JP3941725B2 - 電動アクチュエータシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動アクチュエータシステムに関するもので、車両用空調装置の各種の板ドア等の可動部材を駆動する電動アクチュエータシステムに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、車両用空調装置の空調ユニット内において、吹出空気温度を調節するためのエアミックスドア(A/Mドア)、吹出口を切り換えるための吹出口ドアなどのドアを回転させるために、電子制御装置との間で通信するための通信制御部を備えたステップモータ(以下、通信機能付ステップモータという)が提案されている。
【0003】
そして、空調ユニット内で複数のドアを駆動するために、複数の通信機能付ステップモータが備えられている場合には、各通信機能付ステップモータのそれぞれと電子制御装置との間を通信ラインを接続している。各通信機能付ステップモータは、個々のIDコードを記憶している。
【0004】
ここで、電子制御装置が、ステップモータ毎に目標位置を指定する場合には、ステップモータ毎のIDコードを個々の目標位置(ステップ数)を付加して通信ラインに出力する。
【0005】
また、ある通信機能付ステップモータは、通信ラインに出力される目標位置を受信し、この目標位置に付加されたIDコードと予め記憶されたIDコードとが一致しているときには、この受信された目標位置が自己に指定されていると判定して、さらにこの受信された目標位置までドアを1ステップ(一定角度)ずつ回転させる。
【0006】
このことにより、複数の通信機能付ステップモータは、予め記憶されたIDコードを用いて電子制御装置から正規な目標位置を取得して、この取得された目標位置までドアを回転させることになる。
【0007】
しかしながら、例えば、エアミックスドア用の通信機能付ステップモータを、誤って、吹出口ドア用の位置に取り付けた場合、電子制御装置は、エアミックスドア用通信機能付ステップモータが誤った位置に取り付けれていることを認識できない。
【0008】
このため、エアミックスドア用の通信機能付ステップモータが、予め記憶されたIDコードを用いて通信ラインを介して目標位置を取得しても、この取得された目標位置は、エアミックスドア用のデータであって、吹出口ドア用通信機能付ステップモータに合致する目標位置ではない。
【0009】
したがって、この誤って取り付けられたエアミックスドア用の通信機能付ステップモータが、通信ラインを介して取得した目標位置を用いて吹出口ドアを回転させても、この吹出口ドアの回転は、空調制御と無関係になものになる。すなわち、通信機能付ステップモータが誤った位置に組み付けられると、電子制御装置が、この組み付けられた通信機能付ステップモータを正常に制御することができないといった問題が生じる。
【0010】
本発明は、上記点に鑑み、電動モータが誤った位置に組み付けられているか否かを検出するようにした電動アクチュエータシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、電動モータ(110)と、この電動モータを目標位置まで回転させる通信制御部(200a〜200e)とをそれぞれ備えかつ、出力軸(127)の回転範囲がそれぞれ設定されている各サーボモータ(100a〜100e)と、それぞれの通信制御部にサーボモータ毎の目標位置を送信する電子制御装置(400)と、を有する電動アクチュエータシステムであって、電子制御装置は、サーボモータ毎に出力軸の回転範囲を記憶する記憶手段(420)と、それぞれの通信制御部によりサーボモータ毎の出力軸の回転範囲を検出させる検出手段(S216)と、検出された回転範囲と記憶された回転範囲とをサーボモータ毎に比較して、サーボモータが誤った位置に組み付けられているか否かをサーボモータ毎に判定する位置判定手段(S217)と、を備えていることを特徴とする。
【0012】
これにより、電動モータが誤った位置に組み付けられているか否かを検出することができる。
【0013】
また、請求項1に記載の発明では、各サーボモータのうち、ある1つのサーボモータが誤った位置に組み付けられていると位置判定手段が判定したとき、電子制御装置は、ある1つのサーボモータが誤って組み付けられている位置に対応する目標位置を、ある1つのサーボモータの通信制御部に送信する送信手段を有することを特徴とする。
【0014】
これにより、ある1つのサーボモータが誤った位置に組み付けられていることが検出されても、このサーボモータを正規な位置に組み付け直すことなく、サーボモータを目標位置まで回転させることができる。
【0015】
