JP4804286B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4804286B2
JP4804286B2 JP2006245005A JP2006245005A JP4804286B2 JP 4804286 B2 JP4804286 B2 JP 4804286B2 JP 2006245005 A JP2006245005 A JP 2006245005A JP 2006245005 A JP2006245005 A JP 2006245005A JP 4804286 B2 JP4804286 B2 JP 4804286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting plate
pickup device
optical
housing
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006245005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008065948A (ja
Inventor
賢一 竹内
英之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006245005A priority Critical patent/JP4804286B2/ja
Publication of JP2008065948A publication Critical patent/JP2008065948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4804286B2 publication Critical patent/JP4804286B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Description

本発明は、光ディスク装置に収納される光ピックアップ装置に関し、特に、光検出器がハウジングに接着材を介して接着される光ピックアップ装置に関する。
従来の光ピックアップ装置100の構成を、図6の斜視図を参照して説明する(下記特許文献1を参照)。従来の光ピックアップ装置100では、樹脂材料や金属材料から成るハウジングに、光ピックアップ装置を構成する各光学機器が収納されている。
光ピックアップ装置100に装備される光学機器の中でも、レーザ光を受光する光検出器105の位置精度は非常に重要である。光検出器105の位置精度が不十分であると、対物レンズが装備されたレンズユニットの位置調整が正常に行われない虞がある。従って、光検出器105のハウジングへの固着は、発光器等の他の光学素子がハウジングに収納された後に行われる。
図6を参照して、光検出器105のハウジング101への取り付け構造を具体的に説明する。先ず、光ピックアップ装置100のハウジング101の外面には、外側に突出する2つの突部102A、102Bが設けられている。そして、光検出器105は、装着板103の一主面に貼着固定され、装着板103の左右両端には、切り込み部104A、104Bが設けられている。この切り込み部104A、104Bの位置は、前記した突部102A、102Bの位置に対応している。係る構成により、装着板103をハウジング101の外面に装着することで、光検出器105がハウジングに対して位置固定される。
従来に於ける、装着板103のハウジング101への固着方法は次の通りである。先ず、装着板103の切り込み部104A、104Bの各々の位置が、ハウジングの突部102A、102Bの位置に整合するように、装着板103をハウジング101の外面に密着される。この状態で、光検出器105に受光されるビームの光軸方向およびこの光軸方向の直交方向に於ける、光検出器105の位置調整が行われる。
次に、上記位置調整が完了した後に、突部102Aと切り込み部104Aとの間隙、および突部102Bと切り込み部104Bとの間隙に接着材を注入する。更に、注入された接着材に紫外線を照射して硬化させることで、光検出器105が備えられた装着板103をハウジング101に固着する。
上記構成により、接着材に対して一様に紫外線を照射させることが可能となり、接着材に残留する応力が低減されて、光検出器105の位置精度に於ける不安定要素が軽減される。
特開2002−251776号公報
ところで、上記光ピックアップ装置が内蔵される携帯用電子機器に対しては、携帯性を向上させるために更なる小型化が要求されている。例えば、ノートパソコンの小型化は、縦方向、横方向または厚み方向のいずれかを短くすることにより達成することができるが、特に厚みを薄くすることに対するユーザーの要望は大きい。
