JP2002184167A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2002184167A
JP2002184167A JP2000377985A JP2000377985A JP2002184167A JP 2002184167 A JP2002184167 A JP 2002184167A JP 2000377985 A JP2000377985 A JP 2000377985A JP 2000377985 A JP2000377985 A JP 2000377985A JP 2002184167 A JP2002184167 A JP 2002184167A
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air
disk
disk device
blower
laser element
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JP2000377985A
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Hirobumi Taguchi
博文 田口
Kyuichiro Nagai
究一郎 長井
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動式のレーザー部で発生する熱による温度上
昇を空気の吹き付けにより抑制する。 【解決手段】ディスクを回転駆動するディスクモータ
と、レーザー素子と、該レーザー素子から放射された光
を前記ディスクの情報記録面に集光させ、情報記録面で
反射した光を受光素子に照射させる光学系と、前記ディ
スクモータ及びレーザー素子等の動作を制御する制御系
及び前記受光素子で受けた光から得られる信号を処理す
る信号処理系を備えた回路基板とを有するディスク装置
であって、装置内レーザー部に空気を吹き付ける機構を
設けることで冷却を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク、光磁気
ディスク等のディスク状媒体を用い、レーザー素子から
放射された光によりディスクに情報を記録または再生す
るディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを媒体にしたディスク装置に
おいては、通常レーザー素子から放出された光を用いて
ディスク上に情報の書き込みを行なったり、ディスクか
ら情報の読み取りを行なっている。
【0003】レーザー素子は作動時にそれ自体で発熱す
ると共に、ディスクモータ或いは回路基板の熱により加
熱されて温度上昇を生じる。この温度上昇はレーザー素
子の短寿命化を招く。そこで、レーザー素子の短寿命化
を回避して動作信頼性を確保するためには、レーザー素
子部の熱をいかに効率良く取り除くかが非常に重要な課
題となる。
【0004】ここで、ディスク装置全体の冷却方法の一
例として特開平10−312678号公報が開示されて
いる。
【0005】この方法によれば回路基板とメカブロック
双方を外気の導入により冷却することが可能である。し
かしながら、レーザー素子で発生する熱の解決方法につ
いては特に記載されておらず、更なるレーザーの長寿命
化、高信頼性を確保しようとすると尚不充分である場合
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例では、ディ
スク装置の一部に空気を通過させて回路基板を冷却する
と共に、メカブロックへの熱伝達を最小にするような構
造としている。しかしながらレーザー素子やディスクモ
ータで発生する熱のためにメカブロック内部の温度が上
昇し、レーザー素子の寿命や信頼性に悪影響を及ぼして
しまう。また、外気を通して冷却するときは、メカブロ
ック内部では外部からの埃や塵を避ける必要がある。
【0007】本発明の目的は、前記問題点を鑑み発熱の
多いレーザー部分に集中的に空気を吹き付け、効率良く
レーザー素子を冷却することにより、レーザー素子の高
寿命化を達成し、信頼性に優れたディスク装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、ディスクを回転駆動するディスクモー
タと、レーザー素子と、該レーザー素子から放射された
光を前記ディスクの情報記録面に集光させ、情報記録面
で反射した光を受光素子に照射させる光学系と、前記デ
ィスクモータ及びレーザー素子等の動作を制御する制御
系及び前記受光素子で受けた光から得られる信号を処理
する信号処理系を備えた回路基板とを有するディスク装
置であって、ディスク装置内部の空気を吸い込んで、デ
ィスク装置内部に吹き出す空気循環部を設けた構成とす
る。
