JP2005127911A - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法 - Google Patents

電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 欠損等により断線しかかっている配線に対しても、連続的にかつ検査精度良く導通試験などの電気検査を実施することが可能な電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法を提供する。
【解決手段】 電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の配線パターンを強制的に折り曲げる強制折り曲げ装置18を備えた強制折り曲げ部14と、強制折り曲げ部14の下流側に配置され、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の配線パターンに、一対のプローブピンを接触させて、配線パターンの導通状態を検出する電気検査部16とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、TAB(Tape Automated Bonding)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、COF(Chip On Film)テープ、CSP(Chip Size Package)テープ、 A
SIC(Application Specific Integrated Circuit)テープ、2メタル(両面配線)テ
ープなど(以下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテープ」と言う。)の電気検査において、断線など欠損が発生しそうな配線パターンを検出するための、電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法に関する。
エレクトロニクス産業の発達に伴い、IC(集積回路)、LSI(大規模集積回路)などの電子部品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加しているが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望され、これら電子部品の実装方法として、最近ではTABテープ、COF(Chip On Film)フィルム、T-BGAテープおよびASICテープ、2メ
タル(両面配線)テープなどの電子部品実装用フィルムキャリアテープを用いた実装方式が採用されている。
特に、パーソナルコンピュータなどのように高精細化、薄型化、液晶画面の額縁面積の狭小化が要望されている液晶表示素子(LCD)を使用する電子産業においてその重要性が高まっている。
さらに、最近では携帯電話のディスプレーのカラー液晶化に伴って、電子部品実装用フィルムキャリアテープの需要が大幅に増大しはじめているとともに、パーソナルコンピュータに接続されるプリンターにおける印字制御の分野におけるフィルムキャリアテープの需要の増加も著しく増大し始めている。
このような電子部品実装用フィルムキャリアテープは、例えば、下記のような製造工程で製造されるのが一般的である。
すなわち、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、液晶ポリマーフィルムなどのような基材となる絶縁フィルムをパンチング等によって絶縁フィルムの長手方向に連続して複数の搬送用スプロケットホールを形成し、この絶縁フィルムの表面に例えば接着剤等を介して電解銅箔や圧延銅箔といった銅箔を熱圧着により粘着することにより導電層を形成する。
次に、この導電層上の全面又は一部分にフォトレジストを塗布し、このフォトレジストを所望のパターン形状を有するフォトマスクを介して紫外線等により露光し、露光されたフォトレジスト部分を現像液により溶解除去する。
次いで、フォトレジストで覆われていない導電層を、エッチング液である酸性溶液で化学的に溶解(エッチング処理)して除去し、さらに、フォトレジストをアルカリ液にて溶解除去する。これにより、絶縁フィルム上に残った導電層からなる所望の配線パターンが形成される。
そして、電子部品の実装時のゴミやウィスカー、マイグレーションによる短絡を防止し、配線パターン間の保護並びに絶縁のために、配線パターンをソルダーレジスト層により
覆うようにする。
具体的には、配線パターンのうち、ICなどの電子部品に接続されるインナーリード部分と、外部端子に接続されるアウターリード部等とを除いた領域に、絶縁樹脂であるソルダーレジストを、例えば、スクリーン印刷法によりソルダーレジスト層を形成する。
このようにソルダーレジスト層を形成した後には、露出した各リード部分に、例えば、スズメッキ、金メッキ、スズ−鉛の共晶合金メッキなどを施すことにより、電子部品実装用フィルムキャリアテープとなる。なお、このメッキは、露出した各リード部分の酸化、変色を防止すると共に、各リード部分での接合強度を確保するために施されている。
その後、ボンディング装置を用いてこの電子部品実装用フィルムキャリアテープのインナーリード部に半導体が実装され、樹脂封止される。
ところで、このような電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造の各工程及び最終工程では、品質検査、例えば、配線パターンの品質検査等が実施されているが、従来の人による目視検査(透過光検査)と比較して、より効率的にしかも正確な検査が行える方法として、最近では、電子部品実装用フィルムキャリアテープの一方面に設けられた配線パターンに一対のプローブピンを接触させ、配線の断線、短絡、または、隣接する配線間の絶縁抵抗を電気的に検査する方法が行われている。
しかしながら、このような検査方法では、断線した配線については、確実に検出することができるが、欠け、線細りといった欠損等により断線しかかっている配線までは検出することができない。
このため、例えば、液晶表示素子(LCD)に使用する場合のように、液晶パネルへの接続時に、電子部品実装用フィルムキャリアテープをスリット部分にて、折り曲げて使用する際に、配線が断線する等の不良が発生するという問題があった。
