JP2005112293A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 制御回路がメモリに記憶しているドアの現在位置と、ドアの実際の現在位置との間のずれを解消する。
【解決手段】 電子制御装置400は、サーボモータ100a〜100eの出力軸127の現在位置を検出するとともに、この検出される現在位置に基づきサーボモータの出力軸127を目標停止位置まで駆動させる制御回路200a〜200eとの間で通信し、制御回路200a〜200eに目標停止位置を送信データとして送信するに先だって、出力軸の現在位置を受信データとして制御回路から受信し、かつ、この受信される現在位置が異常であると判定したときには、その現在位置を補正して該当する制御回路に返信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のアクチュエータをそれぞれ制御する複数の制御回路との間で通信する電子制御装置に関する。
従来、車両用空調装置では、空調ユニット内に設けられるエアミックスドアなどの各種ドアを出力軸にて回転駆動する各アクチュエータと、アクチュエータ毎にその出力軸の現在位置を検出するとともに、この検出される現在位置に基づき、各アクチュエータをこのアクチュエータ毎に目標停止位置まで駆動させるように制御する各制御回路と、各制御回路との間と通信して各制御回路のそれぞれにアクチュエータ毎の目標停止位置を送信する電子制御装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−138742号公報
ところで、上述の車両用空調装置では、制御回路としては、現在位置に基づき、出力軸を目標停止位置まで駆動させるものであるので、制御回路により出力軸を目標停止位置まで精度良く駆動させるためには、各制御回路としては、現在位置を正しく認識することが必要になる。
しかし、電磁波などの電気ノイズの影響により制御回路が誤作動を起こし、メモリがリセットしたり、制御回路から現在位置を受信する際に電気ノイズの影響でデータ化けしたりすると、制御回路が認識している現在位置と、実際の現在位置とにずれが生じる。
すなわち、電磁波などの電気ノイズの影響により制御回路が認識している現在位置が異常になることになる。ここで、制御回路が認識している現在位置が異常であるにも関わらず、制御回路が、この異常である現在位置を基に、アクチュエータを制御すると、出力軸を、本来の目標停止位置以外の位置まで回転させてしまい、例えば、ロックなどを発生させてアクチュエータを制御不能にさせる可能性がある。
本発明は、複数のアクチュエータをそれぞれ制御する各制御回路と通信する電子制御装置において、アクチュエータが制御不能になるのを未然に防止するようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数のアクチュエータ(100a〜100e)の出力軸(127)の現在位置をそれぞれ検出するとともに、この検出されるそれぞれ現在位置に基づき複数のアクチュエータの出力軸を目標停止位置までそれぞれ駆動する複数の制御回路(200a〜200e)との間で通信する電子制御装置であって、複数の制御回路がそれぞれアクチュエータを駆動させるに先だって、現在位置を複数の制御回路からそれぞれ受信する受信手段(S91〜S95)と、受信されるそれぞれの現在位置が異常であるか否かをそれぞれ判定する判定手段(S201〜S203)と、受信されるそれぞれの現在位置のうち、ある現在位置が異常であると判定手段によって判定されたとき、ある現在位置を補正して各制御回路のうちある現在位置に該当する制御回路に返信する返信手段(S104、S105)と、を備えることを特徴とする。なお、以下、「各制御回路のうちある現在位置に該当する制御回路」を「該当制御回路」という。
このように、電子制御装置では、現在位置が異常であると判定手段によって判定されたときには、この現在位置を補正して該当制御回路に送信するので、該当制御回路としては、この補正された現在位置に基づき、アクチュエータの出力軸を目標停止位置まで正常に駆動することができ、アクチュエータが制御不能になるのを未然に防止することができる。
ここで、請求項2に記載の発明では、前記受信されるそれぞれの現在位置のうち、ある現在位置が正常であると前記判定手段によって判定された場合には、その判定直後にて、前記複数の制御回路のうち前記ある現在位置に該当する制御回路以外の他の制御回路との間の通信を停止した状態で、前記ある現在位置に該当する制御回路に対して、前記目標停止位置を送信する送信手段(S106)を備えていることを特徴とする。
したがって、該当制御回路は、アクチュエータの出力軸を素早く目標停止位置を駆動させることができる。
また、具体的には、請求項3に記載の発明のように、前記複数のアクチュエータは、前記出力軸の駆動に伴い互いに位相のずれた2つのパルス信号をそれぞれ出力するものであり、前記複数の制御回路は、前記複数のアクチュエータからそれぞれ出力される2つのパルス信号の変化をカウントしてカウント値を現在位置として求めるように構成してもよい。
ここで、現在位置が異常か否かの判定を判定するにあたり、請求項4に記載の発明のように、受信手段は、前記現在位置以外に、前記2つのパルス信号のパルス状態をも前記複数の制御回路からそれぞれ受信するものであり、前記判定手段は、前記複数の制御回路からそれぞれ受信される現在位置が異常か否かの判定を、前記現在位置と前記2つのパルス信号のパルス状態との関係に基づき、行うようにしてもよい。
