JP2005144021A - パネルの作動機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】デスクトップパネルと幕板との変換が、簡易な構造で、安易に操作できるパネル作動機構を提供する。
【解決手段】天板の両側部に固設する取付部材5,6と、該両取付部材5,6に基端部9,14を回転可能に連結した支持腕9,14と、該両支持腕9,14の他端に、該支持腕9,14と略直交して固設したパネル10と、少なくとも一方の支持腕を略水平状態に保持するロック手段8,11と、このロック状態を解除するロック解除手段10を設け、支持腕9,14を、その他端が前方へ向かう略水平状態にすることによりパネル10をデスクトップパネルとし、支持腕9,14を下動することにより幕板に変換するようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、デスクやテーブル、カウンターなどの天板に付設されて、デスクトップパネルや幕板として使用されるパネルの作動機構に関する。
従来、前記のようなパネルにおいて、執務時においては、デスクなどの天板の前側に起立させて手元を隠すデスクトップパネルとして使用し、また、会議のデスクとして使用する場合には、そのパネルをデスクなどの前側に垂下させて足元を隠す幕板として使用するパネルが知られている。
このようなパネルとして、例えば、遮蔽用スクリーンを用い、これを起立させてデスクトップパネルとしたり、下方へ回動して幕板として使用するものが知られている(特許文献1参照)。
特開2002−136349号公報
本発明は、前記従来の構造に比べて、構造及び操作が簡易で、パネルを、デスクトップパネルとして用いたり、幕板として用いたりする用途変換が容易なパネルの作動機構を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、天板に固設する取付部材と、該取付部材に基端部を回転可能に連結した支持腕と、該支持腕の他端に、該支持腕と略直交して固設したパネルと、支持腕を略水平状態に保持するロック手段と、このロック状態を解除するロック解除手段を設け、支持腕の回動によりパネルをデスクトップパネルと幕板とに変換するようにしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、天板の両側部に固設する取付部材と、該両取付部材に基端部を回転可能に連結した支持腕と、該両支持腕の他端に、該支持腕と略直交して固設したパネルと、少なくとも一方の支持腕を略水平状態に保持するロック手段と、このロック状態を解除するロック解除手段を設け、支持腕を、その他端が前方へ向かう略水平状態にすることによりパネルをデスクトップパネルとし、支持腕を下動することにより幕板に変換するようにしたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記両支持腕を、相互に独立してパネルに固設したものである。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記両支持腕を、相互に一体に形成して、パネルに固設したものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記取付部材の側面に沿って回動し、かつ、該側面に対して接離方向に移動可能に備え、更に、該支持腕を前記取付部材の側面へ付勢し、更に、前記ロック手段を、前記取付部材の側面と支持腕とに、支持腕を下方から略水平状態に移動することにより嵌合してその略水平状態をロックする部分を設けて構成し、前記ロック解除手段を、パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより前記の嵌合ロック状態を解除するように構成したものである。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記ロック手段を、前記支持腕に係止穴を形成し、前記取付部材の側面に、支持腕を略水平状態にした場合にその係止穴に嵌合する固定ピンを突設し、更に、前記支持腕に、該支持腕を下方から略水平状態にする際に、前記固定ピンを前記係止穴へ誘導する誘導面を形成して構成し、前記ロック解除手段を、前記パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより支持腕の係止穴が固定ピンより離脱するようにして構成したものである。