JP2005089905A - 粘着ラベル用剥離紙、その製造方法及び粘着ラベル - Google Patents

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昌弘 佐藤
Masanaka Nagamoto
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Abstract

【課題】 粘着ラベルの構成、製造において、高い光透過性を有すると共に、離解性に優れ、さらに打抜き加工性にも優れた粘着ラベル用剥離紙、その製造方法及びこの剥離紙を用いた粘着ラベルを提供する。
【解決手段】 普通紙の一方の面に少なくとも第1層として樹脂又はワックスからなるアンダー層と、第2層として剥離層とを順次積層してなる粘着ラベル用剥離紙において、普通紙の原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、粘着ラベル用剥離紙、その製造方法及び粘着ラベルに関し、さらに詳しくは、高い光透過性を有すると共に、離解性に優れ、さらに打抜き加工性にも優れた粘着ラベル用剥離紙、その製造方法及び粘着ラベルに関する。
基紙及び剥離層からなる粘着ラベル用剥離紙は、ラベル、シール、ステッカー、ワッペン等の形態で、工業用、商業用又は家庭用に広く使用されているが、この粘着ラベル用剥離紙の基紙としては、グラシン紙と、上質紙、片ツヤ紙、又はクラフト紙等の普通紙とが主に用いられている。
グラシン紙は、光透過性に優れるため、粘着ラベル用剥離紙の基紙として広く使用されているが、強い叩解処理が施された化学パルプを原料とし、さらにキャレンダー処理が施されていることから、フリーネスが300mlCSF以下であり、空隙率も約20〜30%と極めて低いため、一般的な上質紙、片ツヤ紙及びクラフト紙等の普通紙に比べると離解性(再生紙へのリサイクル性)に劣るという問題がある。
このため、従来では、グラシン紙を用いた粘着ラベル用剥離紙においては、光透過性と離解性との両立を図るべく種々の検討が行われている。例えば、フリーネスが130〜240mlCSFのパルプを用いて、コッブサイズ度(30秒)を35〜65g/mとしたグラシン紙を使用した剥離紙が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、フリーネスが130〜240mlCSFのパルプで抄造された紙に、10〜50kg/cmのニップで2本ロールを通過させた後、PVA系樹脂水溶液を塗布して得られるグラシン紙を使用した剥離紙も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特定性状のPVA(重合度:1500〜2700、ケン化度:80〜90モル%)からなるアンダー液をオンマシーンコーテングして得られるグラシン紙を使用した剥離紙も開示されている。(例えば、特許文献3参照)。
また、高叩解パルプ(90〜60部:フリーネス100〜250mlCSF)と低叩解パルプ(10〜40部:フリーネス400mlCSF以上)との混合により得られるグラシン紙を使用した剥離紙が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
さらに、粒子径0.4μm以下の顔料と水溶性高分子からなる下塗り層を設けたグラシン紙を使用した剥離紙が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
一方、普通紙は、グラシン紙に比べて離解性に優れるものの光透過性に劣るため、普通紙を用いた粘着ラベル用剥離紙を光透過方式のラベル検知を行うプリンターで使用する場合には、光透過性を向上させるために秤量を薄くする必要がある。しかしながら、秤量の薄い紙を基紙として用いると、粘着加工後にラベルを打抜く際に打抜き不良が、ラベル打抜き後にラベルを剥離紙から剥離する際に剥離不良が発生するという問題がある。
このため、普通紙を用いた粘着ラベル用剥離紙においても、光透過性と離解性との両立を図るべく種々の検討が行われている。例えば、重合度200〜2000のPVAと潤滑剤としてポリオレフィンワックスを含有するバリアー層を設けた剥離紙が開示されている(例えば、特許文献6参照)。
ヤンキードライヤー処理により片艶を出した紙を多段キャレンダーで圧縮処理して得られた片艶紙に水系塗料を塗布して、コッブサイズ度を10〜40g/m、ベック平滑度を300〜1000secとした基紙を使用した剥離紙が開示されている(例えば、特許文献7参照)。
さらに、特開2001−271295号公報には、上質紙上に透明化層を設けて光透過率を40〜50%とした剥離紙が提案されている(例えば、特許文献8参照)。
また、各種原紙の両面にスチレン−ブタジエン共重合体系ラテックスをコ−ティングした二次加工適性(スリット、打抜き加工等)に優れた剥離紙が提案されている(例えば、特許文献9参照)。
又、本普通紙を基紙とした粘着ラベル用剥離紙の裏面へ印刷する場合、グラシン紙を基紙とした粘着ラベル用剥離紙に比べて裏面への印刷インキが浸込み易いために、印刷濃度が劣る。又、同等の印刷濃度を得るためにインキをUPすると、印刷の精細性が低下する。
又、カール性や寸法安定化のためのバック層手段に工夫をしたものには下記のものが挙げられる。多価アルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールの少なくとも1種を剥離紙裏面に塗布又は含浸して得られる剥離紙を使用した粘着ラベルが示されている(例えば、特許文献10参照)。
剥離紙裏面に雲母を含有した樹脂層が設けられている剥離紙も示されている(例えば、特許文献11参照)。
特開平7−109699号公報 特開平9−31898号公報 特開平9−41286号公報 特開平9−217299号公報 特開平10−204795号公報 特開平8−144198号 特開平11−1897号公報 特開2001−271295号公報 特開平7−229096号公報 特公昭58−12919号公報 特公平6−43576号公報
