においては、発熱性を有するレーザダイオードチップが動作保証温度を超えないように、様々な放熱構造が採られていた(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1には、レーザの放熱フィンを筐体に圧入固定することにより、レーザダイオードチップにから発生する熱を、放熱フィンを介して筐体に伝熱させて放熱させることが記載されている。
また、特許文献2には、半導体レーザの放熱フィンを放熱板に当接させることにより、半導体レーザから発生する熱を、放熱板に伝熱させて放熱させることが記載されている。
特開2004−310902号公報 特開2004−214331号公報
上述した特許文献1および2に記載された発明では、放熱フィンを含むレーザ全体を圧入あるいは挿入可能な比較的大きな筐体、および新たな放熱板が必要になるが、近年では、光ディスク装置の薄型化に伴って光ピックアップ装置の薄型化が進んでおり、発熱性を有するレーザなどの電子部品がコンパクトな空間内に配置されるようになってきている。
このため、上述したレーザ全体を覆う従来の放熱構造を採用することは不可能になってきており、また、放熱フィンおよび放熱板だけでは十分に放熱されないおそれがあるという問題があった。すなわち、コンパクトな空間においてより効率的に放熱を行うことが強く求められるようになってきている。また、高倍速DVD記録用のレーザ(レーザダイオードチップ)については、発生する熱量が大きいため、効率的な放熱を実現することが特に重要となる。
本発明は、上述した問題を解消し、薄型構造の光ピックアップ装置に採用された場合であっても、レーザから発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光ピックアップ装置は、光ディスクの情報の再生あるいは記録をするためのレーザ光を射出するフレームレーザが搭載されている光ピックアップ装置であって、前記フレームレーザが収容されるレーザ収容部を有する光学ベースを備え、前記フレームレーザは、レーザダイオードチップが搭載されているチップ搭載部を有するチップ搭載フレーム部を備え、前記レーザ収容部は、前記フレームレーザから発生する熱を放熱させるために前記チップ搭載フレームと熱的に接続されている熱的接続部を有することを特徴とする。
以上のような構成を有する光ピックアップ装置は、光学ベースのレーザ収容部にフレームレーザのチップ搭載部と熱的に接続されている熱的接続部を設けた。この光ピックアップ装置が薄型構造の光ピックアップ装置として構成された場合であっても、フレームレーザのレーザダイオードチップから発生した熱を熱的接続部を介して光学ベースに効率的に伝熱することができる。したがって、フレームレーザから発生した熱を効果的に放熱することが期待できる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、前記熱的接続部は、前記チップ搭載部の裏面に熱的に接続されていることが好ましい。
以上のような構成を有する光ピックアップ装置では、前記熱的接続部は、前記チップ搭載部の裏面に熱的に接続されているので、レーザダイオードチップから発生した熱を、チップ搭載部の裏側から熱的接続部およびレーザ収容部を介して、光学ベースに伝熱させることができる。したがって、フレームレーザから発生した熱を光学ベースを介して効率的かつ効果的に放熱することが期待できる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、前記熱的接続部は、前記レーザ収容部に一体に形成されている突起部であることが好ましい。
以上のような構成を有する光ピックアップ装置では、新たな部材を追加することなく、熱的接続部をレーザ収容部に形成することができる。したがって、光ピックアップ装置が通常備えている部品を利用してフレームレーザから発生した熱を放熱することが期待できる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、前記熱的接続部は、熱伝導材を介してチップ搭載部の裏面に熱的に接続されていることが好ましい。
以上のような構成を有する光ピックアップ装置では、熱伝導材は、フレームレーザのレーザダイオードチップから発生した熱をチップ搭載部の裏面から光学ベースへ効果的に伝熱させることができる。したがって、レーザダイオードチップから発生した熱をより効率的に熱的接続部に伝熱させることが期待できる。