【0009】この時、前記空気循環部には、空気を循環
させるための送風部を備えた構成とする。
【0010】また、前記空気循環部から吹き出す空気を
前記レーザー素子部に吹き付ける構成とする。
【0011】或いは、ディスクを回転駆動するディスク
モータと、レーザー素子と、該レーザー素子から放射さ
れた光を前記ディスクの情報記録面に集光させ、情報記
録面で反射した光を受光素子に照射させる光学系と、前
記ディスクモータ及びレーザー素子等の動作を制御する
制御系及び前記受光素子で受けた光から得られる信号を
処理する信号処理系を備えた回路基板とを有するディス
ク装置であって、ディスク装置外部の空気を吸い込んで
ディスク装置内部に吹き出す送風部を設けた構成とす
る。
【0012】この時、前記送風部から吹き出す空気を前
記レーザー素子部に吹き付ける構成とする。
【0013】ここで、前記循環空気及びまたは装置外部
から吸込んだ空気を装置内部に送風するために送風ファ
ン及びまたはブロア等の送風機を用いる。
【0014】また更に、前記送風機は前記回路基板によ
り、その電力を制御する構成とする。
【0015】ここで、前記空気循環部及びまたは空気送
風部の一部は収縮または変形可能な構造とする。
【0016】また、前記レーザー素子部には、放熱フィ
ンを備えた構造とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を一例
として光ディスク装置の一つでディスクに情報を記録及
び再生が可能であるDVD−RAMドライブ装置に適用
した場合について図1から図10を用いて説明する。ま
ず、本発明の光ディスク装置(以下、装置と記す)の第
1の実施の形態について図1乃至図2を用いて説明す
る。
【0018】図1は装置全体の概略分解斜視図であり、
本図1において、1はディスクであり、ディスク本体1
aと、該ディスク本体1aを包含するカートリッジ1b
及び開閉式のシャッター1cからなる。2はディスク1
を装置内外に搬出入するためのトレイ、3はディスク1
がトレイ2により所定位置に移動した際、ディスク本体
1aを載置及び保持し、回転させるターンテーブル、4
はディスク1がトレイ2により所定位置に移動した際、
ターンテーブル3とディスク本体1aを挟み込む形で保
持するクランパ、5はクランパ4の保持、位置決め及び
カートリッジ1bにあるシャッター1cの開閉機構(図
示せず)を備えたトッププレート、である。6は光学系
を内蔵しディスク本体1aに情報の記録及び再生を行な
うピックアップ、6cはレーザー素子部を保持している
レーザーホルダ(以下、ホルダと記す)、37は前記ホ
ルダ部分の温度を検出する温度センサ、である。尚、本
実施の形態においては、ホルダ6cはピックアップ6に
一体に組み合わされた構成となっている例について説明
を行なうこととする。
【0019】7a、7bはディスクとの信号のやり取り
を行なうピックアップ6を可動させる際の軌道となるガ
イドバー、8はピックアップ6と後述回路基板との間で
信号のやり取りを行なうフレキシブルパターンサーキッ
ト(以下、FPCと記す)、16はターンテーブル3を
回転させるディスクモータ、17はディスクモータ16
及びピックアップ6、を搭載しているユニットメカ、2
0はユニットメカ17、トッププレート5を搭載するメ
カベースである。
【0020】24は空気の吸い込み部(以下、吸い込み
口)24a、空冷箱24b、空気の吹き出し部(以下、
吹き出し口)24cから構成された空気循環部、であり
前記メカベース20内の空気の冷却、循環を行なってい
る。ここで本実施の形態においては空気循環部24はメ
カベース後方に配置した例について示している。
【0021】30はユニットメカ17上のディスクモー
タ16及びピックアップ6の制御や信号処理系を備えた
回路基板、30aは回路基板の一部である温度制御部で
あり、前記温度センサ37からの出力をもとに後述する
空気循環部24内のファンモータ24dに加える電力を
調節し、空冷箱24bにおける吹出し空気の流量を制御
することができる。また30bは回路基板30上に設け
られた信号伝達用のコネクタ部であり、前述のFPC8
の片端が挿入される構造となっている。31は回路基板
30で発生した熱をメカベースに伝達しないようにする
ためにメカベース20と回路基板30の間に配置された
断熱材である。
【0022】32、33は夫々装置外筐の一部を形成し
ているトップカバー、ボトムカバー、である。
【0023】34はディスク1の挿入方向に位置し、装
置外装の一部を構成するフロントパネル、34aは、装
置からディスクを搬出入する際に開閉するフロントドア
である。
【0024】引き続き、説明のため装置を上面から見て
主要な構成要素のみ抜き出した様子を図2に示す。ピッ
クアップ6はディスク1a上の情報の位置により、実線