上記のことから、ノートパソコン等の携帯用電子機器は薄型化が進行しており、これらに内蔵される光ディスク装置に用いられる光ピックアップ装置に関しても薄型化が要求される。近年に於いては、厚みが例えば3mm程度の薄型の光ピックアップ装置が登場してきている。
しかしながら、このような薄型の光ピックアップ装置に、上記従来技術を適用させた場合、装着板103をハウジング101に固着する際に用いる接着材がはみ出てしまう問題があった。特に、光ピックアップ装置100の厚み方向に接着材が突出するようにはみ出ると、突出する接着材が光ディスク装置を構成する他の機器に接触してしまうので、光ピックアップ装置を光ディスク装置に装着できない問題が発生する恐れがある。
本発明はこのような問題を鑑みて成されたものであり、本発明の主な目的は、光検出器が装着された搭載プレートをハウジングに接着するために用いる接着材の外部への飛び出しを抑止できる光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明に係る光ピックアップ装置は、光記録媒体からの読み出し、または光記録媒体への書き込みの少なくとも一方を行う光ピックアップ装置において、光学素子が組み込まれるハウジングと、前記光記録媒体で反射した光を受光して光学ヘッドと前記光記録媒体との相対的な位置を検出する光検出器と、第1主面に前記光検出器が固着されて前記第1主面に対向する第2主面が接着材を介して前記ハウジングに接着される搭載プレートとを具備し、前記ハウジングの外部は、フレームを備えて構成され、前記搭載プレートが接着される前記ハウジングの前記フレームに、厚み方向に部分的に窪ませた凹状領域を設け、前記搭載プレートを前記フレームの内側に位置させ、前記凹状領域に前記接着材を収納させて、前記搭載プレートを前記フレームの前記内側に位置させた状態で前記接着材を介して固着させることを特徴とする。
本発明の光ピックアップ装置によれば、光検出器が装着された搭載プレートをハウジングに接着するために用いられる接着材の、厚み方向への突出が抑止される。従って、光ディス装置の薄型化に伴い、光ピックアップ装置に許容されるスペースが極めて薄いものであっても、この薄いスペースに光ピックアップ装置を収納させることができる。
具体的には、本発明では、ハウジングのフレームを部分的に窪ませて凹状領域を設けている。従って、光検出器が装着された搭載プレートをハウジングに固着する際に、剰余の接着材が発生しても、この接着材はフレームの凹状領域に収納される。このことから、接着材の外部への突出が抑制される。
更に本発明では、ハウジングに面する側の搭載プレートの主面に、接着材の外部への漏出を防止可能な手段を設けているので、接着材の外部への流出を防止する効果が更に大きくなる。
以下に本発明に係るピックアップ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1を参照して、本実施の形態の光ピックアップ装置10の概略的構成を説明する。図1(A)は光ピックアップ装置10を全体的に示す斜視図であり、図1(B)は光ピックアップ装置10に内蔵される光学素子を部分的に抜き出して図示した斜視図である。
図1(A)および図1(B)を参照して、本発明は、光記録媒体からの読み出し、または光記録媒体への書き込みの少なくとも一方を行う光ピックアップ装置10において、光学素子が組み込まれるハウジング11と、光記録媒体で反射した光を受光して光学ヘッド24と光記録媒体との相対的な位置を検出する光検出器13と、第1主面に光検出器13が固着されて第1主面に対向する第2主面が接着材を介してハウジング11に接着される搭載プレート12とを具備し、搭載プレート12が接着されるハウジング11のフレーム16に、厚み方向に部分的に窪ませた凹状領域14を設け、この凹状領域14に接着材を収納させる構成となっている。
図1(A)を参照して、光ピックアップ装置10を説明するための各方向について説明すると、X方向は光ピックアップ装置10の縦方向であり、Y方向は光ピックアップ装置10の横方向であり、Z方向は光ピックアップ装置の厚み方向であり、これらの方向は光ピックアップ装置10の構造を説明するための便宜上のものである。更に、X−Y平面は光記録媒体(不図示)の記録面に対して平行な面であり、Z方向は光記録媒体の記録面に対して垂直な方向である。
本実施の形態に於いて、光記憶媒体とは、例えば、CD−ROM、DVD−ROMなどの読出し専用の光ディスクや、CD−R、DVD−R、DVD+Rなどの追記型の光ディスクや、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAMなどの書込み/消去や書換え可能なタイプの光ディスクなどといった各種光ディスクが挙げられる。
