JP2005101357A - リーケージトランス - Google Patents

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Abstract

【課題】 二次側巻線の短絡が生じるのを防止可能であると共に、端子間の間隔が幅広となるのを抑えることが可能なリーケージトランスを提供すること。
【解決手段】 一次側巻線70に対して二次側巻線71が上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランス10であり、一次側巻線70の一端側および他端側が夫々絡げられる複数の一次側端子35b〜35eを具備する。また、二次側巻線71のうち、一端側を絡げる第1の絡げ端子36を具備する第1の端子台32aを具備し、さらに二次側巻線71のうち、他端側を絡げる第2の絡げ端子38b,38cを具備する第2の端子台32bと、を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、TVモニターやパーソナルコンピュータの表示装置におけるバックライト用放電灯の点灯回路等に用いられる、DC/ACインバータ回路等に使用されるリーケージトランスに関する。
パーソナルコンピュータ等の表示装置は、バックライト用放電灯の点灯回路を具備している。この点灯回路においては、高電圧化によって表示装置を駆動させるためのリーケージトランスが、一般に用いられている。
この種のリーケージトランスは、例えば特許文献1および特許文献2に記載されている構成がある。これら特許文献1および特許文献2記載の構成では、一次側巻線の一端側および他端側が、一方の端子台から突出する夫々異なる2端子に接続されている。また、二次側巻線の一端側および他端側が、他方の端子台から突出する夫々異なる2端子に接続されている。
特許2628524号公報(請求項1、段落番号0010、0011、図1および図5参照) 特開2002−299134号公報(段落番号0016、001、図5参照)
上述したような、特許文献1および特許文献2記載の構成では、同じ端子台から突出する2端子に、二次側巻線の両端側が接続されている。すなわち、二次側巻線の一端側と他端側とが、近接した状態で配置される。そのため、二次側巻線の一端側と他端側とが接続されている2端子に埃等が付着すると、高圧側の二次側巻線の一端側と他端側との間で短絡が生じる危険性がある。このような短絡が生じた場合には、二次側巻線の一端側と他端側との間の電位差が高いため、リーケージトランスが破損する場合がある。
このような不具合を防止するために、二次側巻線の一端側と他端側とが接続される2端子の間隔を広げる構成を採用することもできる。しかしながら、かかる間隔を広げた構成を採用すると、リーケージトランスが幅広となってしまい、当該リーケージトランスが大型化してしまう。この場合、リーケージトランスの小型化の要請に反する結果となる。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、二次側巻線の短絡が生じるのを防止可能であると共に、端子間の間隔が幅広となるのを抑えることが可能なリーケージトランスを提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、一次側巻線に対して二次側巻線が上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスにおいて、一次側巻線の一端側および他端側が夫々絡げられる複数の一次側端子を具備すると共に、二次側巻線のうち、一端側を絡げる第1の絡げ端子を具備する第1の端子台と、二次側巻線のうち、他端側を絡げる第2の絡げ端子を具備する第2の端子台と、を具備するものである。
このように構成した場合には、第2の端子台が具備する第2の絡げ端子には、二次側巻線の一端側が絡げられる。また、第1の端子台が具備する第1の絡げ端子には、二次側巻線の一端側が絡げられる。そのため、二次側巻線の一端側と他端側とは、それぞれ別途の端子台に設けられる。それによって、二次側端子の一端側と他端側とが同一の端子台に近接した状態で配置され、互いに短絡するのが防止される。
このような、短絡を防ぐことにより、リーケージトランスが破損するのが防止される。特に、二次側巻線の一端側と他端側との間には、励磁によって高い電位差が生じる。そのため、上述のようにして短絡を防止すれば、リーケージトランスの破損を良好に防止できる。また、二次側巻線を接続する端子間の間隔が幅広となるのを抑えることが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、一次側巻線が巻回される第1の巻枠部と、二次側巻線が巻回される第2の巻枠部とを有する複数の二段コイルボビンと、複数の二段コイルボビンの間に配置されると共に、一次側巻線のうち磁気結合の調整をする調整部分が巻回される調整用コイルボビンと、二段コイルボビンおよび調整用コイルボビンをそれぞれ保持する柱脚部と、その柱脚部の外側を囲む側壁とを有し、この側壁で囲まれる凹陥部に二段コイルボビンおよび調整用コイルボビンが嵌め込まれるコアと、を具備し、二段コイルボビンは、第1の端子台および第2の端子台を一体化しているものである。
このように構成した場合には、第1の巻枠部と第2の巻枠部との夫々に、一次側巻線と二次側巻線とが巻回される。この場合、二段コイルボビンには、第1の巻枠部と、第2の巻枠部とが設けられるので、コイルボビンを2つ高さ方向に重ねた場合と比較して、1つのコイルボビンを設けるだけで済む。そのため、部品点数を少なくすることができ、コイルボビンの組み付けの際の工数を削減可能となる。また、二段コイルボビンは、第1の端子台と第2の端子台とを一体化しているため、二次側巻線の一端側を第1の絡げ端子に、他端側を第2の絡げ端子に絡げた後に、当該二次側巻線の巻回が緩んだり断線する等の不具合を防止することができる。そのため、端子台が別体である場合と比較して、組み立て易くなる。