また、近年の電子部品実装用フィルムキャリアテープの薄型化が進み、配線パターンのファインピッチ化が急速に進んでいるために、電子部品実装用フィルムキャリアテープの折り曲げによる断線等の不良が増加しているという問題がある。
このため、特許文献1(特開2003−7774号公報)では、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良の発生を防止できる電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置が提案されている。
すなわち、この特許文献1の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置は、図7に示したように、パターン検査部100に、検査ステージ102と、一対のプローブピン104、106が固定される固定部材108とが設けられている。
これらの上下動可能な検査ステージ102と固定部材108との間に、フィルムキャリアテープ110が挟持されて、位置決めされるようになっている。
そして、フィルムキャリアテープ110の配線パターン112のアウターリード114、116のパッド部分114a、116aに、一対のプローブピン104、106を接触させて、導通試験を行うようになっている。
また、固定部材108には、配線パターン112の電子部品が接続される部分であるインナーリード122の部分に対向する領域に、インナーリード122の配線同士を接続し
て導通させるための導通用端子124が固定されている。
さらに、検査ステージ102には、固定部材108の側に突出する凸部126がフィルムキャリアテープ110の幅方向にわたって設けられている。一方、固定部材108には、この凸部126を挟むように凹部128が設けられている。
従って、特許文献1の検査装置では、このような凸部126を有する検査ステージ102と凹部128を有する固定部材108との間に、フィルムキャリアテープ110を狭持することにより、アウターリード114、116のパッド部分114a、116aに、一対のプローブピン104、106を接触させるとともに、インナーリード122の部分に導通用端子124を接触させて(ランディングさせて)、所定位置に曲げを付与した状態で導通試験を行うようになっている。
このような折り曲げを強制的に付与することにより、欠損等により断線しかかっている配線パターンを強制的に断線させることができ、導通試験によって不良を確実に検出することができるようになっている。
特開2003−7774号公報
このような特許文献1に開示される従来の検査装置では、上記のような導通試験が、フィルムキャリアテープ110に対して連続的に行われるものである。
しかしながら、フィルムキャリアテープ110に対して、折り曲げを付与することによって、フィルムキャリアテープ110が不均等に延びる状態は、導通試験の測定毎に微妙に異なってくるものであり、繰り返しの測定精度が低下することになる。
すなわち、図8に示したように、特許文献1の検査装置では、凸部126を有する検査ステージ102と凹部128を有する固定部材108との間に、フィルムキャリアテープ110を狭持することにより、所定位置に折り曲げを付与した状態で、フィルムキャリアテープ110が不均等に延びて、プローブピン104、106の接触位置(ランディング位置)がずれてしまい、アウターリード114、116のパッド部分114a、116aに、プローブピン104、106が接触しない場合が生じてしまう。
これにより、本来正常なフィルムキャリアテープ110であるのに、導通試験において導通不良となり、不良品と判断されることになり、検査の精度が低下することになる。
本発明は、このような現状に鑑み、欠損等により断線しかかっている配線パターンに対しても、連続的にかつ検査精度良く導通試験などの電気検査を実施することが可能な電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置は、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを強制的に折り曲げる強制折り曲げ装置を備えた強制折り曲げ部と、
前記強制折り曲げ部の下流側に配置され、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンに、一対のプローブピンを接触させて、配線パターンの導通状態を検出する電気検査部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法は、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを、強制折り曲げ装置によって強制的に折り曲げる強制折り曲げ工程と、
前記強制折り曲げ工程の後に、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンに、一対のプローブピンを接触させて、配線パターンの導通状態を検出する電気検査工程とを、
を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、強制折り曲げ部(折り曲げ工程)において、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターン、特に配線幅が細く断線し易い出力側のリード部分(引きまわし配線)を強制折り曲げ装置によって強制的に折り曲げることによって、欠損等により断線しかかっている配線パターンを強制的に断線させることができる。
そして、その後、このような折り曲げが付与されて、断線しかかっている配線パターンが強制的に断線されたフィルムキャリアテープの折り曲げが解除された状態で(元の状態に復帰した状態で)、電気検査部(電気検査工程)において、フィルムキャリアテープの配線パターンに、一対のプローブピンを接触させて、配線パターンの導通状態を検出するようになっている。
従って、電気検査の際には、折り曲げを付与することによって、不均等に延びたフィルムキャリアテープが、折り曲げが解除された状態で、すなわち、元の状態に復帰した状態となる。このため、プローブピンの接触位置(ランディング位置)がずれることなく、配線パターン、特に、アウターリードのパッド部分に、プローブピンを正確に接触することができる。
