JP3981891B1 - 収納式ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】収納式ベッドを収納したときに必要となる空間を小さくする。
【解決手段】収納式ベッドは、矩形のベッド本体11を備え、ベッド本体11を略垂直に立ち上げた収納状態と、略水平に倒した使用状態とを取り得る。ベッド本体11は、長手方向の辺に沿って手すり15,16を備える。手すり16は、ベッド本体11に対して略平行の状態となる第1位置と、略垂直の状態となる第2位置との間で揺動可能で、第2の位置で保持するロック手段と、ロックを解除するためのロック解除手段とが設けられている。手すり16は、使用状態では、第1及び第2の位置を取り得るように構成されていて、収納状態では、ロック手段によるロックが解除された状態となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、矩形のベッド本体を、収納時には略垂直に立て、使用時にはこれを引き出して略水平にする収納式ベッドに関する。
従来、ベースに対して回転軸周りに揺動可能に軸支されたベッド本体を備え、使用時にはベッド本体を水平にし、収納時にはこれを引き上げて垂直にする収納式ベッドが知られている。そして、この収納式ベッドは、通常、壁に沿って設置され、収納時にベッド本体の戴置面が壁と向き合うように収納される。
例えば、特許文献1には、この収納式ベッドが記載されている。特許文献1に記載の収納式ベッドには、ベッド上での姿勢保持、移動補助、あるいは落下防止などを目的として、ベッド本体の側部に手すりが設けられている。この手すりは、ベッド本体の戴置面に対して直行する向きに取り付けられている。そして、この手すりの位置及び向きは固定である。
特開2003−250663号公報
従って、特許文献1記載の収納式ベッドを設置する場合には、ベッド本体を壁面に向かい合うように垂直に立ち上げた収納状態のときに、この手すりが壁面と接触しないように、距離をとる必要がある。つまり、収納した状態でも、この手すりの分だけ余分の収納空間が必要となる。
しかしながら、この収納式ベッドは、トイレブースなどの比較的狭い空間内に設置されることが多いので、収納に要する空間は小さい方が好ましい。
また、特許文献1記載の収納式ベッドのように固定式の手すりの場合、その手すりを持ってベッドの引き出し、引き上げを行うときの操作性が必ずしもよくないし、ベッドへの乗り降りの際に手すりが邪魔になるということもあった。
そこで、本発明の目的は、収納式ベッドを収納したときに必要となる空間を小さくすることである。
本発明の別の目的は、ベッドを使用状態に引き出す際の操作性及び、ベッドへの載置性をも同時に向上させるとともに、収納時の手間をも向上させることである。
請求項1の発明に従う収納式ベッドは、矩形のベッド本体を備え、前記ベッド本体は、前記ベッド本体の第1の辺と平行に設けられた回転軸周りに揺動可能に軸支され、収納状態では前記ベッド本体が略垂直になるとともに、壁面に対面するように収納され、使用状態では前記ベッド本体が略水平となる収納式ベッドであって、前記ベッド本体の前記第1の辺に対向する第2の辺側に設けられ、前記ベッド本体に対して略平行の状態となる第1位置と、前記ベッド本体に対して略垂直の状態となる第2位置との間で揺動可能に軸支された手すりと、前記手すりを前記第2の位置で保持するロック手段と、前記ロック手段によるロックを解除するためのロック解除手段と、を備え、前記手すりは、前記使用状態では、前記第1及び第2の位置を取り得るように構成されていて、前記収納状態では、前記ロック解除手段が前記ロック手段によるロックを解除するように構成されている。
本発明によれば、ベッド本体を略垂直に立てた収納時に、第2の辺側の手すりをベッド本体と略平行にすることができるので、手すりと壁との衝突を抑制でき、収納時のスペースを小さくできる。また、収納状態で手すりがベッド本体と平行になっているので、ベッド本体を収納状態から引き出すときに、手すりを持って容易に行うことができるようになる。さらに、普通の操作でベッド本体を収納状態から引き出して、水平の使用状態にしたときは、手すりが第1位置になるようにできるので、手すりが邪魔にならず、ユーザがベッド上へ載ったり、物を載せたりするのが容易になる。
