JP2009153684A - 移動机 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡便に操作でき、安定した性能を発揮できるキャスターのロック機構および天板のロック機構を備える移動机を提供する。
【解決手段】
移動机1は、天板10と、一対の脚部20と、ロックキャスター30とを備えている。脚部20にはキャスターロック機構が設けられており、天板10の裏面には、押圧機構50,天板ロック機構60,およびレバー部70が設けられている。
レバー72を操作しない場合には、ロッド押さえ52はロッド41と接触して下方向に押圧し、ロックキャスター30をロックする。レバー72を操作すると、ロッド押さえ52は上方向に移動してロッド41の押圧を解除し、ロックキャスター30をアンロックすると共に、ロック部材63と接触して上方向に押圧し、天板10をアンロックする。
【選択図】図1

Description

本発明は、交差する2方向に拡がる天板と、天板の主たる面に沿う回転軸を中心に天板が回動可能であるように、天板を保持する脚部と、脚部に設けられた1以上のキャスターと、を備えた移動机に関する。
机の脚部にキャスターを取り付け、容易に移動可能とした移動机が利用されている。
こうした移動机においては、移動時には楽に移動ができると共に、使用時には簡単に移動できないようにされていることが重要である。そのためには、使用時にはキャスターをロックして移動机の移動を不能にすると共に、移動時にはキャスターのロックを解除するよう構成するとよい。
例えば、天板を回動して垂直姿勢とした際には、キャスターのロックが解除され、移動可能となると共に、天板を水平姿勢とした際には、キャスターをロックする技術などが従来より提案されている(特許文献1参照)。この移動机では、天板の回動機構とキャスターのロック機構とをリンクすることで、天板の回動に応じてキャスターをロックまたはロックが解除されたアンロック状態とすることを実現しており、天板を回動させる操作とキャスターをロックまたはアンロックする操作とを一つの操作で行えるため都合がよい。
特許第2989581号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、天板の回動をロックする機構と、キャスターをロックする機構とがリンクしているため、一方の動作に不具合が生じると、もう一方の動作にも不具合が発生する虞があった。例えば、キャスターのロックが故障し、キャスターをロックする部材が変位しなくなったとき、同時に天板をロックする機構も動かなくなり、天板をロックする機構に不具合がなくとも天板のロックおよびアンロックが適切に行えなくなってしまうことや、一方のロック機構が浅めに掛かった結果、一方はロックされるが、もう一方はロックが十分に行われない、といったの問題が発生する可能性があった。さらに、キャスターおよび天板をロックしたとき、その状態を維持するために付勢手段が用いられるが、各機構がリンクしていることから、一方に適切な付勢力を加える付勢手段を用いると、もう一方の付勢力が強すぎることや弱すぎることになり、それぞれに適切な力を加えることができないといった問題があった。
それに対し、キャスターをロックする機構と天板をロックする機構とを別々に設けると、キャスターをロックまたはアンロックする操作と、天板の回動をロックまたはアンロックする操作とを別々に行わねばならず、不便であった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされており、簡便に操作でき、安定した性能を発揮できるキャスターのロック機構および天板のロック機構を備える移動机を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の移動机は、交差する2方向に拡がる天板と、天板の主たる面に沿う回転軸を中心に天板が回動可能であるように、天板を保持する脚部と、脚部に設けられた1以上のキャスターと、を備えた移動机である。
この移動机は、上記キャスターをロックする状態にするキャスターロック位置と、キャスターをアンロックする状態にするキャスターアンロック位置と、の間で移動可能な第1可動部と、第1可動部をキャスターアンロック位置へ付勢する第1付勢手段と、を有するキャスターロック機構と、上記天板の回動をロックする状態にする天板ロック位置と、天板の回動をアンロックする状態にする天板アンロック位置と、の間で移動可能な第2可動部と、第2可動部を天板ロック位置へ付勢する第2付勢手段と、を有する天板ロック機構と、押圧ロック位置と押圧アンロック位置との間で移動可能な押圧可動部と、押圧可動部を押圧ロック位置へ上記第1付勢手段より強い付勢力で付勢する第3付勢手段と、を有する押圧機構と、を備えている。
そして、上記押圧ロック位置とは、押圧可動部が、上記天板が所定の位置に回動した状態においては、第1可動部をキャスターロック位置へ押圧して移動させると共に、第2可動部の第2付勢手段による天板ロック位置への移動を許可する位置であり、上記押圧アンロック位置とは、押圧可動部が、第1可動部の第1付勢手段によるキャスターアンロック位置への移動を許可すると共に、第2可動部を前記天板アンロック位置へ押圧して移動させる位置であることを特徴とする。
このように構成された移動机において、天板が所定の位置に回動した状態にあるとき、キャスターのロックおよびアンロックは、第1可動部の移動に応じて切り替えられる。また、天板の回動のロックおよびアンロックは、第2可動部の移動に応じて切り替えられる。
天板が所定の位置に回動した状態にあるとき、第1可動部は、第3付勢手段の付勢力から第1付勢手段の付勢力を差し引いた付勢力で、キャスターロック位置に付勢される。また、第2可動部は、第2付勢手段により天板ロック位置に付勢される。
このように、キャスターをロックするための付勢力と、天板の回動をロックするための付勢力とは、それぞれ異なる付勢手段によって生じていることから、それぞれをロックするために適切な付勢力を設定することができるので、ロックするための機構を安定して作動させることができる。
また、押圧可動部を移動させることで、第1可動部,第2可動部のいずれをも操作することができるため、キャスターロック機構,天板ロック機構のそれぞれを別々の操作にて作動させる必要がなく、簡便にキャスターおよび天板のロックおよびアンロック操作を行うことができる。
さらに、操作を行う押圧機構に対して、キャスターロック機構,天板ロック機構いずれも完全にリンクする構成ではないことから、それらのいずれか片方に不具合が生じて作動しなくなった場合や、不完全な作動を行っている場合であっても、もう一方の機構に与える影響を小さくすることができる。
例えば、何らかの理由で第2可動部が動かない場合であっても、押圧可動部は第1可動部に通常通り付勢を行うので、キャスターは正常にロックされることとなる。
このように、請求項1に記載の移動机であれば、そのキャスターのロック機構および天板のロック機構は、簡便に操作でき、安定した性能を発揮することができる。
なお、上述したキャスターがロックされた状態とは、キャスターが有する車輪の回転動作,キャスター自体の旋回動作のうち、少なくともいずれか一方の動作が不能とされた状態のことを意味する。
上述した押圧可動部が押圧ロック位置と押圧アンロック位置との間を移動するにあたり、キャスターのロックおよびアンロックが切り替わる押圧可動部の位置や、天板の回動のロックおよびアンロックが切り替わる押圧可動部の位置は、自由に設定することができるが、キャスターがアンロックされており、天板の回動がロックされている状態を創り出すことができると都合がよい。そのためには、請求項1の構成を、請求項2に記載の移動机のように、押圧ロック位置と押圧アンロック位置との間には、第1可動部がキャスターアンロック位置への移動を許可され、かつ、第2可動部が天板アンロック位置へ移動しないように、押圧可動部が位置する領域が存在するように構成するとよい。
このように構成された移動机であれば、上述した領域に押圧可動部が位置している状態においては、キャスターがアンロックされ、天板の回動がロックされる。そのため、天板を回動させることなく、移動机を移動させることができるので、移動机の天板上に物が載っている状態での移動や、短い距離の移動を行う場合に、天板を回動させる必要がなく都合がよい。
ところで、上述した脚部は、請求項3に記載した移動机のように、天板の回転軸の両端部近傍にそれぞれ配置され、それぞれキャスターロック機構を備えているように構成してもよい。
このように構成された移動机であれば、天板の両端部近傍に配置された脚部によって天板を支えることができる。また、いずれの脚部にもキャスターロック機構が備わっていることから、複数のキャスターをロックすることができ、それにより移動机の移動を効果的に抑制することができる。
上述した押圧可動部は、使用者によって押圧可動部自体を操作される構成であってもよいが、請求項4に記載した移動机のように、押圧可動部と連動するレバーを備え、そのレバーを操作することで押圧可動部が移動するように構成してもよい。
