JP2005127219A - 4サイクルエンジン及び自動二輪車 - Google Patents

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俊典 猪森
Yasuyuki Nakahira
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Abstract

【課題】チェーン室を外方へ移動することなく、取付孔との間に所定の肉厚を確保してチェーンガイドを支持可能である。
【解決手段】シリンダブロック51と、このシリンダブロック51に取り付けられるシリンダヘッド52と、クランク軸54の回転力をカム軸81に伝えるカムチェーン86と、カムチェーン86の移動を押さえるチェーンガイド89と、シリンダブロック51とシリンダヘッド52に形成され、チェーンガイド89を収納保持するチェーン室83とを備える4サイクルエンジン5において、チェーンガイド89には側部から側方に突出する凸部89e1,89e2を形成し、チェーン室83には凸部89e1,89e2を嵌合支持する嵌合凹部51a1,51a2を形成し、嵌合凹部51a1にはシリンダ軸方向から見てシリンダヘッド52が取付けられるシリンダブロック51の取付孔51eと径方向での干渉を避ける逃げ部51a11を形成している。
【選択図】図6

Description

この発明は、動弁機構を備える4サイクルエンジン及び4サイクルエンジンを搭載することを特徴とする自動二輪車に関する。
従来より、例えば自動二輪車に搭載される4サイクルエンジンには、動弁機構を備えるものがある。このような動弁機構に用いられるカムチェーンは、チェーンガイドで押さえられ、このチェーンガイドはチェーン室内へ収容し、チェーンガイドの一端部側を左右へ突出する一対の位置決め部によりチェーン室の壁部に形成した嵌合凹部へ揺動自在に支持させ、他端部をチェーン室の下部に設けた支持凹部へ嵌合するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特開平11−108135号公報
ところで、チェーンガイドの一対の位置決め部は、シリンダブロックの壁部に形成した嵌合凹部へ揺動自在に支持させており、この嵌合凹部はシリンダブロックをクランクケースに取り付ける取付孔の近傍に形成される。この嵌合凹部を取付孔に近付け過ぎると強度が低下するために、取付孔との間に所定の肉厚を確保する必要がある。この所定の肉厚を確保する分、チェーン室が側方へ移動するために、エンジンが大型化する等の問題がある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、チェーン室を外方へ移動することなく、取付孔との間に所定の肉厚を確保してチェーンガイドを支持可能である4サイクルエンジン及び自動二輪車を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、シリンダブロックと、このシリンダブロックに取り付けられるシリンダヘッドと、クランク軸の回転力をカム軸に伝えるカムチェーンと、前記カムチェーンの移動を押さえるチェーンガイドと、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドに形成され、前記チェーンガイドを収納保持するチェーン室とを備える4サイクルエンジンにおいて、
前記チェーンガイドには側部から側方に突出する凸部を形成し、
前記チェーン室には前記凸部を嵌合支持する嵌合凹部を形成し、
前記嵌合凹部にはシリンダ軸方向から見て前記シリンダヘッドが取付けられるシリンダブロックの取付孔と径方向での干渉を避ける逃げ部を形成したことを特徴とする4サイクルエンジンである。
請求項2に記載の発明は、前記嵌合凹部はシリンダ軸方向から見て前記取付孔とオーバーラップするオーバーラップ部と、前記取付孔から所定の間隔を有する逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の4サイクルエンジンである。
請求項3に記載の発明は、前記嵌合凹部はシリンダ軸方向から見て四角形状とし、この四角形状の取付孔側の角部を斜めにカットして前記逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の4サイクルエンジンである。
請求項4に記載の発明は、前記チェーンガイドの凸部に、シリンダ軸方向から見て前記チェーン室の前記嵌合凹部から所定のクリアランスを有する同形状のオーバーラップ部と逃げ部を形成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の4サイクルエンジンである。
