JP2005159517A - 画像処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価な構成で、読取原稿画像の編集を効率的にかつ容易に実行することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供する。
【解決手段】 読み取られた原稿画像に対応するベクトルデータを生成する。表示部の表示解像度に対応する原稿画像の編集用画像を、ベクトルデータに基づいて生成し、表示部に表示制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿を読み取って得られる原稿画像の画像処理を行う画像処理装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
従来、コピー機では、原稿を読み取って得られる原稿画像に対し、大容量のメモリと高価な処理回路によって実現する各種編集機能や、その編集内容をコピー機上のディスプレイで確認する構成が提案されている。
また、上述のようなコピー機では、編集効果をシミュレートして表示する構成も提案されている。
特開平10−12660号公報
しかしながら、ディスプレイ等の出力部で編集効果を直接表示する機器では、原稿画像を出力解像度と階調に依存した画像データとして扱う必要がある。より忠実な編集効果を表示するために読取解像度を上げれば上げるほど、また表現する色の階調を増やせば増やすほどデータ量が大きくなってしまうため、機器自体が高価になってしまうという課題があった。
また、編集効果を表示可能な回路を持たない機器では、編集効果をシミュレートして表示部に表示するため、実際に機器から出力(印刷)される出力(印刷)画像と、表示部で表示されている表示画像が異なることがあるという課題や、シミュレートするためのソフトウェアを作成するためのコストや、シミュレートのための時間が掛かるという課題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、安価な構成で、読取原稿画像の編集を効率的にかつ容易に実行することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
原稿を読み取って得られる原稿画像の画像処理を行う画像処理装置であって、
原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段で読み取られた原稿画像に対応するベクトルデータを生成する生成手段と、
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の表示解像度に対応する前記原稿画像の編集用画像を、前記ベクトルデータに基づいて生成し、前記表示手段に表示制御する表示制御手段と
を備える。
また、好ましくは、前記編集用画像は、属性記述付き言語で表現されている。
また、好ましくは、前記編集用画像を用いて、前記原稿画像を編集する編集手段を更に備える。
また、好ましくは、前記表示制御手段は、前記編集手段による編集結果を前記表示手段に表示する。
また、好ましくは、前記表示制御手段は、前記ベクトルデータのコピーを、前記編集用画像を生成するための画像編集用データとして生成し、該画像編集用データを用いて、該編集用画像を前記表示手段に表示制御する。
また、好ましくは、前記画像編集用データを記憶する第1記憶手段と、
前記編集手段による操作に基づいて、前記第1記憶手段に記憶されている画像編集用データを削除する第1削除手段と
を更に備える。
また、好ましくは、前記画像編集用データを記憶する第1記憶手段と、
前記編集手段による操作に基づいて、前記ベクトルデータを前記第1記憶手段に記憶されている画像編集用データに置換する置換手段と
を更に備える。
また、好ましくは、前記編集手段による編集履歴を示す編集履歴データを記憶する第2記憶手段を更に備える。
また、好ましくは、前記編集履歴データは、前記画像編集用データと関連づけられて記憶されている。
また、好ましくは、前記編集履歴データは、前記画像編集用データに組み込まれて記憶されている。
また、好ましくは、前記編集手段による操作に基づいて、前記編集履歴データを削除する第2削除手段を更に備える。
また、好ましくは、前記編集手段は、前記編集用画像中の指定エリアをトリミング/マスキングを行うトリミング/マスキング手段を備え、
前記編集手段は、前記トリミング/マスキング手段の実行指示に基づいて、前記指定エリアあるいは該指定エリアの周辺が、所定色の画像で表示されるように、前記編集用画像データの内容を編集する。
また、好ましくは、前記原稿画像を印刷する印刷手段を更に備え、
前記所定色は、前記印刷手段で使用する記録剤で表現できない色である。
また、好ましくは、前記編集手段は、前記トリミング/マスキング手段の実行指示に基づいて、前記指定エリアあるいは該指定エリアの周辺が、前記編集用画像の背景画像で表示されるように、前記編集用画像データの内容を編集する。
また、好ましくは、前記編集手段は、前記トリミング/マスキング手段の実行指示に基づいて、前記指定エリアを規定するオブジェクトあるいは該オブジェクト以外のオブジェクトが前記編集用画像で削除されるように、前記編集用画像データの内容を編集する。
また、好ましくは、前記編集手段は、指定されたエリアに含まれるオブジェクトが、そのエリア外には飛び出していない場合に、前記編集用画像データの内容を編集する。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
原稿を読み取って得られる原稿画像の画像処理を行う画像処理装置の制御方法であって、
原稿を読み取る読取工程と、
前記読取工程で読み取られた原稿画像に対応するベクトルデータを生成する生成工程と、
表示部の表示解像度に対応する前記原稿画像の編集用画像を、前記ベクトルデータに基づいて生成し、前記表示部に表示制御する表示制御工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
原稿を読み取って得られる原稿画像の画像処理を行う画像処理装置の制御を実現するプログラムであって、
原稿を読み取る読取工程のプログラムコードと、
前記読取工程で読み取られた原稿画像に対応するベクトルデータを生成する生成工程のプログラムコードと、
表示部の表示解像度に対応する前記原稿画像の編集用画像を、前記ベクトルデータに基づいて生成し、前記表示部に表示制御する表示制御工程のプログラムコードと
を備える。
本発明によれば、安価な構成で、読取原稿画像の編集を効率的にかつ容易に実行することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1の画像処理システムの構成を示すブロック図である。
この画像処理システムは、オフィス10及びオフィス20とをインターネット等のネットワーク104で接続された環境で実現する。
オフィス10内に構築されたLAN107には、複数種類の機能(複写機能、印刷機能、送信機能等)を実現する複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)100、MFP100を制御するマネージメントPC101、MFP100を利用するクライアントPC102、文書管理サーバ106及びそのデータベース105、及びプロキシサーバ103が接続されている。
オフィス20内に構築されたLAN108には、プロキシサーバ103、文書管理サーバ106及びそのデータベース105が接続されている。
オフィス10内のLAN107及びオフィス20内のLAN108は、それぞれのオフィスのプロキシサーバ103を介してネットワーク104に接続されている。
MFP100は、特に、原稿である紙文書を電子的に読み取る画像読取部と、画像読取部から得られる画像信号に対する画像処理を実行する画像処理部を有し、この画像信号はLAN109を介してマネージメントPC101に送信することができる。
マネージメントPC101は、通常のPC(パーソナルコンピュータ)であり、内部に画像記憶部、画像処理部、表示部、入力部等の各種構成要素を有するが、その構成要素の一部はMFP100に一体化して構成されている。
尚、図1の構成は一例であり、文書管理サーバ106を有するオフィス20がなくても、あるいはもっと複数存在してもよいし、あるいはオフィス10、オフィス20とが同一LAN上で接続されていても良い。
また、ネットワーク104は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
また、マネージメントPC101、クライアントPC102、文書管理サーバ106等の各種端末はそれぞれ、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。
次に、MFP100の詳細構成について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1のMFPの詳細構成を示すブロック図である。
図2において、オートドキュメントフィーダ(ADF)を含む画像読取部110は、束状のあるいは1枚の原稿画像を光源(不図示)で照射し、原稿反射像をレンズで固体撮像素子上に結像し、固体撮像素子からラスタ状の画像読取信号を所定密度(600DPI等の)のラスター画像として得る。
また、MFP100は、画像読取信号に対応する画像を印刷部112で記録媒体に印刷する複写機能を有し、原稿画像を1つ複写する場合には、この画像読取信号をデータ処理部115で画像処理して記録信号を生成し、これを印刷部112によって記録媒体上に印刷させる。一方、原稿画像を複数複写する場合には、記憶部111に一旦一ページ分の記録信号を記憶保持させた後、これを印刷部112に順次出力して記録媒体上に印刷させる。
また、ネットワークI/F114を介する送信機能においては、画像読取部110から得られるラスター画像を、TIFFやJPEG等の圧縮画像ファイル形式、あるいはPDF等のベクトルデータファイル形式の画像ファイルへと変換し、ネットワークIF114から出力する。出力された画像ファイルは、LAN11を介して文書管理サーバ106へ送信されたり、更にネットワーク104経由で別の文書管理サーバ106やクライアントPC102に転送されたりする。
また、印刷部112による印刷機能においては、例えば、クライアントPC102から出力された印刷データをネットワークIF114経由でデータ処理部115が受信し、データ処理装置115は、その印刷データを印刷部112で印刷可能なラスターデータに変換した後、印刷部112によって印刷媒体上に画像を形成する。
MFP100への操作者の指示は、MFP100に装備されたキー操作部とマネージメントPC101に接続されたキーボード及びマウスからなる入力部113から行われ、これら一連の動作はデータ処理部115内の制御部(不図示)で制御される。また、操作入力の状態表示及び処理中の画像データの表示は、表示部116で行われる。
記憶部111は、マネージメントPC101からも制御され、MFP100とマネージメントPC101とのデータの送受信及び制御は、ネットワークIF117及びLAN13を介して行われる。
また、実施形態1の記憶部111では、後述する処理によって得られる読取原稿画像に対応するベクトルデータをオリジナルベクトルデータとして記憶するオリジナル用バッファと、そのオリジナルベクトルデータに基づく画像編集を行う場合に、そのオリジナルベクトルデータをコピーしたデータを画像編集用データとして記憶する画像編集用バッファが確保されている。