このように構成された移動机であれば、レバーを操作することで、キャスターの回転のロックおよびアンロックや、天板の回動のロックおよびアンロックを行うことができるようになる。なお、このレバーを天板の回転軸と交差する方向の端部近傍に備える構成とすると、レバーの操作を行うと同時に天板を回動させるために天板をつかむことができるため、簡便に天板を回動させることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)全体構成
本実施例における移動机1の側面図を図1に示す。図1における左方が移動机1の前方、右方が移動机1の後方であり、図1における手前側が移動机1の左側、奥側が移動机1の右側となる。
移動机1は、前後左右(図1におけるXY平面方向)に拡がる天板10と、左右方向(図1におけるY方向)に並んで配置される一対の脚部20(図1においては片方のみ図示)と、脚部20の下端における前方(図1におけるC方向)側に配置されるロックキャスター30と、ロックキャスター30より後方(図1におけるD方向)側に配置されるキャスター31と、を備えている。
脚部20は、略上下方向(図1におけるA−B方向)に延びる第1脚部材21と前後方向(図1におけるC−D方向)に延びる第2脚部材22とからなる。そして、左右方向(図1におけるY方向)に延びる回転軸11を中心として、図1に示すように天板10の主たる面が水平となる使用状態と、図2に示すように天板10の主たる面が略垂直となる移動状態と、の間で回動可能に天板10を保持する。また、第1脚部材21の上端近傍に、後述する天板ロック機構60の一部であるヒンジ金具23が設けられている。
また、この脚部20は、キャスターロック機構40を備えている。
キャスターロック機構40は、脚部20内部に配置され、第1脚部材21に沿って延びるロッド41(本発明における第1可動部)と、ロッド41を上方向(図1におけるA方向)に付勢する板バネ42(本発明における第1付勢手段)と、ロックキャスター30が旋回する際の回転軸E上に位置する旋回軸43と、旋回軸43の下端に設けられ、その下端面が笠歯車状に形成された旋回ロック部44と、ロックキャスター30の内部に配置され、ロックキャスター30の回転軸Fと平行な回転軸Gを中心として回転変位するロック片45と、ロック片45の下端に設けられた複数の走行阻止歯46と、を有している。上記旋回軸43は、回転軸Eに沿う方向(図1におけるZ方向)に揺動可能かつ、ロックキャスター30の旋回方向に回転不能に保持されると共に、上方向に付勢されている。
移動机1は、天板10の裏面に押圧機構50,天板ロック機構60,およびレバー部70を備えている。天板10の裏面の分解図を図3に示す。
上述した押圧機構50および天板ロック機構60は、天板10の右側端部(図3におけるH方向側端部)近傍に配置された梁枠80に取り付けられている。この梁枠80は、天板10の左右方向(図3におけるH−I方向)と直交し、かつ、天板10の前後方向(図3におけるJ−K方向)に延びる平板状であり、その前方(図3におけるJ方向)側から順に、貫通孔81,曲長孔82,円形ボス部83が形成されている。
押圧機構50は、嵌合棒51を備えるロッド押さえ52(本発明における押圧可動部)と、嵌合棒51を外嵌する円筒状の連動金具53と、連動金具53を取り巻くように配置される押圧バネ54(本発明における第3付勢手段)と、連動金具53に取り付けられ、梁枠80と略平行に広がり、くの字型の凹部55を有する回転金具56と、からなる。
嵌合棒51は、上記貫通孔81における天板10の右方向(図3におけるH方向)の端部側から左方向(図3におけるI方向)に向かって挿入される。嵌合棒51は連動金具53にボルトによって固定される。その際、連動金具53の外周に押圧バネ54が取り付けられる。
ロッド押さえ52および回転金具56は、連動金具53を回転軸として回転可能であって、ロッド押さえ52と回転金具56は連動して回転する。また、押圧バネ54は、連動金具53に対して、L方向の回転付勢力を加える。
天板ロック機構60は、ロック部材63(本発明における第2可動部)と、ロック部材63に取り付けられるロックバネ64(本発明における第2付勢手段)と、ロック座金65と、脚部20に取り付けられたヒンジ金具23(図3には表示しない)と、からなる。
ロック部材63には、貫通孔61と、貫通孔61の貫通方向と平行となる方向に突出した突起62と、が設けられている。この貫通孔61には、上記円形ボス部83が挿入する。また、突起62は曲長孔82に挿入する。
