JP2004310902A - 光ヘッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リードフレームタイプのレーザ発光素子を使用する一方、レーザ発光素子が搭載される筐体を改良して放熱性を高め、光記録媒体への記録を行うことのできる光ヘッド装置のコストを低減可能な構成を提供すること。
【解決手段】記録型の光ヘッド装置において、金属製の筐体10にリードフレームタイプのレーザ発光素子2の第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ圧入固定されるフィン装着溝11a、12aを設け、レーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10に効率良く逃がす。また、圧入の際には、熱伝導性の高いグリスを用いる。
【選択図】 図2
【解決手段】記録型の光ヘッド装置において、金属製の筐体10にリードフレームタイプのレーザ発光素子2の第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ圧入固定されるフィン装着溝11a、12aを設け、レーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10に効率良く逃がす。また、圧入の際には、熱伝導性の高いグリスを用いる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVDなどの光記録媒体などの光記録ディスクの記録/再生に用いられる光ヘッド装置に関するものである。さらに詳しくは、光ヘッド装置において、筐体に対するレーザ発光素子の搭載技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光記録ディスクの再生、記録に用いられる光ヘッド装置は、レーザ発光素子と、レーザ発光素子から出射されたレーザ光を光記録媒体に収束させる対物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、光記録ディスクで反射した戻り光を受光する受光素子と、レーザ発光素子と受光素子の間でレーザ光を導く光学系部品を有している。これらの光学部品は筐体に搭載されている。このような光ヘッド装置において、一般的には、レーザ発光素子として、半導体レーザチップをアルミニウム合金、亜鉛合金、マグネシウム合金等の円筒ケース内に収納したキャンタイプのものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、光ヘッド装置のうち、光記録ディスクに記録を行う記録型のものでは、記録時のレーザ光の出力が大きい。このため、筐体として金属製のものを用いることにより、レーザ発光素子で発生した熱を筐体に逃がすことにで記録時の熱暴走を防止している。また、筐体として樹脂製のものを用いる場合には、キャンタイプのレーザ発光素子に対して、そのステムに放熱板を取り付けて放熱性を高めている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−76351号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キャンタイプのレーザ発光素子は高価である。一方、安価なレーザ発光素子として、リードフレームタイプのレーザ発光素子があるが、リードフレームタイプのレーザ発光素子は、パッケージから両側に第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンが張り出しているだけであるため、キャンタイプのレーザ発光素子と比較して放熱性が低い。このため、リードフレームタイプのレーザ発光素子は、従来、再生専用の光ヘッド装置にしか用いることができず、記録型の光ヘッド装置には使用されていない。
【0006】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、リードフレームタイプのレーザ発光素子を使用する一方、レーザ発光素子が搭載される筐体を改良して放熱性を高め、光記録媒体への記録を行うことのできる光ヘッド装置のコストを低減可能な構成を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、少なくとも光記録媒体に記録可能なパワーのレーザ光を出射可能なレーザ発光素子と、該レーザ発光素子から出射されたレーザ光を光記録媒体に収束させる対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置と、該対物レンズ駆動装置および前記半導体レーザ素子が搭載された筐体とを有する光ヘッド装置において、前記レーザ発光素子は、パッケージから両側に第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンが張り出したリードフレームタイプの発光素子であり、前記筐体には、前記レーザ発光素子を出射光軸方向に向かって挿入可能なレーザ発光素子挿入穴が形成されているとともに、当該レーザ発光素子挿入穴には、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンがそれぞれ嵌るフィン装着溝が形成され、前記筐体は、少なくとも前記フィン装着溝周辺部分が樹脂よりも熱伝導性の高い材料で形成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明では、レーザ発光素子としてリードフレームタイプの発光素子を用いているため、コストを低減することができる。また、筐体において、リードフレームタイプのレーザ発光素子の第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンがそれぞれ嵌るフィン装着溝を設け、このフィン装着溝周辺部分については熱伝導性の高い材料で形成したため、リードフレームタイプの発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体側に効率よく逃がすことができる。それ故、リードフレームタイプのレーザ発光素子を記録型の光ヘッド装置に用いた場合でも熱暴走が発生せず、高い信頼性を確保することができる。
【0009】
本発明において、前記筐体は、金属製であることが好ましい。このように構成すると、リードフレームタイプの発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体に逃がすことができ、かつ、筐体から外部に効率よく放熱することができる。
【0010】
本発明では、前記放熱フィンの張り出し方向、前記放熱フィンの厚さ方向、および前記レーザ発光素子の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたとき、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、前記フィン装着溝のY方向に位置する内壁に圧入固定されていることが好ましい。このような圧入構造を採用すると、放熱フィンから筐体側に熱を効率よく逃がすことができる。また、放熱フィンとフィン装着溝とをY方向で密着させると、放熱フィンとフィン装着溝との接触面積が大きいので、放熱フィンから筐体に熱を効率良く逃がすことができる。
【0011】
本発明において、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンの前記フィン装着溝への圧入には、グリスを用いることが好ましい。このように構成すると、フィン装着溝および放熱フィンを圧入した後、高い密着が得られるような寸法に設定した場合でも、圧入に要する力を軽減できる。また、フィン装着溝と放熱フィンとの間に隙間があっても、そこにはグリスが充填されることになるので、放熱フィンから筐体への熱伝達効率が高い。ここで、グリスには、もともと熱伝達を高める性質があるが、本発明では、熱伝導性性が高いグリスを使用することが好ましい。