より、具体的には、請求項5に記載の発明のように、前記現在位置が正常である場合の前記現在位置を示すカウント値のうち下位側所定桁の値と、前記2つのパルス信号のパルス状態との関係を示す記憶データを記憶する記憶手段(420)を備えておれば、前記判定手段は、前記複数の制御回路からそれぞれ受信される現在位置が、前記記憶手段の記憶データに示される関係を満たしているか否かをそれぞれ判定することにより、前記複数の制御回路からそれぞれ受信される現在位置が異常か否かを判定するようにしてもよい。
また、現在位置が異常か否かの判定については、請求項4に記載の発明のようにする場合に限らず、請求項6に記載の発明のようにしてもよい。
例えば、請求項6に記載の発明では、前記受信手段は、前記複数の制御回路からそれぞれ現在位置を周期的に受信するものであり、前記判定手段は、前記複数の制御回路のうち、ある制御回路から今回受信された現在位置と先回受信された現在位置との差が一定値より大きいとき、前記ある制御回路から今回受信された現在位置が異常であると判定することを特徴とする。
したがって、判定手段は、2つのパルス信号を用いることなく、制御回路から受信される現在位置だけで、現在位置が異常か否かを判定することができる。
ここで、請求項7に記載の発明によれば、前記判定手段は、前記複数の制御回路のうち、ある制御回路から今回受信された現在位置と先回受信された現在位置との差が一定値より大きいか否かを周期的に判定するものであり、前記一定値を、前記受信手段により前記それぞれ現在位置を受信する周期と、前記複数のアクチュエータの出力軸の最大速度とによって決めることが必要となる。
一方、請求項8に記載の発明のように、判定手段は、複数の制御回路のうち、ある制御回路から受信された現在位置が予め決められた範囲から外れているとき、ある制御回路から受信された現在位置が異常であると判定するようにしてもよい。
また、現在位置を補正するには、具体的には、次のように構成してもよい。
すなわち、請求項9に記載の発明のように、前記現在位置を示すカウント値のうち下位側所定桁の値、前記2つのパルス信号のパルス状態、及び、前記現在位置の補正量の関係を示すデータを記憶する記憶手段(420)を備えており、前記複数の制御回路のうち、ある制御回路から受信される現在位置が異常であると前記判定手段によって判定された場合には、前記返信手段は、前記ある制御回路から受信される現在位置及び前記2つのパルス信号のパルス状態と、前記記憶手段に記憶されるデータとに基づき補正量を決定するとともに、この決定された補正量に基づき、前記現在位置を補正して前記ある制御回路に返信するように構成する。
また、請求項10に記載の発明のように、複数のアクチュエータとしては、その出力軸の駆動により、室内の空気調和を行う空調ユニット(50)に設けられる複数のドア(1a〜1e)をそれぞれ駆動させるものを用いてもよい。
ところで、制御回路について現在位置が異常であると判定された場合において、アクチュエータの初期化を実施させることなく、そのまま、当該制御回路によりアクチュエータを駆動させると、アクチュエータにロックなどを発生させてアクチュエータを制御不能にさせる可能性がある。
なお、初期化とは、アクチュエータの出力軸を原点位置まで駆動させて出力軸が原点位置に位置していることを記憶させることである。
そこで、現在位置が異常であると判定されると、アクチュエータの初期化を実施させることが好ましいと考えられるものの、アクチュエータに初期化を実施させるには、空調ユニットを一旦、停止させることが必要になる。このため、初期化を実施すると、空調ユニットの空調動作が停止するので、ユーザに対して違和感を与える可能性がある。
そこで、請求項11に記載の発明のように、複数の制御回路は、アクチュエータの出力軸を原点位置まで駆動させて出力軸が原点位置に位置していることを記憶する初期化手段をそれぞれ備えているものであり、受信されるそれぞれの現在位置のうち、ある現在位置が異常であると判定手段によって判定された場合には、指示手段によって、複数の制御回路のうちある制御回路に対して、空調ユニットによる空調動作が停止された後に初期化手段を稼働させるように指令することが好ましい。
この場合、ある制御回路が、空調ユニットによる空調動作が停止された後にアクチュエータの初期化を実施するので、空調ユニットを停止させることがなくなり、ユーザに対して違和感を与えることを未然に防ぐことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1に、本発明に係る電子制御装置が適用された車両用空調装置の全体構成を示す。
車両用空調装置は、計器盤内に収納された空調ユニット50を備えており、この空調ユニット50はケース5を備えている。空調ケース5内において、内外気切換ドア1bが、ケース5に回転可能に支持されて、サーボモータ100eによる駆動のもとに、第1切換位置(図に実線で示す位置)に切り替えられて、空調ケース5内にその外気導入口5aから外気を流入させる。
一方、内外気切換ドア1bが、サーボモータ100eによる駆動のもとに、第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り替えられて、空調ケース5内にその内気導入口5bから車室内の空気(内気)を流入させる。
ブロワ9は、ブロワモータ9aの回転速度に応じて、外気導入口5aからの外気または内気導入口5bからの内気を空気流としてエバポレータ4に送風し、エバポレータ4は、そのブロワ9から吹き出される空気流を、公知の冷凍サイクルの作動によって循環する冷媒により冷却する。
エアミックスドア(A/Mドア)1aは、サーボモータ100dにより駆動されて、エバポレータ4から吹き出される冷却空気流をヒータコア3に流入される気流とヒータコア3をバイパスする気流(以下、バイパス冷却気流という)とに分流する。