また、コイルボビンが、上下方向に重ねられないため、リーケージトランスの低背化を図ることが可能となる。また、調整用コイルボビンが設けられ、この調整用コイルボビンに一次側巻線のうち調整部分が巻回される。それにより、調整部分を、この調整用コイルボビンにて、確実に保持することができる。また、二段コイルボビンの第1の巻枠部に対して、一次側巻線が巻回される。そのため、一次側巻線の取り付けに際して、該一次側巻線のボンディングが不要となり、コストを削減することが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の絡げ端子の第1の端子台に対する付け根と一次側端子の第1の端子台に対する付け根との間の間隔よりも、第1の絡げ端子の先端側と一次側端子の先端側との間の間隔の方が広く設けられる状態で、第1の絡げ端子の先端の方向が、一次側端子の先端の方向に対して傾斜して設けられているものである。
このように構成した場合には、第1の絡げ端子の先端側に向かうにつれて、一次側端子との間の間隔が広がる。そのため、第1の絡げ端子と一次側端子との間の間隔を、必要以上に広く取る必要がなくなる。また、第1の絡げ端子の先端側に向かうにつれて、一次側端子との間の間隔が広がるため、当該第1の絡げ端子に二次側巻線の一端側を巻回させた場合でも、当該一端側が一次側端子と接触するのが防止される。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の絡げ端子の先端の方向は、一次側端子の先端の方向に対して略30〜60度の角度範囲内で傾斜しているものである。
このように構成した場合には、第1の絡げ端子の先端側は、一次側端子の先端側に対して有効に広げられる。そのため、二次側巻線を、第1の絡げ端子に良好に巻回させることが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の絡げ端子は、グラウンドに接続されるためのグラウンド端子に電気的に接続されていると共に、このグラウンド端子は、第1の絡げ端子に隣り合う状態で配置されているものである。
このように構成した場合には、第1の絡げ端子に二次側巻線の一端側が絡げられた場合、この二次側巻線の一端側は、グラウンドに対して電気的に接続された状態となる。それによって、当該一端側は、電位の基準となる。また、両者が電気的に接続される結果、第1の絡げ端子に絡げられている二次側巻線の一端側が、グラウンド端子に接触しても良くなる。このため、二次側巻線の一端側を第1の絡げ端子に巻回させるに際して、必要以上に注意せずに済む。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、二段コイルボビンは、上鍔部、中鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と中鍔部の間に前記第1の巻枠部が設けられると共に、中鍔部と下鍔部の間に第2の巻枠部が設けられるものである。
このように構成した場合には、二段コイルボビンの中鍔部が、第1の巻枠部の下鍔部と、第2の巻枠部の上鍔部とを兼ねるので、コイルボビンを2つ高さ方向に重ねた場合と比較して、鍔部が1つ分省かれる。そのため、鍔部1つ分だけ高さを低くすることができ、リーケージトランスの低背化を図ることが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の絡げ端子は、棒状体に設けられていると共に、一次側端子およびグラウンド端子の先端側は、第1の絡げ端子よりもコアの底面側に向かって突出しているものである。
このように構成した場合には、二次側端子の先端側と第1の絡げ端子の先端側との高さ位置が異なるため、二次側巻線の一端側を、第1の絡げ端子に巻回させ易くなる。また、一次側端子およびグラウンド端子の先端側が、コアの底面側に向かって突出しているため、これら一次側端子およびグラウンド端子の先端側を、回路基板等に接続し易くなる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、コアは、底面から上方に向かって立設されている柱脚部と、この底面の外周縁部において上方に向かって立設されている側壁とを具備するケースコアと、ケースコアに取り付けられると共に、このケースコアとの間の部位に二段コイルボビンおよび調整用コイルボビンが収納される蓋コアと、を具備するものである。
このように構成した場合には、二段コイルボビンと調整用コイルボビンは、側壁によって形成されるケースコアと蓋コアとの間の部位に収納される。そして、柱脚部と側壁とを有するケースコア、および蓋コアとの間で、磁路を形成することができ、二次側巻線を良好に励磁することができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の絡げ端子の第1の端子台における付け根は、一次側端子およびグラウンド端子の第1の端子台における付け根よりもケースコアの短手方向の中心側に位置しているものである。
このように構成した場合、第1の絡げ端子の付け根および先端側は、一次側端子およびグラウンド端子の付け根および先端側よりも、短手方向の中心側に位置する。このため、当該第1の絡げ端子は、一次側端子およびグラウンド端子よりも奥まった状態となる。それにより、一次側端子の先端側を半田槽に浸して、該一次側端子を回路基板に半田付けする場合、第1の絡げ端子の先端側までは半田槽に浸されずに済む。それによって、第1の絡げ端子に巻回されている、細径の二次側巻線の一端側が、例えば熱等によって断線される等の不具合が発生せずに済む。
本発明によると、リーケージトランスの低背化を実現することができる。また、リーケージトランスの製造コストの低減を図ることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係るリーケージトランスについて、図1から図12に基づいて説明する。図1は、リーケージトランス10の構成を示す分解斜視図であり、図2は、リーケージトランス10の全体を示す斜視図である。また、図3はリーケージトランス10の平面図、図4は同じく正面図、図5は同じく側面図、図6は同じく背面図を示す。
リーケージトランス10は、図1に示すように、ケースコア20と、二段コイルボビン30と、調整用コイルボビン40と、蓋コア50と、を主要な構成要素としている。ケースコア20と蓋コア50は、絶縁性を備えた磁性材から構成されている。当該磁性材の一例として、ニッケル系のフェライトコアが挙げられる。しかしながら、ケースコア20と蓋コア50の材質はこれには限られず、パーマロイ等、他の磁性材であっても良い。また、二段コイルボビン30および調整用コイルボビン40は、例えば樹脂等の絶縁かつ励磁されない材質から構成されている。