従って、本来正常なフィルムキャリアテープであるのに、導通試験において導通不良となり、不良品と判断されることがなく、検査の精度を極めて向上することができる。
また、本発明では、前記強制折り曲げ部の強制折り曲げ装置が、
前記電子部品実装用フィルムキャリアテープの上下方向の一方側に、電子部品実装用フィルムキャリアテープの長手方向に一定間隔離間して配設された一対の第1の突出部材と、
前記電子部品実装用フィルムキャリアテープの上下方向の他方側に、前記一対の第1の突出部材の間に位置するように配設された第2の突出部材とから構成され、
前記一対の第1の突出部材と第2の突出部材とによって、上下方向から電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを挟持することによって、配線パターンを強制的に折り曲げるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、一対の第1の突出部材と第2の突出部材とによって、上下方向から電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを挟持することによって、配線パターンを強制的に折り曲げることになり、欠損等により断線しかかっている配線パターンを確実に強制的に断線させることができ、導通試験によって不良を確実に検出することができる。
また、本発明では、前記一対の第1の突出部材と第2の突出部材の少なくとも一方が、ローラであることを特徴とする。
このように一対の第1の突出部材と第2の突出部材の少なくとも一方が、ローラであることによって、摩擦抵抗によって、過度にフィルムキャリアテープが引っ張られることがなく、絶縁フィルムおよび配線パターンを構成する導電材料(銅)に塑性変形が生じず、商品性が低下することがないとともに、元の状態に復帰して、正確な電気検査を実施することができる。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置は、前記強制折り曲げ部において、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷する引張力負荷装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法は、前記強制折り曲げ工程において、引張力負荷装置によって、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷することを特徴とする。
このように構成することによって、引張力負荷装置によって、位置決めが正確に行われるとともに、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力をさらに負荷することができるので、欠損等により断線しかかっている配線パターンを確実に強制的に断線させることができ、導通試験によって不良を確実に検出することができる。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置は、前記折り曲げ部における引張力負荷装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法は、前記折り曲げ工程における引張力負荷装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする。
このように折り曲げ部(折り曲げ工程)における引張力負荷装置が、ダンサーローラであるので、ダンサーローラの重さを調整することによって、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、所定の引張力を負荷することができるので、欠損等により断線しかかっている配線パターンを確実に強制的に断線させることができ、導通試験によって不良を確実に検出することができる。
しかも、ダンサーローラの重さを調整することによって、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、所定の引張力を負荷することができるので、過度にフィルムキャリアテープが引っ張られることがなく、絶縁フィルムおよび配線パターンを構成する導電材料(銅)、ならびにソルダーレジスト層に塑性変形が生じず、商品性が低下することがないとともに、元の状態に復帰して、正確な電気検査を実施することができる。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置は、前記電気検査部において、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷する引張力負荷装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法は、前記電気検査工程において、引張力負荷装置によって、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷することを特徴とする。
このように構成することによって、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリア
テープに対して、所定の引張力を負荷することができるので、電気検査の際には、折り曲げ部(折り曲げ工程)において折り曲げを付与することによって、不均等に延びたフィルムキャリアテープが、元の状態に復帰した状態となる。
また、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、所定の引張力を負荷するので、折り曲げ部(折り曲げ工程)において、強制的に断線させた配線同士が、電気検査の際に再び接続(接触)しないように引っ張った状態が維持される。
このため、プローブピンの接触位置(ランディング位置)がずれることなく、配線パターン、特に、アウターリードのパッド部分に、プローブピンを正確に接触することができ、正確な電気検査を実施することができる。
しかも、強制的に断線させた断線しかかっている配線が、再接触しないので、電気検査の際に、不良品が誤って電気検査に合格するおそれもない。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置は、前記電気検査部における引張力負荷装置が、
フィルムキャリアテープ支持装置と、