ヒータコア3に流入される気流は、ヒータコア3内のエンジン冷却水(温水)により加熱されるので、ヒータコア3から温風が吹き出されることになる。これに伴い、ヒータコア3から吹き出される温風とバイパス冷却気流とは混合されて吹出口ドア1c、1d、1eに向けて流動されることになる。温風とバイパス冷却気流との混合比SW(%)は、エアミックスドア1aの開度により決められることになる。
吹出口ドア1cは、サーボモータ100cによる駆動のもとに、デフモード時にて第1切換位置(図に実線で示す位置)から第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り換えられて、開口部5cを開けて開口部5cから主にフロントウインドシールドの内面に向けて空気を吹き出さる。
吹出口ドア1eは、サーボモータ100bによる駆動のもとに、フェイスモード時に第1切換位置(図に実線で示す位置)から第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り換えられて、開口部5eを開けこの開口部5eから車室の乗員上半身に向けて空気を吹き出させる。
吹出口ドア1dは、サーボモータ100aによる駆動のもとに、フットモード時にて第1切換位置(図に実線で示す位置)から第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り換えられて、開口部5dを開け開口部5dから車室の乗員下半身に向けて空気を吹き出させる。
なお、バイレベルモード時には、吹出口ドア1e、1dのそれぞれを第2切換位置に切り換えて、開口部5d、5eの双方を開ける。また、ドア1a〜1eは、それぞれ、樹脂等で板状にそれぞれ成形されたものである。そして、以下、吹出口ドア1c、1d、1eを区別するために、それぞれ、デフ吹出口ドア1c、フット吹出口ドア1d、フェイス吹出口ドア1eともいう。
電子制御装置(ECU)400は、図1、図2に示すように、メモリ420、マイクロコンピュータ410、および定電圧回路430から構成されている。そして、マイクロコンピュータ410は、内気温センサS1により検出される車室内温度と、日射センサS2により検出される車室内の日射強度と、外気温センサS3により検出される車室外の温度と、乗員により設定された温度設定器Reから出力される設定温度等などに応じて、制御回路200a〜200dを介してサーボモータ100a〜100eを制御するとともに、ブロアモータ9aを制御する。
ここで、制御回路200a〜200dは、サーボモータ毎に設けられており、制御回路200a〜200dは、後述するように、サーボモータ100a〜100eのうち該当するサーボモータを制御する。なお、電子制御装置400とサーボモータ100a〜100eとの間では、通信ライン、電源ライン、グランドラインによって繋がっている。
また、メモリ420は、コンピュータプログラムなどが記憶されるROM、および、マイクロコンピュータ410の処理に伴うデータなどを記憶するRAMなどから構成されている。定電圧回路430は、車載バッテリBから出力される電圧を一定電圧に変換してマイクロコンピュータ410などに出力する。
次に、サーボモータ100a〜100eの構成について図3〜図7を用いて説明する。
ここで、サーボモータ100a〜100eは、その駆動対象となるドアやそのドアの可動範囲が個々に異なるだけで、個々に実質的構成が同様であるため、サーボモータ100a〜100eの一例としてサーボモータ100dの構成について説明する。
図3はサーボモータ100dの外観図であり、図4はサーボモータ100dの構成図である。そして、図4中、直流モータ110は、車載バッテリBからの電源が供給されて、出力軸111を回転させるものであり、減速機構120は直流モータ110から入力された回転力を減速してエアミックスドア(A/Mドア)1aに向けて出力する変速機構である。なお、以下、直流モータ110及び減速機構120等の回転駆動する機構部を駆動部130と呼ぶ。
ここで、減速機構120は、直流モータ110の出力軸111に圧入されたウォーム121、このウォーム121と噛み合うウォームホィール122、及び複数枚の平歯車123、124、125からなる歯車列であり、出力側に位置する最終段歯車(出力側歯車)126には、出力軸127が設けられている。
なお、ケーシング140は駆動部130を収納するととともに、後述するブラシ(電気接点)155〜157が固定されたケーシングである。
また、減速機構120のうち、直流モータ110により直接駆動される入力歯車(ウォーム121)より出力側(出力軸127)には、図5〜7(特に、図7参照)に示すように、パルスパターンプレート(以下、パターンプレートと呼ぶ。)153が設けられており、このパターンプレート153は、円周方向に交互に並んだ導電部151a、152a及び非導電部151b、152bからなる第1、2パルスパターン151、152が設けられたもので、出力軸127と一体的に回転する。
このとき、導電部151a、152aの円周角α1、α2及び非導電部151b、152bの円周角β1、β2を互いに等しくするとともに、第1パルスパターン151の位相を第2パルスパターン152の位相に対して円周角α1、α2(=円周角β1、β2)の略1/2ずらしている。
なお、第1、2パルスパターン151、152は電気的に繋がっており、第1、2パルスパターン151、152は、両パルスパターン151、152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)154と電気的に繋がって、後述するブラシ157を介してバッテリ(図示せず。)の負極側に電気的に繋がっている。
