JPWO2006118037A1 - 光ピックアップ装置、該光ピックアップ装置を有する光情報装置、及び該光情報装置を有する光情報記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップ装置、該光ピックアップ装置を有する光情報装置、及び該光情報装置を有する光情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

光源101を配置する光学基台110上の面に凸部131を形成し、光源を保持する光源ホルダ111と光学基台上の凸部の空隙132に硬化型樹脂140を塗布することにより、落下衝撃などの外的要因に対して硬化型樹脂のみでも十分な固定強度を得ることができ、また、光源から生じる熱を効率的に基台へ放熱することができる。

Description

本発明は、光ディスクとの間で少なくとも情報の読み取りが可能な光ピックアップ装置、該光ピックアップ装置を有する光情報装置、及び該光情報装置を有する光情報記録再生装置に関する。
ディジタルオーディオや画像、動画、コンピュータ等で作成された文書ファイルやデータファイルを記録、保存するための記録媒体は、多種多様だが、その一つに光ディスクがある。中でもDVD(Digital Versatile Disk)は、従来のCD(Compact Disc)と比較して高密度かつ大容量にて情報を記録することが可能であり、録画機の分野においても、現在主流であるVTR(Video Tape Recorder)に替わる媒体として普及しつつある。さらに近年、青紫色半導体レーザを用い、記録密度をより一層高めた次世代の光ディスクの研究が各所で進められており、早期の登場が期待されている。また、これらの光ディスクに対して、データの記録・再生を行うためには、光ピックアップ装置が必要である。
図16に従来の光ピックアップ装置30に備わる光学系の構成例を示す。光ピックアップ装置30は、例えば半導体レーザ等を有する光源1と、例えばフォトダイオード等を有する光検出器9とを具備し、光源1から発射された光ビーム20は、ビーム整形素子2によりビーム整形され、ビームスプリッタ3を通りコリメートレンズ4により平行光に変換され、立上げミラー5により光軸を折り曲げられ、集光レンズ6により光ディスク7上の情報記録面7aに集光する。光ディスク7の情報記録面7a上で反射した光は、逆の経路をたどり、コリメートレンズ4により集光され、ビームスプリッタ3により反射され、光検出器9上に集光する。この光検出器9で光情報を電気信号に変換することにより、光ディスク7に記録されている情報を電気信号として読み取ることが出来る。
また光源1の発光点位置と、コリメートレンズ4の光学的中心点を結ぶ直線を光軸21と呼び、この光軸21が集光レンズ6の光学的中心点を通るよう、各々の部品は配置されている。そのため、光ピックアップ装置30の組み立てに際しては発光点位置すなわち光源1の位置調整による光軸調整が必須であり、かつ調整後に光源1は位置ずれを起こしにくい構造が必須である。
光軸調整後の光源1の固定方法としては、特開2003−132570号公報に開示され図17に示すように、光源1の部材であり光源1を保持するホルダ部材31を板バネ32で光学基台30に固定する方法や、特開2005−32314号公報や実用新案登録第3098794号公報に開示され図18に示すように、光源1を保持するホルダ部材33を光学基台34に紫外線硬化樹脂35を用いて固定する方法が一般的である。
特開2003−132570号公報 特開2005−32314号公報 実用新案登録第3098794号公報
しかしながら、従来例の図17に示すような光源ホルダ部材31を光学基台30に板バネ32で固定する方法では、板バネ32を光学基台30に固定するための機構が必要となり、すなわち光源ホルダ部材31の近傍に大きなスペースが必要となる。これにより光ピックアップ装置が小型化しにくくなるという課題がある。また、この方法では、固定補助部品として板バネ32が必要なため、光ピックアップ装置を構成する部品点数が増えてしまうという課題もある。
また、従来例の図18に示すような紫外線硬化樹脂35を用いて光源ホルダ部材33を光学基台34に固定する方法では、落下衝撃など外的要因が加わった場合に、光源ホルダ部材33にて支持される光源1が光学基台34に対して位置ずれを起こしたり、光学基台34からのホルダ部材33の脱落が発生するという課題がある。図19を参照して説明すると、光学基台34と光源ホルダ部材33とは、光源ホルダ部材33の裏面33aと光学基台34との間に紫外線硬化樹脂35を設けて固定されている。よって、上記落下衝撃等により、光源ホルダ部材33に例えばY方向(紙面を貫通する方向)に力が作用した場合、光源ホルダ部材33の裏面33aと紫外線硬化樹脂35との接着面35a部分のみに剪断力が作用することになり、接着面35aで剥離し易く、よって光源ホルダ部材33の固定力が弱いという課題がある。
さらにまた、近年では光ディスクに対して、より高速にて情報の読み取りさらには書き込みが可能となるように、赤色のレーザ光源における高出力化が進められたり、より大容量の情報の読み書きが可能となるようにレーザ光の短波長化、つまり青色レーザ光の採用が進められたりしている。これに伴い、レーザ光源における発熱量が従来に比べて大きくなってきている。許容を超える発熱は、発光及び照射光の安定性に影響することから、光ピックアップ装置におけるレーザ光源の除熱を行うことも重要な課題になってきている。
本発明では上記課題を解決し、光ピックアップ装置の小型化・少部品点数化を達成しつつも、落下衝撃などの外的要因に対しても耐久性が高く、さらに光源の放熱性が良い光ピックアップ装置、及び該光ピックアップ装置を備えた光情報装置、及び該光情報装置を備えた光情報記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の光ピックアップ装置は、基台と、上記基台に取り付けられ光情報媒体へ照射する光を出射する光源とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、
上記基台は、上記光源を保持し該光源を当該基台に固定する接着剤が塗布され、かつ上記光源にて発生した熱を当該基台へ伝達する保持部を有し、
上記保持部は、上記光源の第1側面に対して隙間を介して対向し上記熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面と、上記光源の第2側面に接触し上記熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面とを有し、
上記光源の上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源を上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源を固定する。
又、本発明の第2態様の光ピックアップ装置は、基台と、光情報媒体へ照射する光を出射する光源を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダとを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、
上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部を有し、
上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面に対して隙間を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面と、上記光源ホルダの第2側面に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面とを有し
上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する。
上記第2態様において、上記保持部は、上記基台に突設され上記壁面を有する突出部材を有することもできる。
上記第2態様において、上記突出部材は、突出方向に沿って上記基台から突出する柱部と、上記突出方向に直交する直交方向に沿って上記柱部から上記光源ホルダ側へ延在する腕部とを有することもできる。
上記第2態様において、上記光源ホルダが光軸調整部材及びあおり調整部材を有する構成において、上記腕部は、上記あおり調整部材から当該腕部への熱伝導が可能となる上記あおり調整部材の近傍位置まで延在することもできる。
上記第2態様において、上記保持部は、上記基台に形成され上記壁面及び上記座面を有する凹部にて形成することもできる。
上記第2態様において、上記保持部は、上記基台に突設する突出部材及び上記基台に形成した凹部にて形成することもできる。
上記第2態様において、上記隙間は、上記光源を保持した上記光源ホルダの取付位置調整後においても、上記接着剤の充填を可能とする大きさを有することもできる。
上記第2態様において、上記第1側面は、上記光源から出射する光の光軸に沿って光が進行する方向に向かい広がる傾斜面にてなり、上記第2側面は、上記光の進行方向に直交若しくはほぼ直交する方向に延在する平面であってもよい。
上記第2態様において、上記光源を保持した上記光源ホルダは、上記光源の光出射側に光学素子を有することもできる。
上記第2態様において、上記光学素子は、光の入射側及び出射側が円筒面若しくは非円筒面でガラス部材にてなるビーム整形素子であってもよい。
上記第2態様において、上記光源ホルダは金属材料で構成することもできる。
上記第2態様において、上記接着剤は硬化型樹脂で構成することもできる。
さらに、本発明の第3態様の光情報装置は、上記第1態様又は上記第2態様における光ピックアップ装置と、
上記光情報媒体を回転するモータと、
上記光ピックアップ装置から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ及び光源素子の制御及び駆動を行う制御駆動回路と、を備えた。
さらに本発明の第4態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
上記光情報装置から得られた情報に基づいて演算を行う演算装置と、
上記光情報装置から得られた情報、及び上記演算装置による演算結果を出力する出力部と、を備えた。
このように構成される第4態様の光情報記録再生装置は、コンピュータシステムを構成することができる。
さらに本発明の第5態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
上記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する、情報から画像へのデコーダーとを備えた。
このように構成される第5態様の光情報記録再生装置は、光情報媒体プレーヤを構成することができる。
上記第5態様において、上記光情報記録再生装置はカーナビゲーションシステムであってもよい。
さらに本発明の第6態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
上記光情報装置により光情報媒体へ記録可能な情報に画像情報を変換する、画像から情報へのデコーダーと、を備えた。
このように構成される第6態様の光情報記録再生装置は、光情報媒体レコーダを構成することができる。
さらに本発明の第7態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
外部装置との情報交換を行うための入出力端子と、を備えた。
このように構成される第7態様の光情報記録再生装置は、光ディスクサーバーを構成することができる。
本発明の第1態様及び第2態様における光ピックアップ装置によれば、基台は保持部を有することから、板バネのような補助部品を使用せずに光源又は光源ホルダを基台に固定することができ、光ピックアップ装置を小型化できるといった効果がある。また、光学基台上に形成された保持部と、光源及び光源ホルダとの空隙に、例えば紫外線硬化樹脂の接着剤を塗布することから、小さなスペースで光学基台と、光源及び光源ホルダとへの接着剤の接触面積を大きくすることが出来る。すなわち光学基台への光源及び光源ホルダの固定強度を高められるため、落下衝撃などの外的要因に対して耐久性を高めることが出来るといった効果がある。
又、上記保持部は、壁面及び座面を有することから、光学素子及び光源ホルダにて発生した熱を効果的に基台へ伝導し放散することができる。
又、本発明の第3態様の光情報装置、第4態様から第7態様における光情報記録再生装置では、上述した光ピックアップ装置を有することから、従来に比べて耐久性、及び光源部分の放熱性が優れた装置を提供することが可能である。
本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の構成を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図2Eに示す光源部分の構成を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態2における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略斜視図である。 図3Aに示す光源部分の構成を示す概略断面図である。 図3Aに示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図3Cに示す光源部分の概略断面図である。 本発明の実施の形態3における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態4における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略断面図である。 図5Aに示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態5の光情報装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態6のコンピュータの構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態7の光ディスクプレーヤ及びカーナビゲーションシステムの構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態8の光ディスクレコーダの構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態9の光ディスクサーバの構成を示す概略斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置の概略構成を示す斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図12Aに示す光源部分の概略断面図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分の別の変形例を示す概略斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分のさらに別の変形例を示す概略斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分の別の変形例を示す概略斜視図である。 光ピックアップの構成例を示す線図的説明図である。 従来の光ピックアップの光源部の構成例を示す概略斜視図である。 従来の光ピックアップの光源部の構成例を示す概略斜視図である。 18に示す光源部の固定強度が弱いことを説明するための図である。