で示す位置や2点鎖線で示す位置(6'で示す)の間で
移動する構成となっている。ここで、1aはディスク本
体(二点鎖線で示す)、7a、7bはピックアップ6が
移動する際の軌道となるガイドバー、20はメカベース
である。また24は空気循環部であり、空気の吸い込み
口24a、空気の吹き出しを行なう吹き出し口24c、
吸い込み口24aと吹出し口24の間にある空冷箱24
bから構成されている。空冷箱24b内には空気循環用
にファン24dを配置した構成である。
【0025】これらの構成により、メカベース20内の
空気は空気吸い込み口24aから図2中Bで示すように
吸い込まれ、空冷箱24bを経由しファン24dによっ
て空気が吹き出し口24cより吹き出される。この時、
メカベース内では、前述の通り、レーザー素子やディス
クモータからの発熱により空気の温度が上昇している
が、装置外に配置された空冷箱24bを通過することで
冷却され、吹出し口から温度の低い空気が吹出される。
【0026】また更に、ピックアップ6と一体に構成さ
れたレーザー素子が内蔵されたホルダ6cには放熱用の
フィン6dが配置されており、吹き出し口24cから吹
き出した空気がこのフィン6dに当たる構成とすること
によりホルダ6cで発生する熱を効率良く除去すること
ができる。
【0027】尚、本実施の形態では空気循環部24が装
置後方位置にある場合について説明しているが、それら
配置場所は特にこれに限られることなく、装置の側面方
向でも良いし、トップカバーの上面でも構わないし、ボ
トムカバー下面に配置した構造であっても良い。
【0028】引き続き、図3を用いて本発明の第2の実
施の形態について説明する。
【0029】図3(a)は、装置においてピックアップ
6がディスク外周近くにある場合の様子を示し、図3
(b)はピックアップ6がディスク内周近くにある場合
をそれぞれ示している。
【0030】ここで本図3において、メカベースは簡単
のため省略している。図3(a)、図3(b)中、1a
はディスク本体、7a、7bはピックアップ6が移動す
る際の軌道となるガイドバー、である。また、本発明に
おいてもピックアップ6のホルダ6c部に放熱用のフィ
ン6dを備えた構成としている。
【0031】44は空気循環部であり、空気吸い込み口
44a、空冷箱44b、空気吹き出し口44cから構成
されている。空気は空気吸い込み口44aから後述ファ
ンの負圧により空冷箱44b内に吸込まれ、ここで除熱
され空気吹き出し口44cより吹き出される。これらの
空気の流れを図中矢印Dで示している。
【0032】尚、本図3において吸い込み口44a、吹
き出し口44c部分はその構造が分かるように半断面を
とって示している。
【0033】本発明の構造上の特徴は、吹き出し口44
cにおいて直径の異なる中空のパイプを筒状に重ねこん
だ構造とし、さらにその先端44ca部分がホルダ6c
にあるフィン6dの一部と接合している点である。更
に、吸い込み口44aも吹き出し口44c同様、直径の
異なる中空のパイプを筒状に重ね、その先端44aaが
ピックアップ6の一部と接合した構造となっている。こ
れらの構造により、ピックアップ6が図3(b)に示す
ようにディスクの内周方向に移動した場合でも、吹き出
し口44aがフィン6dと接近した状態を保つことがで
きるので、空気循環部44で冷却された空気が冷たいま
まフィン6dに当たり、ホルダ6cでの温度上昇を防ぐ
ことを可能にしている。44dは空冷箱44内に配置さ
れた空気循環用のファンであり、前述第1の実施の形態
で説明したファン24dと同じ機能を持っている。
【0034】また、本実施の形態では収縮可能な構造を
空気の吸い込み口、吹き出し口の両方に同時に適用した
場合について説明しているが、この構造を吸い込み口の
み、または吹き出し口のみに適用することもできる。更
に本実施の形態では、吸い込み口、吹き出し口の構造を
パイプを筒状に重ねこんだ構造について説明したが、こ
れは本構造に限られず、例えば、ビニールチューブなど
の柔な構造で自由に曲ることのできるものでも代用する
ことが可能で、ピックアップの移動に従ってその吸い込
み口または吹き出し口を移動させることができる。
【0035】また、本実施の形態でも図3(a)、図3
(b)において空気循環部44が装置後方位置にある場
合について記述しているが、その配置場所はこれに限ら
れることなく、第1の実施の形態でも述べたように装置
の側面方向でも良いし、トップカバーの上面でも構わな
いし、ボトムカバー下面に配置した構造であっても構わ
ない。
【0036】引き続き第3の実施の形態について図4を
用いて説明する。
【0037】本図4中、20はメカベース、54は空気
循環部を形成するパイプ状の部材(以下、パイプと記
す)であり、その一端を空気の吸い込み口、もう一端が