前記フィルムキャリアテープ支持装置に支持された電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法は、前記電気検査部における引張力負荷装置が、
フィルムキャリアテープ支持装置と、
前記フィルムキャリアテープ支持装置に支持された電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする。
このように構成することによって、フィルムキャリアテープ支持装置によって、フィルムキャリアテープを支持した状態で、ダンサーローラによって、ダンサーローラの重さによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、所定の引張力を負荷することができる。
これにより、電気検査の際には、折り曲げ部(折り曲げ工程)において折り曲げを付与することによって、不均等に延びたフィルムキャリアテープが、正確な位置において、元の状態に復帰した状態となる。このため、プローブピンの接触位置(ランディング位置)がずれることなく、配線パターン、特に、アウターリードのパッド部分に、プローブピンを正確に接触することができ、正確な電気検査を実施することができる。
また、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、所定の引張力を負荷するので、折り曲げ部(折り曲げ工程)において、強制的に断線させた配線同士が、電気検査の際に再び接続(接触)しないように引っ張った状態が維持される。
従って、強制的に断線させた断線しかかっている配線が、再接触するのが防止できるので、電気検査の際に、不良品が誤って電気検査に合格するおそれもない。
さらに、本発明では、前記一対の第1の突出部材が、電子部品実装用フィルムキャリアテープのスリット部分を挟んだ位置に対応する位置に配置されるとともに、
前記第2の突出部材が、電子部品実装用フィルムキャリアテープのスリット部分に対応する位置に配置されることを特徴とする。
このように構成することによって、特に、液晶表示素子(LCD)に用いられ、スリット部分において、折り曲げられた状態で使用される、例えば、TABテープ、COFなどにおいて、スリット部分に存在する配線パターンを強制的に折り曲げることができる。
従って、使用の際に折り曲げられるスリット部分の配線パターンのうち、欠損等により断線しかかっている配線パターンを確実に強制的に断線させることができ、導通試験によって不良を確実に検出することができるので、使用の際に折り曲げた際に、スリット部分の配線パターンが断線するのを防止することができる。
なお、電気検査の際には、上記の導通試験の他に、例えば隣接するパッド間に電位を印加して、隣接する配線間での短絡の有無を検査するショートチェックも行われるが、この際にもパッドとプローブピンの接触位置(ランディング位置)がずれることがないので、正確なショートチェック検査を実施することができる。
本発明によれば、強制折り曲げ部(折り曲げ工程)において、電子部品実装用フィルムキャリアテープの引きまわし領域(インナーリードとアウターリードとの間)の配線パターンを強制折り曲げ装置によって強制的に折り曲げることによって、欠損等により断線しかかっている配線を強制的に断線させることができる。
そして、その後、このような折り曲げが付与されて、断線しかかっている配線が強制的に断線されたフィルムキャリアテープの折り曲げが解除された状態で(元の状態に復帰した状態で)、電気検査部(電気検査工程)において、フィルムキャリアテープの配線パターンに一定の引張力を負荷して、強制的に断線された配線が再接続しないようにして、配線パターンに一対のプローブピンを接触させて、配線の導通状態を検出するようになっている。
従って、電気検査の際には、折り曲げを付与することによって、不均等に延びたフィルムキャリアテープが、折り曲げが解除された状態で、すなわち、元の状態に復帰した状態となる。このため、プローブピンの接触位置(ランディング位置)がずれることなく、配線パターン、特に、アウターリードのパッド部分に、プローブピンを正確に接触することができる。
従って、本来正常なフィルムキャリアテープであるのに、導通試験において導通不良となり、不良品と判断されることがなく、検査の精度を極めて向上することができる。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの実施例の電気検査装置の概略図である。
図1において、10は、全体で電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置(以下、単に「検査装置」と言う)を示している。
図1に示したように、検査装置10は、図示しない送り出し機構のリールから、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12が、連続的に搬送されて、強制折り曲げ部14、電気検査部16を通過して、図示しない巻き取り機構のリールに巻き取られるように構成されている。
なお、この場合には、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の配線パターン面を上にして、搬送されるようになっている。
強制折り曲げ部14には、強制折り曲げ装置18が備えられており、この強制折り曲げ装置18は、図示しない駆動機構によって上下動することによって、相互に接近、離反可能な上下一対の上方折り曲げ部材20と下方折り曲げ部材22とから構成されている。
上方折り曲げ部材20の下端には、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の長手方向に一定間隔離間して配設された一対のローラ24、26から構成される第1の突出部材28、30が備えられている。
一方、下方折り曲げ部材22の上端には、第1の突出部材28、30の一対のローラ24、26の間に位置するように配設されたローラ32から構成される第2の突出部材34が備えられている。
このように構成される強制折り曲げ部14では、図1に示したように、強制折り曲げ部14内に配設されたダンサーローラやバックテンションギアのようなテンション付与装置40とドライブローラ42の間を通過する際に、ドライブローラ42の駆動が一時停止されて、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の送給が一時停止されて位置決めされる。
