JP2005160381A - 壁面緑化装置 - Google Patents

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宣雄 広瀬
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Abstract

【課題】構造が簡単で部品点数が少なく、植物の根を必要十分に張らせて成長を促進し、十分長持ちさせることが出来る壁面緑化装置を提供する。
【解決手段】前面板部1及び後面板部2を有する中空パネル状に形成され、建築物Tの外壁面に沿って設置される装置本体6を備え、この中空パネル状装置本体6の前面板部1に多数の植込用開口部7を形成すると共に、各植込用開口部7の上半部側に装置本体6の内側へ突出する土除け庇部8を形成し、下半部側には装置本体6の外側へ突出する植込用土受け部9を形成し、前記中空パネル状装置本体6の内部及び各植込用土受け部9に植栽用土を充填し、各植込用土受け部9より植物Pを植え込むようにしてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物躯体の外壁面あるいはバルコニー、ベランダ、屋上等の手摺りの外壁面その他の建築物の外壁面を、自然植物の植栽によって緑化する壁面緑化装置に関するものである。
近年、都市化の進展に伴って、都市域の地上気温が周辺部より高くなる所謂ヒートアイランド現象が著しくなっていることから、このヒートアイランド現象を緩和する目的で、緑化事業が推進されているが、その一環として建築物の外壁面等を緑化する壁面緑化装置が種々提案されている(例えば、引用文献1及び引用文献2参照)。
特開平6−225645号公報 特開2002−315436号公報
上記特許文献1,2に記載されているような壁面緑化装置は、構造が複雑で部品点数が多く、製作コストが高くつき、またこれらの緑化装置では、根を張る範囲が一定の比較的狭い部分に制限されるために、植物は根を必要十分に張ることが出来ず、長持ちし難い、という問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、構造が簡単で部品点数が少なく、製作が簡単であると共に、植物の根を必要十分に張らせることが出来て植物の成長を促進させ、十分長持ちさせることの出来る壁面緑化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の壁面緑化装置は、前面板部1及び後面板部2を有する中空パネル状に形成され、建築物Tの外壁面に沿って設置される装置本体6を備え、この中空パネル状装置本体6の前面板部1に多数の植込用開口部7を形成すると共に、各植込用開口部7の上半部側に装置本体6の内側へ突出する土除け庇部8を形成し、下半部側には装置本体6の外側へ突出する植込用土受け部9を形成し、前記中空パネル状装置本体6の内部及び各植込用土受け部9に植栽用土を充填し、各植込用土受け部9より植物を植え込むようにしてなることを特徴とする。
請求項2に係る発明の壁面緑化装置は、前面板部1及び後面板部2を有する中空パネル状に形成され、建築物Tの外壁面に沿って設置される装置本体6を備え、この中空パネル状装置本体6の前面板部1及び後面板部2に夫々多数の植込用開口部7を形成すると共に、各植込用開口部7の上半部側に装置本体6の内側へ突出する土除け庇部8を形成し、下半部側には装置本体6の外側へ突出する植込用土受け部9を形成し、前記中空パネル状装置本体6の内部及び各植込用土受け部9に植栽用土を充填し、各植込用土受け部9より植物を植え込むようにしてなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の壁面緑化装置において、前記装置本体6の上端部に灌水用孔部10を複数設けてなることを特徴とする。
請求項4は、請求項3に記載の壁面緑化装置において、前記孔部10は、灌水用孔部の他に、植込み用の孔部及び植栽用土を投入する土投入用孔を兼ねていることを特徴とする。
