JPH05108742A - 回路図入力システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート間接続された信号線を容易にたどれる
ようにする。 【構成】 接続抽出部５は、回路図上でシート間接続さ
れている信号線の識別情報を、データ記憶装置３に格納
されている回路図情報より抽出する。接続検索部６は、
入出力装置１における操作により、表示装置８に表示さ
れた回路図上のシート間接続を示す所定のシンボルが指
示されたとき、そのシンボルに接続された信号線の識別
情報を含む回路図の他のシートを、接続抽出部５が抽出
した信号線の識別情報にもとづいて、データ記憶装置３
に格納された回路図情報より検索する。回路図表示部７
は、この接続検索６が検索したシートを表示装置８に表
示させ、接続先の信号線を強調表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、回路図入力システムに
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】回路図が複数のシートに分けて描画され
る場合、信号線のあるものは複数のシートにまたがって
描画されることになる。図４にそのような回路図の一例
を示す。この回路図は、第１〜第３の３枚のシートに分
けて描画されており、識別情報ＮＥＴ１，ＮＥＴ２が付
された信号線が複数のシートにまたがって描画された信
号線、すなわちシート間接続された信号線である。この
ようなシート間接続された信号線を含む回路図を解析す
る場合、従来は人がシートを一枚一枚めくり、信号線に
付された信号線の識別情報を頼りに、シート間接続され
た信号線をたどっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従って、特に回路規模
が大きく、回路図シートの枚数が膨大となると、回路解
析に極めて長時間を要し、また労力を要していた。

【０００４】本発明の目的は、このような問題を解決
し、シート間接続された信号線を容易にたどることを可
能とする回路図入力システムを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、回路図情報が
格納されたデータ記憶装置と、回路図を表示するための
表示装置と、入出力装置とを備えた回路図入力システム
において、回路図上でシート間接続されている信号線の
識別情報を、前記データ記憶装置に格納されている前記
回路図情報より抽出する接続抽出手段と、前記入出力装
置における操作により、前記表示装置に表示された回路
図上のシート間接続を示す所定のシンボルが指示された
とき、そのシンボルに接続された信号線の識別情報を含
む回路図の他のシートを、前記接続抽出手段が抽出した
前記信号線の識別情報にもとづいて、前記データ記憶装
置に格納された前記回路図情報より検索する接続検索手
段と、この接続検索手段が検索した前記他のシートを前
記表示装置に表示させ、前記指定された前記シンボルに
接続された前記信号線の識別情報の信号線を強調表示す
る回路図表示手段とを備えたことを特徴とする。

【０００６】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１に本発明による回路図入力システムの一
例を示す。このシステムは、回路図情報が格納されたデ
ータ記憶装置３と、回路図を表示するための表示装置８
と、入出力装置１と、回路素子接続検索機構４と、以上
の各部を制御し、また回路図の入力に必要な種々の処理
を行う演算処理装置２とを備えている。

【０００７】回路素子接続検索機構４を構成する接続抽
出部５は、回路図上でシート間接続されている信号線の
識別情報を、データ記憶装置３に格納されている回路図
情報より抽出する。接続検索部６は、入出力装置１にお
ける操作により、表示装置８に表示された回路図上のシ
ート間接続を示す所定のシンボルが指示されたとき、そ
のシンボルに接続された信号線の識別情報を含む回路図
の他のシートを、接続抽出部５が抽出した信号線の識別
情報にもとづいて、データ記憶装置３に格納された回路
図情報より検索する。回路図表示部７は、この接続検索
６が検索したシートを表示装置８に表示させ、接続先の
信号線を強調表示する。回路素子接続検索機構４は、こ
こでは所定のプログラムが組み込まれた情報処理装置に
より構成されているものとする。ただし、接続検索機構
４はハードウェアのみにより構成することも可能であ
る。

【０００８】次に、図２のフローチャートを参照して動
作を説明する。図３（ａ）に示すように、表示装置８に
は複数のシートに分割して描画された論理回路図の一枚
のシートが表示されているものとする。動作の開始を指
示する所定の操作が入出力装置１で行われると、演算処
理装置２はそれを受け、接続検索機構４を起動する。こ
れにより、接続抽出部５は、回路図上でシート間接続さ
れている信号線の識別情報を、データ記憶装置３に格納
されている回路図情報より抽出する（ステップＳ１）。
次に、接続検索部６は、入出力装置１における操作によ
り、表示装置８に表示された回路図上のシート間接続を
示す所定のシンボルＡが指示されたとき（ステップＳ
２）、そのシンボルに接続された信号線の識別情報ＮＥ
Ｔ１を含む回路図の他のシートを、接続抽出部５が抽出
した信号線の識別情報にもとづいて、データ記憶装置３
に格納された回路図情報より検索する（ステップＳ
３）。そして、回路図表示部７は、この接続検索６が検
索したシートを図３（ｂ）のように表示装置８に表示さ
せ（ステップＳ４）、接続先の信号線の色を他の信号線
の色とは異なるものとし、強調表示する（ステップＳ
５）。

【０００９】

【発明の効果】以上説明したように本発明の回路図入力
システムでは、シート間接続された信号線が自動的に検
索され、接続先の信号線を含むシートが表示され、かつ
接続先の信号線が強調表示される。従って、信号線が複
数のシートにまたがって描画されていても容易に信号線
をたどることができ、回路の解析などに要する労力およ
び時間の大幅な削減が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の回路図入力システムを示すブロック図
である。

【図２】図１の回路図入力システムの動作を示すフロー
チャートである。

【図３】図１の回路図入力システムで表示される回路図
の一例を示す図である。

【図４】複数のシートに分けて描画された回路図の一例
を示す図である。

【符号の説明】

１ 入出力装置 ２ 演算処理装置 ３ データ記憶装置 ４ 回路図素子接続検索機構 ５ 接続抽出部 ６ 接続検索部 ７ 回路図表示部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】回路図情報が格納されたデータ記憶装置
   と、回路図を表示するための表示装置と、入出力装置と
   を備えた回路図入力システムにおいて、 回路図上でシート間接続されている信号線の識別情報
   を、前記データ記憶装置に格納されている前記回路図情
   報より抽出する接続抽出手段と、 前記入出力装置における操作により、前記表示装置に表
   示された回路図上のシート間接続を示す所定のシンボル
   が指示されたとき、そのシンボルに接続された信号線の
   識別情報を含む回路図の他のシートを、前記接続抽出手
   段が抽出した前記信号線の識別情報にもとづいて、前記
   データ記憶装置に格納された前記回路図情報より検索す
   る接続検索手段と、 この接続検索手段が検索した前記他のシートを前記表示
   装置に表示させ、前記指定された前記シンボルに接続さ
   れた前記信号線の識別情報の信号線を強調表示する回路
   図表示手段とを備えたことを特徴とする回路図入力シス
   テム。
2. 【請求項２】前記接続抽出手段、前記接続検索手段、前
   記回路図表示手段は情報処理装置により構成されている
   ことを特徴とする請求項１記載の回路図入力システム。
3. 【請求項３】前記回路図表示手段は、信号線の強調表示
   として信号線の色を他の信号線とは異なった色とするこ
   とを特徴とする請求項１記載の回路図入力システム。