JP2005108159A - 文字入力装置及び文字入力方法ならびにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 文字入力の際のユーザの労力を軽減できる文字入力装置提供する。
【解決手段】 第1の文字読み取り手段がユーザの押下した文字入力キーの種類とその文字入力キーの連続押下回数とに基づいて文字記憶手段から文字情報を読み取り、押下間隔時間検出手段が同種類の文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する。また第2の文字読み取り手段が、所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と文字入力キーの種類とに基づいて、第1の文字情報読み取り手段で読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を文字記憶手段から順次読み取る。そして文字列作成手段が、第1の文字列と第2の文字列を作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の文字読み取り手段がユーザの押下した文字入力キーの種類とその文字入力キーの連続押下回数とに基づいて文字記憶手段から文字情報を読み取り、押下間隔時間検出手段が同種類の文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する。また第2の文字読み取り手段が、所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と文字入力キーの種類とに基づいて、第1の文字情報読み取り手段で読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を文字記憶手段から順次読み取る。そして文字列作成手段が、第1の文字列と第2の文字列を作成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、文字入力キーを利用して文字を入力する文字入力装置及び文字入力方法ならびにそのプログラムに関する。
従来、携帯電話端末などの小型携帯機器では、ひらがなやかたかなの文字入力用に「あ行」「か行」「さ行」・・・などの日本語50音の各行に対応する文字をそれぞれ入力できる文字入力キーを備えており、特定の文字入力キーが押下されると、その押下回数に応じた文字を液晶表示部などに表示する。なおこの文字入力の方法は「あいうえお入力方法」や「マルチタップ方法」などと呼ばれている。ここで「あいうえお入力方法」では、例えば「あ行」の文字を続けて2つ入力する際には、ユーザは当該2つの文字のうち最初に入力する文字を入力した後に、その次に入力する文字の液晶表示部における入力位置を変更するキー(以降、区切り指定キーと呼ぶ)を押下しなければならず面倒であった。そして、この問題を解決する方法として、1つの文字入力キーが連続押下される際において、その押下間隔の時間を計測し、押下間隔の時間が一定値以上である場合には、当該押下間隔の時間が一定値を超えた前後で別々の文字が入力されたものと判断する技術が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−207554号公報
しかしながら、上述の特開2002−207554の技術では、日本語50音のうち同じ行の文字を複数回続けて入力する場合に、区切り指定キーの押下を不要にできるという効果が得ることができるが、ユーザが間違えて文字入力キーの押下間隔時間を大きくしてしまった場合には、押下間隔時間が一定値を超えた前と後で別々の文字が入力されたものと判断されてしまう。これにより、例えばユーザが「け」を入力しようとして「か行」に対応する文字入力キーを4回押下した際に、1回目と2回目の押下間隔時間が一定時間以上になってしまうと、「か」「く」という2文字の入力であると判断されてしまうので、ユーザは再度文字入力をしなければならず、ユーザの文字入力の労力が増えてしまうという欠点があった。
そこでこの発明は、文字入力の際のユーザの労力を軽減できる文字入力装置及び文字入力方法ならびにそのプログラムを提供することを目的としている。
そこでこの発明は、文字入力の際のユーザの労力を軽減できる文字入力装置及び文字入力方法ならびにそのプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、文字入力キーの種類と連続押下回数とに対応した文字情報を記憶する文字記憶手段と、ユーザの押下した前記文字入力キーとその文字入力キーの前記連続押下回数とに基づいて前記文字記憶手段から文字情報を読み取る第1の文字読み取り手段と、同一の前記文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する押下間隔時間検出手段と、前記各押下間隔のいずれかにおける前記押下間隔時間が所定の間隔時間以上である場合にのみ、その所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で前記連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と前記文字入力キーの種類とに基づいて、前記第1の文字情報読み取り手段で読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を前記文字記憶手段から順次読み取る第2の文字読み取り手段と、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り手段が読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り手段が読み取っていない場合には、前記第1の文字読み取り手段で読み取った文字情報の読み取り順に各文字情報の文字を並べた第1の文字列を作成し、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り手段が読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り手段が読み取っている場合には、前記第1の文字列の作成と共に、前記代わりとなる複数の文字情報の文字列とそれら文字列に対応する前記第1の文字読み取り手段の読み取った文字情報の文字とを前記第1の文字列において変換した第2の文字列を作成する文字列作成手段とを備えることを特徴とする文字入力装置である。