【0012】
本発明において、第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンをフィン装着溝に圧入する構成を採用した場合でも、前記第1の放熱フィンの先端部および前記第2の放熱フィンはいずれも、前記フィン装着溝のX方向に位置する内壁との間にクリアランスを有していることが好ましい。このように構成した場合には、X方向のクリアランスを利用して、レーザ発光素子を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体に対するレーザ発光素子のX方向の位置、さらにはX−Z平面でのレーザ発光素子の向きを調整することができる。また、フィン装着溝のX方向の内壁と放熱フィンの先端部との間で圧入力が発生しないので、圧入力を軽減できる。しかも、フィン装着溝のX方向の内壁と放熱フィンの先端部との間にクリアランスを設けても、このような部分はもともと接触面積が狭いので、熱伝達性に及ぼす影響は小さい。
【0013】
本発明においては、第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンをフィン装着溝に圧入する構成を採用した場合でも、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンのうちの一方側の放熱フィンは、前記フィン装着溝のX方向側に位置する一方の内壁に当接して位置決めされ、他方側の放熱フィンは前記フィン装着溝のX方向側に位置する他方の内壁との間にクリアランスを有していることが好ましい。このように構成すると、レーザ発光素子のX方向の位置決めを自動的に行うことができる。また、フィン装着溝のX方向の内壁と一方の放熱フィンの先端部との間にクリアランスを設けても、このような部分はもともと接触面積が狭いので、熱伝達性に及ぼす影響は小さい。
【0014】
本発明において、前記放熱フィンの張り出し方向、前記放熱フィンの厚さ方向、および前記レーザ発光素子の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたときに、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、X方向およびY方向の双方において前記フィン装着溝の内壁との間にクリアランスを有している場合には、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、前記フィン装着溝内で熱伝導性の高い接着剤により接着固定されていることが好ましい。このように構成すると、X方向およびY方向のクリアランスを利用して、レーザ発光素子を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体に対するレーザ発光素子のX方向およびY方向の位置、さらにはX−Z平面でのレーザ発光素子の向きを調整することができる。また、第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンをフィン装着溝内に熱伝導性の高い接着剤で接着固定したため、レーザ発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体へと効率よく逃がすことができる。
【0015】
本発明において、前記レーザ発光素子挿入穴は、当該レーザ発光素子挿入穴内で前記レーザ発光素子のXZ平面内における向きを調整可能になっていることが好ましい。このように構成すると、対物レンズの中心位置に向けてレーザ光を出射するようにレーザ発光素子の向きを調整することができる。
【0016】
本発明において、前記筐体は、前記レーザ発光素子を前記レーザ発光素子挿入穴にZ方向から挿入したときに当該レーザ発光素子が当接して当該レーザ発光素子のZ方向における位置決めを行うZ方向側位置決め部を備えていることが好ましい。このように構成すると、レーザ発光素子のZ方向における位置決めを容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置を説明する。
【0018】
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明が適用される光ヘッド装置の一例を示す概略構成図である。図1において、光ヘッド装置1は、CDあるいはDVDなどの光記録ディスク5に対する情報記録、情報再生を行うものであり、レーザ発光素子2と、レーザ発光素子2からの出射されたレーザ光を光記録媒体5に向けて反射させるハーフミラー3と、ハーフミラー3で反射したレーザ光を光記録ディスク5に収束させる対物レンズ4と、光記録ディスク3で反射してきた戻り光を受光する光検知器6とを有している。これらの光学部品は、後述する筐体に搭載されているとともに、この筐体には、対物レンズ4のトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する対物レンズ駆動装置7なども搭載されている。
【0019】
(レーザ発光素子の搭載構造)
図2は、本発明の実施の形態1に係る光ヘッド装置における筐体へのレーザ発光素子の搭載部分を示す斜視図である。図3は、図2に示すレーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。図4は、図2に示すレーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【0020】
図2に示すように、レーザ発光素子2は、リードフレームタイプのレーザ発光素子であり、内部にレーザチップを備えた略直方体のパッケージ21を有している。このパッケージ21は、レーザ光Lを出射する出射端面22と、出射端面22の背面側で金属製の端子29が突き出た背面23を有している。パッケージ21の左右の側面24、25の同じ高さ位置からは、金属製の第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aが水平に張り出している。第1、第2の放熱フィン24a、25aは、放熱フィン24a、25aを後述するフィン装着溝に圧入する際の力に耐えることができるように一定の厚みを有する金属板から構成されている。
【0021】
筐体10には、レーザ発光素子2を出射光軸方向に向かって挿入可能なレーザ発光素子挿入穴11が形成され、レーザ発光素子挿入穴11の左右両側には、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aがそれぞれ嵌るフィン装着溝11a、12aが形成されている。本形態では、レーザ発光素子挿入穴11の周辺部分の熱伝導性を樹脂よりも高いものとするために、筐体10全体をアルミニウム合金、亜鉛合金、あるいはマグネシウム合金などの金属で構成してある。
【0022】
図3に示すように、レーザ発光素子挿入穴11において、レーザ発光素子2のパッケージ21が挿入される部分は、パッケージ21よりも一回り大きな矩形の穴になっている。
【0023】
これに対して、第1、第2の放熱フィン24a、25aの張り出し方向をX方向、放熱フィンの厚さ方向をY方向、レーザ光Lの出射光軸方向をZ方向としたときに、フィン装着溝11a、12aのY方向の寸法hは、第1、第2の放熱フィン24a、25aを圧入固定可能な寸法になっている。一方、フィン装着溝11a、12aのX方向の寸法は、筐体10にレーザ発光素子2を搭載した状態で、第1の放熱フィン24aの先端部、および第2の放熱フィン25aの先端部のいずれもが、フィン装着溝11a、12aのX方向側に位置する内壁11b、12bとの間にクリアランスSを有するように設定されている。
【0024】
また、図4に示すように、レーザ発光素子挿入穴11の奥には、レーザ発光素子挿入穴11にレーザ発光素子2を挿入したときにパッケージ21の前面(出射端面22)が当接して、レーザ発光素子2のZ方向における位置決めを行うための壁13a(Z方向位置決め部)が形成されており、この壁13aには、レーザ発光素子2から出射されるレーザ光を通す円形の開口13が形成されている。