さらに、請求項1に記載の発明では、記憶手段は、サーボモータの組み付け位置毎の識別コードを記憶し、それぞれの通信制御部には、組み付け位置毎の識別コードがそれぞれ記憶されており、ある1つのサーボモータが正規な位置に組み付けられていると位置判定手段が判定したときには、送信手段は、ある1つのサーボモータが正規に組み付けられている位置に対応する識別コードを用いて、正規に組み付けられている位置に対応する目標位置を送信し、また、ある1つのサーボモータが誤った位置に組み付けられていると位置判定手段が判定したときには、送信手段は、ある1つのサーボモータの通信制御部に記憶される識別コードを用いて、誤って組み付けられている位置に対応する目標位置を送信するように構成している。
【0016】
また、請求項2に記載の発明では、位置判定手段は、検出された回転範囲と記憶された回転範囲とが5%以上異なるとき、サーボモータが誤った位置に組み付けられていると判定することを特徴とする。
【0017】
また、請求項3に記載の発明では、各電動モータのそれぞれは、出力軸を所定角度毎に回転させるステップモータであることを特徴とする。
【0018】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る電動アクチュエータシステムを、車室内の空気調和を行う車両用空調装置に適用したものである。以下に、車両用空調装置の概略について図1を用いて説明する。
【0020】
車両用空調装置は、計器盤内に収納された空調ケース5を備えており、空調ケース5内において、内外気切換ドア1bが、ケース5に回転可能に支持されて、通信機能付サーボモータ100eによる駆動のもとに、第1切換位置(図に実線で示す位置)に切り替えられて、空調ケース5内にその外気導入口5aから外気を流入させ、一方第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り替えられて、空調ケース5内にその内気導入口5bから車室内の空気(内気)を流入させる。
【0021】
ブロワ9は、ブロワモータ9aの回転速度に応じて、外気導入口5aからの外気または内気導入口5bからの内気を空気流としてエバポレータ4に送風し、エバポレータ4は、そのブロワ9から吹き出される空気流を、公知の冷凍サイクルの作動によって循環する冷媒により冷却する。
【0022】
エアミックスドア(A/Mドア)1aは、通信機能付サーボモータ100dにより駆動されて、エバポレータ4から吹き出される冷却空気流をヒータコア3に流入される気流とヒータコア3をバイパスする気流(以下、バイパス冷却気流という)とに分ける。
【0023】
ヒータコア3に流入される気流は、ヒータコア3内のエンジン冷却水(温水)により加熱されるので、ヒータコア3から温風が吹き出されることになる。これに伴い、ヒータコア3から吹き出される温風とバイパス冷却気流とは混合されて吹出口ドア1c、1d、1eに向けて流動されることになる。温風とバイパス冷却気流との混合比SW(%)は、エアミックスドア1aの開度により決められることになる。
【0024】
吹出口ドア1cは、通信機能付サーボモータ100cによる駆動のもとに、デフモード時にて第1切換位置(図に実線で示す位置)から第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り換えられて、開口部5cを開けて開口部5cから主にフロントウインドシールドに向けて空気を吹き出さる。
【0025】
吹出口ドア1eは、通信機能付サーボモータ100bによる駆動のもとに、フェイスモード時に第1切換位置(図に実線で示す位置)から第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り換えられて、開口部5eを開けこの開口部5eから車室の乗員上半身に向けて空気を吹き出させる。
【0026】
吹出口ドア1dは、通信機能付サーボモータ100aによる駆動のもとに、フットモード時にて第1切換位置(図に実線で示す位置)から第2切換位置(図に破線で示す位置)に切り換えられて、開口部5dを開け開口部5dから車室の乗員下半身に向けて空気を吹き出させる。
【0027】
なお、ドア1a〜1eは、それぞれ、樹脂等で板状にそれぞれ成形されたものである。また、以下、吹出口ドア1c、1d、1eを区別するために、それぞれ、デフ吹出口ドア1c、フット吹出口ドア1d、フェイス吹出口ドア1eともいう。
【0028】
電子制御装置400は、メモリ420およびマイクロコンピュータ410(図2参照)等から構成されて、内気温センサS1により検出される車室内温度と、日射センサS2により検出される車室内の日射強度と、外気温センサS3により検出される車室外の温度と、乗員により設定された温度設定器Reから出力される設定温度等とに基づき、通信機能付サーボモータ100a〜100eを制御するとともに、ブロアモータ9aを制御する。なお、電子制御装置400と通信機能付サーボモータ100a〜100eとの間では、通信ライン、電源ライン、グランドラインによって繋がっている。
【0029】
次に、通信機能付サーボモータ100a〜100eの構成について図3〜図7を用いて説明する。以下、通信機能付サーボモータ100dについて説明する。
【0030】
