JP4913124B2 - 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)等の光ディスクとの間で情報の記録及び再生を行う光ディスク装置、及び該光ディスク装置に備わる光ピックアップ装置に関する。
CDやDVD等の光ディスクに対する情報の記録や再生を行う、一般的に用いられている光ディスク装置を図14に示す。図14において、光ディスク装置1は、筐体2と、筐体2に出入自在に保持されたトレイ3とを有している。筐体2は、金属製の筐体部2a、2bを組み合わせた袋状であり、筐体2の開口からトレイ3が出入する構成となっている。トレイ3には、その裏面側から光ピックアップ装置4が取り付けられている。トレイ3の両側部には移動自在にレール3aが設けられ、このレール3aは、トレイ3に一体に設けられたレール保持部3bに保持されている。
光ピックアップ装置4は,光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ5と、スピンドルモータ5から外周にかけて開口6aを設けた金属製のカバー6と、開口6aから一部が露出したキャリッジ7とを少なくとも有している。キャリッジ7は、光ピックアップ装置4に設けられた複数の案内シャフトに移動自在に保持されており、さらに、不図示のフィードモータによって、スピンドルモータ5に近づいたり、離れたりするように移動できる。8はトレイ3の前面に設けられたベゼルで、ベゼル8は筐体2の開口を塞ぐ程度の大きさで構成されている。
キャリッジ7には、高出力のレーザーダイオード等の光源,各種光学部材及び光ディスク上に光スポットを構成する対物レンズなどが搭載されている。光ディスクへの情報記録などを行う際には、高出力の光源や、その光源を駆動するIC等が必要である。その結果、光源やICの発熱がおびただしくなって、記録再生特性に影響を及ぼすことが生じてきている。
尚、CD及びDVDに対する光ピックアップ装置では、一般的に、半導体レーザ等の光源部と、光検出器等の受光部とを一体的に配置した受発光ユニットが用いられている。このような受発光ユニットにおいて発光部の発熱量が大きいことから、受発光ユニットからの除熱が必要である。一方、上記受発光ユニットは、樹脂材にてモールドされ形成されており、受発光ユニットそのものの放熱性は良好とは言えない。よって、受発光ユニットからの放熱を考慮する必要がある。
CD用の光ピックアップ装置に備わる受発光ユニットは、上記キャリッジを構成する金属製の基台に支持され固定されることから、CD用受発光ユニットにて生じた熱は、上記基台へ直接に熱伝導可能である(例えば、特許文献1参照)。よって、比較的、上記CD用受発光ユニットからの放熱性は良好である。
一方、DVDは、CDに比べて高密度に情報が記録されることから、DVD用の光ピックアップ装置では、受発光ユニットは、スライド調整及びあおり調整を行う必要がある。ここで、上記スライド調整とは、コリメータレンズ、対物レンズ等の光学系の光軸を調整するための調整であり、DVD用受発光ユニットにおけるレーザ光の放射基準面と平行な平面(X−Y平面)で、DVD用受発光ユニットを動かして、上記光軸を補正する調整である。又、上記あおり調整とは、レーザ光源からのレーザの発光角の傾きを補正する調整である。
よって、DVD用の光ピックアップ装置では、受発光ユニットは、調整時には、基台に対して可動でなければならないことから、上記キャリッジを構成する金属製の基台に受発光ユニットを直接に支持し固定することはできない。したがって、DVD用の受発光ユニットからの放熱が問題となることから、これを解決するための複数の提案がなされている。尚、調整終了後には、受発光ユニットは基台に固定される。
例えば、特許文献2では、図15から図17に示すような構成が開示されている。ここで、図16は、光ピックアップの下面側から見た図であり、図17は、図16に示す光ピックアップの下面と上面とを逆にして、上面側から見た図である。又、図15は、キャリッジ7を図17に示す状態で搭載した光ピックアップ装置4の斜視図である。又、図16及び図17に示す構成において、符号11は金属製の基台であり、符号13はCD用受発光ユニットであり、符号14はDVD用受発光ユニットであり、符号15はあおり調整部材であり、符号16はスライド調整部材であり、符号21は放熱フィンである。
図16及び図17に示す構成では、DVD用受発光ユニット14の発光面とは反対側には、DVD用受発光ユニット14側から順に第1放熱シート17と放熱ベース18が取り付けられ、これらは押さえばね19によってDVD用受発光ユニット14に押圧され、支持される。よって第1放熱シート17は、DVD用受発光ユニット14の発光面とは反対側の面に接触する。このように、押さえばね19を使用することで、第1放熱シート17をDVD用受発光ユニット14に接触させて放熱性を確保し、かつDVD用受発光ユニット14のスライド調整及びあおり調整を可能にしている。
さらに、DVD用受発光ユニット14、及びあおり調整部材15の下面を覆うようにして、第2放熱シート20が取り付けられている。尚、ここで下面とは、図16で見たときの上面に相当する。この第2放熱シート20は、DVD用レーザユニット14で発生した熱を、あおり調整部材15を介して熱容量の大きい基台11に効率よく伝導させるためのものであり、グラファイト等の放熱性に優れた材質によって形成されている。尚、DVD用受発光ユニット14のスライド調整及びあおり調整を可能にするため、第2放熱シート20は、DVD用受発光ユニット14と直接に接触していない。
特開平10−83551号公報 特開2005−196860号公報
上述した図15〜図17に示される従来の構成によっても、DVD用受発光ユニットに付随してスライド調整部材及びあおり調整部材を備えた光ピックアップ装置の動作には十分な程度の、DVD用受発光ユニットの放熱性能は確保されている。
しかしながら、上述したように、あくまで第1放熱シート17は、押さえばね19により押圧されてDVD用受発光ユニット14に接触して放熱性を確保している。又、第2放熱シート20は、単に、DVD用受発光ユニット14及びあおり調整部材15の下面を覆うように取り付けられているだけである。このとき、放熱シート20と、DVD用受発光ユニット14及びあおり調整部材15の下面との間には、DVD用受発光ユニット14からあおり調整部材15への熱伝達を良好にするための媒体、例えばグリス等が設けられる場合もあるが、上記媒体が十分な熱伝導率を有するとは言えない。
