JP2005144738A - スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スクリーンと基板との位置決めの作業効率を向上させる。
【解決手段】 印刷テーブル10上に固定されたダミー基板91に対して、位置決めマークを含むパターン孔が形成されているスクリーンを用いて位置決めマークA2を印刷する。その後、印刷領域外に設けられているレジストピン80を基板93の位置決め孔93aに嵌挿させ、印刷テーブル10上に載置されているダミー基板91に印刷されている位置決めマークA2と、基板93に対してあらかじめ印刷されている位置決めマークB2とが一致するように、基板93の位置決めを行う。そして、レジストピン80を印刷テーブル10に対して固定することによって、基板93を印刷テーブル10上に固定し、印刷を行う。
【選択図】図7


Description

本発明は、印刷テーブル上に載置された印刷媒体とスクリーンとの相対位置を適正に調整可能なスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法に関する。
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。スクリーン印刷装置では、印刷対象部位に応じたパターン孔が開口されたスクリーンが基板の上方に配置される。そして、スクリーン上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して印刷テーブルに載置された基板上にペーストが塗布され、基板上に所定のパターンが印刷される。ここで、基板は、印刷テーブル上において印刷テーブルに対して固定されたレジストピンによって、印刷テーブルに対して固定される。
かかるスクリーン印刷装置においては、スクリーンと基板との相対位置の位置決めが必要である。従って、基板が固定されている印刷テーブルには、位置調整用ツマミを回すことによって印刷テーブルのスクリーンに対する位置を移動させることができるテーブル駆動機構が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷テーブル上に設けられたレジストピンは、印刷時にスクリーンと接触してスクリーンを破損してしまうことがないように、印刷時には印刷テーブル内に収納する機構となっている。つまり、レジストピンは、印刷テーブルの上面に対して昇降可能に構成されている(例えば、特許文献2参照)。
図9〜図11に示すスクリーン印刷装置100では、印刷テーブル110上に印刷テーブル110の上面110aに対して昇降可能な2つのレジストピン111を設け、基板180にはそれに対応するように位置決め孔182(図11参照)を設け、位置決め孔182にレジストピン111を嵌挿することによって基板180を印刷テーブル110上に固定する。そして、パターン孔131が開口されているスクリーン130を基板180の上方に配置する。その後、印刷テーブル110を図示しないテーブル駆動機構の位置調整ツマミを操作することによってX、Y、θ方向に移動させて、基板180と印刷テーブル110との位置を調整する。そして、スキージ140を駆動させて、スクリーン130と基板180とを当接させつつ、ペースト190をスクリーン130に押し付けることによって、基板180上に所定のパターンを印刷する。
特開昭61−123543号公報 特開2002−14311号公報
基板180とスクリーン130との位置決めは、高精度の印刷を行う際には数ミクロン単位の調整が必要となる場合がある。従って、テーブル駆動機構は印刷テーブル110をスクリーン130に対して微細に移動させることを可能としている。つまり、テーブル駆動機構の位置調整ツマミの操作量に対して、印刷テーブル110の移動量は非常に小さい。ここで、基板180を印刷テーブル110上に固定した後に、テーブル駆動機構によって印刷テーブル110を移動させて基板180とスクリーン130との位置決めを行う際には、大幅な位置調整が必要となる場合が多い。しかしながら、印刷テーブル110のテーブル駆動機構によって大幅な位置調整を行うには、位置調整ツマミの操作量が非常に多くなり、著しく作業効率が悪い。よって、基板180を印刷テーブル110に固定する前に、印刷テーブル110上に載置された基板180を印刷テーブル110に固定した後の印刷テーブル110の大幅な位置調整をしなくて済むように、基板180とスクリーン130との初期の位置決めが行われるのが望ましい。