請求項2の発明に従う収納式ベッドによれば、前記収納状態で、前記ロック手段によるロックが解除されているように構成されるとともに、前記手すりが前記第2位置へ揺動しないように規制する規制手段をさらに備える。
本発明によれば、収納状態のときは、常に手すりのロックが解除された状態となり、かつ、手すりが第2位置へ揺動しないように規制されるので、常に手すりを第1の位置に保つことが可能となり、手すりが壁面と接触することなく、コンパクトに収納することができる。さらに、収納状態からベッド本体を引き出して使用状態にすると、手すりは第1の状態となるので、ユーザは常に第1の状態からこのベッドを使い始めることができる。
請求項3の発明に従う収納式ベッドによれば、前記規制手段は、前記ベッド本体の揺動動作に連動して前記手すりの揺動を規制するように構成されていて、前記ベッド本体が前記使用状態から前記収納状態になるように揺動するのに連動して、前記手すりが第2位置へ揺動しないように規制するようになる。
本発明によれば、ベッド本体が使用状態から収納状態へ向けて揺動するのに連動して、手すりが徐々に第2位置へ揺動しないように規制されることにより、ユーザが手すりを持ってベッド本体を引き上げ、引き下げを行ったときでも、手すりの位置が急激に変化することもなく、ベッド本体の動きと連動して徐々に変化するようになる。つまり、あるところで急激に規制がかかったり、規制が解除されたりするようなことがあれば、手すりを持ってベッドの上げ下げをしているユーザにとって予期しない動きとなり危険であるが、本発明ではそのようなこともなく、ユーザ本人はもちろん、周囲の人にとって安全である。
請求項4の発明に従う収納式ベッドは、前記ベッド本体の第2の辺側の近傍背面に揺動自在に支持された脚部と、前記使用状態では、前記脚部を前記ベッド本体に対して垂直にさせ、前記収納状態では前記脚部を前記ベッド本体と併設させるように、前記ベッド本体の揺動動作と、前記脚部の揺動動作を連動させる連動手段と、をさらに備え、前記ロック解除手段及び前記規制手段は、前記連動手段に連動するように構成されている。
本発明によれば、ロック解除手段及び規制手段を、ベッド本体と脚部の揺動を連動させる連動手段に連動させることにより、請求項3の発明のように、ベッド本体の動きと連動して手すりの位置が徐々に変化するようにすることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る収納式ベッドについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態にかかる収納式ベッド1の概略を示す斜視図である。同図Aは、収納式ベッド1の使用状態を示し、同図Bは収納状態を示す。
収納式ベッド1は、概略矩形のベッド本体11と、ベッド本体を支持するベース12とを備える。ベース12は、回転軸13周りにベッド本体11を揺動可能に支持する。つまり、回転軸13周りにベッド本体11を揺動することにより、同図Aに示す使用状態では、ベッド本体11が略水平となり、同図Bに示す収納状態では、ベッド本体11が略垂直となる。
収納式ベッド1は、通常、壁面に沿って設置される。つまり、ベース12を壁面に沿って設置し、収納状態で、ベッド本体11の戴置面11aが壁面と向き合うように設置される。
また、ベッド本体11の背面11bには脚14が設けられている。そして、使用状態のときには、脚14の先端が床面に接地してベッド本体11を支え、収納状態のときは、ベッド本体11と同様に、脚14も略垂直となって収納される。
ベッド本体11の長手方向の辺には、それぞれの辺に沿うように手すり15,16が設けられている。詳細については後述するように、手すり15,16は、それぞれ、長手方向の辺と平行の回転軸の周りに揺動可能に支持されている。
図2は、収納式ベッド1の収納状態での側面図である。
