JP3054749B2 - 防音壁の施工方法 - Google Patents

防音壁の施工方法

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JP3054749B2
JP3054749B2 JP4209421A JP20942192A JP3054749B2 JP 3054749 B2 JP3054749 B2 JP 3054749B2 JP 4209421 A JP4209421 A JP 4209421A JP 20942192 A JP20942192 A JP 20942192A JP 3054749 B2 JP3054749 B2 JP 3054749B2
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greening
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plant
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忠衛 瀧野
一雄 関口
勝男 木村
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小岩金網株式会社
岡部株式会社
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緑化した防音壁の施工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の防音壁は、道路の路肩等にH鋼か
らなる支柱を一定間隔で配置し、その支柱間にコンクリ
ート板や鋼製パネル等からなる防音パネルを数枚挿入し
て構成されている。また、道路の緑化方法として、樹木
や植物等を列状に植設することで試みられている。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題点】前記の従来の防音
壁の緑化技術には、次のような問題点がある。 <イ> 従来の防音壁は、防音性は期待できるが緑化に
は適さない構造である。 <ロ> 樹木群だけでは、防音効果が極めて低い。 <ハ> 工費や工期の点で改善の余地がある。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは、防音性を損なわず緑化
を行える防音壁の施工方法を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】すなわち本発明は、路
肩等の構築予定地に一定間隔を隔てて立設した支柱間
上口を開放した籠を横架しつつ前記籠内に緑化基材
を充填しながら積み上げて防音壁を施工する方法におい
て、少なくとも側面が植設可能な粗目の開口寸法に形成
されている籠を使用し、前記籠の内面に緑化基材流出防
止用の細目の網状シートを配置して緑化基材を充填しな
がら積み上げ、籠の側面開口を通じて露出させた緑化基
材に植物等を植設して緑化することを特徴とする、防音
壁の施工方法である。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明について説
明する。 <イ>防音壁の構成(図1) 防音壁1は、図1に示す様に路肩に沿って一定間隔で設
置した支柱の間に籠を設置して構成する。以下詳述
する。
【0007】<ロ>籠(図2) 籠2は、矩形の底面の四辺に上方へ向けて側面が取付け
られており、上部を開口して構成されている。その底面
及び側面は、少なくとも通水性を有する部材で形成さ
れ、例えば、パイプからなる板体で形成される。底面及
び側面は、その他、エキスパンドメタル、溶接金網、菱
形金網、クリンプ金網、織金網又は樹脂網等で形成して
も良い。図2に示す様に、籠2を形成しているパイプの
間隔はやや大きめ(粗目)に設定され、井桁状のパイプ
間から植物6を植設できる寸法であれば良い。籠2内面
には、シート4が張設されている。シート4は、籠2内
から緑化基材5の流出を防止すると共に、雨水の浸透を
許容する性質のものであり、例えば、細目の布又は樹脂
製ネット等を採用することができる。緑化基材5は、植
設予定の植物6の基盤土となるものである。
【0008】<ハ>支柱(図1) 支柱3は,籠2の両端部を挟持して支持する部位であ
り、例えばH鋼で構成される。
【0009】<ニ>植物(図2) 植物6は、現場環境や使用目的に応じて選択するが、例
えばツタ類又は多年草類等を採用できる。また植物6
は、ポット61に収容した木本類を使用する場合もあ
る。
【0010】
【作用】つぎに本発明の防音壁の施工方法について説明
する。 <イ>支柱の設置(図4) 路肩等の防音壁1を設置予定地に支柱3を一定間隔で立
設して行く。支柱3の下方部は、基礎工を施し支柱3が
容易に転倒しないように構成する。支柱3の立設間隔
は、籠2の長手方向の長さよりやや広い距離で設定す