上記のように、粘着ラベル用剥離紙の光透過性と離解性の両立及び二次加工適性の向上を図るための種々の検討が行われているが、高い光透過性を有すると共に、離解性に優れ、さらに打抜き加工性(耐刃傷、耐刃跡)及び裏面印刷性にも優れた粘着ラベル用剥離紙は未だ得られていない。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたものであって、高い光透過性を有すると共に、離解性に優れ、さらに打抜き加工性にも優れた粘着ラベル用剥離紙、その製造方法及びこの剥離紙を用いた粘着ラベルを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、普通紙の表面に少なくともアンダー層と剥離層とを順次積層してなる粘着ラベル用剥離紙において、該普通紙として特定のフリーネスを有する木材パルプを原料として、且つ原紙の灰分、不透明度及び剥離紙の緊度を特定の範囲にすることにより、上記課題が達成されることを見出し、斯かる知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、以下に示す粘着ラベル用剥離紙、その製造方法及び該剥離紙を用いた粘着ラベルが提供される。
請求項1に記載の発明は、普通紙の一方の面に少なくとも第1層として樹脂又はワックスからなるアンダー層と、第2層として剥離層とを順次積層してなる粘着ラベル用剥離紙において、前記普通紙の原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下である粘着ラベル用剥離紙を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記普通紙の一方の面のアンダー層が、透明化を促す調剤として樹脂又はワックスを含有する層である請求項1に記載の粘着ラベル用剥離紙を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記普通紙の一方の面のアンダー層が、目止め機能を有する調剤として樹脂とフィラーを含有する層である請求項1又は2に記載の粘着ラベル用剥離紙を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記普通紙の他の面に顔料と樹脂とからなる層を設けてなる請求項1から3のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記普通紙に積層された前記剥離層の剥離剤が無溶剤型の付加反応型シリコーンである請求項1から4のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記普通紙がフリーネス350〜500mlCSFの木材パルプを原料とする請求項1から5のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記普通紙からなる粘着ラベル用剥離紙の緊度が0.90〜1.15である請求項1から6のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記普通紙の原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下である普通紙の一方の面に少なくとも樹脂及び/又はワックスからなるアンダー層を設け、得られた積層体にキャレンダ−処理を施した後に、該アンダー層上にシリコ−ンからなる剥離層を積層する粘着ラベル用剥離紙の製造方法を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙の剥離層上に、感圧性粘着剤層と表面基材とを順次積層した粘着ラベルを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、該表面基材が、ロイコ染料と顕色剤とを含有する感熱記録層を有する感熱記録紙である請求項9に記載の粘着ラベルを特徴とする。
本発明によれば、原紙灰分が5.0%以下で、原紙不透明度が75.5%以下であることにより、透過式の位置検出機を有するラベルプリンターでのラベル位置検出機能を満足する光透過性を有する、離解性に優れた、打抜き加工性にも優れた剥離紙を得ることが可能となる。
また、普通紙がフリ−ネス350〜500mlCSFの木材パルプを原料とし、且つ原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下である普通紙を用いて、その一方の面に少なくともアンダー層と剥離層とを順次積層して粘着ラベル用剥離紙を形成し、該剥離紙の緊度を0.90〜1.15に調製することから、透過式位置検出機を有するラベルプリンターのラベル位置検出機能を満足する光透過性を有すると共に、紙再生時の離解性に優れ、さらに打抜き加工性にも優れた剥離紙が得ることが可能となる。
さらに、普通紙の表面に設けるアンダー層を、透明化剤として樹脂またはワックスを含有する層にすることにより、紙内部での光の吸収、屈折を防止して紙を透明にすることが可能となる。
さらに、アンダー層に、目止め機能を有するバリアー調剤を含有する層を設けることにより、剥離層を均一で薄い層とすることができ、離解性の低下を防ぐことが可能となる。
さらに、無溶剤型の付加反応型シリコーンを用いることにより、剥離力、安全性、公害面及びコスト等の観点から好ましい結果を得ることが可能となる。
本発明の粘着ラベル用剥離紙は、原紙不透明度が75.5%以下であり、普通紙の一方の面に少なくとも樹脂からなるアンダー層とシリコーンからなる剥離層とを順次積層してなる粘着ラベル用剥離紙において、該普通紙がフリーネス350〜500mlCSFの木材パルプを原料とし、且つ原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下であり、該剥離紙の緊度が0.90〜1.15であることを特徴とする。
本発明においては、該普通紙がフリ−ネス350〜500mlCSFの木材パルプを原料とし、且つ原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下する普通紙を用いて、その一方の面に少なくともアンダー層と剥離層とを順次積層して粘着ラベル用剥離紙を形成し、該剥離紙の緊度を0.90〜1.15に調製することから、透過式の位置検出機を有するラベルプリンターでのラベル位置検出機能を満足する光透過性を有すると共に、紙再生時の離解性に優れ、さらに打抜き加工性にも優れた剥離紙が得られる。
剥離紙の光透過性としては、透過式の位置検出機を有するラベルプリンターでのラベル位置検出を支障なく行うためには、波長940〜960nmにおける光透過率が10%以上であることを必要とする。