吹き出し口とした構造としている。54dはパイプの内
側に配置された空気循環用のファンであり、空気を矢印
Eで示すよう、吸い込み口から吹き出し口へと移動させ
る方向に回転するものである。
【0038】本発明においては、前述第1、第2の実施
の形態における空冷箱に相当するのは、パイプ54にお
いて、外気と接する側、つまり装置外側に位置する部分
である。
【0039】これら第3の実施の形態とすることでも、
前述第1、第2の実施の形態同様、空気循環部を経由
し、冷やされた空気が図示しないホルダに向って吹き出
されるので、レーザー素子部分周りを冷却し、レーザー
の高寿命化を実現することが可能である。
【0040】また、本発明においても、空気の吸い込み
口及びまたは吹き出し口の構造は前述第2の実施の形態
のように直径の異なる中空のパイプを筒状に重ねこんだ
構造としても良いし、ビニールチューブなどの柔な構造
のものとして、可動するピックアップに追従する構造と
しても構わない。
【0041】また、本実施の形態でも空気循環部54が
装置後方位置にある場合について記述しているが、配置
場所はこれに限られることなく、前述第1の実施の形態
および第2の実施の形態同様、装置の側面方向でも良い
し、トップカバーの上面でも構わないし、ボトムカバー
下面に配置した構造であっても良い。
【0042】次に第4の実施の形態について図5を用い
て説明する。本発明の構造上の特徴は前述第1、第2、
第3の実施の形態とは異なり装置外部からの空気を装置
内に吹出すところにある。
【0043】本図5において、各記号は前掲図2と概略
同じであるので、ここでは変更のある記号についてのみ
記述する。
【0044】84は空気送風部であり、該空気送風部8
4内には空気送風用にファン84dを配置している。こ
こで84aは空気の吸い込み口であり装置外部からの空
気を吸い込むことができる。また、84eはフィルタで
あり、外気から吸い込まれた空気中に含まれた塵やゴミ
等を装置内に取り込まないようにしている。以上の点が
第1の実施の形態と異なるだけで、これ以外の空気送風
部の構造は前述第1の実施の形態における空気循環部と
同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。
【0045】このような構造にすることで、装置外の空
気が吸い込み口84aから図中Fで示すように吸い込ま
れ、ファン84dによって空気が運動エネルギを得て、
吹き出し口84cより吹き出される。
【0046】また、ピックアップ6と一体構成のレーザ
ー素子が内蔵されたホルダ6cには放熱用のフィン6d
が配置されており、吹き出し口84cから吹き出した空
気がこのフィン6dに勢いを持って当たる構成とするこ
とでホルダ6cで発生する熱を効率良く拡散・除去する
ことができる。
【0047】本第4の実施の形態においても、前記第1
乃至第3の実施の形態同様、空気を装置内部のレーザー
部近傍に吹き付けて冷却することが可能となるため、レ
ーザー寿命を延ばすことができ、信頼性の高い装置を実
現することが可能となる。
【0048】引き続き第5の実施の形態について図6を
用いて説明する。
【0049】図6は前述第3の実施の形態において、空
気の吸い込みを装置外部から行なう構成とした例につい
て示している。本図6中、20はメカベース、94は空
気循環部を形成するパイプであり、その一端は装置外部
からの空気の吸い込み口、もう一端を吹き出し口とした
構造となっている。ここで、空気の吸い込み口近辺には
フィルタ95が配置されており、装置外の空気を吸い込
む際、空気中の塵やゴミを装置内に入れないようにして
いる。また94dはパイプ94の内側に配置された空気
送風用のファンであり、空気が矢印Gで示す通り吸い込
み口から吹き出し口へと移動するよう回転する。 以
上、本図6に示す構成とすることでも、第3の実施の形
態同様にレーザー素子近傍を冷却する効果を得ることが
できる。
【0050】またここで、前述第4の実施の形態及び本
第5の実施の形態において、空気循環部の吹き出し口は
単なる中空状のパイプを用いた場合について説明した
が、吹き出し口の構造はこれに限られず、前述第2の実
施の形態で説明したようにその構造を直径の異なる中空
のパイプを筒状に重ねこんだ収縮可能な構造としても良
いし、ビニールチューブなどの柔な構造として、ピック
アップの動きに追従して移動できるものとしても構わな
い。
【0051】引き続き第6の実施の形態を図7を用いて
説明する。
【0052】図7に示す実施の形態も、前述第1の実施
の形態を変形させた例である。
【0053】図7において、各記号は前述図2と概略同
じであるので、ここでは変更のある箇所について説明す
る。
【0054】104は空気循環部であり、空気吸い込み
口104a、空冷箱104b、空気の吹き出し口104