一方、ケーシング140側には、バッテリの正極側に接続された銅系導電材料製の第1〜3ブラシ(電気接点)155〜157が樹脂一体成形により固定されており、第1ブラシ155は第1パルスパターン151に接触し、第2ブラシ156は第2パルスパターン152に接触し、第3ブラシ157はコモンパターン154に接触するように構成されている。
なお、本実施形態では、第1〜3ブラシ155〜157とパターンプレート153との接点を2点以上(本実施形態では、4点)とすることにより、第1〜3ブラシ155〜157と導電部151a、152a(コモンパターン154を含む。)との電気接続を確実なものとしている。
また、出力軸127には、図3に示すように、エアミックスドア1aが圧入固定されており、エアミックスドア1aは、出力軸127の回転に伴って、ストッパ5a、5b間を回転する。また、ストッパ5a、5bは、エアミックスドア1aを衝突させて出力軸127の制御範囲X1を設定するものであり、空調ケース5から突起するように設けられている。
次に、サーボモータ100dの概略作動について図8〜図10を用いて説明する。
図8はサーボモータ100dの制御回路200dを示す模式図であり、この制御回路200dは、直流モータ110を駆動するモータ駆動回路210、並びにパターンプレート153で発生するパルス信号に基づいて出力軸127の回転角及び回転の向きを検出する回転角度検出器(回転角度検出手段)220、各種制御情報を記憶するフラッシュメモリ等の入力された情報を電力の供給を受けることなく保持することができる記憶回路230、通信ラインを通して電子制御装置400と通信する通信回路250などを有して構成されている。
そして、直流モータ110が回転して出力軸127(パターンプレート153)が回転すると、第1、2ブラシ155、156と導電部151a、152aとが接触する通電(ON)状態、及び第1、2ブラシ155、156と非導電部151b、152bとが接触する非通電(OFF)状態が相互に周期的に発生することになる。
したがって、第1、2ブラシ155、156には、直流モータ110が所定角度回転する毎にパルス信号が発生する。ここで、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、第1、2ブラシ155、156とパターンプレート153とにより出力軸127が所定角度回転する毎にパルス信号を発するパルス発生器(パルス発生手段)158(図8参照)を構成している。
また、第1パルスパターン151の位相と第2パルスパターン152の位相とがずれているため、パルス発生器158では、第1パルスパターン151と第1ブラシ155とにより発生する二位相のパルス信号(以下、このパルス信号をA相パルスと呼ぶ。)と、第2パルスパターン152と第2ブラシ156とにより発生するA相パルス対して位相のずれた二位相のパルス信号(以下、このパルス信号をB相パルスと呼ぶ。)とが発生する。
このため、本実施形態では、A相パルス及びB相パルスのうちいずれの信号が先に回転角度検出器220に入力されるかによって、直流モータ110(出力軸127)の回転方向を検出している。
また、図9に示すように、直流モータ110がプラスカウント方向に回転すると、A相パルスおよびB相パルスの状態が「0、1」→「1、1」→「1、0」→「0、0」→「0、1」→…の順に周期的に切り替わる一方、直流モータ110がマイナスカウント方向に回転すると、A相パルスおよびB相パルスの状態が「1、1」→「0、1」→「0、0」→「1、0」→「1、1」→…の順に周期的に切り替わる。
そこで、回転角度検出器220は、このA相、B相パルスの状態の切り替わりに基づき、出力軸127の現在位置を更新する。具体的には、A相パルスおよびB相パルスの状態が「0、1」→「1、1」→「1、0」→「0、0」→「0、1」→…の順に切り替わる毎に現在位置を1つずつ増加させる。一方、A相パルスおよびB相パルスの状態が「1、1」→「0、1」→「0、0」→「1、0」→「1、1」→…の順に切り替わる毎に、現在位置が1つずつ減少させる。すなわち、A相パルスおよびB相パルスのパルス状態の変化をカウントしてそのカウント値を現在位置として求めることになる。
ここで、現在位置を示すカウント値は二進数コードで表されるため、図10に示すように、A相、B相パルスの状態が「0、1」のとき、現在位置の下二桁を「00」とすると、A相、B相パルスの状態が「1、1」に移行すると、現在位置の下二桁が更新されて「01」となる。なお、「現在位置の下二桁」が、「請求項5に記載の発明の記載の下位側所定桁」に相当する。
さらに、A相、B相パルスの状態が「1、0」に移行すると、現在位置の下二桁が更新されて「10」となり、その後A相、B相パルスの状態が「0、0」に移行すると、現在位置の下二桁が更新されて「11」となる。その後、A相、B相パルスの状態が「0、1」に戻ると、現在位置の下二桁が「00」になる。
このように、A相、B相パルスの状態が、「0、1」→「1、1」→「1、0」→「0、0」→「0、1」の順に替わると、現在位置の下二桁が「00」→「11」→「10」→「00」→「00」の順に替わることになる。このことにより、現在位置が正常値である限り、A相、B相パルスの状態と現在位置の下二桁とが予め決められた1対1の対応関係を有することになる。
なお、図10は、A相、B相パルスの状態と、現在位置を示す二進数コードのうちの下二桁との対応関係を示す図表である。