符号の説明
7…光ディスク、
100…光ピックアップ装置、101…レーザ光源、102…ビーム整形素子、
110…光学基台、111…光源ホルダ、112…光源ホルダ、
115…第1側面、115a…傾斜面、116…第2側面、130…保持部、
130a…壁面、130b…座面、131…リブ、132…隙間、133…凹部、
140…硬化型樹脂、
150…光情報装置、151…駆動装置、153…制御駆動回路、
160…コンピュータシステム、162…演算装置、163…出力装置、
170…光ディスクプレーヤ、カーナビゲーションシステム、
171…デコーダー、176…エンコーダー、
180…光ディスクサーバ、181…入出力端子、
1121…光源あおりホルダ、1122…光軸調整ホルダ、
1311…柱部、1312…腕部。
以下に本発明の実施形態である光ピックアップ装置、光情報装置、及び光情報記録再生装置について、図面を参照しながら説明する。尚、各図において、同じ構成部分については同じ符号を付している。
上記実施形態における光ピックアップ装置は、光情報媒体の一例であるCD及びDVDとの間で少なくとも情報の読み取りを行う、好ましくは情報の読み書きを行う装置である。該光ピックアップ装置による情報の再生及び記録動作については、上述した従来の光ピックアップ装置30にて行われる動作に同じであり、ここでの説明は省略する。尚、図11には、上述のような光ピックアップ装置の一例における主要部分である、いわゆるキャリッジ107の部分を図示している。該キャリッジ107には、青色レーザを使用し図示の左側半分に配置されている光学系108を有するBD(ブルーレイディスク)用の光ピックアップと、図示の右側半分に配置されている光学系109を有するCD及びDVD用の光ピックアップとが一つの光学基台110に載置されている。又、キャリッジ107は、光ピックアップ装置100に備わる複数の案内シャフト106にて、CD及びDVDの直径方向に沿って移動可能に支持される。上述のように図11は、BD用と、CD及びDVD用の光ピックアップとを一体的に形成した光ピックアップ装置100を図示するが、光ピックアップ装置の形態はこれに限定するものではなく、DVD用、CD用、BD用のそれぞれ専用の光ピックアップ装置であってもよいし、これら3種類を任意に組み合わせてなる光ピックアップ装置であってもよい。尚、以下に説明する各実施形態1〜4では、上記光ピックアップ装置100に備わるBD用の光ピックアップを例に採り、その光源部分について説明を行う。しかしながら、以下の各実施形態1〜4の説明は、BD用に限定するものではなく、CD、DVD用にも勿論適用可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置の構成のうち、光源部分の構造を示す斜視図である。簡単のため、光ピックアップ装置を構成する他の部品は、図示を省略する。
図1において、101は、光情報媒体へ波長λ(390nm〜415nm:代表として405nmとする)のレーザ光101cを出射するレーザ光源、111はレーザ光源101を保持し上記光学基台110に取り付けられる光源ホルダである。
レーザ光源101は、好ましくは半導体レーザ光源とすることにより、光ピックアップ及びこれを用いた光情報装置を小型、軽量、低消費電力にできる効果がある。
レーザ光源101は、例えば図2Aに示すように、好ましくは光源101を包囲する光源ホルダ111に、例えば紫外線硬化樹脂のような接着剤を用いて固定するのが良い。これにより、レーザ光源101自身の外形に外的負荷を掛けることないため、製品の信頼性を高められるといった効果がある。
光源ホルダ111は、好ましくはアルミニウムや亜鉛のような金属材料で構成されることにより、光ピックアップに落下衝撃などの外的要因が加わった場合でも、ホルダ自身が変形や破壊を起こしにくいといった効果がある。又、金属材料で構成することで、発熱源である光源101から発した熱が効率よく光源ホルダ111に伝導でき、光源101の放熱性を高めることができる。
光学基台110には、光源ホルダ111を当該基台110に保持し光源ホルダ111を当該基台110に固定する接着剤140が塗布されるとともに、光源101にて発生し光源ホルダ111へ伝導した熱を当該基台110へ伝達する保持部130が備わる。
保持部130は、光源ホルダ111の第1側面115に対して隙間132を介して対向し光源ホルダ111の熱を、接着剤140を介して間接的に基台110へ伝導し放散する壁面130aと、光源ホルダ111の第2側面116に接触し光源ホルダ111の熱を直接に基台110へ伝導し放散する座面130bとを有する。
上述のような構成を有する保持部130の一形態例を図1及び図2Aに示す。この形態では、上記基台110に突設され突出部材の一例に相当するリブ131を、光源ホルダ111を挟むように対向して2つ配置することで形成される収納部にて、保持部130が構成される。この形態において、保持部130が有する壁面130aは、リブ131における、光源ホルダ111の第1側面115に対して隙間132を介して対向する、壁面が相当する。又、保持部130が有する座面130bは、光源ホルダ111の第2側面116に接触する、基台110の外表面が相当する。
上述のような構成を有する保持部130では、光源ホルダ111の第2側面116を保持部130の座面130bに接触させて光源ホルダ111を保持部130に保持した状態において、接着剤140は、隙間132に充填されて第1側面115と壁面130aとに接触して保持部130に光源ホルダ111を固定する。
このように保持部130を設けることで、隙間132に充填された接着剤140にて、光源101付の光源ホルダ111を基台110に固定することができ、さらに、光源ホルダ111は、上記壁面130aと隙間132を介して対向しかつ隣接し、かつ上記座面130bと直接に接触することから、保持部130は、光源ホルダ111の熱を効率よく除去するように作用する。
以下に説明するように、隙間132は、微小な値にてなる空間であるので、光源ホルダ111の第1側面115と保持部130の壁面130aとは対向して近接することになる。よって、上述のように壁面130aを介して基台110への光源ホルダ111の放熱効果を高めることができる。
又、隙間132の大きさは、以下に説明するような根拠に基づき決定されるが、さらに、光源ホルダ111の第1側面115から壁面130aへの放熱性を良好とする観点からも隙間132の大きさを決定することもできる。
保持部130に収納される光源ホルダ111は、光学基台110に対し、上記第2側面116と上記座面130bとの平面で接触しており、図1の上下左右に自由に摺動することで光ピックアップの組み立て時に光軸調整を行うことができる構造となっている。又、上記隙間132は、上述の光軸調整を行った後においても接着剤140が充填可能な大きさを有する。各隙間132の具体値の一例としては、100μm前後から1mm以下である。これらの値は、上記光軸調整に由来するもので、光源101における発光点つまりレーザ素子が少なくとも80μm程度の位置誤差を有すること、及び光源部分の製造上の製作誤差、等から求められる。
上記接着剤140は、例えば紫外線硬化樹脂にてなり、隙間132に充填されることで、少なくともリブ131の側面130aと光源ホルダ111の第1側面115との2面に接して連続して存在しており、光学基台110上のスペースを大きく占有することなく、接触面積を広く取ることができる。よって、光ピックアップに例えば落下衝撃のような外的要因が、図1のX,Y方向に作用した場合でも、光源ホルダ111は、光学基台110に対し位置ずれを生じず、すなわち光源101の位置ずれによる光軸調整後の光軸は、ずれを生じないといった効果がある。又、上記外的要因がZ方向に作用した場合でも、同様に、光源ホルダ111は、光学基台110に対し位置ずれを生じず、いわゆる焦点ズレが発生することもない。尚、上記Z方向とは、光源101から出射されるレーザ光の光軸方向に一致又はほぼ一致する方向である。
また、本実施の形態1において、紫外線硬化樹脂の接着剤140は、リブ131の壁面130aと光源ホルダ111の第1側面115に接しているとしたが、光学基台110や他の部品や、リブ131の他の面や光源ホルダ111の他の面に接していてもよい。又、接着剤140は、図1に示すように、光源ホルダ111の四隅に対応した場所に点在させているが、該態様に限定するものではなく、塗布量の制限を設けなければ例えば隙間132の全領域に充填してもよい。
また、本実施の形態1において、紫外線硬化樹脂の接着剤140(以下、「紫外線硬化樹脂140」と記す場合もある。)を固定用に用いているが、熱硬化樹脂や嫌気性樹脂、湿気硬化樹脂などの、流動性の樹脂に外的要因を加えることで硬化をするような硬化型樹脂であってもよく、また、同様の効果を得られる接着剤であってもよい。さらに、放熱の点から、熱伝導性の高い物質であるのがより好ましい。
また、本実施の形態1において、光学基台110上に形成されたリブ131は、基台110と一体的に成形しているが、これに限定されるものではなく、別の支持部材を光学基台110に対し溶接や接着などの方法で固定される構成であっても、同様の効果が得られる。
また、本実施の形態1において、光源ホルダ111の第2側面116は、光学基台110の座面130bに対し平面で接触しているとしたが、図2B及び図2Cに示すように、点で接触や線で接触や、もしくは接触していなくともよい。尚、これらの接触形態は、面接触に比べて放熱性の点では劣るが、接触面積が小さいことから、光源ホルダ111の光軸調整時における光源ホルダ111の摺動性が良いという利点がある。
又、上記第1側面115は、上述のように保持部130の壁面130aに対向する側面であることから、図2Aに2点鎖線にて記すように例えば、壁面130aを有する突出部材131が光源ホルダ111の高さと同じ高さまで突出するときには、第1側面115は、符号115−3を記した光源ホルダ111の側面までも含む概念である。
又、図1に示すようにリブ131は、直線状に延在するもの、及び一対存在するものに限定されない。例えば図2Dに示すように、光源ホルダ111の第1側面115の外形状に対応した形状にてなり第1側面115を包囲する、例えば円筒形にてなる、リブ131−1を形成してもよい。又、リブ131、131−1を設けることで、基台110の剛性を高めることもでき、衝撃等の外的要因に対する基台110の強度を向上させることができる。
又、以下に説明するように、保持部130を構成する形態は、上記リブ131を設ける方法に限定されるものではない。
即ち、図2Eに示すように、リブ131を形成することなく基台110の外表面に単に凹部133を形成することで保持部130を形成してもよい。この場合、凹部133の底面に相当する面が上記座面130bに対応し、上記底面より立設する凹部133の内面1331が上記壁面130aに対応する。
又、上述の突出部材及び凹部を組み合わせて、図2F及び図2Gに示すように、突出部材131−2と、凹部133とにより保持部130を形成することもできる。ここで突出部材131−2は、光源ホルダ111の全長に渡り延在してもよいし、光源ホルダ111の全長に渡り延在することなく、図示するように光源ホルダ111の一部分のみに対応する形態を採ることもできる。図2F及び図2Gに示す形態では、光源101から出射されるレーザ光101cの光軸101eに直交するX,Y方向の内、Y方向において光源ホルダ111のほぼ中央部分に対応して、光源ホルダ111の左右両側に一箇所ずつ、突出部材131−2を設けている。突出部材131−2は、基台110の外表面110aから突出方向110bに沿って突出する柱部1311と、突出方向110bに直交するX方向に沿って柱部1311から光源ホルダ111側へ延在する腕部1312とを有し、柱部1311及び腕部1312は、基台110と一体的に成形されている。
尚、このように屈曲した形状を有する突出部材131−2及び凹部133にて保持部130を形成するとき、保持部130の壁面130aは、凹部133の内面1331と、柱部1311の壁面1311aと、腕部1312の壁面1312aとによって構成される。又、腕部1312は、光源ホルダ111の一部分を覆うように延在する。一方、光源ホルダ111の上記第1側面115は、上述のように保持部130の壁面130aに対向する側面であることから、この形態では壁面1311a及び壁面1312aに対向する、符号115−1、115−2、115−3を記した光源ホルダ111の側面が上記第1側面115に相当する。
又、突出部材131−2及び凹部133にて保持部130を形成した場合、接着剤140は、図2Gに示すように、突出部材131−2における壁面1311a及び壁面1312aと、これらの壁面に対向する光源ホルダ111の第1側面115との隙間132に設けられる。これに加えてさらに、図1に示すように、凹部133の内面1331と、該内面1331に対向する光源ホルダ111の第1側面115との隙間132にて、例えば光源ホルダ111の四隅に対応して、接着剤40を設けても良い。