これらMFP100とマネージメントPC101とのデータの授受及び制御は、LAN109が構成されている場合には、ネットワークI/F117を介してMFP100とマネージメントPC101を直結して実現するが、LAN109が構成されていない場合には、ネットワークI/F114に接続されるLAN102を介して実現する。
[処理概要]
次に、実施形態1の画像処理システムで実行する処理全体の概要を、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態1の画像処理システムで実行する処理全体の概要を示すフローチャートである。
まず、ステップS120で、MFP100の画像読取部110で、その原稿をラスタ状に走査して読み取り、例えば、600DPI−8ビットの画像信号を得る。この画像信号をデータ処理部115で前処理を施し、記憶部111に1ページ分の画像データ(イメージデータ)として保存する。
次に、ステップS121で、データ処理部115において、ブロックセレクション(BS)処理を行う。この処理は、マネージメントPC101の制御によって実行する。
具体的には、マネージメントPC101のCPUは、記憶部111に格納された処理対象の画像信号を、まず、文字/線画部分とハーフトーン画像部分とに領域分割し、文字/線画部分は更に段落で塊として纏まっているブロック毎に、あるいは線で構成された表、図形毎に分割する。
一方、ハーフトーン画像部分は、矩形に分離されたブロックの画像部分、背景部分等の、所謂ブロック毎に独立したオブジェクト(ブロック)に分割する。
尚、実施形態1では、属性の例として、TEXT(文字)、GRAPHIC(細線、図形)、TABLE(表)、IMAGE(画像)、BACKGROUND(背景)等を挙げるが、属性の種類はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、他の種類の属性を使用することも可能であるし、また、すべての属性を使用する必要もない。
また、詳細は後述するが、このBS処理によって生成された各ブロックには、それぞれのブロックに関する情報であるブロック情報が生成される。
次に、ステップS122で、原稿画像中に付加情報として記録された2次元バーコード、あるいはURL(あるいはURI(Uniform Resource Identifier))に該当するオブジェクト(ブロック)を検出する。付加情報がURL画像である場合は、そのURL画像をOCRで文字認識する。一方、付加情報が2次元バーコード画像である場合、その2次元バーコード画像をOMR(Optical Mark Recognition)でマーク解読を行う。
尚、ステップS122では、ステップS121のBS処理で得られた文字ブロックをOCRで文字認識する。
次に、ステップS123で、ステップS122の処理結果に基づいて、読取原稿画像のオリジナル電子ファイルが格納されている格納先を示すポインター情報を検出する。
次に、ステップS124で、ポインター情報の検出の有無を判定する。ポインター情報が検出されない場合(ステップS124でNO)、ステップS126に進む。一方、ポインター情報が検出された場合(ステップS124でYES)、ステップS125に進み、ポインター情報が示す格納先にオリジナル電子ファイルが存在するか否かを判定する。
尚、オリジナル電子ファイルは、例えば、図1のクライアントPC102内のハードディスク内、データベース105内、あるいはMFP100自体が有する記憶部111のいずれかに格納されており、ステップS123で検出したポインター情報に従って、これらの記憶装置内を検索する。
ステップS125において、オリジナル電子ファイルが検索されない場合(ステップS125でNO)、ステップS126に進む。一方、オリジナル電子ファイルが検索された場合(ステップS125でYES)、ステップS134に進む。
尚、ステップS125において、オリジナル電子ファイルが検索された場合でも、そのオリジナル電子ファイルが、PDFあるいはTIFFに代表されるイメージデータである場合は、ステップS126に進む。逆に、オリジナル電子ファイルが、以前に、本処理によって生成されたベクトルデータである場合には、ステップS134に進む。
ステップS126で、ステップS120で入力した読取原稿画像に基づいて、それに類似する電子ファイルを検索するファイル検索処理を実行する。
このファイル検索処理では、ステップS122で各文字ブロックに対して行ったOCR結果から単語を抽出して、その単語を有する電子ファイルを検索する全文検索を行う。あるいは、画像信号中の各ブロックの配列と各ブロックの属性(画像、文字等)で特定されるレイアウトを有する(あるいは類似する)電子ファイルを検索するレイアウト検索を行う。
次に、ステップS127で、ファイル検索処理の検索結果として得られる電子ファイル(群)を、読取原稿画像に対応する電子ファイル(あるいはそのサムネール画像(代表画像))の候補として表示部116に表示し、その候補から処理対象の電子ファイルの選択を受け付ける。
尚、候補が1つの場合、自動的に、ステップS128からステップS134に進む。
ステップS128で、表示部116に表示した電子ファイルの候補の中から電子ファイルが選択されたか否かを判定する。電子ファイルが選択された場合(ステップS128でYES)、ステップS134に進む。一方、電子ファイルが選択されない場合(ステップS128でNO)、ステップS129に進む。
尚、ステップS128において、電子ファイルが選択された場合でも、その電子ファイルが、PDFあるいはTIFFに代表されるイメージデータである場合は、ステップS129に進む。
ステップS129で、イメージデータ(ステップS120で入力された読取原稿画像(イメージデータ)あるいはステップS127で選択されたイメージデータの電子ファイル)をベクトルデータに変換するベクトル化処理を実行する。
このベクトル化処理では、まず、ステップS122でOCR処理された文字ブロックに対して、更に、文字のサイズ、スタイル、字体(フォント)を認識し、原稿を走査して得られる文字と可視的に忠実なフォントデータに変換する。一方、線で構成される表、図形ブロックに対しては、アウトライン化する。また、画像ブロックに対しては、イメージデータとして個別のJPEGファイルに変換する。
これらの各種ブロックに対するベクトル化処理は、各ブロック毎にそのブロック情報に基づいて行い、更に各ブロックのレイアウト情報を保存する。
次に、ステップS130で、ステップS129で得られたベクトルデータを、文書作成アプリケーションによって処理することが可能な、所定形式(例えば、rtf形式)のアプリケーションデータ(アプリデータ)に変換するアプリデータ変換処理を実行する。そして、ステップS131で、その生成されたアプリデータを、ステップS120で入力されたイメージデータに対応する電子ファイルとして、記憶部111あるいは文書管理サーバ106等に格納する。
次に、ステップS132で、以降、同様の処理を行う際に、読取原稿画像から直接、それに対応する電子ファイルとして検索できるようにするために、電子ファイルの検索用のインデックス情報を生成するインデックス生成処理を実行する。そして、生成されたインデックス情報は、例えば、記憶部111で管理されている検索用インデックスファイルに追加される。
ステップS134で、ステップS125で検索されたオリジナル電子ファイルの格納アドレス、あるいはステップS128で選択された電子ファイルの格納アドレス、あるいはステップS131で格納された電子ファイルの格納アドレスを、表示部111に通知する。
ステップS136で、入力部113からの操作指示が、読取原稿画像の登録指示であるか否かを判定する。登録指示でない場合(ステップS136でNO)、ステップS135に進む。一方、登録指示である場合(ステップS136でYES)、ステップS133に進む。
尚、ステップS136の処理は、ポインター情報が存在しない読取原稿画像を当該画像処理システムで再利用するために、その読取原稿画像のイメージ情報/ベクトルデータ/ステップS128で選択された電子ファイルをオリジナル電子ファイルとしてユーザが登録したい場合の登録操作の実行指示の有無を判定するものである。
そのため、ポインター情報が存在する読取原稿画像の場合は、通常、この登録操作が実行されないことが想定される。但し、ポインター情報が存在していて、読取原稿画像に対応するオリジナル電子ファイルが既に存在している場合でも、用途や目的によっては、改めてこの読取原稿画像を登録したい場合が存在するので、この登録操作は、ポインター情報が存在しない読取原稿画像に対して実行するとは限らない。
また、登録操作ではなく、読取原稿画像の複写操作(印刷装置)が指示された場合には、オリジナル電子ファイルの登録を行うとともに、そのオリジナル電子ファイルを読取原稿画像に対する印刷物として複写(印刷)するようにしても良い。
ステップS133で、登録対象の読取原稿画像に対するポインター情報を生成して、その読取原稿画像に対応するオリジナル電子ファイルにイメージデータとして付加するポインター情報付加処理を実行する。
そして、このポインター情報が付加されたオリジナル電子ファイルは、例えば、図1のクライアントPC102内のハードディスク内、データベース105内、あるいはMFP100自体が有する記憶部111のいずれかに格納される。また、この格納に併せて、そのオリジナル電子ファイルを印刷部112から印刷するようにしても良い。
ステップS135で、読取原稿画像に対応するオリジナル電子ファイルに対する各種処理(編集/蓄積/伝送(FAX送信、Eメール送信、ファイル送信)/印刷等)を実行するための操作画面を表示部116に提示し、その操作画面を介して、オリジナル電子ファイルに対する各種処理を実行することができる。
ここで、各種処理として、例えば、印刷(複写)の場合には、各オブジェクトに最適な色処理、空間周波数補正等の画像処理が施された後、印刷部112より印刷される。また、蓄積の場合には、記憶部111に記憶保持される。また、伝送(ファイル送信)の場合には、汎用のファイル形式として、例えば、RTF(Rich Text Format)形式に変換したり、属性付き記述言語のベクトルデータであるSVG(Scalable Vector Graphics)形式に変換したりして、ファイル送信先で再利用可能なファイル形式にして変換して、ネットワークI/F114を介してファイル送信先(例えば、クライアントPC102)へファイル送信する。
このように、本画像処理システムでは、通常、読取原稿画像に対応するオリジナル電子ファイルとしてベクトルデータが管理され、そのベクトルデータを用いた各種処理を実行することができるので、処理対象のデータの情報量を削減でき、かつ蓄積効率が高まり、伝送時間を短縮でき、かつ出力(表示/印刷)する際には高品位な画像で出力することができる。
[入力部113と表示部116の説明]
図4A〜図4Dは本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。
特に、この操作画面は、入力部113と表示部116によって構成される操作画面の一例である。