上述の構成によれば、本発明は、第1の文字読み取り手段がユーザの押下した文字入力キーとその文字入力キーの連続押下回数とに基づいて文字記憶手段から文字情報を読み取り、押下間隔時間検出手段が同一の文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する。また第2の文字読み取り手段が、各押下間隔のいずれかにおける押下間隔時間が所定の間隔時間以上である場合にのみ、その所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と文字入力キーの種類とに基づいて、第1の文字情報読み取り手段で読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を文字記憶手段から順次読み取る。そして文字列作成手段が、第1の文字読み取り手段の読み取った文字情報から第1の文字列を作成し、また、第1の文字列の一部を第2の文字読み取り手段の読み取った文字情報の文字に修正した第2の文字列を作成する。これにより、ユーザが日本語50音の同じ行の文字を続けて入力しようとした場合に、途中で区切り指定キーの押下が正常に押されなかったとしても、同じ文字入力キーの連続押下における押下間隔で所定の押下感覚時間以上の押下間隔があった場合には、その押下間隔の前後で同じ行の別の文字入力が行なわれたと予測することができる。従って、ユーザの文字入力キーの連続押下をそのまま処理した第1の文字列の作成の他に、ユーザのミスを補正した第2の文字列を作成するので、ユーザはその2つの文字列のどちらが入力したい文字列かを判断することができ、さらに再度文字入力をしなければならないといったユーザの労力を軽減することができる。
また本発明は、上述の文字入力装置が、前記ユーザの変換指示に基づいて、前記第1の文字列と前記第2の文字列とに対応するかな漢字変換処理を行なうかな漢字変換手段と、前記第1の文字列を用いたかな漢字変換結果と前記第2の文字列を用いたかな漢字変換結果とを共に表示部に表示するかな漢字変換結果表示手段とを備えることを特徴とする。これにより、ユーザの入力した文字がかな漢字変換される際に、第1の文字列と第2の文字列の両方でかな漢字変換をするので、日本語の同じ行の異なる文字が複数連続して表現される文字の入力において、ユーザが区切り指定キーの押下をミスしたとしても、そのミスを修正した第2の文字列のかな漢字変換が行なわれるので、再度文字入力をしなければならないといったユーザの労力を軽減することができる。
また本発明は、上述の文字入力装置において、前記所定の間隔時間は、前記同種類の文字入力キーの各押下間隔の時間の平均値に基づいて算出された間隔時間であることを特徴とする。これにより、ユーザの文字入力の速さに応じた押下間隔上限値を設定することができるようになる。
また本発明は、上述の文字入力装置が、前記第1の文字列と前記第2の文字列を同時に前記表示部に表示する表示手段を備えることを特徴とする。これにより、ユーザは日本語の同じ行の異なる文字が複数連続して表現される文字の入力において、区切り指定キーの押下をミスしたとしても、そのミスを直ちに把握することができる。
また本発明は、文字入力キーの種類と連続押下回数とに対応した文字情報を記憶する文字記憶手段を備えた文字入力装置における文字入力方法であって、ユーザの押下した前記文字入力キーとその文字入力キーの前記連続押下回数とに基づいて前記文字記憶手段から文字情報を読み取る第1の文字読み取り過程と、同一の前記文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する押下間隔時間検出過程と、前記各押下間隔のいずれかにおける前記押下間隔時間が所定の間隔時間以上である場合にのみ、その所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で前記連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と前記文字入力キーの種類とに基づいて、前記第1の文字情報読み取り過程において読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を前記文字記憶手段から順次読み取る第2の文字読み取り過程と、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り過程で読み取っていない場合には、前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報の読み取り順に各文字情報の文字を並べた第1の文字列を作成し、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り過程で読み取っている場合には、前記第1の文字列の作成と共に、前記代わりとなる複数の文字情報の文字列ととそれら文字列に対応する前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報の文字とを前記第1の文字列において変換した第2の文字列を作成する文字列作成過程とを有することを特徴とする文字入力方法である。
また本発明は、文字入力キーの種類と連続押下回数とに対応した文字情報を記憶する文字記憶手段を備えた文字入力装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、ユーザの押下した前記文字入力キーとその文字入力キーの前記連続押下回数とに基づいて前記文字記憶手段から文字情報を読み取る第1の文字読み取り処理と、同一の前記文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する押下間隔時間検出処理と、前記各押下間隔のいずれかにおける前記押下間隔時間が所定の間隔時間以上である場合にのみ、その所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で前記連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と前記文字入力キーの種類とに基づいて、前記第1の文字情報読み取り処理において読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を前記文字記憶手段から順次読み取る第2の文字読み取り処理と、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り処理で読み取っていない場合には、前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報の読み取り順に各文字情報の文字を並べた第1の文字列を作成し、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り処理で読み取っている場合には、前記第1の文字列の作成と共に、前記代わりとなる複数の文字情報の文字列ととそれら文字列に対応する前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報の文字とを前記第1の文字列において変換した第2の文字列を作成する文字列作成処理とをコンピュータに実行させるプログラムである。