一方、制御回路200dは、電子制御装置400から目標停止位置を受信してサーボモータ100dの出力軸127の駆動を開始したときには、A相、B相パルスの状態に応じて出力軸127の現在位置を更新してメモリ230に記憶して、目標停止位置と現在位置と一致したとき、サーボモータ100dへの給電を停止してサーボモータ100dを停止させる。このことにより、サーボモータ100dは、内外気切換ドア1bを第1、第2切換位置のうち一方まで回転させることになる。
さらに、制御回路200dは、サーボモータ100dを初期化する機能(これは、請求項8に記載の初期化手段に相当する)を有している。この初期化する機能では、サーボモータ100dの出力軸127をマイナスカウント方向に一定期間、回転させて、その後、A相、B相パルスの振幅の変化が停止されたとき、ストッパ5aによりドアが停止したと判定する。このとき、出力軸127が原点位置に位置していることとメモリ230に記憶することになる。
次に、本実施形態の作動について、図11〜図14を用いて説明する。図11は、電子制御装置400のマイクロコンピュータ410による制御処理を示すフローチャート、図12はマイクロコンピュータ410による制御処理のサーボモータ毎の詳細を示すフローチャート、図13は図12中の位置ずれ判定処理(S102)の詳細を示すフローチャートである。
マイクロコンピュータ410は、図11〜図13のフローチャートに従って、メモリ420に記憶されるコンピュータプログラムを実行する。このコンピュータプログラムは、イグニッションスイッチIGがONされると一定期間毎に繰り返される。イグニッションスイッチIGは、乗員に操作されて、マイクロコンピュータ410にバッテリBからの給電を許可するためのスイッチである。
先ず、サーボモータ100a〜100eのそれぞれの出力軸127の目標停止位置を算出する(S90)。
最初に、車室内の室内温度Trを検出する内気温センサS1、車室内に照射される日射強度Tsを検出する日射センサS2、車室外の外気温度Tamを検出する外気温センサS3、制御目標となる車室内の設定温度Tsetを設定したり、吹出モードなどをマニュアルで乗員が設定するための設定器Re等からの出力信号を読み込む。そして、Tr、Ts、Tam、Tsetを予め記憶される数式1に代入して目標吹出温度TAOを求める。
TAO=Kest・Tset−Kr・Tr
−Kam・Tam−Ks・Ts+C……数式1
なお、Kest、Kr、Kam、Ksは、各センサの出力信号のそれぞれゲインで、Cは定数である。
ここで、目標吹出空気温度TAOとエンジン冷却水温Tw及び出口温度Teとに基づき、メモリ420内に予め記憶されている下記数式2を用いて、エアミックスドア1aの目標開度θoを算出する。
θo={(TAO−Te)/(Tw−Te)}×100(%)……数2
ここで、ヒータコア3に気流を流す流路を完全に閉じたとき、目標開度θoを0%とし、ヒータコア3をバイパスする流路を完全に閉じたとき、目標開度θoを100%とする。そして、この算出される目標開度θoに基づき、サーボモータ100aの出力軸127の目標停止位置を求める。
ここで、エアミックスドア1aの目標開度θoと、目標停止位置とは1対1で対応しており、目標開度θoと目標停止位置との対応関係を示す対照表がメモリ420に予め記憶されており、この記憶される対照表に基づき、目標停止位置が選択されることになる。
次に、目標吹出空気温度TAOに基づき、メモリ420内に予め記憶されている図13の特性図より、吸込口モードとして、内気導入モード、外気導入モードのいずれにするかを決定する。
ここで、吸込口モードとサーボモータ100eの出力軸127の目標停止位置とは、1対1で対応付けられており、吸込口モードと目標停止位置と対応関係を示す対照表がメモリ420に予め記憶されており、この記憶される対照表に基づき、サーボモータ100eの出力軸127の目標停止位置が選択されることになる。
次に、目標吹出空気温度TAOに基づいて、メモリ420内に予め記憶されている図11の特性図より、吹出口モードとして、フェイスモード(FACE)、バイレベルモード(B/L)、およびフットモード(FOOT)のいずれのモードを実施するのかを決定する。また、設定器Reにより、デフモードがマニュアルで吹出口モードとして設定されているときには、この設定されているデフモードを吹出口モードとして実施すると決定する。以上のように、フェイスモード、バイレベルモード、フットモード、デフモードのいずれかが吹出口モードとして実施されると決定されることになる。
ここで、吹出口モードと、サーボモータ100a〜100cの各出力軸127の目標停止位置とは1対1で対応付けられている。そして、吹出口モードと、サーボモータ100a〜100cの各出力軸127の目標停止位置との対応関係を示す対照表がメモリ420に予め記憶されており、この記憶される対照表に基づいて、サーボモータ100a〜100cの各出力軸127の目標停止位置が選択されることになる。
以上により、サーボモータ100a〜100eのそれぞれの目標停止位置が決定されることになる。
次に、制御回路200a〜200dのそれぞれと時分割で送受信処理する(S91〜S95)。
先ず、制御回路200aとの間の送受信処理について図14の制御フローチャートを用いて説明すると、制御回路200aから、現在位置および現在のA相、B相のパルス状態を含む現在情報を受信して(S101)、現在位置の位置ずれが生じているか否かを判定する(S102)。
この判定は、制御回路200aが認識しているサーボモータ100aの出力軸127の現在位置と実際の出力軸127の現在位置とにずれが生じているか否か判定するものである。換言すれば、制御回路200aが記憶している出力軸127の現在位置が異常であるか否かを判定することになる。なお、当該位置ずれ判定処理(S102)の詳細については、後述する。