操作画面10000は、入力部113と表示部116が一体になっている操作画面構成であり、この例では、入力部113と表示部116は、LCDとタッチパネルから構成されるものとするが、もちろん入力部113としてのハードキーもしくはマウスポインタ、表示部116としてのCRT等で独立に構成されていても構わない。
[基本操作仕様(コピー操作使用)]
図4Aの操作画面10000は、実施形態1のMFP100の基本操作画面である。実施形態1で実現される各種機能の選択は、操作画面10000の例では、応用モードキー100000内に入っているものとする。
尚、この各種機能の内、特に、実施形態1では、図3で説明したような、読取原稿画像の入力画像データ(ラスタ画像データ)に対して、文字領域はTextコードに変換したり、細線や図形領域は関数化してコード化するベクトル化処理を施す一連の処理を実行する機能をベクトルスキャンと定義している。
つまり、実施形態1では、原稿をスキャンして、それによって得られる入力画像データをベクトルデータに変換するまでの処理を、ベクトルスキャンと定義している。
応用モードキー100000を押下すると、操作画面10000は、応用モードとしてMFP100で用意されている各種モードからなる、図4Bの応用モード画面10001に切り替わる。
図4Bの応用モード画面10001において、Vectorizeキー100010が、上述のベクトルスキャン機能を動作可能にする選択キーである。このVectorizeキー100010を押下すると、図4Cの操作画面10002が表示される。
また、エリア指定キー10011が、処理対象の画像に係るエリア編集処理を行うためのキーである。エリア指定キー10011には、例えば、「トリミング」または「マスキング」モードが用意されており、このモードを選択した場合には、処理対象の画像に対応する画像データのトリミングまたはマスキング処理を実行することができる。
図4Cの操作画面10002において、読込開始キー100020は、原稿読取のスキャン開始を指示するためのキーであり、このキーを押下すると原稿を読み取る。そして、原稿の読取が終了すると、図4Dの操作画面10003に表示が切り替わる。
尚、実施形態1では、図3のステップS120で入力した読取原稿画像に対して、図3のステップS129のベクトル化処理までの処理を実行して、その処理結果として、図5(a)に示すような、XMLベースのSVG形式のベクトルデータを生成して、例えば、記憶部111に一旦格納する。
そして、図4Dの操作画面10003では、このSVG形式のベクトルデータに基づく画像100029(表示部116の解像度に対応する画像に展開されたSVG形式のベクトルデータ)が表示され、その画像100029を構成する各オブジェクトがベクトル化処理された単位(属性)別に矩形枠に囲まれて表示される。
各オブジェクトは、図3のステップS125のブロックセレクション処理で自動的に認識された属性毎に、異なる色の矩形枠で表現される。
例えば、TEXT(文字)は赤、IMAGE(写真)は黄色というように、各オブジェクトを囲む矩形枠を異なる色で表現することで、ブロックセレクション処理で分割された属性別のオブジェクトを容易に識別することができる。これにより、オペレータの視認性が向上する。もちろん異なる色ではなく、矩形枠を、その線の太さや形状(点線)等の他の表示形態で表現しても良い。また、各オブジェクト毎に、スクリーンをかけて表示しても構わない。
画像100029の初期の表示状態は、原稿読取部110で読み取った際のイメージであるが、必要に応じて、拡大/縮小キー100036を用いることで画像サイズを拡大/縮小することが可能である。また、拡大することによって、画像100029の表示内容がその表示エリアを超えて視認できない場合には、スクロールキー10035を用いて画像100029を上下左右に移動することで、その視認できない部分を確認することが可能である。
図4Dでは、画像100029の中央部の文字オブジェクト100030(文字列「We are always waiting YOU!」)が選択されている状態を示している。特に、図4Dでは、選択状態のオブジェクトを、その属性を示す色(この場合、赤)の実線の矩形枠で、それ以外の非選択状態のオブジェクトはそれぞれの属性を示す色の破線の矩形枠で表示されている。このように、矩形枠の表示形態を選択状態と非選択状態に応じて異ならせることで、各オブジェクトの選択状態/非選択状態を容易に確認することができる。
この例では、文字オブジェクト100030が赤の実線の矩形枠で、グラフィックオブジェクト100037が青の破線の矩形枠で、画像オブジェクト100038が黄色の破線の矩形枠で、表オブジェクト100039が緑の破線の矩形枠で表示した場合の例を示しており、それ以外の残りの部分は背景オブジェクトとなる。
尚、背景オブジェクトは、画像100029を構成するオブジェクトを抽出した後の残りの画像部分であるので、特に、矩形枠を用いた表示を行っていない。しかしながら、背景指定という意味で、背景画像の外郭を他のオブジェクト同様に矩形枠で表示する構成としても良い。その際、他のオブジェクトを非表示にして、背景オブジェクトの視認性を向上させるようにしても良い。
編集(例えば、文字オブジェクトであれば、文字オブジェクト中の文字列の編集、グラフィックオブジェクトであれば、そのグラフィックオブジェクトの色調整)を行うためのオブジェクトの選択は、例えば、直接、文字オブジェクト100030内の領域をタッチして指定する方法と、オブジェクト選択キー100032を用いて指定する方法がある。どちらの方法を用いても、選択されたオブジェクトの矩形枠は実線になり、非選択のオブジェクトの矩形枠は破線になる。
また、それと同時に選択されているオブジェクトの属性に相当するオブジェクト属性キー100031(この場合、Text、それ以外に、Graphic、Table、Image、BachGroundの種類が存在する)が選択される。この場合、その選択状態を示すために、該当するオブジェクト属性キーはスクリーン表示される。もちろん、これ以外にも、選択状態/非選択状態を示すことができれば、網掛け表示、ブリンク表示等の他の表示形態を用いることができる。
尚、ADFを用いて、複数ページの原稿を読み込んだ場合は、操作画面10003の初期状態では、複数ページの先頭ページの画像が表示され、それ以降のページの画像については、ページ指定キー100033を用いることで、所望するページの画像に切り換えることが可能である。
そして、OKキー100034を押下すると、この表示されている画像100029に対応するベクトルデータファイルが保存される。一方、設定取消キー100040を押下すると、この操作画面10003において実行された各種設定を破棄して、図4Aのコピー基本画面10000に戻る。
このように、実施形態1では、読取原稿画像をベクトルデータと管理することで、このベクトルデータから表示部116の解像度に対応する画像を生成して、表示部116に表示することが可能となる。また、表示部116に表示する画像はベクトルデータに基づいて生成するで、読取原稿画像の内容を忠実に再現した画像を表示部116に表示することが可能となる。
そのため、この画像に対する編集を行う場合には、ベクトルデータを用いた編集を行うことができるので、編集による編集効果も容易にかつ忠実に表示部116上で再現することができる。
[送信/ファックス操作仕様]
次に、ファイル送信/ファックスを行うための操作画面について、図6A〜図6Cを用いて説明する。
図6A〜図6Cは本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。
図6Aの操作画面10010は、ファイル送信/ファックスを行うための基本画面である。この操作画面10010による処理を実行する場合には、処理対象の原稿画像をMFP100に読み込む場合の読込設定を行う必要があり、読込設定プルダウンメニュー100100から設定が可能である。これを押下すると、図6Bの操作画面10011のように、プルダウンメニューが表示される。このプルダウンメニューでは、読込設定として、例えば、200×200dpi、300×300dpiを選択することが可能である。
次に、操作画面10011の詳細設定キー100110を押下すると、図6Cの操作画面10012(読込設定画面)が表示される。この操作画面10012の応用モードキー100120を押下すると、図4Dの操作画面10003が表示され、以降は、上述の基本操作仕様と同様の操作を実現することができる。
[ボックス操作仕様]
次に、MFP100で読み取った画像データを内部の記憶部111に保存するため(ボックス機能)の操作画面について、図7A〜図7Dを用いて説明する。
図7A〜図7Dは本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。
図7Aの操作画面10020は、画像データを保存する(ボックス機能)ための基本画面である。現在、MFP100で管理されているボックス群(記憶単位)の内、ボックス00を示すボックスキー100200を押下すると、図7Bの操作画面10021が表示される。
操作画面10021において、原稿読込キー100211を押下すると、原稿読込設定画面が表示される。この原稿読込設定画面は、送信/ファクスの操作仕様と同様で、図7Cの操作画面10012が表示される。
この例では、ボックス00に既に1つのデータファイルが格納されている状態を示しており、このデータファイルの行100210を押下すると、そのデータファイルを選択して、そのデータファイルを処理対象とすることができる。
図7Cの操作画面10022は、データファイルを選択した場合の表示状態を示しており、この場合、選択された行10220が反転表示(網掛表示)される。データファイルを選択すると、そのデータファイルの内容を確認することができ、その場合には画像表示キー100222を押下することで、図4Dの操作画面10003が表示され、以降は、上述の基本操作仕様と同様の操作を実現することができる。
同様に、図7Cの操作画面10022で、プリントキー100221を押下すると、図7Dの操作画面10023が表示され、プリント設定が可能になる。ここで、応用モードキー100230を押下すると、図4Dの画面10003が表示され、以降は、上述の基本操作仕様と同様の操作を実現することができる。
<エリア編集操作仕様>
次に、MFP100で読み取った画像データのエリア編集(例えば、マスキング(エリア内消去)やトリミング(エリア外消去))を行うための操作画面について、図8A〜図8Dを用いて説明する。
図8〜図8Dは本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。
図4Bの応用モード画面10001において、エリア指定キー100011を押下すると、図8Aのエリア指定方法選択画面10080が表示される。
このエリア指定方法選択画面10080では、読取原稿画像中の処理対象のエリアを指定するためのエリア指定方法として、ペン入力によってエリア指定を行うペン入力キー10081と、入力部113上で構成されるテンキー入力によってエリア指定を行うテンキー入力キー10082が用意されている。
そして、このペン入力キー10081あるいはテンキー入力キー10082のどちらかを押下すると、原稿を読み取る。そして、原稿の読取が終了すると、図8Bの操作画面20080に表示が切り替わる。