【0025】
(レーザ発光素子を筐体に搭載する手順)
図3および図4を参照してレーザ発光素子2を筐体10に搭載する手順を説明する。
【0026】
まず、レーザ発光素子2を冶具で保持し、この状態でレーザ発光素子2を点灯させて、その出射光をモニターしながら、X方向の位置を調整する。
【0027】
次に、レーザ発光素子挿入穴11にレーザ発光素子2をZ方向から挿入する。その際、第1および第2の放熱フィン24a、25aは、フィン装着溝11a、12aに挿入され、フィン装着溝11a、12aのY方向に位置する内壁11c、11d、12c、12dに圧入固定される。その結果、レーザ発光素子2のY方向の位置が規定されるとともに、レーザ発光素子2が固定される。また、レーザ発光素子2は、レーザ発光素子2の出射端面22が壁13aに当接することにより、Z方向の位置決めが行われる。このような圧入を行う際、本形態では、第1、第2の放熱フィン24a、25a、およびフィン装着溝11a、12aのうちの少なくとも一方には、グリス、特に熱伝導性の高いグリスを塗布しておく。
【0028】
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態の光ヘッド装置1では、レーザ発光素子2としてリードフレームタイプの発光素子を用いているため、キャンタイプの発光素子を用いた場合と比較して、コストを低減することができる。
【0029】
また、筐体10には、リードフレームタイプのレーザ発光素子2の第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ嵌るフィン装着溝11a、12aを設け、少なくとも、フィン装着溝11a、12aの周辺部分については熱伝導性の高い材料(金属)で形成したため、リードフレームタイプのレーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10側に効率よく逃がすことができる。しかも、本形態では、フィン装着溝11a、12aのY方向の寸法は、放熱フィン24a、25aを圧入固定可能な寸法に設定されているため、、放熱フィン24a、25aとフィン装着溝11a、12aとがY方向で密着する。また、放熱フィン24a、25aがフィン装着溝11a、12aにY方向で圧入固定されている場合には、放熱フィン24a、25aとフィン装着溝11a、12aとの接触面積が大きい。それ故、放熱フィン24a、25aから筐体10に熱を効率良く逃がすことができるので、リードフレームタイプのレーザ発光素子2を記録型の光ヘッド装置1に用いた場合でも熱暴走が発生せず、高い信頼性を確保することができる。
【0030】
また、本形態では、放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに圧入する構成を採用しているが、放熱フィン24a、25aは、フィン装着溝11a、12aのX方向側に位置する内壁11b、12bとの間にクリアランスを有している。このため、X方向のクリアランスを利用して、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のX方向の位置を調整することができる。また、フィン装着溝11a、12aのX方向の内壁11b、12bと放熱フィン24a、25aの先端部との間で圧入力が発生しないので、圧入力を軽減できる。また、フィン装着溝11a、12aのX方向の内壁11b、12bと放熱フィン24a、25aの先端部との間にクリアランスを設けても、ここでの接触面積はもともと狭いので、放熱効率に及ぼす影響は小さい。
【0031】
また、本形態では、放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに圧入する際、グリスを用いたので、放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに圧入した状態で高い密着性が得られるような寸法に設定した場合でも、圧入に要する力を軽減できる。また、放熱フィン24a、25aとフィン装着溝11a、12aとの間に隙間があっても、そこにはグリスが充填されるので、放熱フィン24a、25aから筐体10への熱伝達効率が高い。ここで、グリスには、もともと熱伝達を高める性質があるが、本形態では、各種グリスのうち、熱伝導性性が高いものを使用しているので、熱伝達効率をより高めることができる。
【0032】
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【0033】
上記形態1では、レーザ発光素子2を筐体10に搭載する際に、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のX方向の位置を調整したが、図5に示すように、フィン装着溝11a、12aのうち、第1の放熱フィン24aが嵌るフィン装着溝11aのX方向側に位置する内壁11bに第1の放熱フィン24aの先端部を当接させてレーザ発光素子2のX方向の位置決めを行ってもよい。この場合、フィン装着溝11a、12aのX方向の寸法については、第1および第2の放熱フィン24a、25aを含めたレーザ発光素子2のX方向の寸法よりも大きく設定し、第1の放熱フィン24aの先端部がフィン装着溝11aのX方向側に位置する内壁11bに当接した状態で、第2の放熱フィン25aの先端部については、フィン装着溝25aのX方向側に位置する内壁12bとの間にクリアランスSを確保する。
【0034】
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略するが、本形態でも、実施の形態1と同様、リードフレームタイプのレーザ発光素子2を用いてコストを低減し、かつ、金属製の筐体10に第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ圧入されるフィン装着溝11a、12aを設けたため、リードフレームタイプのレーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10側に効率よく逃がすことができるなど、実施の形態1と略同様な効果を奏する。
【0035】
また、第1の放熱フィン24aの先端部をフィン装着溝11aのX方向側に位置する内壁11bに当接させて位置決めを行うので、レーザ発光素子2をレーザ発光素子挿入穴11に装着するだけでレーザ発光素子2のX方向の位置決めを自動的に行うことができる。
【0036】
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【0037】
上記の形態1、2では、第1、第2の放熱フィン24a、25aのフィン装着溝11a、12aへの装着に圧入を利用したが、本形態では、図6に示すように、第1、第2の放熱フィン24a、25aの張り出し方向、放熱フィン24a、25aの厚さ方向、およびレーザ発光素子2の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたときに、フィン装着溝11a、12aのX方向の寸法、およびY方向の寸法のいずれについても、第1および第2の放熱フィン24a、25aのX方向の寸法、およびY方向の寸法よりも大きく設定してある。このため、第1、第2の放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに挿入した状態で、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aは、X方向およびY方向の双方においてフィン装着溝11a、12aの内壁11b、11c、12b、12cとの間にクリアランスを有している。なお、図6に示す例では、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aの下面をフィン装着溝11a、12aの内壁11d、12dに当接させて、レーザ発光素子2のY方向の位置決めを行っている。