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記ロック手段を、前記取付部材の側面に、前記支持腕を略水平状態にした際に該支持腕が嵌合する係止溝を設けて構成し、ロック解除手段を、前記パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより支持腕を前記係止溝より離脱するようにして構成したものである。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、前記パネルを、これを幕板形態にした際に、そのパネルの端面が天板の裏面に当接して幕板の位置を保持するように形成したものである。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、前記天板をフラップテーブルとしたものである。
請求項1乃至4記載の発明によれば、パネルに支持腕を直交的に固設してこの支持腕の回動によりパネルをデスクトップパネルと幕板とに変換できるため、従来構造に比べて部品点数が少なく安価に構成できる。
請求項5記載の発明によれば、パネルを幕板形態からデスクトップパネル形態にする場合には、パネルを所定位置まで上方へ回動することにより、そのデスクトップパネル形態が自動的にロックして保持される。また、デスクトップパネル形態から幕板形態にする場合には、パネルを横方向に移動させることにより、パネルに固定された支持腕も移動し、前記のロック状態が解除され、そのパネルを下動することにより幕板形態にできる。このとき、ロックの解除は、パネルのどの位置を持って移動しても行えるため至便である。
更に、1枚のパネルが、左右の両支持腕の連動機構を兼用するため、従来のように、パネルとは別に、左右の部品をロッドなどで連動する連動機構を設けるものに比べて、部品点数を大幅に削減でき、安価な製品を供給できる。
したがって、デスクトップパネル付きテーブル等と幕板付きテーブル等への用途変換が簡易な構造で、かつ容易な操作で行える。
請求項6および7記載の発明においても前記請求項5と同様の作用、効果を発揮できる。
請求項8記載の発明によれば、パネルを幕板形態にした場合に、そのパネルの前後のガタつきを防止できる。
請求項9記載の発明によれば、更に、天板を、前側が下方へ傾斜するように回転して折り畳むフラップテーブルの天板にパネルを付設した場合には、パネルは、幕板形態から前方への回動が可能であるため、その天板を折り畳む際に、パネルも天板の傾斜に沿って自然に折り畳まれるため、パネルがフラップテーブルの収納に支障とならない上に、パネルの位置決めを解除するような特別な操作なしでパネルを収納することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1乃至図10は本発明をフラップテーブルに適用した第1実施例を示し、図1は前面図、図2は図1の右側面図、図3は図2における作動機構部の拡大図、図4は天板を折り畳んだ状態の側面図である。
これらの図において、1は天板で、その両側の前後方向の略中央部には、支脚取付板2が固設され、該両支脚取付板2にそれぞれ前脚3と後脚4が付設されている。該両支脚3,4と両支脚取付板2は回転可能に連結され、支脚3,4に対し、天板1が、図2に示すように水平状態に保持されたり、図4に示すように、天板1を、その前側が下方へ傾斜するように回動して折り畳み状態(傾斜状態)に保持されるようになっている。
前記天板1の裏面における前側(着席する側と反対の側)の両側には図5及び図6に示すような取付部材5と6が固着されている。
該取付部材5,6は相互に同一形状に形成され、前側から見て、下側が開口する断面コ字状に形成され、かつ、前後方向が開口している。すなわち、上片5a,6aと、該上片5a,6aの両側から垂下する両側片5b,5c、6b,6cが一体形成され、前側開口部5d,6dと後側開口部5e,6eと、下側開口部5f,6fが形成されている。上片5a,6aには取付片5g,6gが一方向へ突出して形成され、該上片5a,6aと取付片5g,6gには取付穴5h,6hが形成されている。
そして、前記の両取付部材5,6が、その取付穴5h,6hを通じてタッピングネジにより天板1の裏面に取り付けられている。この取り付けはタッピングネジに限ることなく、適宜な取付手段を用いてもよい。このような取付構造により、この取付部材5,6をデスク、テーブル、カウンタなどの種々な家具に取り付けることができるようになっている。
前記一方の取付部材5の両側片5b,5c間には、後部に位置して支軸7が水平状態に架設されている。また、一方の側片5bの側面、詳しくは内側面には、前記支軸7より前側に位置して、ロック手段を構成する固定ピン8が突設されている。該固定ピン8は、図10に示すように、その基部8aを側片5bに螺着し、側片5bから内側面へ突出する係止部分8bが所定径R1で所定長L1の円筒状に形成され、該係止部分8bの先部に略半球状のドーム状の頭部8cを形成している。更に、該固定ピン8は、前記支軸7と略同一水平線上に配置されている。