本発明によれば、薄型構造の光ピックアップ装置に採用された場合であっても、フレームレーザから発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することが期待できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置1の外観構成を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置1を裏面側から見た外観構成を示す斜視図である。
光ピックアップ装置1は、図示しない光ディスクドライブに使用される。光ディスクドライブは、光ディスク(CD、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM、DVD±R/RW、Blu−lay、HD DVD等)に記録された情報を読み出したり、あるいは情報を光ディスクに書き込んだりするための装置である。
光ピックアップ装置1は、光ディスクからの情報の読み出し、あるいは光ディスクへの情報の書き込みを実現するために、光ディスクに対してレーザ光を照射し、光ディスクで反射したレーザ光を検出する装置である。
本実施形態の光ピックアップ装置1は、例えば、高さサイズの小さい薄型(スリム型又はウルトラスリム型)の光ディスクドライブ用の光ピックアップ装置であり、光ディスクドライブと同様に薄型に形成される。一般に、スリム型光ディスクドライブの高さは12.7mm、ウルトラスリム型光ディスクドライブの高さは9.5mmとされている。
光ピックアップ装置1は、各種の部品が搭載される光学ベース2と、対物レンズ駆動装置(光ピックアップアクチュエータ)3と、レーザ光を出射するレーザ光源(半導体レーザ)として用いられるフレームレーザ20(図7参照)と、光検出器5と、フレームレーザ20から出射されたレーザ光を光ディスクへ導くとともに、光ディスクで反射したレーザ光を光検出器5へ導く光学系とを備えている。そして、この光学系には、光ディスクに対向するように配置される対物レンズ6が含まれている。なお、光ピックアップ装置1には、上述した部品の他、光ディスクからの情報の読み出し、あるいは光ディスクへの情報の書き込みを実現するための各種の部品(例えば、フレキシブル基板10)が備えられているが、ここではその説明は省略する。
光学ベース2は、光ディスクドライブに導入された光ディスクの半径方向(トラッキング方向)に沿って移動可能にガイドバー(図には表れていない)に取り付けられる。光学ベース2には、光ピックアップアクチュエータ3、光検出器5などの各種の部品が搭載されている。
また、光学ベース2には、図2に示すように、フレームレーザ20を搭載させるためのレーザ収容部4が設けられている。レーザ収容部4は、光学ベース2のフレームレーザ20の搭載位置に設けられた穴と、その穴の周辺におけるフレームレーザ20の支持などのためにフレームレーザ20と接触する領域とを含む部分である。
光ピックアップアクチュエータ3は、フォーカシング制御、トラッキング制御およびチルティング制御を可能にするための装置であり、対物レンズ駆動装置とも呼ばれる。
光ピックアップアクチュエータ3は、対物レンズ6を保持するレンズホルダ7と、このレンズホルダ7を弾性支持する複数のサスペンションワイヤ(図には表れていない)とを有する。光ピックアップアクチュエータ3は、例えば対称構造をしており、対物レンズ6を中心としてコイルやマグネットを含む磁気回路が対称に配置されている。
本実施形態の光ピックアップ装置1は、光ピックアップアクチュエータ3を埃などから保護するためのアクチュエータカバー9を備えている。アクチュエータカバー9は、光ピックアップアクチュエータ3などを覆う位置に装着可能な形状に形成されている(図1、図2および図4のハッチングした部分)。なお、図1および図2には、アクチュエータカバー9が装着された光ピックアップ装置1が示されている。
図3は、アクチュエータカバー9が取り外された光ピックアップ装置1を裏面側から見た外観構成の示す斜視図である。図3に示すように、本実施形態の光学ベース2の裏面側におけるアクチュエータカバー9によって覆われる領域内に、レーザドライバIC8が設置されている。すなわち、アクチュエータカバー9は、光学ベース2の表面側に設置されている光ピックアップアクチュエータ3だけでなく、光学ベース2の裏面側に設置されているレーザドライバIC8をも覆うことができる形状(図1、図2参照)に形成されている。
図4は、光学ベース2の裏面側におけるレーザドライバIC8がアクチュエータカバー9に覆われている部分を拡大した拡大図である。図5は、図4に示す状態からアクチュエータカバー9が取り外された状態を示す拡大図である。