上述のように屈曲した形状にてなる突出部材131−2を含み保持部130を形成することで、保持部130の壁面130aの総面積を、リブ131を設けた場合に比べて、より大きくすることができる。したがって、接着剤140の塗布可能面積、及び伝熱に寄与する面積が大きくなることから、保持部130は、より強固に光源ホルダ111を保持することができ、かつ光源ホルダ111の除熱効率をより高めることができる。
又、図2Fに示す形態の変形例の一つとして、図2Hに示すように、2つを超える突出部材131−2を設けた構成を採ることもできる。このとき、光源101の発光点に対して各突出部材131−2を、X,Y方向に対称な位置に配置することで、光源101からの放熱が各方向に均等となり、光源101の温度変化を安定化させることができる。又、各突出部材131−2による接着箇所がX,Y方向に対称な位置に配置され固定点をなすことから、当該光ピックアップ装置の周囲温度の変化により基台110及び光源ホルダ111に伸縮が生じたときでも、発光点に対する固定点の位置ズレがX,Y方向に対称となるので、発光点の位置ズレが生じにくいという効果もある。
又、他の変形例として、図2Iに示すように、突出部材131−2の腕部1312を、光源ホルダ111における、発光側とは逆側の根本部分117に近接する近傍位置1313まで延在させた構成を採ることもできる。ここで、近傍位置1313は、光源ホルダ111から突出部材131−2の腕部1312への熱伝導が可能となるような位置とするのが好ましい。
このような構成を採ることで、光源ホルダ111の第1側面115−1と突出部材131−2の壁面1311aとの隙間132、及び光源ホルダ111の第1側面115−3と突出部材131−2の壁面1312aとの隙間132に接着剤140を設けることができる。又、腕部1312は、光源ホルダ111の根本部分117を接着剤140を介して支持することになる。したがって、図2Gの構成に比べて、より強固に保持部130は光源ホルダ111を保持、固定することができ、かつ保持部130の壁面130aの面積をより大きくすることができ放熱面積をより大きくすることができる。又、発熱部により近い場所から除熱が可能となることから、光源ホルダ111の放熱性をより高めることができるという効果もある。
又、上述では、突出部材131−2及び凹部133にて保持部130を形成する構成を述べたが、他の変形例として、図2Jに示すように、突出部材131−2のみにて保持部130を形成する構成を採っても良い。
また、本実施の形態1において、光源101は光源ホルダ111に保持されているとしたが、図12A、図12B、図13、及び図14に示すように、光源101そのものが、光源101と、光学基台110上に形成された保持部130との空隙132に塗布された紫外線硬化樹脂140によって、基台110に固定される場合でも、同様の効果が得られる。
ここで、図12A、図12B、及び図14では、保持部130は、基台110の外表面に凹部133を設けることで保持部130を形成したものであり、図13では、上述の構成と同様に、基台110にリブ131を設けることで保持部130を形成したものである。又、保持部130は、図12A及び図1に示すように直線状に延在する溝形状に限定されず、光源101又は光源ホルダ111の外形状に対応した形状にてなり、光源101又は光源ホルダ111の外形状を包囲するような形状、例えば図14に示すような円形の凹部形状や、図2Dに示すように円形の突出部材131にて形成される形状等にて形成することもできる。
ここで光源101には、保持部130の壁面130aと隙間132を介して対向し上記第1側面115に対応する、第1側面101aと、保持部130の座面130bと直接に接触し上記第2側面116に対応する、第2側面101bとが備わる。
また、本実施の形態1において、光源101として例えば波長λのレーザ光を出射するレーザ光源としたが、波長はこれ以外の値であってもよく、また半導体レーザ以外の光源であってもよい。
また、本実施の形態1において、光源101は、光源ホルダ111に対し紫外線硬化樹脂を用いた固定としているが、光源101の外形に大きな負荷を掛けない構成であれば、例えば光源ホルダ111に対し光源101をしまりばめで挿入してもよく、すきまばめで挿入し板バネなどの別部品で固定してもよい。
また、本実施の形態1において、光源ホルダ111は、金属材料で構成されるとしたが、PPS(ポリプロスチレン)のような樹脂材料であってもよい。樹脂材で形成することで、金属材料の場合に比べると熱伝導度は良くないが、軽量化を図ることができる。
(実施の形態2)
図3A〜図3Dは、本発明の実施の形態2における光ピックアップ装置の構成のうち、光源部分の構造を示す説明図である。図3A〜図3Dにおいて、図1または図2A等と同じ構成については同じ符号を用い説明を省略する。
上述の実施形態1では、光源ホルダ111は、一つの部材から構成され、設置位置調整のためX,Y方向への移動は可能であるが、光軸のいわゆるあおり調整は行えない構造である。これに対し、当該実施形態2では、光源ホルダは、あおり調整を可能とする構造を有する。
即ち、図3A及び図3Bに示すように、光源ホルダ112は、あおり調整部材の一例に相当する光源あおりホルダ1121と、光軸調整部材の一例に相当する光軸調整ホルダ1122との2部品で構成されている。
光源101は、光源あおりホルダ1121に対し、実施の形態1と同様の方法で固定されており、光源あおりホルダ1121は、光軸調整ホルダ1122に対し揺動可能に接触している。即ち、光源ホルダ112は、光軸調整ホルダ1122のコーン部に、光源あおりホルダ1121の円弧面を嵌め込む構成を有し、上記円弧面は、上記コーン部に対して線接触することから、光源あおりホルダ1121は、光軸調整ホルダ1122に対し揺動可能となる。
このような構成とすることにより、光源101が製作上の発光角の傾きを持っている場合、光源あおりホルダ1121を光軸調整ホルダ1122に対し、θx、θy軸にあおり調整することができるため、光源あおりホルダ1121ごと発光角を所望の角度に調整することができる。この発光角調整後、光軸調整ホルダ1122の第2側面116は、上述した光源ホルダ111と同様に、光学基台110の座面130bに対し面で接触しており、光軸調整ホルダ1122は、図3Aにおける上下左右に自由に摺動することで光ピックアップの組み立て時に光軸調整を行うことができる構造である。光学基台110は、上述のように保持部130を有する。尚、図3A及び図3Bに示す構成では、図1に示す構成と同様に、保持部130の壁面130aを有する、突出部材としてのリブ131が設けられる。又、光学基台110上に形成されたリブ131と光軸調整ホルダ1122との間には微小な空隙132が設けられており、光軸調整後においても空隙132は、上述したように、接着剤140が充填可能な程度の大きさを保つ大きさとなっており、この空隙132に紫外線硬化樹脂140がリブ131の壁面130aと光軸調整ホルダ1122の第1側面115とに接するように塗布されている。尚、符号1123を付した部材は、光源あおりホルダ1121のサポート部材である。
このような構成とすることで、光ピックアップの組み立て時に光源101は、自身の発光角のずれ調整と、光ピックアップの光軸調整を両立しつつ、その調整後では、実施の形態1で示す効果と同様の効果を奏することができる。即ち、光ピックアップに例えば落下衝撃のような外的要因が作用した場合でも、光軸調整ホルダ1122は、光学基台110に対し位置ずれを生じず、すなわち光源101の位置ずれによる光軸調整後の光軸は、ずれを生じないといった効果がある。
又、当該実施形態2においても、上述した図2B〜図2Jに示す変形例の構成を採ることもできる。例えば図3C、図3Dに示す構成は、図2F、図2Iに示す構成に対応する。図3C、図3Dに示す構成では、図2Iに示す構成が奏する効果と同様の効果、つまりより強固に保持部130は光源ホルダ112を保持、固定することができ、かつ保持部130の壁面130aの面積をより大きくすることができ放熱面積をより大きくすることができる。特に、光軸のあおり調整は、BD用の光源にて必要となることから、通常のCD,DVD用の光源に比べて発熱量が大きいBD用の光源から効率良く放熱を行うことは重要である。一方、上述のように光軸調整ホルダ1122に対し光源あおりホルダ1121は、揺動する必要があることから、光源ホルダ112は、光軸調整ホルダ1122のコーン部と光源あおりホルダ1121の円弧面とが接触する構成を有する。よって、光源あおりホルダ1121と光軸調整ホルダ1122とは線接触しているに過ぎず、発熱源である光源101を保持する光源あおりホルダ1121から光軸調整ホルダ1122、ひいては基台110への熱伝導は、良好ではない。
これらの観点から、突出部材131−2の腕部1312を、光源あおりホルダ1121の、発光側とは逆側の根本部分117に近接する近傍位置1313まで延在させ、光源あおりホルダ1121と腕部1312との間に接着剤140を設けた、図3C、図3Dに示す構成は、光源101が直接に接触している光源あおりホルダ1121から腕部1312への伝熱性を向上させることができ、光源101から効率的に除熱が行え、効果的である。ここで上記近傍位置1313は、光源あおりホルダ1121から突出部材131−2の腕部1312への熱伝導が可能となるような位置である。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における光ピックアップの構成のうち、光源部分の構造を示す断面図である。図4において図1等と同じ構成については同じ符号を用い説明を省略する。
本実施の形態3では、光源ホルダ111の第1側面115は、光源側から光学基台側に向かって広がる斜面、換言すると光源101から出射する光101cの光軸101eに沿って光が進行する方向101dに向かい広がる傾斜面115aとして形成されている。光源ホルダ111は、光学基台110に対し、光源ホルダ111の斜面を持つ第1側面115と、光学基台110上に形成されたリブ131との空隙132に塗布された紫外線硬化樹脂140で固定されている。
このような構成とすることで、光ピックアップに例えば落下衝撃のような外的要因、例えば光源ホルダ111を基台110から脱落させようとする力105が作用した場合において、紫外線硬化樹脂140の変形もしくは破壊が起こらなかった場合、光源ホルダ111が光学基台110から外れるためには、傾斜面115aである第1側面115の傾斜方向に起因して、光源ホルダ111自身が変形もしくは破壊されなければならない。よって、光源ホルダ111を金属材料や樹脂材料のように強度の高い材料で構成していれば、光源ホルダ111の光学基台110に対する固定性能を強化することができる効果がある。
また、本実施の形態3において、光源ホルダ111は、実施の形態2と同様、光源あおりホルダ1121と光軸調整ホルダ1122で構成され、光軸調整ホルダ1122の第1側面115に本実施の形態3と同様の斜面を形成してもよい。このような構成とすることで、本実施の形態3においても実施形態1及び実施形態2と同様の効果を得ることができる。
又、当該実施形態3においても、上述した図2B〜図2Jに示す変形例の構成を採ることもできる。
(実施の形態4)
図5A及び図5Bは、本発明の実施の形態4における光ピックアップの構成のうち、光源部分の構造を示す断面図である。図5A及び図5Bにおいて図1等と同じ構成については同じ符号を用い説明を省略する。
本実施の形態4では、光源ホルダ111にレーザ光源101に加えて、光源101の光出射側に光学素子102を一体的に搭載している。当該実施形態4では、光学素子102の一例として、ビーム整形素子を用いている。光源101から出射されるレーザ光101cは、楕円形の遠視野像を形成する。上記ビーム整形素子は、光源101から出射され楕円形状となるレーザ光101cの強度分布をほぼ円形に整形する、ガラス部材にてなる素子であり、当該実施形態4では、当該ビーム整形素子の光入射側面102aは、非円筒面形状にてなり、光出射側面102bは、円筒面形状にてなる。尚、光入射側面102a及び光出射側面102bの形状は、上述の形態に限らず、両面とも円筒面形状又は非円筒面形状であってもよい。
このような構成とすることで、ビーム整形素子102をレーザ光源101の直近に配置することができ、光ピックアップの環境温度変化時に光源ホルダ111が熱膨張した場合でも、レーザ光源101とビーム整形素子102間の距離の変化は、微小で済むといった効果がある。
本実施の形態4においても、基台110は、保持部130を有し、光源ホルダ111と光学基台110とは、光学基台110上に形成されたリブ131と光源ホルダ111間の空隙132に塗布された硬化型樹脂140によって固定されており、実施の形態1と同様の効果を得られている。特に本実施の形態4のように、光源ホルダ111上に、レーザ光源101以外の例えば光学レンズを同時に搭載する場合には、光源ホルダ全体の重量が大きくなり、特に落下衝撃のような外的要因が作用する場合で、光学基台110と光源ホルダ111との固定部に相対的に大きな破壊力がかかる構成においても、光源ホルダ111が光学基台110に対して位置ずれを生じにくいといった効果がある。
又、実施形態1にて説明したように、保持部130を設けたことによる光源101の放熱性が良好になるという効果は、当該実施形態4でも奏することができる。
又、当該実施形態4においても、上述した図2B〜図2J、図3A〜図3D、及び図4に示す変形例の構成を採ることもできる。図5Bは、図3A及び図3Bに示す構成に、光学素子102を追加した構成を図示したものである。
又、上述した実施形態1〜4では、接着剤140は、隙間132からあふれない状態にて塗布している。しかしながら、接着剤140の塗布量を制限しなければ、保持部130に備わる壁面130a、及び光源ホルダ111の第1側面115を乗り越えて隙間132からあふれて存在してもよい。例えば実施形態1の場合を例に採ると、図15に示すように、隙間132から、リブ131の上面131a、及び光源ホルダ111の第1側面115−2まで存在するように、接着剤140を塗布してもよい。
このような塗布量にて接着剤140を設けることで、より強固に保持部130に光源101又は光源付光源ホルダ111を固定することができ、又、光源101又は光源付光源ホルダ111から保持部130つまり基台110への放熱性を高めることができる。
(実施の形態5)
次に、上述の実施形態1〜4のいずれかにおける光ピックアップ装置を用いた、本発明の他の実施形態である光情報装置について、図6を参照して説明する。