同図に示すように、ベース12の上に設けられた支持部21に対して、回転軸13を介してベッド本体11が軸支されている。回転軸13を介して、さらに、手すり15を支えるブラケット22も支持されている。
ベッド本体11の背面11bの本体支持フレーム23には、脚14の基端側が回転軸24により軸支されている。脚作動用リンク25は、その一端を回転軸13の隣で、支持部21に設けられたピン26により軸支され、他端が脚14に回転軸27で軸支されている。このとき、本体支持フレーム23,支持部21,脚作動用リンク25及び脚14(回転軸13,26,27,24)は、実質的に第1の4リンク機構を形成する。この第1の4リンク機構により、脚14はベッド本体11の揺動動作に連動して揺動する。
また、この回転軸27には、手すり作動用リンク31の一端も軸支されている。手すり作動用リンク31の他端は、規制部材32に回転軸33で軸支されている。規制部材32は、手すり回転軸34で本体支持フレーム23に軸支されている。これにより、本体支持フレーム23,脚14,手すり作動用リンク31及び規制部材32(回転軸24,27,33,34)により、実質的に第2の4リンク機構が形成されている。この第2の4リンク機構により、後述するように、ロック解除機構の動作及び規制部材32による手すり16の揺動規制が、ベッド本体11及び脚14の揺動動作に連動する。
手すり16を支えるブラケット35は、手すり回転軸34により、本体支持フレーム23に軸支されている。後述するように、手すり16は、ロック機構によりその位置が固定されるが、そのロックをユーザが解除するためのロック解除レバー36が回転軸37によって軸支されている。
ここで、図2に示すように、ベース12を壁面Aに密着または隣接するようにして設置したとする。このとき、手すり15に着目すると、図2に示す収納状態では、手すり15は壁面Aとベッド本体11との間に収納される。さらに、手すり15は、同図に示す側面視において、屈曲部15aを有する。そして、屈曲部15aよりも先端側の手すり15が、ベッド本体11と実質的に平行になっている。これにより、ベッド本体11と壁面Aとの間の距離を小さくしても、壁面Aにあたらないように手すり15を格納することができる。また、手すり15は、ブラケット22を介してベッド本体の回転軸13周りに揺動可能に取り付けられている。次に説明するように、ベッド本体11の揺動動作に連動して、手すり15も揺動する。
図3〜図5は、ブラケット22及びその揺動を説明するための分解図である。各図Aは、ブラケット22及び支持部21の側面図であり、各図Bは、同斜視図である。
まず、図3を参照すると、ブラケット22は、回転軸孔221が設けられている。回転軸13が回転軸孔221に挿入されることにより、ブラケット22は、支持部21に対して、回転軸13の周りに揺動可能に軸支される。回転軸孔221の周囲に形成されているフランジ222には、2つの溝223,224が切ってある。
フランジ222からは、腕部225が伸びている。腕部225は、所定の位置で略直角に屈曲している。屈曲部よりも先の、腕部225の先端には、手すり挿入部226が取り付けられている。
手すり挿入部226には、破線で示すような手すり15が挿入される。この結果、ブラケット22の屈曲により、ブラケット22と手すり15との間に空間Bが生じる。この空間は、図2に示すように、ベッド本体11が格納される格納部となる。収納時、空間Bにベッド本体11が格納されることにより、ベッド本体11を大きくすることができる。
また、回転軸13と手すり15の屈曲部15aとは、略同じ高さになっている。これにより、手すりとベッド本体間の距離を小さくしても、ベッド本体11を揺動させるときに、ベッド本体11が手すり15と当たらないように逃げる空間が確保される。
支持部21は、ピン211を有する。そして、ブラケット22は、ピン211がブラケット22の溝223内に入るように取り付けられている。そして、ブラケット22が回転軸13周りを揺動するときに、ピン211の位置は固定であって、溝223がピン211に対して移動する。つまり、固定されたピン211は必ず溝223内に存在するため、ピン211によってブラケット22の揺動範囲が規制される。すなわち、手すり挿入部226の位置は、図3に示す収納状態のときに最も低い位置になり、図5に示す使用状態のときに最も高い位置になる。