そして、メモリ420において、後述する位置ずれフラグがリセットされているとき(位置ずれフラグ=0)、位置ずれが生じていないとして、S103の判定でNOと判定する。この場合、その直後にて、制御回路200b〜200dとの間の通信を停止した状態で、サーボモータ100aの出力軸127の目標停止位置を制御回路200aに送信する(S106)。これに伴い、制御回路200aは、サーボモータ100dによってエアミックスドア1aを目標停止位置まで駆動させることになる。
なお、「制御回路200b〜200d」は、請求項2に記載の発明における「前記複数の制御回路のうち前記ある現在位置に該当する制御回路以外の他の制御回路」に相当する。
また、メモリ420に設定されている位置ずれフラグがセットされているとき(位置ずれフラグ=1)、位置ずれが生じているとして、予めメモリ420に記憶されるデータ(図16の図表参照)、現在位置、現在のA相、B相のパルス状態に基づき、現在位置の補正量を決定する(S104)。
ここで、図16は、現在位置の下二桁と、現在のA相、B相のパルス状態と、補正量とが、1対1対1で対応付けられている図表である。この図表を基に、現在位置の補正量として、−1、±0、+1、+2のうち1つが決定されることになる。
例えば、現在位置の下二桁が「00」で、現在のA相、B相のパルス状態「0」「1」であるときには、位置ずれが生じていなく、現在位置が正常であるため、補正量とは「±0」となる。
一方、現在位置の下二桁が「00」で、現在のA相、B相のパルス状態「0」「0」であるときには、位置ずれが生じており、現在位置が異常であるため、補正量とは「−1」となる。このように選択される補正量を現在位置に加算することにより、現在位置を補正してこの補正された現在位置を制御回路200aに送信する。
すると、制御回路200aは、この送信された現在位置を記憶回路230に記憶するとともに、この記憶された現在位置に基づいてサーボモータ100aの出力軸127を目標停止位置まで駆動させることになる。
次に、上述の位置ずれ判定処理(S102)について図15の制御フローチャートチャートを用いて説明する。
今回の現在位置と先回の現在位置の差の絶対値(|今回の現在位置−先回の現在位置|)が予め決められた範囲Npを越えているか否か判定することにより、位置ずれが生じているか否かを判定する(S201)。なお、範囲Npを決める根拠については後述する。
ここで、今回の現在位置と先回の現在位置の差の絶対値範囲Npを越えているとき、位置ずれが生じていると判定したとき、位置ずれフラグをセットする(S204)。
また、今回の現在位置と先回の現在位置の差の絶対値範囲Npを越えていないとき、現在位置が予め決められた出力軸127の制御範囲X1外であるか否かを判定する。そして、現在位置が出力軸127の制御範囲X1外であるとき、位置ずれが生じていると判定したとき、位置ずれフラグをセットする(S204)。
さらに、現在位置が予め決められた出力軸127の制御範囲X1内であるとき、現在位置の下二桁および現在のA相、B相のパルス状態の関係から、メモリ420に予め記憶されたデータ(図10の図表参照)を基に、位置ずれが生じているか否かを判定する。なお、図10は、位置ずれを生じていないとき、すなわち、正常である現在位置の下二桁およびA相、B相のパルス状態における1対1の関係を示す図表である。
例えば、今回受信された現在位置及び現在位置の下二桁が、図10に示す図表の関係を満たしていると、位置ずれが生じていないと判定し、今回受信された現在位置及び現在位置の下二桁が、図10に示す図表の関係を満たしていないと、位置ずれが生じていない(すなわち、現在地が正常である)と判定して、位置ずれフラグをセットする。
以上のように、制御回路200aとの間の送受信処理が行われると、送受信処理の場合と同様に、その後、制御回路200b、200c、200d、200eの間で時分割にて送受信処理を行うことになる。
このため、制御回路200aの場合と同様に、制御回路200b〜200eの間で、出力軸127の現在位置の位置ずれ判定処理、現在位置の補正処理、目標停止位置の送信処理などを行うことになる。
このため、制御回路200b〜200eは、それぞれ、サーボモータ100b〜100eのうち該当するサーボモータの出力軸127を目標停止位置まで回転させる。このことにより、サーボモータ100b〜100eは、それぞれ該当するドアを第1、第2切換位置のうち一方まで回転させることになる。その後、目標算出(S90)の処理に戻り、S90〜S95の処理が周期的に行われることになる。
次に、範囲Npを決める根拠について説明すると、図11に示す制御処理の周期をTとすると、サーボモータ100dによるエアミックスドア1aの回転速度の最大値Smaxと周期Tとから、1周期でエアミックスドア1aの最大移動量(=Smax×T)が決定される。
そして、この最大移動量を範囲Npとして設定する。このため、(|今回の現在位置−先回の現在位置|)が範囲Npを越えているか否かにより、位置ずれが生じているか否かを判定することができる。
ここで、上述のごとく、位置ずれが生じているとして、位置ずれフラグがセットされているときには、イグニッションスイッチIGがオフされて、空調ユニット50による空調動作が停止された後にて、位置ずれが生じているサーボモータに対応する制御回路に対して初期化を稼働させるように指示する。このように、「初期化を稼働させるように指示する機能」が、「請求項8に記載の指示手段」に相当する。
このため、制御回路は、サーボモータの出力軸127をマイナスカウント方向に一定期間、回転させる。その後、A相、B相パルスの振幅の変化が停止されたとき、ストッパ5aによりドアが停止したとき判定する。これに伴い、サーボモータへの給電を停止して、かつ、ドアが原点位置に位置していると記憶回路230に記憶する