尚、実施形態1では、図3のステップS120で入力した読取原稿画像に対して、図3のステップS129のベクトル化処理までの処理を実行して、その処理結果として、図5(a)に示すような、XMLベースのSVG形式のベクトルデータを生成して、記憶部111のオリジナル用バッファにオリジナルベクトルデータとして一旦格納する。
そして、特に、図8Bの操作画面20080を表示する場合には、その記憶部111に記憶されているベクトルデータをコピーして、画像編集用データを生成する。尚、この画像編集用データは、記憶部111の編集用バッファに記憶する。そして、この編集用バッファに記憶された画像編集用データを、表示部116の解像度に対応する画像20082(編集用画像)に展開して、操作画面20080に表示する。
図8Bの操作画面20080で表示される画像20082は、その画像20082を構成する各オブジェクト単位で、編集対象のエリアを指定することが可能である。
エリア指定キー20081は、画像20082中の処理対象のエリアを選択するためのキーであり、選択したエリアに対応するオブジェクトが処理対象として選択される。ここでは、エリアの数として4つ存在する場合を示しており、特に、図8Bでは、エリア名「エリア1」を選択した状態を示している。また、「エリア1」はオブジェクト20085に対応しているものとする。
プレビュー表示キー20083は、エリア編集操作後の編集結果となるプレビュー画像を表示するためのキーである。
エリア処理内容選択キー20084は、処理対象のエリアに施すエリア編集の処理内容を指定するためのキーである。ここでは、エリア編集として、処理対象のエリア外の画像を消去するエリア外消去と、処理対象のエリア内の画像を消去するエリア内消去の2種類のどちらかを処理内容として指定することができる。
ここで、画像20082中のオブジェクト20085(画像編集用データである図5(a)の006行目の記述に対応)を指定し、そのエリア編集として、エリア内消去を行う場合の操作例について説明する。
尚、図5(a)の006行目の記述は、位置(x,y)=(200,200)で、幅(width)=100、高さ(height)=100、ファイル名「myimage.png」のオブジェクトであることを示している。
まず、このオブジェクト20085を指定すると、図8Bの操作画面20080は、図8Cの操作画面30080に切り替わる。つまり、オブジェクト20085を指定すると、指定状態を示すために、そのオブジェクト20085は矩形枠30085に囲まれて表示される。
エリア処理内容選択キー20084で、「エリア内消去」キーを指定した後、プレビュー表示キー20083を選択すると、図8Dの操作画面40080に切り替わる。
ここで、図8Cの操作画面30080で、「エリア内消去」キーが指定された状態で、プレビュー表示キー20083が選択された場合には、データ処理部115は、表示部116の解像度と、実際のオブジェクト20085の読取解像度に基づいて、矩形枠30085の実際の位置画素単位(198,187)から、幅(width)=213、高さ(height)=127の矩形枠を算出する。そして、この幅及び高さに相当する矩形枠30085(図8C)を生成するための記述(タグ)を生成する。この記述は、オブジェクト20085で規定されるエリア内を消去するためのエリア内消去用記述となる。
特に、ここでは、読取原稿画像を最終的に印刷部112より印刷することを想定しているため、この矩形枠30085に対しては、印刷部112の記録剤で表現できない所定色(この場合、白)で矩形枠を塗り潰す(矩形枠に相当する画像を生成(重畳)する)ための記述(fill=”white”)を、エリア内消去用記述に生成している。
そして、図5(a)の画像編集用データに対し、このエリア内消去用記述を、図5(b)に示すように、0006行目に追加した後、これをプレビュー表示画像として表示部116に表示する。これにより、図8Dの操作画面40080では、画像20080において、オブジェクト20085で規定されるエリア内が消去された画像40085を表示することができる。
尚、図8Dの操作画面40080においては、説明上、画像40085を破線で示しているが、ユーザの目には実際には、画像40085の領域には、何も画像が表示されていない、つまり、オブジェクト20085で規定されるエリア内が消去されているように見える。
図8Dの操作画面40080において、OKキー100034を押下すると、この表示されている画像100029に対応する編集用バッファ中のベクトルデータファイル(画像編集用データ)を、記憶部111に格納されているオリジナルベクトルデータに上書きして(置き換えて)保存する。尚、上書きの完了後は、画像編集用データは削除しても良いし、必要に応じて、記憶しておいても良い。
一方、設定取消キー100040を押下すると、各種設定を破棄して、編集用バッファ中の画像編集用データを削除して、図4Aのコピー基本画面10000に戻る。
尚、図8A〜図8Dでは、エリア編集として、エリア内消去を例に挙げて説明したが、同様にして、エリア外消去についても実現することができる。
特に、エリア外消去の場合には、データ処理部115は、処理対象のエリアの周辺全体を消去するためのエリア外消去記述を生成することになる。
[各処理の詳細]
以下、各処理の詳細について説明する。
[ブロックセレクション処理]
まず、ステップS121のBS処理の詳細について説明する。
BS処理とは、例えば、図9(a)のラスタ画像を、図9(b)のように、意味のあるブロック毎の塊として認識し、該ブロック各々の属性(TEXT/GRAPHIC/IAMGE/TABLE/BACKGROUND等)を判定し、異なる属性を持つブロックに分割する処理である。
BS処理の実施形態を以下に説明する。
まず、入力画像を白黒に二値化し、輪郭線追跡を行って黒画素輪郭で囲まれる画素の塊を抽出する。面積の大きい黒画素の塊については、内部にある白画素に対しても輪郭線追跡を行って白画素の塊を抽出、さらに一定面積以上の白画素の塊の内部からは再帰的に黒画素の塊を抽出する。
このようにして得られた黒画素の塊を、大きさ及び形状で分類し、異なる属性を持つブロックへ分類していく。例えば、縦横比が1に近く、大きさが一定の範囲のブロックは文字相当の画素塊とし、さらに近接する文字が整列良くグループ化可能な部分を文字ブロック、扁平な画素塊を線ブロック、一定大きさ以上でかつ矩形の白画素塊を整列よく内包する黒画素塊の占める範囲を表ブロック、不定形の画素塊が散在している領域を写真ブロック、それ以外の任意形状の画素塊を図画ブロックとする。
そして、BS処理では、各ブロックを特定するブロックIDを発行し、各ブロックの属性(画像、文字等)、サイズやオリジナル文書内の位置(座標)と各ブロックを関連付けて記憶部111にブロック情報として記憶する。また、これらのブロック情報は、以降に詳細を説明するステップS129のベクトル化処理や、ステップS132のインデックス生成処理で利用される。
ここで、ブロック情報の一例について、図10を用いて説明する。
図10は本発明の実施形態1のブロック情報の一例を示す図である。
図10に示すように、ブロック情報は、各ブロックの属性を示すブロック属性(1:TEXT、2:GRAPHIC、3:TABLE、4:IMAGE)、ブロックの位置座標(X,Y)、ブロックの幅W及び高さH、ブロックのOCR情報(テキストデータ)の有無で構成されている。
ここで、ブロックの位置座標(X,Y)とは、例えば、原稿画像の左上角を原点(0,0)とした場合の位置座標である。また、幅W及び高さHは、例えば、画素数で表現される。また、このブロック情報に加えて、BS処理では、原稿画像(入力ファイル)に存在するブロック数Nを示す入力ファイル情報を生成する。図10の例の場合、入力ファイル情報はN=6となる。
[OCR/OMR処理(ポインター情報検出処理)]
次に、図3のステップS122の処理の詳細について、図11を用いて説明する。
図11は本発明の実施形態1のステップS122の処理の詳細を示すフローチャートである。
尚、図11では、例えば、図12に示すような原稿画像310中に付加された2次元バーコード(例えば、QRコードシンボル)311を復号して、データ文字列を出力する処理について説明する。
まず、ステップS300で、データ処理部115内のページメモリに格納された原稿画像310を表すイメージ画像をCPU(不図示)で走査して、上述のBS処理の処理結果に基づいて、所定の2次元バーコードシンボル311(ブロック)の位置を検出する。
特に、実施形態1の場合、2次元バーコードシンボル311であるQRコードの位置検出パターンは、2次元バーコードシンボル311の4隅の内の3隅に配置される同一の位置検出パターンから構成される。そのため、実施形態1では、この位置検出パターンを検出することで、2次元バーコードシンボル311の位置を検出する。
次に、ステップS301で、位置検出パターンに隣接する形式情報を復元し、シンボルに適用されている誤り訂正レベル及びマスクパターンを取得する。
次に、ステップS302で、2次元バーコードシンボル311を特定する型番を決定する。その後、ステップS303で、形式情報で取得されたマスクパターンを使って、符号化領域ビットパターンをXOR演算することによってマスク処理を解除する。
次に、ステップS304で、モデルに対応する配置規則に従い、シンボルキャラクタを読み取り、2次元バーコードシンボル311のデータコード語及び誤り訂正コード語を復元する。
次に、ステップS305で、復元された誤り訂正コード語上に、誤りがあるか否かを判定する。誤りがない場合(ステップS305でNO)、ステップS307に進む。一方、誤りがある場合(ステップS305でYES)、ステップS306に進み、誤りを訂正する。
ステップS307で、誤り訂正されたデータより、モード指示子および文字数指示子に基づいて、データコード語をセグメントに分割する。
最後に、ステップS308で、使用モードに基づいてデータ文字を復号し、その復号結果を出力する。
尚、2次元バーコード内に組み込まれた情報は、対応する電子ファイルのアドレス情報(ポインター情報)を示している。ここで、アドレス情報とは、URL(URI)や、サーバ名とディレクトリ、ファイル名からなる電子ファイルの格納先を示すフルパス情報である。
また、実施形態1では、ポインター情報が2次元バーコードとして付加された原稿画像310の例について説明したが、ポインター情報を直接文字列として原稿画像310に印刷するようにしても良い。この場合は、所定のルールに従った文字ブロックを、先のBS処理で検出し、ポインター情報を示す文字画像の各文字を文字認識することで、直接オリジナル電子ファイルのアドレス情報を得ることが可能である。
また、図12の原稿画像310の文字ブロック312、あるいは文字ブロック313に対して隣接する文字と文字の文字間隔に視認し難い程度の変調を加え、この文字間隔に情報を埋め込むことで、ポインター情報を原稿310に埋め込むようにしても良い。この場合、後述する文字認識処理を行う際に各文字の文字間隔を検出することで、ポインター情報を得ることが可能である。更には、自然画314の中に、電子透かし情報として、ポインター情報を付加することも可能である。
[検索処理]
次に、図3のステップS125における、ポインター情報によるオリジナル電子ファイルの検索処理について、図13のフローチャートを使用して説明する。