図1に示すように、ケースコア20は、コアの一部を構成する要素であり、平面形状が略矩形となる直方体形状に形成されている。また、ケースコア20は、長手方向(図1において略左右の方向)の両端側に側壁21を有していて、この側壁21で囲まれる部分が、二段コイルボビン30等が設置される凹陥部22となっている。そのため、凹陥部22は、ケースコア20の長手方向の両端側においては側壁21で閉塞されているものの、該ケースコア20の短手方向(図3において略上下の方向)の縁部は開放されている。
また、ケースコア20には、4本の柱脚部23,23,24,24が設けられている。柱脚部23,23,24,24は、底面20aから離間するように上方に向かって突出している。これらの柱脚部23,23,24,24は、凹陥部22の短手方向および長手方向に沿う、直交する2つの対角線上に存在している。このうち、短手方向の対角線に沿う柱脚部23,23は、後述する調整用コイルボビン40の差込孔40a,40aに差し込まれる。また、長手方向の対角線に沿う柱脚部24,24は、後述する二段コイルボビン30の中心孔30a,30aに差し込まれる。また、各柱脚部23の直径は、各柱脚部24のそれよりも小さい。しかしながら、各柱脚部23の直径を、各柱脚部24の直径よりも大きくなるように形成しても良い。
なお、以下の説明では、直径の小さな各柱脚部23を第1の柱脚部23とする。また、第1の柱脚部23よりも直径の大きな各柱脚部24を第2の柱脚部24とする。また、上方側とは、ケースコア20の底面20aから見て、蓋コア50が取り付けられる側を指す。また、下方側とは、蓋コア50の取り付け側から見て、ケースコア20の底面20a側を指す。さらに、第1の柱脚部23のうち、図1において手前側に存在するものを第1の柱脚部23aとし、図1において奥側に存在するものを第1の柱脚部23bとする。また、第2の柱脚部24のうち、図1において左側に存在するものを柱脚部24aとし、図1において右側に存在するものを柱脚部24bとする。
また、二段コイルボビン30は、図1および図2に示すように、一次側巻線70および二次側巻線71を巻回する巻線部31と、この巻線部31と一体的に設けられている第1の端子台32aおよび第2の端子台32bを有している。
巻線部31は、略円形状の平面形状を有している。また、巻線部31には、上から下に向かって、上鍔部31a、中鍔部31b、および下鍔部31cが順次設けられている。ここで、上鍔部31aと中鍔部31bとで囲まれる間の部位は、第1の巻枠部34aとなっていて、ここに一次側巻線70を巻回する。また、中鍔部31bと下鍔部31cとで囲まれる部位は、第2の巻枠部34bとなっていて、ここに二次側巻線71を巻回する。
なお、図1においては、上鍔部31a、中鍔部31bおよび下鍔部31cは、略円形状の平面形状を為す巻線部31に対応して、該円形状の全周に亘るように設けられている。それによって、図1において、巻線部31の形状は、その外観形状が二段の窪み部を有するプーリ形状となっている。しかしながら、上鍔部31aと中鍔部31bとは、必ずしも全周に亘って設けられる必要はない。巻線部31のうち、2つの二段コイルボビン30が互いに対向しない側にだけ、一次側巻線70が巻回されることから、二段コイルボビン30が互いに対向する側には、上鍔部31aおよび中鍔部31bを形成せず、第1の巻枠部34が存在しない構成を採用しても良い。
また、第1の端子台32aおよび第2の端子台32bは、図1においては、巻線部31よりも下方側に位置している。第1の端子台32aは、図1において手前側、図3において下方側に突出している部分である。この第1の端子台32aには、側面33aと、側面33bとが設けられている。このうち、側面33aは、リーケージトランス10の短手方向に対して直交する側面である。
また、側面33bは、側面33aに沿う直線に対して所定の角度α(以後、傾斜角度αという)を為すように設けられている。この傾斜角度αは、本実施の形態では、45度となっている。しかしながら、傾斜角度αは、45度には限られず、後述する絡げ端子36の傾斜角度と同様に、適宜の傾斜角度に設定することができる。
また、図1〜図6に示すように、側面33bは、2つ並べられた二段コイルボビン30のうち、互いに隣り合う側ではなく、リーケージトランス10の長手方向の両端側に近い向きに形成されている。すなわち、側面33bは、リーケージトランス10のうち、図3において手前側の隅角部に形成されている。
また、側面33aからは、端子35が突出している。本実施の形態では、端子35は、例えば4つ設けられている。なお、以下の説明では、端子35を個別に呼ぶ場合、端子35a〜35eのいずれかとする。これらの5つの端子35a〜35eは、下方に向かって降下する下方突出部37aを有すると共に、下端側が設置部位に対して略水平となる面実装部37bを有している。そして、各々の端子35a〜35eと設置部位との間で半田付けを行うことにより、端子35a〜35eと設置部位の回路基板とは、電気的に接続される。また、端子35の個数は、5つに限定されず、例えば4つ等、種々変更可能である。
また、本実施の形態では、端子35b〜35eのうち、所定の端子35には、一次側巻線70の一端側および他端側が接続され(絡げられ)る。なお、以下の説明では、端子35b〜35eを、一次側端子35b〜35eとする。また、後述するように、端子35aを、グラウンド端子35aとする。しかしながら、両者をまとめて呼ぶ場合、単に端子35a〜35eとする。
一次側端子35b〜35eのうちの2つには、一次側巻線70の一端側又は他端側が絡げられている。なお、これら一次側端子35b〜35eのうち、一端側および他端側が絡げられる2つは、適宜選択可能である。
また、図1〜図6に示すように、側面33bからは、絡げ端子36(第1の絡げ端子に相当)が突出している。絡げ端子36は、側面33bの法線方向に向かって突出している。本実施の形態では、側面33bは、リーケージトランス10の短手方向に対して約45度を為している。そのため、絡げ端子36は、端子35a〜35eに対して、約45度を為すように配置されている。すなわち、図3に示すように、絡げ端子36の先端の方向が、側面33aと為す傾斜角度αは、約45度となっている。
なお、傾斜角度αは、約45度には限られず、絡げ端子36に近接しているグラウンド端子35aに対して所定の隙間を生じさせる角度であって、二次側巻線71の一端側を良好に絡げることが可能な角度範囲であれば、どのような角度範囲であっても良い。この傾斜角度αの範囲としては、例えば20〜90度の範囲とすることが挙げられる。