【0038】
このように構成した光ヘッド装置において、本形態では、第1および第2の放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aにおいて熱伝導性の高い接着剤で接着固定してある。
【0039】
その他の構成は実施の形態1と略同様であるため、説明を省略するが、本形態でも、リードフレームタイプのレーザ発光素子2を用いたため、光ヘッド装置1のコストを低減できる。また、金属製の筐体10に第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ装着されるフィン装着溝11a、12aを設け、そこに第1および第2の放熱フィン24a、25aを熱伝導性の高い接着剤で接着固定したので、リードフレームタイプのレーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10側に効率よく逃がすことができる。
【0040】
また、レーザ発光素子2を筐体10に搭載する際に、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のX方向の位置を調整することができる。
【0041】
なお、本形態では、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aの下面をフィン装着溝11a、12aの内壁11d、12dに当接させていたが、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aの下面をフィン装着溝11a、12aの内壁11d、12から浮かした構成を採用すれば、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のY方向の位置を調整することができる。
【0042】
[その他の実施の形態]
図7は、本発明のその他の実施の形態に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【0043】
上記実施の形態1、2、3では、筐体10に対して、レーザ発光素子挿入穴11にレーザ発光素子2を挿入したときにパッケージ21の出射端面22が当接して、レーザ発光素子2のZ方向における位置決めを行うための壁13a(Z方向位置決め部)を設けたが、図7に示すように、壁13aとレーザ発光素子2との間にクリアランスrを確保した構成、あるいは壁13aを省略した構成を採用してもよい。
【0044】
また、実施の形態1、3のように、第1、第2の放熱フィン24a、25aの双方が、フィン装着溝11a、12aのX方向に位置する内壁11b、12bとの間にクリアランスSを有している場合には、このクリアランスS、および壁13aとレーザ発光素子2との間のクリアランスrを利用して、レーザ発光素子2をXY平面内で矢印Qで示すように、XY平面内でのレーザ発光素子2の向きを調整することができる。従って、レーザ発光素子2から出射されるレーザ光のビームPの短軸をX方向に向くようにリードフレームタイプのレーザ発光素子2を構成しておけば、レーザ発光素子2の向きをXZ面内で調整するだけで、レーザ発光素子2のファーフィールドの光強度分布(FFP)と対物レンズの中心とを合わせることができる。それ故、対物レンズ4をトラッキング方向に駆動した場合でも、光強度分布のバランスを取ることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、レーザ発光素子としてリードフレームタイプの発光素子を用いているため、コストを低減することができる。また、筐体において、リードフレームタイプのレーザ発光素子の第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンがそれぞれ嵌るフィン装着溝を設け、このフィン装着溝周辺部分については熱伝導性の高い材料で形成したため、リードフレームタイプの発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体側に効率よく逃がすことができる。それ故、リードフレームタイプのレーザ発光素子を記録型の光ヘッド装置に用いた場合でも熱暴走が発生せず、高い信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ヘッド装置の光学系を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る光ヘッド装置における筐体へのレーザ発光素子の搭載部分を示す斜視図である。
【図3】図2に示すレーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【図4】図2に示すレーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【図7】本発明のその他の実施の形態に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
2 フレームタイプのレーザ発光素子
4 対物レンズ
5 光記録ディスク
10 筐体
11 レーザ発光素子挿入穴
11a、12a フィン装着溝
24a、25a 放熱フィン
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVDなどの光記録媒体などの光記録ディスクの記録/再生に用いられる光ヘッド装置に関するものである。さらに詳しくは、光ヘッド装置において、筐体に対するレーザ発光素子の搭載技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光記録ディスクの再生、記録に用いられる光ヘッド装置は、レーザ発光素子と、レーザ発光素子から出射されたレーザ光を光記録媒体に収束させる対物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、光記録ディスクで反射した戻り光を受光する受光素子と、レーザ発光素子と受光素子の間でレーザ光を導く光学系部品を有している。これらの光学部品は筐体に搭載されている。このような光ヘッド装置において、一般的には、レーザ発光素子として、半導体レーザチップをアルミニウム合金、亜鉛合金、マグネシウム合金等の円筒ケース内に収納したキャンタイプのものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、光ヘッド装置のうち、光記録ディスクに記録を行う記録型のものでは、記録時のレーザ光の出力が大きい。このため、筐体として金属製のものを用いることにより、レーザ発光素子で発生した熱を筐体に逃がすことにで記録時の熱暴走を防止している。また、筐体として樹脂製のものを用いる場合には、キャンタイプのレーザ発光素子に対して、そのステムに放熱板を取り付けて放熱性を高めている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−76351号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キャンタイプのレーザ発光素子は高価である。一方、安価なレーザ発光素子として、リードフレームタイプのレーザ発光素子があるが、リードフレームタイプのレーザ発光素子は、パッケージから両側に第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンが張り出しているだけであるため、キャンタイプのレーザ発光素子と比較して放熱性が低い。このため、リードフレームタイプのレーザ発光素子は、従来、再生専用の光ヘッド装置にしか用いることができず、記録型の光ヘッド装置には使用されていない。
