JP4176212B2 - テーブル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、略水平状態をなす使用位置と起立状態をなす折畳位置の範囲内で回動可能な天板を、使用位置及び折畳位置において夫々保持するためのロック機構を備えてなるテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のテーブルとしては特開平7−230号公報に記載されたものが知られている。
このテーブルでは、図10に示すように、支持脚110と、略水平状態をなす使用位置と起立状態をなす折畳位置の範囲内で回動可能に支持脚110に対して組み付けられる天板100を有する。このテーブルでは、図示省略したロック機構により天板110が使用位置及び折畳位置に夫々保持されるように構成されている。そして、天板100を使用位置から折畳位置に回動させる場合は、操作部材120を押し上げ、ロック状態を解除し天板110を起立状態となるまで回転させる。また、天板100を折畳位置から使用位置に回動させる場合には、操作部材120を押し上げ、ロック状態を解除し天板110を水平状態となるまで回転させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示すテーブルでは、操作部材120が天板100のすぐ下に設けられているため、これを操作しようとする場合には前かがみ状態にならなければならなかった。このため、数多くのテーブルを収納する場合に疲れ易いという問題があった。
【0004】
したがって、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、天板のロック状態を解除する際に、前かがみ状態となることなくロック状態を解除することができるテーブルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1に記載のテーブルは、支持脚と、
略水平状態をなす使用位置と起立状態をなす折畳位置の範囲内で、前記支持脚に対して回動可能に組み付けられた天板と、
前記支持脚と前記天板の間に設けられ、前記天板を使用位置及び折畳位置の夫々の位置で自動的にロックし保持するロック機構と、
前記支持脚の床面近傍に設けられ、前記ロック機構のロック状態を解除するための足踏みペダルと、
該足踏みペダルの動きを前記ロック機構に伝達するための伝達機構とを有する。
上記テーブルによれば、足踏みペダルを踏むとその動きが伝達機構によりロック機構に伝達され、ロック状態が解除される。このため、テーブルを使用位置から折畳位置にする場合は、足踏みペダルを踏み、天板のロック状態を解除し、天板を折畳位置まで回転させるだけで良い。また、テーブルを折畳位置から使用位置にする場合にも、足踏みペダルを踏み、天板のロック状態を解除し、天板を使用位置まで回転させるだけで良い。このように上記テーブルでは、天板のロック状態を解除するための操作を床面近傍に設けられた足踏みペダルで行っているので、前かがみ状態にならずにロック状態を解除することができる。また、天板のロック状態を解除する際に足踏みペダルで解除操作を行えば両手が使えるので安全に天板を開閉することができる。
【0006】
また、請求項2に記載のテーブルは、請求項1に記載のテーブルにおいて、前記支持脚は中空断面を有し、該中空断面内に前記伝達機構が収納される。
上記テーブルによれば、伝達機構が中空断面を有する支持脚の内部に収納されるため、伝達機構に直接外部から力が作用することがなく伝達機構を保護することができる。また、支持脚内部に伝達機構が収納されるので見た目を良くすることができる。
【0007】
また、請求項3に記載のテーブルは、請求項1又は2のいずれかに記載のテーブルにおいて、前記支持脚は、前記天板の奥行き方向と略平行な状態で床面に置かれる脚台と、床面に対して略垂直方向に前記脚台に固定される脚杆とからなり、
前記足踏みペダルは、前記脚台の両端部から前記脚杆までの距離を比較した場合に距離が短いほうの端部と対向する前記脚杆の側面に設けられている。
上記テーブルによれば、支持脚は、脚台と、脚杆とからなり、脚杆は脚台に組み付け固定されている。そして、脚杆に取付けられる足踏みペダルは、脚台の両端部から脚杆までの距離を比較した場合に距離が短いほうの端部と対向する面に設けられているため、端部から近いほうから足踏みペダルを操作することとなり容易に足踏みペダルを踏むことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係るテーブルを図1〜9に基づいて説明する。まず、図6に基づいて本発明の実施の形態に係るテーブルの概略構成について説明する。図6は、天板10を使用位置としたときの正面図を示す。