アクチュエータカバー9が光学ベース2に装着されている状態では、図4に示すように、レーザドライバIC8がアクチュエータカバー9に覆われて外部から見えないようになっている。レーザドライバIC8がアクチュエータカバー9に覆われた状態では、レーザドライバIC8とアクチュエータカバー9とが熱的に接続された状態となっている。
図4に示す状態からアクチュエータカバー9が取り外されると、図5に示すように、レーザドライバIC8の設置位置が露出することになる。なお、レーザドライバIC8がシールドケース11や熱伝導樹脂12などに覆われている場合には(図6参照)、アクチュエータカバー9が取り外されてもレーザドライバIC8自体は露出しない。
図6は、光ピックアップ装置1の図1に示すX−X’断面におけるレーザドライバIC8やアクチュエータカバー9に係る部分を示す断面図である。図6では、フレキシブル基板10に接続されたレーザドライバIC8がシールドケース11に覆われ、さらにシールドケース11とアクチュエータカバー9との間に熱伝導樹脂12が配置されている。したがって、図6では、レーザドライバIC8は、シールドケース11および熱伝導樹脂12を介してアクチュエータカバー9と熱的に接続されていることになる。
なお、熱伝導樹脂12には、例えば、λGEL(商標登録)のDP−100〜300(株式会社ジェルテック製)およびスリーボンド2955(株式会社スリーボンド製)等の樹脂が用いられる。
図6に示すように、アクチュエータカバー9が光学ベース2に装着されている時に、アクチュエータカバー9は、光ピックアップアクチュエータ3を覆うことになるレンズアクチュエータカバー部9aと、レーザドライバIC8を覆うとともにそのレーザドライバIC8と熱的に接続されることになるレーザドライバICカバー部9cと、レンズアクチュエータカバー部9aとレーザドライバICカバー部9cとの間に介在しレーザドライバICカバー部9cからレンズアクチュエータカバー部9aに向けての熱伝導経路となる熱伝導部9bとを有する。本実施形態では、レンズアクチュエータカバー部9a、熱伝導部9bおよびレーザドライバICカバー部9cは、アクチュエータカバー9として一体に形成されている。なお、レーザドライバIC8は、アクチュエータカバー9の内側で、フレキシブル基板10と接続されている。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置1は、レーザドライバIC8が、シールドケース11に覆われていない構成としてもよい。すなわち、シールドケース11が用いられることなく、レーザドライバIC8は、熱伝導樹脂12を介してアクチュエータカバー9と熱的に接続されていてもよい。
また、本実施形態の光ピックアップ装置1は、熱伝導樹脂12を設けない構成としてもよい。すなわち、レーザドライバIC8は、シールドケース11を介してアクチュエータカバー9と熱的に接続されていてもよい。
さらに、本実施形態の光ピックアップ装置1は、シールドケース11および熱伝導樹脂12を共に設けない構成としてもよい。すなわち、レーザドライバIC8は、直接アクチュエータカバー9と熱的に接続されていてもよい。
図7は、光ピックアップ装置1に搭載されるフレームレーザ20を上面側から見た外観構成示す斜視図である。図8は、光ピックアップ装置1に搭載されるフレームレーザ20を下面側から見た外観構成を示す斜視図である。図9は、フレームレーザ20を構成するフレーム21の外観構成を示す斜視図である。
なお、光ディスクがDVD−ROM、DVD±R/RW等のDVDの場合、DVD用のレーザ光源として、DVD用の短波長レーザ光(波長約650nm)を出射することができるフレームレーザ20が用いられる。また、光ディスクがCD、CD−ROM、CD−R/RW等のCDの場合、CD用のレーザ光源として、CD用の長波長レーザ光(波長約780nm)を出射することができるフレームレーザ20が用いられる。
図7、図8に示すように、フレームレーザ20は、フレーム21と、フレーム21に搭載されるレーザダイオードチップ22と、合成樹脂によって一体形成されている樹脂モールド部23とを備えている。
図9に示すように、フレーム21は、レーザダイオードチップ22を搭載するチップ搭載フレーム部211と、このチップ搭載フレーム部211から離間して配置され、外部へ端子を引き出すための一対のリードフレーム部212とから成る。図7に示すように、樹脂モールド部23の内側であってチップ搭載フレーム部211とリードフレーム部212との間にはそれぞれ樹脂が充填されており、チップ搭載フレーム部211はリードフレーム部212と電気的に絶縁されている。チップ搭載フレーム部211は、レーザダイオードチップ22が搭載されるチップ搭載部211aと、フレームレーザ20が光ピックアップ装置1の光学ベース2に収容される際にその光学ベース2のレーザ収容部4に固定支持されるフレーム支持部211bとを含む。また、リードフレーム部212は、レーザダイオードチップ22と電気的に接続されている。なお、フレームレーザ20が光ピックアップ装置1の光学ベース2に収容される際には、チップ搭載フレーム部211におけるレーザダイオードチップ22が搭載される面の裏面側のフレーム支持部211bが、レーザ収容部4に固定される。