したがって、DVD用受発光ユニットの放熱性をさらに向上させる余地は、未だ存在している。
そこで本発明は、より放熱効率の向上が可能な光ピックアップ装置、及びこのような光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の光ピックアップ装置は、基台と、上記基台に設けられレーザ光源を有するレーザユニットと、上記基台に設けられ上記レーザユニットと光ディスクとの間でレーザ光を伝搬する光学系と、上記基台と上記レーザユニットとの間に設けられ上記基台に対して上記レーザユニットを微動自在に支持しかつ上記レーザユニットから放射されたレーザ光の上記光ディスクへの調整を行う調整部材とを備えた光ピックアップ装置において、
上記レーザユニットは、レーザ光放射面に対向する放熱面以外を樹脂で覆い、レーザユニットと上記調整部材との接触部分も樹脂であり、
上記レーザユニットのレーザ光放射面に対向する放熱面及び上記調整部材に直接に接触し上記放熱面から上記調整部材へ熱を伝導する放熱部材を備え、該放熱部材は、上記放熱面に固定される一端部と、上記調整部材に接触する他端部とを有し、
上記調整部材は、上記光学系の光軸を調整するため上記レーザユニットを可動とするスライド調整部材と、あおり調整を行うあおり調整部材とを有し、
上記放熱部材は、上記あおり調整部材に直接に接触することを特徴とする。
又、上記放熱部材は、上記あおり調整部材と一体的に成型することもできる。
又、上記基台、上記放熱部材、及び上記調整部材は金属製であってもよい。
又、本発明の第2態様の光ディスク装置は、上記第1態様の光ピックアップ装置と、
上記光ピックアップ装置から得られる信号が供給され、該信号に基づいて光ディスクの回転制御、並びに、光学レンズのフォーカシング及びトラッキングの制御を行う制御回路と、を備え、
上記レーザユニットは、レーザ光放射面に対向する放熱面以外を樹脂で覆い、レーザユニットと上記調整部材との接触部分も樹脂であり、
上記放熱部材は、上記放熱面に固定される一端部と、上記調整部材に接触する他端部とを有し、
上記調整部材は、上記光学系の光軸を調整するため上記レーザユニットを可動とするスライド調整部材と、あおり調整を行うあおり調整部材とを有し、
上記放熱部材は、上記あおり調整部材に直接に接触することを特徴とする。
上記第1態様の光ピックアップ装置によれば、放熱部材は、レーザユニットの放熱面に直接に固定されかつ調整部材へ熱伝達を行う。調整部材は、熱容量の大きい基台に直接に取り付けられていることから、調整部材に伝導した熱は、効率よく基台へ放散される。従来の、グリス等の媒体を介した間接的な放熱、あるいはレーザユニットの放熱面との不確実な接続による放熱に比べて、第1態様の光ピックアップ装置では、放熱部材は、レーザユニットの放熱面に確実に接触して調節部材に取り付けられることから、レーザユニットの放熱を効率的に行うことができる。さらに、放熱部材が放熱面に固定される一端部と、調整部材に接触する他端部とを有することで、発熱源であるレーザユニットと、放熱される調整部材とを最短距離にて接続することができ、少ないスペースに放熱部材を配置することができる。よって、装置全体のコンパクト化を図ることが可能となる。
さらに、調整部材を構成するあおり調整部材に放熱部材を接触させることで、レーザユニット、放熱部材、及びあおり調整部材を一体的に構成することができ、光ピックアップ装置の製造の容易化、コンパクト化を図ることができる。
又、上記第2態様の光ディスク装置によれば、上述したようにレーザユニットの放熱効率が従来に比べて良好な光ピックアップ装置を備えたことから、動作安定性により優れた光ディスク装置を提供することができる。
本発明の実施形態である光ピックアップ装置、及び該光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
又、以下に説明する実施形態では、青色レーザを使用するBD用の光ピックアップと、CD及びDVD用の光ピックアップとが一体的に形成された光ピックアップ装置を例に採るが、光ピックアップ装置の形態はこれに限定するものではなく、DVD用、CD用、BD用のそれぞれ専用の光ピックアップ装置であってもよいし、これら3種類を任意に組み合わせてなる光ピックアップ装置であってもよい。
図2及び図3には、本実施形態の上記光ピックアップ装置101の主要部分である、いわゆるキャリッジ107の部分を図示している。光ピックアップ装置101も、キャリッジ107の他、光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ、キャリッジ107を移動可能に支持する複数の案内シャフト106、等を備え、図15に示す従来の光ピックアップ装置4に類似する外観にて構成される。このように構成される光ピックアップ装置101は、図4に示す構成を備えた光ディスク装置150に備わる。
図2は、光ピックアップ装置101におけるキャリッジ107を、紙面に略平行で紙面上方に位置する光ディスク(図示せず)側から見たキャリッジ107の斜視図であり、図3には、そのキャリッジ107に搭載される、光ピックアップに関する光学系構成の概略を示している。尚、図3では、図示の都合上、光ピックアップ装置101の基台110は図示を省略している。又、上述のように、本実施形態の光ピックアップ装置101は、BD用の光学系構成と、CD及びDVD用の光学系構成とが一体的に形成された光ピックアップ装置である。
まず、光ピックアップ装置101のキャリッジ107部分の全体構成、及び動作を簡単に説明し、その次に、本実施形態の光ピックアップ装置101において特徴的な構成部分である放熱部材について説明を行う。
キャリッジ107は、大きく分類して、シャフト106に支持され本実施形態では金属製の基台110と、該基台110に搭載されるBD用の光学系構成120、並びに基台110に搭載されるCD及びDVD用の光学系構成140とを有する。