一方、ピン231は、図3〜図5では図示が省略されているベッド本体11の本体支持フレーム23に設けられたピンである。そして、ピン211と同様に、ピン231がブラケット22の溝224内に入るようにブラケット22が取り付けられている。そして、ベッド本体11が回転軸13周りに揺動するときに、ピン231が溝224内で移動する。
ここで、図4は、ベッド本体11が揺動して、ブラケット22が揺動を開始する直前の状態を示す。すなわち、収納状態にある図3では、ピン231が、図面上で溝224内右端に位置したが、図4では、ベッド本体11が揺動することにより、ピン231が溝224内を移動して、図面上で溝224内左端まで来たところである。
このときの収納式ベッド全体の側面図が図6である。ベッド本体11が収納状態から揺動し、図面上左に傾いた状態になっている。このことからわかるように、ベッド本体11が垂直に立ち上がっている状態から、図6に示す水平よりも所定の角度だけ上がった状態になるまでの間は、ブラケット22は揺動していない。つまり、手すり15もその間は揺動しないで、収納状態の位置を保持し続けている。これにより、ベッド本体11が収納状態から揺動するときに、上述した空間Bがそのまま残るので、ベッド本体11が手すり15と接触せずに揺動できる。
次に、この状態からさらにベッド本体11が揺動すると、ピン231がフランジ222を押すことにより、ブラケット22が揺動を開始する。そして、図5に示すように、ピン211が溝223の図面上左端と接触することにより、揺動が規制される。
図5に示す状態では、手すり挿入部226が実質的に垂直となる。従って、手すり挿入部226に挿入された手すり15は、図7に示すように、垂直に立ち上がり、屈曲部15aでベッドの中央側へ、その上端を傾斜させた状態となる。これにより、手すり15が屈曲によってベッド本体の中央側へ張り出す分、壁面Aとの間に距離が生まれ、結果的に手すり15の握り代が確保される。
図7及び図8は、いずれもベッド本体11が水平となった使用状態を示す図である。このとき、図8は、手すり16がベッド本体11に対して略垂直の位置でロックされているロック状態を示す。図7は、手すり16がベッド本体11に対して略水平の位置で、ロックが解除されている状態を示す。つまり、使用状態では、手すり16は、ロック状態及びロック解除状態のいずれかの状態をとることができる。
図7のロック解除状態の位置(第1の位置)にあるときに、ユーザが手動で手すり16を引き上げると、手すり回転軸34周りに手すり16を支えるブラケット35が揺動し、図8に示すロック状態の位置(第2の位置)に来ると、手すり16がロック機構によりロックされる。ここで、ロック解除機構によってこのロックが解除されると、図7のロック解除状態に戻る。次に、ロック機構及びロック解除機構について説明する。
図9〜図11は、ベッド本体11を背面側から見たときのロック機構及びロック解除機構を示す図である。
まず、図9は、使用状態において、手すり16がロックされている状態のときのベッド本体11を背面側から見た図である。つまり、ベッド全体は、図8に示す状態になっている。ロック機構は、回転軸37に軸支されているロック部材41とブラケット35に設けられたロックピン351とにより実現される。つまり、ロック部材41には溝43が設けられていて、ブラケット35が第2の位置まで引き上げられると、ブラケット35に設けられているロックピン351が溝43に落ち込み、その位置に固定される。
ここで、ロック部材41は、回転軸37周りに設けられた連結部材44を介して、ロック解除レバー36と一体になっている。従って、図10に示すように、ロック解除レバー36を引き上げると、ロック部材41も回転軸37周りに揺動し、この結果、溝43の位置が下がる。これにより、ロックピン351が溝43から抜けて、ロックが解除され、手すり16及びブラケット35はロック解除状態の位置へ移動する。つまり、ロック解除レバー36及び連結部材44により、手動ロック解除機構が構成される。