図6において、光情報装置150は、上述の実施形態1〜4のいずれかにおける光ピックアップ装置100と、CD及びDVDを含む光情報媒体としての光ディスク7を載置するターンテーブル152a、及び光ディスク7を回転させるモータ152bを有するディスク回転系152と、上記光ピックアップ装置100から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ152b及び光源101の制御及び駆動を行う制御駆動回路153とを備える。尚、光ピックアップ装置100には、上記キャリッジ107を光ディスク7の半径方向に移動させる駆動装置151が備わる。
このように構成される光情報装置150において、光ディスク7は、ターンテーブル152aに乗せられ、モータ152bによって回転される。光ピックアップ装置100は、上記光ディスク7の所望の情報が存在するトラックのところまで、光ピックアップの駆動装置151によって粗動される。
上記光ピックアップ装置100は、また、光ディスク7との位置関係に対応して、フォーカスエラー(焦点誤差)信号やトラッキングエラー信号を制御駆動回路153へ送る。制御駆動回路153は、このフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に対応して、光ピックアップ装置100へ、当該光ピックアップ装置100のキャリッジ107に搭載されている対物レンズを微動させるための信号を送る。この対物レンズ移動信号によって、上記光ピックアップ装置100は、上記光ディスク7に対してフォーカス制御と、トラッキング制御を行う。よって、上記光ピックアップ装置100は、光ディスク7から情報の読みだし、さらに光ディスク7への情報の書き込み(記録)や消去を行うことができる。
尚、当該光情報装置150は、BD用の光ピックアップと、CD及びDVD用の光ピックアップとを一体的に形成した光ピックアップ装置100を備えるが、DVD用、CD用、BD用のそれぞれ専用の光ピックアップ装置を備えた光情報装置150であってもよいし、これら3種類を任意に組み合わせてなる光ピックアップ装置を備えた光情報装置150であってもよい。
以下には、上記実施形態5にて説明した光情報装置150を備えた光情報記録再生装置における種々の形態について説明する。上述の実施の形態5の光情報装置150を具備した、あるいは、上述の記録・再生方法を採用したコンピュータや、光ディスクプレーヤ、光ディスクレコーダは、異なる種類の光ディスクを安定に記録あるいは再生できるので、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。尚、当該光情報記録再生装置は、必ずしも情報の記録及び再生を行わなくても良く、少なくとも情報の再生が可能な装置であればよい。
(実施の形態6)
上記光情報記録再生装置の一例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した、コンピュータシステムの実施の形態を示す。
図7において、コンピュータシステム160は、実施の形態5の光情報装置150と、情報の入力を行うためのキーボードあるいはマウス、タッチパネルなどを有する入力装置161と、該入力装置161から入力された情報や、上記光情報装置150から読み出した情報などに基づいて演算を行う中央演算装置(CPU)などの演算装置162と、該演算装置162によって演算された結果などの情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置163を備える。尚、当該コンピュータシステム160において、上記入力装置161は必須の構成部分ではない。
(実施の形態7)
上記光情報記録再生装置の他の例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した、光ディスクプレーヤの実施の形態について図8を用いて説明する。
図8において、光ディスクプレーヤ170は、実施の形態5の光情報装置150と、該光情報装置150から得られる光ディスク7の情報信号を画像に変換する、情報から画像への変換装置、例えばデコーダー171とを有する。また、本構成は、カーナビゲーションシステムとしても利用できる。また、液晶モニターなどの表示装置172を加えた形態も可能である。
(実施の形態8)
上記光情報記録再生装置の他の例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した光ディスクレコーダの実施の形態について、図9を参照して以下に説明する。
図9において、光ディスクレコーダ175は、実施の形態5の光情報装置150と、画像情報を、上記光情報装置150によって光ディスク7へ記録する情報に変換する、画像から情報への変換装置、例えばエンコーダー176とを有する。望ましくは、上記光情報装置150から得られる、光ディスク7の情報信号を画像に変換する、情報から画像への変換装置、例えばデコーダー177も有することにより、光ディスク7において既に記録した部分を再生することも可能となる。又、記録する、あるいは再生した情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置178を備えてもよい。
(実施の形態9)
上記光情報記録再生装置の他の例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した情報サーバーについて、図10を参照して以下に説明する。
図10において、情報サーバー180は、実施の形態5に記した光情報装置150と、入出力端子181とを備える。入出力端子181は、ネットワーク182に接続され、光情報装置150を介して光ディスク7に記録する情報を取り込む、又は、光情報装置150によって光ディスク7から読み出した情報をネットワーク182に出力する、有線または無線用の入出力端子である。これによって、情報サーバー180は、ネットワーク182、すなわち、複数の機器、例えば、コンピュータ、電話、テレビチュウナー、などと情報をやりとりし、これら複数の機器から共有の情報サーバ、つまり光ディスクサーバとして利用することが可能となる。光情報装置150がBD用の光ピックアップ、並びに、CD及びDVD用の光ピックアップを備えた場合には、当該情報サーバー180は、異なる種類の光ディスク7を安定に記録あるいは再生できるので、広い用途に使用できる効果を有するものとなる。情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置163を備えてもよい。又、情報の入力を行うためのキーボードあるいはマウス、タッチパネルなどを有する入力装置161を備えることもできる。
さらに、複数の光ディスク7を光情報装置150に出し入れするチェンジャー183を具備することにより、多くの情報を記録・蓄積できる効果を得ることができる。
なお、上述の実施の形態6〜9において、図7〜図10には出力装置163、178や液晶モニター172を示したが、出力端子を備えて、出力装置163、178や液晶モニター172は持たず、別売りとする商品形態があり得ることはいうまでもない。また、図8と図9には、入力装置は図示していないが、キーボードやタッチパネル、マウス、リモートコントロール装置など入力装置を具備した商品形態も可能である。逆に、上述の実施の形態6〜9において、入力装置は別売りとして、入力端子のみを持った形態も可能である。
尚、上述した各実施形態1〜9を適宜組み合わせることで、光ピックアップ装置、光情報装置、及び光情報記録再生装置を構成することもできる。
明細書、特許請求の範囲、図面、要約書を含む2005年4月28日に出願された日本特許出願第2005−131957号に開示されたものの総ては、参考としてここに総て取り込まれるものである。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明は、光ピックアップにより光情報記録媒体に光を照射して情報の記録及び/または再生を行う光情報記録再生装置に関するものであり、光ディスクを利用するコンピュータからAV機器まで、幅広い産業分野で利用することができ、その産業上の利用可能性は非常に広く且つ大きい。
本発明は、光ディスクとの間で少なくとも情報の読み取りが可能な光ピックアップ装置、該光ピックアップ装置を有する光情報装置、及び該光情報装置を有する光情報記録再生装置に関する。
ディジタルオーディオや画像、動画、コンピュータ等で作成された文書ファイルやデータファイルを記録、保存するための記録媒体は、多種多様だが、その一つに光ディスクがある。中でもDVD(Digital Versatile Disk)は、従来のCD(Compact Disc)と比較して高密度かつ大容量にて情報を記録することが可能であり、録画機の分野においても、現在主流であるVTR(Video Tape Recorder)に替わる媒体として普及しつつある。さらに近年、青紫色半導体レーザを用い、記録密度をより一層高めた次世代の光ディスクの研究が各所で進められており、早期の登場が期待されている。また、これらの光ディスクに対して、データの記録・再生を行うためには、光ピックアップ装置が必要である。
図16に従来の光ピックアップ装置30に備わる光学系の構成例を示す。光ピックアップ装置30は、例えば半導体レーザ等を有する光源1と、例えばフォトダイオード等を有する光検出器9とを具備し、光源1から発射された光ビーム20は、ビーム整形素子2によりビーム整形され、ビームスプリッタ3を通りコリメートレンズ4により平行光に変換され、立上げミラー5により光軸を折り曲げられ、集光レンズ6により光ディスク7上の情報記録面7aに集光する。光ディスク7の情報記録面7a上で反射した光は、逆の経路をたどり、コリメートレンズ4により集光され、ビームスプリッタ3により反射され、光検出器9上に集光する。この光検出器9で光情報を電気信号に変換することにより、光ディスク7に記録されている情報を電気信号として読み取ることが出来る。
また光源1の発光点位置と、コリメートレンズ4の光学的中心点を結ぶ直線を光軸21と呼び、この光軸21が集光レンズ6の光学的中心点を通るよう、各々の部品は配置されている。そのため、光ピックアップ装置30の組み立てに際しては発光点位置すなわち光源1の位置調整による光軸調整が必須であり、かつ調整後に光源1は位置ずれを起こしにくい構造が必須である。
光軸調整後の光源1の固定方法としては、特開2003−132570号公報に開示され図17に示すように、光源1の部材であり光源1を保持するホルダ部材31を板バネ32で光学基台30に固定する方法や、特開2005−32314号公報や実用新案登録第3098794号公報に開示され図18に示すように、光源1を保持するホルダ部材33を光学基台34に紫外線硬化樹脂35を用いて固定する方法が一般的である。
特開2003−132570号公報 特開2005−32314号公報 実用新案登録第3098794号公報
しかしながら、従来例の図17に示すような光源ホルダ部材31を光学基台30に板バネ32で固定する方法では、板バネ32を光学基台30に固定するための機構が必要となり、すなわち光源ホルダ部材31の近傍に大きなスペースが必要となる。これにより光ピックアップ装置が小型化しにくくなるという課題がある。また、この方法では、固定補助部品として板バネ32が必要なため、光ピックアップ装置を構成する部品点数が増えてしまうという課題もある。
また、従来例の図18に示すような紫外線硬化樹脂35を用いて光源ホルダ部材33を光学基台34に固定する方法では、落下衝撃など外的要因が加わった場合に、光源ホルダ部材33にて支持される光源1が光学基台34に対して位置ずれを起こしたり、光学基台34からのホルダ部材33の脱落が発生するという課題がある。図19を参照して説明すると、光学基台34と光源ホルダ部材33とは、光源ホルダ部材33の裏面33aと光学基台34との間に紫外線硬化樹脂35を設けて固定されている。よって、上記落下衝撃等により、光源ホルダ部材33に例えばY方向(紙面を貫通する方向)に力が作用した場合、光源ホルダ部材33の裏面33aと紫外線硬化樹脂35との接着面35a部分のみに剪断力が作用することになり、接着面35aで剥離し易く、よって光源ホルダ部材33の固定力が弱いという課題がある。
さらにまた、近年では光ディスクに対して、より高速にて情報の読み取りさらには書き込みが可能となるように、赤色のレーザ光源における高出力化が進められたり、より大容量の情報の読み書きが可能となるようにレーザ光の短波長化、つまり青色レーザ光の採用が進められたりしている。これに伴い、レーザ光源における発熱量が従来に比べて大きくなってきている。許容を超える発熱は、発光及び照射光の安定性に影響することから、光ピックアップ装置におけるレーザ光源の除熱を行うことも重要な課題になってきている。
本発明では上記課題を解決し、光ピックアップ装置の小型化・少部品点数化を達成しつつも、落下衝撃などの外的要因に対しても耐久性が高く、さらに光源の放熱性が良い光ピックアップ装置、及び該光ピックアップ装置を備えた光情報装置、及び該光情報装置を備えた光情報記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の光ピックアップ装置は、基台と、上記基台に取り付けられ光情報媒体へ照射する光を出射する光源とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、
上記基台は、上記光源を保持し該光源を当該基台に固定する接着剤が塗布され、かつ上記光源にて発生した熱を当該基台へ伝達する保持部を有し、
上記保持部は、上記光源の第1側面に対して隙間を介して対向し上記熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面と、上記光源の第2側面に接触し上記熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面とを有し、
上記光源の上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源を上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源を固定する。
又、本発明の第2態様の光ピックアップ装置は、基台と、光情報媒体へ照射する光を出射する光源を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダとを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、