図6に示すように、テーブルは天板10と、天板10の左右両側に取り付けられる脚杆44を有し、脚杆44には脚台46が取付けられている。脚台46には、キャスター48が取り付けられ、テーブルを移動可能としている。また、左右の脚杆44と脚台46の取付部分近傍には、天板10のロック状態を解除するための足踏みペダル23が配設されている。足踏みペダル23は、左右両側の脚杆44に設けられ、いずれか一方の足踏みペダルを踏むことにより、テーブルのロック状態を解除できるようになっており、操作性を向上させている。
さらに、テーブルの正面側には幕板11が取り付けられている。なお、図6には示していないが、左右両側の脚杆44間には補強のための貫パイプ52が配設されている(図1参照)。
【0009】
次に、テーブルの詳細な構成について図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るテーブルの構成を分解して示す斜視図であり、図2はテーブルの側面図を示し、図3はテーブルの部分正面図を示し、図4はテーブルの部分平面図を示す図面である。
まず、支持脚を構成する脚杆44と脚台46の構成を説明する。
床面に置かれる脚台46は、断面U字状の板材からなり、その前端46aと後端46bの裏側2箇所にキャスター48が取り付けられる。キャスター48は、取付軸に対して回動可能となっており、床面をスムーズに移動可能な構成となっている。
脚台46の中央より前端46aよりには、脚杆44を取付固定するための取付穴46cが形成されている。脚杆44は、取付穴46cに嵌挿され、組付けボルト50a、50bを、脚台46の裏側に固定された取付部材47を通って脚杆44に形成したネジ穴に螺着することにより脚台46に固定されている。
脚杆44は断面四角形の中空断面を有し、その内部に後述する伝達機構(21、24等)を収納するよう構成されている。脚杆44の上端の外側面には、切り欠き部44aが形成され伝達部材21等の組付けを容易としている。切り欠き部44aは、覆い部材42により覆いがされ、見た目を良くしている。切り欠き部44aの反対側の壁面には受け部材40が固定されている。受け部材40は、図1に示すように断面L字状の板材からなり脚杆44の壁面と一定の間隔を空けて天板受け金具12への取付面40aが形成されている。
【0010】
次に、上述した脚杆44と天板受け金具12の組付けについて図1に基づいて説明する。
脚杆44の上端に取り付けられた受け部材40の取付面40aには、図1に示すように支軸ピン第1 受け部40bが形成される。また、天板10に取付け固定される天板受け金具12の側面13bには、支軸ピン第2受け部18が形成される。
脚杆44と天板受け金具12の組付けは、図1に示すように、上述した受け部材40の支軸ピン第1 受け部40bと天板受け金具12の支軸ピン第2受け部18を同軸に合せ、支軸ピン第1 受け部40b及び支軸ピン第2受け部18の両者に支軸ピン17を差し込んで行われる。支軸ピン17と天板受け金具12は回動可能であるので、天板受け金具12は受け部材40に対して回動可能となる。したがって、天板受け金具12と固定されている天板10は、図2の支軸ピン17(支軸ピン第2受け部18)を中心に矢印Bの方向に回動可能となる。
【0011】
次に、図1に基づき天板10と天板受け金具12との組付けについて説明する。
天板10の裏側に取り付けられる天板受け金具12は、断面L字状の金具であり、天板10へ当接される取付面13aと、取付面13aと略垂直の側面13bとが形成される。取付面13aにはネジ穴12bが形成され、ネジをネジ穴12bを通って天板10にねじ込むことにより、天板受け金具12が天板10の裏側に組付け固定される。天板受け金具12の側面13bの内側には、複数の棚パイプ12aが取り付けられ、天板10の裏側に棚を形成している。
【0012】
次に、天板10を折畳位置及び使用位置においてロックするためのロック機構20の構造について説明する。
天板受け金具12の側面13bの外側には、ロックピン16が突出形成され、天板10が使用位置においては、ロックピン16は受け部材40の取付面40aに形成したロックピン受け40cに嵌め込まれる。図2に示すように、天板10が使用位置で保持されている際には、ロックピン16と第1固定金具29に形成された係合溝29bは係合し、天板10が矢印Bの方向に回動しないように構成されている。したがって、第1固定金具29とロックピン16により天板10を使用位置において保持するロック機構を構成する。
