JPH0658724U - テーブルの天板折り畳み装置 - Google Patents
テーブルの天板折り畳み装置Info
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- JPH0658724U JPH0658724U JP234493U JP234493U JPH0658724U JP H0658724 U JPH0658724 U JP H0658724U JP 234493 U JP234493 U JP 234493U JP 234493 U JP234493 U JP 234493U JP H0658724 U JPH0658724 U JP H0658724U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 天板5の裏面側に固定したロック部材13に
左,右ロック板20を設け、脚柱2の一方に内蔵させて
天板起こし時にのみ減速させる緩衝用シリンダー機構6
のピストンロッド9にロック板20の外周部を連結し、
左,右脚柱2にロック部材13を回動可能に取り付け、
左,右脚柱2側に枢支した左,右ロックアーム21の係
合子23を、天板5が倒れた使用時には第1係合部20
c、起きた不使用時にはロック板20の第2係合凹部2
0dに係合させて、天板5を脚柱2にロックし、ロック
部材13に貫通させた連動軸17に左,右カム板25と
左,右ハンドル18とを固定し、一方のハンドル18の
手回しによって左,右カム板25を連動させて、左,右
係合子23を係合凹部から外し、ロックを解除する。 【効果】 天板5の使用、不使用時のロック、その解除
が左,右一方からの操作によってできる。
左,右ロック板20を設け、脚柱2の一方に内蔵させて
天板起こし時にのみ減速させる緩衝用シリンダー機構6
のピストンロッド9にロック板20の外周部を連結し、
左,右脚柱2にロック部材13を回動可能に取り付け、
左,右脚柱2側に枢支した左,右ロックアーム21の係
合子23を、天板5が倒れた使用時には第1係合部20
c、起きた不使用時にはロック板20の第2係合凹部2
0dに係合させて、天板5を脚柱2にロックし、ロック
部材13に貫通させた連動軸17に左,右カム板25と
左,右ハンドル18とを固定し、一方のハンドル18の
手回しによって左,右カム板25を連動させて、左,右
係合子23を係合凹部から外し、ロックを解除する。 【効果】 天板5の使用、不使用時のロック、その解除
が左,右一方からの操作によってできる。
Description
【0001】
この考案は、天板を使用時には倒し、不使用時には起こすテーブルの天板折り 畳み装置に関するものである。
【0002】
従来、前記のようなテーブルの天板折り畳み装置として、脚部に設けた左,右 脚柱の上端部に、天板の裏面に固定した左,右天板フレームを、天板の前,後方 向中間部を中心とする起,倒可能に枢着すると共に、前記脚柱の上端部に天板を 倒した使用状態にロックするロック機構を設け、前記脚部に緩衝用シリンダー機 構のシリンダーを連結し、前記シリンダー機構には、シリンダー内に上昇行程で のみ流体抵抗が大きいピストンと、このピストンを支持して上方に付勢するばね とを設け、前記ピストンに固定し、シリンダーの上方に延びるピストンロッドを 天板側に連結し、天板の起倒時にピストンが昇降するようにしたものがあった。
【0003】 前述した天板折り畳み装置では、天板を倒した使用状態で、前記ロック機構を 操作し、脚柱に対する天板のロックを解除することで、前記シリンダー内に設け たばねのばね力を利用して天板をある程度起こした後、天板が自重によって起き る際に前記ピストンが上昇行程で受ける流体抵抗が大きいことで、天板が急激に 起きることなく緩やかに起きて折り畳まれるようにし、またこの不使用状態から 天板を倒す時には、ピストンの下降行程での流体抵抗が小さいことで、比較的小 さい力で天板を倒し、ロック機構を操作して天板を脚柱にロックし、使用状態に している。
【0004】
前述した従来のテーブルの折り畳み装置は、左,右脚柱にそれぞれ設けたロッ ク機構が連動しないか、あるいは、これらの一方の操作で他方が連動するロック 機構が提案されているに過ぎず、このロック機構には具体的な機構が示されてい ないという問題点があった。