以下、本発明の実施形態による文字入力装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態における文字入力装置の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は文字入力装置である。そしてこの文字入力装置1において符号11は文字入力キーの種類とその文字入力キーの連続押下回数に対応する文字を表す文字対応表と、各文字の文字情報を記憶する文字記憶部である。また12は入力部であり、「あ行」、「か行」、「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま行」、「や行」、「ら行」、「わ行」の各文字をそれぞれ入力するための文字入力キーや液晶表示部16において文字入力位置を変更するための「→」が表示された区切り指定キーを備えている。また13は押下された文字入力キーの種類とその連続押下回数の検出や、文字入力キーが連続押下された際に各押下間隔の時間が後述する所定の時間以上であるか否かの検出や、文字記憶部11からの文字情報の読み取りや、入力文字バッファ14や修正文字バッファ15への文字情報の書き込みや、液晶表示部16への文字情報の表示や、文字列のかな漢字変換などの処理を行なう文字入力処理部(文字記憶手段、第1の文字読み取り手段、押下間隔時間検出手段、第2の文字読み取り手段、文字列作成手段、かな漢字変換手段、表示手段)である。
また14は入力文字バッファであり、ユーザの文字入力キーの押下に従った各文字情報がそれぞれ書き込まれ、第1のバッファ領域、第2のバッファ領域・・・という領域に各文字情報が書き込まれる。なお液晶表示部16においても第1の表示位置、第2の表示位置・・・と表示位置が決まっているが、それぞれの表示位置には、バッファ領域の順番でそのバッファ領域に書き込まれた文字情報が表示される。例えば、液晶表示部16において文字が50文字表示できる場合には、表示位置が第1の表示位置から第50の表示位置まで確保される。そして入力文字バッファ14の第1のバッファ領域から第50のバッファ領域に書き込まれた文字情報が、それぞれの対応する表示位置に表示される。また15は修正文字バッファであり、入力文字バッファ14のいずれかのバッファ領域に書き込まれた文字情報の代わりとなる文字情報が書き込まれる。
そして、ユーザが押下した文字入力キーとその連続押下回数に応じて、文字入力装置1の文字入力処理部13が文字記憶部11から文字情報を読み取って、入力文字バッファ14に書き込み、さらにその入力文字バッファ14に書き込まれた文字情報を液晶表示部16の表示位置に表示する。また、文字入力処理部13は同じ文字入力キーが連続して押下された場合には、その押下間隔の時間を計測し、その押下間隔時間が後述する所定の時間以上である場合には、押下間隔の前後における押下回数を別々にカウントして、当該別々にカウントした各連続押下回数に応じた複数の文字情報を文字記憶部11から読み取って修正文字バッファ15に記録する。なお、この処理についての詳細は後述する。また、文字情報とは例えば文字コードなどであり、この文字コードに基づいて文字入力処理部13が保持している文字の表示プログラムがそれぞれの文字を液晶表示部16に表示する。
図2は入力部に備えられた文字入力キーや区切り指定キーを示す図である。この図が示すように入力部12には、「あ行」、「か行」、「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま行」、「や行」、「ら行」、「わ行」をそれぞれ入力する為の文字入力キーや「→」が表記された区切り指定キーが備えられている。なお、「あ行」を入力する為の文字入力キーでは数字の1を、「か行」を入力する為の文字入力キーでは数字の2を、「さ行」を入力する為の文字入力キーでは数字の3を、「た行」を入力する為の文字入力キー数字の4を、「な行」を入力する為の文字入力キーでは数字の5を、「は行」を入力する為の文字入力キーでは数字の6を、「ま行」を入力する為の文字入力キーでは数字の7を、「や行」を入力する為の文字入力キーでは数字の8を、「ら行」を入力する為の文字入力キーでは数字の9を、「わ行」を入力する為の文字入力キーでは数字の0をそれぞれ入力することができる。
図3は文字記憶部が記憶している文字対応表を示す図である。この図が示すように、文字記憶部11は文字入力キーとその文字入力キーの連続押下回数に応じた文字の対応表を保持し、また各文字の情報を記憶している。
次に第1の実施形態を図4を用いて説明する。図4は第1の実施形態における文字入力装置の処理フローを示す図である。
ユーザが「きかく」という文字を入力しようとした場合、まず、ユーザは「き」の文字を入力するために、「か行」に対応する文字入力キーを2回連続して押下する。この時、文字入力処理部13は「か行」に対応する文字入力キーの1回目の押下の際に、文字記憶部11から「か行」と連続押下回数1とに対応付けられて文字対応表に記録されている「か」の文字情報を読み取り、入力文字バッファ14の第1のバッファ領域に「か」の文字情報を書き込む(ステップS1a)。そしてステップS1aにおいて文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーが押下された瞬間から押下間隔時間を計測し始める。
ユーザが「きかく」という文字を入力しようとした場合、まず、ユーザは「き」の文字を入力するために、「か行」に対応する文字入力キーを2回連続して押下する。この時、文字入力処理部13は「か行」に対応する文字入力キーの1回目の押下の際に、文字記憶部11から「か行」と連続押下回数1とに対応付けられて文字対応表に記録されている「か」の文字情報を読み取り、入力文字バッファ14の第1のバッファ領域に「か」の文字情報を書き込む(ステップS1a)。そしてステップS1aにおいて文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーが押下された瞬間から押下間隔時間を計測し始める。