図13は本発明の実施形態1のオリジナル電子ファイルの検索処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS400で、MFP100は、ポインター情報に含まれるアドレス情報に基づいて、電子ファイルの格納先となるファイルサーバを特定する。
ここで、ファイルサーバとは、クライアントPC102や、データベース105を管理する文書管理サーバ106、あるいは記憶部111を内蔵するMFP100自身を指すものである。
次に、ステップS401で、MFP100は、特定したファイルサーバに対してアドレス情報を転送する。
ステップS402で、ファイルサーバは、アドレス情報を受信すると、そのアドレス情報に対応するオリジナル電子ファイルを検索する。ステップS403で、オリジナル電子ファイルが存在するか否かを判定する。オリジナル電子ファイルが存在しない場合(ステップS403でNO)には、MFP100に対して、その旨を通知する。
一方、オリジナル電子ファイルが存在する場合(ステップS403でYES)、ステップS408に進み、オリジナル電子ファイルのアドレスを通知すると共に、そのオリジナル電子ファイルをMFP100に転送する。
尚、図13の処理において、よりセキュリティ性を向上させたい場合には、例えば、図14に示すように、オリジナル電子ファイルを要求するユーザの認証を行うようにしても良い。つまり、処理対象のオリジナル電子ファイルの中には、第3者による再利用を制限したいものがあり、図14の処理では、ファイルサーバに蓄積されたオリジナル電子ファイルは全て自由にアクセスでき、オリジナル電子ファイル全体、或いはその一部のオブジェクトは全て再利用が可能なことを前提にしている。
そこで、オリジナル電子ファイルへのアクセスをユーザ別に制限する場合の処理について、図14を用いて説明する。
図14は本発明の実施形態1のオリジナル電子ファイルの検索処理の応用例を示すフローチャートである。
尚、図14の処理において、図13の処理と同一の処理には、同一のステップS番号を付加して、その説明は省略する。
図14では、ステップS403で、オリジナル電子ファイルが存在する場合、ステップS404で、そのオリジナル電子ファイルにアクセス制限があるか否かを判定する。アクセス制限がない場合(ステップS404でNO)、ステップS408に進む。一方、アクセス制限がある場合(ステップS404でYES)、ステップS405に進み、MFP100は、表示部116に、パスワード入力画面を提示し、MFP100を操作するユーザにパスワードの入力を要求する。
ステップS406で、MFP100は、パスワードが入力されると、それをファイルサーバへ転送する。ステップS407で、パスワードに基づくファイルサーバによる認証が成功したか否かを判定する。認証が失敗した場合(ステップS407でNO)、ステップS405に戻る。一方、認証が成功した場合(ステップS407でYES)、ステップS408に進む。
尚、ステップS407において、認証が失敗した場合には、再度、パスワードの入力を要求する構成となっているが、その認証の失敗回数が所定回数を越えた場合には、不正なユーザによる操作と判断して、処理そのものを中止するようにしても良い。
また、ステップS407での認証方法は、パスワードを用いた認証方法に限定されず、例えば、指紋認証等の一般に広く用いられている生体認証、カードによる認証等のあらゆる全ての認証方法を用いて実現することができる。
また、この認証については、以下のファイル検索処理においても適用することが可能である。
更に、ファイルサーバ内からオリジナル電子ファイルを検索できない場合、即ち、図3のステップS129〜ステップS132の一連の処理に対しても、同様の認証を適用することが可能である。即ち、読取原稿画像に対してのアクセス権の制限の存在を検出した場合には、そのアクセス権の認証が成功した場合にのみ、ステップS129以降の処理を実行することで、ユーザ別や読取原稿画像別に画像処理システムで実現できる処理を制限でき、より機密性を高めることができる。
[ファイル検索処理]
次に、図3のステップS126の処理の詳細について、図10及び図15を用いて説明する。
図15は本発明の実施形態1のステップS126の処理の詳細を示すフローチャートである。
尚、ステップS126の処理は、ステップS124で読取原稿画像(入力ファイル)にポインター情報が存在しなかった場合、または、ポインター情報は存在するがオリジナル電子ファイルが見つからなかった場合、あるいはオリジナル電子ファイルがイメージファイルである場合に実行される。
また、ステップS126の処理は、ステップS122の処理によって得られたブロック情報及び入力ファイル情報を利用することになるが、ここでは、その具体例として、図10に示したブロック情報及び入力ファイル情報を用いて説明する。また、図10のブロック情報において、各ブロックは、X座標の小さい順、即ち、X1<X2<X3<X4<X5<X6に、ブロック1、ブロック2、ブロック3、ブロック4、ブロック5、ブロック6が管理されているとする。
以下、これらのブロック情報及び入力ファイル情報を使用して、ファイルサーバが管理するデータベース内から、入力ファイルに類似した電子ファイルを、レイアウト検索処理で検索する処理について、図15を用いて説明する。ここで、データベースで管理されている各電子ファイルには、図10と同様のファイル情報及びブロック情報が付与されていることを前提とする。また、レイアウト検索処理は、入力ファイルとデータベース中の電子ファイルを順次比較して実行される。
まず、ステップS510で、後述する類似率等を算出するための各種初期値の設定を行う。次に、ステップS511で、ブロック総数の比較を行う。ここで、入力ファイルの総ブロック数をn、データベース中の比較対象の電子ファイルの総ブロック数をN、誤差ΔNとすると、ここでの比較は、条件式N−ΔN<n<N+ΔNを満足するか否かを判定する。
ステップS511において、条件式を満足しない場合(ステップS511でNO)、ステップS526に進み、処理対象の電子ファイルを次の電子ファイルに設定して、ステップS510に戻る。一方、条件式を満足する場合(ステップS511でYES)、ステップS512以降の処理で、入力ファイルと比較対象の電子ファイル内のブロック情報に基づく比較を実行する。
まず、ステップS512で、ブロック情報に基づいて、入力ファイルと比較対象の電子ファイルそれぞれの処理対象のブロックのブロック属性を比較する。ブロック属性が不一致である場合、ステップS521に進み、比較対象の電子ファイルの総ブロック数N≧入力ファイルのブロック数nである場合には、処理対象のブロックとして、入力ファイルの次のブロックに設定する。一方、比較対象の電子ファイルの総ブロック数N<入力ファイルのブロック数nである場合には、処理対象のブロックとして、比較対象の電子ファイルの次のブロックに設定する。
一方、ステップS512において、ブロック属性が一致する場合、ステップS513に進み、属性類似率を算出して、その値を更新する。
ステップS514で、ブロック情報に基づいて、入力ファイルと比較対象の電子ファイルそれぞれの処理対象のブロックのサイズ(幅及び高さ)を比較する。ここで、入力ファイル中の処理対象のブロックの幅をw、高さをh、比較対象の電子ファイル中の処理対象のブロックの幅をW、その誤差ΔW、高さをH、その誤差ΔHとすると、ここでの比較は、条件式W−ΔW<w<W+ΔW及びH−ΔH<h<H+ΔHを満足するか否かを判定する。
尚、この条件式に加えて、ブロックの位置(X,Y)による比較を行うようにしても良い。
ステップS514において、条件式を満足しない場合(ステップS514でNO)、ステップS521に進む。一方、条件式を満足する場合(ステップS514でYES)、ステップS515に進み、サイズ類似率を算出して、その値を更新する。
ステップS516で、ブロック情報に基づいて、入力ファイルと比較対象の電子ファイルそれぞれの処理対象のブロックのOCR情報の有無を判定する。OCR情報がない場合(ステップS516でNO)、ステップS521に進む。一方、OCR情報がある場合(ステップS516でYES)、ステップS517に進み、OCR情報を比較する。
ステップS518で、OCR類似率を算出して、その値を更新する。ステップS519で、入力ファイルの中の全ブロックに対する比較処理が終了したか否かを判定する。比較処理が終了していない場合(ステップS519でNO)、ステップS520に進み、比較対象の電子ファイルの総ブロック数N≦入力ファイルのブロック数nである場合には、処理対象のブロックとして、入力ファイルの次のブロックに設定する。一方、比較対象の電子ファイルの総ブロック数N>入力ファイルのブロック数nである場合には、処理対象のブロックとして、比較対象の電子ファイルの次のブロックに設定する。
一方、ステップS519において、比較処理が終了している場合(ステップS519でYES)、ステップS522に進む。
ステップS522で、ステップS513、ステップS515、ステップS518で算出した各種類似率に基づいて、総合類似率を算出する。
尚、ステップS513、ステップS515、ステップS518の各種類似率の算出方法については、従来よりの公知の技術を用いて算出できるので、ここでは、その算出方法の詳細については省略する。
ステップS523で、総合類似率が所定閾値Thより大きいか否かを判定する。総合類似率が所定閾値Th未満である場合(ステップS523でNO)、ステップS526に進む。一方、総合類似率が所定閾値Thより大きい場合(ステップS523でYES)、ステップS524に進み、その電子ファイルを入力ファイルの類似候補として保存する。
次に、ステップS525で、データベース中の全電子ファイルに対する比較処理が終了したか否かを判定する。比較処理が終了していない場合(ステップS525でNO)、ステップS526に進む。一方、比較処理が終了している場合(ステップS525でYES)、処理を終了する。
以上の処理によって、総合類似度が閾値THより大きい電子ファイルが存在する場合、その電子ファイルは入力ファイルに類似する電子ファイル候補として確定する。そして、この電子ファイル候補を、図3のステップS127で出力することで、ユーザは所望する電子ファイルの選択を行うことができる。
[ベクトル化処理]
次に、図3のステップS129のベクトル化処理の詳細について説明する。
ベクトル化処理では、文字ブロックに対しては、まず、各文字に対して文字認識処理を行う。
この文字認識処理では、文字ブロックから文字単位で切り出された文字画像に対し、パターンマッチの一手法を用いて文字認識を行い、対応する文字コードを取得する。特に、この文字認識処理は、文字画像から得られる特徴を数十次元の数値列に変換した観測特徴ベクトルと、あらかじめ字種毎に求められている辞書特徴ベクトルとを比較し、最も距離の近い字種を認識結果とするものである。
特徴ベクトルの抽出には種々の公知手法があり、例えば、文字をメッシュ状に分割し、各メッシュブロック内の文字線を方向別に線素としてカウントしたメッシュ数次元ベクトルを特徴とする方法がある。
そして、文字ブロックに対して文字認識処理を行う場合は、まず、該当文字ブロックに対し横書き/縦書きの判定を行い、各々対応する方向に文字列を切り出し、その後、文字列から文字を切り出して文字画像を取得する。