そこで、本発明の目的は、スクリーンに対する印刷媒体の位置決めを効率良く行うことができるスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のスクリーン印刷装置は、印刷パターンに対応した多数の孔及び第1の位置決めマーク形成用孔が形成されたスクリーンを支持するスクリーン枠と、第2の位置決めマーク及び位置決め孔が形成された印刷媒体が載置される印刷テーブルと、前記印刷テーブルの印刷媒体載置面から突出しており、印刷媒体に形成された前記位置決め孔に挿入されたときに印刷媒体にがたつきが生じないような断面形状を有しているレジストピンと、前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面に沿った方向の所定範囲内において前記レジストピンを移動可能に支持する支持機構と、前記印刷テーブルに対して前記レジストピンが移動しないように前記レジストピンを固定可能な固定機構とを備えている。
この構成によると、印刷媒体をレジストピンと共に印刷テーブルの印刷媒体載置面に沿った方向に移動させることによって、スクリーンと印刷媒体との初期の位置決めを行った後に、レジストピンを印刷テーブルに固定することによって印刷媒体を印刷テーブル上に固定することが可能である。従って、スクリーンと印刷媒体との位置決めを行うための大量の操作が必要ではなくなる。その結果、スクリーンと印刷媒体との位置決めを効率良く行うことができる。
本発明のスクリーン印刷装置では、前記支持機構が、前記レジストピンに連結されていると共に前記レジストピンよりも大径の大径部と、前記大径部が嵌め込まれるように前記大径部よりも大径に形成され且つ前記印刷テーブルに対して固定された凹部とを備えていてもよい。
この構成によると、大径部を凹部の底面内で移動させることによって、印刷媒体をレジストピンと共に印刷テーブルの印刷媒体載置面に沿う方向に移動させることができる。その結果、簡易な操作でスクリーンと印刷媒体との位置決めを行うことができる。
本発明のスクリーン印刷装置は、前記支持機構の前記凹部が、前記印刷テーブルに取り付けられた台座に形成されていることが好ましい。
この構成によると、支持機構の凹部が設けられていない印刷テーブルを備えたスクリーン印刷装置に本発明を適用する場合に、その印刷テーブルを凹部が設けられたものに取り替えることなく、凹部が形成された台座を取り付けるだけで本発明を適用することができる。従って、スクリーン印刷装置の製造コストを低減することができる。
また、レジストピンは台座に形成された凹部に嵌め込まれた大径部に連結されている。従って、印刷時に必ずしもレジストピンが印刷媒体載置面から突出しないような構造とする必要はなくなる。その結果、複雑な機構が必要でなくなり、装置の小型化が可能であると共に、小型のスクリーン印刷装置に対しても適応可能である。さらに、印刷媒体の位置決め孔は、印刷テーブルの外に設けられるレジストピンに対応する位置に形成される。従って、印刷媒体上に印刷する印刷パターンの設計に制約が生じなくなる。
本発明のスクリーン印刷装置では、前記大径部及び前記凹部が共に円柱形状を有していることが好ましい。
この構成によると、大径部は凹部の底面において、全ての方向に同量だけ移動させることが可能である。
本発明のスクリーン印刷装置では、前記固定機構が、前記大径部よりも小径となるように前記凹部の底に設けられた固定用孔と、前記大径部に連結されていて、前記固定用孔から前記凹部と反対側に突出した固定用ピンと、前記固定用ピンに取り付けられる留め具とを備えていてもよい。
この構成によると、簡易な機構により大径部を凹部の底面において固定することができる。
本発明のスクリーン印刷装置では、前記固定用ピンに雄ねじが形成されており、前記留め具が、前記雄ねじに螺合する雌ねじと、前記固定用孔よりも大径であって前記雌ねじと前記固定用孔との間に位置しており、前記雌ねじのねじ込みに伴って、前記大径部との間で前記凹部の底部を挟み込む円盤状部材とを備えていてもよい。
この構成によると、雄ねじに螺合する雌ねじをねじ込んだり緩めたりすることによって、大径部を凹部に固定する状態と大径部を凹部の底部において印刷媒体載置面に沿う方向に移動させる状態とを取り得る。従って、簡易な操作により、レジストピンを印刷テーブルに対して固定する状態と、移動させる状態とを取り得る。