また、傾斜角度αは、30〜60度の範囲であれば、絡げ端子36の先端側が、グラウンド端子35aの先端側に対して有効に広げられる。そのため、二次側巻線71を、絡げ端子36に良好に巻回させることが可能となる。さらに、絡げ端子36は、側面33bの法線方向へ向かって突出する構成には限られず、側面33bの法線方向に対して斜めに突出する構成を採用しても良い。
また、傾斜角度αが約90度の場合には、当該絡げ端子36は、端子35a〜35eに対して斜め方向に突出しているとはいえないが、本実施の形態では、かかる約90度の場合も、斜め方向への突出に含めることとする。
図4および図5に示すように、絡げ端子36は、端子35a〜35eと略同一の高さ位置から外方に向かって突出している。しかしながら、絡げ端子36は、端子35a〜35eよりもその大きさが小さい。すなわち、絡げ端子36は、端子35a〜35eよりも突出長さ寸法が短く、また幅寸法が小さく、さらに高さ寸法も小さくなっている。しかしながら、絡げ端子36は、二次側巻線71を所定の回数だけ巻回させて、絡げるのに十分な大きさを有している。
また、絡げ端子36は、グラウンド端子35aに対して電気的に接続されている。この場合、絡げ端子36とグラウンド端子35aとは、例えば金属の一体成形物であっても良く、また別途の導線等を介して互いに接続されていても良い。また、グラウンド端子35aは、不図示の回路基板のグラウンド側に接続される。このため、絡げ端子36が電位の基準となるように設けられている。
また、第2の端子台32bは、図1において奥側、図3において紙面の上方側に突出している部分である。第2の端子台32bは、本実施の形態では、1つの二段コイルボビン30につき、2つ存在している。また、図3、図5および図6に示すように、第1の端子台32aと同様に、第2の端子台32bのうち、二段コイルボビン30の中心から見て外径側の側面からは、端子38が突出している。本実施の形態では、端子38は、例えば4つ設けられている。なお、以下の説明では、端子38を個別に呼ぶ場合、端子38a〜38dとする。
これらの4つの端子38a〜38dのうち、内側には突出長さの小さな端子38b,38cが設けられていると共に、外側には突出長さの大きな端子38a,38dが設けられている。これら端子38b、38cのうち、一方側には、二次側巻線71の他端側が絡げられる。なお、以下の説明では、二次側巻線71の他端側が絡げられる端子38b,38cを、特に絡げ端子38b,38cと呼ぶ。絡げ端子38bおよび絡げ端子38cの両者とも、二次側巻線71の他端側が絡げられる可能性があり、当該絡げ端子38b,38cは、第2の絡げ端子に相当する。
なお、端子38aと絡げ端子38bは、互いに導通すると共に、絡げ端子38cと端子38dは、互いに導通している。そのため、一次側巻線70によって励磁された二次側巻線71は、所定の電位を、絡げ端子38bから端子38a、絡げ端子38cから端子38dにそれぞれ出力する。また、端子38aおよび端子38dは、夫々回路基板上に接続されるため、当該励磁によって生じた交流電流は、この回路基板に存在する所定の回路に流れる。
また、端子38a,38dは、上述した端子35a〜35eと同様に、下方に向かって降下する下方突出部39aを有すると共に、下端側が設置部に対して略水平となる面実装部39bを有している。
また、図6に示すように、第1の端子台32aおよび第2の端子台32bの背面側には、導出部33cが設けられている。導出部33cは、二次側巻線71を、巻回部分から外部の絡げ端子36、および絡げ端子38b,38cのいずれかに向かって導出させる際に、当該二次側巻線71の導線(不図示)が位置する窪み部分である。この導出部33cには、突起33dが設けられている。突起33dは、その外面側で導線を受け止めることが可能な部分である。
ここで、二次側巻線71の導線を絡げ端子36、および絡げ端子38b,38cのいずれかに向かって導出させる場合には、当該導線を突起33dに接触させる。その後に、突起33dへの導線の接触が維持される向きに、当該導線を絡げ端子36に巻回させる。このように導線を絡げ端子36、および絡げ端子38b,38cに巻回することにより、導線が弛むのを防ぐことができる。
なお、図1および図6に示すように、ケースコア20には、第2の端子台32bの嵌合に対応させて、切欠部25が設けられている。この切欠部25は、本実施の形態では、図6において一側辺(図6においては、紙面の上方側の側辺)に沿って、2つ設けられている。また、ケースコア20には、第1の端子台32a側において、絡げ端子36に巻回される導線を導出させるための切欠部26も設けられている。
また、二段コイルボビン30が対向する間の部位には、調整用コイルボビン40が配置される。調整用コイルボビン40は、図7〜図12に示すように、一次側巻線70の調整部分70aが巻回される部分である。また、調整用コイルボビン40は、リーケージトランス10の短手方向を長手とするように配置される。しかも、調整用コイルボビン40は、その中心を通る短手方向に沿う線を境として、対称となるように設けられている。
図1および図7に示すように、調整用コイルボビン40には、その長手方向に沿って、一対の筒状部分41が設けられている。この筒状部分41には、調整用コイルボビン40を上下方向に貫くように、差込孔40aが設けられている。差込孔40aには、上述した第1の柱脚部23a,23bが差し込まれる。また、調整用コイルボビン40の上方には、略平板状の上面部42が設けられている。この上面部42は長尺体であり、調整用コイルボビン40の長手に沿って設けられている。この上面部42のうち、差込孔40aよりも端部側の部分は、筒状部分41よりも長手方向の端部側に向かって突出する上鍔部42aとなっている。
また、上面部42よりも下方側には、該上面部42と対向する状態で、中面部43が設けられている。中面部43は、上述の上面部42と略同一の平板状となるように設けられている。また、中面部43のうち、差込孔40aよりも端部側の部分は、筒状部分41よりもよりも長手方向の端部側に向かって突出する下鍔部43aとなっている。この下鍔部43aと、上鍔部42aと、筒状部分41の外周面とで囲まれた部分は、調整部分70aを巻回する調整用巻枠部44である。
また、下鍔部43aのうち、図1において手前側の部分には、先割れ部46が設けられている。先割れ部46は、一次側巻線70を、いずれかの一次側端子35b〜35eに引き出すためのガイドとして機能する。ここで、図1に示すように、先割れ部46は、複数のスリット状部分を有していて、このスリット状部分に一次側巻線70が挿通される。それによって、一次側巻線70は、下方へガイドされ、いずれかの一次側端子35b〜35eに絡げられる。なお、この先割れ部46は、省略されても良い。