そして、図2に示したように、上方折り曲げ部材20と下方折り曲げ部材22とを相互に接近する方向に移動することによって、第1の突出部材28、30の一対のローラ24、26と、第2の突出部材34のローラ32とによって、上下方向から電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の配線パターン36を挟持することによって、配線パターン36を強制的に折り曲げ(38)るように構成されている。
このように構成することによって、強制折り曲げ部14において、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の配線パターン36、特にもともと配線幅が細くて断線し易い出力側のインナーリードとアウターリードとの間の配線パターンを強制折り曲げ装置18によって強制的に折り曲げることによって、欠損等により断線しかかっている配線パターンを強制的に断線させることができるようになっている。
なお、この場合、これらのローラ24、26、32の寸法は、特に限定されるものではないが、上記の強制断線効果を考慮すれば、その直径が、約4〜10mmとするのが望ましい。
また、この実施例の場合には、第1の突出部材28、30を、一対のローラ24、26で構成するとともに、第2の突出部材34をローラ32で構成している。
これは、ローラで突出部材を構成することによって、摩擦抵抗によって、過度にフィルムキャリアテープ12が引っ張られることがなく、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を構成する絶縁フィルム44および配線パターン36を構成する導電材料(銅)、ならびにソルダーレジスト層80に塑性変形が生じず、商品性が低下することがないとともに、元の状態に復帰して、正確な電気検査を実施することができるからである。
しかしながら、このように過度にフィルムキャリアテープ12が引っ張られることがなく、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を構成する絶縁フィルム44および配線パターン36を構成する導電材料(銅)に塑性変形が生じない限りは、これらの第1の突出部材28、30、第2の突出部材34を、ローラの代わりに、例えば、図3に示したよ
うに、突部46、48、50から構成することも可能である。さらに、これらのローラ、突部を適宜組み合わせて用いることも可能である。
また、この実施例では、上方折り曲げ部材20側に、第1の突出部材28、30を設け、下方折り曲げ部材22側に、第2の突出部材34を設けたが、逆に、図6に示したように、上方折り曲げ部材20側に、第2の突出部材34を設け、下方折り曲げ部材22側に、第1の突出部材28、30を設けることも可能である。
この図6に示したような構成とすることによって、欠損等により断線しかかっている配線パターンを、より確実に断線させることができる。従って、この場合には、テンション付与装置40を省略することも可能である。
さらに、これらの第1の突出部材28、30の一対のローラ24、26と、第2の突出部材34のローラ32を設ける位置としては、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の種類に応じて、配線パターン36、特にインナーリードとアウターリードとの間の所定の場所に位置するように配置すればよく、特に限定されるものではない。
また、このような、第1の突出部材28、30と、第2の突出部材34との組み合わせを、複数箇所設けておくことも可能である。
例えば、図4は、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12として、液晶表示素子(LCD)に用いられ、スリット部分54において、折り曲げられた状態で使用されるTABテープを示している。なお、図4中、52は、アウターリード、54は、スリット、56は、デバイスホール、58は、インナーリード、60は、アウターリード52に形成されるテストパッド、62は、スプロケットホールを示している。
このような電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の場合には、図4の一点鎖線で示したように、一対の第1の突出部材28、30が、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12のスリット部分54を挟んだ位置に対応する位置に配置される。そして、図4の二点鎖線で示したように、第2の突出部材34が、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12のスリット部分54に対応する位置に配置されるのが望ましい。
このように構成することによって、特に、液晶表示素子(LCD)に用いられ、スリット部分において、折り曲げられた状態で使用される、例えば、TABテープ、COFテープなどにおいて、スリット部分54およびその周辺に存在する配線パターン36を折り曲げることができる。
従って、使用の際に折り曲げられるスリット部分54およびその周辺の配線パターンのうち、欠損等により断線しかかっている配線を確実に強制的に断線させることができ、導通試験によって不良を確実に検出することができるので、使用の際に折り曲げた際に、スリット部分54およびその周辺の配線パターンが断線するのを防止することができるようになっている。
このように、強制折り曲げ部14において、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の配線パターン36、いわゆる引きまわし配線パターンを強制折り曲げ装置18によって強制的に折り曲げることによって、欠損等により断線しかかっている配線を強制的に断線させた電子部品実装用フィルムキャリアテープ12は、案内ローラ64を通過した後、ダンサーローラ66、案内ローラ68を通過して、電気検査部16に搬送されるようになっている。
ところで、上記のダンサーローラ66は、強制折り曲げ部14において、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して、引張力を負荷する引張力負荷装置70として機能させることもできる。