また、天板受け金具12の側面13bの内側には第1回動軸14が形成され、第1回動軸14には天板10を起立状態で保持するための第2固定金具30が、第1回動軸14に対して回動可能に組付けナット32により取り付けられている。また、第2固定金具30は、図示省略したばねにより図2の矢印Aの方向に付勢されている。図5及び図8に示すように、天板10が折畳位置において保持されている際には、第2固定金具30と連結杆27が係合し、天板10が回動しないようになっている。したがって、第2固定金具30と連結杆27により天板10を折畳位置において保持するロック機構を構成する。
【0013】
次に、天板10を使用位置及び折畳位置に保持するためのロック機構に足踏みペダル23の動きを伝達するための伝達機構について説明する。
伝達機構は、図1に示すように脚杆44と脚台46の取付け部近傍に設けられた足踏みペダル23の動きを伝達する。足踏みペダル23は、図3に示すように脚杆44と略同一の幅を有し、かつ、脚杆44の外側にはみ出さないように形成されている。これは、足踏みペダル23がはみ出していると人がこの足踏みペダル23で足を打つ場合等が起こり得るためである。
また、足踏みペダル23は、図2に示すように脚台46の前端46a側から操作できるような向きに形成され、かつ、脚台46の前端46aから前端46aと対向する脚杆44の側面までの距離と、脚台46の後端46bから後端46bと対向する脚杆44の側面までの距離とを比較した場合に、前者の方が距離が短く構成されている。すなわち、本実施の形態に係るテーブルは、足踏みペダル23が脚杆44の踏みやすい方の位置に形成されている。また、図2に示すように天板10の回転方向は矢印Bの方向であるので、足踏みペダル23を踏んだ操作者が天板10を回転する際の回転の障害となることはない。
なお、足踏みペダル23は操作部材受け22に取付けられ、操作部材受け22は足踏みペダル23と一体となって動くようになっている。この操作部材受け22と、取付部材47間には図示省略したバネが介装され、足踏みペダル23を上方向に付勢している。
【0014】
操作部材受け22は、一部が脚杆44の中空断面内に挿入され、棒状の伝達部材21に固定されている。この伝達部材21は、脚杆44の中空断面内に収納されている。
伝達部材21は、図1及び図2に示すように、リンク部材24にヒンジ24aにて回動可能に取付けられる。また、リンク部材24には、断面四角形状の固定ピン受け24bが形成され、固定ピン受け24bに固定ピン25が固定される。固定ピン25は、図1に示すように、脚杆44及び受け部材40を通って受け部材40の内側に突出する。
このように伝達部材21等を脚杆44内に収納したのは、天板10が折畳位置に保持された状態でテーブルを移動する際等に、伝達部材21等が壁や物に衝突し破損する場合があるためである。したがって、脚杆44は、伝達部材21等の伝達機構を保護する役割を果たす。また、このように脚杆44内に伝達部材21等を収納することで見た目も良くしている。
【0015】
図3及び図4に示されるように受け部材40の取付面40aと、脚杆44との間に形成される空間には、第1固定金具29が配設される。第1固定金具29には、固定ピン25が挿通される固定ピン受け29aが形成され、固定ピン受け29aを通って固定ピン25が取付面40aの内側に突出している。固定ピン受け29aは、固定ピン25の断面形状と同一の四角形の断面を有するため、第1固定金具29は固定ピン25が回転すると固定ピン25と一体となって回転することとなる。なお、固定ピン25が挿通する脚杆44に形成される挿通孔(図示省略)は、固定ピン25が回転することを妨げないような形状を有する。例えば、直径が固定ピン25の対角線よりも長い円形の挿通孔が形成される。
取付面40aの内側に突出した固定ピン25は、図1に示すように連結部材26を介して連結杆27に固定され、固定ピン25の回転にあわせて、連結杆27は回転する。なお、連結杆27には、折畳位置で保持されている天板のロック状態を解除するための解除部材28が取付けられている。なお、固定ピン25が挿通する取付面40aに形成される挿通孔(図示省略)は、固定ピン25が回転することを妨げないような形状を有する点は脚杆44に形成される挿通孔と同様である。
したがって、足踏みペダル23が踏み込まれて下に動くと、その動きにより伝達部材21が下に動き、リンク部材24が固定ピン受け24bを中心に回転する。リンク部材24が回転すると、その回転にあわせて固定ピン25、第1固定金具29、及び連結杆27が回転することとなる。すなわち、本実施形態における伝達機構は、操作部材受け22、伝達部材21、リンク部材24、固定ピン25により構成される。
なお、連結杆27は、左右両側に形成される伝達機構のロックピン25と結合しており、他方のロック機構を解除するともう一方のロック機構も解除されることとなる。すなわち、連結手段である連結杆27によりいずれか一方の足踏みペダル23を踏むことにより、テーブルのロック状態を解除できるようになっており、操作性を向上させている。