横書き/縦書きの判定は、該当文字ブロック内で画素値に対する水平/垂直の射影を取り、水平射影の分散が大きい場合は横書き、垂直射影の分散が大きい場合は縦書きと判定する。文字列及び文字への分解は、横書きの文字ブロックである場合には、その水平方向の射影を利用して行を切り出し、さらに切り出された行に対する垂直方向の射影から、文字を切り出すことで行う。一方、縦書きの文字ブロックに対しては、水平と垂直を逆にすれば良い。
尚、この文字認識処理によって、文字のサイズを検出することができる。
加えて、文字認識処理の際に用いる、字種数分の辞書特徴ベクトルを、文字形状種、即ち、フォント種に対して複数用意し、マッチングの際に文字コードとともにフォント種を出力することで、文字のフォントを認識することができる。
以上の文字認識処理によって得られた、文字コードおよびフォント情報を用いて、各々あらかじめ用意されたアウトラインデータを用いて、文字部分の情報をベクトルデータに変換する。尚、原稿画像がカラー画像の場合は、そのカラー画像から各文字の色を抽出してベクトルデータとともに記録する。
以上の処理により、文字ブロックに属するイメージ情報を、ほぼ形状、大きさ、色が忠実なベクトルデータに変換できる。
次に、文字ブロック以外の図画あるいは線、表ブロックについては、そのブロック中で抽出された画素塊の輪郭をベクトルデータに変換する。
具体的には、輪郭をなす画素の点列を角と看倣される点で区切って、各区間を部分的な直線あるいは曲線で近似する。角とは曲率が極大となる点であり、曲率が極大となる点は、図16に示すように、任意点Piに対し左右k個の離れた点Pi−k、Pi+kの間に弦を引いたとき、この弦とPIの距離が極大となる点として求められる。
また、Pi−k、Pi+k間の弦の長さ/弧の長さをRとし、Rの値が閾値以下である点を角とみなすことができる。角によって分割された後の各区間は、直線は点列に対する最小二乗法等の計算式を用いて、また、曲線は3次スプライン関数等の関数を用いてベクトル化することができる。
また、対象が内輪郭を持つ場合、BS処理で抽出した白画素輪郭の点列を用いて、同様に部分的直線あるいは曲線で近似する。
以上のように、輪郭の区分線近似を用いれば、任意形状の図形のアウトラインをベクトル化することができる。尚、原稿画像がカラー画像の場合は、そのカラー画像から図形の色を抽出してベクトルデータとともに記録する。
また、図17に示すように、ある区間で外輪郭と、内輪郭あるいは別の外輪郭が近接している場合、2つの輪郭線をひとまとめにし、太さを持った線として表現することができる。
具体的には、ある輪郭の各点Piから別輪郭上で最短距離となる点Qiまで線を引き、各距離PQiが平均的に一定長以下の場合、注目区間はPQi中点を点列として直線あるいは曲線で近似し、その太さはPQiの平均値とする。線や線の集合体である表罫線は、このような太さを持つ線の集合として効率よくベクトル表現することができる。
尚、先に文字ブロックに対する文字認識処理を用いたベクトル化を説明したが、該文字認識処理の結果、辞書からの距離が最も近い文字を認識結果として用いるが、この距離が所定値以上の場合は、必ずしも本来の文字に一致せず、形状が類似する文字に誤認識している場合が多い。
従って、本発明では、このような文字ブロックに対しては、一般的な線画と同じに扱い、その文字ブロックをアウトライン化する。即ち、従来の文字認識処理で誤認識を起こす文字に対しても誤った文字にベクトル化されず、可視的にイメージデータに忠実なアウトライン化によるベクトル化が行える。
また、写真ブロックに対しては、そのままイメージデータとして、ベクトル化は実行しない。
次に、ベクトル化処理によって得られたベクトルデータを図形ブロック毎にグループ化するグループ化処理について、図18を用いて説明する。
図18は本発明の実施形態1のベクトルデータのグループ化処理を示すフローチャートである。
特に、図18では、ベクトルデータを図形ブロック毎にグループ化する処理について説明する。
まず、ステップS700で、各ベクトルデータの始点、終点を算出する。次に、ステップS701で、各ベクトルデータの始点、終点情報を用いて、図形要素を検出する。
ここで、図形要素の検出とは、区分線が構成している閉図形を検出することである。検出に際しては、閉形状を構成する各ベクトルはその両端にそれぞれ連結するベクトルを有しているという原理を応用し、検出を行う。
次に、ステップS702で、図形要素内に存在する他の図形要素、もしくは区分線をグループ化し、一つの図形オブジェクトとする。また、図形要素内に他の図形要素、区分線が存在しない場合は図形要素を図形オブジェクトとする。
次に、図18のステップS701の処理の詳細について、図19を用いて説明する。
図19は本発明の実施形態1のステップS701の処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS710で、ベクトルデータより両端に連結していない不要なベクトルを除去し、閉図形構成ベクトルを抽出する。
次に、ステップS711で、閉図形構成ベクトルの中から該ベクトルの始点を開始点とし、時計回りに順にベクトルを追跡する。そして、この追跡を、開始点に戻るまで行い、通過したベクトルを全て一つの図形要素を構成する閉図形としてグループ化する。また、閉図形内部にある閉図形構成ベクトルも全てグループ化する。さらにまだグループ化されていないベクトルの始点を開始点とし、同様の処理を繰り返す。
最後に、ステップS712で、ステップS710で除去された不要ベクトルの内、ステップS711で閉図形としてグループ化されたベクトルに接合しているもの(閉図形連結ベクトル)を検出し、一つの図形要素としてグループ化する。
以上の処理によって、図形ブロックを個別に再利用可能な個別の図形オブジェクトとして扱うことが可能になる。
[アプリデータ変換処理]
次に、図3のステップS130のアプリデータ変換処理の詳細について説明する。
ここで、図3のステップS121のBS処理と、ステップS129のベクトル化処理の処理結果は、図20に示すような、中間データ形式のファイルとして変換されているが、このようなデータ形式は、ドキュメント・アナリシス・アウトプット・フォーマット(DAOF)と呼ばれる。
ここで、DAOFのデータ構造について、図20を用いて説明する。
図20は本発明の実施形態1のDAOFのデータ構造を示す図である。
図20において、Header791では、処理対象の原稿画像に関する情報が保持される。レイアウト記述データ部792では、原稿画像中のTEXT(文字)、TITLE(タイトル)、CAPTION(キャプション)、LINEART(線画)、PICTURE(自然画)、FRAME(枠)、TABLE(表)等の属性毎に認識された各ブロックの属性情報とその矩形アドレス情報を保持する。
文字認識記述データ部793では、TEXT、TITLE、CAPTION等のTEXTブロックを文字認識して得られる文字認識結果を保持する。
表記述データ部794では、TABLEブロックの構造の詳細を格納する。画像記述データ部795は、PICTUREやLINEART等のブロックのイメージデータを文書画像データから切り出して保持する。
このようなDAOFは、中間データとしてのみならず、それ自体がファイル化されて保存される場合もあるが、このファイルの状態では、所謂一般の文書作成アプリケーションで個々のオブジェクト(ブロック)を再利用することはできない。
そこで、実施形態1では、このDAOFから、文書作成アプリケーションで利用可能なアプリデータに変換するアプリデータ変換処理(ステップS130)の詳細について、図16を用いて説明する。
図21は本発明の実施形態1のステップS130の処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS8000で、DAOFデータの入力を行う。次に、ステップS8002で、アプリデータの元となる文書構造ツリーを生成する。そして、ステップS8004で、文書構造ツリーを元に、DAOF内の実データを流し込み、実際のアプリデータを生成する。
次に、図22のステップS8002の処理の詳細について、図22を用いて説明する。
図22は本発明の実施形態1のステップS8002の処理の詳細を示すフローチャートである。また、図23は本発明の実施形態1の文書構造ツリーの説明図である。
尚、図22の処理において、全体制御の基本ルールとして、処理の流れは、ミクロブロック(単一ブロック)からマクロブロック(ブロックの集合体)へ移行する。
以後、ブロックとは、ミクロブロック及びマクロブロック全体を指す。
まず、ステップS8100で、ブロック単位で縦方向の関連性を元に再グループ化する。スタート直後は、ミクロブロック単位での判定となる。
ここで、関連性とは、距離が近い、ブロック幅(横方向の場合は高さ)がほぼ同一であることなどで定義することができる。また、距離、幅、高さなどの情報はDAOFを参照し、抽出する。
例えば、図23(a)は実際の原稿画像のページ構成、図23(b)はその文書構造ツリーである。ステップS8100の処理によって、ブロックT3、T4、T5が一つのグループV1、ブロックT6、T7が一つのグループV2が同階層グループとして、まず生成される。
ステップS8102で、縦方向のセパレータの有無をチェックする。セパレータとは、例えば、物理的にはDAOF中で線の属性を持つブロックである。また、論理的な意味としては、文書作成アプリケーション中で明示的にブロックを分割する要素である。ここでセパレータを検出した場合は、同じ階層で再分割する。
ステップS8104で、分割がこれ以上存在し得ないか否かを縦方向のグループ長を利用して判定する。具体的には、縦方向のグループ長が原稿画像のページ高さであるか否かを判定する。縦方向のグループ長がページ高さである場合(ステップS8104でYES)、処理を終了する。一方、縦方向のグループ長がページ高さでない場合(ステップS8104でNO)、ステップS8106に進む。
図23(a)の原稿画像の場合は、セパレータもなく、グループ長はページ高さではないので、ステップS8106に進む。
ステップS8106で、ブロック単位で横方向の関連性を元に再グループ化する。ここもスタート直後の第一回目はミクロブロック単位で判定を行うことになる。また、関連性、及びその判定情報の定義は、縦方向の場合と同じである。
図23(a)の原稿画像の場合は、ブロックT1、T2でグループH1、グループV1、V2でグループH2、グループV1、V2の階層の1つ上の同階層グループとして生成される。
ステップS8108で、横方向セパレータの有無をチェックする。図23(a)では、S1が横方向セパレータとなっているので、これを文書構造ツリーに登録し、H1、S1、H2という階層が生成される。
ステップS8110で、分割がこれ以上存在し得ないか否かを横方向のグループ長を利用して判定する。具体的には、横方向のグループ長がページ幅であるか否かを判定する。横方向のグループ長がページ幅である場合(ステップS8110でYES)、処理を終了する。一方、横方向のグループ長がページ幅でない場合(ステップS8110でNO)、ステップS8102に戻り、再びもう一段上の階層で、ステップS8100以降の処理を実行する。
図23(a)の原稿画像の場合は、横方向のグループ長がページ幅となるので、ステップS8110で処理を終了し、最後に、ページ全体を表す最上位階層のV0が文書構造ツリーに付加される。
