JP2005144021A - パネルの作動機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天板の両側部に固設する取付部材5,6と、該両取付部材5,6に基端部9,14を回転可能に連結した支持腕9,14と、該両支持腕9,14の他端に、該支持腕9,14と略直交して固設したパネル10と、少なくとも一方の支持腕を略水平状態に保持するロック手段8,11と、このロック状態を解除するロック解除手段10を設け、支持腕9,14を、その他端が前方へ向かう略水平状態にすることによりパネル10をデスクトップパネルとし、支持腕9,14を下動することにより幕板に変換するようにした。
【選択図】 図5
Description
したがって、デスクトップパネル付きテーブル等と幕板付きテーブル等への用途変換が簡易な構造で、かつ容易な操作で行える。
請求項8記載の発明によれば、パネルを幕板形態にした場合に、そのパネルの前後のガタつきを防止できる。
該取付部材5,6は相互に同一形状に形成され、前側から見て、下側が開口する断面コ字状に形成され、かつ、前後方向が開口している。すなわち、上片5a,6aと、該上片5a,6aの両側から垂下する両側片5b,5c、6b,6cが一体形成され、前側開口部5d,6dと後側開口部5e,6eと、下側開口部5f,6fが形成されている。上片5a,6aには取付片5g,6gが一方向へ突出して形成され、該上片5a,6aと取付片5g,6gには取付穴5h,6hが形成されている。
aを形成した案内面12が固定ピン8の呼び込み部になっている。
他方の取付部材6の両側片6b,6c間には、後部に位置して支軸13が水平状態に架設されている。該他方の取付部材6内には、他方の支持腕14が配置されており、該他方の支持腕14の基端部14aが、前記支軸13に、穴14cによって回転可能に、かつ、支軸14の軸方向に移動可能に遊嵌して備えられている。また、該他方の支持腕14の長さは前記一方の支持腕9の長さと同一である。
したがって、1枚のパネルの左右の両端部に、左右の支持腕9,14がL状に突出して固設されている。
他方の取付部材6には、前記他方の支持腕14を、前記一方の取付部材5側、即ち、前記固定ピン8側へ付勢する付勢手段15が設けられている。図の実施例においては、図6に示すように、前記支軸13の外周に、付勢手段であるコイルスプリング15を巻設し、その一端を側片6cの内面に当接し、他端を他方の支持腕14に当接して、圧縮介在し、他方の支持腕14を一方の取付部材5側へ常時付勢している。したがって、一方の支持腕9が、一方の取付部材5の固定ピン8を有する側面へ、また、他方の支持腕14が取付部材6の側片6bの内面へ付勢されている。
パネル10をデスクトップパネルとして使用する形態は、図3の実線および図5、図6に示すように、パネル10が天板1の前端部において起立状態にあり、又、該パネル10に略直交的に固着した支持腕9,10は略水平状態にある。又、他方の取付部材6に設けたコイルスプリング15の付勢力により他方の支持腕14、パネル10を介して一方の支持腕9が固定ピン8側へ付勢され、一方の取付部材5に設けた固定ピン8は、一方の支持腕9の係止穴11に図6に示すように嵌合している。
このようにパネル19を所定量下方へ回動すると、図2の実線および図3の鎖線に示すように、パネル10が支軸7,13を中心として反転し、そのパネル10の基部側の端面10aが天板1の下面に当接する。なお、パネル10の端面10aは、図3の鎖線で示すように、パネル10の下側が天板1の前方側へ傾斜した状態で、端面10aが天板1の裏面に当接するように、支持腕9,14からの突出長L3が設定されている。
これにより、パネル10は、図1、図2の実線のように、足元を隠す幕板に変換される。
前記のようにパネル10が下降して幕板として使用されている状態では、一方の支持腕9が、前記の固定ピン8の位置から外れた下方に位置し、かつ、コイルスプリング15の付勢力によって、一方の支持腕9が一方の取付部材5における一方の側片5bの内面に当接し、他方の支持腕14が他方の取付部材6における一方の側片6bの内面に当接している。
次に前記のフラップテーブルの天板1を図4に示すように折り畳む場合には、パネル10を前記のような幕板形態にする。この状態で天板1を折り畳むと、パネル10は前方への回動が可能であるため、天板1の回転とともにパネル10が上部を支点として前方へ自然に回動し、天板1に略沿うように折り畳まれる。したがって、パネル10の前記の位置の保持を解除するような特別な操作なしでパネルを折り畳み収納でき、誤動作の心配がなく、また誤動作によるパネルの損傷もない。更に、着席者が足で幕板状態のパネルを押した場合には、パネルが前側に回動するため、パネルの損傷も防止できる。
なお、前記の固定ピン8と係止穴11からなるロック手段は、両方の取付部材5,6と両方の支持腕9,14に設けてもよいが、実施例のように、少なくとも一方に設ければよい。
一方の取付部材21と他方の取付部材22は、フランジ21a,22aと取り付け穴21b,22bを介して前記天板1に前記と同様に取り付けられている。