【0016】
次に、上述したように構成されるテーブルを使用位置から折畳位置へ変える場合について、図7、図8に基づいて説明する。図7は天板10が使用位置におけるロック機構の拡大図である。図8は、天板10が折畳位置におけるロック機構の拡大図である。
図7に示すように、天板10は使用位置において保持されているときは、天板受け金具12に突出成形されたロックピン16と第1固定金具29は係合し、天板10が回動しない様になっている。このような状態で、足踏みペダル23を踏み込むと、上述したように操作部材受け22が足踏みペダル23と一体となって下に動き、それにあわせて伝達部材21も矢印Cの方向に動く。伝達部材21が矢印Cの方向に動くと、リンク部材24は支点Dを中心に矢印Eの方向に回転する。そして、リンク部材24が上述したように回転するため、第1固定金具29も矢印Fの方向に回転し係合溝29bとロックピン16の係合が外れる。しかる後、天板10を回転させる。なお、天板10を使用位置からある程度回転させれば、足踏みペダル23を踏み続ける必要はない。
天板10が回転し折畳位置(図8参照)にくると、第2固定金具30は図8に示す矢印Gの方向に付勢されているため、第2固定金具30の係合面30aと連結杆27が自動的に係合し天板10が折畳位置において保持される。なお、天板10が使用位置から折畳位置への回転中は、連結杆27は第2固定金具30の接触面30b上を滑りながら折畳位置である図8の連結杆27の位置に動く。これは、第2固定金具30が図8の矢印G方向に付勢されているため、常に連結杆27と第2固定金具30が接触を保つためである。
なお、図2及び図5に示すように、幕板11は連結棒60a、60bにヒンジ着されており、天板10が使用位置から折畳位置へ回転する間、連結棒60aと天板10の連結点を中心に回転し、図2の状態から図5の状態となる。
【0017】
次に、天板10を折畳状態から使用位置へ変える場合について、図7〜図9に基づいて説明する。図9は、天板10が折畳位置においてロック機構のロック状態が解除されたときの拡大図である。
天板10が折畳位置においてロックされている図8の状態において、足踏みペダル23を踏み込むと、伝達部材21が下に動き、連結杆27が回転するのは上述してきた通りである。連結杆27が回転すると、連結杆27に取付け固定された解除部材28が第2固定金具30と接触し、ばねの付勢力に抗して第2固定金具30を図9の矢印Hの方向に動かす。このため、第2固定金具30と連結杆27の係合が外れ、天板10が回動可能となる。なお、天板10が折畳位置からある程度回転させれば、足踏みペダル23を踏み続ける必要がないのは上述した場合と同様である。
天板10が回転し使用位置(図7参照)に近づくと、第1固定金具29の接触面29cとロックピン16が接触する。ここで、第1固定金具29の接触面29cは、図7に示すようにテーブルの側面から見て円弧状に形成されているため、接触面29cとロックピン16が接触したまま天板10を使用位置まで回転させると、第1固定金具29は図7の矢印Fの方向に回転する。天板10が使用位置にくると、操作部材受け22と取付部材47の間に介装されたバネの反発力により第1固定金具29は再び図7に示す位置に戻りロックピン16と第1固定金具29が係合し、天板10が使用位置においてロックされる。
【0018】
このように、本実施形態では、使用位置及び折畳位置において、天板10のロック状態を解除する動作を、ロックピン25に取付固定した第1固定金具29及び連結杆27を夫々回転させることにより行う。すなわち、本実施形態においては、一つの回転部材(ロックピン25)に二つの係合部材(第1固定金具29や連結杆27)を取付固定し、回転軸の回転にあわせて両係合部材を回転させロック状態を解除している。したがって、同一の伝達機構で使用位置及び折畳位置における天板10のロック状態が解除でき、使用位置及び折畳位置の夫々に別々のロック状態を解除するための操作部材及び伝達機構を形成する必要がない。
【0019】
以上説明したように、本実施の形態に係るテーブルでは、天板10を使用位置から折畳位置に変える場合、または、その逆の場合には、脚杆44の床面近傍に設けた足踏みペダル23を踏み込むだけで天板10のロック状態が解除され天板10を回転することができる。したがって、立ったままで操作できるため、従来のテーブルと異なり前かがみ状態になる必要がない。また、前かがみ状態とならないため、数多くのテーブルを収納する場合や、セッティングする場合にも疲れ難い。