BD用の光学系構成120は、例えば、波長405nmの青色レーザ光と、NA(開口数)0.85の対物レンズとを使用することによって現在のDVDの記録密度の5倍の記録密度を達成する光学系構成である。
図2及び図3において、光学系構成120は、上記青色レーザ光を放射する半導体レーザ素子を有する光源121、偏光ビームスプリッタ122、コリメートレンズ123、立ち上げプリズム124、波長板125、対物レンズ126、及び光検出器127、等を備える。又、符号128は、球面収差を補正するために、コリメートレンズ123をその光軸方向に移動させるためのモータである。
このようなBD用の光学系構成120では、光源121から放射された光ビーム129は、偏光ビームスプリッタ122を通過後、コリメートレンズ123によって平行光に変換され、立ち上げプリズム124にて光軸を記録密度の高い光ディスク130に対して直角の方向に折り曲げる。対物レンズ126は、光ビームを光ディスク130の記録面上に収束させる。
光ディスク130の記録面にて反射された光ビームは、元の光路を逆にたどり、波長板125にて位相シフトされることで、偏光ビームスプリッタ122などの分岐手段によってはじめとは別の方向に分岐され、光検出器127へ導かれる。光検出器127は、光ビームを光電変換し、情報信号、並びに、焦点制御のためのフォーカスエラー信号、及びトラッキング制御のためのトラッキング信号のサーボ信号を得るための電気信号を生成する。
CD及びDVD用の光学系構成140は、例えば波長680nmの赤色レーザ光にて情報の記録再生を行うDVD用の光学系と、例えば波長780nmの赤外レーザ光にて情報の記録再生を行うCD用の光学系とを有する。このようなCD及びDVD用の光学系構成140は、第1レーザユニット141、調整部材142、コリメートレンズ143、立ち上げプリズム124(BD用光学系構成120と共用)、対物レンズ144、及び第2レーザユニット145、等を備える。
ここで、第1レーザユニット141は、DVD用の例えば波長680nmの赤色レーザ光を放射する半導体レーザ素子を有する光源と、DVDにて反射したレーザ光を受光する光検出器とを一体的に形成した素子である。又、第2レーザユニット145は、CD用の例えば波長780nmの赤外レーザ光を放射する半導体レーザ素子を有する光源と、CDにて反射したレーザ光を受光する光検出器とを一体的に形成した素子である。これらの第1レーザユニット141及び第2レーザユニット145は、上記光源及び上記光検出器が樹脂にて一体的にモールドされ、図1に示すように、第1レーザユニット141及び第2レーザユニット145のレーザ光放射面141aに対向する放熱面141b側には、金属製の放熱板1411が取り付けられている。又、放熱板1411は、電気信号用の共通端子、例えばグランド端子を兼ねることもできる。尚、図1では、第1レーザユニット141の場合を示している。
又、以下の説明において、図3に示す、符号131は、赤色レーザ光にて情報の記録、再生が行われる光ディスクつまり普通のDVDを示し、符号132は、赤外レーザ光にて情報の記録、再生が行われる光ディスクつまりCDを示す。
又、上記調整部材142は、第1レーザユニット141と基台110との間に挟まれて設けられ、第1レーザユニット141に取り付けられるあおり調整部材1421と、基台110に対してT方向及びR方向に摺動可能に取り付けられあおり調整部材1421に接触するスライド調整部材1422とを有する。尚、本実施形態では、あおり調整部材1421及びスライド調整部材1422は、ともに金属製である。
ここで、あおり調整部材1421は、第1レーザユニット141からの光軸の傾きを調整するための部材である。CD132は、DVD131に比してトラックピッチが広いことから、本実施形態では、CD用の第2レーザユニット145にはあおり調整部材1421は設けていない。一方、DVD131ではトラックピッチが狭く、情報の安定した記録、再生を行うために、あおり調整は不可欠である。尚、あおり調整は、スキュー調整とも呼ばれる。又、CD用の第2レーザユニット145にあおり調整部材142を設けても勿論良い。
又、スライド調整部材1422は、上記光学系構成の光軸を調整するため第1レーザユニット141をT方向及びR方向に可動とする部材である。
尚、図3に示される上述のT方向とは、トラッキング方向であり、対物レンズ126又は144の光軸に対して垂直であり、かつ、光ディスク130〜132のトラック溝方向に平行な方向である。又、上述のR方向とは、ラジアル方向であり、T方向に垂直な方向であり、対物レンズ126又は144の位置において、光ディスク130〜132のトラック溝方向に対して垂直な方向である。
このように構成されるCD及びDVD用の光学系構成140の内、第1レーザユニット141の光源から放射された光ビーム148は、コリメートレンズ143によって平行度が例えば略平行光に変換され、立ち上げプリズム124にて、光ディスク131(例えばDVD)に対して直角の方向に折り曲げられる。対物レンズ144は、光ビームを光ディスク131の記録面上に収束させる。光ディスク131の記録面にて反射された光ビームは、元の光路を逆にたどり、偏光ホログラムなどの分岐手段によって、初めとは別の方向に分岐され、第1レーザユニット141に備わる光検出器によって光電変換される。上記光検出器では、情報信号、サーボ信号(焦点制御のためのフォーカスエラー信号や、トラッキング制御のためのトラッキング信号)を得るための電気信号が生成される。
又、上述のように構成されるCD及びDVD用の光学系構成140の内、第2レーザユニット145の光源から放射された光ビーム149についても、上述の第1レーザユニット141の場合と同様の作用を行う。つまり、コリメートレンズ143によって平行度が、例えば略平行光に変換され、光ビームは、立ち上げプリズム124にて、光ディスク132(例えばCD)に対して直角の方向に折り曲げられ、対物レンズ144にて光ディスク132の記録面上に収束される。光ディスク132の記録面にて反射された光ビームは、元の光路を逆にたどり、第2レーザユニット145に備わる光検出器によって光電変換される。上記光検出器では、情報信号、サーボ信号(焦点制御のためのフォーカスエラー信号や、トラッキング制御のためのトラッキング信号)を得るための電気信号が生成される。