すなわち、引張力負荷装置70によって、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して、引張力をさらに負荷することができるので、欠損等により断線しかかっている配線パターン36を確実に強制的に断線させることができ、導通試験によって不良を確実に検出することができるようになっている。
一方、電気検査部16に搬送された電子部品実装用フィルムキャリアテープ12は、折り曲げが付与されて、断線しかかっている配線パターンが強制的に断線されたフィルムキャリアテープの折り曲げが解除された状態で(元の状態に復帰した状態で)、電気検査部16において、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の入力側および出力側の配線パターン36に、一対のプローブピンを接触させて、配線パターン36の導通状態を検出するようになっている。
また、電気検査部16における電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して、後述するように引張力負荷装置84によって所定の引張力を負荷するので、強制折り曲げ部14において、強制的に断線させた配線同士が、電気検査の際に再び接続(接触)しないように引っ張った状態が維持される。
従って、強制的に断線させた断線しかかっている配線が、再接触するのが防止できるので、電気検査部16における電気検査の際に、不良品が誤って電気検査に合格するおそれがないようになっている。
すなわち、この電気検査部16は、図1および図5に示したように、電気検査部16に、下検査ステージ72と、一対のプローブピン74、76が固定される上検査ステージ78とが設けられている。
これらの下検査ステージ72と上検査ステージ78とは、上下動可能であって、例えば上検査ステージ78が下降した後、下検査ステージ72が僅かに上昇することによって、下検査ステージ72と上検査ステージ78との間に、フィルムキャリアテープ12が挟持されて、固定されるようになっている。
そして、フィルムキャリアテープ12の配線パターンのアウターリード52のテストパッド部分60に、一対のプローブピン74、76を接触させて、両方のプローブピン74、76の間に配設した測定器71、73によって、導通試験を行い、断線の有無をチェックするようになっている。また、このような導通試験は、配線を次々に切り替えて行うようになっている。
なお、配線幅が太い場合には、例えば入力側のアウターリード部には直接配線にプローブピン74または76をランディングすることができるので、テストパッド部分60は省略することができる。
また、上検査ステージ78には、配線パターンの電子部品が接続される部分であるインナーリード58の部分に対向する領域に、インナーリード58の配線同士を接続して導通させるための導通用端子84、例えば、導電ゴム棒が固定されている。なお、この導電用端子84は、アース85により接地されている。
従って、電気検査部16では、下検査ステージ72と上検査ステージ78との間に、フ
ィルムキャリアテープ12を狭持することにより、アウターリード52のテストパッド部分60に、一対のプローブピン74、76を接触させるとともに、インナーリード58の部分に導通用端子84を接触させて(ランディングさせて)、導通試験を行うようになっている。
また、電気検査部16には、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して、引張力を負荷する引張力負荷装置84を備えている。
この引張力負荷装置84は、フィルムキャリアテープ支持装置86と、フィルムキャリアテープ支持装置86に支持された電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して、引張力を付与する上記のダンサーローラ66とから構成されている。
この実施例の場合、フィルムキャリアテープ支持装置86は、図示しない駆動機構によって、上下動可能で、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12のスプロケットホール62に対して係合可能な係止部材88から構成されている。なお、この場合、係止部材88は、図1に示したように、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の搬送方向に傾斜して設けるのが電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を支持するためには、望ましい。
なお、フィルムキャリアテープ支持装置86は、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を支持できるものであればよく、一対の支持ローラやドライブギアなどで構成することもでき、このような係止部材88に限定されるものではない。
このように構成することによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の搬送を一時停止して、フィルムキャリアテープ支持装置86によって、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を支持した状態で、ダンサーローラ66によって、ダンサーローラ66の重さによって電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を位置決めすることができるとともに、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して、所定の引張力を負荷することができる。
これにより、電気検査の際には、強制折り曲げ部14において折り曲げを付与することによって、不均等に延びた電子部品実装用フィルムキャリアテープ12が、正確な位置において、元の状態に復帰した状態となる。しかも、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して、所定の引張力を負荷するので、強制折り曲げ部14において、強制的に断線させた配線同士が、電気検査の際に再び接続(接触)しないように引っ張った状態が維持される。