ロック部材63は、ロック座金65によって、円形ボス部83を回転軸として、突起62が曲長孔82にて移動できる範囲で回転可能となるように取り付けられる。また、ロックバネ64は、ロック部材63に対して、M方向に回転付勢力を加える。
レバー部70は、天板10の前後方向(図3におけるJ−K方向)に沿って延びるスライド金具71と、スライド金具71の一方の端部に取り付けられるレバー72と、スライド金具71の他方の端部に配置された筒状のスライド管座73と、スライド金具71をカバーするスライドカバー74と、スライドカバー74に形成された天板10の左右方向(図3におけるH−I方向)に貫通する貫通長孔75に対して挿通するリベット77と、からなる。
上記リベット77は、貫通長孔75に挿通する際、スライド金具71の他方の端部に形成された上記左右方向に貫通する貫通孔76と、上記スライド管座73と、を挿通する。
スライド金具71は、スライドカバー74の貫通長孔75の中をリベット77が移動できる範囲で、上記前後方向に移動可能となる。
そしてこのレバー部70は、リベット77が上述した回転金具56の凹部55に配置される位置関係で天板10に取り付けられる。
上述した天板10の裏面に取り付けられた押圧機構50,天板ロック機構60,およびレバー部70を組み立てた状態を図4に示す。天板10の左側端部近傍には、ロッド押さえ52と左右対称に形成されるロッド押さえ57が取り付けられる。
(2)移動机の動作
レバー72を操作したときの連動金具53の回転動作について、図5に基づいて説明する。図5(a)は、レバー72を操作しない状態である。押圧バネ54が連動金具53を時計回り方向に付勢するため、凹部55の最深部にスライド管座73がスライドすることでリベット77を前方(図5における左方向)に移動させる結果、レバー72が前方に移動した状態となる。
使用者がレバー72を一定量後方(図5における右側)方向に引くと、図5(b)に示すように、リベット77がレバー72と同様に右方向に移動する。それにより、回転金具56の凹部55がスライド管座73とスライドして回転金具56を押し上げるため、連動金具53は、その中心部を回転軸として反時計回りに回転する。さらにレバー72を後方向に引くと、連動金具53は図5(c)の位置まで回転変位する。
次に、上述したレバー72の操作によって生じた連動金具53の回転によるロッド押さえ52とロック部材63の動作を、図6〜図9に基づいて説明する。
レバー72が操作されず、連動金具53が回転しない図5(a)に対応するロッド押さえ52とロック部材63の位置を図6に示す。
ロッド押さえ52は、押圧バネ54により図6における時計回り方向に付勢されており、連動金具53を回転軸として回転し、ロッド41を第1脚部材21に沿った下方向(図6におけるB方向)に付勢する。ロッド41には、板バネ42により第1脚部材21に沿った上方向(図6におけるA方向)の付勢力が加えられているが、板バネ42によるロッド41を上昇させる付勢力が、押圧バネ54によりロッド41を下降させる付勢力より弱いため、下方向に移動することとなる。なお、このときのロッド押さえ52の位置が、本発明における押圧ロック位置となる。
ロッド41が下方向に移動すると、旋回軸43がロッド41に押圧されて下方向に移動し、旋回ロック部44がロック片45を下方向に押圧して回転軸Eを中心に反時計回りに回転し、ロックキャスター30の内壁32に接触する。
ロック片45の旋回ロック部44と接触する部分は、旋回ロック部44の笠歯車と整合する凹部が形成されており、これらが咬み合うこによりロック片45の旋回軸43を回転軸とする方向の回転が抑制され、その結果ロックキャスター30の旋回が抑制される。
また、ロックキャスター30の内壁32は、歯車状に形成されており、ロック片45の走行阻止歯46と咬み合うことにより、ロックキャスター30の回転が抑制される。
このようにして、ロックキャスター30がロックされる。なお、このときのロッド41の位置が本発明におけるキャスターロック位置である。
一方、ロック部材63は、ロックバネ64に付勢されて図6における反時計回りに回転し、ロック部材63の鉤部66がヒンジ金具23の第1係合部24と係合することで、天板10の回転をロックしている。この状態において、ロッド押さえ52はロック部材63の突起62と接触していない。なお、このときのロック部材63の位置が本発明における天板ロック位置である。
次に、使用者がレバー72を一定量操作し、連動金具53が回転した図5(b)に対応するロッド押さえ52とロック部材63の位置を図7に示す。