また文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーの2回連続した押下のうち、2回目の押下の際に、文字記憶部11から「か行」と連続押下回数2とに対応付けられて文字対応表に記録されている「き」の文字情報を読み取り、入力文字バッファ14の第1のバッファ領域を「か」から「き」の文字情報に書き換える(ステップS2a)。そしてこの時、文字入力処理部13は、ステップS1aとステップS2aにおいて「か行」に対応する文字入力キーが2回連続して押下されたので、押下間隔時間の計測をストップし、ステップS1aからステップS2aにおいて連続して「か行」の文字入力キーが押された押下間隔の時間を検出する。そして、文字入力処理部13はステップS1aにおいて文字入力キーが押された時間からステップS2aにおいて「か行」の文字入力キーが押された時間までの間の押下間隔時間を一時記憶しておく。また文字入力処理部13はステップS1aとステップS2aにおいて入力文字バッファ14の第1バッファ領域に「か」と「き」の文字情報を順番に書き込んだが、文字入力処理部13は、第1バッファ領域に「か」を書き込むと、液晶表示部16においても第1の表示位置に「か」の文字を表示させて、また第1のバッファ領域を「か」から「き」に書き換えると、液晶表示部16においても第1の表示位置において「か」から「き」に書き換えて文字を表示させる。
次にユーザは、液晶表示部16の第1表示位置に「き」の文字が表示されたことを確認すると、区切り指定キーを押下して液晶表示部16の次の表示位置に文字入力ができるように設定する(ステップS3a)。またこの時文字入力処理部13は、次の文字情報の入力文字バッファ14への書き込みを、第2バッファ領域に書き込むようにする為に、入力位置を第1バッファ領域から第2バッファ領域に移動させる。ここで、ステップS3aの区切り指定キーの押下により、入力文字バッファ14の第1バッファ領域の文字が確定すると、文字入力処理部13は、予めメモリに記録している押下間隔時間の上限値(以降、押下間隔上限値と呼ぶ)を読み取り、この押下間隔上限値とステップS1aとステップS2aにおいて「か行」に対応する文字入力キーが連続して押下された際の押下間隔時間とを比較する。ここで、上述のステップS1aとステップS2aにおいては、文字入力キーの連続押下における押下間隔時間が押下間隔上限値未満であるとする。すると、文字入力処理部13は特に処理をせず、次のに文字入力キーが押下されるまで待機する。
次に、ユーザが「きかく」の2番目の「か」の文字と、3番目の「く」の文字を入力する際に「か」と「く」の文字入力の間で区切り指定キーが正常に押下されなかった場合の処理について説明する。
ユーザは上述のステップS1aとステップS2aの処理により「き」の文字入力を確定すると、次に「か」の文字と「く」の文字を入力する為に、「か行」の文字入力キーを1回押下し、次に「→」の表記された区切り指定キーを1回押下し、さらに「か行」の文字入力キーを3回連続で押下して「か」と「く」の文字を入力しようとするが、ここで、区切り指定キーが正常に押されずに、「か行」の文字入力キーが4回連続して押されてしまった場合を想定する。
この時、「か行」の文字入力キーが4回連続押下されたうちの、1回目の「か行」の文字入力キーの押下の際に、文字入力処理部13は文字記憶部11から「か行」と連続押下回数1とに対応付けられて文字対応表に記録されている「か」の文字情報を読み取り、入力文字バッファ14の第2のバッファ領域に「か」の文字情報を書き込む(ステップS4a)。また、ステップS4aにおいて文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーが押下された瞬間から押下間隔時間を計測し始める。
ユーザは上述のステップS1aとステップS2aの処理により「き」の文字入力を確定すると、次に「か」の文字と「く」の文字を入力する為に、「か行」の文字入力キーを1回押下し、次に「→」の表記された区切り指定キーを1回押下し、さらに「か行」の文字入力キーを3回連続で押下して「か」と「く」の文字を入力しようとするが、ここで、区切り指定キーが正常に押されずに、「か行」の文字入力キーが4回連続して押されてしまった場合を想定する。
この時、「か行」の文字入力キーが4回連続押下されたうちの、1回目の「か行」の文字入力キーの押下の際に、文字入力処理部13は文字記憶部11から「か行」と連続押下回数1とに対応付けられて文字対応表に記録されている「か」の文字情報を読み取り、入力文字バッファ14の第2のバッファ領域に「か」の文字情報を書き込む(ステップS4a)。また、ステップS4aにおいて文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーが押下された瞬間から押下間隔時間を計測し始める。
また文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーが4回連続して押下されたうちの、2回目の押下の際に、文字記憶部11から「か行」と連続押下回数2とに対応付けられて文字対応表に記録されている「き」の文字情報を読み取り、入力文字バッファ14の第2のバッファ領域を「か」から「き」の文字情報に書き換える(ステップS5a)。そしてこの時、文字入力処理部13は、ステップS4aとステップS5aにおいて「か行」に対応する文字入力キーが2回連続して押下されたので、押下間隔時間の計測をストップし、ステップS4aからステップS5aにおいて連続して「か行」の文字入力キーが押された押下間隔の時間を検出する。そして、文字入力処理部13はステップS4aにおいて文字入力キーが押された時間からステップS5aにおいて「か行」の文字入力キーが押された時間までの押下間隔時間を一時記憶する。そして、文字入力処理部13は一時記憶した押下間隔時間と押下間隔上限値とを比較する。
この時、押下間隔時間が押下間隔上限値以上であるとする。
この時、押下間隔時間が押下間隔上限値以上であるとする。
すると文字入力処理部13は、押下間隔時間が押下間隔上限値以上となった押下間隔の前(ステップS4a)と後(ステップS5a)で別々の文字入力の処理が行なわれた可能性があると判断し、ステップS4aにおいて押下された「か行」に対応する文字入力キーとその回数(1回)に対応する「か」の文字を文字記憶部11から読み取り、修正文字バッファ15の第1バッファ領域に書き込む。また文字入力処理部13は、ステップS5aにおいて押下された「か行」に対応する文字入力キーとその回数(1回)に対応する「か」の文字を再度読み取り、その読み取った「か」の文字情報を修正文字バッファ15の第1バッファ領域に既に書き込まれている「か」の文字情報の後に続けて書き込む。つまりこれにより、修正文字バッファ15の第1バッファ領域には「かか」という2つの文字情報が記録される。なお、修正文字バッファ15の第1バッファ領域には、このバッファ領域に記録された文字情報が、入力文字バッファ14の第2バッファ領域に対応する修正用の文字情報であることを示す為に、入力文字バッファ14の第2バッファ領域を示す識別情報「2」が記録される。そしてこれにより、文字入力装置1は、修正文字バッファ15の第1バッファ領域に記録された文字情報を、入力文字バッファ14の第2バッファ領域に記録された文字情報の修正用の文字情報として保持する。