【0005】 この考案は、前述した問題点を解決して、左,右どちら側の操作ハンドルを操 作しても、また天板が倒れた使用状態でも、天板が起きて折り畳まれた不使用状 態でも、ロック機構の左,右各部材を連動させて、左,右脚柱に対し天板を確実 にロックおよびロック解除でき、しかも外観がよいテーブルの天板折り畳み装置 を提供することを目的としている。
【0006】
この考案は、前記のような緩衝用シリンダー機構を備えたテーブルの天板折り 畳み装置において、テーブルの脚部に設けた脚柱内に、前記シリンダー機構のシ リンダーを設け、天板の裏側に固定した左,右天板フレームにロック機構のロッ ク部材を固定し、このロック部材に、左,右天板フレーム間に配置した連結管と 、左,右カム板とを、天板の裏面と平行に左,右方向に延びる同一軸線に沿って 設け、前記ロック部材を左,右脚柱の上端部に固定したそれぞれ軸受部材に回動 可能に軸支し、前記ピストンに固定したピストンロッドの前記シリンダー上方に 延びる部分に前記ロック板の外周部を連結し、前記ロック機構は、左,右脚柱側 にそれぞれ枢支したロックアームの先端部にロックばねによって前記ロック板に 向かって付勢された係合子を設け、これらの係合子を前記ロック板の外周に形成 して天板を倒れた位置および起こした位置にそれぞれロックする第1および第2 係合凹部の一方に係脱可能に係合させ、前記ロック部材にこれと同心に貫通させ た連動軸に、前記ロックアームを回動させて係合子と前記係合凹部との係合を外 す左,右カム板を固定し、これらのカム板または連動軸を戻しばねによって脚柱 側に支持させ、前記連動軸の左,右端部に操作ハンドルをそれぞれ固定してなる ものである。
【0007】
この考案によるテーブルの天板折り畳み装置は、連動軸の左,右端部にそれぞ れ固定した操作ハンドルの一方を手回しすることで、左,右どちら側の操作ハン ドルの回動によっても、前記連動軸と共にこれに固定した左,右カム板が回動す ることで、天板が倒れた使用状態でも、天板が起きて折り畳まれた不使用状態で も、天板の左,右脚柱に対するロックとロック解除とができる。
【0008】 そして、天板が倒れた使用状態では、左,右脚柱側にそれぞれ枢支した左,右 ロックアームに設けた左,右係合子が、ロック部材の左,右ロック板にそれぞれ 形成した第1係合凹部に係合し、天板が起きた不使用状態では、前記係合子が前 記ロック板に形成した第2係合凹部に係合しており、前記ロック部材が天板の裏 面に天板フレームを介して固定してあるので、左,右カム板の回動により左,右 ロックアームを押し付けて回動させ、係合子を、使用状態では第1係合凹部、不 使用状態では第2係合凹部から離脱させて、左,右ロック板のロックを解除でき る。
【0009】 また、ロックを解除したまま、天板が左,右脚柱に対しロック部材を軸として 回動し、使用状態から不使用状態、不使用状態から使用状態になると、左,右ロ ック板の第2,第1係合凹部は係合子が係合可能な位置になり、操作ハンドルか ら手を離すと、左,右カム板が戻しばねによって回動前の位置に復帰し、左,右 ロックアームの押し付けを解除することで、これらのアームがロックばねのばね 力で回動し、左,右係合子が不使用状態では左,右ロック板の第2係合凹部に、 使用状態では第1係合凹部にそれぞれ係合して天板をロックできる。
【0010】 さらに、この考案によるテーブルの天板折り畳み装置は、緩衝用シリンダー機 構を脚柱内に取り付けてテーブル外から見えないようにし、ロック機構のロック 板、ロックアーム、係合子、カム板など、連結管および連動軸を除く主要部材を 脚柱の上端部に設けた軸受部材によってテーブル外から見えないようにし、連動 軸も連結管内に設けたので、前記シリンダー機構およびロック機構によって体裁 を損なうことがない。
【0011】
【実施例】 以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図1,図2において、1は左,右脚部であり、これらの脚部1は、側面ほぼL 字型に形成され、脚部1の前端部に後倒れに傾斜した角パイプなどからなる脚柱 2の下端部に後方に水平に延びる下部材3が固定され、脚柱2の上端部には、後 述する折り畳み装置4によって起倒可能に天板5が支持されている。
【0012】 前記折り畳み装置4は、右脚柱2内に、緩衝用シリンダー機構6の縦軸のシリ ンダー7が収容され、このシリンダー7の下端部が前後方向への回動可能に脚柱 2に連結されている。図5にも示すように、前記シリンダー7内にはピストン8 が昇降可能に嵌合され、ピストン8上に固定したピストンロッド9がシリンダー 7の上方に突出されている。前記ピストン8とシリンダー7の底との間にはピス トン8およびピストンロッド9を上方に付勢するコイルばね10がシリンダー7 に内蔵されている。