ロッド押さえ52は、連動金具53の回転に合わせて図7における反時計回りに回転する。その結果、ロッド41は板バネ42の付勢力により脚部20に沿った上方向に変位するため、旋回軸43が上昇し、旋回ロック部44とロック片45との接触が解除されてロック片45が内壁32から離れるため、ロックキャスター30の回転および旋回が可能となる。このようにして、ロックキャスター30がアンロックされ、移動机1の移動が可能となる。なお、このときのロッド41の位置が本発明におけるキャスターアンロック位置である。
このように、キャスターロック機構40は、ロッド41をA−B方向に移動させることで、ロックキャスター30のロックおよびアンロックを切り替えることができる。
また、ロッド押さえ52がロック部材63の突起62と接触し、ロック部材63を図7における時計回り方向に回転させるが、この段階ではロック部材63の鉤部66は第1係合部24に一部係合しているため、天板10の回動はロックされたままである。
次に、使用者がさらにレバー72を操作し、連動金具53が最大限に回転した図5(c)に対応するロッド押さえ52とロック部材63の位置を図8に示す。
この状態において、ロッド押さえ52は、図8における反時計回りに最大限回転変位している。ロッド41は、図7の場合と同様に、第1脚部材21に沿った上方向に変位しており、ロックキャスター30のロックは解除された状態である。このとき、ロッド41とロッド押さえ52は接触していない。また、ロッド押さえ52がロック部材63を図7の状態よりさらに時計回り方向に回転させるため、ロック部材63の鉤部66が第1係合部24からはずれ、天板10の回動が許可されたアンロック状態となっており、天板10を回動して起立させることが可能となる。なお、このときのロック部材63の位置が本発明における天板アンロック位置である。
天板10を起立させ、レバー72の操作を解除した状態を図9に示す。ロッド押さえ52は、押圧バネ54の付勢力を受け、図9における時計回り方向に回転移動している。また、ロック部材63は、ロックバネ64の付勢力を受け、図9における反時計回り方向に回転移動している。
このとき、ロック部材63の鉤部66はヒンジ金具23の第2係合部25と係合しており、その結果、天板10は回動が抑制されたロック状態となる。また、ロッド押さえ52はロッド41に接触しないため、ロッド41は、第1脚部材21に沿った上方向に変位しており、ロックキャスター30は、旋回および回転が許可されたアンロック状態となっている。
なお、この状態でレバー72を引く操作すると、ロック押さえ52が反時計回りに回転し、突起62を左方向に移動させることで、ロック部材63を反時計回りに回転させる結果、ロック部材63の鉤部66が第2係合部25から外れ、天板10がアンロックされた状態となり、天板10を回動して水平に戻すことが可能となる。
なお、もう一方の脚部20に供えられたキャスターロック機構40は、ロック押さえ57により、上述した動作と同様の動作が行われる。
(3)発明の効果
このように構成された移動机1であれば、ロックキャスター30をロックするための付勢力と、天板10の回動をロックするための付勢力とは、それぞれ異なる付勢手段によって生じていることから、それぞれをロックするために適切な付勢力を設定することができるので、ロックするための機構を安定して作動させることができる。
また、天板10が略水平となっており、レバー72が操作されていないときは、天板10の回動がロックされると共に、ロックキャスター30の回転もロックされるため、移動机1は固定され、机としての使用に適した状態になる。そして、レバー72を操作すると、天板10のロックが解除され、天板10の回動が可能となると共に、ロックキャスター30のロックも解除されて、移動机1の移動に適した状態になる。
上述したように状態を変化させるためには、使用者はレバー72のみを操作すればよいため、キャスターロック機構40,天板ロック機構60のそれぞれを別々の操作にて作動させる必要がなく、簡便にロックキャスター30および天板10のロックおよびアンロック操作を行うことができる。
さらに、ロッド押さえ52に対して、キャスターロック機構40のロッド41,天板ロック機構60のロック部材63がいずれも完全にリンクする構成ではないことから、キャスターロック機構40,天板ロック機構60ののいずれか片方に不具合が生じて作動しなくなった場合や、不完全な作動を行っている場合であっても、もう一方の機構に与える影響を小さくすることができる。