上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部を有し、
上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面に対して隙間を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面と、上記光源ホルダの第2側面に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面とを有し、
上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する。
上記第2態様において、上記保持部は、上記基台に突設され上記壁面を有する突出部材を有することもできる。
上記第2態様において、上記突出部材は、突出方向に沿って上記基台から突出する柱部と、上記突出方向に直交する直交方向に沿って上記柱部から上記光源ホルダ側へ延在する腕部とを有することもできる。
上記第2態様において、上記光源ホルダが光軸調整部材及びあおり調整部材を有する構成において、上記腕部は、上記あおり調整部材から当該腕部への熱伝導が可能となる上記あおり調整部材の近傍位置まで延在することもできる。
上記第2態様において、上記保持部は、上記基台に形成され上記壁面及び上記座面を有する凹部にて形成することもできる。
上記第2態様において、上記保持部は、上記基台に突設する突出部材及び上記基台に形成した凹部にて形成することもできる。
上記第2態様において、上記隙間は、上記光源を保持した上記光源ホルダの取付位置調整後においても、上記接着剤の充填を可能とする大きさを有することもできる。
上記第2態様において、上記第1側面は、上記光源から出射する光の光軸に沿って光が進行する方向に向かい広がる傾斜面にてなり、上記第2側面は、上記光の進行方向に直交若しくはほぼ直交する方向に延在する平面であってもよい。
上記第2態様において、上記光源を保持した上記光源ホルダは、上記光源の光出射側に光学素子を有することもできる。
上記第2態様において、上記光学素子は、光の入射側及び出射側が円筒面若しくは非円筒面でガラス部材にてなるビーム整形素子であってもよい。
上記第2態様において、上記光源ホルダは金属材料で構成することもできる。
上記第2態様において、上記接着剤は硬化型樹脂で構成することもできる。
さらに、本発明の第3態様の光情報装置は、上記第1態様又は上記第2態様における光ピックアップ装置と、
上記光情報媒体を回転するモータと、
上記光ピックアップ装置から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ及び光源素子の制御及び駆動を行う制御駆動回路と、を備えた。
さらに本発明の第4態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
上記光情報装置から得られた情報に基づいて演算を行う演算装置と、
上記光情報装置から得られた情報、及び上記演算装置による演算結果を出力する出力部と、を備えた。
このように構成される第4態様の光情報記録再生装置は、コンピュータシステムを構成することができる。
さらに本発明の第5態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
上記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する、情報から画像へのデコーダーとを備えた。
このように構成される第5態様の光情報記録再生装置は、光情報媒体プレーヤを構成することができる。
上記第5態様において、上記光情報記録再生装置はカーナビゲーションシステムであってもよい。
さらに本発明の第6態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
上記光情報装置により光情報媒体へ記録可能な情報に画像情報を変換する、画像から情報へのデコーダーと、を備えた。
このように構成される第6態様の光情報記録再生装置は、光情報媒体レコーダを構成することができる。
さらに本発明の第7態様の光情報記録再生装置は、上記第3態様の光情報装置と、
外部装置との情報交換を行うための入出力端子と、を備えた。
このように構成される第7態様の光情報記録再生装置は、光ディスクサーバーを構成することができる。
本発明の第1態様及び第2態様における光ピックアップ装置によれば、基台は保持部を有することから、板バネのような補助部品を使用せずに光源又は光源ホルダを基台に固定することができ、光ピックアップ装置を小型化できるといった効果がある。また、光学基台上に形成された保持部と、光源及び光源ホルダとの空隙に、例えば紫外線硬化樹脂の接着剤を塗布することから、小さなスペースで光学基台と、光源及び光源ホルダとへの接着剤の接触面積を大きくすることが出来る。すなわち光学基台への光源及び光源ホルダの固定強度を高められるため、落下衝撃などの外的要因に対して耐久性を高めることが出来るといった効果がある。
又、上記保持部は、壁面及び座面を有することから、光学素子及び光源ホルダにて発生した熱を効果的に基台へ伝導し放散することができる。
又、本発明の第3態様の光情報装置、第4態様から第7態様における光情報記録再生装置では、上述した光ピックアップ装置を有することから、従来に比べて耐久性、及び光源部分の放熱性が優れた装置を提供することが可能である。
以下に本発明の実施形態である光ピックアップ装置、光情報装置、及び光情報記録再生装置について、図面を参照しながら説明する。尚、各図において、同じ構成部分については同じ符号を付している。
上記実施形態における光ピックアップ装置は、光情報媒体の一例であるCD及びDVDとの間で少なくとも情報の読み取りを行う、好ましくは情報の読み書きを行う装置である。該光ピックアップ装置による情報の再生及び記録動作については、上述した従来の光ピックアップ装置30にて行われる動作に同じであり、ここでの説明は省略する。尚、図11には、上述のような光ピックアップ装置の一例における主要部分である、いわゆるキャリッジ107の部分を図示している。該キャリッジ107には、青色レーザを使用し図示の左側半分に配置されている光学系108を有するBD(ブルーレイディスク)用の光ピックアップと、図示の右側半分に配置されている光学系109を有するCD及びDVD用の光ピックアップとが一つの光学基台110に載置されている。又、キャリッジ107は、光ピックアップ装置100に備わる複数の案内シャフト106にて、CD及びDVDの直径方向に沿って移動可能に支持される。上述のように図11は、BD用と、CD及びDVD用の光ピックアップとを一体的に形成した光ピックアップ装置100を図示するが、光ピックアップ装置の形態はこれに限定するものではなく、DVD用、CD用、BD用のそれぞれ専用の光ピックアップ装置であってもよいし、これら3種類を任意に組み合わせてなる光ピックアップ装置であってもよい。尚、以下に説明する各実施形態1〜4では、上記光ピックアップ装置100に備わるBD用の光ピックアップを例に採り、その光源部分について説明を行う。しかしながら、以下の各実施形態1〜4の説明は、BD用に限定するものではなく、CD、DVD用にも勿論適用可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置の構成のうち、光源部分の構造を示す斜視図である。簡単のため、光ピックアップ装置を構成する他の部品は、図示を省略する。
図1において、101は、光情報媒体へ波長λ(390nm〜415nm:代表として405nmとする)のレーザ光101cを出射するレーザ光源、111はレーザ光源101を保持し上記光学基台110に取り付けられる光源ホルダである。
レーザ光源101は、好ましくは半導体レーザ光源とすることにより、光ピックアップ及びこれを用いた光情報装置を小型、軽量、低消費電力にできる効果がある。
レーザ光源101は、例えば図2Aに示すように、好ましくは光源101を包囲する光源ホルダ111に、例えば紫外線硬化樹脂のような接着剤を用いて固定するのが良い。これにより、レーザ光源101自身の外形に外的負荷を掛けることないため、製品の信頼性を高められるといった効果がある。
光源ホルダ111は、好ましくはアルミニウムや亜鉛のような金属材料で構成されることにより、光ピックアップに落下衝撃などの外的要因が加わった場合でも、ホルダ自身が変形や破壊を起こしにくいといった効果がある。又、金属材料で構成することで、発熱源である光源101から発した熱が効率よく光源ホルダ111に伝導でき、光源101の放熱性を高めることができる。
光学基台110には、光源ホルダ111を当該基台110に保持し光源ホルダ111を当該基台110に固定する接着剤140が塗布されるとともに、光源101にて発生し光源ホルダ111へ伝導した熱を当該基台110へ伝達する保持部130が備わる。
保持部130は、光源ホルダ111の第1側面115に対して隙間132を介して対向し光源ホルダ111の熱を、接着剤140を介して間接的に基台110へ伝導し放散する壁面130aと、光源ホルダ111の第2側面116に接触し光源ホルダ111の熱を直接に基台110へ伝導し放散する座面130bとを有する。
上述のような構成を有する保持部130の一形態例を図1及び図2Aに示す。この形態では、上記基台110に突設され突出部材の一例に相当するリブ131を、光源ホルダ111を挟むように対向して2つ配置することで形成される収納部にて、保持部130が構成される。この形態において、保持部130が有する壁面130aは、リブ131における、光源ホルダ111の第1側面115に対して隙間132を介して対向する、壁面が相当する。又、保持部130が有する座面130bは、光源ホルダ111の第2側面116に接触する、基台110の外表面が相当する。
上述のような構成を有する保持部130では、光源ホルダ111の第2側面116を保持部130の座面130bに接触させて光源ホルダ111を保持部130に保持した状態において、接着剤140は、隙間132に充填されて第1側面115と壁面130aとに接触して保持部130に光源ホルダ111を固定する。
このように保持部130を設けることで、隙間132に充填された接着剤140にて、光源101付の光源ホルダ111を基台110に固定することができ、さらに、光源ホルダ111は、上記壁面130aと隙間132を介して対向しかつ隣接し、かつ上記座面130bと直接に接触することから、保持部130は、光源ホルダ111の熱を効率よく除去するように作用する。
以下に説明するように、隙間132は、微小な値にてなる空間であるので、光源ホルダ111の第1側面115と保持部130の壁面130aとは対向して近接することになる。よって、上述のように壁面130aを介して基台110への光源ホルダ111の放熱効果を高めることができる。
又、隙間132の大きさは、以下に説明するような根拠に基づき決定されるが、さらに、光源ホルダ111の第1側面115から壁面130aへの放熱性を良好とする観点からも隙間132の大きさを決定することもできる。
保持部130に収納される光源ホルダ111は、光学基台110に対し、上記第2側面116と上記座面130bとの平面で接触しており、図1の上下左右に自由に摺動することで光ピックアップの組み立て時に光軸調整を行うことができる構造となっている。又、上記隙間132は、上述の光軸調整を行った後においても接着剤140が充填可能な大きさを有する。各隙間132の具体値の一例としては、100μm前後から1mm以下である。これらの値は、上記光軸調整に由来するもので、光源101における発光点つまりレーザ素子が少なくとも80μm程度の位置誤差を有すること、及び光源部分の製造上の製作誤差、等から求められる。
上記接着剤140は、例えば紫外線硬化樹脂にてなり、隙間132に充填されることで、少なくともリブ131の側面130aと光源ホルダ111の第1側面115との2面に接して連続して存在しており、光学基台110上のスペースを大きく占有することなく、接触面積を広く取ることができる。よって、光ピックアップに例えば落下衝撃のような外的要因が、図1のX,Y方向に作用した場合でも、光源ホルダ111は、光学基台110に対し位置ずれを生じず、すなわち光源101の位置ずれによる光軸調整後の光軸は、ずれを生じないといった効果がある。又、上記外的要因がZ方向に作用した場合でも、同様に、光源ホルダ111は、光学基台110に対し位置ずれを生じず、いわゆる焦点ズレが発生することもない。尚、上記Z方向とは、光源101から出射されるレーザ光の光軸方向に一致又はほぼ一致する方向である。
また、本実施の形態1において、紫外線硬化樹脂の接着剤140は、リブ131の壁面130aと光源ホルダ111の第1側面115に接しているとしたが、光学基台110や他の部品や、リブ131の他の面や光源ホルダ111の他の面に接していてもよい。又、接着剤140は、図1に示すように、光源ホルダ111の四隅に対応した場所に点在させているが、該態様に限定するものではなく、塗布量の制限を設けなければ例えば隙間132の全領域に充填してもよい。
また、本実施の形態1において、紫外線硬化樹脂の接着剤140(以下、「紫外線硬化樹脂140」と記す場合もある。)を固定用に用いているが、熱硬化樹脂や嫌気性樹脂、湿気硬化樹脂などの、流動性の樹脂に外的要因を加えることで硬化をするような硬化型樹脂であってもよく、また、同様の効果を得られる接着剤であってもよい。さらに、放熱の点から、熱伝導性の高い物質であるのがより好ましい。
また、本実施の形態1において、光学基台110上に形成されたリブ131は、基台110と一体的に成形しているが、これに限定されるものではなく、別の支持部材を光学基台110に対し溶接や接着などの方法で固定される構成であっても、同様の効果が得られる。
また、本実施の形態1において、光源ホルダ111の第2側面116は、光学基台110の座面130bに対し平面で接触しているとしたが、図2B及び図2Cに示すように、点で接触や線で接触や、もしくは接触していなくともよい。尚、これらの接触形態は、面接触に比べて放熱性の点では劣るが、接触面積が小さいことから、光源ホルダ111の光軸調整時における光源ホルダ111の摺動性が良いという利点がある。