本発明のスクリーン印刷装置では、前記レジストピンは、その先端が前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面から突出した突出位置をとるように付勢されていると共に、前記先端が押圧されたときに付勢力に抗して前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面から突出していない引っ込み位置を取り得ることが好ましい。
この構成によると、印刷時にスクリーンとレジストピンとが接触することによって、スクリーンに過剰な負荷が掛かり、スクリーンを損傷してしまうことを抑制することができる。
本発明のスクリーン印刷装置では、前記レジストピンを複数備えていることが好ましい。
この構成によると、印刷媒体を複数箇所で固定することができる。従って、印刷媒体を印刷テーブルに対して確実に固定することができる。その結果、印刷を良好に行うことができる。
本発明のスクリーン印刷方法は、印刷パターンに対応した多数の孔及び第1の位置決めマーク形成用孔が形成されたスクリーンを利用して、第1の位置決めマークを仮印刷する工程と、第2の位置決めマーク及び位置決め孔が形成された印刷媒体を、印刷媒体に形成された前記位置決め孔に挿入されたときに印刷媒体にがたつきが生じないような断面形状を有し且つ前記印刷テーブルの印刷媒体載置面から突出するレジストピンが前記位置決め孔に挿入されるように印刷テーブル上に載置する工程と、仮印刷された前記第1の位置決めマークと印刷媒体の前記第2の位置決めマークとに基づいて、前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面に沿った方向の所定範囲内において前記レジストピンを移動させつつ印刷媒体を位置決めする工程と、印刷媒体が位置決めされた状態において前記レジストピンを固定する工程と、前記レジストピンが固定された状態において、前記スクリーンを利用して、印刷媒体に印刷パターンを印刷する工程とを備えている。
この構成によると、スクリーンを利用して仮印刷された第1の位置決めマークと、印刷媒体に形成された第2の位置決めマークとに基づいて、スクリーンと印刷媒体との初期の位置決めを行うことができる。従って、スクリーンと印刷媒体の初期の位置決めを簡単に行うことができる。その結果、初期の位置決めの作業効率を向上させることができる。
本発明のスクリーン印刷方法では、前記仮印刷する工程において、前記第1の位置決めマークを、前記印刷テーブル上に載置された仮印刷媒体上に仮印刷することが好ましい。
この構成によると、スクリーンを取り替える度に、印刷テーブル上に仮印刷された第1の位置決めマークを消すことなく、仮印刷媒体を取り替えて、新しい仮印刷媒体に対して仮印刷を行えばよい。従って、スクリーンの取り替え作業の効率を向上させることができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るスクリーン印刷装置の概略構成を示す側面図である。図2は、図1に示すスクリーン印刷装置の分解斜視図である。
スクリーン印刷装置1は、印刷テーブル10と、スクリーン枠20と、スクリーン30と、スキージ40と、台座50と、支持機構60と、固定機構70と、レジストピン80とを有している。
ここでは説明の便宜上XYZ三次元座標系を定義し、この座標系を参照しながらスクリーン印刷装置1の構成の説明を行うことにする。図1においては、印刷テーブル10の上面10aの紙面手前左隅が原点O、右水平方向がX軸、上垂直方向がZ軸、紙面に垂直奥方向がY軸とそれぞれ定義する。つまり、印刷テーブル10の上面10aはXY平面を規定していることになる。また、Z軸を中心としてX軸正方向からY軸正方向に回転する回転の方向をθとする(図2参照)。
印刷テーブル10は、正方形の板状部材である。また、図1においては、その上面10aには、後述するダミー基板91、シート92、基板93等が載置されている。そして、上面10aにおいてダミー基板91または基板93に対して印刷が行われる。つまり、上面10aは、本実施の形態のスクリーン印刷装置1における印刷領域である。ただし、ダミー基板91に印刷が行われる際には、上面10aにはダミー基板91のみが、また基板93に印刷が行われる際には、上面10aには基板93のみが載置される。また、上面10aには、空気を吸引するための複数の吸引孔11(図2参照)が形成されている。そして、図示しない吸引手段によって、吸引孔11を介してダミー基板91または基板93を上面10aに吸引することによって、ダミー基板91または基板93を上面10aに固定することができる。さらに、印刷テーブル10は、図示しないテーブル駆動機構により、スクリーン30に対してX軸方向、Y軸方向およびθ方向へのミクロン単位の微細な移動が可能となっている。