図7に示すように、樹脂モールド部23は、チップ搭載フレーム部211と一対のリードフレーム部212とを固定するとともに、レーザダイオードチップ22の周囲であって、レーザ光の出射方向を除く各方向に壁面を形成している。また、樹脂モールド部23は、合成樹脂によって一体形成されている。
図10は、光学ベース2におけるレーザ収容部4付近を拡大した拡大図である。レーザ収容部4は、光学ベース2に設けられた穴に突出した放熱用突起4aと、フレームレーザ20が取り付けられたときにフレームレーザ20のフレーム支持部211bを固定支持するフレームレーザ固定部4bとを含む。放熱用突起4aは、光学ベース2に形成されており、フレームレーザ20と熱的に接続される。
図11は、光学ベース2におけるレーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられたときのレーザ収容部4付近を拡大した拡大図である。図12は、図11に示すレーザ収容部4付近の裏側を示す拡大図である。図13および図14は、光学ベース2におけるレーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられたときのレーザ収容部4付近の断面を示す断面図である。なお、図13は断面をやや上方から見た図であり、図14は断面をやや下方から見た図である。
図11に示すように、レーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられた状態では、レーザ収容部4におけるフレームレーザ固定部4bにフレームレーザ20のフレーム支持部211bが固定支持された状態となる。なお、フレームレーザ固定部4bで固定支持することによって、フレームレーザ20と光学ベース2とが熱的に接続された状態となる。
また、図12〜図14に示すように、レーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられた状態では、フレームレーザ20のフレーム21におけるレーザダイオードチップ22が搭載されたチップ搭載部211aの裏面側は、光学ベース2に形成されているレーザ収容部4における放熱用突起4aに熱的に接続されている。なお、フレーム21におけるチップ搭載部211aの裏面側と放熱用突起4aとの間に、熱伝導樹脂を配置するようにしてもよい。
ここで、本実施形態の光ピックアップ装置1が備えるレーザドライバIC8およびフレームレーザ20のから発生した熱を放熱するための放熱経路について詳しく説明する。
先ず、光ピックアップ装置1が備えるレーザドライバIC8から発生した熱の放熱経路について説明する。レーザドライバIC8から発生した熱は、アクチュエータカバー9におけるレーザドライバICカバー部9cに伝熱され、熱伝導部9bを経由してレンズアクチュエータカバー部9aに伝熱されていく。そして、この伝熱された熱は、レーザドライバICカバー部9c、熱伝導部9bおよびレンズアクチュエータカバー部9aのそれぞれにおいて放熱される。アクチュエータカバー9は、光ピックアップアクチュエータ3およびレーザドライバIC8を一体で覆うように広い面積を有しているため、レーザドライバIC8から発生した効果的に放熱されることになる。また、レンズアクチュエータカバー部9aでは、ディスクの回転にもとづく空気に流れによる冷却効果を得ることもでき、さらに効果的に放熱されることになる。
次に、光ピックアップ装置1が備えるフレームレーザ20から発生した熱の放熱経路について説明する。フレームレーザ20におけるレーザダイオードチップ22から発生した熱は、チップ搭載部211aの裏面側と熱的に接続されている放熱用突起4aに伝熱されるとともに、フレーム支持部211bと熱的に接続されているフレームレーザ固定部4bに伝熱され、光学ベース2全体に伝熱されていく。そして、この伝熱された熱は、光学ベース2において放熱される。発熱源であるレーザダイオードチップ22が搭載されたチップ搭載部211aの裏面側に熱的に接続されている放熱用突起4aに伝熱させることによって、効率的に熱が光学ベース2に伝熱され、効果的に放熱されることになる。