請求項5は、請求項3又は4に記載の壁面緑化装置において、前記装置本体6の上端部には前記灌水用孔部10に雨水を流し込むための傾斜状の雨水流し板11を設けてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、 請求項1に係る発明の壁面緑化装置によれば、装置本体6の各植込用土受け部9より植え込んだ植物Pにより建築物を壁面緑化して、ヒートアイランド現象の低減に寄与出来ると共に、内部に植栽用土Gを充填し且つ前面板部1側に植物Pを植栽した装置本体6の断熱作用及び防音作用によって、普通の壁面同様に内外部からの断熱及び防音に優れた効果を発揮することが出来る。そして特にこの壁面緑化装置は、装置全体の構造が簡素にして部品点数が少ないから、製作が容易でコストを安く出来、装置の搬送及び取付施工が簡単容易となる。また植栽用土Gの充填に際しては、装置本体6の上部より植栽用土Gを投入すれば、土除け庇部8によって、植込用開口部7から植栽用土Gをこぼすことなく、装置本体6の内部及び各植込用土受け部9にわたって一様に植栽用土Gを充填することが出来る。
請求項2に係る発明の壁面緑化装置によれば、上記のような請求項1の効果に加えて、装置本体6の前面板部1及び後面板部2の両面側で植物Pを植栽できるから、手摺りT等の外壁面と内壁面とを同時に緑化することが出来ると共に、内部に植栽用土Gを充填し且つ前面板部1と後面板部2の両面側に植物Pを植栽した装置本体6の断熱作用及び防音作用によって、建築物の断熱及び防音に非常に優れた効果を発揮することが出来る。
請求項3に係る発明の壁面緑化装置によれば、装置本体6の上端部に灌水用孔部10を複数設けたことにより、装置本体6内部に必要以上の水を供給することがなく、灌水を有効に行わせることが出来ると共に、灌水が容易となる。
請求項4に係る発明の壁面緑化装置によれば、前記孔部10と、灌水用孔部の他に、植込み用の孔部及び植栽用土を投入する土投入用孔を兼ねているから、灌水及び植栽用土Gの投入を効果的に行わせることができると共に、装置本体6の上端部での植物Pの植栽が可能で、装置本体6の上端部での緑化が可能となる。
請求項5に係る発明の壁面緑化装置によれば、装置本体6の上端部に雨水流し板11を設けることにより、降雨時の雨水を、この流し板で集水して灌水用孔部10に有効に注ぎ込むことが出来る。
以下に本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明すると、図1の(a) は本発明に係る壁面緑化装置Aをバルコニーの手摺りに設置した状態を屋外側から見た正面図、(b) は(a) のV−V線断面図である。図2は同壁面緑化装置Aの一部分を拡大して正面側から見た斜視図、図3の(a) は図1の(a) のX−X線拡大断面図、(b) は図1の(a)
のY−Y線拡大断面図である。図4は植物を植栽した状態を示す図3の(a) と同様な壁面緑化装置Aの断面図、図5は同じく植物を植栽した状態を示す図3の(b) と同様な壁面緑化装置Aの断面図である。この壁面緑化装置Aは、夫々アルミニウム板からなる前面板部1、後面板部2及び上下左右の側板部3,4,5,5によって中空パネル状に形成された装置本体6を有する。
この中空パネル状装置本体6の前面板部1には多数の植込用開口部7が形成されると共に、各植込用開口部7の上半部側には中空パネル状装置本体6の内側へ突出する正面視三角形状の土除け庇部8が形成され、各植込用開口部7の下半部側には中空パネル状装置本体6の外側へ突出する正面視逆三角形状の植込用土受け部9が形成されている。
装置本体6の前面板部1に植込用開口部7を形成すると共に、各植込用開口部7に土除け庇部8及び植込用土受け部9を形成するにあたっては、先ず最初に、前面板部1に例えば打ち抜き加工によって多数の菱形状切り抜き部COを縦横整列状に形成する。そして、各菱形状切り抜き部COの上半部側開口端部に、予めアルミニウム板で三角山形に形成した土除け庇部8を、装置本体6の内側へ突出するように溶接によって固着し、また下半部側開口端部に、同じくアルミニウム板で予め三角山形状に形成した植込用土受け部9を、土除け庇部8とは反対に装置本体6の外側へ突出するように溶接により固着し、こうして各菱形状切り抜き部COの開口端部の上半部側に土除け庇部8を、下半部側に植込用土受け部9を夫々固着することによって、土除け庇部8と植込用土受け部9との間に植込用開口部7が形成される。