スクリーン枠20は、スクリーン30を保持するためのものである。また、スクリーン枠20は、印刷テーブル10の大きさよりもやや大きな正方形の枠状部材であり、印刷テーブル10の上方に印刷テーブル10と所定の間隔を隔てて配置されている(図1参照)。そして、スクリーン枠20の下面(印刷テーブル10と対向する面)と同一平面上には、スクリーン30が貼り付けられている。
スクリーン30には、所定の印刷対象部位に応じた回路パターン31aと位置決めマーク31bとから成るパターン孔31が開口されている。また、スクリーン30は織布から形成されており、その表面には乳剤の塗膜が形成されている。
スキージ40は、硬質ゴム製のへら状部材であり、スクリーン30の上面に配置されている。また、印刷時においては、スキージ40は、図示しないキャリッジによりZ軸負方向に変位してスクリーン30を押圧することにより、スクリーン30を印刷テーブル10上に載置されている印刷媒体(ダミー基板91または基板93)に当接させると共に、スクリーン30上をX軸方向に移動する。それに伴って、スクリーン30上に供給された導電性のペースト90がスクリーン30に押し付けられる。そして、パターン孔31を介して印刷媒体(ダミー基板91または基板93)の上面に対してペースト90が塗布される。
台座50は、印刷テーブル10とは別部材で構成されており、印刷テーブル10に装着可能である。また、台座50は、略平板上部材であり、その上面50aが印刷テーブル10の上面10aと同じ高さとなる位置で、印刷テーブル10に固定することができる。
支持機構60は、凹部61と可動板62とをそれぞれ2つずつ有している。凹部61は、台座50の上面50aに形成されており、円形である。可動板62は、凹部61の径よりも小さな径を有しており、凹部61の深さとほぼ等しい厚みを有する略円板形状部材である。また、可動板62は、凹部61の底部に配置されており、凹部の底部において、XY方向に移動可能である。
固定機構70は、固定用孔71と、ボルト72と、留め具73とを有している。固定用孔71は、凹部61の底部に形成されており、可動板62の径よりも小さな径の円筒形の開口である。ボルト72は、その一端部が可動板62の下面の中心位置に連結されている。また、ボルト72は、その断面の径が固定用孔71の径よりも小さく、固定用孔71に嵌挿されている。さらに、ボルト72の長さは、固定用孔71の深さよりも長いため、可動板62が凹部61の底面に当接するように配置された場合は、ボルト72の下端部近傍が台座50の下面から下方に突出する。留め具73は、ワッシャー73aとナット73bとを有している。ワッシャー73aは、ボルト72の台座50の下面から突出している部分に嵌挿されている。ナット73bは、ワッシャー73の台座50と反対側において、ボルト72に螺合されている。従って、ナット73bを締めることによって、可動板62を台座50に対して固定することができる。
レジストピン80は、突起体であり、可動板62の上面の中心位置に設けられている。また、レジストピン80の径は、後述する基板93の位置決め孔93aの径とほぼ同一であり、レジストピン80を位置決め孔93aに嵌挿した際に基板93にがたつきが生じないようになっている。さらに、レジストピン80と可動板62との間には、図示しないばね機構が設けられており、レジストピン80の先端が押圧された際に、レジストピン80は印刷テーブル10の上面10aに対して突出しない位置までZ軸方向に下降可能となっている。従って、スクリーン枠20等の部材がレジストピン80と接触して損傷することを抑制することができる。
次に、図3(a)に示す印刷パターンAを、図3(b)に示す印刷パターンBが印刷されている基板93に重ね塗りする場合の手順を、図4〜図8を用いて説明する。図4は、重ね塗りの手順を示すフローチャートである。図3(a)に示すように、印刷パターンAは、回路パターンA1と位置決めマークA2とから成る。また、図3(b)に示すように、印刷パターンBは、回路パターンB1と位置決めマークB2とから成る。なお、位置決めマークA2と位置決めマークB2とは同一形状であり且つ、位置決めマークA2に対する回路パターンA1の位置関係と位置決めマークB2に対する印刷パターンB上において回路パターンA1が重ね塗りされるべき位置の位置関係とは同じである。