上記のように、本実施形態では、レーザドライバIC8から発生した熱をアクチュエータカバー9に伝熱させるとともに、フレームレーザ20から発生した熱を光学ベース2に伝熱させることによって、レーザドライバIC8から発生した熱の放熱経路は、フレームレーザ20から発生した熱の放熱経路と異なる。
以上説明したように、本実施形態の光ピックアップ装置1は、レーザドライバIC8から発生した熱をアクチュエータカバー9に伝熱させるとともに、フレームレーザ20から発生した熱を光学ベース2に伝熱させる放熱構造を有する。すなわち、レーザドライバIC8から発生した熱、およびフレームレーザ20から発生した熱を光ピックアップ装置1に通常備えられているアクチュエータカバー9および光学ベース2にそれぞれ伝熱させて異なる放熱経路によって放熱することができる。このため、発熱性を有するレーザドライバIC8やフレームレーザ20の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができるようになり、薄型構造の光ピックアップ装置1に採用された場合であっても効果的に放熱することが期待できる。
また、本実施形態では、レンズアクチュエータカバー部9a、熱伝導部9bおよびレーザドライバICカバー部9cは、アクチュエータカバー9として一体に形成されている。これにより、レーザドライバIC8が光学ベース2の裏面側に搭載されていても、アクチュエータカバー9を介して、レーザドライバIC8で発生する熱を放熱することができる。
また、上述したように、本実施形態の光ピックアップ装置1は、光学ベース2においてフレームレーザ20が収容されるレーザ収容部4に、フレームレーザ20から発生する熱を放熱させるためにレーザダイオードチップ22を搭載するチップ搭載フレーム部211と熱的に接続される熱的接続部(例えば放熱用突起4a)を設けている構成を有する。したがって、本実施形態の光ピックアップ装置1が、薄型構造の光ピックアップ装置として構成された場合であっても、発熱性を有するフレームレーザ20から発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することが期待できる。
特に、放熱用突起4aを、発熱源であるレーザダイオードチップ22が搭載されたチップ搭載部211aの裏面側に熱的に接続させるようにしたので、レーザダイオードチップ22から発生した熱を効率的に光学ベース2に伝熱させることができ、効果的に放熱させることができるようになる。
なお、上述した実施の形態では、放熱用突起4aが平板状に形成されていたが、チップ搭載部211aの裏面側に熱的に接続可能な形状であれば、どのような形状であってもよい。
また、上述した実施の形態では、アクチュエータカバー9は、レーザドライバICカバー部9c、熱伝導部9b、レンズアクチュエータカバー部9aを一体形成した構造とされていたが、伝熱性が確保されていれば、一体形成されていなくてもよい。
また、上述した実施の形態では、フレームレーザ20が光学ベース2の裏面側に搭載されるようにしていたが、フレームレーザ20が光学ベース2の表面側に搭載されるものであってもよい。
また、上述した実施の形態では、フレームレーザ20がそのままレーザ収容部4に取り付けられるようにしていたが、以下に示すようなフレームレーザホルダ30をフレームレーザ20に装着してから、レーザ収容部4に取り付けるようにしてもよい。
図15は、フレームレーザ20に装着されるフレームレーザホルダ30の外観構成を示す斜視図である。図16は、図15に示すフレームレーザホルダ30を裏側から見た外観構成を示す斜視図である。
図15および図16に示すように、本実施形態のフレームレーザホルダ30は、フレームレーザ20に装着されたときにレーザダイオードチップ22の上方を覆うチップ被覆部31と、クランプ用凹部32aが形成されたクランプ部32とが一体形成された構造となっている。チップ被覆部31は、クランプ部32によって支持される。このフレームレーザホルダ30は、レーザダイオードチップ22を保護する役割を担う。
また、図16に示すように、クランプ部32には、フレームレーザ20のフレーム21に固定されるフレーム固定部32bが形成されている。クランプ部32のフレーム固定部32bが、フレーム21におけるフレーム支持部211bに固定(例えば接着)されることで、フレームレーザホルダ30がフレームレーザ20に装着される。
フレームレーザホルダ30は、例えば、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、銅などの比較的安価で熱伝導性の高い金属によって形成される。