この手動ロック解除機構により、ユーザはロック状態及びロック解除状態を自在に使い分けることができる。例えば、ベッド本体11に乗り降りする際は手すり16のロックを解除しておくことで、スムーズに乗り降りできる。一方、ユーザがベッド本体11に乗ったあとは、第2の位置にロックすることで、ベッド上のユーザが手すりを活用することができる。
上述したように手動ロック解除機構に加え、本実施形態にかかる収納式ベッドは、自動的にロックを解除する自動ロック解除機構を備える。
図11は、自動ロック解除機構により自動的にロックが解除される様子を示す。自動ロック解除機構は、回転軸37周りに設けられた連結部材44と、連結部材44と一体となっている自動ロック解除レバー47と、自動ロック解除レバー47を押し下げる自動解除ピン321とから構成される。自動解除ピン321は、規制部材32に設けられているとともに、回転軸33上に配置されている。つまり、自動解除ピン321は、第2の4リンク機構の一つの頂点上に位置する。
図8に示す使用状態で、手すり16がロックされている状態から、ベッド本体11を収納位置へ向かって揺動させると、以下のような動作が起こる。すなわち、ロック状態では、図9に示すように、ロックピン351が溝43に落ち込んでいる。ここからベッド本体11が立ち上がるように揺動すると脚14もこれに併せて揺動し、図11に示すように、第2の4リンク機構のうちの一つのリンクを構成する手すり作動用リンク31により、回転軸33上に配置されている自動解除ピン321がベッド本体の回転軸13側へ引っ張られる。
ここで、図12は、自動ロック解除を説明するために必要な構成のみを示した拡大図であり、同図を用いてさらに説明する。同図では、図11などでは本体フレーム31に隠されている規制部材32が明示してある。そして、規制部材32は、手すり回転軸34に軸支され、この回転軸34周りに揺動する。従って、作動用リンク31が回転軸13側へ引っ張られると、規制部材32が手すり回転軸34を中心に揺動し、その結果、自動解除ピン321がベッド本体11から離れる方向へ移動する。そして、自動解除ピン321が自動ロック解除レバー47を押し下げることにより、ロックが解除される。つまり、自動ロック解除レバー47が押し下げられると、上述のロック解除レバー36を引き上げたときと同様に、ロック部材41がベッド本体11から離れ、ロックピン351が溝43から抜けてロックが解除される。
これにより、手すり16がロックされた状態のままで収納されても、収納位置へ向かってベッド本体11を立ち上げる途中で、ロックが自動的に解除されることになる。この結果、次にベッドを使用するユーザが、収納状態からベッド本体11を降ろしたときには、ユーザが意図して引き上げない限りは、手すり16は、図7に示すロック解除状態となっている。これにより、手すり16が邪魔にならず、次のユーザがそのまま容易に乗り込むことができる。
次に、収納状態における手すり16の位置の規制について説明する。
図2に示すように、収納状態にあるときの手すり16は、ロック解除状態であり、ベッド本体11に略平行の位置にある。このとき、手すり16は、第2の位置方向への揺動が規制されている。
図13は、揺動規制に関連する構成を中心とした収納状態における手すり16周辺の拡大図である。
手すり16の揺動を規制するための規制部材32は、規制板322を備える。収納状態のときは、規制部材32は、同図に示すように規制板322が上に来るような向きで固定されている。このときに、手すり16が装着されたブラケット35は、手すり回転軸34周りに揺動する。しかしながら、その揺動する量が所定量になると、ブラケット35が規制板322と接触し、それ以上ブラケット35を揺動させることができないようになっている。つまり、手すり16が揺動可能な範囲は、第1の位置から規制板322と当たるまでの間である。
一方、規制部材32は、既に述べたように、ベッド本体11の揺動に応じて手すり回転軸34を中心に揺動する。図7及び図8の使用状態では、規制部材32による規制がない状態で、ブラケット35は、第1の位置及び第2の位置の間を自由に揺動できる。ここから、ベッド本体11を揺動させて収納状態へ近づけると、これに連動して規制部材32も揺動し、徐々にブラケット35が揺動できる範囲が狭くなる。