次に、本実施形態の作用効果について説明する。すなわち、本実施形態の電子制御装置400は、サーボモータ100a〜100eの出力軸127の現在位置をそれぞれ検出するとともに、この検出されるそれぞれ現在位置に基づきそれぞれの出力軸127を目標停止位置までそれぞれ駆動する制御回路200a〜200eとの間で通信する。
そして、電子制御装置400は、制御回路200a〜200eがそれぞれサーボモータ100a〜100eを駆動させるに先だって、現在位置を制御回路200a〜200eからそれぞれ受信して、この受信されるそれぞれの現在位置が異常であるか否かをそれぞれ判定する。
ここで、この受信されるそれぞれの現在位置のうち、例えばサーボモータ100aの現在位置が異常であるとしたとき、当該現在位置を補正して制御回路200a〜200eのうち当該現在位置に該当する制御回路200aに返信する。
このように、電子制御装置400が、現在位置が異常であると判定したときには、この現在位置を補正して該当制御回路200aに送信するので、該当制御回路200aとしては、現在位置の異常を解消することができ、この補正された現在位置に基づき、サーボモータ100aの出力軸127を目標停止位置まで正常に駆動することができるので、サーボモータ100aが制御不能になるのを未然に防止することができる。
また、本実施形態では、電子制御装置400が、例えば、サーボモータ100aの現在位置が正常であると判定したとき、その直後にて、当該現在位置に該当する制御回路200aに対して、目標停止位置を送信するので、該当制御回路200aとしては、サーボモータ100aの出力軸127を素早く目標停止位置を駆動させることができる。
また、本実施形態では、例えばサーボモータ100aの出力軸127に位置ずれが生じていると判定したときには、制御回路200aに対して、その直後ではなく、空調ユニット50による空調動作が停止された後にて、サーボモータ100aの初期化を稼働させるように指示する。このため、制御回路200aは、空調ユニット50による空調動作の停止後にて、サーボモータ100aを初期化する。このため、空調ユニット50による空調動作中にその動作を一旦停止させて、乗員に違和感を与えることを未然に防ぎ得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態においては、ドア1a〜1eをストッパ5aに衝突させてサーボモータ100a〜100eの回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その後は、原点位置を作動基準としてサーボモータ100a〜100eを制御したが、原点位置からずれた位置を作動基準としてサーボモータ100a〜100eを制御してもよい。
上述の実施形態では、摺動接点方式の位置検出装置を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光学式のエンコーダ等のその他の位置検出装置にも適用することができる。
上述の実施形態では、出力軸127にパルス発生器158を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパルス発生器158(パルスプレート153)用にさらに減速した回転部を設けパルス信号を発生させてもよい。
上述の実施形態では、車両用空調装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態においては、サーボモータ100a〜100eの回転を機械的に原点位置にて停止させたものを示したが、本発明はこれに限らず、サーボモータへの給電を停止させてサーボモータ100a〜100eの回転を原点位置にて停止させるようにしてもよい。
上述の実施形態においては、アクチュエータとして、直流モータ110を有するサーボモータ100a〜100eを用いた例について説明したが、これに限らず、出力軸を入力パルス信号に基づき一定角度毎に回転させるステッピングを有するものを用いてもよい。
この場合、入力パルス信号を数えるだけで、出力軸127の現在位置を推定することができるので、上述のように説明した出力軸127の位置検出する構成を用いる必要が無くなる。
本発明の実施形態に係る車両用空調装置の模式図である。 図1の電子制御装置および制御回路の接続構成を示す図である。 図1のサーボモータの外形を示す図である。 図1のサーボモータの概略構成を示す図である。 (a)は図4のパルスプレートの正面図であり、(b)は(a)の側面図である。 図5のA−A断面図である。 図5のパルスプレートの拡大図である。 図1のサーボモータ100eの構成を示す図である。 パルス発生器から発生するパルス信号のパルス状態を示す図である。 A相、B相のパルス状態と現在位置の下二桁の関係を示す図表である。 図1の電位制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 吸込口モードを決める為の特性図である。 吹出口モードを決める為の特性図である。 図11の送受信処理の一部の詳細を示すフローチャートである。 図14の一部の処理の詳細を示すフローチャートである。 図1の電子制御装置の送受信処理を説明する為の図表である。
符号の説明
100a〜100e…サーボモータ、
110…直流モータ、
220…回転角度検出器、
200a〜200d…制御回路、
400…電子制御装置
410…マイクロコンピュータ
420…メモリ。

Claims (11)