図17は、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30が装着された状態の外観構成を示す斜視図である。図18は、図15に示す状態を裏側から見た外観構成を示す斜視図である。図19は、図15に示す状態をレーザ光出射側から見た外観構成の示す斜視図である。
図17〜図19に示すように、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30が装着された状態では、クランプ部32のフレーム固定部32bがフレーム21におけるフレーム支持部211bに固定された状態となっている。また、フレームレーザホルダ30のチップ被覆部31によって、レーザダイオードチップ22の上方が覆われていて、レーザダイオードチップ22が保護された状態となっている。
また、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30が装着された状態では、クランプ部32のフレーム固定部32bがフレーム21におけるフレーム支持部211bに固定されていて、フレーム固定部32bとフレーム支持部211bが熱的に接続された状態となっている。よって、レーザダイオードチップ22から発生された熱は、フレームレーザホルダ30に伝熱されて放熱される。
本実施形態では、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30を装着させたあと、冶具が備えるクランプにおける2本の段付ピンを2箇所のクランプ用凹部32aに位置合わせして挟持(挟んで保持すること)する。次いで、冶具が備えるクランプにおける段付ピンによって挟持されたフレームレーザホルダ30の位置を、冶具を用いて光学ベース2のレーザ収容部4の取り付け位置にて微調整することで、そのフレームレーザホルダ30が装着されているフレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に位置合わせする。フレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に位置合わせする際には、レーザダイオードチップ22からレーザ光を出射させた状態で、フレームレーザ20の位置を調整することもできる。そして、位置合わせを終えると、フレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に固定(例えばUV硬化樹脂接着剤を用いた接着による固定)させる。
上記のように、フレームレーザ20に装着可能なフレームレーザホルダ30を用いることによって、フレームレーザ20を光学ベース2のレーザ収容部4に取り付けるときに、レーザダイオードチップ22を保護することができる。したがって、レーザダイオードチップ22を破損させてしまうことを防止することができる。
また、上記のように、フレームレーザ20に装着可能なフレームレーザホルダ30を熱伝導性の高い金属によって形成するようにしているので、レーザダイオードチップ22から発生された熱をより効率的に放熱させることができるようになり、フレームレーザ20が薄型構造の光ピックアップ装置1に搭載される場合であっても、発熱性を有するフレームレーザ20から発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することが期待できる。
さらに、上記のように、フレームレーザホルダ30にクランプ用凹部32aを設ける構成としたので、冶具を用いてフレームレーザ20の位置合わせを行うことができる。この結果、フレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に位置合わせする際に、フレームレーザ20の位置を容易に微調整することができるようになる。
なお、上述した各実施の形態においては、スリム型あるいはウルトラスリム型と呼ばれる薄型構造の光ディスク装置に搭載される薄型構造の光ピックアップ装置1を用いて説明していたが、12.7mmを超える高さの光ディスク装置に搭載される光ピックアップ装置に適用することができることは勿論である。
本発明によれば、特に、スリム型あるいはウルトラスリム型と呼ばれる薄型構造の光ディスク装置に搭載される薄型構造の光ピックアップ装置に適用するのに有用である。