また、上面部42、中面部43および底面部45は、対向配置される二段コイルボビン30の間の部位に設けられる。そのため、これら上面部42、中面部43および底面部45のうち、それらの短手方向に沿う両側縁部には、湾曲凹部47が設けられている。夫々の湾曲凹部47は、二段コイルボビン30の上鍔部31a、中鍔部31bおよび下鍔部31cの外周縁部に倣った形状に形成されている。
本実施の形態では、上鍔部42aのうち、長手方向の端部側には、後述する切欠部53に嵌め込まれる、図1〜図3に示すような位置決め突起48が設けられている。位置決め突起48は、その平面形状が略アーモンド形状の突起となるように設けられている。本実施の形態では、2つの位置決め突起48が、調整用コイルボビン40の長手方向に沿って配置されている。
なお、位置決め突起48の形状は、図1〜図3に示す形状には限られない。例えば、外観形状が略台形状の位置決め突起を用いても良い。その他、位置決め突起は、例えば円柱状等、種々の形状に形成することが可能である。
また、ケースコア20の上部には、コアの構成要素となる蓋コア50が位置する。蓋コア50には、例えば図12に示すように、上述の凹陥部22に対応する、凹部51が形成されている。凹部51には、上述の柱脚部23,24と対向するように、突出長さの小さな突出部52が設けられている。この突出部52は、蓋コア50がケースコア20に取り付けられた状態で、柱脚部23,24に対して、僅かな隙間g(図12参照)を有する状態で対向する。
なお、本実施の形態では、突出部52は、二段コイルボビン30の中心孔30aに差し込まれない。しかしながら、突出部52も、柱脚部23,24と共に、二段コイルボビン30の中心孔30aに差し込まれるように構成しても良い。この場合には、柱脚部23,24の上端よりも、二段コイルボビン30の上端面の高さ位置を高くすれば良い。このようにすれば、突出部52が中心孔30aに差し込まれるため、後述する位置決め突起48および切欠部53を設けなくても、蓋コア50がずれるのを防ぐことができる。
また、蓋コア50の凹部51に、突出部52等を設けずにフラットな構成としても良い。この場合、柱脚部23,24が側壁21より若干短く、柱脚部23,24と蓋コア50との間にギャップが形成されるように構成しても良い。
また、蓋コア50は、図1〜図3に示すように、その平面形状が略矩形状であると共に、この略矩形状の長辺から上方に向かって、円弧状に切り欠かれた切欠部53を有している。この切欠部53には、上述の位置決め突起48が嵌め込まれる。本実施の形態では、切欠部53は2つの長辺に1つずつ、計2つ設けられている。なお、蓋コア50の形状は、種々変更可能である。例えば、蓋コア50の外観は、凹陥部22を良好に塞ぐことができるように、凹陥部22を塞げる程度にやや大きな略相似形状としても良い。
以上のような構成を有するリーケージトランス10の製造方法について、以下に説明する。なお、この製造方法の説明に際しては、図7〜図12に基づいて説明する。また、この製造方法の説明においては、製造に際して用いられる冶具60の構成についても説明する。
まず、調整用巻枠部44に対して、一次側巻線70を巻回させ、調整部分70aを形成する。この場合、一次側巻線70の巻数は、例えば最低限2〜3巻程度の巻数で良い。調整部分70aを形成する場合、一次側巻線70のうち巻回されない他の部分は、巻線機の巻線ノズルによって引き伸ばした状態としておく。
次に、調整用コイルボビン40を、冶具60(図7参照)に取り付ける。冶具60は、その平面形状が、位置決め突起48等と干渉しない形状に形成されている。この冶具60には、第1の突出部61a,61bが設けられている(図7他参照)。第1の突出部61a,61bは、上述した第1の柱脚部23a,23bと同じ直径を有している。このため、差込孔40aに第1の突出部61a,61bを差し込んでも、調整用コイルボビン40がガタつかずに済む。ここで、調整用コイルボビン40は、冶具60よりも下方に位置する状態で取り付けられる(図7他参照)。
なお、一次側巻線70が調整用コイルボビン40に巻回される工程よりも、該調整用コイルボビン40を冶具60に取り付ける工程を先に実行するようにしても良い。
また、第2の巻枠部34bには、二次側巻線71を巻回させておく。この場合、二次側巻線71の他端側は、2つの絡げ端子38b,38cのうちいずれかに絡げさせておく。次に、二次側巻線71を第2の巻枠部34bに巻回させる。そして、最後に、二次側巻線71の一端側を絡げ端子36に絡げさせる。このようにして、二次側巻線71の巻回が終了する。なお、最初に、二次側巻線71の一端側を絡げ端子36に絡げさせると共に、最後に二次側巻線71の他端側を2つの絡げ端子38b,38cのうちいずれかに絡げさせるようにしても良い。
そして、二次側巻線71の巻回後であって、調整用コイルボビン40が冶具60に取り付けられた後に、該冶具60に対して二段コイルボビン30を取り付ける(図8参照)。ここで、図7等に示すように、冶具60には、第2の突出部62a,62bが設けられている。この第2の突出部62a,62bは、上述した第2の柱脚部24a,24bと同じ直径を有している。このため、二段コイルボビン30の中心孔30aに二段コイルボビン30を差し込んでも、該二段コイルボビン30はガタつかない。
二段コイルボビン30を冶具60に取り付けた後に、第1の巻枠部34aに対して一次側巻線70を巻回させる(図9参照)。この場合、上述した調整部分70aを形成し終えた後の一次側巻線70を巻回させる。この一次側巻線70は、巻線機の巻線ノズルによって引き伸ばされている。その状態で、第1の巻枠部34aを巻回するように、巻線機を作動させる。すると、一次側巻線70の引き伸ばし部分が、順次第1の巻枠部34aに巻回される。
一次側巻線70を所定の巻数だけ巻回した後に、凹陥部22に調整用コイルボビン40および二段コイルボビン30を嵌め込む(図10、図11参照)。この場合、第1の柱脚部23a,23bおよび第2の柱脚部24a,24bの先端側が、夫々中心孔30aおよび差込孔40aの下方側から徐々に差し込まれるようにする。すると、差し込みが進行するにつれて、第1の柱脚部23a,23bおよび第2の柱脚部24a,24bの先端側に押されて、冶具60が外される。