請求項5に記載の発明は、前記チェーンガイドの凸部の上端に、前記チェーン室の天面と当接する面部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の4サイクルエンジンである。
請求項6に記載の発明は、シリンダブロックと、このシリンダブロックに取り付けられるシリンダヘッドと、クランク軸の回転力をカム軸に伝えるカムチェーンと、前記カムチェーンの移動を押さえるチェーンガイドと、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドに形成され、前記チェーンガイドを収納保持するチェーン室とを備え、
前記チェーンガイドには側部から側方に突出する凸部を形成し、
前記チェーン室には前記凸部を嵌合支持する嵌合凹部を形成し、
前記嵌合凹部にはシリンダ軸方向から見て前記シリンダヘッドが取付けられるシリンダブロックの取付孔と径方向での干渉を避ける逃げ部を形成し、
前記クランク軸及び前記カム軸は車体幅方向に配置され、車体の幅方向側部に前記クランク軸の回転力を前記カム軸に伝える前記カムチェーンを有する4サイクルエンジンを搭載することを特徴とする自動二輪車である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、チェーンガイドには側部から側方に突出する凸部を形成し、凸部を嵌合支持する嵌合凹部にはシリンダ軸方向から見てシリンダヘッドが取付けられるシリンダブロックの取付孔と径方向での干渉を避ける逃げ部を形成したことで、チェーンガイドをシリンダ側に寄せることができる。また、チェーン室が外方に張り出すことなく、シリンダブロックの取付孔と嵌合凹部との間に肉厚を確保でき、取付孔部の強度を低下させずにチェーンガイドを支持可能である。
請求項2に記載の発明では、嵌合凹部はシリンダ軸方向から見て取付孔とオーバーラップするオーバーラップ部と、取付孔から所定の間隔を有する逃げ部を形成したことで、チェーン室を外側に移動することなく、所定の肉厚を確保できる。
請求項3に記載の発明では、嵌合凹部はシリンダ軸方向から見て四角形状とし、この四角形状の取付孔側の角部を斜めにカットして逃げ部を形成したことで、チェーン室を外側に移動することなく、所定の肉厚を確保できる。
請求項4に記載の発明では、チェーンガイドの凸部に、シリンダ軸方向から見てチェーン室の嵌合凹部から所定のクリアランスを有する同形状のオーバーラップ部と逃げ部を形成したことで、所定の肉厚を確保しながら、チェーンガイドの落下を防止できる。
請求項5に記載の発明では、チェーンガイドの凸部の上端に、チェーン室の天面と当接する面部を設けたことで、チェーンガイドが上下に振動しても、チェーン室の天面に面当たりするため摩耗が少ない。
請求項6に記載の発明では、クランク軸及びカム軸は車体幅方向に配置され、車体の幅方向側部にクランク軸の回転力をカム軸に伝えるカムチェーンを有する4サイクルエンジンを搭載することで、チェーン室が幅方向側方に張り出すことがなく、チェーン室が地面に当接せずバンク角を確保できる。
以下、この発明の4サイクルエンジン及び自動二輪車の実施の形態について説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
図1は4サイクルエンジンを搭載する自動二輪車の側面図、図2は自動二輪車の後輪側の平面図、図3はユニットスイング式動力ユニットの断面図、図4はチエーン室を断面で示し伝動ケースカバーを外したユニットスイング式動力ユニットの側面図、図5はエンジン部を断面で示す一部を省略したユニットスイング式動力ユニットの側面図、図6はシリンダブロックの平面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、図8はチェーンガイドの側面図、図9はチェーンガイドの平面図、図10は図8のX−X線に沿う断面図、図11は図8のXI−XI線に沿う断面図、図12は図9のXII−XII線に沿う断面図、図13は嵌合凹部の他の実施の形態を示す図である。
これらの図において、符号1で示すものは、4サイクルエンジンを搭載する自動二輪車であり、この実施の形態ではスクータ型自動二輪車である。この自動二輪車1は、図1及び図2に示すように、車体8、前輪2、後輪3を有し、後輪3をユニットスイング式動力ユニット4によって駆動する構造を採っている。車体8は、メインフレーム8aと、メインフレーム8aの後部に接続した左右一対のレールフレーム8bを有する。ユニットスイング式動力ユニット4は、水冷式4サイクル単気筒エンジン5と、このエンジン5に一体的に形成して後輪3の左側で後方へ延びる伝動ケース6とを備えている。