又、上記第1側面115は、上述のように保持部130の壁面130aに対向する側面であることから、図2Aに2点鎖線にて記すように例えば、壁面130aを有する突出部材131が光源ホルダ111の高さと同じ高さまで突出するときには、第1側面115は、符号115−3を記した光源ホルダ111の側面までも含む概念である。
又、図1に示すようにリブ131は、直線状に延在するもの、及び一対存在するものに限定されない。例えば図2Dに示すように、光源ホルダ111の第1側面115の外形状に対応した形状にてなり第1側面115を包囲する、例えば円筒形にてなる、リブ131−1を形成してもよい。又、リブ131、131−1を設けることで、基台110の剛性を高めることもでき、衝撃等の外的要因に対する基台110の強度を向上させることができる。
又、以下に説明するように、保持部130を構成する形態は、上記リブ131を設ける方法に限定されるものではない。
即ち、図2Eに示すように、リブ131を形成することなく基台110の外表面に単に凹部133を形成することで保持部130を形成してもよい。この場合、凹部133の底面に相当する面が上記座面130bに対応し、上記底面より立設する凹部133の内面1331が上記壁面130aに対応する。
又、上述の突出部材及び凹部を組み合わせて、図2F及び図2Gに示すように、突出部材131−2と、凹部133とにより保持部130を形成することもできる。ここで突出部材131−2は、光源ホルダ111の全長に渡り延在してもよいし、光源ホルダ111の全長に渡り延在することなく、図示するように光源ホルダ111の一部分のみに対応する形態を採ることもできる。図2F及び図2Gに示す形態では、光源101から出射されるレーザ光101cの光軸101eに直交するX,Y方向の内、Y方向において光源ホルダ111のほぼ中央部分に対応して、光源ホルダ111の左右両側に一箇所ずつ、突出部材131−2を設けている。突出部材131−2は、基台110の外表面110aから突出方向110bに沿って突出する柱部1311と、突出方向110bに直交するX方向に沿って柱部1311から光源ホルダ111側へ延在する腕部1312とを有し、柱部1311及び腕部1312は、基台110と一体的に成形されている。
尚、このように屈曲した形状を有する突出部材131−2及び凹部133にて保持部130を形成するとき、保持部130の壁面130aは、凹部133の内面1331と、柱部1311の壁面1311aと、腕部1312の壁面1312aとによって構成される。又、腕部1312は、光源ホルダ111の一部分を覆うように延在する。一方、光源ホルダ111の上記第1側面115は、上述のように保持部130の壁面130aに対向する側面であることから、この形態では壁面1311a及び壁面1312aに対向する、符号115−1、115−2、115−3を記した光源ホルダ111の側面が上記第1側面115に相当する。
又、突出部材131−2及び凹部133にて保持部130を形成した場合、接着剤140は、図2Gに示すように、突出部材131−2における壁面1311a及び壁面1312aと、これらの壁面に対向する光源ホルダ111の第1側面115との隙間132に設けられる。これに加えてさらに、図1に示すように、凹部133の内面1331と、該内面1331に対向する光源ホルダ111の第1側面115との隙間132にて、例えば光源ホルダ111の四隅に対応して、接着剤140を設けても良い。
上述のように屈曲した形状にてなる突出部材131−2を含み保持部130を形成することで、保持部130の壁面130aの総面積を、リブ131を設けた場合に比べて、より大きくすることができる。したがって、接着剤140の塗布可能面積、及び伝熱に寄与する面積が大きくなることから、保持部130は、より強固に光源ホルダ111を保持することができ、かつ光源ホルダ111の除熱効率をより高めることができる。
又、図2Fに示す形態の変形例の一つとして、図2Hに示すように、2つを超える突出部材131−2を設けた構成を採ることもできる。このとき、光源101の発光点に対して各突出部材131−2を、X,Y方向に対称な位置に配置することで、光源101からの放熱が各方向に均等となり、光源101の温度変化を安定化させることができる。又、各突出部材131−2による接着箇所がX,Y方向に対称な位置に配置され固定点をなすことから、当該光ピックアップ装置の周囲温度の変化により基台110及び光源ホルダ111に伸縮が生じたときでも、発光点に対する固定点の位置ズレがX,Y方向に対称となるので、発光点の位置ズレが生じにくいという効果もある。
又、他の変形例として、図2Iに示すように、突出部材131−2の腕部1312を、光源ホルダ111における、発光側とは逆側の根本部分117に近接する近傍位置1313まで延在させた構成を採ることもできる。ここで、近傍位置1313は、光源ホルダ111から突出部材131−2の腕部1312への熱伝導が可能となるような位置とするのが好ましい。
このような構成を採ることで、光源ホルダ111の第1側面115−1と突出部材131−2の壁面1311aとの隙間132、及び光源ホルダ111の第1側面115−3と突出部材131−2の壁面1312aとの隙間132に接着剤140を設けることができる。又、腕部1312は、光源ホルダ111の根本部分117を接着剤140を介して支持することになる。したがって、図2Gの構成に比べて、より強固に保持部130は光源ホルダ111を保持、固定することができ、かつ保持部130の壁面130aの面積をより大きくすることができ放熱面積をより大きくすることができる。又、発熱部により近い場所から除熱が可能となることから、光源ホルダ111の放熱性をより高めることができるという効果もある。
又、上述では、突出部材131−2及び凹部133にて保持部130を形成する構成を述べたが、他の変形例として、図2Jに示すように、突出部材131−2のみにて保持部130を形成する構成を採っても良い。
また、本実施の形態1において、光源101は光源ホルダ111に保持されているとしたが、図12A、図12B、図13、及び図14に示すように、光源101そのものが、光源101と、光学基台110上に形成された保持部130との空隙132に塗布された紫外線硬化樹脂140によって、基台110に固定される場合でも、同様の効果が得られる。
ここで、図12A、図12B、及び図14では、保持部130は、基台110の外表面に凹部133を設けることで保持部130を形成したものであり、図13では、上述の構成と同様に、基台110にリブ131を設けることで保持部130を形成したものである。又、保持部130は、図12A及び図1に示すように直線状に延在する溝形状に限定されず、光源101又は光源ホルダ111の外形状に対応した形状にてなり、光源101又は光源ホルダ111の外形状を包囲するような形状、例えば図14に示すような円形の凹部形状や、図2Dに示すように円形の突出部材131にて形成される形状等にて形成することもできる。
ここで光源101には、保持部130の壁面130aと隙間132を介して対向し上記第1側面115に対応する、第1側面101aと、保持部130の座面130bと直接に接触し上記第2側面116に対応する、第2側面101bとが備わる。
また、本実施の形態1において、光源101として例えば波長λのレーザ光を出射するレーザ光源としたが、波長はこれ以外の値であってもよく、また半導体レーザ以外の光源であってもよい。
また、本実施の形態1において、光源101は、光源ホルダ111に対し紫外線硬化樹脂を用いた固定としているが、光源101の外形に大きな負荷を掛けない構成であれば、例えば光源ホルダ111に対し光源101をしまりばめで挿入してもよく、すきまばめで挿入し板バネなどの別部品で固定してもよい。
また、本実施の形態1において、光源ホルダ111は、金属材料で構成されるとしたが、PPS(ポリプロスチレン)のような樹脂材料であってもよい。樹脂材で形成することで、金属材料の場合に比べると熱伝導度は良くないが、軽量化を図ることができる。
(実施の形態2)
図3A〜図3Dは、本発明の実施の形態2における光ピックアップ装置の構成のうち、光源部分の構造を示す説明図である。図3A〜図3Dにおいて、図1または図2A等と同じ構成については同じ符号を用い説明を省略する。
上述の実施形態1では、光源ホルダ111は、一つの部材から構成され、設置位置調整のためX,Y方向への移動は可能であるが、光軸のいわゆるあおり調整は行えない構造である。これに対し、当該実施形態2では、光源ホルダは、あおり調整を可能とする構造を有する。
即ち、図3A及び図3Bに示すように、光源ホルダ112は、あおり調整部材の一例に相当する光源あおりホルダ1121と、光軸調整部材の一例に相当する光軸調整ホルダ1122との2部品で構成されている。
光源101は、光源あおりホルダ1121に対し、実施の形態1と同様の方法で固定されており、光源あおりホルダ1121は、光軸調整ホルダ1122に対し揺動可能に接触している。即ち、光源ホルダ112は、光軸調整ホルダ1122のコーン部に、光源あおりホルダ1121の円弧面を嵌め込む構成を有し、上記円弧面は、上記コーン部に対して線接触することから、光源あおりホルダ1121は、光軸調整ホルダ1122に対し揺動可能となる。
このような構成とすることにより、光源101が製作上の発光角の傾きを持っている場合、光源あおりホルダ1121を光軸調整ホルダ1122に対し、θx、θy軸にあおり調整することができるため、光源あおりホルダ1121ごと発光角を所望の角度に調整することができる。この発光角調整後、光軸調整ホルダ1122の第2側面116は、上述した光源ホルダ111と同様に、光学基台110の座面130bに対し面で接触しており、光軸調整ホルダ1122は、図3Aにおける上下左右に自由に摺動することで光ピックアップの組み立て時に光軸調整を行うことができる構造である。光学基台110は、上述のように保持部130を有する。尚、図3A及び図3Bに示す構成では、図1に示す構成と同様に、保持部130の壁面130aを有する、突出部材としてのリブ131が設けられる。又、光学基台110上に形成されたリブ131と光軸調整ホルダ1122との間には微小な空隙132が設けられており、光軸調整後においても空隙132は、上述したように、接着剤140が充填可能な程度の大きさを保つ大きさとなっており、この空隙132に紫外線硬化樹脂140がリブ131の壁面130aと光軸調整ホルダ1122の第1側面115とに接するように塗布されている。尚、符号1123を付した部材は、光源あおりホルダ1121のサポート部材である。
このような構成とすることで、光ピックアップの組み立て時に光源101は、自身の発光角のずれ調整と、光ピックアップの光軸調整を両立しつつ、その調整後では、実施の形態1で示す効果と同様の効果を奏することができる。即ち、光ピックアップに例えば落下衝撃のような外的要因が作用した場合でも、光軸調整ホルダ1122は、光学基台110に対し位置ずれを生じず、すなわち光源101の位置ずれによる光軸調整後の光軸は、ずれを生じないといった効果がある。
又、当該実施形態2においても、上述した図2B〜図2Jに示す変形例の構成を採ることもできる。例えば図3C、図3Dに示す構成は、図2F、図2Iに示す構成に対応する。図3C、図3Dに示す構成では、図2Iに示す構成が奏する効果と同様の効果、つまりより強固に保持部130は光源ホルダ112を保持、固定することができ、かつ保持部130の壁面130aの面積をより大きくすることができ放熱面積をより大きくすることができる。特に、光軸のあおり調整は、BD用の光源にて必要となることから、通常のCD,DVD用の光源に比べて発熱量が大きいBD用の光源から効率良く放熱を行うことは重要である。一方、上述のように光軸調整ホルダ1122に対し光源あおりホルダ1121は、揺動する必要があることから、光源ホルダ112は、光軸調整ホルダ1122のコーン部と光源あおりホルダ1121の円弧面とが接触する構成を有する。よって、光源あおりホルダ1121と光軸調整ホルダ1122とは線接触しているに過ぎず、発熱源である光源101を保持する光源あおりホルダ1121から光軸調整ホルダ1122、ひいては基台110への熱伝導は、良好ではない。
これらの観点から、突出部材131−2の腕部1312を、光源あおりホルダ1121の、発光側とは逆側の根本部分117に近接する近傍位置1313まで延在させ、光源あおりホルダ1121と腕部1312との間に接着剤140を設けた、図3C、図3Dに示す構成は、光源101が直接に接触している光源あおりホルダ1121から腕部1312への伝熱性を向上させることができ、光源101から効率的に除熱が行え、効果的である。ここで上記近傍位置1313は、光源あおりホルダ1121から突出部材131−2の腕部1312への熱伝導が可能となるような位置である。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における光ピックアップの構成のうち、光源部分の構造を示す断面図である。図4において図1等と同じ構成については同じ符号を用い説明を省略する。
本実施の形態3では、光源ホルダ111の第1側面115は、光源側から光学基台側に向かって広がる斜面、換言すると光源101から出射する光101cの光軸101eに沿って光が進行する方向101dに向かい広がる傾斜面115aとして形成されている。光源ホルダ111は、光学基台110に対し、光源ホルダ111の斜面を持つ第1側面115と、光学基台110上に形成されたリブ131との空隙132に塗布された紫外線硬化樹脂140で固定されている。
このような構成とすることで、光ピックアップに例えば落下衝撃のような外的要因、例えば光源ホルダ111を基台110から脱落させようとする力105が作用した場合において、紫外線硬化樹脂140の変形もしくは破壊が起こらなかった場合、光源ホルダ111が光学基台110から外れるためには、傾斜面115aである第1側面115の傾斜方向に起因して、光源ホルダ111自身が変形もしくは破壊されなければならない。よって、光源ホルダ111を金属材料や樹脂材料のように強度の高い材料で構成していれば、光源ホルダ111の光学基台110に対する固定性能を強化することができる効果がある。
また、本実施の形態3において、光源ホルダ111は、実施の形態2と同様、光源あおりホルダ1121と光軸調整ホルダ1122で構成され、光軸調整ホルダ1122の第1側面115に本実施の形態3と同様の斜面を形成してもよい。このような構成とすることで、本実施の形態3においても実施形態1及び実施形態2と同様の効果を得ることができる。