また文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーが4回連続して押下されたうちの、3回目の押下の際に、「か行」と連続押下回数3とに対応付けられて文字対応表に記録されている「く」の文字情報を文字記憶部11から読み取り、入力文字バッファ14の第2のバッファ領域を「き」から「く」の文字情報に書き換える(ステップS6a)。ここで文字入力処理部13はステップS4aとステップS5aの押下間隔より後に、新たに別に連続回数をカウントしているので、「か行」に対応する文字入力キーの連続押下回数がステップS5a以降2回であることを判定し、「か行」に対応する文字入力キーとステップ5a以降の連続押下回数(2回)に対応する「き」の文字を文字記憶部11から読み取る。そして、入力文字バッファ14において入力位置が第2バッファ領域となっているので、その第2バッファ領域の識別情報「2」が記録されている、修正文字バッファ15の第1バッファ領域において、「かか」と記録されている文字情報のうち後ろの「か」の文字情報を「き」の文字情報と書き換える。これにより修正文字バッファ15の第1バッファ領域には「かき」という文字情報が記録される。
そしてこの時、文字入力処理部13は、ステップS5aとステップS6aにおいて「か行」に対応する文字入力キーが連続して押下されたので、ステップS5aからステップS6aにおいて連続して「か行」の文字入力キーが押された押下間隔の時間を検出する。そして、文字入力処理部13は検出した押下間隔時間と押下間隔上限値とを比較する。この時の、押下間隔時間は押下間隔上限値未満であるとする。
そしてこの時、文字入力処理部13は、ステップS5aとステップS6aにおいて「か行」に対応する文字入力キーが連続して押下されたので、ステップS5aからステップS6aにおいて連続して「か行」の文字入力キーが押された押下間隔の時間を検出する。そして、文字入力処理部13は検出した押下間隔時間と押下間隔上限値とを比較する。この時の、押下間隔時間は押下間隔上限値未満であるとする。
また文字入力処理部13は、「か行」に対応する文字入力キーが4回連続して押下されたうちの、4回目の押下の際に、文字記憶部11から「か行」と連続押下回数4とに対応付けられて文字対応表に記録されている「け」の文字情報を読み取り、入力文字バッファ14の第2のバッファ領域を「く」から「け」の文字情報に書き換える(ステップS7a)。
また文字入力処理部13はステップS4aとステップS5aの押下間隔より後に、新たに連続回数をカウントしているので、「か行」に対応する文字入力キーの連続押下回数がステップS5a以降3回であることを判定し、「か行」に対応する文字入力キーとステップ5a以降の連続押下回数(3回)に対応する「く」の文字を文字記憶部11から読み取る。そして、入力文字バッファ14において入力位置が第2バッファ領域となっているので、その第2バッファ領域の識別情報「2」が記録されている、修正文字バッファ15の第1バッファ領域において、「かき」と記録されている文字情報のうち後ろの「き」の文字情報を「く」の文字情報と書き換える。これにより修正文字バッファ15の第1バッファ領域には「かく」という文字情報が記録される。
そしてこの時、文字入力処理部13は、ステップS6aとステップS7aにおいて「か行」に対応する文字入力キーが連続して押下されたので、ステップS6aからステップS7aにおいて連続して「か行」の文字入力キーが押された押下間隔の時間を検出する。そして、文字入力処理部13は検出した押下間隔時間と押下間隔上限値とを比較する。この時の、押下間隔時間は押下間隔上限値未満であるとする。
また文字入力処理部13はステップS4aとステップS5aの押下間隔より後に、新たに連続回数をカウントしているので、「か行」に対応する文字入力キーの連続押下回数がステップS5a以降3回であることを判定し、「か行」に対応する文字入力キーとステップ5a以降の連続押下回数(3回)に対応する「く」の文字を文字記憶部11から読み取る。そして、入力文字バッファ14において入力位置が第2バッファ領域となっているので、その第2バッファ領域の識別情報「2」が記録されている、修正文字バッファ15の第1バッファ領域において、「かき」と記録されている文字情報のうち後ろの「き」の文字情報を「く」の文字情報と書き換える。これにより修正文字バッファ15の第1バッファ領域には「かく」という文字情報が記録される。
そしてこの時、文字入力処理部13は、ステップS6aとステップS7aにおいて「か行」に対応する文字入力キーが連続して押下されたので、ステップS6aからステップS7aにおいて連続して「か行」の文字入力キーが押された押下間隔の時間を検出する。そして、文字入力処理部13は検出した押下間隔時間と押下間隔上限値とを比較する。この時の、押下間隔時間は押下間隔上限値未満であるとする。
以上、上述のステップS1aからステップS7aまでの処理により、入力文字バッファ14の第1バッファ領域には「き」の文字情報が、また第2バッファ領域には「け」の文字情報が記録され、また修正文字バッファ15の第1バッファ領域には、入力文字バッファ14の第2バッファ領域を示す識別情報「2」と「かく」の文字情報が記録される。また文字入力処理部13はステップS4aからステップS7aにおいて入力文字バッファ14の第2バッファ領域を「か」、「き」、「く」、「け」と順に書き換えたが、文字入力処理部13は、第2バッファ領域に「か」を書き込むと、液晶表示部16においても第2の表示位置に「か」の文字を表示させて、また第2のバッファ領域を「か」から「き」に書き換えると、液晶表示部16においても第2の表示位置において「か」から「き」に書き換えて文字を表示する。このようにして文字入力処理部13は入力文字バッファ14に書き込まれた文字情報と同じ文字情報を液晶表意部16に表示しているので、ステップS1aからステップS7aまでの処理により、液晶表示部16には「き」「け」という文字が順に表示されている。
次に、液晶表示部に表示された文字のかな漢字変換の処理について説明する。