また、光学素子とは、ハウジング11に収納されて、光記録媒体に記録されたデータの再生や、データの記録を行うための素子である。具体的には、図1(B)を参照すると、発光器23、回折格子25、ハーフミラー28、光学ヘッド24、FMD29、非点収差発生板26、27、光検出器13等が光学素子として光ピックアップ装置10に内蔵される。これらの光学素子の中でも、電気信号のやりとりが必要とされる素子(発光器23、光学ヘッド24、FMD29等)は、フレキシブルシートを経由して互いに電気的に接続される。
ハウジング11は、光ピックアップを構成する各光学素子が収容される箱形のものや、箱に類似したものを意味する。本実施の形態では、光検出器13等の各種光学素子は、所定の位置にて所定の角度で、ハウジング11の内部に固定されている。また、ハウジング11は、マグネシウム(Mg)を含有するダイカスト合金が用いられて形成されている。特にハウジング11の最外部は、フレーム16から構成されており、本実施の形態では、光検出器13が装着された搭載プレート12が、フレーム16の内側に位置調整した後に、接着材を介して固着される。更に、本実施形態では、ハウジング11は非常に薄く形成されており、その厚さ(Z方向の長さ)は例えば3mm程度である。更にまた、ハウジング11は光ピックアップ装置10の最外周面を構成しており、光ピックアップ装置10を構成する各種光学素子は、ハウジング11の再外周面よりも内側に位置している。
発光器23は、LD(laser diode:レーザーダイオード)とも称され、光記録媒体への情報の記録または情報の読み出しを行うために、レーザ光を照射させる機能を有する。更に、発光器23は、不図示のLLD(LD driver:レーザードライバー)により制御され、LLDから電流が供給されることで、光検出器13は所定の波長のレーザ光を所定の強度で射出する。
回折格子25は、光の回折を利用して、発光器23から射出されたレーザ光を1つのメインビームと、2つのサブビームとに分離させる機能を有する。更に、図示はされていないが、光ピックアップ装置10には、発光器23から出射されたレーザ光を集めるダイバージェントレンズが装備される。
ハーフミラー28は、入射されるレーザ光を部分的に透過させ、残りの部分のレーザ光を反射する機能を有する。ハーフミラー28は、光の透過性に優れるガラスを材料として形成される。
FMD29は、Front Monitor Diode(フロントモニターダイオード)の略称であり、発光器23からハーフミラー28を経由して出力されるレーザ光をモニタして、発光器23の出力を所定の値に制御するためにフィードバックを掛ける素子である。
光学ヘッド24は、対物レンズが組み込まれた組立て体であり、対物レンズは、X方向、Y方向およびZ方向に対して微小移動が可能なように、組み込まれている。光学ヘッド24と光記録媒体との相対的な位置は、光検出器13の出力に応じて調整される。
非点収差発生板26、27は、非点収差法のために設けられたものである。非点収差発生板26、27をレーザ光が通過することにより非点収差が発生され、このようなレーザ光が光検出器13の上面に照射されることで、光学ヘッド24のサーボ機構が動作される。
光検出器13は、Photo Diode IC(フォトダイオードIC)とも称され、PDICと略称される場合もある。上記した各光学素子を通過したレーザ光は、光検出器13の上面に照射され、光検出器13は光路の末端に位置している。
以上の概略的構成の光ピックアップ装置10に於いて、レーザ光が通過する経路(光路)は次の通りである。図1(B)を参照して、先ず、発光器23から所定の波長のレーザ光が出射され、回折格子25にて回折された後に、ハーフミラー28に対して照射されると、レーザ光の一部分はハーフミラー28にて反射されて光学ヘッド24側に入射する。一方ハーフミラー28を通過した残りの部分のレーザ光は、FMD29に照射されて、FMD29の出力が発光器23にフィードバックされることにより、発光器23から出力されるレーザ光の強度が所定の値に調整される。
光学ヘッド24に入射したレーザ光は、光学ヘッド24に内蔵された不図示のミラーによりその進行方向がZ方向に矯正される。即ち、不図示の光記録媒体の記録面に対して垂直な方向にレーザ光の進行方向が矯正され、レーザ光は、レンズ30を通過して不図示の光記録媒体の記録面に照射される。
不図示の光記録媒体の記録面にて反射されたレーザ光は、再び光学ヘッド24の内部を通過して、ハーフミラー28、非点収差発生板26、27を通過した後に、光検出器13に照射される。光検出器13の出力に従って、光学ヘッド24(レンズフォルダ)のフォーカスサーボまたはトラッキングサーボが行われる。フォーカスサーボが行われるときは、図1(B)に示すZ方向に沿って、光学ヘッド24は移動される。また、トラッキングサーボが行われるときは、同図のY方向に沿って光学ヘッド24が移動される。