また、上述したテーブルでは、伝達部材21、リンク部材24等の伝達機構が脚杆44の内部に収納され外部からの衝撃から保護されているので、足踏みペダル23の動きをロック機構に伝達するための伝達機構が壊れることが少ない。また、見た目を良くすることができる。
また、上述したテーブルでは、脚台46の両端部から近い方の位置に足踏みペダル23が取付けられ、かつ、近いほうから足踏みペダル23を踏み込めるように構成されているので、足踏みペダル23を容易に踏み込むことができる。
さらに、足踏みペダル23は、脚杆44の幅内で形成されているため、テーブル近辺を歩く人が足踏みペダル23に足をぶつけることがない。
【0020】
なお、上述した実施の形態に係るテーブルにおいては、足踏みペダル23を脚杆44の下端に設けたが、本発明はこれに限るものではなく、足踏みペダル23は床面の近傍、すなわち、足で操作できる範囲内であればどこに配置されてもよい。
また、上述した実施の形態に係るテーブルにおいては、足踏みペダル23の動きをロック機構に伝達する機構として、リンク機構を採用したが、これに限るものではなく、上述の実施形態の伝達部材21をラックとし、固定ピン25をこのラックと係合するピニオンとして構成することができる。ただし、本実施形態のようにリンク機構とした場合には、ラックとピニオンによる伝達機構と異なり、伝達機構に歯車を形成する必要がなく、簡単な機構で構成することができる。
さらに、本実施形態では天板10と脚杆44をロックする機構として、使用位置においては天板10に対して固定された部材(ロックピン16)に、脚杆44に対して回動する係合部材(第1固定金具29)を係合させ、折畳位置においては天板10に対して回動する係合部材(第2固定金具30)と、脚杆44に対してその位置が変化しない部材(連結杆27)に係合させることとした。しかしながら本発明は、これに限るものではなく、例えば、使用位置及び折畳位置の両位置において、2種類の係合部材を脚杆44に対して回転させ、天板10に対して固定された固定部材に係合するような構成とすることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、天板のロック状態を解除するための操作部材である足踏みペダルを床面近傍の支持脚に設けているため、従来のこの種のテーブルと異なり、立った状態でロック状態を解除でき使用位置から折畳位置、折畳位置から使用位置の双方の変換が立ったまま行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテーブルの構成を分解して示す斜視図である。
【図2】使用位置における本発明の実施の形態に係るテーブルの側面図である。
【図3】使用位置における本発明の実施の形態に係るテーブルの正面図である。
【図4】使用位置における本発明の実施の形態に係るテーブルの平面図である。
【図5】折畳位置における本発明の実施の形態に係るテーブルの側面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るテーブルの概略構成を示す正面図である。
【図7】使用位置におけるロック状態の、ロック機構の部分拡大図である。
【図8】折畳位置におけるロック状態の、ロック機構の部分拡大図である。
【図9】折畳位置におけるロック状態が解除された状態の、ロック機構の部分拡大図である。
【図10】従来のテーブルの概略構成を示す図面である。
【符号の説明】
10・・天板
12・・天板受け金具
14・・第1回動軸
16・・ロックピン
24・・リンク部材
29・・第1固定金具
30・・第2固定金具
44・・脚杆
46・・脚台
Claims (3)
- 支持脚と、
略水平状態をなす使用位置と起立状態をなす折畳位置の範囲内で、前記支持脚に対して回動可能に組み付けられた天板と、
前記支持脚と前記天板の間に設けられ、前記天板を使用位置及び折畳位置の夫々の位置で自動的にロックし保持するロック機構と、
前記支持脚の床面近傍に設けられ、前記ロック機構のロック状態を解除するための足踏みペダルと、
該足踏みペダルの動きを前記ロック機構に伝達するための伝達機構とを有するテーブル。 - 請求項1に記載のテーブルにおいて、前記支持脚は中空断面を有し、該中空断面内に前記伝達機構が収納されているテーブル。
- 請求項1又は2のいずれかに記載のテーブルにおいて、前記支持脚は、前記天板の奥行き方向と略平行な状態で床面に置かれる脚台と、床面に対して略垂直方向に前記脚台に固定される脚杆とからなり、
前記足踏みペダルは、前記脚台の両端部から前記脚杆までの距離を比較した場合に距離が短いほうの端部と対向する前記脚杆の側面に設けられているテーブル。
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