まず、ユーザがかな漢字変換処理の指示を入力部12から入力すると、文字入力処理部13は、入力文字バッファ14に記録されている文字情報を第1バッファ領域および第2バッファ領域から順に読み取り、その文字情報を並べて文字列を作成し、その文字列に対応してかな漢字変換データベース17に記録されている単語を読み取って、前記文字列と共に変換候補とする。ここで今、入力文字バッファ14には第1バッファ領域に「き」が、また第2バッファ領域には「け」が記録されているので、文字入力処理部13は、「きけ」に対応してかな漢字変換データベース17に記録されている「聞け」、「効け」、「聴け」という単語と、「きけ」という文字列を変換候補とする。また文字入力処理部13は修正文字バッファ15に文字情報が記録されているか否かを確認する。ここで、修正文字バッファ15の第1バッファ領域に、入力文字バッファ14の第2バッファ領域を示す識別情報「2」と「かく」の文字情報とが記録されているので、文字入力処理部13は、入力文字バッファ14の第2バッファ領域に記録されている「け」の文字情報の代わりに、修正文字バッファ15に記録されている「かく」の文字情報を用いて、文字列を作成する。つまり文字入力処理部13は、入力文字バッファ14の第1バッファ領域から「き」の文字情報を読み取り、次に修正文字バッファ15の第1バッファ領域から「かく」の文字情報を読み取って、「きかく」の文字列を作成する。そして、文字入力処理部13は「きかく」に対応してかな漢字変換データベース17に記録されている「企画」、「規格」の単語と、「きかく」の文字列とを変換候補とする。
そして、文字入力処理部13は「聞け」、「効け」、「聴け」、「きけ」、「企画」、「規格」、「きかく」の7つの変換候補を液晶表示部16に出力し、ユーザに変換候補のうちのいずれかの指定を促す。そして、ユーザが特定の変換候補を入力部12において指定すると、入力部12はその変換候補の文字情報をかな漢字変換データベース17から読みとって、液晶表示部16に表示する。
まず、ユーザがかな漢字変換処理の指示を入力部12から入力すると、文字入力処理部13は、入力文字バッファ14に記録されている文字情報を第1バッファ領域および第2バッファ領域から順に読み取り、その文字情報を並べて文字列を作成し、その文字列に対応してかな漢字変換データベース17に記録されている単語を読み取って、前記文字列と共に変換候補とする。ここで今、入力文字バッファ14には第1バッファ領域に「き」が、また第2バッファ領域には「け」が記録されているので、文字入力処理部13は、「きけ」に対応してかな漢字変換データベース17に記録されている「聞け」、「効け」、「聴け」という単語と、「きけ」という文字列を変換候補とする。また文字入力処理部13は修正文字バッファ15に文字情報が記録されているか否かを確認する。ここで、修正文字バッファ15の第1バッファ領域に、入力文字バッファ14の第2バッファ領域を示す識別情報「2」と「かく」の文字情報とが記録されているので、文字入力処理部13は、入力文字バッファ14の第2バッファ領域に記録されている「け」の文字情報の代わりに、修正文字バッファ15に記録されている「かく」の文字情報を用いて、文字列を作成する。つまり文字入力処理部13は、入力文字バッファ14の第1バッファ領域から「き」の文字情報を読み取り、次に修正文字バッファ15の第1バッファ領域から「かく」の文字情報を読み取って、「きかく」の文字列を作成する。そして、文字入力処理部13は「きかく」に対応してかな漢字変換データベース17に記録されている「企画」、「規格」の単語と、「きかく」の文字列とを変換候補とする。
そして、文字入力処理部13は「聞け」、「効け」、「聴け」、「きけ」、「企画」、「規格」、「きかく」の7つの変換候補を液晶表示部16に出力し、ユーザに変換候補のうちのいずれかの指定を促す。そして、ユーザが特定の変換候補を入力部12において指定すると、入力部12はその変換候補の文字情報をかな漢字変換データベース17から読みとって、液晶表示部16に表示する。
図5は上述のステップS1a〜ステップS7aまでの処理の概略を示す図である。この図が示すように、上述のステップS1a〜ステップS7aの処理においては、ステップS1とステップS2の「か行」の文字入力キーの2回連続の押下によってまず「き」の文字情報が入力文字バッファ14に記録されて、また液晶表示部16に表示される。そして、次に、ステップS3〜ステップS7の処理によって区切り指定キーと「か行」の文字入力キーの4回連続の押下によって「け」の文字情報が入力文字バッファ14に記録されて、さらに液晶表示部16に既に表示されている「き」の次に「け」が表示される。またステップS4とステップS5の文字入力キーの押下間隔が大きいので、これにより、ステップS4〜ステップS7までの4回連続の文字入力キーの押下において、最初の1回と、後の3回が別々の文字入力であると判断して、最初の1回の文字入力キーの押下による「か」の文字情報と次の3回連続の文字入力キーの押下による「く」の文字情報とを修正文字バッファ15に記録する。そしてかな漢字変換処理の際には文字入力処理部13は入力文字バッファ14に記録された文字情報により「きけ」の文字列を作成し、またその「きけ」の「け」の代替用の文字情報として修正文字バッファ15に記録された「かく」の文字情報に基づいて「きかく」の文字列を作成し、それぞれの文字列に対応する変換候補を決定している。
次に第2の実施形態を図6を用いて説明する。図6は第2の実施形態における文字入力装置の処理フローを示す図である。
ステップS1bは上述のステップS1aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は入力文字バッファ14と修正文字バッファ15の第1バッファ領域に「か」の文字情報をそれぞれ書き込む。次に、ステップS2bは上述のステップS2aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は入力文字バッファ14と修正文字バッファ15の第1バッファ領域に記録されている「か」の文字情報をそれぞれ「き」に書き換える。またステップS3bは上述のステップS3aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は区切り指定キーの押下に応じて、入力文字バッファ14や修正文字バッファ15への次の文字情報の書き込みを第2バッファ領域に書き込むようにする為に、各バッファ14、15での入力位置を第1バッファ領域から第2バッファ領域に移動させる。