また、フリーネスが400mlCSFの木材パルプを原料とする一般的な普通紙を用いて剥離紙を製造する場合には、940〜960nmにおける光透過率が10%を超えるものを得るために多量の透明化を促す調剤を必要とし、製造コストが上昇すると共に、再生時の離解性が低下するという問題が発生する。また、透明化を促す調剤の付着量(使用量)が多くなると、乾燥性が低下することで塗工速度が上がらず生産性が低下するという問題も発生する。
このため、本発明においては、剥離紙の基体となる原紙として、主にフリーネス350〜500mlCSFの木材パルプを原料とする普通紙を使用する。
又、940〜960nmにおける光透過率10%以上の剥離紙を得るためには、原紙の灰分が5.0%以下、好ましくは4.0%以下で原紙の不透明度が75.5%以下、好ましくは74.5%以下の普通紙を使用しないと剥離紙としての光透過率を10%以上とすることは困難である。
また、その秤量、厚みとしては、得られる剥離紙の光透過率及び緊度を上記範囲に調製可能な限り特に制限されないが、秤量については、通常45〜75g/m、好ましくは55〜65g/mであり、厚みについては、通常40〜80μm、好ましくは55〜65μmである。
普通紙の表面に設けるアンダー層としては、紙の光透過率を向上させるために、透明化を促す調剤(以下、透明化剤とする)を含有する層を設けることが可能である。透明化剤は、必要に応じて、普通紙上に付着させる形で存在させてもよい。
紙内部での光の吸収、屈折を防止して紙を透明にするために使用する透明化剤としては、繊維構造の空隙に十分に浸透して空気を排除し得ること、さらに、セルロース繊維の屈折率(約1.49)にできるだけ近い屈折率を有することが好ましい。
斯かる透明化剤としては、特に制限されないが、例えば、シュクロースアセテートイソブチレート、パラフィンワックスエマルジョン、ポリオレフィンワックス、ポリプロピレングリコールのグリセリルエーテル、ポリエステル樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、アミノ樹脂、ウレタン樹脂、水素化石油樹脂等を使用することができる。
透明化剤の付着量としては、普通紙、あるいは普通紙上に少なくとも透明化剤を塗工された層が積層された積層体に施すキャレンダー処理条件によって異なるが、普通紙重量(坪量)に対し、通常2〜30%、好ましくは3〜20%である。
透明化剤の付着量が2%より少ないと、十分な透明性の向上が得られず、一方、30%より多いと、再生時の離解性が低下するので好ましくない。
又、アンダー層としては、剥離層を均一で薄い層として積層するために、ベ−スとなる下層には、剥離剤(層)の目止め機能を有するバリアー調剤を含有する(B)層を設けることが可能である。尚、該(B)層は単独、又は前記(A)層の上に積層することが可能である。バリアー調剤は、必要に応じて、(A)層中に混合して存在させてもよい。
バリアー調剤としては、(A)層への剥離剤の浸透を防ぎ、剥離層を均一で薄い層として形成できる機能を有するものであれば特に制限はなく、例えば、PVA、デンプン、CMC等の水溶性高分子、SBR、アクリル系エマルジョン等の水不溶性樹脂等が使用できる。又、光透過性を著しく低下させない範囲で、クレー、シリカ等の顔料を使用しても良い。
バリアー剤の添加量としては、普通紙、あるいは普通紙上に透明化層及びバリアー層が積層された積層体に施すキャレンダー処理条件によって異なるが、普通紙重量(坪量)に対し、通常2.0〜10.0%、好ましくは4.0〜8.0%である。バリアー剤の添加量が4.0%より少ないと、均一で薄い剥離層が形成し難く、一方、8.0%より多いと、再生時の離解性が低下するので好ましくない。
粘着ラベル用剥離紙は、表面基材と剥離紙との粘着加工品を打抜き加工してカス上げを行う際に、剥離紙への打抜き刃の傷や跡が強い場合には、(a)刃傷(跡)への接着糊の浸入、刃傷(跡)に沿っての剥離紙折れ等によるプリンターでのラベル分離不良、(b)プリンターでの搬送時の打抜き刃の傷や跡の部分での剥離紙切れが発生する。従って、粘着ラベルの打抜き加工性を向上させるために、剥離紙の緊度を、通常0.90〜1.15、好ましくは0.95〜1.12とすることを特徴とする。
剥離紙の緊度が0.9より低いと、打抜き加工時の打抜き刃の傷、刃の跡が強くなり、一方、緊度が1.15より高いと、キャレンダー処理における生産性が低下して製造コストが上昇するので好ましくない。
剥離紙の緊度を上記範囲にする方法としては、一般的には、キャレンダー加工による方法が使用される。キャレンダー処理の方法としては、特に制限されず、マシーン及び/又はスーパーキャレンダー、オンマシーン及び/又はオフマシーンのいずれの方法も使用でき、その条件は、所望とする紙厚、光透過性等に応じて適宜選択すればよいが、基紙として使用する普通紙にあらかじめキャレンダー処理を施して緊度を高くした後に、(A)層又は/及び(B)層を順次積層し、得られた積層体にさらにキャレンダー処理を施す方法や、普通紙に、(A)層又は/及び(B)層を順次積層した後に、得られた積層体にキャレンダー処理を施す方法等が使用できる。
本発明の剥離紙においては、アンダー層上には剥離層を設ける。該剥離層として用いる樹脂としては、特に制限されず、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミノアルキド樹脂、ポリエステル樹脂等がエマルジョン型、溶剤型、無溶剤型として使用できるが、剥離力、安全性、公害面及びコスト等の観点からは、無溶剤型の付加反応型シリコーンを用いることが好ましい。
該剥離層の積層量としては、通常0.4〜3.0g/m、好ましくは0.5〜2.0g/mである。剥離層の積層量が0.4g/mより少ないと十分な剥離性が得られず、一方、3.0g/mより多いと、剥離性が軽くなりすぎてプリンター搬送時のラベルハガレ等となる。
又、本発明では、剥離紙裏面への印刷性を得るために、顔料と樹脂からなるバック層を設ける。本発明のバック層に用いられる顔料としては、カオリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、アルミナ、酸化マグネシウム、シリカ、ペントナイト、ゼオライト、セリサイト等の鉱物質顔料やポリスチレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、及びアクリル樹脂等の有機顔料が挙げられ、品質に応じて2種以上を併用することも勿論可能である。