以上が、本実施形態の光ピックアップ装置10の概略的構成およびその内部に於ける光路に関する説明である。
図2を参照して、次に、本実施の形態の特徴的な部分である光検出器13の取り付け構造に関して説明する。図2(A)および図2(B)は搭載プレート12が固着された部分を示す斜視図であり、図2(A)は図1(A)に於いて下方から光ピックアップ装置10を見た場合の斜視図であり、図2(B)は図1(A)に於いて上方から光ピックアップ装置10を見た場合の斜視図である。
図2(A)および図2(B)を参照して、光検出器13が下面に装着された搭載プレート12の上面は、ハウジング11のフレーム16の下面(内面)に接着材(不図示)を介して貼着されている。搭載プレート12は、例えばアルミニウム等の合金から成り、厚みが1mm程度の板状に成形して得られたものである。
搭載プレート12が固着される部分のフレーム16には、搭載プレート12の接着に用いられる接着材を収納させるための凹状領域14が設けられている。ここでは、光ピックアップ装置10の上面側(奥行き側から)および下面側(手前側から)から、フレーム16を部分的に厚み方向(Z方向)に窪ませて凹状領域14が形成されている。具体的には、光ピックアップ装置10の上面側から2つの凹状領域14が設けられ、下面側から2つの凹状領域14が設けられており、合計で四個の凹状領域が設けられている。これらの凹状領域14は、搭載プレート12の接着に用いられる接着材の外部への漏出を抑制させる機能を有する。尚、X方向に沿って光ピックアップ装置10を見た場合、各凹状領域14はフレーム16の内側に略半円状に窪んでいる。更に、凹状領域14に面するフレーム16の側面は、凹凸を設けた異形状の側面でも良い。
更に、本実施の形態では、上記した凹状領域14に対応した箇所の搭載プレート12に突起部15を設けて、接着材の外部への流出を抑制している。突起部15は、搭載プレート12のZ方向に於ける端部を厚み方向(X方向)に部分的に突出させた部位である。各突起部15の位置はフレーム16に設けられた凹状領域14に対応しており、4つの凹状領域14に対応して4つの突起部15が形成されている。即ち、搭載プレート12は、Z方向から光ピックアップ装置10を見た場合、凹状領域14に重畳する位置に設けられる。このことにより、搭載プレート12の接着に用いられる接着材の流出を防止する効果を更に大きくできる。
図3を参照して、次に、搭載プレート12がハウジング11のフレームに固着される構造を詳述する。図3(A)は図2(A)のA−A’線に於ける断面図であり、図3(B)は搭載プレート12の構造を示す斜視図である。
図3(A)を参照して、ハウジング11のフレーム16を部分的に窪ませることで、凹状領域14がフレーム16の左右両側に形成されている。更に、凹状領域14に面するフレーム16の側面は、下部に位置する第1内壁18と、この第1内壁18よりも更に内側に窪む第2内壁19から成る。このようにすることで、フレーム16の機械的強度を所定の値以上に保ちつつ、凹状領域14に収納可能な接着材17の量を増加させて、接着材17の外部への流出を抑止できる効果を大きくすることができる。
更に、図3(A)を参照すると、突起部15の内側側面または/および上面にも接着材17が接触している。このことにより、搭載プレート12と接着材17との接触面積が増大するので、搭載プレート12のフレーム16への固着がより確実に行われる。
図3(B)を参照して、搭載プレート12の両端部を厚み方向に突出させて、4つの突起部15が形成されている。この突起部15は、接着材17の外部への漏出を抑制可能な漏出防止手段として機能している。即ち、図3(A)を参照して、製造工程の途中段階に於いて、塗布された液状または半固形状の接着材17が突起部15により堰き止められることで、接着材17の外部への漏出が抑制されている。
上記したように搭載プレート12のフレーム16への接着には接着材17が利用されるが、この接着材17としては、紫外線が照射されることにより固化する性質を有する所謂紫外線硬化型接着材を採用することが好適である。紫外線硬化型接着材を接着材17として採用することで、紫外線を外部から照射することで、塗布された液状の接着材17を素早く固化させることが可能となり、生産性を向上できると共にフレーム16と搭載プレート12との相対的な位置精度を向上させることができる。ここで、紫外線硬化型接着材としては、エポキシ系のものとアクリル系のものがある。
更に、本実施の形態に於いて、接着材17として採用される紫外線硬化型接着材としては、エポキシ系のものが好適である。エポキシ系の紫外線硬化型接着材は、低収縮性で高耐熱性であり、更に耐薬品性、耐湿性に優れる。従って、1μm以下の位置精度が要求される光検出器13が装備される搭載プレート12の固着に関しては、このような優位性を有するエポキシ系の紫外線硬化型接着材を接着材として用いることが好ましい。