尚、BD用の光学系構成120、並びに、CD及びDVD用の光学系構成140に備わる対物レンズ126,144は、当該光ピックアップ装置101に備わる対物レンズ駆動装置(不図示)に備わり、光ディスク130〜132の記録面と直交するフォーカシング方向F、及び上記T(トラッキング)方向に移動可能である。
次に、上述のような構成及び動作を有する本実施形態の光ピックアップ装置101において特徴的な構成部分について説明する。
即ち、第1レーザユニット141及び第2レーザユニット145には、図3に示すように、放熱部材146,147が取り付けられている。該放熱部材146,147は、第1レーザユニット141及び第2レーザユニット145に備わる特に各光源にて発生する熱を、金属製であり熱容量の大きい当該光ピックアップ装置101の基台110へ効率良く伝達し、第1レーザユニット141及び第2レーザユニット145の除熱を行う部材である。
図1には、CD及びDVD用の光学系構成140の内、第1レーザユニット141付近の構成部分について放熱部材146を含めて図示している。又、図1は、図2に示す第1レーザユニット141付近の構成部分を、第1レーザユニット141から放射されたレーザ光148の光軸に平行に切断した断面を示している。
図1に示すように、又、上述したように、第1レーザユニット141には、放射されたレーザ光148の進行方向に沿って、第1レーザユニット141のレーザ光放射面141aには、金属製のあおり調整部材1421が取り付けられ、該あおり調整部材1421に接触するようにして、金属製のスライド調整部材1422が基台110に摺動可能に取り付けられている。又、第1レーザユニット141の放熱面141bに露出している放熱板1411を含め放熱面141bを覆い、金属製でL字型の放熱部材146の一端部146aが放熱面141bに直接に固定されている。上記一端部146aに対して屈曲しレーザ光148の光軸方向に沿って基台110側へ延在した、L字型の放熱部材146の他端部146bは、調整部材142に直接に接触する。本実施形態では、調整部材142の内、あおり調整部材1421に直接に接触している。尚、放熱部材146の他端部146bと、あおり調整部材1421との接触に際し、他端部146bと、あおり調整部材1421との間に熱伝導性のグリスを塗布することもできる。尚、他端部146bと、あおり調整部材1421との接触とは、両者が完全に接触している状態、さらには両者がほぼ近接した状態で接している状態をいう。
又、例えば本実施形態におけるCD用の第2レーザユニット145のように、あおり調整部材が存在しない場合には、放熱部材146の他端部146bは、スライド調整部材に接触することになる。
又、放熱部材146を形成する金属としては、熱伝導率の良い金属、例えば銅、アルミニウム、銀、これらの合金、等が使用可能である。又、放熱板1411は、入手が容易であり、加工や成型がし易い、例えば亜鉛、マグネシウム、黄銅といった金属材料であってもよい。
又、本実施形態では、あおり調整部材1421と放熱部材146とは、別個の部材にて形成されているが、あおり調整部材1421と放熱部材146とを一体的に成型した一つの部材とすることもできる。尚、上述のように、あおり調整部材1421を設けない場合には、スライド調整部材1422と放熱部材146とを一体的に成型してもよい。
このように調整部材142と放熱部材146とを一体的に成型することで、光ピックアップ装置の製造の容易化、及びコンパクト化を図ることができる。
上述のように、放熱部材146により第1レーザユニット141と一体化したあおり調整部材1421は、放熱部材146と、該放熱部材146に対向する、基台110の一部分111との間に設けた、例えば板バネにて構成される押圧部材112にて、あおり調整が可能なように回転可能にしてスライド調整部材1422に押圧され、支持される。尚、あおり調整部材1421におけるあおり調整用の回転動作が滑らかに行われるように、押圧部材112は、放熱部材146に対して点接触するのが好ましい。このことから、放熱部材146から押圧部材112を介して基台110の一部分111への放熱は、殆ど期待できない。
尚、押圧部材112は、板バネに限定されるものではなく、上述の作用を行う部材であればその形態は問わない。
以上説明したように、第1レーザユニット141の放熱面141bから調整部材142、本実施形態ではあおり調整部材1421へ熱が伝導するように放熱部材146を設け、かつ放熱部材146は、放熱面141bに直接に固定され、かつあおり調整部材1421に直接に接触されることから、第1レーザユニット141にて生じた熱は、放熱部材146を通して確実にかつ効率的にあおり調整部材1421へ伝達される。あおり調整部材1421、及びあおり調整部材1421に接触し金属製の基台110に取り付けられているスライド調整部材1422は、ともに金属製であることから、あおり調整部材1421に伝達された熱は、スライド調整部材1422を介して確実かつ効率的に、熱容量の大きな基台110へ伝導する。このようにして、第1レーザユニット141にて生じた熱は、確実かつ効率的に基台110へ伝達され、第1レーザユニット141は、従来に比べてより効率的に除熱可能である。
第2レーザユニット145についても、上述の第1レーザユニット141の場合とほぼ同様に構成される。但し、調整部材142において、本実施形態ではあおり調整部材は設けていない。よって、第2レーザユニット145の放熱面を覆い、放熱部材146と同様の材料にてなる放熱部材147の一端部が上記放熱面に固定され、L字型の放熱部材147の他端部が調整部材142に接触される。又、図2に示すように、押圧部材112のような板バネ状の押圧部材113にて、一体化した、調整部材142、第2レーザユニット145及び放熱部材147が基台110へ押圧され支持される。
したがって、第2レーザユニット145に生じた熱も、放熱部材147を介して調整部材142へ、さらに基台110へ伝導され、第2レーザユニット145は、より効率的に除熱されることができる。