又、本バック層に用いられる樹脂としては、水溶性或いは水分散性の高分子化合物が用いられ、例えばカチオン性デンプン、エステル化デンプン、両性デンプン、酸化デンプン、酵素変性デンプン、エーテル化デンプン等のデンプン類、CMC、HEC等のセルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、天然ゴム等の天然或いは半合成高分子、PVA、イソプレン、ネオプレン、ポリブタジエン等のポリジエン類、ポリブテン、ポリイソブチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリアルケン類、ビニルハライド、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、メチルビニルエーテル等のビニル系重合体や共重合体類、SBR、メチルメタクリレート−ブタジエン系等の合成ゴムラテックス、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、オレフィン−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、EVA、EEA等の合成高分子化合物が例示できる。そして、これらの中から品質目標に応じて1種或いは2種以上が適宜選択して使用される。
又、本発明の他方の面に塗設される層の顔料と樹脂の比率は、好ましくは1/9〜9/1、更に好ましくは2/8〜8/2である。1/9より顔料の比率が少ない場合は、印刷濃度が減少する傾向であり、9/1より顔料の比率が多い場合は、層の結着性が低下する傾向である。又、バック層の付着量としては、好ましくは0.5〜5.0g/m、更に好ましくは1.0〜3.0g/mである。0.5g/m未満では、印刷性への効果が少なく、5.0g/m以上になると剥離紙の光透過性の低下が大きくなり、プリンターでのセンシング不良となる。又、本バック層の平滑度は王研式平滑度で100秒以上が好ましく、100秒未満の場合は、印刷性への効果が少なく、好ましくは150秒以上である。バック層の平滑度を100秒以上とするためには、キャレンダー等の手段があるが、100秒以上にできる手段であれば良く、必ずしもこれらに限定されるものではない。
本発明の剥離紙の用途としては、特に制限されず、一般的な粘着ラベル用の剥離紙として使用でき、ラベルの基体としては、印刷用紙、TTR・電子写真・昇華・インクジェット等の受容紙及び感熱記録紙等が挙げられる。
以下に、ラベルの基体の1例として、感熱記録紙について説明する。感熱記録紙は、紙、布、フィルム、合成紙の他、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のPETフィルム、セルロース誘導体フィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム又はこれらを貼り合せた透明フィルム等の支持体が使用できるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
感熱記録層においては、発色剤として、ロイコ染料を単独で又は2種以上を混合して使用する。ロイコ染料としては、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物が用いられており、その具体例としては、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミンフタリド(別名:クリスタルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、3,3−3−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−6−クロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリド、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオラン、3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、2−〔N−(3’−トリフルオルメチルフェニル)アミノ〕−6−ジエチルアミノフルオラン、2−〔3,6−ビス(ジエチルアミン)−9−(o−クロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム〕、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリクロロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−N−メチル−N−n−アミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、ベンゾイルロイコメチレンブルー、6’−クロロ−8’−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、6’−ブロモ−3’−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−クロルフェニル)フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−3−(2’メトキシ−5’−ニトロフェニル)フタリド、3−(2’−メトキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−3−(2’−ヒドロキシ−4’−クロル−5’−メチルフェニル)フタリド、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−メチル−N−イソブチル−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−m−トリフルオロメチルアニリノフルオラン、3‐ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニルフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−(p−n−ブチルアニリノ)フルオラン、3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオランスピロ(9,3’)−6’−ジメチルアミノフタリド、3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4’−ブロモフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−4’,5’−ベンゾフルオラン、3−N−メチル−N−イソプロピル−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−イソアミル−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2’,4’−ジメチルアニリノ)フルオラン等を挙げることができる。
また、感熱記録層においては、顕色剤として、上記ロイコ染料に熱、溶媒下等で接触し、これを発色させる電子受容性の種々の化合物又は酸化剤等が使用されており、その具体例としては、4,4’−イソプロピリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノール)、4,4’−セカンダリーブチリデンビスフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−ターシャリ−ブチルフェノール)、p−ニトロ安息香酸亜鉛、1,3,5−トリス(4−ターシャリーブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌル酸、2,2−(3,4’−ジヒドロキシジフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、4−〔β−(p−メトキシフェノキシ)エトキシ〕サリチル酸、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−5−オキサペンタン、フタル酸モノベンジルエステルモノカルシウム酸、4,4’−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2,−クロロフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリーブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−2−メチル)フェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ターシャリーブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,4’−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メチル)フェノール、4,4’−ジフェノールスルホン、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ベンジロキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジフェノールスルホキシド、p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、プロトカテキュ酸ベンジル、没食子酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸オクチル、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパン、N,N’−ジフェニルチオ尿素、N,N’−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、サリチルアニリド、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジル、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジル、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、2,4’−ジフェノールスルホン、2,2’−ジアリル−4,4’−ジフェノールスルホン、3,4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチルジフェニルスルホン、1−アセチルオキシ−2−ナフトエ酸亜鉛、2−アセチルオキシ−1−ナフトエ酸亜鉛、2−アセチルオキシ−3−ナフトエ酸亜鉛、α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチルトルエン、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、4,4’−チオビス(2−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−クロロフェノール)等を挙げることができる。顕色剤は単独又は2種以上混合して使用することができる。
顕色剤の添加量は、発色剤1重量部に対し、通常1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部である。
感熱記録層に使用されるバインダー樹脂としては、分子内に水酸基又はカルボキシル基を有する樹脂等が使用されており、具体例としては、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール等のポリビニルアセタール類、エチルセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体、エポキシ樹脂等が挙げられる。バインダー樹脂は単独又は2種以上混合して使用される。
感熱記録層には、必要に応じて、補助添加成分として熱可融性物質が単独又は2種以上併用して使用される。
熱可融性物質としては、例えば、50〜200℃程度の融点を有する、高級脂肪酸又はそのエステル、アミド又は金属塩の他、各種ワックス類、芳香族カルボン酸とアミンとの縮合物、安息香酸フェニルエステル、高級直鎖グリコール、3,4−エポキシ−ヘキサヒドロフタル酸ジアルキル、高級ケトン、その他の熱可融性有機化合物等が挙げられる。