例えば、アクリル系の接着材を接着材17として用いると、単に搭載プレート12をフレーム16に固着することは可能ではある。しかしながら、アクリル系の樹脂は一般的に、エポキシ系の樹脂と比較すると、加熱により軟化して変形し易い。従って、アクリル系の樹脂を接着材17として用いると、搭載プレート12に固着された光検出器13の位置精度に悪影響が生じる恐れがあるので、接着材17としてはエポキシ系のものが好適である。
図4を参照して、次に、上記した漏出防止手段の他の形態を説明する。図4(A)は図2(A)のA−A’線に於ける断面図であり、図3(B)は搭載プレート12の構造を示す斜視図である。
図4(A)および図4(B)を参照して、凹状領域14の下方に対応する領域の搭載プレート12の上面を部分的に厚み方向に下方に窪ませて、凹部20が形成されている。凹部20を設けることにより、製造工程の途中段階に於いて液状または半固形状である接着材17が凹部20に収納され、接着材17の外部への流出が抑制される。更に、凹部20を設けることにより、搭載プレート12の上面が平坦である場合と比較すると、搭載プレート12の上面と接着材17とが接触する面積が増大するので、接着材17を介したフレーム16と搭載プレート12との固着強度が向上される。
図5を参照して次に、搭載プレート12をハウジング11のフレーム16に固着する方法を説明する。図5(A)は搭載プレート12がフレーム16に装着された状態を示す斜視図であり、図5(B)は搭載プレート12の位置調整の概要を示す図である。
光ピックアップ装置10の組み立ては、光ピックアップ装置10を構成する各光学素子をハウジング11に収納させて固定されることで達成される。その中でも、光検出器13のハウジング11への固着は、その他の光学素子をハウジング11に収納した後に、最後に行われる。従って、光検出器13が装着された搭載プレート12の位置に一定以上(例えば1μm以上)の誤差が生じると、その誤差は光ピックアップ装置10の品質に重大な影響を与える。このことから、光検出器13のハウジング11への固定は、実際に光ピックアップ装置10を稼働させ、光検出器13からの出力をモニタリングしつつ行っている。
図5(B)を参照して、光検出器13が装着された搭載プレート12の位置を調整する方法を説明する。先ず、光ピックアップ装置10と光記憶媒体32との相対的な位置を調整する。両者の相対的な位置関係は、実際の使用状況下におけるものと同様である。次に、モータ22を稼働して光記憶媒体32を所定の速度で回転させつつ、発光器23からレーザ光を出射する。発光器23から出射されたレーザ光は、回折格子25、ハーフミラー28およびレンズ30を経由して、光記憶媒体32の情報記録面に到達して反射される。更に、光記憶媒体32にて反射されたレーザ光は、ハーフミラー28を透過して、光検出器13に到達する。光検出器13からの出力は、外部に位置するモニタ手段によりモニタリングされており、レーザ光が光検出器13の上面に於いて所定の箇所にて所定の大きさに照射されるように、光検出器13の位置が調整される。
本実施の形態では、光検出器13は搭載プレート12の上面に固定された状態で用意され、搭載プレート12の両側が治具31によって挟み込まれており、この治具31の位置を移動させることによって、光検出器13の位置が調整される。即ち、光検出器13の出力が所定のものとなるように、治具31を用いて搭載プレート12の位置を調整する。この位置の調整は、レーザ光が照射される方向(紙面ではX方向)およびレーザ光に対して垂直な面の方向(紙面ではY−Z方向)に対して行われる。
次に、上記調整が終了した後に、搭載プレート12とフレーム16との間に接着材を塗布する。ここでは、液状または半固形状の接着材が使用される。上記したように、フレーム16を部分的に窪ませて凹状領域14が設けられており、更に、搭載プレート12には突起部15が設けられている。従って、塗布された接着材の外部への漏出は抑止されている。更にまた、この作業は、図5(A)に示すようにハウジング11を立てた状態で行われ、塗布された接着材に対して重力がZ方向(ハウジング11の厚み方向)に作用しないので、接着材のZ方向への漏出が抑制される。
次に、塗布された接着材に紫外線を照射する。この接着材は、紫外線を照射することにより直ちに硬化する紫外線硬化型接着材であるので、数秒間の紫外線の照射により、接着材は固化される。更に、この接着材は、低収縮性で高耐熱性であるエポキシ系のものであるので、搭載プレート12を高精度にハウジング11のフレーム16に対して固着できる。接着材が硬化されるまで、治具31は連続的に所定の位置で搭載プレート12を保持する。