この実施形態では土除け庇部8及び植込用土受け部9が夫々正面視山形に形成されたものであるが、これに限らず、正面視矩形状や正面視半円形状に形成されたものでもよい。土除け庇部8及び植込用土受け部9が正面視矩形状の場合は、上記切り抜き部CO全体の形状が矩形状となり、また正面視半円状の場合は切り抜き部CO全体の形状が円形状となる。
また、この実施形態では、各切り抜き部COの上半部側開口端部及び下半部側開口端部に予め形成した土除け庇部8及び植込用土受け部9を、夫々溶接によって固着するようにしているが、溶接以外の固着方法としては、予め形成する土除け庇部8及び植込用土受け部9に夫々取付代を設けておいて、この取付代を各切り抜き部COの開口端部近傍にビス止めしたり、リベット接合するようにしてもよい。
また、この実施形態では、上記のように前面板部1に切り抜き部COを形成して、この切り抜き部COの上半部側開口端部及び下半部側開口端部に予め形成した土除け庇部8及び植込用土受け部9を後付けするようにしたものであるが、装置本体6を延性の優れた金属板で形成することが出来れば、前面板部1に横に延びる直線状の切り込みを多数形成しておいて、プレス加工により各切り込みの上側部分を装置本体6の内側へ例えば三角山形状に突出させ、同切り込み部分の下側部分を装置本体6の外側へ同じく三角山形状に突出させることによって、土除け庇部8と植込用土受け部9とを前面板部1と一体に形成し、同時に土除け庇部8と植込用土受け部9との間に植込用開口部7を形成することが出来る。
上記装置本体6の上側板部3には、複数の灌水用孔部10が所要間隔おきに設けられている。このように装置本体6の上側板部3に灌水用孔部10を複数設けたことによって、装置本体6内部に必要以上の水を供給することがなく、灌水を有効に行わせることが出来ると共に、灌水が容易となる。各孔部10は、灌水のための孔部の他に,植込み用の孔部及び植栽用土を投入する土投入用孔も兼ねているため、図示のように相当大きな円形状に形成されている。即ち、灌水だけの目的であれば、孔部の径は比較的小さくてもよいが、孔部から植栽用土を投入すると共に、植物を植え込むことが出来るように、十分に大きく形成されている。各孔部10が灌水用と植込み用と土投入用とを兼ねていることにより、灌水及び植栽用土Gの投入を効果的に行わせることができると共に、装置本体6の上端部での植物Pの植栽が可能で、装置本体6の上端部での緑化が可能となる。
また、装置本体6の上側板部3の後端には、植込み用孔部を兼ねた前記灌水用孔部10に雨水を流し込むための傾斜状の雨水流し板11が設けられている。この雨水流し板11は、装置本体6の形成材料と同じアルミニウム板によって形成され、そして下端取付部11aがビス等によって装置本体6の後板部2の上端部に取付け固定される。前面板部1の上端部には、雨水流し板11から流れてきた雨水をせき止める止水壁12が設けてある。また、図示は省略するが、装置本体6の下側板部4には排水孔(水抜き孔)が設けられている。
上記のような構成よりなる壁面緑化装置Aは、図1に例示するようにバルコニーの手摺りTの外壁面下部側に取り付けられる。この手摺りTは、バルコニーの室外側にある堰壁部20上に立設された複数本の笠木支柱21と、これら笠木支柱21の上端部をつなく手摺笠木22と、隣り合う笠木支柱21,21の上半部間に横架される横桟23とから構成される。しかして、この壁面緑化装置Aの取付けにあたっては、装置本体6を手摺りTの外壁面側に配置し、装置本体6の後面板部2に取り付けられている取付用ブラケット13を、隣り合う笠木支柱21,21の対向側面に例えばビス止めすればよい。
壁面緑化装置Aの使用にあたって、先ず、所要の植栽用土Gを中空パネル状装置本体6の内部及び各植込用土受け部9に充填する。この植栽用土Gの充填は、装置本体6の上端部に設けてある各灌水用孔部10より行う。各灌水用孔部10より投入される植栽用土Gは、各植込用開口部7の上半部側に設けられた土除け庇部8に当たってその左右両側を通り、あるいは土除け庇部8と後面板部2との間を通って流下し、装置本体6の底部より漸次堆積しつつ、各植込用開口部7の植込用土受け部9側に流入して、各植込用土受け部9に充填供給される。