又、当該実施形態3においても、上述した図2B〜図2Jに示す変形例の構成を採ることもできる。
(実施の形態4)
図5A及び図5Bは、本発明の実施の形態4における光ピックアップの構成のうち、光源部分の構造を示す断面図である。図5A及び図5Bにおいて図1等と同じ構成については同じ符号を用い説明を省略する。
本実施の形態4では、光源ホルダ111にレーザ光源101に加えて、光源101の光出射側に光学素子102を一体的に搭載している。当該実施形態4では、光学素子102の一例として、ビーム整形素子を用いている。光源101から出射されるレーザ光101cは、楕円形の遠視野像を形成する。上記ビーム整形素子は、光源101から出射され楕円形状となるレーザ光101cの強度分布をほぼ円形に整形する、ガラス部材にてなる素子であり、当該実施形態4では、当該ビーム整形素子の光入射側面102aは、非円筒面形状にてなり、光出射側面102bは、円筒面形状にてなる。尚、光入射側面102a及び光出射側面102bの形状は、上述の形態に限らず、両面とも円筒面形状又は非円筒面形状であってもよい。
このような構成とすることで、ビーム整形素子102をレーザ光源101の直近に配置することができ、光ピックアップの環境温度変化時に光源ホルダ111が熱膨張した場合でも、レーザ光源101とビーム整形素子102間の距離の変化は、微小で済むといった効果がある。
本実施の形態4においても、基台110は、保持部130を有し、光源ホルダ111と光学基台110とは、光学基台110上に形成されたリブ131と光源ホルダ111間の空隙132に塗布された硬化型樹脂140によって固定されており、実施の形態1と同様の効果を得られている。特に本実施の形態4のように、光源ホルダ111上に、レーザ光源101以外の例えば光学レンズを同時に搭載する場合には、光源ホルダ全体の重量が大きくなり、特に落下衝撃のような外的要因が作用する場合で、光学基台110と光源ホルダ111との固定部に相対的に大きな破壊力がかかる構成においても、光源ホルダ111が光学基台110に対して位置ずれを生じにくいといった効果がある。
又、実施形態1にて説明したように、保持部130を設けたことによる光源101の放熱性が良好になるという効果は、当該実施形態4でも奏することができる。
又、当該実施形態4においても、上述した図2B〜図2J、図3A〜図3D、及び図4に示す変形例の構成を採ることもできる。図5Bは、図3A及び図3Bに示す構成に、光学素子102を追加した構成を図示したものである。
又、上述した実施形態1〜4では、接着剤140は、隙間132からあふれない状態にて塗布している。しかしながら、接着剤140の塗布量を制限しなければ、保持部130に備わる壁面130a、及び光源ホルダ111の第1側面115を乗り越えて隙間132からあふれて存在してもよい。例えば実施形態1の場合を例に採ると、図15に示すように、隙間132から、リブ131の上面131a、及び光源ホルダ111の第1側面115−2まで存在するように、接着剤140を塗布してもよい。
このような塗布量にて接着剤140を設けることで、より強固に保持部130に光源101又は光源付光源ホルダ111を固定することができ、又、光源101又は光源付光源ホルダ111から保持部130つまり基台110への放熱性を高めることができる。
(実施の形態5)
次に、上述の実施形態1〜4のいずれかにおける光ピックアップ装置を用いた、本発明の他の実施形態である光情報装置について、図6を参照して説明する。
図6において、光情報装置150は、上述の実施形態1〜4のいずれかにおける光ピックアップ装置100と、CD及びDVDを含む光情報媒体としての光ディスク7を載置するターンテーブル152a、及び光ディスク7を回転させるモータ152bを有するディスク回転系152と、上記光ピックアップ装置100から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ152b及び光源101の制御及び駆動を行う制御駆動回路153とを備える。尚、光ピックアップ装置100には、上記キャリッジ107を光ディスク7の半径方向に移動させる駆動装置151が備わる。
このように構成される光情報装置150において、光ディスク7は、ターンテーブル152aに乗せられ、モータ152bによって回転される。光ピックアップ装置100は、上記光ディスク7の所望の情報が存在するトラックのところまで、光ピックアップの駆動装置151によって粗動される。
上記光ピックアップ装置100は、また、光ディスク7との位置関係に対応して、フォーカスエラー(焦点誤差)信号やトラッキングエラー信号を制御駆動回路153へ送る。制御駆動回路153は、このフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に対応して、光ピックアップ装置100へ、当該光ピックアップ装置100のキャリッジ107に搭載されている対物レンズを微動させるための信号を送る。この対物レンズ移動信号によって、上記光ピックアップ装置100は、上記光ディスク7に対してフォーカス制御と、トラッキング制御を行う。よって、上記光ピックアップ装置100は、光ディスク7から情報の読みだし、さらに光ディスク7への情報の書き込み(記録)や消去を行うことができる。
尚、当該光情報装置150は、BD用の光ピックアップと、CD及びDVD用の光ピックアップとを一体的に形成した光ピックアップ装置100を備えるが、DVD用、CD用、BD用のそれぞれ専用の光ピックアップ装置を備えた光情報装置150であってもよいし、これら3種類を任意に組み合わせてなる光ピックアップ装置を備えた光情報装置150であってもよい。
以下には、上記実施形態5にて説明した光情報装置150を備えた光情報記録再生装置における種々の形態について説明する。上述の実施の形態5の光情報装置150を具備した、あるいは、上述の記録・再生方法を採用したコンピュータや、光ディスクプレーヤ、光ディスクレコーダは、異なる種類の光ディスクを安定に記録あるいは再生できるので、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。尚、当該光情報記録再生装置は、必ずしも情報の記録及び再生を行わなくても良く、少なくとも情報の再生が可能な装置であればよい。
(実施の形態6)
上記光情報記録再生装置の一例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した、コンピュータシステムの実施の形態を示す。
図7において、コンピュータシステム160は、実施の形態5の光情報装置150と、情報の入力を行うためのキーボードあるいはマウス、タッチパネルなどを有する入力装置161と、該入力装置161から入力された情報や、上記光情報装置150から読み出した情報などに基づいて演算を行う中央演算装置(CPU)などの演算装置162と、該演算装置162によって演算された結果などの情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置163を備える。尚、当該コンピュータシステム160において、上記入力装置161は必須の構成部分ではない。
(実施の形態7)
上記光情報記録再生装置の他の例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した、光ディスクプレーヤの実施の形態について図8を用いて説明する。
図8において、光ディスクプレーヤ170は、実施の形態5の光情報装置150と、該光情報装置150から得られる光ディスク7の情報信号を画像に変換する、情報から画像への変換装置、例えばデコーダー171とを有する。また、本構成は、カーナビゲーションシステムとしても利用できる。また、液晶モニターなどの表示装置172を加えた形態も可能である。
(実施の形態8)
上記光情報記録再生装置の他の例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した光ディスクレコーダの実施の形態について、図9を参照して以下に説明する。
図9において、光ディスクレコーダ175は、実施の形態5の光情報装置150と、画像情報を、上記光情報装置150によって光ディスク7へ記録する情報に変換する、画像から情報への変換装置、例えばエンコーダー176とを有する。望ましくは、上記光情報装置150から得られる、光ディスク7の情報信号を画像に変換する、情報から画像への変換装置、例えばデコーダー177も有することにより、光ディスク7において既に記録した部分を再生することも可能となる。又、記録する、あるいは再生した情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置178を備えてもよい。
(実施の形態9)
上記光情報記録再生装置の他の例として、実施の形態5に記した光情報装置150を具備した情報サーバーについて、図10を参照して以下に説明する。
図10において、情報サーバー180は、実施の形態5に記した光情報装置150と、入出力端子181とを備える。入出力端子181は、ネットワーク182に接続され、光情報装置150を介して光ディスク7に記録する情報を取り込む、又は、光情報装置150によって光ディスク7から読み出した情報をネットワーク182に出力する、有線または無線用の入出力端子である。これによって、情報サーバー180は、ネットワーク182、すなわち、複数の機器、例えば、コンピュータ、電話、テレビチュウナー、などと情報をやりとりし、これら複数の機器から共有の情報サーバ、つまり光ディスクサーバとして利用することが可能となる。光情報装置150がBD用の光ピックアップ、並びに、CD及びDVD用の光ピックアップを備えた場合には、当該情報サーバー180は、異なる種類の光ディスク7を安定に記録あるいは再生できるので、広い用途に使用できる効果を有するものとなる。情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置163を備えてもよい。又、情報の入力を行うためのキーボードあるいはマウス、タッチパネルなどを有する入力装置161を備えることもできる。
さらに、複数の光ディスク7を光情報装置150に出し入れするチェンジャー183を具備することにより、多くの情報を記録・蓄積できる効果を得ることができる。
なお、上述の実施の形態6〜9において、図7〜図10には出力装置163、178や液晶モニター172を示したが、出力端子を備えて、出力装置163、178や液晶モニター172は持たず、別売りとする商品形態があり得ることはいうまでもない。また、図8と図9には、入力装置は図示していないが、キーボードやタッチパネル、マウス、リモートコントロール装置など入力装置を具備した商品形態も可能である。逆に、上述の実施の形態6〜9において、入力装置は別売りとして、入力端子のみを持った形態も可能である。
尚、上述した各実施形態1〜9を適宜組み合わせることで、光ピックアップ装置、光情報装置、及び光情報記録再生装置を構成することもできる。
明細書、特許請求の範囲、図面、要約書を含む2005年4月28日に出願された日本特許出願第2005−131957号に開示されたものの総ては、参考としてここに総て取り込まれるものである。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明は、光ピックアップにより光情報記録媒体に光を照射して情報の記録及び/または再生を行う光情報記録再生装置に関するものであり、光ディスクを利用するコンピュータからAV機器まで、幅広い産業分野で利用することができ、その産業上の利用可能性は非常に広く且つ大きい。
本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の構成を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図2Eに示す光源部分の構成を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 図1に示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態2における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略斜視図である。 図3Aに示す光源部分の構成を示す概略断面図である。 図3Aに示す光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図3Cに示す光源部分の概略断面図である。 本発明の実施の形態3における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態4における光ピックアップ装置における光源部分の構成を示す概略断面図である。 図5Aに示す光源部分の変形例を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態5の光情報装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態6のコンピュータの構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態7の光ディスクプレーヤ及びカーナビゲーションシステムの構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態8の光ディスクレコーダの構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態9の光ディスクサーバの構成を示す概略斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置の概略構成を示す斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分の変形例を示す概略斜視図である。 図12Aに示す光源部分の概略断面図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分の別の変形例を示す概略斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分のさらに別の変形例を示す概略斜視図である。 上記実施の形態1〜4における光ピックアップ装置における光源部分の別の変形例を示す概略斜視図である。 光ピックアップの構成例を示す線図的説明図である。 従来の光ピックアップの光源部の構成例を示す概略斜視図である。 従来の光ピックアップの光源部の構成例を示す概略斜視図である。 図18に示す光源部の固定強度が弱いことを説明するための図である。