このため、プローブピンの接触位置(ランディング位置)がずれることなく、配線パターン、特に、アウターリードのパッド部分に、プローブピンを正確に接触することができ、正確な電気検査を実施することができる。
この場合、ダンサーローラ66の重さによる、このような引っ張りによる不均等に延びたフィルムキャリアテープ12を、元の状態に復帰させる効果、および強制的に断線させた配線同士が、電気検査の際に再び接続(接触)しないようにする再接続防止効果を考慮すれば、ダンサーローラ66の重さは、好ましくは、100〜500gとするのが望ましい。これは、100gより軽ければ、上記の再接続防止効果を期待できず、500gを超えれば、スプロケットホール62が変形したり、過度にフィルムキャリアテープ12が引っ張られて、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を構成する絶縁フィルム44および配線パターン36を構成する導電材料(銅)に塑性変形が生じ、商品性が低下するからである。
なお、この実施例では、折り曲げおよび電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に引っ張り力を負荷するために、ダンサーローラ66を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、二組の一対のローラで、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12を把持して、相互に離間する方向に移動させることによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に引っ張り力を負荷するものであってもよい。
このように、電気検査部16で導通試験を行った後、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12は、案内ローラ90、ダンサーローラ92を介して、図示しない巻き取り機構のリールに巻き取られるように構成されている。
図1に示されるような本発明の検査装置10を用いて、図4に示したように、LCD用として使用される、幅35mm、厚さ75μmのポリイミド製絶縁フィルムの表面に厚さ12μmの銅配線が形成されたいわゆるフレックスTABテープ12に対して、配線パターン面を上にして、電気検査を行った。
なお、強制折り曲げ部14のローラ直径は、6mmであり、ダンサーローラ66、92は、いずれも100gの重さのものを用いた。
図6に示したように、上方折り曲げ部材20側に、第2の突出部材34を設け、下方折り曲げ部材22側に、第1の突出部材28、30を設けた強制折り曲げ部14を有する本発明の検査装置10を用いて、電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の電気検査を行った。
実施例1、2とも、不良率は従来検査装置を使う電気検査方法に比較して60%減少した。すなわち本来は正常品であるがテープ位置がずれて不良品と判断されていたものが60%減少し、正確で信頼できる電気検査が可能となった。また、強制的に断線させた強制断線品の配線の再接続を確実に防止することができ、半導体チップ実装工程への不良流出率も従来品の不良流出率に比較して約20%減少した。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、電子部品を実装する前の電子部品実装用フィルムキャリアテープ12に対して適用したが、シート状フィルムを使用するFPCや半導体チップ実装後の電子部品実装用フィルムキャリアテープを用いた半導体装置の電気検査にも使用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの実施例の電気検査装置の概略図である。 図2は、図1の電気検査装置の強制折り曲げ部14における折り曲げ状態を説明する概略図である。 図3は、図1の電気検査装置の強制折り曲げ部14の別の実施例を示す概略図である。 図4は、本発明で使用する電子部品実装用フィルムキャリアテープ12の一例を示す上面図である。 図5は、図1の電気検査装置の電気検査部16における折り曲げ状態を説明する概略図である。 図6は、図1の電気検査装置の強制折り曲げ部14の別の実施例の折り曲げ状態を説明する概略図である。 図7は、従来の電気検査装置を説明する概略図である。 図8は、従来の電気検査装置を説明する概略図である。
符号の説明
10 検査装置
12 電子部品実装用フィルムキャリアテープ
14 強制折り曲げ部
16 電気検査部
18 装置
20 上方折り曲げ部材
22 下方折り曲げ部材
24、26 ローラ
28 第1の突出部材
32 ローラ
34 第2の突出部材
36 配線パターン
40 ダンサーローラ
42 ドライブローラ
44 絶縁フィルム
46、48、50 突部
52 アウターリード
54 スリット部分
58 インナーリード
60 テストパッド部分
62 スプロケットホール
64 案内ローラ
66 ダンサーローラ
68 案内ローラ
70 引張力負荷装置
72 検査ステージ
74、76 プローブピン
78 固定部材
80 ソルダーレジスト層
84 導通用端子
84 引張力負荷装置
86 フィルムキャリアテープ支持装置
88 係止部材
90 案内ローラ
92 ダンサーローラ

Claims (16)

  1. 電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを強制的に折り曲げる強制折り曲げ装置を備えた強制折り曲げ部と、
    前記強制折り曲げ部の下流側に配置され、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンに、一対のプローブピンを接触させて、配線パターンの導通状態を検出する電気検査部と、
    を備えることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  2. 前記強制折り曲げ部の強制折り曲げ装置が、
    前記電子部品実装用フィルムキャリアテープの上下方向の一方側に、電子部品実装用フィルムキャリアテープの長手方向に一定間隔離間して配設された一対の第1の突出部材と、
    前記電子部品実装用フィルムキャリアテープの上下方向の他方側に、前記一対の第1の突出部材の間に位置するように配設された第2の突出部材とから構成され、