この場合、各植込用開口部7の上半部側に設けられた土除け庇部8は、装置本体6の上部側から装置本体6内部に充填される植栽用土Gが植込用土受け部9に流れ込んでそのまま植込用土受け部9の外へこぼれ出るのを阻止するものである。因みに、各植込用開口部7に土除け庇部8が設けられていなければ、装置本体6内部に充填される植栽用土Gが植込用土受け部9からこぼれ出てしまい、適正な充填が出来なくなる。
上記のように植栽用土Gを装置本体6の各灌水用孔部10から投入することで、装置本体6の内部全体及び各植込用土受け部9に殆ど一様に植栽用土Gを充填することが出来るが、植込用土受け部9への充填量が少ない場合には、植込用開口部7の外側から植込用土受け部9に植栽用土Gを補充すればよい。
上記のようにして装置本体6の内部及び各植込用土受け部9に植栽用土Gを充填したならば、各植込用土受け部9より植物Pを植え込んで植栽する。また装置本体6上部の灌水用孔部10からも植物Pを植え込むことが出来る。植栽する植物Pとしては、セダムが最も好ましい。このセダムは、多肉植物の仲間で、少量の水と土で育つ非常に丈夫な植物である。勿論、セダム以外の他の適当な植物を植栽することが出来るものである。
図1、図4及び図5には、装置本体6の各植込用土受け部9及び装置本体6の上部に夫々植え込んで植栽した植物Pがある程度成長した状態を示す。各植込用土受け部9に植物Pを植え込む場合は、図4に示すように、植込用土受け部9だけでなく、植込用土受け部9を越えてその奥側にも植え込むことが出来る。こうして装置本体6に植栽した植物Pは、図示は省略するが、更に成長して繁茂し、装置本体6の前面板部1全体を覆って緑の壁を形成し、手摺りTの外壁面を緑化することが出来る。この壁面緑化装置Aは、手摺りTの一部を構成するものである。
灌水を必要とする場合は、散水用ホース等によって装置本体6の上方より散水すれば、その水が、装置本体6上部の灌水用孔部10から装置本体6内部に流入し、また各植込用開口部7より植込用土受け部9に供給されるから、容易に灌水を行うことが出来る。また、降雨時には、雨水が灌水用孔部10から装置本体6内部に流入し、各植込用開口部7の植込用土受け部9に注がれて、自然灌水を行うことが出来る。
また、装置本体6の上端部には雨水流し板11が設けてあるため、降雨時の雨水を、この流し板11で集水して灌水用孔部10に有効に注ぎ込むことが出来る。また、この際、前面板部1の上端部に設けられた止水壁12によって、雨水流し板11から流れてきた雨水がせき止められるから、灌水用孔部10への雨水の注ぎ込みを一層有効に行わせることが出来る。
上述した壁面緑化装置Aは、前面板部1、後面板部2及び上下左右の側板部3,4,5とによって中空パネル状に形成された装置本体6を有し、この中空パネル状装置本体6の前面板部1に多数の植込用開口部7を形成すると共に、各植込用開口部7の上半部側に土除け庇部8を形成し、下半部側に植込用土受け部9を形成し、装置本体6の内部及び各植込用土受け部9に植栽用土を充填し、各植込用土受け部9より植物Pを植え込のようにしたもので、この植え込んだ植物Pの成長によって手摺りTを壁面緑化すると共に、内部に植栽用土Gを充填し且つ前面板部1側に植物Pを植栽した装置本体6が断熱作用及び防音作用で手摺りTの内外部からの断熱及び防音に優れた効果を発揮することが出来る一方、装置全体の構造が簡素にして部品点数が少ないから、製作が容易でコストを安く出来、装置の搬送及び取付施工が簡単容易となり、そして植栽用土Gの充填に際しては灌水用孔部10より植栽用土Gを投入することにより、装置本体6の内部及び各植込用土受け部9にわたって一様に植栽用土を充填することが出来る。
そしてまた、各植込用土受け部9より植え込んだ植物Pは、植込用土受け部9の部分だけでなく、植込用土受け部9を越えて装置本体6の内部まで根を伸ばして必要十分に張ることが出来るから、植物Pの成長を促進し、植栽寿命を十分長く延ばすことが出来る。
図1〜図5によって説明した壁面緑化装置Aは、中空パネル状装置本体6の前面板部1に多数の植込用開口部7を形成すると共に、各植込用開口部7の上半部側に装置本体6の内側へ突出する土除け庇部8を形成したものであるが、図6には、中空パネル状装置本体6の前面板部1と後面板部2との両板部1,2に夫々多数の植込用開口部7を形成すると共に、各板部1,2の夫々の植込用開口部7の上半部側に装置本体6の内側へ突出する土除け庇部8を形成し、下半部側には装置本体6の外側へ突出する植込用土受け部9を形成してなる壁面緑化装置Bを示す。