図3は通信機能付サーボモータ100dの外観図であり、図4は通信機能付サーボモータ100eの構成図である。そして、図4中、ステップモータ110は、n相のパルス信号が並列的に入力されて、出力軸111を一定角度毎(一ステップ毎)に回転させるものであり、減速機構120はステップモータ110から入力された回転力を減速してエアミックスドア(A/Mドア)1aに向けて出力する変速機構である。なお、以下、ステップモータ110及び減速機構120等の回転駆動する機構部を駆動部130と呼ぶ。
【0031】
ここで、減速機構120は、ステップモータ110の出力軸111に圧入されたウォーム121、このウォーム121と噛み合うウォームホィール122、及び複数枚の平歯車123、124、125からなる歯車列であり、出力側に位置する最終段歯車(出力側歯車)126には、出力軸127が設けられている。
【0032】
なお、ケーシング140は駆動部130を収納するととともに、後述するブラシ(電気接点)155〜157が固定されたケーシングである。
【0033】
また、減速機構120のうち、ステップモータ110により直接駆動される入力歯車(ウォーム121)より出力側(出力軸127)には、図5〜7(特に、図7参照)に示すように、パルスパターンプレート(以下、パターンプレートと呼ぶ。)153が設けられており、このパターンプレート153は、円周方向に交互に並んだ導電部151a、152a及び非導電部151b、152bからなる第1、2パルスパターン151、152が設けられたもので、出力軸127と一体的に回転する。
【0034】
このとき、導電部151a、152aの円周角α1、α2及び非導電部151b、152bの円周角β1、β2を互いに等しくするとともに、第1パルスパターン151の位相を第2パルスパターン152の位相に対して円周角α1、α2(=円周角β1、β2)の略1/2ずらしている。
【0035】
なお、第1、2パルスパターン151、152は電気的に繋がっており、第1、2パルスパターン151、152は、両パルスパターン151、152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)154と電気的に繋がって、後述するブラシ157を介してバッテリ(図示せず。)の負極側に電気的に繋がっている。
【0036】
一方、ケーシング140側には、バッテリの正極側に接続された銅系導電材料製の第1〜3ブラシ(電気接点)155〜157が樹脂一体成形により固定されており、第1ブラシ155は第1パルスパターン151に接触し、第2ブラシ156は第2パルスパターン152に接触し、第3ブラシ157はコモンパターン154に接触するように構成されている。
【0037】
なお、本実施形態では、第1〜3ブラシ155〜157とパターンプレート153との接点を2点以上(本実施形態では、4点)とすることにより、第1〜3ブラシ155〜157と導電部151a、152a(コモンパターン154を含む。)との電気接続を確実なものとしている。
【0038】
また、出力軸127には、図3に示すように、エアミックスドア1aが圧入固定されており、エアミックスドア1aは、出力軸127の回転に伴って、ストッパ5a、5b間を回転する。また、ストッパ5a、5bは、エアミックスドア1aを衝突させてステップモータ110の回転範囲を設定するものであり、空調ケース5から突起するように設けられている。
【0039】
また、通信機能付サーボモータ100a〜100c、100eの機械的構造は、通信機能付サーボモータ100dと実質的に同様あるものの、図3、図8〜11に示すように、ストッパ5a、5bによるドア1b〜1eの回転範囲がそれぞれ異なるように設定されている。なお、図8〜11は、通信機能付サーボモータ100e、100c、100b、100aの外観図を示している。
【0040】
次に、通信機能付サーボモータ100a〜100eの概略作動について図12、13を用いて説明する。
【0041】
図12は通信機能付サーボモータ100eの通信制御部200eを示す模式図であり、この通信制御部200eは、ステップモータ110を駆動するモータ駆動回路210、並びにパターンプレート153で発生するパルス信号に基づいて出力軸127の回転角及び回転の向きを検出する回転角度検出器(回転角度検出手段)220、各種制御情報を記憶するフラッシュメモリ等の入力された情報を電力の供給を受けることなく保持することができる記憶回路230、通信ラインを通して電子制御装置400と通信する通信回路250などを有して構成されている。
【0042】
そして、ステップモータ110が回転して出力軸127(パターンプレート153)が回転すると、第1、2ブラシ155、156と導電部151a、152aとが接触する通電(ON)状態、及び第1、2ブラシ155、156と非導電部151b、152bとが接触する非通電(OFF)状態が相互に周期的に発生することになる。
【0043】