前記一方の取付部材5内には一方の支持腕9が配置されており、該一方の支持腕9の基端部9aが前記支軸7に、穴9cによって回転可能に、かつ、支軸7の軸方向に移動可能に遊嵌して備えられている。また、該一方の支持腕9の長さは、これを天板1と略並行状態で前方へ略水平に向けた場合に、その他端部9bが取付部材5の前側開口部5dから突出し、かつ、前記天板1の前端1aから若干突出するように設定されている。
そして、前記一方の支持腕9の他端部9bの端面は、パネル10の左右方向の一方の側部であって、かつ、パネル10の表裏面の一方の面、すなわち、パネル10を図1及び図3に示すように起立した状態における裏面側に、支持腕9の長手方向がパネル10の面に略直交するようにして固着されており、該一方の支持腕9が、側面から見てパネル10にL状に突設している。なお、該一方の支持腕9は金属材で形成され、パネル10の金属製芯材に溶接などにより強固に固着されている。
更に、前記一方の支持腕9の中間部には、前記支軸7を中心として前記固定ピン8を通る軌跡上に位置して、すなわち支持腕9を略水平状態にした場合に、前記固定ピン8に合致する部分に位置して、ロック手段を構成する係止穴11が、一方の支持腕9の表裏方向に貫通形成されている。該係止穴11の直径R2は、図10に示すように前記固定ピン8における係止部分8bの直径R1より若干大きく設定されて、該係止穴11に係止部分8bが嵌入するようになっている。また、一方の支持腕9の板厚tは、前記固定ピン9における係止部分8bの長さL1よりも厚く形成されている。
更に、前記一方の支持腕9における前記固定ピン8と対向する側の面9dには、前記係止穴11を取り囲むように凹条の案内面12が切欠形成されている。該案内面12には、図10に示すように、係止穴11より上部において、上方に至るにつれて面9dより反対側へ向かうテーパ面からなる誘導面12aが形成されている。該誘導面12aの上端と面9dとの間の寸法L2は、前記固定ピン8における係止部分8bの長さL1よりも長く設定されている。
したがって、図10において、一方の支持腕9を矢印方向(上方向)Aへ移動させることにより、その誘導面12aが固定ピン8の係止部分8bに当たり、更に矢印A方向へ移動すると、固定ピン8の係止部分8bと頭部8cが誘導面12aを滑り、一方の支持腕9が矢印B方向に移動し、更に矢印A方向に移動すると、固定ピン8が係止穴11に位置し、固定ピン8が係止穴11に嵌入するようになっている。すなわち、前記誘導面12
aを形成した案内面12が固定ピン8の呼び込み部になっている。
次に他方の取付部材6について説明する。
他方の取付部材6の両側片6b,6c間には、後部に位置して支軸13が水平状態に架設されている。該他方の取付部材6内には、他方の支持腕14が配置されており、該他方の支持腕14の基端部14aが、前記支軸13に、穴14cによって回転可能に、かつ、支軸14の軸方向に移動可能に遊嵌して備えられている。また、該他方の支持腕14の長さは前記一方の支持腕9の長さと同一である。
また、該他方の支持腕14の他端部14bの端面は、パネル10の左右方向の他方の側部であって、かつ、パネル10の表裏方向の一方の面に、前記一方の支持腕9と同様にパネル10に固着されている。
したがって、1枚のパネルの左右の両端部に、左右の支持腕9,14がL状に突出して固設されている。
他方の取付部材6には、前記他方の支持腕14を、前記一方の取付部材5側、即ち、前記固定ピン8側へ付勢する付勢手段15が設けられている。図の実施例においては、図6に示すように、前記支軸13の外周に、付勢手段であるコイルスプリング15を巻設し、その一端を側片6cの内面に当接し、他端を他方の支持腕14に当接して、圧縮介在し、他方の支持腕14を一方の取付部材5側へ常時付勢している。したがって、一方の支持腕9が、一方の取付部材5の固定ピン8を有する側面へ、また、他方の支持腕14が取付部材6の側片6bの内面へ付勢されている。
本第1実施例の作用について説明する。
パネル10をデスクトップパネルとして使用する形態は、図3の実線および図5、図6に示すように、パネル10が天板1の前端部において起立状態にあり、又、該パネル10に略直交的に固着した支持腕9,10は略水平状態にある。又、他方の取付部材6に設けたコイルスプリング15の付勢力により他方の支持腕14、パネル10を介して一方の支持腕9が固定ピン8側へ付勢され、一方の取付部材5に設けた固定ピン8は、一方の支持腕9の係止穴11に図6に示すように嵌合している。