c、空気循環用のファン104dから構成されている。
【0055】メカベース20内の空気はファン104d
により吸い込み口104aから矢印H方向に流れる。空
冷箱104bはメカベース20の外側に位置しているの
で、吸込まれた空気は空冷箱10bを通過する間に自然
冷却される。引き続きファン104dの回転により冷却
された空気が吹き出し口104cを経てメカベース20
内に吹き出される。この空気が図示しないレーザー素子
を保持しているホルダ6cに当たる際に冷却を行なうの
で、レーザー発光の安定化、及びレーザーの長寿命化を
実現することが可能となる。ここで図7中、6dはホル
ダ6cの冷却/放熱を促進するためのフィンである。
【0056】尚、本実施の形態では、メカベース20内
から空気を吸い込む構造としているが、本発明の範囲は
これらに限定されるものではなく、例えば前述第4の実
施の形態の如く、フィルタを介し装置外から空気を吸い
込む構造であっても構わない。また、空気の吸い込み
口、吐出し口の構造を前述図3を用いて説明したよう
に、パイプを筒状に重ね込んだ構造とし、ピックアップ
6の移動に伴い、吸い込み口及びまたは吹き出し口が収
縮可能な構造とすることも可能である。この吸い込み口
や吹出し口を収縮可能な構成とすることで、ピックアッ
プの位置によらず、より風量を保ったままの空気をレー
ザー部近傍に吹き付けることが可能になる。
【0057】さらに、本実施の形態では空気循環部10
4が装置後方位置にある場合について説明しているが、
それら配置場所は特にこれに限られることなく、装置の
側面方向でも良いし、トップカバーの上面でも構わない
し、ボトムカバー下面に配置した構造であっても良い。
【0058】これまで、6つの実施の形態について説明
してきたが、以降、さらに効率よく空気を冷却する実施
の形態について図8、図9、図10に示した。これらの
図は夫々前述第図4、第図6、第7図において、空気循
環部または空気送風部の一部分に放熱フィンを配した構
造を示している。
【0059】図8においては、図4で説明した実施の形
態において更にメカベース20の外側部分の空気循環部
54外周にヒートシンク55を備え、放熱フィン27を
密着させる構造としている。
【0060】図9においては、図6で説明した実施の形
態において更にメカベースの外側部分の空気送風部94
外周にヒートシンク55を備え、放熱フィン27を密着
させる構造としている。
【0061】ここで放熱フィン27は外気より高温とな
っている吹出し口の温度を下げ、吹出し口での空気の温
度を下げる効果を持っている。
【0062】図10においては、図7で説明した実施の
形態において、空気循環部の一部である空冷箱104b
に放熱フィン27を密着させる構造としている。このよ
うに空気循環部に放熱フィンを取付けることにより、外
気より高温になっているメカベース内の空気が空気循環
部を通過することでより一層冷却が促進され、その後に
レーザー素子に吹き付けられるため、装置のより高い信
頼性を確保することができる。
【0063】以上、これまで説明してきた実施の形態に
よれば、冷却空気をレーザー部近くに吹き出す構造につ
いて説明してきた。しかしながら、近年ディスクモータ
部分での発熱による装置内部温度の上昇や、装置を制御
する回路基板からの発熱に対しても、装置の高信頼性と
いう観点でそれら発熱要素による装置内部温度の上昇が
問題視されている。
【0064】そこで、本発明による冷却空気を、レーザ
ー部分のみならず、ディスクモータに吹き付ける構成と
なるように空気の吹き出し口を変形しても良いし、ある
いは、回路基板の発熱部分について特に冷却された空気
を吹き付ける構成、あるいはレーザー部分をはじめ、デ
ィスクモータ、回路基板、等の複数箇所に向けて同時に
吹き付ける形態としても構わない。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば可動式のレーザー素子を
搭載したディスク装置において、レーザー動作時に発生
する熱を空気を吹き付けることで冷やし、また、空気の
送風量を調節することでレーザー素子近傍の温度を制御
することができるので、レーザー出力の安定化、長寿命
化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態を示す説明図
(概略斜視図)である。
【図2】本発明による第1の実施の形態を示す説明図で
ある。
【図3】本発明による第2の実施の形態を示す説明図で
ある。
【図4】本発明による第3の実施の形態を示す説明図で
ある。
【図5】本発明による第4の実施の形態を示す説明図で
ある。
【図6】本発明による第5の実施の形態を示す説明図で
ある。
【図7】本発明による第6の実施の形態を示す説明図で
ある。
【図8】本発明による その他の実施の形態を示す説明