【0013】 前記ピストン8には、これを軸方向に貫通する大径孔8aと小径孔8bとが互 いに離して形成されており、大径孔8aをピストン8上昇時にのみ開き、ピスト ン8の上昇時には閉じその下降時には開く、リード弁11が装着されている。前 記ピストンロッド9の上端部には、図3,図4にも示すように、上方に延びる左 ,右1対のピストンロッド延長杆12の下端部が連結され、これらの延長杆12 の上端部が後述するロック部材13のロック板20の外周部両側面に枢軸14に よって枢着されている。
【0014】 前記天板5の左,右端部裏面には、その前後方向に延びる左,右天板フレーム 15が固定され、天板フレーム15の前後方向中間部から下方に孔15a付きの 突出部15bが突出し、これらの突出部15b間にはロック部材13の連結管1 6が水平に左右方向に延び、連結管16の両端にはフランジ16aが形成されて いる。
【0015】 前記突出部15bにはロック部材13のロック板20が連結管16と同一軸線 上に配置され、ロック部材13は、ロック板20の内周から突出部15b側に突 出する筒状軸部20aの内端にフランジ20bが設けられ、ロック板20のフラ ンジ20bと連結管16のフランジ16aとが突出部15bの両側にねじにより 共締め固定されている。前記ロック板20の外周には、円周方向に間隔を設けて 第1,第2係合凹部20c,20dがそれぞれ形成されている。
【0016】 連結管16、天板フレーム15の突出部15bに設けた孔15a、およびロッ ク板20の筒状軸部20aに管材からなる連動軸17が遊挿され、連動軸17の 左,右脚柱2外に突出した左,右端部17aには外端壁のある筒状の操作ハンド ル18がそれぞれ固定されている。
【0017】 左,右脚柱2の上端部内には軸受部材本体19aが固定され、これらの本体1 9aの脚柱2上に突出した上端部上には軸受カバー19bがねじ止め固定されて いる。軸受部材本体19aと軸受カバー19bとによって軸受部材19が構成さ れ軸受部材本体19aと軸受カバー19bとに挾まれて、ロック板20の筒状軸 部20aと連動軸17の左,右端部とがそれぞれ軸方向への移動を拘束されて回 動自在に軸支されている。
【0018】 軸受部材本体19aの連動軸17後下方部分に左,右1対のロックアーム21 の基端部が枢着軸22によって枢着され、ロックアーム21の先端部間に、ロッ ク板20に設けた第1,第2係合凹部20c,20dにそれぞれ係脱可能に係合 する係合子23が連結され、係合子23をロック板20の外周に向けて付勢する ロックばね24が枢着軸22に装着され、ロックばね24の端部が軸受部材本体 19に位置決め支持されている。
【0019】 前記連動軸17の両端部にはカム板25がそれぞれ嵌合固定され、カム板25 には、ロックアーム21に係合して係合子23を前記係合凹部20c,20dか ら離脱させるための突起25aが形成されていると共に、突起25aをロックア ーム21から離間させる方向に付勢する戻しばね26が連結され、戻しばね26 の端部が軸受部材本体19aに位置決め支持されている。
【0020】 前記延長杆12の下端部に枢着した補助金具27の基端部が軸受部材本体19 aの前部のロックアーム21下方に枢着され、補助金具27は上下方向に回動す るようにされている。また、左,右天板フレーム15の突出部15b間には連結 管16を覆うカバー管28が挾持固定され、カバー管28は、連結管16と同心 にこれと間隔を有して配置され、前記ハンドル18と同外径に形成されている。 そして、ロック板20、連結管16、連動軸17、ハンドル18、ロックアー ム21およびカム板25を主要部材としてロック機構30が構成されている。
【0021】 なお、左,右脚柱2の前面には、幕板29の左,右端部が支持固定され、幕板 29は上縁がカバー管28の下方近くに配置され、前記下部材3の前,後端部に は前部,後部キャスター31,32が装着されている。
【0022】 次に、前述のように構成した実施例の折り畳み装置の動作について説明する。 図1,図2および図6に示すテーブルの使用状態では、ロック機構30のロッ クアーム21先端部に設けた係合子23がロック部材13のロック板20に設け た第1係合凹部20cに係合し、ロックアーム21がロックばね24のばね力に よって付勢され、ロック部材13が天板フレーム15を介して天板5の裏面に固 定されているので、緩衝用シリンダー機構6のピストン8がコイルばね10を圧 縮して下降した状態に保持され、天板5が水平にされている。