したがって、第1、2ブラシ155、156には、図13に示すように、ステップモータ110が所定角度回転する毎にパルス信号が発生するので、このパルス信号を回転角度検出器220にて検出されて、この回転角度検出器220は、出力軸127が回転しているか、或いは、ストッパ5a、5bにより停止されているかを判定することになる。
【0044】
なお、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、第1、2ブラシ155、156とパターンプレート153とにより出力軸127が所定角度回転する毎にパルス信号を発するパルス発生器(パルス発生手段)158(図12参照)を構成している。
【0045】
なお、第1パルスパターン151の位相と第2パルスパターン152の位相とがずれているため、パルス発生器158では、第1パルスパターン151と第1ブラシ155とにより発生するパルス信号(以下、このパルス信号をA相パルスと呼ぶ。)と、第2パルスパターン152と第2ブラシ156とにより発生するA相パルス対して位相のずれたパルス信号(以下、このパルス信号をB相パルスと呼ぶ。)とが発生する。
【0046】
このため、本実施形態では、A相パルス及びB相パルスのうちいずれの信号が先に回転角度検出器220に入力されるかによって、ステップモータ110(出力軸127)の回転方向を検出している。さらに、記憶回路230には、後述するように予め決められたステップモータの組み付け位置毎の識別コード(IDコード)が記憶されている(図17参照)。このことにより、通信機能付サーボモータ100a〜100eがそれぞれの組み付け位置に対応して設定されていることになる。
【0047】
さらに、通信制御部200a〜200dは、記憶回路230に記憶される識別コードを除いて、通信制御部200eとそれぞれ実質的に同様に、構成されている。
【0048】
次に、本実施形態の作動について図14〜図18を用いて説明する。図14は、電子制御装置400のマイクロコンピュータ410による空調制御処理を示すフローチャート、図15は図14のイニシャライズ制御処理の詳細を示すフローチャート、図16は図15のドア確認およびフェイルセーフ制御処理の詳細を示すフローチャート。
【0049】
マイクロコンピュータ410は、図14〜16のフローチャートに従って、メモリ420に記憶されるコンピュータプログラムを実行する。このコンピュータプログラムは、イグニッションスイッチIGがONされると一定期間毎に繰り返される。イグニッションスイッチIGは、乗員に操作されて、マイクロコンピュータ410にバッテリBからの給電を許可するためのスイッチである。
【0050】
先ず、初期制御(図14のS101)において、メモリ420内の初期設定フラグに基づき、初期設定の条件を満たしているか否か、つまり、現時刻において「初期設定」が必要であるか否かについて判定する(図15中のS202)。
【0051】
例えば、バッテリBが車両に接続されたあと通信機能付サーボモータ100a〜100eの「初期設定」(イニシャライズ)を一度も行っていない状態においてイグニッションスイッチIGがONされた場合には、「初期設定」が必要であると判定する。ここで、初期設定フラグは、バッテリBが車両に接続されるとマイクロコンピュータ410によりリセットされて、後述するように「初期設定」が施されるとセットされる。
【0052】
その後、ブロアモータ9aへの電圧の印加を停止してブロワ9の回転を停止して(図15のS203)、通信機能付サーボモータ100a〜100eのそれぞれに対して「初期設定」を指令する(図15のS204〜S206)。
【0053】
例えば、通信制御部200eのモータ駆動回路210が、「初期設定」の指令を通信部250を介して受けると、ステップモータ110によりエアミックスドア1aを反時計方向に一定角度だけ回転させる。この一定角度は、回転範囲よりも大きな角度が用いられているので、エアミックスドア1aは、回転直前の位置に関わらず、ストッパ5bに衝突されることになる。
【0054】
その後、モータ駆動回路210が、回転角度検出器220によりA相、B相のパルス出力が検出されなくなるまで、ステップモータ110によりエアミックスドア1aを反時計方向に回転させるとともに、通信機能付サーボモータ100dにより回転駆動されたステップ数をカウントする。
【0055】
ここで、A相、B相のパルス出力が検出されなくなることは、エアミックスドア1aがストッパ5aに衝突したことを示している。そして、A相、B相のパルス出力が検出されなくなるまでカウントされたステップ数は、ストッパ5a、5bにより設定されるエアミックスドア1aの回転範囲を示している。このことにより、モータ駆動回路210および回転角度検出器220により、ストッパ5a、5bにより設定されるエアミックスドア1aの回転範囲が検出されることになる。なお、以下、この検出された回転範囲を検出回転範囲という。その後、通信部250は、検出回転範囲に記憶回路230に記憶された識別コード(ID1)を付加してマイクロコンピュータ410に送信する。
【0056】