ステップS1bは上述のステップS1aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は入力文字バッファ14と修正文字バッファ15の第1バッファ領域に「か」の文字情報をそれぞれ書き込む。次に、ステップS2bは上述のステップS2aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は入力文字バッファ14と修正文字バッファ15の第1バッファ領域に記録されている「か」の文字情報をそれぞれ「き」に書き換える。またステップS3bは上述のステップS3aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は区切り指定キーの押下に応じて、入力文字バッファ14や修正文字バッファ15への次の文字情報の書き込みを第2バッファ領域に書き込むようにする為に、各バッファ14、15での入力位置を第1バッファ領域から第2バッファ領域に移動させる。
またステップS4bは上述のステップS4aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は入力文字バッファ14と修正文字バッファ15の第2バッファ領域に「か」の文字情報をそれぞれ書き込む。またステップS5bは上述のステップS5aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は、ステップS4aとステップS5aの押下間隔時間が押下間隔上限値以上のため、修正文字バッファ15の入力位置のみを第2バッファ領域から第3バッファ領域に移動させて、入力文字バッファ14の第2バッファ領域の文字情報を「か」から「き」に書換え、修正文字バッファ15の第3のバッファ領域に「か」の文字情報を書き込む。またステップS6bは上述のステップS6aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は、入力文字バッファ14の第2バッファ領域に記録された「き」の文字情報を「く」の文字情報に書換え、また修正文字バッファ15の第3バッファ領域に記録された「か」の文字情報を「き」の文字情報に書き換える。
またステップS7bは上述のステップS7aに対応する処理であり、この処理において、文字入力処理部13は、入力文字バッファ14の第2バッファ領域に記録された「く」の文字情報を「け」の文字情報に書き換え、また修正文字バッファ15の第3バッファ領域に記録された「き」の文字情報を「く」の文字情報に書き換える。以上のようにステップS1bからステップS7bの処理において、入力文字バッファ14には「き」と「け」の文字情報が、また修正文字バッファ15には「き」と「か」と「く」の文字情報が記録される。そして、かな漢字変換処理の際には文字入力処理部13は、入力文字バッファ14から順番に読み取った文字情報を用いて「きけ」の文字列を作成し、また修正文字バッファ15から順番に読み取った文字情報を用いて「きかく」の文字列を作成する。そして、その2つの文字列についてかな漢字変換データベース17から変換候補を読み取ればよい。
次に、上述の押下間隔上限値について図7を用いて説明する。図7は押下間隔上限値の算出の概要を示す図である。
上述の2つの実施形態においては、予め文字入力処理部13がメモリ上に押下間隔上限値が記録さており、この記録された押下間隔上限値を用いて押下間隔時間が押下間隔上限値以上か未満かを検出した。ここでこの押下間隔上限値は、例えば、同じ文字入力キーが連続して押下された場合の各押下間隔における各押下間隔時間の平均値に基づくものであっても良い。例えば、図7で示すように、「か」が連続して押下された際の各押下間隔における押下間隔時間を合計して、その平均値を取る。また、その平均の値に1.5を掛けた値を押下間隔上限値を算出する。このような押下間隔上限値を得ることで、ユーザの文字入力に応じた押下間隔上限値を設定することができるようになる。
上述の2つの実施形態においては、予め文字入力処理部13がメモリ上に押下間隔上限値が記録さており、この記録された押下間隔上限値を用いて押下間隔時間が押下間隔上限値以上か未満かを検出した。ここでこの押下間隔上限値は、例えば、同じ文字入力キーが連続して押下された場合の各押下間隔における各押下間隔時間の平均値に基づくものであっても良い。例えば、図7で示すように、「か」が連続して押下された際の各押下間隔における押下間隔時間を合計して、その平均値を取る。また、その平均の値に1.5を掛けた値を押下間隔上限値を算出する。このような押下間隔上限値を得ることで、ユーザの文字入力に応じた押下間隔上限値を設定することができるようになる。
なお、上述の文字入力装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
1・・・文字入力装置、11・・・文字記憶部、12・・・入力部、13・・・文字入力処理部、14・・・入力文字バッファ、15・・・修正文字バッファ、16・・・液晶表示部、17・・・かな漢字変換データベース
Claims (6)
- 文字入力キーの種類と連続押下回数とに対応した文字情報を記憶する文字記憶手段と、
ユーザの押下した前記文字入力キーとその文字入力キーの前記連続押下回数とに基づいて前記文字記憶手段から文字情報を読み取る第1の文字読み取り手段と、
同一の前記文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する押下間隔時間検出手段と、
前記各押下間隔のいずれかにおける前記押下間隔時間が所定の間隔時間以上である場合にのみ、その所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で前記連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と前記文字入力キーの種類とに基づいて、前記第1の文字情報読み取り手段で読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を前記文字記憶手段から順次読み取る第2の文字読み取り手段と、
前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り手段が読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り手段が読み取っていない場合には、前記第1の文字読み取り手段で読み取った文字情報の読み取り順に各文字情報の文字を並べた第1の文字列を作成し、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り手段が読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り手段が読み取っている場合には、前記第1の文字列の作成と共に、前記代わりとなる複数の文字情報の文字列とそれら文字列に対応する前記第1の文字読み取り手段の読み取った文字情報の文字とを前記第1の文字列において変換した第2の文字列を作成する文字列作成手段と、