次に、凹陥部22を塞ぐように、蓋コア50をケースコア20に対して取付固定する(図12参照)。この場合、切欠部53に位置決め突起48が嵌め込まれる状態で、蓋コア50を取り付ける。また、蓋コア50を取り付けた場合、図12に示すように、突出部52が柱脚部23,24の夫々と、隙間gを有して対向する状態となる。
また、図1および図2において手前側および奥側に、不図示の側壁コアを取り付け、凹陥部22の手前側および奥側を塞ぐようにしても良い。このようにすれば、凹陥部22の開放部分が側壁コアで塞がれて、磁束が外部に漏れるのを低減する。
以上のような工程を実行することにより、リーケージトランス10は、図2〜図6および図12に示すような完成状態となる。なお、リーケージトランス10の完成後、端子35a〜35e,38a,38dの先端側を半田槽に浸して、当該先端側に半田を塗布する。そして、この先端側と、不図示の回路基板の所定部位との間の位置合わせを行い、両者を接合させる。この場合、回路基板側にも、半田が塗布された状態で接合させるようにしても良い。
このような構成のリーケージトランス10においては、絡げ端子36には、二次側巻線71の一端側が絡げられる。また、絡げ端子38b,38cのいずれかには、二次側巻線71の他端側が絡げられる。そのため、二次側巻線71の一端側と他端側とは、それぞれ異なる方向に配置された端子台32a,32bに向かって配線される。それによって、二次側端子71の一端側と他端側との間の距離が離され、埃等が付着した場合でも、互いに短絡するのが防止される。
また、かかる短絡を防ぐことにより、リーケージトランス10が破損するのが防止される。特に、二次側巻線71の一端側と他端側との間には、励磁によって高い電位差が生じる。そのため、上述のようにして短絡を防止すれば、リーケージトランス10の破損を良好に防止できる。
また、絡げ端子36は、端子35a〜35eに対して傾斜して設けられている。このため、絡げ端子36の先端側に向かうにつれて、隣接するグラウンド端子35aとの間の間隔が広がる。そのため、絡げ端子36とグラウンド端子35aとの間の間隔を、必要以上に広く取る必要がなくなる。特に、上述の実施の形態では、傾斜角度αは、側面33aに対して、約45度を為すように設けられている。そのため、絡げ端子36の先端側は、グラウンド端子35aの先端側に対して、有効に広げられ、二次側巻線71を、絡げ端子36に良好に巻回させることが可能となる。
また、絡げ端子36は、端子35a〜35eに対して傾斜した状態で突出すると共に、絡げ端子36の先端側は、端子35a〜35eの先端側よりも、外方に突出していない。このため、端子35a〜35eの先端側を半田槽に浸して、該端子35a〜35eを回路基板に半田付けする場合、絡げ端子36までは半田槽に浸されずに済む。それによって、絡げ端子36に巻回されている、細径の二次側巻線71の一端側が、例えば熱等によって断線される等の不具合が発生せずに済む。
また、絡げ端子36は、グラウンド端子35aに接続されていると共に、このグラウンド端子35aは、絡げ端子36に隣り合う状態で配置されている。そのため、絡げ端子36に二次側巻線71の一端側が絡げられた場合、この二次側巻線71の一端側は、グラウンドに接続された状態となる。それによって、当該一端側は、電位の基準となる。また、絡げ端子36に絡げられている二次側巻線71が、グラウンド端子35aに接触しても良く、二次側巻線71の一端側を絡げ端子36に巻回させるに際して、必要以上に注意せずに済む。
さらに、二段コイルボビン30には、第1の巻枠部34aと、第2の巻枠部34bとが設けられている。このため、従来のように、コイルボビンを2つ高さ方向に重ねた場合(図10参照)と比較して、1つのコイルボビンを設けるだけで済み、部品点数を少なくすることができる。それによって、コイルボビンの組み付けの際の工数を削減可能となる。
特に、二段コイルボビン30は、上鍔部31a、中鍔部31bおよび下鍔部31cを有し、これら上鍔部31aと中鍔部31bの間に第1の巻枠部34aが、中鍔部31bと下鍔部31cの間に第2の巻枠部34bが設けられる。このため、中鍔部31bが、第1の巻枠部34aの下鍔の役割と、第2の巻枠部34bの上鍔の役割とを兼ねる。そのため、コイルボビンを2つ高さ方向に重ねた場合と比較して鍔部が1つ分だけ省かれ、その分だけ高さを低くすることができ、リーケージトランス10の低背化に貢献する。
また、第1の端子台32aと、第2の端子台32bとは、二段コイルボビン30と一体的に設けられている。このため、二段コイルボビン30に対して第1の端子台32aおよび第2の端子台32bの位置がずれることがない。それによって、二次側巻線71の一端側を絡げ端子36に、他端側を絡げ端子38b,38cに絡げた後に、当該二次側巻線71の巻回が緩んだり、二次側巻線71が断線する等の不具合を防止することができる。
また、調整用コイルボビン40が設けられるので、該調整用コイルボビン40のうち調整用巻枠部44に調整部分70aが巻回される。それにより、調整部分70aを、調整用巻枠部44で確実に保持することができる。
特に、調整用コイルボビン40は、上鍔部42aと下鍔部43aとで区切られた調整用巻枠部44を有しているので、この調整用巻枠部44が、調整部分70aの巻回に際して、ガイドの役割を果たす。それにより、調整部分70aの巻回が確実となる。また、調整用コイルボビン40には、巻線機を用いて一次側巻線70を容易に巻回させることができる。そのため、該調整用コイルボビン40を設けず、直接ケースコア20内に存在する第1の柱脚部23等に一次側巻線70を巻回させる場合と比較して、人手を要さずに一次側巻線70を巻回させることができ、もって作業効率を向上させることができる。
また、2つの第1の巻枠部34aに対して、一次側巻線70が掛け渡される状態で巻回される。そのため、一次側巻線70の巻回に際して、該一次側巻線70のボンディングが不要となり、コストを削減することが可能となる。
さらに、二段コイルボビン30は2つ設けられ、該2つの二段コイルボビン30が対向する間の部位に、調整用コイルボビン40が配置される。このため、二段コイルボビン30への巻回に先立って一次側巻線70を巻回して調整部分70aを形成し、その後に二段コイルボビン30を調整用コイルボビン40に隣接する状態で両隣に配置すれば、一次側巻線70の全体を、調整用コイルボビン40および二段コイルボビン30によって良好に保持させることができる。また、かかる保持により、一次側巻線70のボンディングが不要となる。