ユニットスイング式動力ユニット4は、リンク機構7によって左右のレールフレーム8bに上下方向に揺動自在に連結され、伝動ケース6の後端部には後輪3を支持させている。また、伝動ケース6の後端部とレールフレーム8bとの間にクッションユニット9を介装している。伝動ケース6は後輪3の左側に位置する。
エンジン5の上側には、吸気管20が接続され、この吸気管20は後方へ延び、この吸気管20にはキャブレタ21が接続され、さらにキャブレタ21には可撓管22を介してエアクリーナ23が接続されている。エアクリーナ23は、ユニットスイング式動力ユニット4の伝動ケース6の上方に配置されている。
エンジン5の下側には、排気管30が接続され、この排気管30はエンジン5の右側を通って後方へ延び、この排気管30にはマフラ31が接続されている。このマフラ31は、後輪3の右側に配置されている。
次に、ユニットスイング式動力ユニット4を図2乃至図12に基づいて説明する。エンジン5は、クランクケース50、シリンダブロック51、シリンダヘッド52及びカバーキャップ53を有し、クランクケース50は、左右分割ケース50a,50bからなる。伝動ケース6は、内側ケース60aと外側ケース60bを有する。内側ケース60aは分割ケース50bと一体に形成され、この内側ケース60aには、後輪支持ケース61が設けられ、この後輪支持ケース61と内側ケース60aの後部60a1とで後輪3の車軸40を支持する。
伝動ケース6の内側ケース60aと外側ケース60bの内部には、エンジン5の動力を後輪3に伝達する動力伝達装置62が収容されている。この動力伝達装置62は、Vベルト式自動変速機63と、遠心クラッチ64と、歯車式減速機65などから構成している。また、伝動ケース6の外側ケース60bには、キック式のスタータ66が設けられている。
エンジン5の左右分割ケース50a,50bには、クランク軸54が軸支され、一端に発電機55が設けられ、他端にはVベルト式自動変速機63の入力側が設けられている。この分割ケース50bは、内側ケース60aと一体に形成されている。シリンダヘッド52とシリンダブロック51は、左右分割ケース50a,50bは取付ボルト57によって一体に形成され、シリンダブロック51に往復動可能に設けられたピストン58は、コンロッド59を介してクランク軸54に連結されている。
ピストン58の頭部とシリンダヘッド52との間には、燃焼室70が形成され、この燃焼室70に臨むように点火プラグ71がシリンダヘッド52に設けられている。シリンダヘッド52には、燃焼室70に連通して吸気通路72と排気通路73が形成され、吸気通路72は吸気弁74によって開閉され、排気通路73は排気弁75によって開閉される。
この吸気弁74と排気弁75は、動弁機構80によって駆動される。動弁機構80のカム軸81はシリンダヘッド52の上部に軸支され、このカム軸81にはカム82a,82bが設けられている。カム軸81の回転によりカム82aがロッカーアーム83aを介して吸気弁74を作動し、カム82bがロッカーアーム83bを介して排気弁75を作動する。
エンジン5の分割ケース50b、シリンダブロック51、シリンダヘッド52及びシリンダヘッドカバー99間を連続する孔状のチェーン室83がシリンダ軸線L1と平行に形成され、このチェーン室83のうち分割ケース50b部分には、クランク軸54の端部が突出し、この突出部に駆動スプロケット84が取付けられている。
カム軸81の端部は、チェーン室83内へ突出しており、この端部に従動スプロケット85が取付けられている。この従動スプロケット85と駆動スプロケット84間には、カムチェーン86が巻き掛けられ、このカムチェーン86で駆動スプロケット84と同方向へ回転駆動されている。また、カム軸81上には、冷却ポンプ98が設けられ、カム軸81によって駆動される。
カムチェーン86は、駆動スプロケット84と従動スプロケット85間のたるみを取るため、チェーンテンショナ87がたるみ側の外方より押し付けられている。チェーンテンショナ87は一端の支持部87aを分割ケース50bの壁部に形成された凹部50b1内へ嵌合されて支点支持されるとともに、他端87bを自由端とし、中間部をアジャスタ88でカムチェーン86へ押されるようになっている。
カムチェーン86の引き側であるチェーンテンショナ87と反対側には、チェーンガイド89が押し付けられている。チェーンガイド89は、図8乃至図12に示すように、中間部の摺接面89aがカムチェーン89へ押し付けられるように突出して全体が略弓状に曲がっており、摺接面89aの反対面は背部89bとなっている。