また、通信制御部200eと同様に、通信制御部200a〜200dに対しても「初期設定」を指令して通信機能付サーボモータ100a〜100dの回転範囲を検出させて、通信制御部200a〜200dのそれぞれから識別コード付の検出回転範囲を取得する。
【0057】
なお、通信機能付サーボモータ100a〜100dは、それぞれ、ストッパ5aによりドア1a〜1eが衝突して回転が停止された位置を原点位置として記憶し、その後、原点位置を作動基準としてドア1a〜1eをそれぞれ回転させることになる。
【0058】
以上のように、サーボモータ毎の「初期設定」(S204〜S206)により、識別コード付の検出回転範囲が通信機能付サーボモータ毎に取得されると、この取得された識別コード付の検出回転範囲と、メモリ420に記憶された図17の特性表とに基づいて、正規な組み付け位置に組み付けられているか否かについて、次のように通信機能付サーボモータ毎にて判定することになる(図15のS207)。
【0059】
図17の特性表は、通信機能付サーボモータの組み付け位置、識別コード、回転範囲が1:1:1で特定できるように、組み付け位置(A/Mドア、内外気切替ドア、フェイス吹出口ドア、フット吹出口ドア、デフ吹出口ドア)、組み付け位置毎の識別コード(ID1〜ID5)、回転範囲(×××ステップ、○○○ステップ…△△△ステップ)の各データを有して構成されている。
【0060】
例えば、マイクロコンピュータ410は、図18に示すように、識別コード<ID1>が付加された検出回転範囲を、エアミックスドア(A/Mドア)用の通信機能付サーボモータ100dから検出し、この検出回転範囲と、予め記憶されたA/Mドアに対応する回転範囲(図17の×××ステップ)とを比較する。
【0061】
具体的には、検出回転範囲を100%として、予め記憶された回転範囲が、検出回転範囲の105%〜95%に相当する場合には、双方の回転範囲が一致しているいるとし(図16のS217:YES)、エアミックスドア(A/Mドア)用の通信機能付サーボモータ100dが正規のエアミックスドア1a用の位置に組み付けられていると判定する。
【0062】
この場合、後述するように、エアミックスドア1a用に目標位置を指定する際には、図17の特性表に示すごとく、予め記憶されたA/Mドアに対応する識別コード(図17のID1)を用いること決定することになる(図16中のS218)。
【0063】
また、エアミックスドア用の通信機能付サーボモータ100dから検出された検出回転範囲(○○○ステップ)を100%として、予め記憶された回転範囲が、検出回転範囲の95%以下、或いは検出回転範囲の105%以上に相当し、双方の回転範囲が5%以上異なる場合には、双方の回転範囲が不一致であるとし(図16のS217:NO)、検出回転範囲(○○○ステップ)を基に、エアミックスドア用の通信機能付サーボモータ100dが誤った位置に組み付けられていると判定する。
【0064】
これに加えて、この通信機能付サーボモータ100dが実際に組み付けられている位置として、各組み付け位置のうち、通信機能付サーボモータ100dからの検出回転範囲(○○○ステップ)に合致する内外気切換ドアの位置を決定する。これに伴い、この内外気切換ドア用に目標位置を指定する際には、エアミックスドア用の通信機能付サーボモータ100dから送られてきた識別コードを用いること決定する(図16のS219)。
【0065】
換言すれば、通信機能付サーボモータ100dが誤った位置に組み付けられているとき、通信機能付サーボモータ100dから検出される回転範囲に応じて、通信機能付サーボモータ100dが誤って組み付けられている位置(以下、検出ドア位置という)を検出し、この検出ドア位置用に目標位置を指定する際には、サーボモータ100dから送られてきた識別コードを用いること決定することになる。
【0066】
また、通信機能付サーボモータ100d以外の通信機能付サーボモータ100a〜100c、100eについても、通信機能付サーボモータ100dと同様、正規な位置に取り付けられているか、或いは誤った位置に取り付けられているかを判定し、その判定に応じて、目標位置を指定する際に用いる識別コードを決定数する。
【0067】
以上のように、通信機能付サーボモータの組み付け位置毎に目標位置を指定する際に用いる識別コードが決定される。その後、内気温センサS1、日射センサS2、外気温センサS3、温度設定器Reの各々から出力されるセンサ出力をそれぞれ読み込み(図14のS102)、それぞれのセンサ出力に基づき、予めメモリ420に記憶された下記の数1の式に基づいて、車室内に吹き出す空気の目標吹出温度TAOを算出する(S103)。
【0068】
【数1】
TAO=Kset×Tset−KR×TR−KAM×TAM−KS×TS+Cここで、Tsetは温度設定レバーReにて設定した設定温度、TRは内気温センサS1にて検出した内気温度、TAMは外気温センサS2にて検出した外気温度、TSは日射センサS2にて検出した日射量である。また、Kset、KR、KAM及びKSはゲインで、Cは補正用の定数である。
【0069】