符号の説明
7…光ディスク、
100…光ピックアップ装置、101…レーザ光源、102…ビーム整形素子、
110…光学基台、111…光源ホルダ、112…光源ホルダ、
115…第1側面、115a…傾斜面、116…第2側面、130…保持部、
130a…壁面、130b…座面、131…リブ、132…隙間、133…凹部、
140…硬化型樹脂、
150…光情報装置、151…駆動装置、153…制御駆動回路、
160…コンピュータシステム、162…演算装置、163…出力装置、
170…光ディスクプレーヤ、カーナビゲーションシステム、
171…デコーダー、176…エンコーダー、
180…光ディスクサーバ、181…入出力端子、
1121…光源あおりホルダ、1122…光軸調整ホルダ、
1311…柱部、1312…腕部。

Claims (19)

  1. 基台(110)と、上記基台に取り付けられ光情報媒体(7)へ照射する光を出射する光源(101)とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、
    上記基台は、上記光源を保持し該光源を当該基台に固定する接着剤(140)が塗布され、かつ上記光源にて発生した熱を当該基台へ伝達する保持部(130)を有し、
    上記保持部は、上記光源の第1側面(115)に対して隙間(132)を介して対向し上記熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面(130a)と、上記光源の第2側面(116)に接触し上記熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面(130b)とを有し、
    上記光源の上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源を上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源を固定する、
    光ピックアップ装置。
  2. 基台(110)と、光情報媒体(7)へ照射する光を出射する光源(101)を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダ(111、112)とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、
    上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤(140)が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部(130)を有し、
    上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面(115)に対して隙間(132)を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面(130a)と、上記光源ホルダの第2側面(116)に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面(116)とを有し、
    上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する、
    光ピックアップ装置。
  3. 上記保持部は、上記基台に突設され上記壁面を有する突出部材(131)を有する、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 上記突出部材は、突出方向(110b)に沿って上記基台から突出する柱部(1311)と、上記突出方向に直交する直交方向に沿って上記柱部から上記光源ホルダ側へ延在する腕部(1312)とを有する、請求項3記載の光ピックアップ装置。
  5. 上記光源ホルダ(112)が光軸調整部材(1122)及びあおり調整部材(1121)を有する構成において、上記腕部は、上記あおり調整部材から当該腕部への熱伝導が可能となる上記あおり調整部材の近傍位置(1313)まで延在する、請求項4記載の光ピックアップ装置。
  6. 上記保持部は、上記基台に形成され上記壁面及び上記座面を有する凹部(133)にて形成される、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  7. 上記保持部は、上記基台に突設する突出部材(131)及び上記基台に形成した凹部(133)にて形成される、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  8. 上記隙間は、上記光源を保持した上記光源ホルダの取付位置調整後においても、上記接着剤の充填を可能とする大きさを有する、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  9. 上記第1側面は、上記光源から出射する光の光軸に沿って光が進行する方向(101d)に向かい広がる傾斜面(115a)にてなり、上記第2側面は、上記光の進行方向に直交若しくはほぼ直交する方向に延在する平面である、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  10. 上記光源を保持した上記光源ホルダは、上記光源の光出射側に光学素子(102)を有する、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  11. 上記光学素子は、光の入射側及び出射側が円筒面若しくは非円筒面でガラス部材にてなるビーム整形素子である、請求項10記載の光ピックアップ装置。
  12. 上記光源ホルダは金属材料で構成される、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  13. 上記接着剤は硬化型樹脂で構成される、請求項2記載の光ピックアップ装置。
  14. 基台(110)と、光情報媒体(7)へ照射する光を出射する光源(101)を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダ(111、112)とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤(140)が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部(130)を有し、上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面(115)に対して隙間(132)を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面(130a)と、上記光源ホルダの第2側面(116)に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面(116)とを有し、上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する、光ピックアップ装置(100)と、
    上記光情報媒体を回転するモータと、
    上記光ピックアップ装置から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ及び光源の制御及び駆動を行う制御駆動回路(153)と、
    を備えた光情報装置。
  15. 基台(110)と、光情報媒体(7)へ照射する光を出射する光源(101)を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダ(111、112)とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤(140)が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部(130)を有し、上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面(115)に対して隙間(132)を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面(130a)と、上記光源ホルダの第2側面(116)に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面(116)とを有し、上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する、光ピックアップ装置(100)と、
    上記光情報媒体を回転するモータと、
    上記光ピックアップ装置から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ及び光源の制御及び駆動を行う制御駆動回路(153)と、
    を備えた光情報装置(150)と、
    上記光情報装置から得られた情報に基づいて演算を行う演算装置(162)と、
    上記光情報装置から得られた情報、及び上記演算装置による演算結果を出力する出力装置(163)と、を備えた光情報記録再生装置。
  16. 基台(110)と、光情報媒体(7)へ照射する光を出射する光源(101)を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダ(111、112)とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤(140)が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部(130)を有し、上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面(115)に対して隙間(132)を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面(130a)と、上記光源ホルダの第2側面(116)に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面(116)とを有し、上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する、光ピックアップ装置(100)と、
    上記光情報媒体を回転するモータと、
    上記光ピックアップ装置から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ及び光源の制御及び駆動を行う制御駆動回路(153)と、
    を備えた光情報装置(150)と、
    上記光情報装置から得られる情報を画像に変換する、情報から画像へのデコーダー(171)とを備えた光情報記録再生装置。
  17. 上記光情報記録再生装置はカーナビゲーションシステムである、請求項16記載の光情報記録再生装置。
  18. 基台(110)と、光情報媒体(7)へ照射する光を出射する光源(101)を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダ(111、112)とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤(140)が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部(130)を有し、上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面(115)に対して隙間(132)を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面(130a)と、上記光源ホルダの第2側面(116)に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面(116)とを有し、上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する、光ピックアップ装置(100)と、
    上記光情報媒体を回転するモータと、
    上記光ピックアップ装置から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ及び光源の制御及び駆動を行う制御駆動回路(153)と、
    を備えた光情報装置(150)と、
    上記光情報装置により光情報媒体へ記録可能な情報に画像情報を変換する、画像から情報へのエンコーダー(176)と、を備えた光情報記録再生装置。
  19. 基台(110)と、光情報媒体(7)へ照射する光を出射する光源(101)を保持しかつ上記基台に取り付けられる光源ホルダ(111、112)とを備え、上記光情報媒体との間で少なくとも情報の読み取りを行う光ピックアップ装置において、上記基台は、上記光源ホルダを保持し上記光源ホルダを当該基台に固定する接着剤(140)が塗布され、かつ上記光源にて発生し上記光源ホルダへ伝導した熱を当該基台へ伝達する保持部(130)を有し、上記保持部は、上記光源ホルダの第1側面(115)に対して隙間(132)を介して対向し上記光源ホルダの熱を上記接着剤を介して間接的に上記基台へ伝導し放散する壁面(130a)と、上記光源ホルダの第2側面(116)に接触し上記光源ホルダの熱を直接に上記基台へ伝導し放散する座面(116)とを有し、上記光源ホルダの上記第2側面を上記保持部の上記座面に接触させて上記光源ホルダを上記保持部に保持した状態において、上記接着剤は、上記隙間に充填されて上記第1側面と上記壁面とに接触して上記保持部に上記光源ホルダを固定する、光ピックアップ装置(100)と、
    上記光情報媒体を回転するモータと、
    上記光ピックアップ装置から得られる信号を受け、上記信号に基づいて上記モータ及び光源の制御及び駆動を行う制御駆動回路(153)と、
    を備えた光情報装置(150)と、
    外部装置(182)との情報交換を行うための入出力端子(181)と、を備えた光情報記録再生装置。
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