この壁面緑化装置Bの後面板部2に形成される植込用開口部7、土除け庇部8及び植込用土受け部9の夫々の構成及び作用については、上述した壁面緑化装置Aにおける植込用開口部7、土除け庇部8及び植込用土受け部9と同じであるため、図6の(a) 及び(b) には図1の(a) 及び(b) に示す壁面緑化装置Aと同じ符号を付して、その構成及び作用の説明を省略する。この壁面緑化装置Bでは、装置本体6に植栽した植物Pは、成長して繁茂し、装置本体6の前面板部1及び後面板部2の夫々全体を覆うようになり、それによって手摺りTの外壁面と内壁面とを同時に緑化することが出来、この実施形態のようにバルコニーやベランダの手摺りに適用した場合に特に有効である。
以上説明した実施形態では、装置本体6の上側板部3に設けた孔部10より装置本体6内への植栽用土Gの充填を行うようにしているが、装置本体6の上側板部3を無くして、装置本体6の上端面を全面開口した構造にすることにより、その上端全面開口部より植栽用土Gの充填をようにしてもよい。また、灌水もその上端全面開口部より行うようにすることが出来る。
また、上述の実施形態では、手摺りの外壁面に設置した壁面緑化装置A,Bについて説明したが、本発明に係る壁面緑化装置は、建物躯体の外壁面にも設置することも出来るもので、特に内部に植栽用土Gを充填した装置本体6が断熱作用及び防音作用によって、建物躯体の外壁同様に内外部からの断熱及び防音に優れた効果を発揮することが出来る。
(a) は本発明に係る壁面緑化装置をバルコニーの手摺りに設置した状態を屋外側から見た正面図、(b) は(a) のV−V線断面図である。 同壁面緑化装置の一部分を拡大して正面側から見た斜視図である。 (a) は図1の(a) のX−X線拡大断面図、(b) は図1の(a) のY−Y線拡大断面図である。 植物を植栽した状態を示す図3の(a) と同様な壁面緑化装置の断面図である。 同じく植物を植栽した状態を示す図3の(b) と同様な壁面緑化装置の断面図である。 (a) は装置本体の前面板部と後面板部との両板部に夫々多数の植込用開口部を形成した壁面緑化装置の実施形態を示す図1の(a) と同様な正面図、(b) は(a) のZ−Z線断面図である。
符号の説明
A,B 壁面緑化装置
1 前面板部
2 後面板部
6 装置本体
7 植込用開口部
8 土除け庇部
9 植込用土受け部
10 灌水用孔部
P 植物
G 植栽用土

Claims (5)

  1. 前面板部及び後面板部を有する中空パネル状に形成され、建築物の外壁面に沿って設置される装置本体を備え、この中空パネル状装置本体の前面板部に多数の植込用開口部を形成すると共に、各植込用開口部の上半部側に装置本体の内側へ突出する土除け庇部を形成し、下半部側には装置本体の外側へ突出する植込用土受け部を形成し、前記中空パネル状装置本体の内部及び各植込用土受け部に植栽用土を充填し、各植込用土受け部より植物を植え込むようにしてなる壁面緑化装置。
  2. 前面板部及び後面板部を有する中空パネル状に形成され、建築物の外壁面に沿って設置される装置本体を備え、この中空パネル状装置本体の前面板部及び後面板部に夫々多数の植込用開口部を形成すると共に、各植込用開口部の上半部側に装置本体の内側へ突出する土除け庇部を形成し、下半部側には装置本体の外側へ突出する植込用土受け部を形成し、前記中空パネル状装置本体の内部及び各植込用土受け部に植栽用土を充填し、各植込用土受け部より植物を植え込むようにしてなる壁面緑化装置。
  3. 前記装置本体の上端部に灌水用孔部を複数設けてなる請求項1又は2に記載の壁面緑化装置。
  4. 前記孔部は、灌水用孔部の他に、植込み用の孔部及び植栽用土を投入する土投入用孔を兼ねている請求項3に記載の壁面緑化装置。
  5. 前記装置本体の上端部には前記灌水用孔部に雨水を流し込むための傾斜状の雨水流し板を設けてなる請求項3又は4に記載の壁面緑化装置。
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