続いて、予めメモリに記憶された特性図から、目標吹出温度TAOに対応するブロワ電圧(ブロワモータ9aに印可する電圧)を決定する(S104)。具体的には、目標吹出温度TAOが低い程また高い程ブロワ電圧を高くし(風量大)、目標吹出温度TAOが設定温度に近くなる程ブロワ電圧を低くする(風量小)。そして、この決定されたブロワ電圧をブロワモータ9aに印可する。
【0070】
続いて、目標吹出温度TAO、蒸発器吹出空気温度センサS4で検出した蒸発器吹出空気温度、および水温センサS5で検出したエンジン冷却水の水温などに応じて、エアミックスドア1aの開度SWを以下の数式2により決定する(S105)。
【0071】
【数2】
SW=(TAO−TE)/(TW−TE)×100
ここで、TEは蒸発温度センサS4の検出温度、TWは水温センサS5の検出温度である。
【0072】
その後、この決定される開度SWに対応する目標位置に、上述のようにエアミックスドア1a用に決定された識別コードを付加して通信ラインに出力する(送信手段)。通信機能付サーボモータ100dの通信制御部200dのモータ駆動回路210は、識別コード付の目標位置を通信部250を介して受け、この目標位置に付加された識別コードが、記憶回路230に記憶された識別コードに一致すると判定すると、ステップモータ110によりエアミックスドア1aを目標位置まで回転させる。
【0073】
続いて、予めメモリ420に記憶された特性図から、目標吹出温度TAOに対応する吹出口モードを決定する(S106)。具体的には、目標吹出温度TAOが低いときにはフットモードが選択され、目標吹出温度TAOが高くなるに伴って、バイレベルモード、さらにはフェイスモードの順に選択される。
【0074】
以上のような吹出口モードが決定されると、通信機能付サーボモータ100a、100bについて、それぞれの目標位置として、第1、第2の切換位置(図1中実線、破線で示される位置)のうち一方を決める。そして、フェイス吹出口ドア用に決められた目標位置に、上述のようにフェイス吹出口ドア用に決められた識別コードを付加して通信ラインに出力する(送信手段)。また、フット吹出口ドア用に決められた目標位置に、上述のようにフット吹出口ドア用に決められた識別コードを付加して通信ラインに出力する(送信手段)。
【0075】
これに伴い、通信制御部200aのモータ駆動回路210は、識別コード付の目標位置を通信部250を介して受け、この目標位置に付加された識別コードが、記憶回路230に記憶された識別コードに一致すると判定すると、ステップモータ110によりフェイス吹出口ドア1eを目標位置まで回転させる。同様に、通信制御部200bのモータ駆動回路210は、通信部250を介して受信された識別コード付の目標位置に応じて、ステップモータ110によりフット吹出口ドア1を目標位置まで回転させる。
【0076】
例えば、フットモードが選択された場合、吹出口ドア1d、1eを回転させて開口部5eを開け、開口部5dを閉じる。フェイスモードが選択されると吹出口ドア1d、1eを回転させて開口部5dを開け、開口部5eを閉じる。バイレベルモードが選択されると吹出口ドア1d、1eを回転させて開口部5e、5dを開ける。
【0077】
続いて、予めメモリ420に記憶された特性図から、目標吹出温度TAOに対応する内外気モードを決定する(S107)。具体的には、目標吹出温度TAOが高いときには内気循環モードが選択され、目標吹出温度TAOが低いときには外気導入モードが選択される。これに伴い、この選択された内外気モードに対応数する内外気切換ドア1bを目標位置に、上述のように内外気切換ドア1b用に決定された識別コードを付加して通信ラインに出力する(送信手段)。
【0078】
これに伴い、通信機能付サーボモータ100eの通信制御部200eのモータ駆動回路210は、識別コード付の目標位置を通信部250を介して受け、この目標位置に付加された識別コードが、記憶回路230に記憶された識別コードに一致すると判定すると、ステップモータ110により内外気切換ドア1bを目標位置まで回転させる。
【0079】
例えば、内気循環モードが選択されたとき、ステップモータ110により内外気切換ドア1bを目標位置としての第2切換位置まで回転させることにより、内気導入口5bを開けるとともに外気導入口5aを閉じる。また、外気導入モードが選択されたとき、ステップモータ110により内外気切換ドア1bを目標位置としての第1切換位置まで回転させることにより、内気導入口5aを閉じるとともに外気導入口5bを開ける。
【0080】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0081】
先ず、通信機能付サーボモータ100a〜100eとして、記憶される識別コード以外、外形、内部構成、コネクタ等が全く同一の製品を用いる場合には、製造工程で誤った位置に組み付けられる可能性がある。
【0082】