上記工程が終了した後に、治具31による搭載プレート12の保持を解除し、光ピックアップ装置10が完成される。
上記した光ピックアップ装置10を備える光ディスク装置は、例えば、ノート型またはデスクトップ型のコンピュータ、CDプレーヤ、DVDプレーヤ等の音響機器等に装備可能である。
本発明の光ピックアップ装置を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置を示す図であり、(A)は断面図であり、(B)は斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置を示す図であり、(A)は断面図であり、(B)は斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は模式図である。 従来の光ピックアップ装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 光ピックアップ装置
11 ハウジング
12 搭載プレート
13 光検出器
14 凹状領域
15 突起部
16 フレーム
17 接着材
18 第1内壁
19 第2内壁
20 凹部
21 レーザ光
22 モータ
23 発光器
24 光学ヘッド
25 回折格子
26 非点収差発生板
27 非点収差発生板
28 ハーフミラー
29 FMD
30 レンズ
31 治具
32 光記憶媒体

Claims (7)

  1. 光記録媒体からの読み出し、または光記録媒体への書き込みの少なくとも一方を行う光ピックアップ装置において、
    光学素子が組み込まれるハウジングと、前記光記録媒体で反射した光を受光して光学ヘッドと前記光記録媒体との相対的な位置を検出する光検出器と、第1主面に前記光検出器が固着されて前記第1主面に対向する第2主面が接着材を介して前記ハウジングに接着される搭載プレートとを具備し、
    前記ハウジングの外部は、フレームを備えて構成され、
    前記搭載プレートが接着される前記ハウジングの前記フレームに、厚み方向に部分的に窪ませた凹状領域を設け、
    前記搭載プレートを前記フレームの内側に位置させ、
    前記凹状領域に前記接着材を収納させて、前記搭載プレートを前記フレームの前記内側に位置させた状態で前記接着材を介して固着させることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記搭載プレートの前記第2主面に、前記接着材の外部への漏出を抑制可能な漏出防止手段を設けることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記漏出防止手段は、前記凹状領域に面する前記搭載プレートの第2主面の周辺部を厚み方向に部分的に突出させた突起部であることを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記突起部に前記接着材を接触させることを特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記漏出防止手段は、前記凹状領域に面する、前記搭載プレートの第2主面を部分的に厚み方向に窪ませた凹部であることを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記搭載プレートが接着される領域の前記ハウジングに、複数の前記凹状領域を設け、各々の前記凹状領域に面する前記搭載プレートに前記漏出防止手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記凹状領域の内壁は、前記ハウジングの内部に窪む形状の第1内壁と、前記第1内壁よりも更に前記ハウジングの内側に窪む第2内壁とを含むことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
JP2006245005A 2006-09-11 2006-09-11 光ピックアップ装置 Expired - Fee Related JP4804286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006245005A JP4804286B2 (ja) 2006-09-11 2006-09-11 光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006245005A JP4804286B2 (ja) 2006-09-11 2006-09-11 光ピックアップ装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011027430A Division JP2011119021A (ja) 2011-02-10 2011-02-10 光ピックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008065948A JP2008065948A (ja) 2008-03-21