又、放熱部材146、147をL字型の形状の部材とすることで、発熱源であるレーザユニット141、145と、放熱される調整部材とを最短距離にて接続することができ、少ないスペースに放熱部材146を配置することができる。よって、光ピックアップ装置101全体のコンパクト化を図ることが可能となる。
図1から図3では、放熱部材146、147を概略的に示しているが、放熱部材146、147は、例えば図8A〜図10Jに示すような形状例、形態例を採ることができる。尚、図8A〜図10Jでは、放熱部材146及び第1レーザユニット141周り部分を例に採り説明を行うが、放熱部材147及び第2レーザユニット145周り部分に対しても同様に構成可能である。又、以下に説明する各変形例を適宜組み合わせた構成を採ることも可能である。
図8Aは、第1レーザユニット141の放熱面141bへの接触面積が大きくなるように、L字型の放熱部材146の一端部146の幅を他端部146bの幅よりも大きくした放熱部材146−1を示している。又、図8B及び図8Cは、第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に、そのような放熱部材146−1を取り付けた状態を示している。尚、図8Bは他端部146bを鉛直方向において下側に、図8Bは上側に配置して、放熱部材146−1を取り付けた状態を示している。
このような放熱部材146−1は、放熱部材146に比べて第1レーザユニット141の放熱面141bへの接触面積が大きいことから、放熱性に優れるという効果を有する。
又、図8B及び図8Cに示すように、第1レーザユニット141には、光源及び光検出器用の接続端子1412が突設されている。よって、放熱部材146−1における他端部146bは、接続端子1412を避けて配置される。該配置によれば、他端部146bには、接続端子1412との干渉防止用の切欠等を形成する必要がなく、又、放熱面141bとあおり調整部材1421とを最短距離にて接続することができ光ピックアップ装置101全体のコンパクト化を図ることができる。
尚、上記配置は、上述した放熱部材146、及び以下に説明する放熱部材146の各変形例においても、適用される。
図9Aは、コ字型に成形した放熱部材146−2を示し、図9Bは、上記放熱部材146−2を第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に取り付けた状態を示している。このような放熱部材146−2は、あおり調整部材1421と2箇所にて接触することから、放熱部材146に比べて放熱性に優れるという効果を有する。
図10Aは、調整用治具との干渉を避けるための切欠146cを、放熱部材146の他端部146bの両端部に形成した放熱部材146−3を示す。尚、切欠146cは、半円形の貫通穴として図示するが、その形状は限定するものではない。図10Bは、このような放熱部材146−3を第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に取り付けた状態を示している。勿論、図8Cに示すように、放熱部材146−3の他端部146bを上側に配置することもできる。
上述したように、光学系の光軸調整、及び光源からのレーザの発光角の傾き調整を行うため、あおり調整部材1421及びスライド調整部材1422を微動調整する必要がある。その調整処理のために調整用治具が使用されるが、該調整用治具が放熱部材に干渉するのを防止する必要があり、放熱部材146−3における上記切欠146cは、上記干渉を防止するための切欠である。よって、放熱部材146−3によれば、調整部材142による調整を容易に行うことが可能となる。
上記調整用治具との干渉防止用の切欠を有する放熱部材として、例えば以下のような例も考えられる。これらの放熱部材においても、上記放熱部材146−3と同様に、第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に取り付けることができ、また、上記放熱部材146−3と同様の効果を奏することができる。
図10Cは、放熱部材146の他端部146bの中央部分に、他端部146bを貫通する、例えば円形の穴146dを形成した放熱部材146−4を示している。図10Dは、放熱部材146−4を第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に取り付けた状態を示す。
図10Eは、放熱部材146の他端部146bの中央部分に、他端部146bを切り欠いた、例えば長穴状の切欠146eを形成した放熱部材146−5を示している。図10Fは、放熱部材146−5を第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に取り付けた状態を示す。
図10Gは、放熱部材146の一端部146aの中央部分に、一端部146aを貫通して、例えば四角形の穴146fを形成した放熱部材146−6を示している。図10Hは、放熱部材146−6を第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に取り付けた状態を示す。
図10Iは、放熱部材146の一端部146aの中央部分に、一端部146aを切り欠いた、例えば四角形の切欠146gを形成した放熱部材146−7を示している。図10Jは、放熱部材146−7を第1レーザユニット141及びあおり調整部材1421に取り付けた状態を示す。
尚、放熱部材146−6、149−7では、上記調整用治具は、穴146f、切欠146gを介して第1レーザユニット141を微動させ調整を行う。
又、上述したそれぞれの放熱部材について、代表して放熱部材146を例に採るが、放熱性をより向上させるために放熱部材146と、第1レーザユニット141及び調整部材142との間に放熱用グリスを塗布することもできる。放熱用グリスの塗布例について、図11Aから図11Eに示す。
又、上述した図10Cから図10Jに示す放熱部材146−4〜146−7における穴146d、切欠146e、穴146f、切欠146gに対して、上記調整用治具による調整処理後、放熱用グリスを注入、塗布することもできる。