文書構造ツリーが完成した後、その文書構造ツリーに基づいて、図21のステップS8004で、アプリデータの生成を行う。
図23の場合は、具体的には、以下のようにして、アプリデータを生成する。
即ち、H1は横方向に2つのブロックT1とT2があるので、2カラムとして出力し、ブロックT1の内部情報(DAOFを参照、文字認識結果の文章、画像など)を出力し、その後、カラムを変え、ブロックT2の内部情報を出力、その後、S1を出力する。
次に、H2は横方向に2つのブロックV1とV2があるので、2カラムとして出力し、ブロックV1はT3、T4、T5の順にその内部情報を出力し、その後、カラムを変え、ブロックV2のT6、T7の内部情報を出力する。
以上のようにして、DAOFからアプリデータへの変換処理を実行する。
[ポインター情報付加処理]
次に、図3のステップS133の処理の詳細について、図24を用いて説明する。
図24は本発明の実施形態1のステップS133の処理の詳細を示すフローチャートである。
尚、図24では、例えば、ポインター情報としてのデータ文字列を、2次元バーコード(QRコードシンボル:JIS X0510)311にて符号化して、画像中に付加する処理について説明する。
また、2次元バーコード内に組み込むデータは、対応する電子ファイルのアドレス情報を表しており、例えば、ファイルサーバ名およびファイル名からなるパス情報で構成される。あるいは、対応する電子ファイルへのURL(URI)や、対応する電子ファイルの格納されているデータベース105内あるいはMFP100自体が有する記憶部111内で管理されるファイルID等で構成される。
まず、ステップS900で、符号化する種種の異なる文字を識別するため、入力データ列を分析する。また、誤り検出及び誤り訂正レベルを選択し、入力データが収容できる最小型番を選択する。
ステップS901で、入力データ列を所定のビット列に変換し、必要に応じてデータのモード(数字、英数字、8ビットバイト、漢字等)を表す指示子や、終端パターンを付加する。また、所定のビットコード語に変換する。
この時、誤り訂正を行うため、ステップS902で、コード語列を型番及び誤り訂正レベルに応じて所定のブロック数に分割し、各ブロック毎に誤り訂正コード語を生成し、データコード語列の後に付加する。
ステップS903で、ステップS902で得られた各ブロックのデータコード語を接続し、各ブロックの誤り訂正コード語、必要に応じて剰余コード語を後続する。
ステップS904で、マトリクスに位置検出パターン、分離パターン、タイミングパターン及び位置合わせパターン等とともにコード語モジュールを配置する。
ステップS905で、シンボルの符号化領域に対して最適なマスクパターンを選択して、マスク処理パターンをステップS904で得られたモジュールにXOR演算により変換するマスク処理を実行する。
ステップS906で、ステップS905で得られたモジュールに形式情報及び型番情報を生成して、2次元コードシンボルを完成する。
以上の処理によって、アドレス情報が組み込まれた2次元バーコードは、例えば、クライアントPC102から対応する電子ファイルをプリントデータとして印刷部112で印刷する場合に、データ処理部115内で記録可能なラスターデータに変換された後に、その電子ファイルのラスターデータ上の所定の個所に付加されて印刷される。ここで、2次元バーコード(ポインター情報)が印刷された印刷物(原稿)を、画像読取部110で読み取ることにより、そのポインター情報で特定されるオリジナル電子ファイルの格納場所を検出することができる。
尚、同様の目的で、ポインター情報を2次元バーコードで表現する以外に、例えば、直接文字列で電子ファイルに付加する方法、電子ファイル上の文字列、特に、文字と文字の間隔を変調して情報を埋め込む方法、電子ファイル中の中間調画像(サムネール画像)中に埋め込む方法等、一般に電子透かしと呼ばれる方法を適用することができる。
[電子ファイル検索に関する応用例]
実施形態1では、読取原稿画像に対応するオリジナル電子ファイル(電子ファイル)の検索は、その読取原稿画像中のポインター情報あるいは読取原稿画像中の各オブジェクトに関するオブジェクト情報(属性情報、レイアウト、OCR情報等)に基づいて実行する構成としているが、より正確にオリジナル電子ファイルを検索する場合には、ポインター情報とオブジェクト情報の両者に基づいて実行する構成としても良い。
即ち、読取原稿画像中のポインター情報からオリジナル電子ファイルが検索できたとしても、更に、読取原稿画像中のオブジェクト情報に基づく検索(例えば、レイアウトに従うレイアウト検索、OCR情報による全文検索等)を、ポインター情報から検索されたオリジナル電子ファイルに対して行い、高い一致率が得られた場合に、そのオリジナル電子ファイルを、正式なオリジナル電子ファイルとして特定する。
特に、このような構成とすることで、例えば、ポインター情報の検出精度が曖昧で複数のオリジナル電子ファイル候補が検索された場合に対して、オブジェクト情報に基づく検索を行うことで、オリジナル電子ファイル候補を更に絞り込んで、オリジナル電子ファイルを特定することができるため、より高速でかつ精度の高い特定を実現することできる。 [ベクトル化処理の応用例]
実施形態1では、読取原稿画像に対応するオリジナル電子ファイルあるいは電子ファイルを特定できない場合、その読取原稿画像全体に対してベクトル化処理を行う構成としているが、例えば、処理対象の読取原稿画像には、その画像中のオブジェクト全てが新規に作成されたものでなく、一部のオブジェクトは、既存の他の電子ファイルから流用して作成されている場合がある。
例えば、背景オブジェクト(壁紙)は、文書作成アプリケーションで幾つかのパターンを予め用意してあり、その中から選択して用いるのが通常である。従って、このような背景オブジェクトは、ファイルサーバ中の既存の電子ファイル中に存在している可能性が高く、また、再利用可能なベクトルデータとして存在する可能性が高い。
従って、図3のステップS129のベクトル化処理の別実施形態として、ブロックセレクション処理で個別のオブジェクトに分割された各オブジェクトに対して、該オブジェクト単位でファイルサーバ中から処理対象のオブジェクトを含む電子ファイルを検索し、検索された場合には、そのオブジェクトに対して、個別に検索された電子ファイルからオブジェクト単位でベクトルデータを取得するようにしても良い。
このように構成することで、読取原稿画像全体に対してベクトル化処理を実行する必要がなくなり、ベクトル化処理をより高速に実行することができるとともに、ベクトル化処理よる画質劣化を防止することができる。
一方、図3のステップ検索処理によって検索された電子ファイルがPDFファイルである場合、そのPDFファイル中の文字オブジェクトに対して既に文字認識された文字コードを付加ファイルとして有している場合がある。そして、このようなPDFファイルに対して、ベクトル化処理を適用する場合には、その付加ファイル(文字コードファイル)を用いれば、ステップS129の処理の一部として実行する文字認識処理を省略することができ、ベクトル化処理をより高速に実行することができる。
以上説明したように、実施形態1によれば、読取原稿画像に対応するベクトルデータを生成して、そのベクトルデータを用いて、読取原稿画像に対する編集操作や編集結果の確認表示を実現する。
これにより、画像編集用の専用回路や専用ソフトウェアを用いずに、既存の基本的な構成、つまり、安価な構成で、読取原稿画像に対する編集操作や編集結果の確認表示を実現することができる。
<実施形態2>
実施形態1では、エリア編集等の画像編集に係る編集履歴を管理する構成については、特に、説明していないが、必要に応じて、この編集履歴をデータとして管理する構成としても良い。
例えば、図8C及び図8Dで説明したエリア編集操作においては、データ処理部115は、その編集内容を記述する編集履歴データを生成する。この編集履歴データは、例えば、記憶部111の編集履歴用バッファに記憶するとともに、対応する画像編集用データと関連付けられる。
ここで、この編集履歴データの一例について、図25を用いて説明する。
図25は本発明の実施形態2の編集履歴データの一例を示す図である。
図25において、タグ<action>〜</action>で括られた部分が一つの画像編集操作の内容を示す記述である。また、<number>〜</number>は操作の順番を示す記述である。
また、<insert>〜</insert>は、具体的な編集内容を示す記述であり、ここでは、編集操作としてオブジェクトの挿入を示す記述である。
<insert>〜</insert>の記述では、<line>〜</line>で指定される行に、<body>〜</body>で示されるオブジェクトを挿入することを示す記述となる。
つまり、<insert>〜</insert>の記述は、実施形態1で説明したエリア内消去用記述である、位置画素単位(198,187)から、幅(width)=213、高さ(height)=127の矩形枠を白で塗り潰すための記述を、図5(a)の画像編集用データの6行目(006)に挿入することを意味している。
換言すれば、図25の編集履歴データは、図5(a)の記述を図5(b)の記述に変更する操作に相当する記述である。
そして、この編集履歴用バッファに記憶されている編集履歴データは、図8DのOKキー100034あるいは設定取消キー100040の操作に応じて、保存/削除する。
以上説明したように、実施形態2によれば、画像編集操作に係る編集履歴データを管理しておくことで、ユーザは、必要に応じて、編集履歴データを参照して、編集結果が意図しない結果となっている場合には、その編集操作に誤りがないか否かを確認することができる。
<実施形態3>
実施形態2では、編集履歴データを管理する構成について説明したが、この編集履歴データを画像編集用データに組む込む構成としても良い。
但し、この場合は、画像編集用データに基づく画像表示を行う場合に、編集履歴データが画像表示に影響を与えない記述として、画像編集用データに組み込んで管理する必要がある。
このような場合の画像編集用データの一例について、図26を用いて説明する。
図26は本発明の実施形態3の画像編集用データの一例を示す図である。
図26では、図5(b)の画像編集用データに対し、001行目から010行目に、上述の編集履歴データを組み込んだ場合の例を示している。そして、データ処理部115は、表示部116に画像編集用データに基づく画像を表示する場合には、この001行目から010行目(つまり、<action>〜</action>の記述部分)の内容を無視する。
尚、この編集履歴データは、編集操作が行われる毎に、適宜画像編集用データに追加されていくことになる。
以上説明したように、実施形態3によれば、編集履歴データを画像編集用データに組み込んで管理することで、編集履歴データを別途管理する構成に比べて、その管理を容易に行うことができる。また、この画像編集用データを装置外の外部端末に出力する場合には、その出力先でも、編集履歴データを参照することができるので、外部端末上で過去の編集内容を確認することができる。
<実施形態4>
実施形態1では、エリア内消去の方法として、指定されたオブジェクトで規定されるエリアを白の矩形で塗り潰す構成としているが、これは、処理対象のエリアを含む画像全体の背景が白である場合が多いためである。