これにより、両支持腕9,14の略水平状態が固定ピン8と係止穴11とで保持され、パネル10の起立状態がロックされる。
次に、前記の状態からパネル10を幕板として用途変換する場合には、前記図5および図6の状態から、使用者が手動により、コイルスプリング15の付勢力に抗して起立状態の1枚のパネル10を、前記固定ピン8から離間する方向、すなわち、図5および図6における右方(矢印C方向)へ移動させる。この移動により、パネル10とともに両支持腕9,14が図6の鎖線で示す位置に移動し、一方の支持腕9の係止穴11が固定ピン8より離脱してロック状態が解除される。したがって、パネル10がロック解除手段となる。
このロック解除状態を保持してパネル10を、手動あるいは自重を利用して下方へ回動させる。このとき、両支持腕9,14は支軸7,13を中心として下方へ回動する。
このようにパネル19を所定量下方へ回動すると、図2の実線および図3の鎖線に示すように、パネル10が支軸7,13を中心として反転し、そのパネル10の基部側の端面10aが天板1の下面に当接する。なお、パネル10の端面10aは、図3の鎖線で示すように、パネル10の下側が天板1の前方側へ傾斜した状態で、端面10aが天板1の裏面に当接するように、支持腕9,14からの突出長L3が設定されている。
前記のように、パネル10の端面10aが天板1の裏面に当接すると、この当接とパネル10の自重により、パネル10は図3の鎖線の状態に保持される。すなわち、図3の状態において、パネル10の重心Dが支軸13より前方に位置し、これによりパネル10の端面10aが天板1の裏面に圧接し、パネル10が前後方向にガタつくことなく、図3に示す幕板の位置(幕板状態)が保持される。
これにより、パネル10は、図1、図2の実線のように、足元を隠す幕板に変換される。
次に、前記の幕板の状態から、そのパネル10をデスクトップパネルとして使用する場合について説明する。
前記のようにパネル10が下降して幕板として使用されている状態では、一方の支持腕9が、前記の固定ピン8の位置から外れた下方に位置し、かつ、コイルスプリング15の付勢力によって、一方の支持腕9が一方の取付部材5における一方の側片5bの内面に当接し、他方の支持腕14が他方の取付部材6における一方の側片6bの内面に当接している。
この状態から、使用者が手動でパネル10の下部側を前側上方へ持ち上げると、両支持腕9,14が支軸7,13を中心として上方へ回動する。このとき、一方の支持腕9が上方へ回動すると、即ち、図10に示す矢印A方向に上動すると、該支持腕9に形成した案内面12の誘導面12aが固定ピン8の係止部分8bに当たり、更に、支持腕9が上動すると、固定ピン8により誘導面12aが図10のB方向に押され、その支持腕9が、コイルスプリング15の付勢力に抗して矢印B方向へ移動される。この支持腕9が略水平状態まで上動し、その係止穴11が固定ピン8の位置まで達すると、コイルスプリング15の付勢力によって支持腕9が図10の左方へ移動して係止穴11内に固定ピン8が嵌合し、図6の実線の状態になる。これにより、パネル10が前記のように起立してデスクトップパネルに変換され、かつ、その形態が固定ピン8と係止穴11の嵌合によりロックされて保持される。
したがって、幕板の形態からデスクトップパネルへの変換は、使用者が手動で、単にパネル10を持ち上げる操作のみで行える。
次に前記のフラップテーブルの天板1を図4に示すように折り畳む場合には、パネル10を前記のような幕板形態にする。この状態で天板1を折り畳むと、パネル10は前方への回動が可能であるため、天板1の回転とともにパネル10が上部を支点として前方へ自然に回動し、天板1に略沿うように折り畳まれる。したがって、パネル10の前記の位置の保持を解除するような特別な操作なしでパネルを折り畳み収納でき、誤動作の心配がなく、また誤動作によるパネルの損傷もない。更に、着席者が足で幕板状態のパネルを押した場合には、パネルが前側に回動するため、パネルの損傷も防止できる。
なお、前記の固定ピン8と係止穴11からなるロック手段は、両方の取付部材5,6と両方の支持腕9,14に設けてもよいが、実施例のように、少なくとも一方に設ければよい。
更に、前記第1実施例においては、両支持腕9,14を相互に独立してパネル10に固設したが、両支持腕9,14を連結材で一体に形成してパネル10に固設してもよい。更に、前記取付部材を1個のみとし、前記支持腕をパネルに1個のみ固設し、これらに前記のロック手段を設けてもよい。