また、絡げ端子36は、棒状体に設けられていると共に、端子35a〜35eの先端側は、絡げ端子36よりもケースコア20の底面側に向かって突出している。そのため、二次側端子71の先端側と絡げ端子36の先端側との高さ位置が異なる。それによって、二次側巻線71の一端側を、第1の絡げ端子に巻回させ易くなる。また、端子35a〜35eの先端側が、ケースコア20の底面側に向かって突出しているため、当該端子35a〜35eの先端側を、回路基板等に接続し易くなる。
また、コアは、ケースコア20と蓋コア50とを具備し、このうちケースコア20には、第1の柱脚部23、第2の柱脚部24および側壁21とが設けられている。このため、二段コイルボビン30と調整用コイルボビン40は、側壁21によって形成される凹陥部22に収納される。そして、第1の柱脚部23、第2の柱脚部24および側壁21を有するケースコア20、並びに蓋コア50との間で、磁路を形成することができ、二次側巻線71を良好に励磁することができる。
さらに、絡げ端子36の付け根は、端子35a〜35e付け根よりも、ケースコア20の短手方向の中心側に位置している。このため、絡げ端子36の始点は、端子35a〜35eの付け根よりも奥まった状態となる。また、本実施の形態では、リーケージトランス10の短手方向に対して約45度を為している側面33bに、絡げ端子36の付け根が存在している。このため、側面33bが、側面33aと同一方向を向いている場合と比較して、側面33bの面積を広く取ることができ、二次側巻線71を巻回させた場合に、当該二次側巻線71を良好に受け止めることができる。
また、絡げ端子36の先端側は、ケースコア20の長手方向の端部よりも該ケースコア20の長手方向の中心側に位置している。このため、絡げ端子36は、ケースコア20の長手方向の端部よりも外方に向かって突出しない。それにより、絡げ端子36が外部に突出し過ぎない。そのため、例えばノート型パーソナルコンピュータの内部等へリーケージトランス10を設置しても、絡げ端子36が邪魔になることがない。また、リーケージトランス10のコンパクト化を図ることもできる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、第1の端子台32aには側面33bが設けられ、この側面33bから絡げ端子36が突出している。しかしながら、側面33bから絡げ端子36が突出する構成とはしなくても良い。例えば、リーケージトランス10の短手方向に対して傾斜している側面33bを設けずに、当該短手方向に対して平行な側面を設け、この側面から絡げ端子36を突出させるようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、絡げ端子36は、端子35a〜35eよりも細い、直線状の棒状体から構成されている。しかしながら、絡げ端子36の形状は、これに限られない。例えば、絡げ端子36の形状を鉤状に形成し、二次側巻線71の一端側を絡げ易くしても良い。また、上述の実施の形態では、第1の端子台32aおよび第2の端子台32bは、二段コイルボビン30と一体的に設けられている。しかしながら、これらを別体的に設けるように構成しても良い。この場合、例えば第1の端子台32aのみ、又は第2の端子台32bのみを、別体的に設ける構成を採用することができる。この場合には、別体的な端子台を組み付けた後に、二次側巻線71が絡げられる。
また、上述の実施の形態では、絡げ端子36と、グラウンド端子35aとは、接続されている。しかしながら、両者を接続せずに、別個独立した存在としても良い。また、別個独立させる場合に、絡げ端子36をグラウンドさせるようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、二段コイルボビン30を用いて、この二段コイルボビン30に一次側巻線70と二次側巻線71とを巻回させている。しかしながら、二段コイルボビン30以外のコイルボビンを用いる構成を採用しても良い。例えば、一次側巻線70を巻回させるコイルボビンと、二次側巻線71を巻回させるコイルボビンとを別体的に設け、両者を重ねるように配置しても良い。この場合でも、高圧側の二次側巻線71の一端側と他端側との間で短絡が生じるのを防止することができ、良好な作用効果を奏させることができる。それにより、リーケージトランス10の破損を防止することができる。
また、上述の実施の形態では、二段コイルボビン30の個数を2つとしている。しかしながら、二段コイルボビン30の個数は、2つに限られるものではなく、例えば4つ設ける等、種々変更可能である。なお、二段コイルボビン30の個数を、例えば4つ設ける場合には、第2の柱脚部24を4つ設ける必要があるが、その場合でも、2つの巻枠部34a,34bを有するため、低背化を達成することができる。また、一次側巻線70のボンディングも不要となる。
さらに、上述の実施の形態では、端子35a〜35eおよび端子38a,38dは、面実装される面実装部37b,39bを有している。しかしながら、端子35a〜35e、および端子38a,38dは、面実装部37b,39bを有する構成には限られず、例えば、回路基板に差し込まれるように、下方に向かって突出する構成を採用しても良い。
また、上述のリーケージトランス10は、ノート型パーソナルコンピュータの表示装置におけるバックライト用放電灯として使用される場合には限られず、種々の電子機器に用いることが可能である。その例としては、携帯電話装置の表示装置、カーナビゲーションの表示装置、蛍光灯、PDP等が挙げられる。
さらに、上述の実施の形態では、コアは、図1において手前側および奥側が開放したケースコア20と、蓋コア50から構成されている。しかしながら、コアはこれに限られない。例えば、側壁21がケースコア20の側縁の全周に亘って設けられるように構成しても良い。
また、上述の実施の形態では、上鍔部31a、中鍔部31b、および下鍔部31cは、巻線部31の円弧のうち、少なくとも2つの巻線部31が対向しない側に連続的に設けられている。しかしながら、これら上鍔部31a、中鍔部31b、および下鍔部31cは、このように設けられる必要はない。例えば、上鍔部31a、中鍔部31b、および下鍔部31cの一部を所定間隔で切り欠いた、間欠形状としても良い。
本発明のリーケージトランスは、例えばノート型パーソナルコンピュータの表示装置のバックライト用放電灯として利用することができる。