図である。
【図9】本発明による その他の実施の形態を示す説明
図である。
【図10】本発明による その他の実施の形態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…ディスク、 2…トレイ、 3…ターンテーブル、 4…クランパ、 5…トッププレート、 6…ピックアップ、 7a、7b…ガイドバー、 16…ディスクモータ、 20…メカベース、 24、44、104…空気循環部、 24d、44d、54d、84d、94d、104d…
ファン、 27…放熱フィン、 30…回路基板、 31…断熱材、 32…トップカバー、 33…ボトムカバー、 54、94…パイプ、 55…ヒートシンク、 84、94…空気送風部、 84e、95…フィルタ、

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを回転駆動するディスクモータ
    と、レーザー素子と、該レーザー素子から放射された光
    を前記ディスクの情報記録面に集光させ、情報記録面で
    反射した光を受光素子に照射させる光学系と、前記ディ
    スクモータ及びレーザー素子等の動作を制御する制御系
    及び前記受光素子で受けた光から得られる信号を処理す
    る信号処理系を備えた回路基板とを有するディスク装置
    であって、ディスク装置内部の空気を吸い込んで、ディ
    スク装置内部に吹き出す空気循環部を設けたことを特徴
    とするディスク装置。
  2. 【請求項2】前記空気循環部には、空気を循環させるた
    めの送風部を備えた構成とすることを特徴とする前記請
    求項1に記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】前記空気循環部から吹き出す空気を前記レ
    ーザー素子部に吹き付ける構成としたことを特徴とする
    前記請求項1乃至請求項2に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】ディスクを回転駆動するディスクモータ
    と、レーザー素子と、該レーザー素子から放射された光
    を前記ディスクの情報記録面に集光させ、情報記録面で
    反射した光を受光素子に照射させる光学系と、前記ディ
    スクモータ及びレーザー素子等の動作を制御する制御系
    及び前記受光素子で受けた光から得られる信号を処理す
    る信号処理系を備えた回路基板とを有するディスク装置
    であって、ディスク装置外部の空気を吸い込んでディス
    ク装置内部に吹き出す送風部を設けたことを特徴とする
    ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記送風部から吹き出す空気を前記レーザ
    ー素子部に吹き付ける構成としたことを特徴とする前記
    請求項4に記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】前記循環空気をディスク装置内部に送風す
    るために送風ファンまたはブロア等の送風機を用いたこ
    とを特徴とする前記請求項1乃至請求項3に記載のディ
    スク装置。
  7. 【請求項7】前記吸い込んだ空気をディスク装置内部に
    送風するために送風ファンまたはブロア等の送風機を用
    い、前記送風部にフィルタを用いたことを特徴とする前
    記請求項4乃至請求項5に記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】前記送風機は前記回路基板により、その電
    力を制御されることを特徴とする前記請求項6に記載の
    ディスク装置。
  9. 【請求項9】前記送風機は前記回路基板により、その電
    力を制御されることを特徴とする前記請求項7に記載の
    ディスク装置。
  10. 【請求項10】前記空気循環部または空気送風部の一部
    は収縮または変形可能な構造であることを特徴とする前
    記請求項1乃至3、6に記載のディスク装置。
  11. 【請求項11】前記空気送風部の一部は収縮または変形
    可能な構造であることを特徴とする前記請求項4乃至
    5、7に記載のディスク装置。
  12. 【請求項12】前記レーザー素子部には、放熱フィンを
    備えた構造とすることを特徴とする前記請求項1に記載
    のディスク装置。
  13. 【請求項13】前記レーザー素子部には、放熱フィンを
    備えた構造とすることを特徴とする請求項4に記載のデ
    ィスク装置。
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