る。
【0011】<ロ>籠への客土(図2) 籠2内面にシート4を内設する。そして、緑化基材5で
籠2内を充填する。シート4は細目の布等により形成さ
れるので緑化基材5が籠2から流出することはない。
【0012】<ハ>籠のセット(図4) 立設した支柱3間に上方より順次籠2を設置して積み重
ねていく。支柱3の立設間隔を籠2の長手方向の長さと
ほぼ同距離に設定しているので、支柱3内に上方より籠
2を順次落とし込むだけで防音壁1を形成できる。
【0013】<ニ>緑化工(図2、図3) 籠2の側面22のパイプで囲まれた部分の大きさで、籠
2内に内設されるシート4の一部を切り取り、その切り
口から露出する緑化基材5の一部を排除して、植設孔2
3を設ける。植設孔23は、開孔部が上向きになるよう
に傾斜して設けると良い。そして、植物6の植えられた
ポット61を植設孔22内に埋設して、防音壁1の緑化
を完了する。
【0014】次に防音壁1の防音機能及び緑化機能につ
いて説明する。 <ホ>防音機能 防音壁1は、緑化基材5が充填された籠2を積み上げ
て、連続的な壁体を形成しているので、防音機能を有す
る。
【0015】<ヘ>緑化機能 上記した様に籠2に植物6を植設することにより、防音
壁1に緑化を行うことができる。また、防音壁1の籠2
及びシート4は通水性を有するので、植設した植物6を
雨水や散水により、良好に成育することができる。
【0016】
【実施例2】本実施例は、図に示す様に籠2内に緑化
基材5の他に保水材7を内設した防音壁1を施工するも
のである。すなわち、本実施例は、支柱3を防音壁1の
設置予定地に一定間隔で立設し、籠2内にシート4を内
設し籠2の中心部へ長手方向と平行に保水材7を設置し
緑化基材5を充填して、籠2を支柱3間に上方より順次
設置し、籠2の側面22に植物6を植設して防音壁1の
施工を行うものである。保水材7は、スポンジ等の吸水
性部材で構成され、植設する植物6に水分を供給する部
位である。支柱3間及び支柱3内には、送水管8が配設
され、籠2内の保水材7に給水を行える。このため、籠
2内に植設された植物6への給水が容易に行え、保水材
7で植物6へ供給した水分を蓄えることができる。
【0017】
【変形例1】本変形例は、図に示す様に籠2の開口し
た上面部にはらみ出し防止用の支持具9を設置するもの
である。このため、籠2内に緑化基材5を客土した際に
緑化基材5の土圧による籠2側面22のはらみ出しを防
止できる。
【0018】
【変形例2】本変形例は、図に示す様に実施例の如
く籠2内に保水材7を設置する場合、保水材7の両側を
網板10で保持するものである。保水材7は、スポンジ
等の軟性材が用いられるので、保水材7の設置後緑化基
材5を客土した際、緑化基材5の土圧で保水材7が押し
潰される危険性がある。このため、網板10を保水材7
の両側に配置して保水材7を保護し、保水材7の圧縮を
防止することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 防音壁の壁体内に客土して植設を行うので、防
音性を損なわず防音壁自体に緑化を行うことができる。
【0020】<ロ> 防音壁自体を緑化することができ
るので、防音壁の周辺に植設する必要がなく、植設用地
を別途必要としない。したがって、省スペースで防音壁
の緑化が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防音壁1の斜視図
【図2】 実施例1の籠2の斜視図
【図3】 実施例1の籠2の側方断面図
【図4】 本発明に係る防音壁1の施工の説明図
【図5】 実施例2の説明図
【図6】 変形例1の説明図
【図7】 変形例の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝男 東京都葛飾区白鳥4−17−14 小岩金網 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−104417(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 8/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路肩等の構築予定地に一定間隔を隔てて
    立設した支柱間に上口を開放した籠を横架しつつ前記
    籠内に緑化基材を充填しながら積み上げて防音壁を施工
    する方法において少なくとも側面が植設可能な粗目の開口寸法に形成され
    ている籠を使用し前記籠の内面に緑化基材流出防止用の細目の網状シート
    を配置して緑化基材を充填しながら積み上げ籠の側面開口を通じて露出させた緑化基材に植物等を植
    設して緑化することを特徴とする 、 防音壁の施工方法。
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