まず、図3(a)の印刷パターンAに対応するパターン孔31が開口されているスクリーン30を、スクリーン枠20に装着する(ステップ1)。次に、スクリーン30上にペースト90を供給する(ステップ2)。そして、図5に示すように、印刷テーブル10よりもやや小さなダミー基板91を印刷テーブル10上にセットし、吸引手段により吸引孔11から空気を吸引することによって、ダミー基板91を印刷テーブル10上に固定する(ステップ3)。
ここで、スキージ40を駆動させて、スクリーン30とダミー基板91とを当接させつつ、ペースト90をスクリーン30に押し付けることによって、図6に示すように、ダミー基板91上に位置決めマークA2を含む印刷パターンAを印刷する(ステップ4)。
次に、図7に示すように、ダミー基板91上に透明なシート状部材であるシート92を重ね合せ(ステップ5)、基板93の位置決め孔93aにレジストピン80を嵌挿させて、基板93をシート92上にセットする(ステップ6)。
ここで、図7に示すように、シート92はダミー基板91とほぼ等しい大きさである。また、基板93には、位置決めマークB2があらかじめ印刷されている。そして、基板93のX軸方向に対応する長さは、ダミー基板91、シート92および印刷テーブル10のいずれのX軸方向に対応する長さよりも長い。従って、基板93のX軸方向端部近傍は印刷テーブル10上からはみ出して、台座50上に配置される。また、基板93の印刷領域の外である台座50に対応する位置には、2つの位置決め孔93aが形成されており、これらの位置決め孔93aにはレジストピン80が嵌挿されている。
そして、基板93をレジストピン80と共に動かすことによって、ダミー基板91に印刷されている位置決めマークA2と、基板93に印刷されている位置決めマークB2とが一致するように基板93の位置を調整する(ステップ7)。ここで、上述のように、位置決めマークA2に対する回路パターンA1の位置関係と位置決めマークB2に対する印刷パターンB上において回路パターンA1が重ね塗りされるべき位置の位置関係とは同じである。従って、ダミー基板91に印刷されている位置決めマークA2と基板93に印刷されている位置決めマークB2とを一致させることによって、基板93の位置を、基板93に印刷されている印刷パターンB上に殆どずれることなく印刷パターンAを重ね塗りすることができる位置に調整することができる。
その後、ナット73bを締めることによってレジストピン80を台座50に対して固定すると共に、ダミー基板91およびシート92を印刷テーブル10上から取り除く。このとき、吸引手段により吸引孔11から空気が吸引されることにより、図8に示すように、基板93が印刷テーブル10上に固定される(ステップ8)。
また、この時、スクリーン30に開口されているパターン孔31の位置決めマーク31bと、基板93に印刷されている位置決めマークB2とが若干ずれている場合に、より精密な位置決めを行うために、テーブル駆動機構によって印刷テーブル10を移動させてミクロン単位の位置決めをする(ステップ9)。そして、スキージ40を駆動させて、スクリーン30と基板93とを当接させつつ、ペースト90をスクリーン30に押し付けることによって、印刷パターンBが印刷されている基板93上に印刷パターンAが重ね塗りされる(ステップ10)。
以上のように、本実施の形態のスクリーン印刷装置では、レジストピン80は、凹部61内おいて移動可能な可動板62の上面に設けられており、印刷テーブル10に対して移動可能に構成されている。従って、基板93をレジストピン80と共にXY平面上で移動させて、スクリーン30を用いて、印刷テーブル10上に固定されているダミー基板91に対して印刷された位置決めマークA2と、基板80にあらかじめ印刷されている位置決めマークB2とをほぼ一致させることによって、スクリーン30と基板93との初期の位置決めを簡単に行うことができる。その後、固定機構70によりレジストピン80を印刷テーブル10に対して固定することによって、基板93を印刷テーブル10に固定することができる。よって、従来のようにスクリーン30と基板93との位置決めを行うために、位置調整ツマミを大量に操作する必要がなくなる。その結果、スクリーン30と基板93との位置決めを効率良く行うことができる。
また、台座50は、スクリーン印刷装置1に装着可能であるので、従来のスクリーン印刷装置に台座50を後付けすることができる。従って、スクリーン印刷装置1の製造コストを低減することができる。