チェーンガイド89の一端は摺動端部89cをなし、分割ケース50bのチェーン室83内に形成された支持凹部50b2に嵌合支持されている。チェーンガイド89の他端89dは自由端をなし、この近傍に左右一対の凸部89e1,89e2が設けられ、シリンダブロック51に設けられた左右一対の嵌合凹部51a1,51a2で固定されている。
図3、図4に示すように、分割ケース50bのチェーン室83は、カムチェーン86の回転面と略平行なシリンダ軸線L1方向へ型抜きされる抜き型によって形成され、シリンダブロック51との接合部面側に開口する袋状をなし、このとき支持凹部50b2も同時に成形され、型抜き方向に拡開開放された略U字形の凹部である。
図4、図6に示すように、シリンダブロック51は、シリンダ51bの側方にチェーン室83が平行して形成されており、このチェーン室83のシリンダヘッド52に対する接合面51c近傍の対向位置に一対の嵌合凹部51a1,51a2が略U字状に彫り込まれて形成され、接合面51cとチェーン室83に向かって開放されている。
この嵌合凹部51a2は、図6に示すように、シリンダ軸方向から視て四角形状である。一方の嵌合凹部51a1は、シリンダ軸方向から視て四角形状のシリンダブロック51の取付孔51e側の角部を斜めにカットした形状の逃げ部51a11を有する。この嵌合凹部51a1は、斜めにカットした形状の逃げ部51a11を有することで、チェーン室83を外方へ移動することなく、取付孔51eとの間に所定の肉厚51fを確保することができる。この肉厚51fによって、シリンダブロック51の取付孔近傍の強度を低下することなく、チェーンガイド89の凸部89e1を支持可能である
また、嵌合凹部51a1は、図13に示すように、シリンダ軸方向から視て四角形状のシリンダブロック51の取付孔51e側の角部を凹曲面にカットした形状の逃げ部51a11としてもよい。
また、嵌合凹部51a1は、図6及び図13に示すように、シリンダ軸方向から視てシリンダブロック51の取付孔51eとオーバラップするオーバーラップ部51a12を有し、また取付孔51eから所定の肉厚51fが形成されるようにカットした形状の逃げ部51a11を有する。
このシリンダ軸方向から視てシリンダブロック51の取付孔側に形成される逃げ部51a11は、この実施の形態のものに限定されず、チェーン室83を外方へ移動することなく、取付孔51eとの間に所定の肉厚51fを確保することができ、シリンダブロック51の取付孔近傍の強度を低下することなく、チェーンガイド89の凸部89e1を支持可能である。
このように、チェーンガイド89には、図6及び図7に示すように、側部から側方に突出する凸部89e1,89e2を形成し、チェーン室83には凸部89e1,89e2を嵌合支持する嵌合凹部51a1,51a2が形成され、この凸部89e1,89e2を嵌合凹部51a1,51a2に嵌合支持する。
この嵌合凹部51a1には、シリンダ軸方向から見てシリンダヘッド52が取付けられるシリンダブロック51の取付孔51eと径方向での干渉を避ける逃げ部51a11を形成したことで、チェーンガイド89をシリンダ側に寄せることができる。また、チェーン室83が外方に張り出すことなく、シリンダブロック51の取付孔51eと嵌合凹部51a1との間に肉厚51fを確保でき、取付孔部の強度を低下させずにチェーンガイド89を支持可能である。
また、嵌合凹部51a1はシリンダ軸方向から見て取付孔51eとオーバーラップするオーバーラップ部51a12と、取付孔51eから所定の間隔を有する逃げ部51a11を形成したことで、チェーン室83を外側に移動することなく、所定の肉厚51fを確保できる。
また、嵌合凹部51a1はシリンダ軸方向から見て四角形状とし、この四角形状の取付孔側の角部を斜めにカットして逃げ部51a11を形成したことで、チェーン室83を外側に移動することなく、所定の肉厚51fを確保できる。
また、チェーンガイド89の凸部89e1には、図6に示すように、シリンダ軸方向から見てチェーン室83の嵌合凹部51a1から所定のクリアランスCを有する同形状のオーバーラップ部51a12と逃げ部51a11を形成したことで、所定の肉厚51fを確保しながら、チェーンガイド89の落下を防止できる。
また、チェーンガイド89の凸部89e1,89e2の上端には、図7及び図8に示すように、シリンダヘッド52に形成されるチェーン室83の天面52g1,52g2と当接する面部89g1,89g2を設けたことで、チェーンガイド89が上下に振動しても、チェーン室83の天面52g1,52g2に面当たりするため摩耗が少ない。