【0006】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、リードフレームタイプのレーザ発光素子を使用する一方、レーザ発光素子が搭載される筐体を改良して放熱性を高め、光記録媒体への記録を行うことのできる光ヘッド装置のコストを低減可能な構成を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、少なくとも光記録媒体に記録可能なパワーのレーザ光を出射可能なレーザ発光素子と、該レーザ発光素子から出射されたレーザ光を光記録媒体に収束させる対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置と、該対物レンズ駆動装置および前記半導体レーザ素子が搭載された筐体とを有する光ヘッド装置において、前記レーザ発光素子は、パッケージから両側に第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンが張り出したリードフレームタイプの発光素子であり、前記筐体には、前記レーザ発光素子を出射光軸方向に向かって挿入可能なレーザ発光素子挿入穴が形成されているとともに、当該レーザ発光素子挿入穴には、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンがそれぞれ嵌るフィン装着溝が形成され、前記筐体は、少なくとも前記フィン装着溝周辺部分が樹脂よりも熱伝導性の高い材料で形成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明では、レーザ発光素子としてリードフレームタイプの発光素子を用いているため、コストを低減することができる。また、筐体において、リードフレームタイプのレーザ発光素子の第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンがそれぞれ嵌るフィン装着溝を設け、このフィン装着溝周辺部分については熱伝導性の高い材料で形成したため、リードフレームタイプの発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体側に効率よく逃がすことができる。それ故、リードフレームタイプのレーザ発光素子を記録型の光ヘッド装置に用いた場合でも熱暴走が発生せず、高い信頼性を確保することができる。
【0009】
本発明において、前記筐体は、金属製であることが好ましい。このように構成すると、リードフレームタイプの発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体に逃がすことができ、かつ、筐体から外部に効率よく放熱することができる。
【0010】
本発明では、前記放熱フィンの張り出し方向、前記放熱フィンの厚さ方向、および前記レーザ発光素子の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたとき、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、前記フィン装着溝のY方向に位置する内壁に圧入固定されていることが好ましい。このような圧入構造を採用すると、放熱フィンから筐体側に熱を効率よく逃がすことができる。また、放熱フィンとフィン装着溝とをY方向で密着させると、放熱フィンとフィン装着溝との接触面積が大きいので、放熱フィンから筐体に熱を効率良く逃がすことができる。
【0011】
本発明において、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンの前記フィン装着溝への圧入には、グリスを用いることが好ましい。このように構成すると、フィン装着溝および放熱フィンを圧入した後、高い密着が得られるような寸法に設定した場合でも、圧入に要する力を軽減できる。また、フィン装着溝と放熱フィンとの間に隙間があっても、そこにはグリスが充填されることになるので、放熱フィンから筐体への熱伝達効率が高い。ここで、グリスには、もともと熱伝達を高める性質があるが、本発明では、熱伝導性性が高いグリスを使用することが好ましい。
【0012】
本発明において、第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンをフィン装着溝に圧入する構成を採用した場合でも、前記第1の放熱フィンの先端部および前記第2の放熱フィンはいずれも、前記フィン装着溝のX方向に位置する内壁との間にクリアランスを有していることが好ましい。このように構成した場合には、X方向のクリアランスを利用して、レーザ発光素子を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体に対するレーザ発光素子のX方向の位置、さらにはX−Z平面でのレーザ発光素子の向きを調整することができる。また、フィン装着溝のX方向の内壁と放熱フィンの先端部との間で圧入力が発生しないので、圧入力を軽減できる。しかも、フィン装着溝のX方向の内壁と放熱フィンの先端部との間にクリアランスを設けても、このような部分はもともと接触面積が狭いので、熱伝達性に及ぼす影響は小さい。
【0013】
本発明においては、第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンをフィン装着溝に圧入する構成を採用した場合でも、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンのうちの一方側の放熱フィンは、前記フィン装着溝のX方向側に位置する一方の内壁に当接して位置決めされ、他方側の放熱フィンは前記フィン装着溝のX方向側に位置する他方の内壁との間にクリアランスを有していることが好ましい。このように構成すると、レーザ発光素子のX方向の位置決めを自動的に行うことができる。また、フィン装着溝のX方向の内壁と一方の放熱フィンの先端部との間にクリアランスを設けても、このような部分はもともと接触面積が狭いので、熱伝達性に及ぼす影響は小さい。
【0014】
本発明において、前記放熱フィンの張り出し方向、前記放熱フィンの厚さ方向、および前記レーザ発光素子の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたときに、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、X方向およびY方向の双方において前記フィン装着溝の内壁との間にクリアランスを有している場合には、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、前記フィン装着溝内で熱伝導性の高い接着剤により接着固定されていることが好ましい。このように構成すると、X方向およびY方向のクリアランスを利用して、レーザ発光素子を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体に対するレーザ発光素子のX方向およびY方向の位置、さらにはX−Z平面でのレーザ発光素子の向きを調整することができる。また、第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンをフィン装着溝内に熱伝導性の高い接着剤で接着固定したため、レーザ発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体へと効率よく逃がすことができる。
【0015】
本発明において、前記レーザ発光素子挿入穴は、当該レーザ発光素子挿入穴内で前記レーザ発光素子のXZ平面内における向きを調整可能になっていることが好ましい。このように構成すると、対物レンズの中心位置に向けてレーザ光を出射するようにレーザ発光素子の向きを調整することができる。
【0016】
本発明において、前記筐体は、前記レーザ発光素子を前記レーザ発光素子挿入穴にZ方向から挿入したときに当該レーザ発光素子が当接して当該レーザ発光素子のZ方向における位置決めを行うZ方向側位置決め部を備えていることが好ましい。このように構成すると、レーザ発光素子のZ方向における位置決めを容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置を説明する。