図11Aは、放熱部材146と、第1レーザユニット141の放熱面141bとの接触部分に放熱用グリス180−1を塗布し、放熱部材146の一端部146aの左右端面と上記放熱面141bとをブリッジするように放熱用グリス180−2を塗布し、放熱部材146の一端部146aの上端面と上記放熱面141bとをブリッジするように放熱用グリス180−3を塗布した例を示し、さらに、図11Bに示すように、放熱部材146の他端部146bと、あおり調整部材1421との間にブリッジ状に放熱用グリス180−4、180−5を塗布した例を示している。しかしながら図11A及び図11Bに示す塗布例に限定されず、放熱用グリス180−1〜180−5(総称して「放熱用グリス180」と記す。)が塗布される場所の少なくとも一つの場所に放熱用グリス180を塗布するようにしてもよい。又、放熱部材146の他端部146bと、あおり調整部材1421との接触面部分に放熱用グリス180を介在させてもよい。
図11Cは、あおり調整部材1421とスライド調整部材1422との間にもブリッジ状に放熱用グリス181−1を塗布した例を示し、図11Dは、さらに、スライド調整部材1422と基台110との間にもブリッジ状に放熱用グリス181−2を塗布した例を示している。又、図11Eに示すように、放熱部材146の一端部146aと、該一端部146aに対向する基台110の一部分111との間に放熱用グリス182を塗布することもできる。勿論、図11C〜図11Eに示す形態と、図11A〜図11Bに示す形態とを適宜組み合わせた形態を採ることもできる。
以上説明した種々の放熱部材における形態の内、上述の放熱部材146を例に採り、第1レーザユニット141の放熱面141bにおける温度変化グラフを図12に示している。尚、図12において、「L型」と記すものが放熱部材146に相当し、「ストレート型」と記すものは、第1レーザユニット141の放熱面141bのみに接触させた、不図示の平板状の放熱板に相当する。又、「+グリス」との記載は、上記L型又は上記ストレート型の放熱部材に放熱用のグリスを塗布した場合を示す。
図12より明らかであるように、放熱部材146を取り付け、さらに放熱用グリスを塗布した形態が最も優れた放熱性を有し、又、ストレート型の放熱部材にグリスを塗布した形態よりも放熱性が良好であることから、L字形状が放熱性に、より有効に寄与していることが分かる。
尚、本実施形態において、あおり調整部材1421及びスライド調整部材1422は、共に金属材料で構成されるとしたが、例えばスライド調整部材1422を例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)のような樹脂材料で構成することもできる。このような構成では、あおり調整やスライド調整のときに金属同士の接触面での摺動による調整ではなく、金属−樹脂間の摺動になるため、潤滑な調整が可能となったり、又、樹脂材料の使用により構成部材の軽量化が図れるという効果がある。又、このような構成においても、金属部材であるあおり調整部材1421により、排熱に関わる部材の熱容量が増すという観点からL字型の放熱部材を使用することが除熱の向上に効果的である。又、光ピックアップ装置の軽量化のため、光学基台110を樹脂材で形成するような場合においても、同様に、金属部材であるあおり調整部材1421により、排熱に関わる部材の熱容量が増すという観点からL字型の放熱部材を使用することが除熱の向上に効果的である。
尚、図2に示され、又、上述したように、BD用の光学系構成120において、現時点では、レーザ光源と光検出器とが樹脂材にて一体的にモールド成型されたレーザユニットは製品化されていない。よって光源部分は、現時点では比較的容易に除熱することができる。しかしながら、将来的に、BD用の光学系構成においても、レーザ光源と光検出器とが樹脂材にて一体的にモールド成型されたレーザユニットが製品化されるときには、上述した本実施形態における放熱部材146の構成を採用することは可能である。
又、図2及び図3に示す光ピックアップ装置101では、第1レーザユニット141に備わりDVD用の例えば波長680nmの赤色レーザ光を放射する半導体レーザ素子を有する光源と、第2レーザユニット145に備わりCD用の例えば波長780nmの赤外レーザ光を放射する半導体レーザ素子を有する光源とは、別々に構成されている。しかしながら、将来的に一つの光源から複数の波長にて複数種の光を放射可能な光源が開発されたときには、そのような新光源に対しても本発明は適用可能である。さらに、そのような新光源と、BD用の光学系とを一体化したピックアップ装置に対しても本発明は適用可能である。
さらに又、上述した光ピックアップ装置101は、第1レーザユニット141と基台110との間に調整部材142を設けた構成に対して、上述のように各種のバリエーションを有することができる放熱部材146を取り付けた構成であった。又、第1レーザユニット141及び調整部材142は、第1レーザユニット141の背後から基台110へ向けて押圧部材112にて押圧されている。しかしながら、放熱部材の設置は、このような構成に限定されるものではない。即ち、調整部材を備えない構成においては、押圧部材112による押圧動作は必要ではなく、押圧部材112は不要となる。このような構成において第1レーザユニット141の放熱面141bから放熱を行うためには、図13Aから図13Dに示すように、基台110に直接第1レーザユニット141を取り付けた構成に対して放熱部材を設ける構成が有効である。尚、図13Aから図13Dに示される構成において、上記放熱部材に対応する部材を放熱固定部材とする。
図13Aでは、第1レーザユニット141は、放熱面141bを基台110の外側に向けて配置され、放熱固定部材185にて基台110に固定される。放熱固定部材185は、第1レーザユニット141を基台110に固定しかつ上記放熱面141bから基台110へ熱を伝導する部材であり、一体的に形成された放熱面固定部185a及び基台固定部185bを有する。放熱面固定部185aは、放熱面141bに固定される部分であり、基台固定部185bは、第1レーザユニット141のレーザ光源から放射されるレーザ光の光軸方向186へ上記放熱面固定部185aから屈曲して基台110へ延在し基台110に固定される部分である。