感熱記録層には、ロイコ染料、顕色剤、バインダー樹脂と共に、必要に応じて感熱記録媒体に慣用される添加成分、例えば、填料、界面活性剤、滑剤、圧力発色防止剤等が感熱記録層の透明性を損なわない範囲で併用される。
填料としては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂、塩化ビニリデン系樹脂等の有機系の微粉末が挙げられる。
また、滑剤としては、高級脂肪酸及びその金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、動物性、植物性、鉱物性又は石油系の各種ワックス類等が挙げられる。
感熱記録層は、発色剤、顕色剤、バインダー樹脂を共に溶剤中に均一に分散又は溶解し、これを上質紙やフィルム等からなる支持体上に塗布、乾燥して作製されるが、塗工方式としては従来公知の各種の方法が使用できる。
感熱記録層塗布液の分散粒径としては、通常10μm以下、好ましくは5μm以下、より好ましくは1μm以下が使用される。
感熱記録層の膜厚は、感熱記録層の組成や熱粘着性ラベルの用途にもよるが、通常1〜50μm程度、好ましくは3〜20μm程度である。
感熱記録層上には、感熱記録層の透明性、耐薬品性、耐水性、耐摩擦性、耐光性及びサーマルヘッドに対する耐久性、耐腐蝕性、滑性等のいわゆるヘッドマッチング性向上のため、必要に応じて保護層が設けられる。
保護層としては、水溶性樹脂、水性エマルジョン、又は疎水性樹脂を主成分として形成された膜や、紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂を主成分として形成された膜等が使用される。
水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、セルロース誘導体(メチルセルロース、メトキシセルロース、ヒドロキシセルロース等)、カゼイン、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ジイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミド、変性ポリアクリルアミド、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、カルボキシ変性ポリエチレン、ポリビニルアルコール/アクリルアミドブロック共重合体、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。
水性エマルジョン用の樹脂又は疎水性樹脂としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル系共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、メチルセルロース、エチルセルロース、エチレン/酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
また、上記の樹脂とシリコンセグメントとの共重合体も好ましく用いられる。
これらは単独又は混合して使用され、さらに必要に応じて硬化剤を添加して樹脂を硬化させてもよい。
紫外線硬化樹脂としては、紫外線照射によって重合反応を起こし、硬化して樹脂となるモノマー、オリゴマー又はプレポリマーであれば、その種類は特に限定されず、従来公知の種々のものが使用できる。
電子線硬化型樹脂としては、電子線照射によって重合反応を起こし、硬化して樹脂となるモノマー、オリゴマー又はプレポリマーであれば、その種類は特に限定されず、従来公知の種々のものが使用できるが、ポリエステルを骨格とする5官能以上の分枝状分子構造を有する電子線硬化樹脂、シリコーン変性電子線硬化樹脂を主成分としたものが好ましい。
保護層には、表面平滑性を低下さない範囲内で、ヘッドマッチングの向上のために無機及び/又は有機フィラーや滑剤を添加することができる。
フィラーの粒径としては、0.3μm以下が好ましい。また、フィラーとしては、給油量30ml/100g以上、好ましくは80ml/100g以上のものが使用される。
無機及び/又は有機フィラーとしては、感熱記録分野で慣用される顔料中の1種又は2種以上を使用することができ、具体例としては、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機顔料の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機顔料が挙げられる。
また、滑剤としては、感熱記録層に使用される上記のものが使用できる。
保護層の塗工方法としては、特に制限はなく、従来公知の方法が使用できる。
保護層の厚さは、通常0.1〜20μm、好ましくは0.5〜10μmである。
保護層の厚さが0.1μmより薄いと、熱粘着性ラベルの保存性やヘッドマッチング等の保護層としての機能が不充分となり、一方、20μmより厚いと、感熱記録層の熱感度が低下するし、コスト的にも不利となるので好ましくない。
支持体と感圧粘着剤層との間及び/又は支持体と感熱記録層との間には、サーマルヘッドの熱エネルギー効率を向上させて熱活性化温度を下げるため、あるいは感圧粘着剤層の熱活性化の際に反体面の感熱記録層の発色をブロックするために、必要に応じて、断熱層(アンダー層)が設けられる。
断熱層には、微小中空粒子及びバインダーと共に、必要に応じて、顔料、この種の感熱記録材料に慣用される補助添加成分、例えば、熱可融性物質、フィラー、界面活性剤等を含有させることができる。
熱可融性物質としては、感熱記録層に使用される上記の熱可融性物質が挙げられる。
断熱層としては、熱可塑性樹脂を殻としてなる中空度30%以上の微小中空粒子又はポーラスな顔料を含有する非発泡性断熱層、発泡性フィラーを含有する発泡性断熱層が挙げられるが、非発泡性断熱層を用いることが好ましい。
非発泡性断熱層で用いる樹脂としては、SBR、MBR、NBR等のラテックス及びポリビニルアルコール、セルロース誘導体、澱粉及びその誘導体、カルボキシル基変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸及びその誘導体、スチレン/アクリル酸共重合体及びその誘導体、ポリ(メタ)アクリルアミド及びそれらの誘導体、スチレン/アクリル酸/アクリルアミド共重合体、アミノ基変性ポリビニルアルコール、エポキシ変性ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体及びその誘導体等の水溶性高分子樹脂等が挙げられる。