【0018】
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明が適用される光ヘッド装置の一例を示す概略構成図である。図1において、光ヘッド装置1は、CDあるいはDVDなどの光記録ディスク5に対する情報記録、情報再生を行うものであり、レーザ発光素子2と、レーザ発光素子2からの出射されたレーザ光を光記録媒体5に向けて反射させるハーフミラー3と、ハーフミラー3で反射したレーザ光を光記録ディスク5に収束させる対物レンズ4と、光記録ディスク3で反射してきた戻り光を受光する光検知器6とを有している。これらの光学部品は、後述する筐体に搭載されているとともに、この筐体には、対物レンズ4のトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する対物レンズ駆動装置7なども搭載されている。
【0019】
(レーザ発光素子の搭載構造)
図2は、本発明の実施の形態1に係る光ヘッド装置における筐体へのレーザ発光素子の搭載部分を示す斜視図である。図3は、図2に示すレーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。図4は、図2に示すレーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【0020】
図2に示すように、レーザ発光素子2は、リードフレームタイプのレーザ発光素子であり、内部にレーザチップを備えた略直方体のパッケージ21を有している。このパッケージ21は、レーザ光Lを出射する出射端面22と、出射端面22の背面側で金属製の端子29が突き出た背面23を有している。パッケージ21の左右の側面24、25の同じ高さ位置からは、金属製の第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aが水平に張り出している。第1、第2の放熱フィン24a、25aは、放熱フィン24a、25aを後述するフィン装着溝に圧入する際の力に耐えることができるように一定の厚みを有する金属板から構成されている。
【0021】
筐体10には、レーザ発光素子2を出射光軸方向に向かって挿入可能なレーザ発光素子挿入穴11が形成され、レーザ発光素子挿入穴11の左右両側には、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aがそれぞれ嵌るフィン装着溝11a、12aが形成されている。本形態では、レーザ発光素子挿入穴11の周辺部分の熱伝導性を樹脂よりも高いものとするために、筐体10全体をアルミニウム合金、亜鉛合金、あるいはマグネシウム合金などの金属で構成してある。
【0022】
図3に示すように、レーザ発光素子挿入穴11において、レーザ発光素子2のパッケージ21が挿入される部分は、パッケージ21よりも一回り大きな矩形の穴になっている。
【0023】
これに対して、第1、第2の放熱フィン24a、25aの張り出し方向をX方向、放熱フィンの厚さ方向をY方向、レーザ光Lの出射光軸方向をZ方向としたときに、フィン装着溝11a、12aのY方向の寸法hは、第1、第2の放熱フィン24a、25aを圧入固定可能な寸法になっている。一方、フィン装着溝11a、12aのX方向の寸法は、筐体10にレーザ発光素子2を搭載した状態で、第1の放熱フィン24aの先端部、および第2の放熱フィン25aの先端部のいずれもが、フィン装着溝11a、12aのX方向側に位置する内壁11b、12bとの間にクリアランスSを有するように設定されている。
【0024】
また、図4に示すように、レーザ発光素子挿入穴11の奥には、レーザ発光素子挿入穴11にレーザ発光素子2を挿入したときにパッケージ21の前面(出射端面22)が当接して、レーザ発光素子2のZ方向における位置決めを行うための壁13a(Z方向位置決め部)が形成されており、この壁13aには、レーザ発光素子2から出射されるレーザ光を通す円形の開口13が形成されている。
【0025】
(レーザ発光素子を筐体に搭載する手順)
図3および図4を参照してレーザ発光素子2を筐体10に搭載する手順を説明する。
【0026】
まず、レーザ発光素子2を冶具で保持し、この状態でレーザ発光素子2を点灯させて、その出射光をモニターしながら、X方向の位置を調整する。
【0027】
次に、レーザ発光素子挿入穴11にレーザ発光素子2をZ方向から挿入する。その際、第1および第2の放熱フィン24a、25aは、フィン装着溝11a、12aに挿入され、フィン装着溝11a、12aのY方向に位置する内壁11c、11d、12c、12dに圧入固定される。その結果、レーザ発光素子2のY方向の位置が規定されるとともに、レーザ発光素子2が固定される。また、レーザ発光素子2は、レーザ発光素子2の出射端面22が壁13aに当接することにより、Z方向の位置決めが行われる。このような圧入を行う際、本形態では、第1、第2の放熱フィン24a、25a、およびフィン装着溝11a、12aのうちの少なくとも一方には、グリス、特に熱伝導性の高いグリスを塗布しておく。
【0028】
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態の光ヘッド装置1では、レーザ発光素子2としてリードフレームタイプの発光素子を用いているため、キャンタイプの発光素子を用いた場合と比較して、コストを低減することができる。
【0029】
また、筐体10には、リードフレームタイプのレーザ発光素子2の第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ嵌るフィン装着溝11a、12aを設け、少なくとも、フィン装着溝11a、12aの周辺部分については熱伝導性の高い材料(金属)で形成したため、リードフレームタイプのレーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10側に効率よく逃がすことができる。しかも、本形態では、フィン装着溝11a、12aのY方向の寸法は、放熱フィン24a、25aを圧入固定可能な寸法に設定されているため、、放熱フィン24a、25aとフィン装着溝11a、12aとがY方向で密着する。また、放熱フィン24a、25aがフィン装着溝11a、12aにY方向で圧入固定されている場合には、放熱フィン24a、25aとフィン装着溝11a、12aとの接触面積が大きい。それ故、放熱フィン24a、25aから筐体10に熱を効率良く逃がすことができるので、リードフレームタイプのレーザ発光素子2を記録型の光ヘッド装置1に用いた場合でも熱暴走が発生せず、高い信頼性を確保することができる。
【0030】
また、本形態では、放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに圧入する構成を採用しているが、放熱フィン24a、25aは、フィン装着溝11a、12aのX方向側に位置する内壁11b、12bとの間にクリアランスを有している。このため、X方向のクリアランスを利用して、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のX方向の位置を調整することができる。また、フィン装着溝11a、12aのX方向の内壁11b、12bと放熱フィン24a、25aの先端部との間で圧入力が発生しないので、圧入力を軽減できる。また、フィン装着溝11a、12aのX方向の内壁11b、12bと放熱フィン24a、25aの先端部との間にクリアランスを設けても、ここでの接触面積はもともと狭いので、放熱効率に及ぼす影響は小さい。
【0031】