また、上述した移動机1であれば、使用者が一定量レバー72を引いた図5(b)の状態においては、ロックキャスター30はアンロックされる一方、天板10の回動がロックされる。そのため、天板10を回動させることなく、移動机1を移動させることができるので、移動机1の天板10上に物が載っている状態での移動や、短い距離の移動を行う場合に天板10を回動させる必要がなく都合がよい。
さらに、天板10の左右両端部近傍に配置された一対の脚部20によって天板10を支えており、いずれの脚部20にもキャスターロック機構40が備わっていることから、複数のロックキャスター30をロックすることができる結果、移動机1の移動を効果的に抑制することができる。
本実施例の移動机の使用状態における側面図 本実施例の移動机の移動状態における側面図 天板裏面の分解斜視図 天板裏面の組立図 レバーの操作に基づく連動金具の回転を表す側面図 連動金具が回転しない場合の移動机の側面図 連動金具が一定量回転した場合の移動机の側面図 連動金具が最大限回転した場合の移動机の側面図 天板が回転した場合の移動机の側面図
符号の説明
1…移動机、10…天板、11…回転軸、20…脚部、21…第1脚部材、22…第2脚部材、23…ヒンジ金具、24…第1係合部、25…第2係合部、30…キャスター、30…ロックキャスター、30…結果ロックキャスター、31…キャスター、31…ロックキャスター、32…内壁、40…キャスターロック機構、41…ロッド、42…板バネ、43…旋回軸、44…旋回ロック部、45…ロック片、46…走行阻止歯、50…押圧機構、51…嵌合棒、52…ロッド押さえ、53…連動金具、54…押圧バネ、55…凹部、56…回転金具、57…ロッド押さえ、60…天板ロック機構、61…貫通孔、62…突起、63…ロック部材、64…ロックバネ、65…ロック座金、66…鉤部、70…レバー部、71…スライド金具、72…レバー、73…スライド管座、74…スライドカバー、75…貫通長孔、76…貫通孔、77…リベット、80…梁枠、81…貫通孔、82…曲長孔、83…円形ボス部

Claims (4)

  1. 交差する2方向に拡がる天板と、前記天板の主たる面に沿う回転軸を中心に前記天板が回動可能であるように、前記天板を保持する脚部と、前記脚部に設けられた1以上のキャスターと、を備えた移動机であって、
    前記キャスターをロックする状態にするキャスターロック位置と、前記キャスターをアンロックする状態にするキャスターアンロック位置と、の間で移動可能な第1可動部と、前記第1可動部を前記キャスターアンロック位置へ付勢する第1付勢手段と、を有するキャスターロック機構と、
    前記天板の回動をロックする状態にする天板ロック位置と、前記天板の回動をアンロックする状態にする天板アンロック位置と、の間で移動可能な第2可動部と、前記第2可動部を前記天板ロック位置へ付勢する第2付勢手段と、を有する天板ロック機構と、
    押圧ロック位置と押圧アンロック位置との間で移動可能な押圧可動部と、前記押圧可動部を前記押圧ロック位置へ前記第1付勢手段より強い付勢力で付勢する第3付勢手段と、を有する押圧機構と、を備え、
    前記押圧ロック位置とは、前記押圧可動部が、前記天板が所定の位置に回動した状態においては、前記第1可動部を前記キャスターロック位置へ押圧して移動させると共に、前記第2可動部の前記第2付勢手段による前記天板ロック位置への移動を許可する位置であり、
    前記押圧アンロック位置とは、前記押圧可動部が、前記第1可動部の前記第1付勢手段による前記キャスターアンロック位置への移動を許可すると共に、前記第2可動部を前記天板アンロック位置へ押圧して移動させる位置である
    ことを特徴とする移動机。
  2. 前記押圧ロック位置と前記押圧アンロック位置との間には、前記第1可動部が前記キャスターアンロック位置への移動を許可され、かつ、前記第2可動部が前記天板アンロック位置へ移動しないように、前記押圧可動部が位置する領域が存在する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動机。
  3. 前記脚部は、前記回転軸の両端部近傍にそれぞれ配置され、それぞれ前記キャスターロック機構を備えている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動机。
  4. 前記押圧可動部と連動するレバーを備え、
    前記レバーを操作することで前記押圧可動部が移動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の移動机。
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