上述のように放熱固定部材185は、第1レーザユニット141を基台110に固定するとともに、第1レーザユニット141の放熱面141bから基台110へ第1レーザユニット141の熱を効率的に伝導することができる。又、基台固定部185bは、放熱面固定部185aから屈曲して基台110へ延在する形状であることから、つまり放熱固定部材185はL字形の形状にてなることから、背面に放熱面141bを有する第1レーザユニット141の基台110への固定及び放熱をコンパクトな構成にて行うことを可能とする。
尚、図13Aでは、基台110には、放熱面固定部185aの固定を容易にする脚部110aを設けるが、脚部110aの無い基台110に対しても放熱固定部材185を取り付けることができる。例えば図13Bに示すように、基台固定部185bの端部を基台110の側面110bに当接させ固定する形態を採ることもできる。又、図13Cに示すように、基台固定部185bを基台110の側面110bに沿って屈曲させた屈曲延在部185cを有する形態を採ることもできる。
図13B及び図13Cに示す形態においても、放熱固定部材185により、第1レーザユニット141の放熱面141bから基台110へ第1レーザユニット141の熱を効率的に伝導することができ、第1レーザユニット141の基台110への固定及び放熱をコンパクトな構成にて行うことを可能とする。
又、図13Dに示すように、第1レーザユニット141を基台110に完全に埋設し、又は不完全に埋設し、放熱固定部材185を取り付けた形態を採ることもできる。このような構成においても、放熱固定部材185により、第1レーザユニット141の放熱面141bから基台110へ第1レーザユニット141の熱を効率的に伝導することができ、さらに第1レーザユニット141と基台110との接触面積が図13A等の場合に比べて増すことから、より放熱効率を高めることができる。
又、放熱面固定部185を有する構成に対して、上述した放熱用グリスを塗布することもできる。
上述したように構成される光ピックアップ装置101は、例えば図4に示すように、制御回路151を有する光ディスク装置150に備えることができる。上記制御回路151は、光ピックアップ装置101から得られる信号が供給され、該信号に基づいて光ディスク130〜132の回転制御、並びに、光学レンズのフォーカシング及びトラッキングの制御を行う。
光ディスク装置150によれば、上述のように光ピックアップ装置101は、BD用の光学系構成120及びCD及びDVD用の光学系構成140を有することから、記録密度の異なる複数の光ディスクに対応して、情報処理が可能となるという効果を有する。
さらに、上記光ディスク装置150を備えた、図5に示すコンピューター160、図6に示される光ディスクプレーヤー165、及び図7に示す光ディスクレコーダー170を構成することができる。これらの装置は、光ピックアップ装置101を備えることから、異なる種類の光ディスクを安定に記録あるいは再生でき、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。
尚、図5において、符号161は、中央演算装置(CPU)などの演算装置を示す。又、コンピューター160が有線又は無線の入出力端子を備えることで、ネットワーク、すなわち、複数の機器、例えば、コンピューター、電話、テレビチューナー、等と情報をやりとりし、これら複数の機器から共有の情報サーバー(光ディスクサーバー)として利用することも可能となる。
又、上記光ディスクプレーヤー165は、光ディスク装置150から得られる情報信号を画像に変換する変換装置、例えばデコーダーを有する光ディスクプレーヤーとして構成可能である。さらに光ディスクプレーヤー165は、例えばカーナビゲーションシステムとしても利用可能であり、又、液晶モニターなどの表示装置を加えた形態も可能である。
又、光ディスクレコーダー170では、画像情報を、光ディスク装置150によって光ディスクへ記録する情報に変換する変換装置、例えばエンコーダー171を有し、さらに、光ディスク装置150から得られる情報信号を画像に変換する変換装置、例えばデコーダー172も有することにより、既に記録した部分を再生することも可能となる。情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置を備えてもよい。
上述のように光ディスク装置150は、基材厚や対応波長、記録密度などの異なる複数種類の光ディスクに対して記録再生が可能である。さらに、この光ディスク装置150を用いた互換型光情報装置は、CD、DVD、BDなど多くの規格の光ディスクを扱うことができる。従って、コンピューター、光ディスクプレーヤー、光ディスクレコーダー、カーナビゲーションシステム、編集システム、データサーバー、AVコンポーネントなど、情報を蓄えるあらゆるシステムに応用展開可能である。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
又、2006年2月28日に出願された、日本国特許出願No.特願2006−052726号の明細書、図面、特許請求の範囲、及び要約書の開示内容の全ては、参考として本明細書中に編入されるものである。
本発明は、CDやDVD等の光ディスクとの間で情報の記録及び再生を行う光ディスク装置に備わる光ピックアップ装置、及び該光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置に応用可能である。
本発明の実施形態における光ピックアップ装置に備わるレーザユニット部分の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態における光ピックアップ装置のキャリッジ部分の斜視図である。 図2に示す光ピックアップ装置のキャリッジ部分に搭載されている光学系の概念図である。 本発明の実施形態における光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図4に示す光ディスク装置を備えた構成の一例としてのコンピュータ構成を示す斜視図である。 図4に示す光ディスク装置を備えた構成の一例としての光ディスクプレーヤー構成を示す斜視図である。 図4に示す光ディスク装置を備えた構成の一例としての光ディスクレコーダー構成を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材の一例を示す斜視図である。 