    前記一対の第1の突出部材と第2の突出部材とによって、上下方向から電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを挟持することによって、配線パターンを強制的に折り曲げるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  3. 前記一対の第1の突出部材と第2の突出部材の少なくとも一方が、ローラであることを特徴とする請求項2に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  4. 前記強制折り曲げ部において、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷する引張力負荷装置を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  5. 前記折り曲げ部における引張力負荷装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする請求項4に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  6. 前記電気検査部において、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷する引張力負荷装置を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  7. 前記電気検査部における引張力負荷装置が、
    フィルムキャリアテープ支持装置と、
    前記フィルムキャリアテープ支持装置に支持された電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする請求項6に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  8. 前記一対の第1の突出部材が、電子部品実装用フィルムキャリアテープのスリット部分を挟んだ位置に対応する位置に配置されるとともに、
    前記第2の突出部材が、電子部品実装用フィルムキャリアテープのスリット部分に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査装置。
  9. 電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを、強制折り曲げ装置によって強制的に折り曲げる強制折り曲げ工程と、
    前記強制折り曲げ工程の後に、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターン
    に、一対のプローブピンを接触させて、配線パターンの導通状態を検出する電気検査工程とを、
    を備えることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
  10. 前記強制折り曲げ工程の強制折り曲げ装置が、
    前記電子部品実装用フィルムキャリアテープの上下方向の一方側に、電子部品実装用フィルムキャリアテープの長手方向に一定間隔離間して配設された一対の第1の突出部材と、
    前記電子部品実装用フィルムキャリアテープの上下方向の他方側に、前記一対の第1の突出部材の間に位置するように配設された第2の突出部材とから構成され、
    前記一対の第1の突出部材と第2の突出部材とによって、上下方向から電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを挟持することによって、配線パターンを強制的に折り曲げるように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
  11. 前記一対の第1の突出部材と第2の突出部材の少なくとも一方が、ローラであることを特徴とする請求項10に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
  12. 前記強制折り曲げ工程において、引張力負荷装置によって、折り曲げの際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷することを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
  13. 前記折り曲げ工程における引張力負荷装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする請求項12に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
  14. 前記電気検査工程において、引張力負荷装置によって、電気検査の際に、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を負荷することを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
  15. 前記電気検査部における引張力負荷装置が、
    フィルムキャリアテープ支持装置と、
    前記フィルムキャリアテープ支持装置に支持された電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、引張力を付与するダンサーローラであることを特徴とする請求項14に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
  16. 前記一対の第1の突出部材が、電子部品実装用フィルムキャリアテープのスリット部分を挟んだ位置に対応する位置に配置されるとともに、
    前記第2の突出部材が、電子部品実装用フィルムキャリアテープのスリット部分に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項10から15のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気検査方法。
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