これにより、ユーザが手すり16を持ってベッド本体11を引き上げまたは引き下げを行ったとしても、手すりの動作範囲は徐々に拡大または縮小する。従って、あるところで急激に規制がかかったり、規制が解除されたりするようなことはないので、ユーザ本人はもちろん、周囲の人にとって安全である。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる収納式ベッド1の概略を示す斜視図である。 収納式ベッド1の側面図(収納状態)である。 ブラケット22及びその揺動を説明するための分解図(収納状態)である。 ブラケット22及びその揺動を説明するための分解図(揺動中)である。 ブラケット22及びその揺動を説明するための分解図(使用状態)である。 収納式ベッド1の側面図(揺動中)である。 収納式ベッド1の側面図(使用状態、手すりロック解除)である。 収納式ベッド1の側面図(使用状態、手すりロック)である。 ベッド本体11を背面側から見た図(使用状態、手すりロック)である。 ベッド本体11を背面側から見た図(使用状態、手動ロック解除)である。 ベッド本体11を背面側から見た図(揺動中、自動ロック解除)である。 自動ロック解除の説明図である。 収納状態での手すりの揺動規制の説明図である。
符号の説明
1…収納式ベッド、11…ベッド本体、12…ベース、13…回転軸、14…脚、15…手すり、16…手すり、21…支持部、22…ブラケット、23…本体支持フレーム、24…回転軸、25…脚作動用リンク、26…ピン、27…回転軸、31…作動用リンク、32…規制部材、33…回転軸、34…手すり回転軸、35…ブラケット、36…ロック解除レバー、37…回転軸、41…ロック部材、43…溝、44…連結部材、47…自動ロック解除レバー

Claims (4)

  1. 矩形のベッド本体を備え、前記ベッド本体は、前記ベッド本体の第1の辺と平行に設けられた回転軸周りに揺動可能に軸支され、収納状態では前記ベッド本体が略垂直になるとともに、壁面に対面するように収納され、使用状態では前記ベッド本体が略水平となる収納式ベッドであって、
    前記ベッド本体の前記第1の辺に対向する第2の辺側に設けられ、前記ベッド本体に対して略平行の状態となる第1位置と、前記ベッド本体に対して略垂直の状態となる第2位置との間で揺動可能に軸支された手すりと、
    前記手すりを前記第2の位置で保持するロック手段と、
    前記ロック手段によるロックを解除するためのロック解除手段と、を備え、
    前記手すりは、前記使用状態では、前記第1及び第2の位置を取り得るように構成されていて、前記収納状態では、前記ロック解除手段が前記ロック手段によるロックを解除するように構成されていることを特徴とする収納式ベッド。
  2. 前記収納状態で、前記ロック手段によるロックが解除されているように構成されるとともに、前記手すりが前記第2位置へ揺動しないように規制する規制手段をさらに備える請求項1記載の収納式ベッド。
  3. 前記規制手段は、前記ベッド本体の揺動動作に連動して前記手すりの揺動を規制するように構成されていて、前記ベッド本体が前記使用状態から前記収納状態になるように揺動するのに連動して、前記手すりが第2位置へ揺動しないように規制するようになることを特徴とする請求項1記載の収納式ベッド。
  4. 前記ベッド本体の第2の辺側の近傍背面に揺動自在に支持された脚部と、
    前記使用状態では、前記脚部を前記ベッド本体に対して垂直にさせ、前記収納状態では前記脚部を前記ベッド本体と併設させるように、前記ベッド本体の揺動動作と、前記脚部の揺動動作を連動させる連動手段と、をさらに備え、
    前記ロック解除手段及び前記規制手段は、前記連動手段に連動するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の収納式ベッド。
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