そこで、本実施形態では、各ステップモータ110と、これらステップモータ110を個々に目標位置まで回転させる通信制御部200a〜200eをそれぞれ備えかつ、出力軸127の回転範囲が個々に設定されている通信機能付サーボモータ100a〜100eと、通信制御部200a〜200eのそれぞれに通信機能付サーボモータ毎の目標位置を送信する電子制御装置400と、を有し、電子制御装置400は、通信機能付サーボモータ毎に出力軸127の回転範囲をメモリ420に記憶し、通信制御部200a〜200eのそれぞれにより通信機能付サーボモータ毎の出力軸127の回転範囲を検出させ、この検出された回転範囲と記憶された回転範囲とを通信機能付サーボモータ毎に比較して、通信機能付サーボモータが誤った位置に組み付けられているか否かをサーボモータ毎に判定する。これにより、通信機能付サーボモータが誤った位置に組み付けられているか否かをサーボモータ毎に検出することができる。
【0083】
また、電子制御装置400は、ある1つの通信機能付サーボモータが誤った位置に組み付けられていると判定したとき、ある1つの通信機能付サーボモータが誤って組み付けられている位置に対応する目標位置を、ある1つの通信機能付サーボモータの通信制御部に送信する。これにより、通信機能付サーボモータが誤った位置に組み付けられていることが検出されても、この通信機能付サーボモータを正規な位置に組み付け直すことなく、サーボモータを目標位置まで正常に回転させることができる。
【0084】
(その他の実施形態)
上述の実施形態においては、ドア1a〜1eをストッパ5aに衝突させて通信機能付サーボモータ100a〜100eの回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その後は、原点位置を作動基準として通信機能付サーボモータ100a〜100eを制御したが、原点位置からずれた位置を作動基準として通信機能付サーボモータ100a〜100eを制御してもよい。
【0085】
上述の実施形態では、バッテリBが車両に接続されたあと通信機能付サーボモータ100a〜100eの「初期設定」を一度も行っていない状態にてイグニッションスイッチIGがONされた場合には、「初期設定」が必要であると判定した例について示したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
【0086】
(1)バッテリBが車両に接続されたあと通信機能付サーボモータ100a〜100eの「初期設定」を一度も行っていない状態にてイグニッションスイッチIGがOFFされた場合には、「初期設定」が必要であると判定してもよい。
【0087】
(2)通信機能付サーボモータ100a〜100eの異常を検出した直後にてイグニッションスイッチIGがOFFされた場合には、「初期設定」が必要であると判定してもよい。
【0088】
(3)通信機能付サーボモータ100a〜100eの異常を検出した直後にてイグニッションスイッチIGがONされた場合には、「初期設定」が必要であると判定してもよい。
【0089】
ここで、通信機能付サーボモータの異常を検出としては、パルス発生器158および回転角度検出器220を用いて、パルス発生器158から回転角度検出器220に出力されるA相パルス及びB相パルスの信号が周期的に発生しているか否かを判定し、A相パルス及びB相パルスのうちいずれか一方の信号が周期的に発生していない、つまり、いずれか一方の信号の周期が乱れてたときには、通信機能付サーボモータの異常が発生したとする。
【0090】
上述の実施形態では、摺動接点方式の位置検出装置を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光学式のエンコーダ等のその他の位置検出装置にも適用することができる。
【0091】
上述の実施形態では、出力軸127にパルス発生器158を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパルス発生器158(パルスプレート153)用にさらに減速した回転部を設けパルス信号を発生させてもよい。
【0092】
上述の実施形態では、両パルスパターン151、152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)154を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、両パルスパターン151、152より外周側にコモンパターン154を設ける、又は両パルスパターン151、152間にコモンパターン154を設ける等してもよい。
【0093】
上述の実施形態では、車両用空調装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。
【0094】
上述の実施形態においては、通信機能付サーボモータ100a〜100eの回転を機械的に原点位置にて停止させたものを示したが、本発明はこれに限らず、通信機能付サーボモータへの給電を停止させて通信機能付サーボモータ100a〜100eの回転を原点位置にて停止させるようにしてもよい。
【0095】