本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の外観構成の例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置を裏面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 アクチュエータカバーが取り外された光ピックアップ装置を裏面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 光ピックアップ装置の裏面側におけるレーザドライバICがアクチュエータカバーに覆われている部分を拡大した拡大図である。 図4に示す状態からアクチュエータカバーが取り外された状態の例を示す拡大図である。 光ピックアップ装置の図1に示すX−X’断面におけるレーザドライバICやアクチュエータカバーに係る部分の例を示す断面図である。 光ピックアップ装置に搭載されるフレームレーザを上面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 光ピックアップ装置に搭載されるフレームレーザを下面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 フレームレーザを構成するフレームの外観構成の例を示す斜視図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部付近を拡大した拡大図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部にフレームレーザが取り付けられたときのレーザ収容部付近を拡大した拡大図である。 図11に示すレーザ収容部付近の裏側を示す拡大図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部にフレームレーザが取り付けられたときのレーザ収容部付近の断面を示す断面図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部にフレームレーザが取り付けられたときのレーザ収容部付近の断面を示す断面図である。 フレームレーザに装着されるフレームレーザホルダの外観構成の例を示す斜視図である。 図15に示すフレームレーザホルダを裏側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 フレームレーザにフレームレーザホルダが装着された状態の外観構成の例を示す斜視図である。 図15に示す状態を裏側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 図15に示す状態をレーザ光出射側から見た外観構成の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
2 光学ベース
3 光ピックアップアクチュエータ
4 レーザ収容部
4a 放熱用突起
4b フレームレーザ固定部
5 光検出器
6 対物レンズ
7 レンズホルダ
8 レーザドライバIC
9 アクチュエータカバー
9a レンズアクチュエータカバー部
9b 熱伝導部
9c レーザドライバICカバー部
10 フレキシブル基板
11 シールドケース
12 熱伝導樹脂
20 フレームレーザ
21 フレーム
211 チップ搭載フレーム部
211a チップ搭載部
211b フレーム支持部
212 リードフレーム部
22 レーザダイオードチップ
23 樹脂モールド部
30 フレームレーザホルダ
31 チップ被覆部
32 クランプ部
32a クランプ用凹部
32b フレーム固定部

Claims (4)

  1. 光ディスクの情報の再生あるいは記録をするためのレーザ光を射出するフレームレーザが搭載されている光ピックアップ装置であって、
    前記フレームレーザが収容されるレーザ収容部を有する光学ベースを備え、
    前記フレームレーザは、レーザダイオードチップが搭載されているチップ搭載部を有するチップ搭載フレーム部を備え、
    前記レーザ収容部は、前記フレームレーザから発生する熱を放熱させるために前記チップ搭載フレームと熱的に接続されている熱的接続部を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記熱的接続部は、前記チップ搭載部の裏面に熱的に接続されている請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記熱的接続部は、前記レーザ収容部に一体に形成されている突起部である請求項1または請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記熱的接続部は、熱伝導材を介してチップ搭載部の裏面に熱的に接続されている請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の光ピックアップ装置。
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