図11及び図12は本発明の第2実施例を示すもので、前記第1実施例における取付部材と支持腕の変形例である。
一方の取付部材21と他方の取付部材22は、フランジ21a,22aと取り付け穴21b,22bを介して前記天板1に前記と同様に取り付けられている。
一方の取付部材21内には中空部23が形成され、その一端側が開口されている。また、中空部23には支持穴24が形成されている。更に、前記開口部側の外周部には鍔部25が形成され、その前側の一部にはロック手段である係止溝26が形成されている。
該一方の取付部材21側には、一方の支持腕27が配置されており、該支持腕27は、金属棒で形成され、前記穴24に回転可能で、かつ、軸方向に移動可能に遊嵌した基部27aと、該基部27aと連続し、前記鍔部25の側面に沿うように略直角に折曲してなる係止部27bと、該係止部27bと連続し、起立するように折曲した取付部27cとからなる。
そして、前記支持腕27の取り付け部27cが前記のパネル1に強固に固着されている。
前記他方の取付部材22も前記一方の取付部材21と同様な構造であるため、前記と同一部分に前記と同一の符号を付してその説明を省略する。
また、他方の取付部材22に配置される他方の支持腕28の基部28a、係止部28b、取付部28cは前記一方の支持腕27の基部27a、係止部27b、取付部27cと同様の構造であるため、その説明は省略する。
なお、前記他方の取付部材22の中空部23内には、他方の支持腕28を前記一方の取付部材21側へ付勢する付勢手段29が備えられている。実施例においては、図12に示すように付勢手段であるコイルバネ29を、他方の支持腕28における基部28aの外周に巻設し、その一端を、基部28aの先端に設けたバネ受け30に係止し、他端を取付部材28の鍔部25側の壁31に係止して圧縮介在し、図11及び図12において他方の支持腕28を常時左方へ付勢している。
その他のパネル10などの構造は前記第1実施例と同様である。
本第2実施例の作用について説明する。
パネル10をデスクトップパネルとして使用する形態は、図11の状態にあり、一方の支持腕27の係止部27bが一方の取付部材21の係止溝26に嵌合し、他方の支持腕28の係止部28bが他方の取付部材22の係止溝26に嵌合し、かつ、コイルスプング29の付勢力により前記嵌合状態が保持され、パネル10の起立形態、すなわち、デスクトップパネルとしての形態がロックされて保持される。
次に、前記の形態からパネル10を幕板として用途変換する場合には前記図11の状態から、使用者が手動により、コイルスプリング29の付勢力に抗して起立状態の1枚のパネル10を、矢印C方向へ移動させる。この移動により、パネル10とともに支持腕27,28も同方向に移動し、その係止部27b,28bが係止溝26,26から離脱する。したがって、前記第1実施例と同様に、パネル10がロック解除手段を構成している。
次に、この状態を保持してパネル10を,手動あるいは自重を利用して下方へ回動させる。このとき、両支持腕27,28は、その基部27a,28aを中心として下方へ回動する。
このようにパネル10を所定量下方へ回動すると、パネル10は、前記第1実施例と同様に反転し、パネル10の基端面10aが天板1の裏面に当接して、前記のように、その状態が保持される。また、両支持腕27,28の係止部27b,28bは、コイルスプリング29の付勢力により取付部材21,22の鍔部25,25に圧接される。
これにより、パネル10は、足元を隠す幕板に変換される。
次に、前記の幕板の状態から、そのパネル10をデスクトップパネルとして使用する場合について説明する。
前記のようにパネル10が下降して幕板として使用されている状態では、両支持腕27,28の係止部27b,28bは、係止溝26,26の位置から外れた下方の位置にある。
この状態から、使用者が手動でパネル10の下部側を前側上方へ持ち上げると、両支持腕27,28が、その基部27a,28aを中心として、また、係止部27b,28bが鍔25,25に当接案内されて上方へ回動する。
そして、係止部27b,28bが係止溝26,26に達すると、コイルスプリング29の付勢力により、係止部27b,28bが係止溝26,26内に嵌合する。これにより、パネル10が前記のように起立してデスクトップパネルに変換され、かつ、その形態がロックされて保持される。
したがって、幕板の形態からデスクトップパネルへの変換は使用者が手動で、単にパネル10を持ち上げる操作のみで行える。
なお、本第2実施例においても、ロック手段である係止溝26は、取付部材21,22のうちの少なくとも一方にのみ設けてもよい。
以上のようであるから、本第2実施例においても前記第1実施例と同様の効果を発揮できる。