  1. 複数のアクチュエータ(100a〜100e)の出力軸(127)の現在位置をそれぞれ検出するとともに、この検出されるそれぞれの現在位置に基づき前記複数のアクチュエータの出力軸を目標停止位置までそれぞれ駆動する複数の制御回路(200a〜200e)との間で通信する電子制御装置であって、
    前記複数の制御回路が前記それぞれのアクチュエータを駆動するに先だって、前記現在位置を前記複数の制御回路からそれぞれ受信する受信手段(S91〜S95)と、
    前記受信されるそれぞれの現在位置が異常であるか否かをそれぞれ判定する判定手段(S201〜S203)と、
    前記受信されるそれぞれの現在位置のうち、ある現在位置が異常であると前記判定手段によって判定されたとき、前記ある現在位置を補正して前記各制御回路のうち前記ある現在位置に該当する制御回路に返信する返信手段(S104、S105)と、を備えることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記受信されるそれぞれの現在位置のうち、ある現在位置が正常であると前記判定手段によって判定された場合には、その判定直後にて、前記複数の制御回路のうち前記ある現在位置に該当する制御回路以外の他の制御回路との間の通信を停止した状態で、前記ある現在位置に該当する制御回路に対して、前記目標停止位置を送信する送信手段(S106)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記複数のアクチュエータは、前記出力軸の駆動に伴い互いに位相のずれた2つのパルス信号をそれぞれ出力するものであり、
    前記複数の制御回路は、前記複数のアクチュエータからそれぞれ出力される2つのパルス信号の変化をカウントしてカウント値を現在位置として求めることを特徴とする請求項1または2に記載の電子制御装置。
  4. 前記受信手段は、前記現在位置以外に、前記2つのパルス信号のパルス状態をも前記複数の制御回路からそれぞれ受信するものであり、
    前記判定手段は、前記複数の制御回路からそれぞれ受信される現在位置が異常か否かの判定を、前記現在位置と前記2つのパルス信号のパルス状態との関係に基づき、行うことを特徴とする請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記現在位置が正常である場合の前記現在位置を示すカウント値のうち下位側所定桁の値と、前記2つのパルス信号のパルス状態との関係を示す記憶データを記憶する記憶手段(420)を備えており、
    前記判定手段は、前記複数の制御回路からそれぞれ受信される現在位置が、前記記憶手段の記憶データに示される関係を満たしているか否かをそれぞれ判定することにより、前記複数の制御回路からそれぞれ受信される現在位置が異常か否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の電子制御装置。
  6. 前記受信手段は、前記複数の制御回路からそれぞれ現在位置を周期的に受信するものであり、
    前記判定手段は、前記複数の制御回路のうち、ある制御回路から今回受信された現在位置と先回受信された現在位置との差が一定値より大きいとき、前記ある制御回路から今回受信された現在位置が異常であると判定することを特徴とする請求項3に記載の電子制御装置。
  7. 前記判定手段は、前記複数の制御回路のうち、ある制御回路から今回受信された現在位置と先回受信された現在位置との差が一定値より大きいか否かを周期的に判定するものであり、
    前記一定値は、前記受信手段により前記それぞれ現在位置を受信する周期と、前記複数のアクチュエータの出力軸の最大速度とによって決められていることを特徴とする請求項6に記載の電子制御装置。
  8. 前記判定手段は、前記複数の制御回路のうち、ある制御回路から受信された現在位置が予め決められた範囲から外れているとき、前記ある制御回路から受信された現在位置が異常であると判定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電子制御装置。
  9. 前記現在位置を示すカウント値のうち下位側所定桁の値、前記2つのパルス信号のパルス状態、及び、前記現在位置の補正量の関係を示すデータを記憶する記憶手段(420)を備えており、
    前記複数の制御回路のうち、ある制御回路から受信される現在位置が異常であると前記判定手段によって判定された場合には、前記返信手段は、前記ある制御回路から受信される現在位置及び前記2つのパルス信号のパルス状態と、前記記憶手段に記憶されるデータとに基づき補正量を決定するとともに、この決定された補正量に基づき、前記現在位置を補正して前記ある制御回路に返信することを特徴とする請求項4に記載の電子制御装置。
  10. 前記複数のアクチュエータは、その出力軸の駆動により、室内の空気調和を行う空調ユニット(50)に設けられる複数のドア(1a〜1e)をそれぞれ駆動するものであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の電子制御装置。
  11. 前記複数の制御回路は、前記アクチュエータの出力軸を原点位置まで駆動させて前記出力軸が原点位置に位置していることを記憶する初期化手段をそれぞれ備えているものであり、
    前記受信されるそれぞれの現在位置のうち、ある現在位置が異常であると前記判定手段によって判定された場合には、前記複数の制御回路のうちある制御回路に対して、前記空調ユニットによる空調動作が停止された後に前記初期化手段を稼働させるように指令する指示手段を備えていることを特徴とする請求項10に記載の電子制御装置。
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