前記他方の取付部材22も前記一方の取付部材21と同様な構造であるため、前記と同一部分に前記と同一の符号を付してその説明を省略する。
その他のパネル10などの構造は前記第1実施例と同様である。
パネル10をデスクトップパネルとして使用する形態は、図11の状態にあり、一方の支持腕27の係止部27bが一方の取付部材21の係止溝26に嵌合し、他方の支持腕28の係止部28bが他方の取付部材22の係止溝26に嵌合し、かつ、コイルスプング29の付勢力により前記嵌合状態が保持され、パネル10の起立形態、すなわち、デスクトップパネルとしての形態がロックされて保持される。
次に、前記の幕板の状態から、そのパネル10をデスクトップパネルとして使用する場合について説明する。
なお、本第2実施例においても、ロック手段である係止溝26は、取付部材21,22のうちの少なくとも一方にのみ設けてもよい。
以上のようであるから、本第2実施例においても前記第1実施例と同様の効果を発揮できる。
。更に、前記取付部材を1個のみとし、前記支持腕をパネルに1個のみ固設し、これらに前記のロック手段を設けてもよい。
前記実施例は本発明をフラップテーブルに適用した例であるが、本発明は図13に示すような、支脚31に天板1を水平状態に固定したテーブルや、デスクや、カウンタなどの家具に適用してもよく、これによっても前記と同様の作用、効果を発揮できる。
5,6 取付部材
7,13 支軸
8 ロック手段である固定ピン
9,14 支持腕
10 パネル
11 ロック手段である係止穴
12a 誘導面
15 付勢手段であるコイルスプリング
21,22 取付部材
26 ロック手段である係止溝
27,28 支持腕
29 付勢手段であるコイルスプリング
Claims (9)
- 天板に固設する取付部材と、該取付部材に基端部を回転可能に連結した支持腕と、該支持腕の他端に、該支持腕と略直交して固設したパネルと、支持腕を略水平状態に保持するロック手段と、このロック状態を解除するロック解除手段を設け、支持腕の回動によりパネルをデスクトップパネルと幕板とに変換するようにしたことを特徴とするパネルの作動機構。
- 天板の両側部に固設する取付部材と、該両取付部材に基端部を回転可能に連結した支持腕と、該両支持腕の他端に、該支持腕と略直交して固設したパネルと、少なくとも一方の支持腕を略水平状態に保持するロック手段と、このロック状態を解除するロック解除手段を設け、支持腕を、その他端が前方へ向かう略水平状態にすることによりパネルをデスクトップパネルとし、支持腕を下動することにより幕板に変換するようにしたことを特徴とするパネルの作動機構。
- 前記両支持腕を、相互に独立してパネルに固設した請求項2記載のパネルの作動機構。
- 前記両支持腕を、相互に一体に形成して、パネルに固設した請求項2記載のパネルの作動機構。
- 前記支持腕を、前記取付部材の側面に沿って回動し、かつ、該側面に対して接離方向に移動可能に備え、更に、該支持腕を前記取付部材の側面へ付勢し、更に、前記ロック手段を、前記取付部材の側面と支持腕とに、支持腕を下方から略水平状態に移動することにより嵌合してその略水平状態をロックする部分を設けて構成し、前記ロック解除手段を、パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより前記の嵌合ロック状態を解除するように構成した請求項1乃至4のいずれかに記載のパネルの作動機構。
- 前記ロック手段を、前記支持腕に係止穴を形成し、前記取付部材の側面に、支持腕を略水平状態にした場合にその係止穴に嵌合する固定ピンを突設し、更に、前記支持腕に、該支持腕を下方から略水平状態にする際に、前記固定ピンを前記係止穴へ誘導する誘導面を形成して構成し、前記ロック解除手段を、前記パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより支持腕の係止穴が固定ピンより離脱するようにして構成した請求項5記載のパネルの作動機構。
- 前記ロック手段を、前記取付部材の側面に、前記支持腕を略水平状態にした際に該支持腕が嵌合する係止溝を設けて構成し、ロック解除手段を、前記パネルを前記取付部材の側面と反対側へ移動することにより支持腕を前記係止溝より離脱するようにして構成した請求項5記載のパネルの作動機構。
- 前記パネルを、これを幕板形態にした際に、そのパネルの端面が天板の裏面に当接して幕板の位置を保持するように形成した請求項1乃至7のいずれかに記載のパネルの作動機構。
- 前記天板が、フラップテーブルの天板である請求項1乃至8のいずれかに記載のパネルの作動機構。
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---|---|---|---|---|
JP2014079537A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-08 | Kokuyo Furniture Co Ltd | フラップ天板付家具 |
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