なお、前記第2実施例においては、両支持腕27,28を相互に独立してパネル10に固設したが、両支持腕27,28を連結材で一体に形成してパネル10に固設してもよい
。更に、前記取付部材を1個のみとし、前記支持腕をパネルに1個のみ固設し、これらに前記のロック手段を設けてもよい。
図3は第3実施例を示す。
前記実施例は本発明をフラップテーブルに適用した例であるが、本発明は図13に示すような、支脚31に天板1を水平状態に固定したテーブルや、デスクや、カウンタなどの家具に適用してもよく、これによっても前記と同様の作用、効果を発揮できる。
本発明をフラップテーブルに適用した第1実施例を示すもので、パネルを幕板形態にした前面図。 図1の右側面図。 図2におけるパネルの取り付け部を示す拡大図。 図2の状態から天板を折り畳んだ側面図。 取付部材を示す斜視図。 図5の平断面図。 パネルと支持腕を示す側面図。 一方の支持腕を示す斜視図。 他方の支持腕を示す斜視図。 支持腕と固定ピンとの関係を示す前方から見た断面図。 本発明の第2実施例を示す取付部材の斜視図。 図11の右側の取付部材を示す断面斜視図。 本発明の第3実施例を示す側面図。
符号の説明
1 天板
5,6 取付部材
7,13 支軸
8 ロック手段である固定ピン
9,14 支持腕
10 パネル
11 ロック手段である係止穴
12a 誘導面
15 付勢手段であるコイルスプリング
21,22 取付部材
26 ロック手段である係止溝
27,28 支持腕
29 付勢手段であるコイルスプリング

Claims (9)

  1. 天板に固設する取付部材と、該取付部材に基端部を回転可能に連結した支持腕と、該支持腕の他端に、該支持腕と略直交して固設したパネルと、支持腕を略水平状態に保持するロック手段と、このロック状態を解除するロック解除手段を設け、支持腕の回動によりパネルをデスクトップパネルと幕板とに変換するようにしたことを特徴とするパネルの作動機構。
  2. 天板の両側部に固設する取付部材と、該両取付部材に基端部を回転可能に連結した支持腕と、該両支持腕の他端に、該支持腕と略直交して固設したパネルと、少なくとも一方の支持腕を略水平状態に保持するロック手段と、このロック状態を解除するロック解除手段を設け、支持腕を、その他端が前方へ向かう略水平状態にすることによりパネルをデスクトップパネルとし、支持腕を下動することにより幕板に変換するようにしたことを特徴とするパネルの作動機構。
  3. 前記両支持腕を、相互に独立してパネルに固設した請求項2記載のパネルの作動機構。
  4. 前記両支持腕を、相互に一体に形成して、パネルに固設した請求項2記載のパネルの作動機構。
  5. 前記支持腕を、前記取付部材の側面に沿って回動し、かつ、該側面に対して接離方向に移動可能に備え、更に、該支持腕を前記取付部材の側面へ付勢し、更に、前記ロック手段を、前記取付部材の側面と支持腕とに、支持腕を下方から略水平状態に移動することにより嵌合してその略水平状態をロックする部分を設けて構成し、前記ロック解除手段を、パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより前記の嵌合ロック状態を解除するように構成した請求項1乃至4のいずれかに記載のパネルの作動機構。
  6. 前記ロック手段を、前記支持腕に係止穴を形成し、前記取付部材の側面に、支持腕を略水平状態にした場合にその係止穴に嵌合する固定ピンを突設し、更に、前記支持腕に、該支持腕を下方から略水平状態にする際に、前記固定ピンを前記係止穴へ誘導する誘導面を形成して構成し、前記ロック解除手段を、前記パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより支持腕の係止穴が固定ピンより離脱するようにして構成した請求項5記載のパネルの作動機構。
  7. 前記ロック手段を、前記取付部材の側面に、前記支持腕を略水平状態にした際に該支持腕が嵌合する係止溝を設けて構成し、ロック解除手段を、前記パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより支持腕を前記係止溝より離脱するようにして構成した請求項5記載のパネルの作動機構。
  8. 前記パネルを、これを幕板形態にした際に、そのパネルの端面が天板の裏面に当接して幕板の位置を保持するように形成した請求項1乃至7のいずれかに記載のパネルの作動機構。
  9. 前記天板が、フラップテーブルの天板である請求項1乃至8のいずれかに記載のパネルの作動機構。
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