また、この実施の形態の自動二輪車1では、図3及び図4に示すように、クランク軸54及びカム軸81は車体幅方向に配置され、車体の幅方向側部にクランク軸54の回転力をカム軸81に伝えるカムチェーン86を有する4サイクルエンジン5を搭載することで、チェーン室83が幅方向側方に張り出すことがなく、チェーン室83が地面に当接せずバンク角を確保できる。
この発明は、動弁機構に用いられるカムチェーンを押さえるためのチェーンガイドをチェーン室内へ収容する4サイクルエンジン及び4サイクルエンジを搭載する自動二輪車に適用できる。
4サイクルエンジンを搭載する自動二輪車の側面図である。 自動二輪車の後輪側の平面図である。 ユニットスイング式動力ユニットの断面図である。 チエーン室を断面で示し伝動ケースカバーを外したユニットスイング式動力ユニットの側面図である。 エンジン部を断面で示す一部を省略したユニットスイング式動力ユニットの側面図である。 シリンダブロックの平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 チェーンガイドの側面図である。 チェーンガイドの平面図である。 図8のX−X線に沿う断面図である。 図8のXI−XI線に沿う断面図である。 図9のXII−XII線に沿う断面図である。 嵌合凹部の他の実施の形態を示す図である。
符号の説明
51 シリンダブロック
51a1,51a2 嵌合凹部
51a11 逃げ部
50b2 支持凹部
80 動弁機構
81 カム軸
83 チェーン室
86 カムチェーン
89 チェーンガイド
89e1,89e2 凸部

Claims (6)

  1. シリンダブロックと、このシリンダブロックに取り付けられるシリンダヘッドと、クランク軸の回転力をカム軸に伝えるカムチェーンと、前記カムチェーンの移動を押さえるチェーンガイドと、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドに形成され、前記チェーンガイドを収納保持するチェーン室とを備える4サイクルエンジンにおいて、
    前記チェーンガイドには側部から側方に突出する凸部を形成し、
    前記チェーン室には前記凸部を嵌合支持する嵌合凹部を形成し、
    前記嵌合凹部にはシリンダ軸方向から見て前記シリンダヘッドが取付けられるシリンダブロックの取付孔と径方向での干渉を避ける逃げ部を形成したことを特徴とする4サイクルエンジン。
  2. 前記嵌合凹部はシリンダ軸方向から見て前記取付孔とオーバーラップするオーバーラップ部と、前記取付孔から所定の間隔を有する逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の4サイクルエンジン。
  3. 前記嵌合凹部はシリンダ軸方向から見て四角形状とし、この四角形状の取付孔側の角部を斜めにカットして前記逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の4サイクルエンジン。
  4. 前記チェーンガイドの凸部に、シリンダ軸方向から見て前記チェーン室の前記嵌合凹部から所定のクリアランスを有する同形状のオーバーラップ部と逃げ部を形成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の4サイクルエンジン。
  5. 前記チェーンガイドの凸部の上端に、前記チェーン室の天面と当接する面部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の4サイクルエンジン。
  6. シリンダブロックと、このシリンダブロックに取り付けられるシリンダヘッドと、クランク軸の回転力をカム軸に伝えるカムチェーンと、前記カムチェーンの移動を押さえるチェーンガイドと、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドに形成され、前記チェーンガイドを収納保持するチェーン室とを備え、
    前記チェーンガイドには側部から側方に突出する凸部を形成し、
    前記チェーン室には前記凸部を嵌合支持する嵌合凹部を形成し、
    前記嵌合凹部にはシリンダ軸方向から見て前記シリンダヘッドが取付けられるシリンダブロックの取付孔と径方向での干渉を避ける逃げ部を形成し、
    前記クランク軸及び前記カム軸は車体幅方向に配置され、車体の幅方向側部に前記クランク軸の回転力を前記カム軸に伝える前記カムチェーンを有する4サイクルエンジンを搭載することを特徴とする自動二輪車。
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