図8Aに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図8Aに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材の他の例を示す斜視図である。 図9Aに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材の他の例を示す斜視図である。 図10Aに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材の他の例を示す斜視図である。 図10Cに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材の他の例を示す斜視図である。 図10Eに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材の他の例を示す斜視図である。 図10Gに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材の他の例を示す斜視図である。 図10Iに示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1等に示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた構成部分に対して、放熱用グリスを塗布する場所を説明するための斜視図である。 図11Aに示す構成部分の背面側を示した斜視図である。 図1等に示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた構成部分に対して、放熱用グリスを塗布する場所を説明するための斜視図である。 図1等に示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた構成部分に対して、放熱用グリスを塗布する場所を説明するための斜視図である。 図1等に示す放熱部材をレーザユニット及びあおり調整部材に取り付けた構成部分に対して、放熱用グリスを塗布する場所を説明するための斜視図である。 図1等に示す放熱部材を設けた構成における温度変化を示すグラフである。 本発明の実施形態における光ピックアップ装置に備わるレーザユニット部分の別の構成を示す断面図である。 図13Aに示す構成の変形例を示す断面図である。 図13Bに示す構成の変形例を示す断面図である。 図13Aに示す構成の変形例を示す断面図である。 従来の光ディスク装置を示す斜視図である。 図14に示す光ディスク装置に備わる光ピックアップ装置の斜視図である。 図15に示す光ピックアップ装置のキャリッジ部分を示す斜視図であり、キャリッジ部分に備わるレーザユニットの放熱用の部材を説明するための図である。 図16に示すキャリッジ部分を表裏逆向きに示した斜視図である。
符号の説明
101…光ピックアップ装置、110…基台、130…光ディスク、
140…CD及びDVD用光学系構成、141…第1レーザユニット、
141a…レーザ光放射面、141b…放熱面、142…調整部材、
144…対物レンズ、146…放熱部材、146a…一端部、146b…他端部、
150…光ディスク装置、151…制御回路、
1421…あおり調整部材、1422…スライド調整部材。

Claims (4)

  1. 基台と、上記基台に設けられレーザ光源を有するレーザユニットと、上記基台に設けられ上記レーザユニットと光ディスクとの間でレーザ光を伝搬する光学系と、上記基台と上記レーザユニットとの間に設けられ上記基台に対して上記レーザユニットを微動自在に支持しかつ上記レーザユニットから放射されたレーザ光の上記光ディスクへの調整を行う調整部材とを備えた光ピックアップ装置において、
    上記レーザユニットは、レーザ光放射面に対向する放熱面以外を樹脂で覆い、レーザユニットと上記調整部材との接触部分も樹脂であり、
    上記レーザユニットのレーザ光放射面に対向する放熱面及び上記調整部材に直接に接触し上記放熱面から上記調整部材へ熱を伝導する放熱部材を備え、該放熱部材は、上記放熱面に固定される一端部と、上記調整部材に接触する他端部とを有し、
    上記調整部材は、上記光学系の光軸を調整するため上記レーザユニットを可動とするスライド調整部材と、あおり調整を行うあおり調整部材とを有し、
    上記放熱部材は、上記あおり調整部材に直接に接触することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 上記放熱部材は、上記あおり調整部材と一体的に成型されている、請求項記載の光ピックアップ装置。
  3. 上記基台、上記放熱部材、及び上記調整部材は金属製である、請求項記載の光ピックアップ装置。
  4. 基台と、上記基台に設けられレーザ光源を有するレーザユニットと、上記基台に設けられ上記レーザユニットと光ディスクとの間でレーザ光を伝搬する光学系と、上記基台と上記レーザユニットとの間に設けられ上記基台に対して上記レーザユニットを微動自在に支持しかつ上記レーザユニットから放射されたレーザ光の上記光ディスクへの調整を行う調整部材と、上記レーザユニットのレーザ光放射面に対向する放熱面及び上記調整部材に直接に接触し上記放熱面から上記調整部材へ熱を伝導する放熱部材と、を有する光ピックアップ装置と、
    上記光ピックアップ装置から得られる信号が供給され、該信号に基づいて光ディスクの回転制御、並びに、光学レンズのフォーカシング及びトラッキングの制御を行う制御回路と、を備え、
    上記レーザユニットは、レーザ光放射面に対向する放熱面以外を樹脂で覆い、レーザユニットと上記調整部材との接触部分も樹脂であり、
    上記放熱部材は、上記放熱面に固定される一端部と、上記調整部材に接触する他端部とを有し、
    上記調整部材は、上記光学系の光軸を調整するため上記レーザユニットを可動とするスライド調整部材と、あおり調整を行うあおり調整部材とを有し、
    上記放熱部材は、上記あおり調整部材に直接に接触することを特徴とする光ディスク装置。
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