を備えることを特徴とする文字入力装置。 - 前記ユーザの変換指示に基づいて、前記第1の文字列と前記第2の文字列とに対応するかな漢字変換処理を行なうかな漢字変換手段と、
前記第1の文字列を用いたかな漢字変換結果と前記第2の文字列を用いたかな漢字変換結果とを共に表示部に表示するかな漢字変換結果表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。 - 前記所定の間隔時間は、前記同種類の文字入力キーの各押下間隔の時間の平均値に基づいて算出された間隔時間である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の文字入力装置。 - 前記第1の文字列と前記第2の文字列を同時に前記表示部に表示する表示手段
を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の文字入力装置。 - 文字入力キーの種類と連続押下回数とに対応した文字情報を記憶する文字記憶手段を備えた文字入力装置における文字入力方法であって、
ユーザの押下した前記文字入力キーとその文字入力キーの前記連続押下回数とに基づいて前記文字記憶手段から文字情報を読み取る第1の文字読み取り過程と、
同一の前記文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する押下間隔時間検出過程と、
前記各押下間隔のいずれかにおける前記押下間隔時間が所定の間隔時間以上である場合にのみ、その所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で前記連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と前記文字入力キーの種類とに基づいて、前記第1の文字情報読み取り過程において読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を前記文字記憶手段から順次読み取る第2の文字読み取り過程と、
前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り過程で読み取っていない場合には、前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報の読み取り順に各文字情報の文字を並べた第1の文字列を作成し、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り過程で読み取っている場合には、前記第1の文字列の作成と共に、前記代わりとなる複数の文字情報の文字列ととそれら文字列に対応する前記第1の文字読み取り過程で読み取った文字情報の文字とを前記第1の文字列において変換した第2の文字列を作成する文字列作成過程と、
を有することを特徴とする文字入力方法。 - 文字入力キーの種類と連続押下回数とに対応した文字情報を記憶する文字記憶手段を備えた文字入力装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
ユーザの押下した前記文字入力キーとその文字入力キーの前記連続押下回数とに基づいて前記文字記憶手段から文字情報を読み取る第1の文字読み取り処理と、
同一の前記文字入力キーが連続して複数回押下された際に、その文字入力キーの各押下間隔の時間を検出する押下間隔時間検出処理と、
前記各押下間隔のいずれかにおける前記押下間隔時間が所定の間隔時間以上である場合にのみ、その所定の間隔時間以上の押下間隔時間を検出した押下間隔の前後で前記連続押下回数を別々にカウントし、当該別々にカウントした各連続押下回数と前記文字入力キーの種類とに基づいて、前記第1の文字情報読み取り処理において読み取った文字情報の代わりとなる複数の文字情報を前記文字記憶手段から順次読み取る第2の文字読み取り処理と、
前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り処理で読み取っていない場合には、前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報の読み取り順に各文字情報の文字を並べた第1の文字列を作成し、前記ユーザの文字入力キーの押下に応じて前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報のいずれかにおいて、その代わりとなる複数の文字情報を前記第2の文字読み取り処理で読み取っている場合には、前記第1の文字列の作成と共に、前記代わりとなる複数の文字情報の文字列ととそれら文字列に対応する前記第1の文字読み取り処理で読み取った文字情報の文字とを前記第1の文字列において変換した第2の文字列を作成する文字列作成処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003344449A JP2005108159A (ja) | 2003-10-02 | 2003-10-02 | 文字入力装置及び文字入力方法ならびにそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2005108159A true JP2005108159A (ja) | 2005-04-21 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003344449A Withdrawn JP2005108159A (ja) | 2003-10-02 | 2003-10-02 | 文字入力装置及び文字入力方法ならびにそのプログラム |
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JP (1) | JP2005108159A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008276481A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Sharp Corp | 携帯情報端末 |
-
2003
- 2003-10-02 JP JP2003344449A patent/JP2005108159A/ja not_active Withdrawn
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