また、本形態では、放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに圧入する際、グリスを用いたので、放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに圧入した状態で高い密着性が得られるような寸法に設定した場合でも、圧入に要する力を軽減できる。また、放熱フィン24a、25aとフィン装着溝11a、12aとの間に隙間があっても、そこにはグリスが充填されるので、放熱フィン24a、25aから筐体10への熱伝達効率が高い。ここで、グリスには、もともと熱伝達を高める性質があるが、本形態では、各種グリスのうち、熱伝導性性が高いものを使用しているので、熱伝達効率をより高めることができる。
【0032】
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【0033】
上記形態1では、レーザ発光素子2を筐体10に搭載する際に、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のX方向の位置を調整したが、図5に示すように、フィン装着溝11a、12aのうち、第1の放熱フィン24aが嵌るフィン装着溝11aのX方向側に位置する内壁11bに第1の放熱フィン24aの先端部を当接させてレーザ発光素子2のX方向の位置決めを行ってもよい。この場合、フィン装着溝11a、12aのX方向の寸法については、第1および第2の放熱フィン24a、25aを含めたレーザ発光素子2のX方向の寸法よりも大きく設定し、第1の放熱フィン24aの先端部がフィン装着溝11aのX方向側に位置する内壁11bに当接した状態で、第2の放熱フィン25aの先端部については、フィン装着溝25aのX方向側に位置する内壁12bとの間にクリアランスSを確保する。
【0034】
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略するが、本形態でも、実施の形態1と同様、リードフレームタイプのレーザ発光素子2を用いてコストを低減し、かつ、金属製の筐体10に第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ圧入されるフィン装着溝11a、12aを設けたため、リードフレームタイプのレーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10側に効率よく逃がすことができるなど、実施の形態1と略同様な効果を奏する。
【0035】
また、第1の放熱フィン24aの先端部をフィン装着溝11aのX方向側に位置する内壁11bに当接させて位置決めを行うので、レーザ発光素子2をレーザ発光素子挿入穴11に装着するだけでレーザ発光素子2のX方向の位置決めを自動的に行うことができる。
【0036】
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【0037】
上記の形態1、2では、第1、第2の放熱フィン24a、25aのフィン装着溝11a、12aへの装着に圧入を利用したが、本形態では、図6に示すように、第1、第2の放熱フィン24a、25aの張り出し方向、放熱フィン24a、25aの厚さ方向、およびレーザ発光素子2の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたときに、フィン装着溝11a、12aのX方向の寸法、およびY方向の寸法のいずれについても、第1および第2の放熱フィン24a、25aのX方向の寸法、およびY方向の寸法よりも大きく設定してある。このため、第1、第2の放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aに挿入した状態で、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aは、X方向およびY方向の双方においてフィン装着溝11a、12aの内壁11b、11c、12b、12cとの間にクリアランスを有している。なお、図6に示す例では、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aの下面をフィン装着溝11a、12aの内壁11d、12dに当接させて、レーザ発光素子2のY方向の位置決めを行っている。
【0038】
このように構成した光ヘッド装置において、本形態では、第1および第2の放熱フィン24a、25aをフィン装着溝11a、12aにおいて熱伝導性の高い接着剤で接着固定してある。
【0039】
その他の構成は実施の形態1と略同様であるため、説明を省略するが、本形態でも、リードフレームタイプのレーザ発光素子2を用いたため、光ヘッド装置1のコストを低減できる。また、金属製の筐体10に第1および第2の放熱フィン24a、25aがそれぞれ装着されるフィン装着溝11a、12aを設け、そこに第1および第2の放熱フィン24a、25aを熱伝導性の高い接着剤で接着固定したので、リードフレームタイプのレーザ発光素子2で発生した熱を放熱フィン24a、25aを介して筐体10側に効率よく逃がすことができる。
【0040】
また、レーザ発光素子2を筐体10に搭載する際に、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のX方向の位置を調整することができる。
【0041】
なお、本形態では、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aの下面をフィン装着溝11a、12aの内壁11d、12dに当接させていたが、第1の放熱フィン24aおよび第2の放熱フィン25aの下面をフィン装着溝11a、12aの内壁11d、12から浮かした構成を採用すれば、レーザ発光素子2を点灯させてその発光位置などを見ながら筐体10に対するレーザ発光素子2のY方向の位置を調整することができる。
【0042】
[その他の実施の形態]
図7は、本発明のその他の実施の形態に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【0043】
上記実施の形態1、2、3では、筐体10に対して、レーザ発光素子挿入穴11にレーザ発光素子2を挿入したときにパッケージ21の出射端面22が当接して、レーザ発光素子2のZ方向における位置決めを行うための壁13a(Z方向位置決め部)を設けたが、図7に示すように、壁13aとレーザ発光素子2との間にクリアランスrを確保した構成、あるいは壁13aを省略した構成を採用してもよい。
【0044】
また、実施の形態1、3のように、第1、第2の放熱フィン24a、25aの双方が、フィン装着溝11a、12aのX方向に位置する内壁11b、12bとの間にクリアランスSを有している場合には、このクリアランスS、および壁13aとレーザ発光素子2との間のクリアランスrを利用して、レーザ発光素子2をXY平面内で矢印Qで示すように、XY平面内でのレーザ発光素子2の向きを調整することができる。従って、レーザ発光素子2から出射されるレーザ光のビームPの短軸をX方向に向くようにリードフレームタイプのレーザ発光素子2を構成しておけば、レーザ発光素子2の向きをXZ面内で調整するだけで、レーザ発光素子2のファーフィールドの光強度分布(FFP)と対物レンズの中心とを合わせることができる。それ故、対物レンズ4をトラッキング方向に駆動した場合でも、光強度分布のバランスを取ることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、レーザ発光素子としてリードフレームタイプの発光素子を用いているため、コストを低減することができる。また、筐体において、リードフレームタイプのレーザ発光素子の第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンがそれぞれ嵌るフィン装着溝を設け、このフィン装着溝周辺部分については熱伝導性の高い材料で形成したため、リードフレームタイプの発光素子で発生した熱を放熱フィンを介して筐体側に効率よく逃がすことができる。それ故、リードフレームタイプのレーザ発光素子を記録型の光ヘッド装置に用いた場合でも熱暴走が発生せず、高い信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ヘッド装置の光学系を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る光ヘッド装置における筐体へのレーザ発光素子の搭載部分を示す斜視図である。