【0023】 この使用状態から天板5を折り畳むには、左,右一方の操作ハンドル18を手 に持ち、戻しばね26のばね力に抗して、図6の矢印方向に回動させると、左, 右一方のカム板25が回動すると同時に連動軸17を介して左,右他方のカム板 25も回動し、左,右両方のカム板25の突起25aがロックアーム21に係合 し、左,右ロックアーム21がロックばね24のばね力に抗して回動し、ロック アーム21の係合子23がロック板20の第1係合凹部20cから外れ、左,右 ロック板20がロック解除される。
【0024】 このため、緩衝用シリンダー機構6のシリンダー7に内蔵され、圧縮されてい るコイルばね10のばね力によってピストン8が押し上げられ、ピストンロッド 9および延長杆12を介してロック板20が図1の矢印方向に回動することで天 板5の前後方向中央部に位置する筒状軸部20aを中心として、天板5を起こす 折り畳み方向に、自重によるその自重移動点(a)まで跳ね上げる。
【0025】 そして、コイルばね10は、前記自重移動点(a)に達すると、伸長限に近く なってばね力が小さくなり、自重移動点(a)を少し超えると、伸長限になって ばね力がなくなるが、自重移動点(a)を超えると、天板5はその自重によって 移動を続け、加速して起きようとする。 しかし、天板5の移動によるピストン8の上昇に伴なって、これに設けたリー ド弁11が閉じ、シリンダー7内のピストン8上方部の油などの流体が小径孔8 bのみからピストン8下方部に移動するため、天板5の起きようとする回動が減 速され、図7に示す天板5が起きた不使用状態に静かに折り畳まれる。
【0026】 図7に示すように天板5が折り畳まれた時、操作ハンドル18から手を離すと 、ロックばね24のばね力でロックアーム21が回動し、係合子23がロック板 20に設けた第2係合凹部20dに係合して天板5が図7に示すように、折り畳 まれた不使用状態となる。この状態で、前部,後部キャスター31,32によっ てテーブルを移動させ、適所に格納する。
【0027】 テーブルを再び使用するには、天板5を折り畳んだテーブルを使用位置まで移 動させ、この位置で、図7の矢印方向に左,右一方の操作ハンドル18を手に持 って回動させ、カム板25の突起25aによってロックアーム21を回動させて 、係合子23をロック板20の第2係合凹部20cから外す。この状態のまま、 起こしてある天板5の上縁部を手に持って後側に引き、天板5を水平に倒した使 用状態にする。
【0028】 この操作によって、ロック板20が回動し、延長杆12およびピストンロッド 9を介してピストン8が下降するが、ピストン8の下降時には、これに設けたリ ード弁11が開くので、シリンダー7内のピストン下方の油などの流体が大径孔 8aと小径孔8bの両方からピストン8上方に移動するため、天板5が大きな抵 抗なしに倒れ、水平に近い位置でコイルばね10のばね力に抗して天板5を下降 させればよく、比較的小さい力で、天板5を水平に倒して使用位置にすることが できる。
【0029】 使用位置で、ハンドル18から手を離すことで、ロックばね24のばね力でロ ックアーム21が回動して係合子23がロック板20に設けた第1係合凹部20 cに係合し、天板5が前述した使用状態になる。
【0030】 この実施例によるテーブルの天板折り畳み装置は、左,右どちらの操作ハンド ル18を回動させても、連動軸17を介して左,右カム板15が連動し、これら のカム板25によってロックアーム21の係合子23をロック板20の第1,第 2係合凹部20c,20dから外すことができるので、天板5の起,倒操作が左 ,右どちら側からもできる。
【0031】 また、緩衝用シリンダー機構6を脚柱2内に取り付けてテーブル外から見えな いようにし、ロック機構30のロック板20、ロックアーム21、係合子23、 カム板25など、連結管16、連動軸17を除く主要部材を脚柱2の上端部に設 けた軸受部材19によってテーブル外から見えないようにし、連動軸17も天板 フレーム15の突出部15b間に固定した連結管16に設けたので、前記シリン ダー機構6およびロック機構30によって体裁を損なうことがない。
【0032】 そして、この実施例では、ピストンロッド9に延長杆12を連結し、延長杆1 2の下端部を、軸受部材本体19aに枢着して脚柱2側に連結した補助金具27 に枢支したので、ピストン8の下降状態で延長杆12がピストンロッド9に対し 屈曲し、ピストン8の上昇状態でピストンロッド9と延長杆12とが一直線状に なることで、ロック板20が安定して回動する。
【0033】 図8,図9はこの考案の他の実施例を示し、この実施例では、連結管16の外 周側に配置して、左,右天板フレーム15の突出部15b間に挾持固定したカバ ー管28に、これの全長にわたり天板5の裏面と対向した配線溝28aを形成し たので、この配線溝28a内に一端にプラグ34、他端にコンセント35を有す るコードなどの配線33を挿通することで、この配線33の大部分がテーブルの 外部から見えないので外観がよく、カバー管28とハンドル18との外径を等径 にすると外観がさらに向上する。
【0034】 また、左,右脚柱2を、対向面が開口する横断面がC型鋼状の脚柱本体2aと 、これらの対向面に固定した脚柱カバー2bとから角柱状に構成し、脚柱カバー 2bの全体または下部を脚柱本体2aに対して着脱可能とし、脚柱カバー2bの 上,下端部に切欠部2c,2dを形成し、前記配線溝28aの両端から出た配線 33を切欠部2c,2dの一方から脚柱2内に入れ、他方から脚柱2外に出すこ とで、テーブル全体に対し、配線33を大部分が外部から見えないように施すこ ともできる。
【0035】 なお、図8,図9に示した実施例の前述した以外の構成は、図1ないし図7に 示した実施例と同様であり、図8中、図6,図7と同符号は対応する部分である 。
【0036】 前記実施例では、側面ほぼL字型の左,右脚部を有するテーブルの天板折り畳 み装置について述べたが、この考案は、左,右脚部が倒立T字型のテーブルにも 適用でき、左,右脚部に設けた脚柱も角柱状のものに限られることなく、適宜変 更できる。
【0037】 この考案において、緩衝用シリンダー機構は、左,右両方の脚柱内にそれぞれ 設けてもよく、また、前記シリンダー機構は、ピストンの上昇行程でのみシリン ダー内の油などの流体抵抗が大きく、ピストンの下降行程では流体抵抗が小さい ものであれば必ずしも前述した実施例の構成に限られるものではなく、またピス トンに固定したピストンロッドも、前述した実施例のように延長ロッドを連結し たり、補助金具によって脚柱側に連結したりすることなく、1本のピストンロッ ドの先端部をロック板の外周部に連結してもよい。
【0038】 この考案において、ロック部材は、連結管を左,右天板フレームの突出部の左 ,右外側に突出させ、これらの突出端部にロック板をそれぞれ嵌合固定するなど 、前記実施例のロック部材の構成に限られるものではなく、適宜変更でき、さら にカム板に代えて連動軸を戻しばねによって脚柱側に支持してもよい。
【0039】 この考案において、軸受部材は、ロック機構のロック板、ロックアームおよび 係合子、カム板など、連結管および連動軸を除く主要部材をテーブル外から見え ないようにできれば、前記実施例の構成による軸受部材に限られるものではなく 適宜変更できる。
【0040】
以上説明したとおり、この考案は、緩衝用シリンダー機構を備えたテーブルの 天板折り畳み装置において、テーブルの脚部に設けた脚柱内に、前記シリンダー 機構のシリンダーを設け、天板の裏側に固定した左,右天板フレームにロック機 構のロック部材を固定し、このロック部材に、左,右天板フレーム間に配置した 連結管と、左,右カム板とを、天板の裏面と平行に左,右方向に延びる同一軸線 に沿って設け、前記ロック部材を左,右脚柱の上端部に固定したそれぞれ軸受部 材に回動可能に軸支し、前記ピストンに固定したピストンロッドの前記シリンダ ー上方に延びる部分に前記ロック板の外周部を連結し、前記ロック機構は、左, 右脚柱側にそれぞれ枢支したロックアームの先端部にロックばねによって前記ロ ック板に向かって付勢された係合子を設け、これらの係合子を前記ロック板の外 周に形成して天板を倒れた位置および起こした位置にそれぞれロックする第1お よび第2係合凹部の一方に係脱可能に係合させ、前記ロック部材にこれと同心に 貫通させた連動軸に、前記ロックアームを回動させて係合子と前記係合凹部との 係合を外す左,右カム板を固定し、これらのカム板または連動軸を戻しばねによ って脚柱側に支持させ、前記連動軸の左,右端部に操作ハンドルをそれぞれ固定 してなるので、次の効果が得られる。
【0041】 すなわち、この考案によるテーブルの天板折り畳み装置は、連動軸の左,右端 部にそれぞれ固定した操作ハンドルの一方を手回しすることで、左,右どちら側 の操作ハンドルの回動によっても、前記連動軸と共にこれに固定した左,右カム 板が回動することで、天板が倒れた使用状態でも、天板が起きて折り畳まれた不 使用状態でも、天板の左,右脚柱に対するロックとロック解除とができる。
【0042】 そして、天板が倒れた使用状態では、左,右脚柱側にそれぞれ枢支した左,右 ロックアームに設けた左,右係合子が、ロック部材の左,右ロック板にそれぞれ 形成した第1係合凹部に係合し、天板が起きた不使用状態では、前記係合子が前 記ロック板に形成した第2係合凹部に係合しており、前記ロック部材が天板の裏 面に天板フレームを介して固定してあるので、左,右カム板の回動により左,右 ロックアームを押し付けて回動させ、係合子を使用状態では第1係合凹部、不使 用状態では第2係合凹部から離脱させて、左,右ロック板のロックを解除できる 。
【0043】 また、ロックを解除したまま、天板が左,右脚柱に対しロック部材を軸として 回動し、使用状態から不使用状態、不使用状態から使用状態になると、左,右ロ ック板の第2,第1係合凹部は係合子が係合可能な位置になり、操作ハンドルか ら手を離すと、左,右カム板が戻しばねによって回動前の位置に復帰し、左,右 ロックアームの押し付けを解除することで、これらのアームがロックばねのばね 力で回動し、左,右係合子が不使用状態では左,右ロック板の第2係合凹部に、 使用状態では第1係合凹部にそれぞれ係合して天板をロックできる。
【0044】 したがって、左,右どちら側の操作ハンドルを操作しても、また天板が倒れた 使用状態でも、天板が起きて折り畳まれた不使用状態でも、ロック機構の左,右 各部材を連動させて、左,右脚柱に対し天板を確実にロックおよびロック解除で きる。
【0045】 さらに、この考案によるテーブルの天板折り畳み装置は、緩衝用シリンダー機 構を脚柱内に取り付けてテーブル外から見えないようにし、ロック機構のロック 板、ロックアーム、係合子、カム板など、連結管および連動軸を除く主要部材を 脚柱の上端部に設けた軸受部材によってテーブル外から見えないようにし、連動 軸も連結管内に設けたので、前記シリンダー機構およびロック機構によって体裁 を損なうことがなく、外観がよい。
【図1】この考案の一実施例に係る天板折り畳み装置を
テーブルと共に示した概略縦断側面図
テーブルと共に示した概略縦断側面図
【図2】図1の天板折り畳み装置をテーブルと共に示し
た概略縦断正面図
た概略縦断正面図
【図3】図1の天板折り畳み装置の要部を示した縦断側
面図
面図
【図4】図1の天板折り畳み装置の要部を示した縦断正
面図
面図
【図5】図1の天板折り畳み装置の緩衝用シリンダー機
構を示した縦断面図
構を示した縦断面図
【図6】図1の天板折り畳み装置の要部を示したテーブ
ル使用状態の一部切り欠き斜視図
ル使用状態の一部切り欠き斜視図
【図7】図1の天板折り畳み装置の要部を示したテーブ
ル折り畳み状態の一部切り欠き斜視図
ル折り畳み状態の一部切り欠き斜視図
【図8】この考案の他の実施例に係るテーブルの天板折
り畳み装置の要部を示した一部切り欠き斜視図
り畳み装置の要部を示した一部切り欠き斜視図
【図9】図8の天板折り畳み装置のカバー管を横配線と
共に示した斜視図
共に示した斜視図
1 脚部 2 脚柱 3 下部材 4 折り畳み装置 5 天板 6 緩衝用シリンダー機構 7 シリンダー 8 ピストン 8a 大径孔 8b 小径孔 9 ピストンロッド 10 コイルばね 11 リード弁 12 延長杆 13 ロック部材 15 天板フレーム 15b 突出部 16 連結管 17 連動軸 18 ハンドル 19 軸受部材 19a 軸受部材本体 19b 軸受カバー 20 ロック板 20a 筒状軸部 20c 第1係合凹部 20d 第2係合凹部 21 ロックアーム 23 係合子 24 ロックばね 25 カム板 26 戻しばね 27 補助金具 28 カバー管 28a 配線溝 29 幕板 30 ロック機構 33 配線
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダー内に、上昇行程でのみ流体抵
抗が大きいピストンと、このピストンを支持して上方に
付勢するばねとを設けた緩衝用シリンダー機構を備え、
前記シリンダーをテーブルの脚部に連結し、前記ピスト
ンに固定しシリンダー上方に延びるピストンロッドを天
板側に連結し、天板の起倒時にピストンが昇降するよう
にしたテーブルの天板折り畳み装置において、前記脚部
に設けた脚柱内に前記シリンダーを取り付け、前記天板
の裏側に固定した左,右天板フレームにロック機構のロ
ック部材を固定し、このロック部材に、左,右天板フレ
ーム間に配置した連結管と、左,右カム板とを、天板の
裏面と平行に左,右方向に延びる同一軸線に沿って設
け、前記ロック部材を左,右脚柱の上端部に固定したそ
れぞれ軸受部材に回動可能に軸支し、前記ピストンに固
定したピストンロッドの前記シリンダー上方に延びる部
分に前記ロック板の外周部を連結し、前記ロック機構
は、左,右脚柱側にそれぞれ枢支したロックアームの先
端部にロックばねによって前記ロック板に向かって付勢
された係合子を設け、これらの係合子を前記ロック板の
外周に形成して天板を倒れた位置および起こした位置に
それぞれロックする第1および第2係合凹部の一方に係
脱可能に係合させ、前記ロック部材にこれと同心に貫通
させた連動軸に、前記ロックアームを回動させて係合子
と前記係合凹部との係合を外す左,右カム板を固定し、
これらのカム板または連動軸を戻しばねによって脚柱側
に支持させ、前記連動軸の左,右端部に操作ハンドルを
それぞれ固定してなることを特徴とするテーブルの天板
折り畳み装置。 - 【請求項2】 上部に軸方向全長にわたる配線溝が形成
してあるカバー管を、ロック部材の連結管を覆って、天
板フレーム間に配置し、これらに対し固定したことを特
徴とする請求項1に記載のテーブルの天板折り畳み装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP234493U JPH0658724U (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | テーブルの天板折り畳み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP234493U JPH0658724U (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | テーブルの天板折り畳み装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658724U true JPH0658724U (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11526673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP234493U Pending JPH0658724U (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | テーブルの天板折り畳み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658724U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003102560A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Kokuyo Co Ltd | 喫煙テーブル |
JP2011137502A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Ebisu Furniture Kk | 緩衝装置および折り畳みテーブル |
CN108013588A (zh) * | 2018-01-11 | 2018-05-11 | 杭州恒丰家具有限公司 | 一种折叠桌 |
JP2020069333A (ja) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | 株式会社オカムラ | 天板付き什器 |
CN117028998A (zh) * | 2023-09-12 | 2023-11-10 | 上海宝达环境科技有限公司 | 小型生活垃圾焚烧炉排炉 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP234493U patent/JPH0658724U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN117028998B (zh) * | 2023-09-12 | 2024-04-02 | 上海宝达环境科技有限公司 | 小型生活垃圾焚烧炉排炉 |
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