本発明の一実施の形態に係るリーケージトランスの構成を示す分解斜視図である。 図1のリーケージトランスの全体を示す斜視図である。 図1のリーケージトランスの構成を示す平面図である。 図1のリーケージトランスの構成を示す正面図である。 図1のリーケージトランスの構成を示す側面図である。 図1のリーケージトランスの構成を示す背面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、調整用コイルボビンを冶具に保持させた状態を説明する端面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、冶具に二段コイルボビンを保持させた状態を示す端面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、二段コイルボビンの第1の巻枠部に一次側巻線が巻回された状態を示す端面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、二段コイルボビンおよび調整用コイルボビンを冶具に保持された状態でケースコアに差し込む直前の状態を示す端面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、ケースコアに二段コイルボビンおよび調整用コイルボビンが取り付けられた状態を示す端面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、蓋コアが取り付けられて、リーケージトランスが完成した状態を示す断面図である。
符号の説明
10…リーケージトランス
20…ケースコア(コアの一部)
21…側壁部
22…凹陥部
23,23a,23b…第1の柱脚部(柱脚部)
24,24a,24b…第2の柱脚部(柱脚部)
30…二段コイルボビン
31…巻線部
31a…上鍔部
31b…中鍔部
31c…下鍔部
32a…第1の端子台
32b…第2の端子台
34a…第1の巻枠部
34b…第2の巻枠部
35a…グラウンド端子
35b〜35e…一次側端子
36…絡げ端子(第1の絡げ端子)
38a,38d…端子
38b,38c…絡げ端子
40…調整用コイルボビン
42…上面部
42a…上鍔部
43…中面部
43a…下鍔部
44…巻枠部
46…先割れ部
48…位置決め突起
50…蓋コア(コアの一部)
60…冶具
61a,61b…第1の突出部
61c,61d…第2の突出部
70…一次側巻線
70a…調整部分
71…二次側巻線

Claims (9)

  1. 一次側巻線に対して二次側巻線が上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスにおいて、
    上記一次側巻線の一端側および他端側が夫々絡げられる複数の一次側端子を具備すると共に、上記二次側巻線の一端側を絡げる第1の絡げ端子を具備する第1の端子台と、
    上記二次側巻線の他端側を絡げる第2の絡げ端子を具備する第2の端子台と、
    を具備することを特徴とするリーケージトランス。
  2. 前記一次側巻線が巻回される第1の巻枠部と、前記二次側巻線が巻回される第2の巻枠部とを有する複数の二段コイルボビンと、
    上記複数の二段コイルボビンの間に配置されると共に、上記一次側巻線のうち磁気結合の調整をする調整部分が巻回される調整用コイルボビンと、
    上記二段コイルボビンおよび上記調整用コイルボビンをそれぞれ保持する柱脚部と、その柱脚部の外側を囲む側壁とを有し、この側壁で囲まれる凹陥部に上記二段コイルボビンおよび上記調整用コイルボビンが嵌め込まれるコアと、
    を具備し、上記二段コイルボビンは、前記第1の端子台および前記第2の端子台を一体化していることを特徴とする請求項1記載のリーケージトランス。
  3. 前記第1の絡げ端子の前記第1の端子台に対する付け根と前記一次側端子の前記第1の端子台に対する付け根との間の間隔よりも、前記第1の絡げ端子の先端側と前記一次側端子の先端側との間の間隔の方が広く設けられる状態で、前記第1の絡げ端子の先端の方向が、前記一次側端子の先端の方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のリーケージトランス。
  4. 前記第1の絡げ端子の先端の方向は、前記一次側端子の先端の方向に対して略30〜60度の角度範囲内で傾斜していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  5. 前記第1の絡げ端子は、グラウンドに接続されるためのグラウンド端子に電気的に接続されていると共に、このグラウンド端子は、前記第1の絡げ端子に隣り合う状態で配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  6. 前記二段コイルボビンは、上鍔部、中鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と中鍔部の間に前記第1の巻枠部が設けられると共に、上記中鍔部と上記下鍔部の間に前記第2の巻枠部が設けられることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  7. 前記第1の絡げ端子は、棒状体に設けられていると共に、前記一次側端子および前記グラウンド端子の先端側は、前記第1の絡げ端子よりも前記コアの底面側に向かって突出していることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  8. 前記コアは、
    底面から上方に向かって立設されている前記柱脚部と、この底面の外周縁部において上方に向かって立設されている前記側壁とを具備するケースコアと、
    上記ケースコアに取り付けられると共に、このケースコアとの間の部位に前記二段コイルボビンおよび前記調整用コイルボビンが収納される蓋コアと、
    を具備することを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  9. 前記第1の絡げ端子の前記第1の端子台における付け根は、前記一次側端子および前記グラウンド端子の前記第1の端子台における付け根よりも前記ケースコアの短手方向の中心側に位置していることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
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