また、フィラーとしては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末が挙げられる。
熱可塑性樹脂を殻としてなる微小中空粒子は、内部に空気その他の気体を含有するもので、既に発泡状態になっている微小中空粒子であり、その個数平均粒子径(粒子外径)は、通常2〜20μm、好ましくは3〜10μmとする。
個数平均粒子径が2μmよりも小さいと、任意の中空度にするのが難しくて製造コストが高くなり、一方、20μmより大きいと、塗布乾燥後の層表面の平滑性が低下してサーマルヘッドとの密着性が低下し、ドット再現性が悪くなると共に感度向上効果が低下するので好ましくない。
微小中空粒子の粒子分布としては、バラツキが少なく分布スペクトラムの均一なものが望ましい。
また、微小中空粒子の中空度としては、通常30%以上、好ましくは50%以上とする。
中空度が30%より低いと、断熱性が不十分となることからサーマルヘッドからの熱エネルギーが支持体を通じて熱粘着性ラベルの外へ放出され、発色感度向上が低下する。また、光照射による熱変換の熱エネルギーの断熱効果が少なく、感圧粘着剤の活性化効果が低下し、粘着性の発現が弱まるので好ましくない。
尚、中空度とは、中空粒子の外径と内径の比であり、下記の式で示される。
Figure 2005089905
微小中空粒子は、上記のように熱可塑性樹脂を殻とするものであるが、この熱可塑性樹脂としては、塩化ビニリデンとアクリロニトリルを主成分とする共重合体樹脂が好ましい。
また、断熱層に用いられる他のポーラスな顔料としては、尿素ホルムアルデヒド樹脂等の有機顔料やシラス土等の無機顔料等が使用できる。
支持体と感熱記録層との間及び/又は支持体と感圧粘着剤層との間に非発泡性断熱層を設ける方法としては、上記の微小中空粒子と公知の水溶性高分子、水性高分子エマルジョン等のバインダーとを水に分散し、これを支持体表面に塗布、乾燥する方法が使用できる。
微小中空粒子の塗布量は、支持体1m当たり、通常1g、好ましくは2〜15g程度であり、また、バインダー樹脂の塗布量は、非発泡性断熱層を支持体に強く結合できる量であればよく、通常は、該微小中空粒子とバインダー樹脂との合計量に対して2〜50重量%である。
非発泡性断熱層を形成するためのバインダーとしては、従来公知の水溶性高分子及び/又は水性高分子エマルジョンが使用でき、具体例としては、水溶性高分子として、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルイン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等が挙げられる。
また、水性高分子エマルジョンとしては、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル系共重合体等のラテックスや酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル/アクリル酸共重合体、スチレン/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂等のエマルジョン等が使用できる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。
[実施例1]
フリーネス400mlCSFの木材パルプを原料とした普通紙(上質紙、坪量:47g/m、厚み:60μm、灰分:3.5%、不透明度:74.0%)に、下記[透明化層原料]を乾燥後重量が7g/mとなるように塗工した。次に、その上に下記[バリアー層原料]を乾燥後重量が2g/mとなるように塗工し、キャレンダー加工(圧:55kg/cm×3回,速度:15m/min)を施した後、その上に下記[剥離層原料]を乾燥後重量が1g/mとなるように塗工して剥離紙を得た。
[剥離層]
無溶剤型付加反応型シリコーン樹脂 100重量部
硬化触媒 1.5重量部
[透明化層]
スチレンアクリルエマルジョン(SC=40%) 30重量部
10%ポリビニルアルコール水溶液 20重量部
水 50重量部
[バリアー層]
10%ポリビニルアルコール水溶液 50重量部
クレー 5重量部
水 45重量部
次に、得られた剥離紙に、アクリル系感圧粘着剤(日本エヌエスシー製;SC=54%)を乾燥後付着量が18g/mとなるように塗布、乾燥した後、感熱記録紙(リコー製:130LAB−1)を貼り合わせて、粘着ラベルを得た。
[実施例2]
[透明化層]をなくした以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[実施例3]
[バリアー層]をなくした以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[実施例4]
[バリアー層]のクレーに代えて炭酸カルシウムを用いた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[実施例5]
[透明化層]のスチレンアクリルエマルジョンの代わりにポリエステル樹脂を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[実施例6]
キャレンダー加工を(圧:55kg/cm×5回,速度:15m/min)の条件に代えた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[実施例7]
普通紙にあらかじめキャレンダー加工(圧:50kg/cm×3回,速度:15m/min)を行った以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[実施例8]
普通紙の裏面に下記[バック層原料]を乾燥後重量が2g/mとなるように塗工してバック層を設けた(バック層王研式平滑度:200秒)以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[バック層原料]
水酸化アルミ水分散液(SC=20%) 50重量部