また、レジストピン80は、印刷テーブル10に取り付けられた台座50に形成された凹部61の底部に配置されている可動板62の上面に設けられており、印刷領域外に配置されている。従って、印刷の邪魔になることはないので、印刷時に必ずしもレジストピン80が印刷テーブル10の上面10aから突出しないような構造とする必要はない。また、基板93の位置決め孔93aは、印刷領域外である台座50上のレジストピン80に対応する位置に形成される。従って、基板93に印刷される印刷パターンの設計に制約が生じなくなる。
また、印刷領域外に配置されるレジストピン80はXY平面に対して(Z軸方向に)昇降可能であるので、スクリーン枠20等の部材がレジストピン80と接触することによって損傷するのを抑制することができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、印刷テーブル10と台座50とは別部材であるが、これらは一体に構成されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、レジストピン80と可動板62との間にはばね機構が設けられており、レジストピン80は昇降可能となっているが、必ずしもばね機構は必要ではなく、ばね機構以外の機構によってレジストピン80が昇降可能であってもよい。また、レジストピン80が昇降可能でなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、スクリーン30のパターン孔31を介してダミー基板91の上面にペースト90を塗布することによって、ダミー基板91上に位置決めマークA2を印刷しているが、これに限らず、印刷テーブル10上に位置決めマークA2を印してもよい。
また、上述の実施の形態では、ダミー基板91上のペースト90が基板93に付着することを防止するために、ダミー基板91と基板93との間にはシート92が配置されているが、必ずしもシート92は必要ではない。例えば、ダミー基板91への印刷終了後、ドライヤーなどを用いてダミー基板91上のペースト90を乾燥させてから基板93をセットすることによって、ダミー基板91上のペースト90が基板93に付着することを防止してもよい。
また、上述の実施の形態では、スクリーン30と基板93との初期の位置決めを行った後に、テーブル駆動機構により印刷テーブル10を移動させて、スクリーン30と基板93との相対位置の微調整を行っているが、この微調整は特に行わなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、支持機構60は、印刷テーブル10に取り付けられた台座50に形成された凹部61と、凹部61の底部に配置された可動板62とを有しているが、支持機構60の構成はこれには限られない。
また、上述の実施の形態では、固定機構70は、凹部61の底部に形成された固定用孔71と、可動板62に連結されたボルト72と、ワッシャー73aとナット73bとから成る留め具73とを有しているが、固定機構の構成はこれには限られない。
本発明の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の概略構成を示す側面図である。 図1のスクリーン印刷装置の分解斜視図である。 印刷パターンAと印刷パターンBとを示す図である。 図1のスクリーン印刷装置を用いて印刷パターンBが印刷されている基板に印刷パターンAを重ね塗りする手順を示すフローチャートである。 ダミー基板を印刷テーブル上に固定した状態を示す図である。 ダミー基板に対してダミー印刷を行った状態を示す図である。 ダミー基板とシートとを介して印刷テーブル上に基板をセットする状態を示す図である。 基板を印刷テーブルに固定した状態を示す図である。 従来のスクリーン印刷装置を示す側面図である。 図9のスクリーン印刷装置の斜視図である。 図9のスクリーン印刷装置において印刷テーブル上に基板を固定する方法を示す図である。
符号の説明
1、100 スクリーン印刷装置
10、110 印刷テーブル
20 スクリーン枠
30、130 スクリーン
31、131 パターン孔
32、132、A1、B1 位置決めマーク
40、140 スキージ
50 台座
60 支持機構
70 固定機構
80 レジストピン
90、190 ペースト
91 ダミー基板
92 シート
93、180 基板

Claims (10)

  1. 印刷パターンに対応した多数の孔及び第1の位置決めマーク形成用孔が形成されたスクリーンを支持するスクリーン枠と、