【図3】図2に示すレーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【図4】図2に示すレーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴にレーザ発光素子を搭載した状態をレーザ発光素子挿入穴の開口側から見た説明図である。
【図7】本発明のその他の実施の形態に係る光ヘッド装置において、レーザ発光素子挿入穴をフィン装着溝を含むXZ平面で切断したときの説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
2 フレームタイプのレーザ発光素子
4 対物レンズ
5 光記録ディスク
10 筐体
11 レーザ発光素子挿入穴
11a、12a フィン装着溝
24a、25a 放熱フィン
Claims (9)
- 少なくとも光記録媒体に記録可能なパワーのレーザ光を出射可能なレーザ発光素子と、該レーザ発光素子から出射されたレーザ光を光記録媒体に収束させる対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置と、該対物レンズ駆動装置および前記半導体レーザ素子が搭載された筐体とを有する光ヘッド装置において、
前記レーザ発光素子は、パッケージから両側に第1の放熱フィンおよび第2の放熱フィンが張り出したリードフレームタイプの発光素子であり、
前記筐体には、前記レーザ発光素子を出射光軸方向に向かって挿入可能なレーザ発光素子挿入穴が形成されているとともに、当該レーザ発光素子挿入穴には、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンがそれぞれ嵌るフィン装着溝が形成され、
前記筐体は、少なくとも前記フィン装着溝周辺部分が樹脂よりも熱伝導性の高い材料で形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1において、前記筐体は、金属製であることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項1または2において、前記放熱フィンの張り出し方向、前記放熱フィンの厚さ方向、および前記レーザ発光素子の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたとき、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、前記フィン装着溝のY方向に位置する内壁に圧入固定されていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項3において、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンの前記フィン装着溝への圧入には、グリスが用いられていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項3または4において、前記第1の放熱フィンの先端部および前記第2の放熱フィンはいずれも、前記フィン装着溝のX方向に位置する内壁との間にクリアランスを有していることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項3または4において、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンのうちの一方側の放熱フィンは、前記フィン装着溝のX方向側に位置する一方の内壁に当接して位置決めされ、他方側の放熱フィンは前記フィン装着溝のX方向側に位置する他方の内壁との間にクリアランスを有していることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項1または2において、前記放熱フィンの張り出し方向、前記放熱フィンの厚さ方向、および前記レーザ発光素子の出射光軸方向をそれぞれ、X方向、Y方向およびZ方向としたときに、前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、X方向およびY方向の双方において前記フィン装着溝の内壁との間にクリアランスを有し、
前記第1の放熱フィンおよび前記第2の放熱フィンは、前記フィン装着溝内で熱伝導性の高い接着剤で接着固定されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項5または7において、前記レーザ発光素子挿入穴は、当該レーザ発光素子挿入穴内で前記レーザ発光素子のXZ平面内における向きを調整可能になっていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項3ないし7のいずれかにおいて、前記筐体は、前記レーザ発光素子を前記レーザ発光素子挿入穴にZ方向から挿入したときに当該レーザ発光素子が当接して当該レーザ発光素子のZ方向における位置決めを行うZ方向側位置決め部を備えていることを特徴とする光ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003102687A JP2004310902A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | 光ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003102687A JP2004310902A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | 光ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=33466044
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007048337A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Mitsumi Electric Co Ltd | 光ピックアップ装置 |
JP2008004184A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ピックアップ装置 |
US7573800B2 (en) | 2004-01-29 | 2009-08-11 | Panasonic Corporation | Optical pickup and optical disk apparatus |
-
2003
- 2003-04-07 JP JP2003102687A patent/JP2004310902A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7573800B2 (en) | 2004-01-29 | 2009-08-11 | Panasonic Corporation | Optical pickup and optical disk apparatus |
JP2007048337A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Mitsumi Electric Co Ltd | 光ピックアップ装置 |
JP2008004184A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ピックアップ装置 |
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