SBR(エマルジョン,SC=40%) 15重量部
水 35重量部
[実施例9]
実施例1のバック層の乾燥後付着量5g/mとした以外は実施例1と同じ様にして実施例4の感熱記録用粘着ラベルを得た。
[実施例10]
実施例1の水酸化アルミ水分散液(50重量部)、SBR(15重量部)を各々20重量部、40重量部とした以外は実施例1と同じ様にして実施例7の感熱記録用粘着ラベルを得た。
[実施例11]
実施例1の普通紙をフリーネス360mlCSFの木材パルプを原料とした普通紙紙(上質紙、坪量:49g/m、厚み:62μm、灰分:1.5%、不透明度:72.0%)に変えた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[実施例12]
実施例1の普通紙をフリーネス480mlCSFの木材パルプを原料とした普通紙紙(上質紙、坪量:47g/m、厚み:60μm、灰分:4.5%、不透明度:75.0%)に変えた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[比較例1]
普通紙をフリーネス150mlCSFの木材パルプを原料としたグラシン紙に変えた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[比較例2]
フリーネス400mlCSFの木材パルプを原料とした普通紙(上質紙、坪量:47g/m、厚み:60μm、灰分:6.5%、不透明度:76.5%)に変えた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
[比較例3]
実施例1の普通紙をフリーネス550mlCSFの木材パルプを原料とした普通紙(上質紙、坪量:47g/m、厚み:60μm、灰分:7.0%、不透明度:78.0%)に変えた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
上記の実施例1〜12、比較例1〜3の剥離紙及び感熱記録用粘着ラベルについて、以下の評価を行った。結果は表1に示す。
灰分については、JIS P8003に、不透明度については、JIS P8138に従った
<センシング性>
上記粘着紙にラベル打抜き加工を施して感熱記録用ラベルを作成し、ラベルプリンター(寺岡精工製、DC−250)を用いて、ラベル発行時のセンシング性を調べた。評価結果は下記の記号で表した。
○:センシング可能。
△:時々センシング不可。
×:センシング不可。
<剥離紙の離解性>
上記剥離紙をJIS P8209に規定される標準離解機による離解処理に供し、試料成分の分散状態を観察して、その離解性を評価した。
○:離解性良好
△:離解性若干劣る
×:離解性劣る(リサイクル化困難)。
<剥離性>
上記粘着ラベルを4×6cmにカットし、粘着ラベルを剥離紙から手剥しで剥離した時の剥離性を評価した。
○:剥離が軽い。
△:剥離が若干重い。
×:剥離が重い。
<打抜き加工性>
上記粘着紙を輪転式ラベル打抜き機(ダイカット刃:60mm×36mm)で50m/minの速度で打抜き加工した時の打抜き加工性を評価した。ダッカット刃の押し圧の調整は、カス上げ不良となる弱い押し圧の状態から、徐々に押し圧を強くしていって、カス上げが正常に行えた時の状態で打抜いた時の、剥離紙表面に発生した刃キズと刃跡を評価
○:刃キズ・刃跡がわずかに確認でき、全く問題とはならないレベル
△:刃キズ・刃跡が明確に確認できるが、問題とはならないレベル
×:刃キズ及び刃跡が強く、問題となるレベル
<裏面印刷性>
RIテスターを使用して、剥離紙裏面へUV印刷(インキ:Gman ULPO22 Blue,インキ量:0.3ml)を行った時の印刷濃度を測定した。
これらの評価結果を表1に示す。
Figure 2005089905

Claims (10)

  1. 普通紙の一方の面に少なくとも第1層として樹脂又はワックスからなるアンダー層と、第2層として剥離層とを順次積層してなる粘着ラベル用剥離紙において、前記普通紙の原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下であることを特徴とする粘着ラベル用剥離紙。
  2. 前記普通紙の一方の面のアンダー層が、透明化を促す調剤として樹脂又はワックスを含有する層であることを特徴とする請求項1に記載の粘着ラベル用剥離紙。
  3. 前記普通紙の一方の面のアンダー層が、目止め機能を有する調剤として樹脂とフィラ−を含有する層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着ラベル用剥離紙。
  4. 前記普通紙の他の面に顔料と樹脂とからなる層を設けてなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙。
  5. 前記普通紙に積層された前記剥離層の剥離剤が無溶剤型の付加反応型シリコーンであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙。
  6. 前記普通紙がフリーネス350〜500mlCSFの木材パルプを原料とすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙。
  7. 前記普通紙からなる粘着ラベル用剥離紙の緊度が0.90〜1.15であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙。
  8. 前記普通紙の原紙灰分が5.0%以下、原紙不透明度が75.5%以下である普通紙の一方の面に少なくとも樹脂及び/又はワックスからなるアンダー層を設け、得られた積層体にキャレンダ−処理を施した後に、該アンダー層上にシリコ−ンからなる剥離層を積層することを特徴とする粘着ラベル用剥離紙の製造方法。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載の粘着ラベル用剥離紙の剥離層上に、感圧性粘着剤層と表面基材とを順次積層したことを特徴とする粘着ラベル。
  10. 該表面基材が、ロイコ染料と顕色剤とを含有する感熱記録層を有する感熱記録紙であることを特徴とする請求項9に記載の粘着ラベル。
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