    第2の位置決めマーク及び位置決め孔が形成された印刷媒体が載置される印刷テーブルと、
    前記印刷テーブルの印刷媒体載置面から突出しており、印刷媒体に形成された前記位置決め孔に挿入されたときに印刷媒体にがたつきが生じないような断面形状を有しているレジストピンと、
    前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面に沿った方向の所定範囲内において前記レジストピンを移動可能に支持する支持機構と、
    前記印刷テーブルに対して前記レジストピンが移動しないように前記レジストピンを固定可能な固定機構とを備えていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 前記支持機構が、
    前記レジストピンに連結されていると共に前記レジストピンよりも大径の大径部と、
    前記大径部が嵌め込まれるように前記大径部よりも大径に形成され且つ前記印刷テーブルに対して固定された凹部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷装置。
  3. 前記支持機構の前記凹部が、前記印刷テーブルに取り付けられた台座に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスクリーン印刷装置。
  4. 前記大径部及び前記凹部が共に円柱形状を有していることを特徴とする請求項2又は3に記載のスクリーン印刷装置。
  5. 前記固定機構が、
    前記大径部よりも小径となるように前記凹部の底に設けられた固定用孔と、
    前記大径部に連結されていて、前記固定用孔から前記凹部と反対側に突出した固定用ピンと、
    前記固定用ピンに取り付けられる留め具とを備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置。
  6. 前記固定用ピンに雄ねじが形成されており、
    前記留め具が、
    前記雄ねじに螺合する雌ねじと、
    前記固定用孔よりも大径であって前記雌ねじと前記固定用孔との間に位置しており、前記雌ねじのねじ込みに伴って、前記大径部との間で前記凹部の底部を挟み込む円盤状部材とを備えていることを特徴とする請求項5に記載のスクリーン印刷装置。
  7. 前記レジストピンは、その先端が前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面から突出した突出位置をとるように付勢されていると共に、前記先端が押圧されたときに付勢力に抗して前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面から突出していない引っ込み位置を取り得ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置。
  8. 前記レジストピンを複数備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置。
  9. 印刷パターンに対応した多数の孔及び第1の位置決めマーク形成用孔が形成されたスクリーンを利用して、第1の位置決めマークを仮印刷する工程と、
    第2の位置決めマーク及び位置決め孔が形成された印刷媒体を、印刷媒体に形成された前記位置決め孔に挿入されたときに印刷媒体にがたつきが生じないような断面形状を有し且つ前記印刷テーブルの印刷媒体載置面から突出するレジストピンが前記位置決め孔に挿入されるように印刷テーブル上に載置する工程と、
    仮印刷された前記第1の位置決めマークと印刷媒体の前記第2の位置決めマークとに基づいて、前記印刷テーブルの前記印刷媒体載置面に沿った方向の所定範囲内において前記レジストピンを移動させつつ印刷媒体を位置決めする工程と、
    印刷媒体が位置決めされた状態において前記レジストピンを固定する工程と、
    前記レジストピンが固定された状態において、前記スクリーンを利用して、印刷媒体に印刷パターンを印刷する工程とを備えていることを特徴とするスクリーン印刷方法。
  10. 前記仮印刷する工程において、前記第1の位置決めマークを、前記印刷テーブル上に載置された仮印刷媒体上に仮印刷することを特徴とする請求項9に記載のスクリーン印刷方法。
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