JP4804286B2 true JP4804286B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=39288525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006245005A Expired - Fee Related JP4804286B2 (ja) 2006-09-11 2006-09-11 光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4804286B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3552042B2 (ja) * 2001-05-15 2004-08-11 船井電機株式会社 光ピックアップと電子部品付きプレートの固定方法
JP3920595B2 (ja) * 2001-06-12 2007-05-30 三洋電機株式会社 受光素子取付け装置
JP3973610B2 (ja) * 2003-08-22 2007-09-12 三洋電機株式会社 光学ヘッドの光検出器取付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008065948A (ja) 2008-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005203074A (ja) 光ヘッド、光再生装置、及び光記録再生装置
JPWO2006118037A1 (ja) 光ピックアップ装置、該光ピックアップ装置を有する光情報装置、及び該光情報装置を有する光情報記録再生装置
JP4905278B2 (ja) 光ピックアップ装置及びこれを用いた光ディスク装置
JP4804286B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP4785695B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2005332552A (ja) 光ピックアップ装置
JP4901741B2 (ja) 光ピックアップ
JP2011119021A (ja) 光ピックアップ装置
WO2005124747A1 (en) Apparatus and method for generating a scanning beam in an optical pickup head, miniature optical pickup head and optical storage system incorporating a miniature pickup head
JP2008090920A (ja) 光ピックアップアクチュエータ
JP4479662B2 (ja) 光ディスク装置
JP3843049B2 (ja) 光ピックアップ装置の調整用ディスク、調整方法及び製造方法、並びにそれを用いた光再生装置の製造方法
US20040008607A1 (en) Optical pickup having optical base made of different kinds of materials
JP2006099875A (ja) ビーム形状整形用プリズムの位置決め固定構造
US7301858B2 (en) Optical head device
JP2011070771A (ja) 光ピックアップ装置
JP4595824B2 (ja) 光ピックアップ装置および光ディスク装置
JP4253556B2 (ja) 光ピックアップおよびそれを搭載した光学的情報記録再生装置
JP2006302334A (ja) ピックアップ装置
JP4744840B2 (ja) 光ピックアップ
JP2004296039A (ja) 光ピックアップ装置
JPH08335327A (ja) 光情報記録再生装置、光ディスク、チルト補正方法およびチルトセンサ
JP2009004044A (ja) 光ヘッド、その製造方法及び光記録再生装置
JP2003217134A (ja) 光ピックアップ装置
JP2003059069A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110711

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110809

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees