JPH08212Y2 - ベビーカーにおける座席の係止構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は座席部分を自由に取り外せるように構成した
ベビーカーにおける座席部分とベビーカー本体との係止
構造に関するものである。

〔考案の背景〕

ベビーカーの名称で代表される幼児を運ぶための車輌
の構造は、幼児を座らせるための座席部分がベビーカー
本体に固定されたままとなっているのが一般的であり、
改良された構造をもつものでも、幼児の身体の下半部を
支承する座席部分はベビーカー本体に固定させておき、
座席部の後端部に起立させている背当て部分がリクライ
ニング操作によって自由に起伏できるように構成されて
いるという程度のものであった。

このために、ベビーカーで運ばれた幼児は目的地に到
着した後は座席部分から下ろされたのち別に準備した子
守帯、ベビーキーパー等で背負い、或いは、抱っこをし
ながら運ばざるを得ないという不便があった。

また、このような不便はベビーカーを電車その他の車
内に持ち込む場合にも発生していた。

〔考案の目的〕

本考案は上記した事情に鑑み、これに対応しようとす
るものである。

即ち、本考案はベビーカー本体と座席部分とを分離で
きるように構成し、ベビーカーによって運ばれた幼児は
目的地に到着した後も座席部分に寝かされたままの状態
で自由に運ぶことができるように構成したベビーカーに
おける座席の係止構造を提供することを目的としてい
る。

また本考案の他の目的は、座席部分を取外すための操
作が極めて簡単であるベビーカーにおける座席の係止構
造を提供せんとするものである。

〔考案の要点〕

本考案は上記した目的を達成するために、ベビーキャ
リアーを兼用する座席部Ｃの側面に突出させた係止軸７
を着脱自在に嵌合係止させるための機構であり、帯板状
に形成すると共にその中央部に前記座席部Ｃの係止軸７
を嵌合係止するための縦長の嵌合溝81を形成している係
止具本体８と、この係止具本体８の側面に揺動自在に軸
着されるとともに、その上端部に前記座席部Ｃの係止軸
７に係合しうる係止フック91が設けられている開閉操作
レバー９及び係止具本体８の側面に昇降自在に取付けら
れたストッパー10との組合せからなり、 前記開閉操作レバー９は、その係止フック91が前記嵌
合溝81を閉塞する位置と開放する位置との間を移動可能
となるように前記係止具本体８に対してその中央部が軸
着92されるとともに前記係止フック91が前記する嵌合溝
81の下端部を閉塞する方向へ常に付勢された状態で取付
けられており、 前記ストッパー10は、常に上昇する方向に付勢されて
所定の上昇位置に保持されるとともに前記座席部Ｃが係
止具本体８に装着された際にはその係止軸７に当接して
前記付勢力に抗して押し下げられることにより所定の下
降位置に保持されるよう構成されており、 前記係止フック91の上面には前記座席部Ｃの係止軸７
に当接しこの係止軸の移動に応じて前記開閉操作レバー
を前記付勢力に抗して移動させるための傾斜面が形成さ
れており、 また、前記開閉操作レバー９には該開閉操作レバー９
をその付勢力に抗して回動させることによりその上端部
に形成した係止フック91を嵌合溝81を閉塞する位置から
開放する位置へ移動させた際に前記所定の下降位置に保
持されたストッパー10の下端部に係止されて前記開閉操
作レバー９をその位置に保持するためのロックピン94が
突設されていることを特徴としている。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

本考案のベビーカーは、ベビーカー本体Ｂと、ベビー
カー本体Ｂに着脱自在に取付けるベビーキャリアーを兼
用する座席部Ｃとの組合せによって構成している。

ベビーカー本体Ｂは、下端部に車輪３を有する前脚扞
１の上端部を、同じく下端部に車輪３を有する後脚扞２
の上端部近くに折り畳み自在に軸着11させると共に、前
脚扞１の軸方向に沿う上端部に前脚扞１と連続した外観
を呈するようにして手押し扞４を取付け躯体側面の形状
がほぼＸ字状となる構造としている。

また、前記する手押し扞４は、その下端部と後脚扞２
の中間部分との間に組み立て維持用のストッパーを兼用
する折り畳み用のブラケット５を差し渡すことによって
一体化されており、前記するブラケット５の上端部に、
手押し扞４の下端部に昇降自在に取付けた係止体41を係
止させることによって組み立て状態が維持できるように
構成している。

なお、上記した折り畳み機構は本考案にとって重要な
技術事項ではないので機構の詳細な説明は省略する。

６はベビーキャリアーを兼用する座席部Ｃの下面を支
承させるための支承板であり、対向する一対の躯体（前
脚扞１及び後脚扞２）の間に差し渡して取付けるため、
支承板６の両端部に起立させた吊り下げ扞61…61の上端
部を後脚扞２の上端部および手押し扞４の下端部近くに
軸着している。

Ｈはベビーキャリアーを兼用する座席部Ｃを保持させ
るための係止具であり、後脚扞２の上端部と手押し扞４
の下端部近くに差し渡して取付けている。

前記する係止具Ｈは、ベビーキャリアーを兼用する座
席部Ｃの側面に突出させた係止軸７を嵌合係止させるた
めのものであり、適宜の幅を持った帯板状に形成してい
る係止具本体８と、この係止具本体８の一方の側面の中
央（内側面中央）に揺動自在に軸着した開閉操作レバー
９及び前記する係止具本体８の他方の側面の中央（外側
面中央）に昇降自在に取付けたストッパー10とによって
構成されている。

なお、実施例において開閉操作レバー９とストッパー
10とが係止具本体８を挟むよう別々に位置させた構造を
示したが、この構造に限定される必要はなく、例えば開
閉操作レバー９とスットパー10が共に係止具本体８の一
方の側面だけに取付けられても差し支えないことは勿論
である。

係止具本体８は両端部を後脚扞２の上端部と手押し扞
４の下端部近くに差し渡せる長さとした横長の帯板状金
属板を用いて構成するものであり、その中央部にはベビ
ーキャリアー７を兼用する座席部Ｃの側面に突設した係
止軸７を嵌合させるための嵌合溝81が縦長に形成されて
いる。

係止具本体８の内側面中央に揺動自在に軸着する開閉
操作レバー９は、上端部に係止用のフック91を形成して
いる縦長の板状体を用いて形成するものであり、前記す
る係止用のフック91を係止している部位よりも少しだけ
下側部分を係止具本体８に揺動自在に軸着92している。

前記する開閉操作レバー９は、ベビーキャリアーを兼
用する座席部Ｃの側面に突設した係止軸７が係止具本体
８に形成した嵌合溝81に嵌合した場合にその係止状態を
維持させ、或いは嵌合溝81の開放を強制的に行わせるた
めに使用するものであり、上端部に鉤状に形成した係止
用のフック91部分によって前記する係止軸７を係止させ
るようにしている（第６図参照） 93は開閉操作レバー９の下端部と係止具本体８との間
に差し渡した復帰用のスプリングであり、収縮方向への
力を付勢されたスプリング93の収縮作用を利用して開閉
操作レバー９の下端部をスプリング93の方向に引き寄せ
ることによって開閉操作レバー９の上端部に形成した係
止用のフック91部分が常に係止位置方向（嵌合溝81の位
置）に起立するようにしている。

また、この係止用のフック91の上面には座席部Ｃの係
止軸７と当接しうる傾斜面が形成されており、座席部Ｃ
の係止軸７が係止具本体８に形成された嵌合溝81に嵌合
される際に、係止軸７がまずこの傾斜面に当接し、その
後この係止軸７の移動に伴って傾斜面が押されることで
開閉操作レバー９がスプリング93の付勢力に抗して嵌合
溝81を開放する方向に移動し、係止軸７の嵌合溝81への
嵌合が行われる。

94は開閉操作レバー９の下端部近くに形成したロック
ピンであり、係止具８に穿設形成した半円弧状の摺動孔
82を挿通して裏面側（ロック板10を装着している側）に
突出させている。

前記するロックピン94は開閉操作レバー９の係止効果
を解除するために（ベビーキャリアーを兼用する座席部
Ｃを取外すために）操作レバー９を最も大きく揺動させ
た場合に、前記するロックピン94がロック板10の下端部
に係止して（引っ掛かって）元の位置方向への復帰揺動
を行わせないようにするものである。

ロック板10は係止具本体８に形成した嵌合溝81に沿っ
て昇降するものであり、その昇降ストロークはロック板
10が最も上昇している時には（上至点にある時には）そ
の上端部が嵌合溝81の下部（係止軸７が嵌合する部位）
を閉塞できる位置まで上昇できるようにし、また、最も
下降している時には（下至点にある時には）その下端部
が、開閉操作レバー９から突設しているロックピン94の
下至点近くまで下降できるようにしている。

101はロック板10の中央部に縦長に裂設した摺動孔で
あり、係止具本体８の側面部に横方向に突設したガイド
ピン83を前記摺動孔101部分に嵌合させることによって
正確な昇降運動が行われることを保証している。

102はロック板10の復帰用スプリングであり、ロック
板10の上端部と係止具本体８の上端部との間に差し渡す
ことによってロック板10に常時上方向への（復帰位置方
向）への昇降力を付勢している。

13は係止具Ｈを覆うためのカバーであり、二枚の構成
片13a,13aによって係止具Ｈをその両側から覆わせるこ
とによって係止具Ｈを構成する機構（開閉操作レバー
９、ストッパー10およびこれに付属する部品等）が外部
に露出することに伴う各種のトラブルの発生を予防し併
せて外観を美的に処理している。

なおカバー13の上下両面には係止具Ｈを作動させるた
めに必要な溝や隙間が形成されていることは勿論であ
る。

ベビーキャリアーを兼用する座席部Ｃは座床部13とそ
の後端部に起伏自在に枢着した背当て部14とによって構
成し、座席部13の先端には幼児の脚部を覆うためのカバ
ー類（図示しない）を取付けるための吊り下げ用パイプ
15が取付けられている。

〔考案の操作〕

上記のように構成した本考案は以下のようにして使用
をする。

（１） ベビーキャリアーを兼用する座席Ｃとベビーカ
ー本体Ｂとが分離された状態にある場合には係止具Ｈは
第４図例示の状態にある。

即ち、開閉操作用のレバー９は復帰用のスプリング93
の収縮力により係止具本体８に対して直立した状態で軸
着されており、その上端部に形成している係止用のフッ
ク91部分は縦長の嵌合溝81の下端部（係止軸７が係止さ
れる部分）を塞ぐようになっている。

また、ストッパー10もスプリング102の収縮力により
嵌合溝81に沿って上昇させられている。

（２） ベビーキャリアーを兼用する座席Ｃをベビーカ
ー本体Ｂの係止具Ｈに係止させる場合には、座席Ｃの両
側を持ちながら両側面に突設している係止軸7,7を嵌合
溝81に嵌合させる。

嵌合溝81に嵌合させられた係止軸７が嵌合溝内を下降
するに従って先ず開閉操作用レバー９の上端部に形成し
ている係止用のフック91の上面に形成されている傾斜面
に当接する。

係止用のフック91の傾斜面に当接した係止軸７が更に
下降を続けると、下降に伴う圧力によって係止用のフッ
ク91の頭部部分は第５図に点線で示すように横方向に押
しのけられる。

上記の状態にある係止軸７を更に下降させると嵌合溝
81の反対側（開閉操作レバー９を装着している側と反対
の側）に昇降自在に装着されているストッパー10の上端
部に当接し、これを押し下げながら嵌合溝81の下端部に
当接する部位まで下降する。

係止軸７が嵌合溝81の下端部まで下降を続けると、そ
の進行に伴って係止用フック91に対する押圧が開放され
るので、開閉操作用のレバー９は再び直立状態に復帰
し、これに伴って嵌合溝81内に嵌合されている係止軸７
の離脱が防止されるようになる。（第６図参照） なお、係止軸７の下降によって押し下げられたストッ
パー10はその下端の一部がロックピン94を嵌合させてい
る摺動溝82の下端近くの溝部分に飛び出しており、この
飛び出した部分が前記する摺動溝82の一部を塞ぐように
なっている。

（３） 係止具Ｈに係止されているベビーキャリアーを
兼用する座席部Ｃを取り外す場合には、第６図に例示し
ている状態にある開閉操作用レバー９の下端部をスプリ
ング93の力に抗して揺動させる。（第６図において図の
左側方向へ揺動させる。） 上記の操作によって開閉操作用レバー９を揺動させる
と、緩衝溝82に嵌合させていたロックピン94も溝内を下
側に向かって揺動する。

第６図に例示しているように、係止軸７によって押し
下げられたストッパー10はその下端の一部がロックピン
94を嵌合させている摺動溝82の下端近くの溝部分に飛び
出しており、この飛び出した部分が前記する摺動溝82の
一部を塞いでいるが、開閉操作レバー９の揺動操作に伴
ってロックピン94が下降をさせる場合にはロックピン94
がこれを押し退けながら下降を行うことができる。

ロックピン94が摺動溝82内を下端部まで通過すること
によりストッパー10に対する押圧が開放されるとストッ
パー10の下端部は復帰用スプリング102の力によって再
び元の位置に復帰する。

この状態において開閉操作用のレバー９の揺動を開放
すると、開閉操作用レバー９はスプリング93の力によっ
て原位置に復帰しようとするが、ロックピン94の上端部
がストッパー10の下面によって係止されているために揺
動が規制され、その結果係止軸７に対する係止は開放さ
れたままの状態を維持し、座席Ｃの取外しがいつでも行
なえるようになる。（第７図参照） （４） 上記の状態においてベビーキャリアーを兼用す
る座席Ｃを係止具Ｈから取り外すと、係止軸７によるス
トッパー10に対する押圧がなくなるのでストッパー10が
瞬時に上昇する。

ストッパー10が上昇すると、ストッパー10の下面によ
るロックピン94の係止も開放されるので、開閉操作用の
レバー９も直立し、第４図に例示する操作開始前の状態
に復元され、以後の使用に備えることができる。

〔考案の効果〕

上記のように構成した本考案の効果を述べれば以下の
とおりである。

（１） 中間部分を揺動自在に軸着92した開閉操作用の
レバー９は、その頭部（係止用のフック91）が嵌合溝81
部分を塞ぐように軸着されているのでベビーキャリアー
を兼用する座席Ｃの側面に形成した係止軸７を嵌合溝81
に嵌合させるだけで自動的に係止用のフック91部分を揺
動させながら嵌合係止をさせることができる簡便性があ
る。

また、係止軸７の嵌合が終了すると係止用のフック91
部分は自動的に原位置に復帰でき、使用者が逐一復帰の
ための操作を行う必要がないという優れた特徴がある。

（２） 嵌合溝81内に嵌合された係止軸７は、係止用の
フック91によってその上昇を規制されているために常に
安全に保持され、濫りにベビーキャリアーを兼用する座
席Ｃが係止具Ｈから離脱する心配がない。

（３） 係止具本体８に形成した嵌合溝81の下端部近く
にストッパー10を昇降自在に取付け、このストッパー10
の下端部に、開閉操作用レバー９に形成したロックピン
94が係止されるように構成したので、座席Ｃを取外す場
合には、前記する開閉操作用のレバー９を揺動させれば
前記したストッパー10の効果によって開閉操作用のレバ
ー９の復帰が規制され、揺動をしたままの状態（傾斜し
たままの状態）が維持させられる。

その結果、係止軸７の離脱を阻害する機構が存在しな
くなるので、ベビーキャリアーを兼用する座席Ｃは両手
でこれを持ち上げながら取り外すことが可能となり、座
席Ｃを安全に操作することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであり、第１図は座席と
ベビーカー本体とを組合せた状態を示す側面図、第２図
は座席部分を取り外して示すベビーカー本体の斜視図、
第３図はベビーカー本体を折り畳んだ状態を示す側面
図、第４図乃至第７図はベビーキャリアーを兼用する座
席を係止具に嵌合するための手段を示すものであって第
４図は座席部分（係止軸）を嵌合する直前の状態を示す
係止具の側面図、第５図は係止軸の嵌合によって開閉操
作用のレバーの上端に形成した係止用フックが後部に傾
斜した状態を示す側面図、第６図は係止軸の嵌合が終了
した状態を示す側面図、第７図は座席（係止軸）を取り
外すために開閉操作用のレバーの先端部を後退させた状
態を示す側面図、第８図は係止具の分解斜視図、第９図
は第４図のＩ〜Ｉ線に沿う断面図である。 Ｂ……ベビーカー、Ｃ……ベビーキャリアーを兼用する
座席、１……前脚扞、２……後脚扞、３……車輪、４…
…手押し扞、41……係止体、５……ブラケット、６……
支承板、61……吊り下げ扞、Ｈ……係止具、７……係止
軸、８……係止具本体、81……嵌合溝、82……摺動溝、
83……ガイドピン、９……開閉操作用レバー、91……係
止用フック、92……軸着、93……スプリング、94……ロ
ックピン、10……ストッパー、101……摺動溝、102……
復帰用スプリング、13……座席部、14……背当て部、15
……吊り下げ用パイプ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ベビーキャリアーを兼用する座席部Ｃの側
   面に突出させた係止軸７を着脱自在に嵌合係止させるた
   めの機構であり、帯板状に形成すると共にその中央部に
   前記座席部Ｃの係止軸７を嵌合係止するための縦長の嵌
   合溝81を形成している係止具本体８と、この係止具本体
   ８の側面に揺動自在に軸着されるとともに、その上端部
   に前記座席部Ｃの係止軸７に係合しうる係止フック91が
   設けられている開閉操作レバー９及び前記係止具本体８
   の側面に昇降自在に取付けられたストッパー10との組合
   せからなり、 前記開閉操作レバー９は、その係止フック91が前記嵌合
   溝81を閉塞する位置と開放する位置との間を移動可能と
   なるように前記係止具本体８に対してその中央部が軸着
   92されるとともに前記係止フック91が前記する嵌合溝81
   の下端部を閉塞する方向へ常に付勢された状態で取付け
   られており、 前記ストッパー10は、常に上昇する方向に付勢されて所
   定の上昇位置に保持されるとともに前記座席部Ｃが係止
   具本体８に装着された際にはその係止軸７に当接して前
   記付勢力に抗して押し下げられることにより所定の下降
   位置に保持されるよう構成されており、 前記係止フック91の上面には前記座席部Ｃの係止軸７に
   当接しこの係止軸７の移動に応じて前記開閉操作レバー
   ９を前記付勢力に抗して移動させるための傾斜面が形成
   されており、 また、前記開閉操作レバー９には開閉操作レバー９をそ
   の付勢力に抗して回動させることによりその上端部に形
   成した係止フック91を嵌合溝81を閉塞する位置から開放
   する位置へ移動させた際に前記所定の下降位置に保持さ
   れたストッパー10の下端部に係止されて前記開閉操作レ
   バー９をその位置に保持するためのロックピン94が突設
   されていることを特徴とするベビーカーにおける座席の
   係止構造。
2. 【請求項２】開閉操作レバー９とストッパー10が、係止
   具本体８を挟む両側面にそれぞれ取付けられているもの
   である実用新案登録請求の範囲第１項記載のベビーカー
   における座席の係止構造。
3. 【請求項３】開閉操作レバー９が、常時直立位置方向に
   付勢されているものである実用新案登録請求の範囲第１
   項若しくは第２項記載のベビーカーにおける座席の係止
   構造。