上述の実施形態においては、通信機能付サーボモータ100a〜100eについて誤った位置に組み付けられているか否かを判定したとき、その判定結果をメモリ420に記憶させておくようにしてもよい。
【0096】
上述の実施形態においては、通信機能付サーボモータ100a〜100eについて誤った位置に組み付けられているか否かを判定したとき、その判定結果をメモリ420に記憶させておくようにしてもよい。
【0097】
上述の実施形態においては、電動モータとして、ステップモータを用いた例について説明したが、これに限らず、直流モータや交流モータを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用空調装置の模式図である。
【図2】図1の電子制御装置および通式機能付サーボモータの接続構成を示す図である。
【図3】図1の通信機能付サーボモータの外形を示す図である。
【図4】図1の通信機能付サーボモータの概略構成を示す図である。
【図5】(a)は図4のパルスプレートの正面図であり、(b)は(a)の側面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図5のパルスプレートの拡大図である。
【図8】図1の通信機能付サーボモータ100eの外形を示す図である。
【図9】図1の通信機能付サーボモータ100cの外形を示す図である。
【図10】図1の通信機能付サーボモータ100bの外形を示す図である。
【図11】図1の通信機能付サーボモータ100bの外形を示す図である。
【図12】図1の通信機能付サーボモータの概略電気回路構成を示すブロック図である。
【図13】図1の通信機能付サーボモータのパルス信号チャートである。
【図14】図1の電子制御装置の処理を示すフローチャートである。
【図15】図14の処理の一部を示すフローチャートである。
【図16】図15の処理の一部を示すフローチャートである。
【図17】図2の電子制御装置のメモリに記憶された特性表を示す図表である。
【図18】図2の電子制御装置の作動を示す図である。
【図19】図2の電子制御装置の作動を示す図である。
【符号の説明】
100a〜100e…通信機能付サーボモータ、
110…ステップモータ、
220…回転角度検出器、
200a〜200e…通信制御部、
400…電子制御装置
410…マイクロコンピュータ
420…メモリ。
Claims (3)
- 電動モータ(110)と、この電動モータを目標位置まで回転させる通信制御部(200a〜200e)とをそれぞれ備えかつ、出力軸(127)の回転範囲がそれぞれ設定されている各サーボモータ(100a〜100e)と、
前記それぞれの通信制御部に前記サーボモータ毎の目標位置を送信する電子制御装置(400)と、を有する電動アクチュエータシステムであって、
前記電子制御装置は、
前記サーボモータ毎に前記出力軸の回転範囲を記憶する記憶手段(420)と、
前記それぞれの通信制御部により前記サーボモータ毎の前記出力軸の回転範囲を検出させる検出手段(S216)と、
前記検出された回転範囲と前記記憶された回転範囲とを前記サーボモータ毎に比較して、前記サーボモータが誤った位置に組み付けられているか否かを前記サーボモータ毎に判定する位置判定手段(S217)と、を備え、
前記各サーボモータのうち、ある1つのサーボモータが誤った位置に組み付けられていると前記位置判定手段が判定したとき、前記電子制御装置は、前記ある1つのサーボモータが誤って組み付けられている位置に対応する目標位置を、前記ある1つのサーボモータの通信制御部に送信する送信手段を有し、
前記記憶手段は、前記サーボモータの組み付け位置毎の識別コードを記憶し、
前記それぞれの通信制御部には、前記組み付け位置毎の識別コードがそれぞれ記憶されており、
前記ある1つのサーボモータが正規な位置に組み付けられていると前記位置判定手段が判定したときには、前記送信手段は、前記ある1つのサーボモータが正規に組み付けられている位置に対応する識別コードを用いて、前記正規に組み付けられている位置に対応する目標位置を送信し、
また、前記ある1つのサーボモータが誤った位置に組み付けられていると前記位置判定手段が判定したときには、前記送信手段は、前記ある1つのサーボモータの通信制御部に記憶される識別コードを用いて、前記誤って組み付けられている位置に対応する目標位置を送信することを特徴とする電動アクチュエータシステム。 - 前記位置判定手段は、前記検出された回転範囲と前記記憶された回転範囲とが5%以上異なるとき、前記サーボモータが誤った位置に組み付けられていると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動アクチュエータシステム。
- 前記各電動モータのそれぞれは、前記出力軸を所定角度毎に回転させるステップモータであることを特徴とする請求項1または2に記載の電動アクチュエータシステム。
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