しかしながら、背景画像は、白でない場合もあるので、エリア内消去には、処理対象のエリアを含む画像全体の背景画像を利用する構成としても良い。この場合、エリア内消去用記述は、指定されたオブジェクトそのものを削除する記述が生成されることになる。あるいは、指定されたオブジェクトの記述そのものを削除する。
同様に、エリア外消去を行う場合にも、処理対象のエリアを含む画像全体の背景画像を利用する構成としても良い。この場合、エリア外消去用記述は、指定されたオブジェクト以外のすべてのオブジェクトを削除する記述が生成されることになる。あるいは、指定されたオブジェクト以外のすべてのオブジェクトの記述そのものを削除する。
以上説明したように、実施形態4によれば、エリア内消去/エリア外消去を行う場合に、処理対象のエリアを含む画像全体の背景画像を利用することで、エリア内消去用記述/エリア外消去用記述を簡略化することができる。これにより、画像編集用データに基づく画像表示(編集効果表示)の処理速度を向上することができる。
<実施形態5>
実施形態1では、エリア内消去の方法として、指定されたオブジェクトで規定されるエリアを白の矩形で塗り潰す構成としているが、このエリア全体は、編集操作内容によっては、図8Dの画像20082全体の表示領域に含まれる場合と、その一部が表示領域からはみ出している場合があり得る。
そして、特に、表示領域に処理対象のエリア全体が含まれる場合には、エリアを規定するオブジェクトを削除することで、目的とするエリア内消去を達成することができる。そこで、実施形態5では、このような場合には、処理対象エリアを規定するオブジェクトの記述と、エリア内消去用記述を画像編集用データから削除する。
この時の画像編集用データの一例について、図27を用いて説明する。
図27は本発明の実施形態5の画像編集用データの一例を示す図である。
図27では、図5(b)の画像編集用データに対し、006行目から007行目の記述、即ち、エリア内消去用記述と、処理対象エリアを規定するオブジェクトの記述を削除している。
同様に、エリア外消去を行う場合には、処理対象のエリアを規定するオブジェクト以外のすべてのオブジェクトの記述を削除することになる。
以上説明したように、実施形態5によれば、エリア内消去/エリア外消去を行う場合に、その操作内容に基づいて、エリア内消去用記述/エリア外消去用記述を簡略化することができる。これにより、画像編集用データに基づく画像表示(編集効果表示)の処理速度を向上することができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態1の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1のMFPの詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1の画像処理システムで実行する処理全体の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のベクトルデータ及び画像編集用データの記述例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のブロックセレクション処理の概念を説明するための図である。 本発明の実施形態1のブロック情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のステップS122の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の原稿画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のオリジナル電子ファイルの検索処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のオリジナル電子ファイルの検索処理の応用例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS126の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のベクトル化処理を説明するための図である。 本発明の実施形態1のベクトル化処理を説明するための図である。 本発明の実施形態1のベクトルデータのグループ化処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS701の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のDAOFのデータ構造を示す図である。 本発明の実施形態1のステップS130の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS8002の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の文書構造ツリーの説明図である。 本発明の実施形態1のステップS135の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2の編集履歴データの一例を示す図である。 本発明の実施形態3の画像編集用データの一例を示す図である。 本発明の実施形態5の画像編集用データの一例を示す図である。
符号の説明
100 MFP
101 マネージメントPC
102 クライアントPC
103 プロキシサーバ
104 ネットワーク
105 データベース
106 文書管理サーバ
107〜109 LAN
110 画像読取部
111 記憶部
112 印刷部
113 入力部
114、117 ネットワークI/F
115 データ処理部
116 表示部

Claims (18)

  1. 原稿を読み取って得られる原稿画像の画像処理を行う画像処理装置であって、
    原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取られた原稿画像に対応するベクトルデータを生成する生成手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段の表示解像度に対応する前記原稿画像の編集用画像を、前記ベクトルデータに基づいて生成し、前記表示手段に表示制御する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記編集用画像は、属性記述付き言語で表現されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記編集用画像を用いて、前記原稿画像を編集する編集手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記編集手段による編集結果を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記ベクトルデータのコピーを、前記編集用画像を生成するための画像編集用データとして生成し、該画像編集用データを用いて、該編集用画像を前記表示手段に表示制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像編集用データを記憶する第1記憶手段と、
    前記編集手段による操作に基づいて、前記第1記憶手段に記憶されている画像編集用データを削除する第1削除手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像編集用データを記憶する第1記憶手段と、
    前記編集手段による操作に基づいて、前記ベクトルデータを前記第1記憶手段に記憶されている画像編集用データに置換する置換手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記編集手段による編集履歴を示す編集履歴データを記憶する第2記憶手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記編集履歴データは、前記画像編集用データと関連づけられて記憶されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記編集履歴データは、前記画像編集用データに組み込まれて記憶されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 前記編集手段による操作に基づいて、前記編集履歴データを削除する第2削除手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  12. 前記編集手段は、前記編集用画像中の指定エリアをトリミング/マスキングを行うトリミング/マスキング手段を備え、
    前記編集手段は、前記トリミング/マスキング手段の実行指示に基づいて、前記指定エリアあるいは該指定エリアの周辺が、所定色の画像で表示されるように、前記編集用画像データの内容を編集する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  13. 前記原稿画像を印刷する印刷手段を更に備え、
    前記所定色は、前記印刷手段で使用する記録剤で表現できない色である
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記編集手段は、前記トリミング/マスキング手段の実行指示に基づいて、前記指定エリアあるいは該指定エリアの周辺が、前記編集用画像の背景画像で表示されるように、前記編集用画像データの内容を編集する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  15. 前記編集手段は、前記トリミング/マスキング手段の実行指示に基づいて、前記指定エリアを規定するオブジェクトあるいは該オブジェクト以外のオブジェクトが前記編集用画像で削除されるように、前記編集用画像データの内容を編集する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  16. 前記編集手段は、指定されたエリアに含まれるオブジェクトが、そのエリア外にはみ出していない場合に、前記編集用画像データの内容を編集する
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 原稿を読み取って得られる原稿画像の画像処理を行う画像処理装置の制御方法であって、
    原稿を読み取る読取工程と、
    前記読取工程で読み取られた原稿画像に対応するベクトルデータを生成する生成工程と、
    表示部の表示解像度に対応する前記原稿画像の編集用画像を、前記ベクトルデータに基づいて生成し、前記表示部に表示制御する表示制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  18. 原稿を読み取って得られる原稿画像の画像処理を行う画像処理装置の制御を実現するプログラムであって、
    原稿を読み取る読取工程のプログラムコードと、
    前記読取工程で読み取られた原稿画像に対応するベクトルデータを生成する生成工程のプログラムコードと、
    表示部の表示解像度に対応する前記原稿画像の編集用画像を、前記ベクトルデータに基づいて生成し、前記表示部に表示制御する表示制御工程のプログラムコードと
    を備えることを特徴とするプログラム。
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