JP2022086163A - 疑似接着媒体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】適度な疑似接着力を有する疑似接着媒体の提供。【解決手段】第一の基材と、第二の基材と、前記第一の基材と前記第二の基材の間に疑似接着層と、を有し、前記疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有する疑似接着媒体である。【選択図】図1
Description
本発明は、疑似接着媒体及び疑似接着媒体の製造方法に関する。
疑似接着媒体は、疑似接着層を有する媒体であり、例えば、配送伝票の宛名ラベル、折込葉書等に使用されており、容易に剥がすことができるが、剥がした後は通常の条件では再び接着することができない媒体である。
このような疑似接着媒体としては、例えば、感圧タイプと呼ばれる、基材上に粘着剤に有機顔料及び無機顔料の少なくともいずれかを混合させた塗布液を塗布し乾燥させて疑似接着層を形成し、高い圧力をかけて2つの基材同士を貼り合わせてなる疑似接着媒体が提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。
また、第一のシート上に、疑似接着剤を含有する塗工液を塗工して塗工層を形成し、該塗工層が湿潤状態にあるうちに、該塗工層を介して第一のシートと第二のシートとを貼り合わせた後、前記塗工層を乾燥して疑似接着層を形成する記録物が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
本発明は、適度な疑似接着力を有する疑似接着媒体を提供することを目的とする。
ここで、適度な疑似接着力とは、例えば、15MPa以上100MPa以下の接着力を意味する。
ここで、適度な疑似接着力とは、例えば、15MPa以上100MPa以下の接着力を意味する。
前記課題を解決するための手段としての本発明の疑似接着媒体は、第一の基材と、第二の基材と、前記第一の基材と前記第二の基材の間に疑似接着層と、を有し、前記疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有する。
本発明によると、適度な疑似接着力を有する疑似接着媒体を提供することができる。
(疑似接着媒体)
本発明の疑似接着媒体は、第一の基材と、第二の基材と、前記第一の基材と前記第二の基材の間に疑似接着層と、を有し、前記疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有し、更に必要に応じてその他の層を有する。
本発明の疑似接着媒体は、第一の基材と、第二の基材と、前記第一の基材と前記第二の基材の間に疑似接着層と、を有し、前記疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有し、更に必要に応じてその他の層を有する。
前記特許文献1~3に記載の従来技術では、高い圧力をかける専用の加圧装置が必要である。
また、使用する材料はタック性を有する、いわゆる粘着剤と呼ばれるものであり、ロール形態だと裏面とブロッキングを起こし、裏面側に疑似接着層の成分が転写されてしまうという課題がある。
更に、前記特許文献1~3に記載の従来技術は、疑似接着層上に印刷を実施し、印刷パターンを変えることによって疑似接着力をコントロールする手法が用いられるが、オフセット印刷の場合、ブランケットが疑似接着層の成分で汚れてしまい、印刷ムラになるという課題がある。
また、前記特許文献4に記載の従来技術では、第一のシートの種類によって、疑似接着剤を含有する塗工液の染み込み性が変化するため、疑似接着力のコントロールが難しいという課題がある。
また、使用する材料はタック性を有する、いわゆる粘着剤と呼ばれるものであり、ロール形態だと裏面とブロッキングを起こし、裏面側に疑似接着層の成分が転写されてしまうという課題がある。
更に、前記特許文献1~3に記載の従来技術は、疑似接着層上に印刷を実施し、印刷パターンを変えることによって疑似接着力をコントロールする手法が用いられるが、オフセット印刷の場合、ブランケットが疑似接着層の成分で汚れてしまい、印刷ムラになるという課題がある。
また、前記特許文献4に記載の従来技術では、第一のシートの種類によって、疑似接着剤を含有する塗工液の染み込み性が変化するため、疑似接着力のコントロールが難しいという課題がある。
本発明においては、第一の基材と第二の基材の間に設けられた疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有することによって、低い圧力で貼り合わせることにより、適度な疑似接着力を有する疑似接着媒体が得られる。また疑似接着層のブロッキングによる転写が起きにくく、基材の種類に関わらず、どのような基材に対しても接着できるため、基材の汎用性が広いという特徴がある。
ここで、低い圧力とは、例えば、15MPa以上100MPa以下の圧力を意味する。
ここで、低い圧力とは、例えば、15MPa以上100MPa以下の圧力を意味する。
<第一の基材及び第二の基材>
前記第一及び第二の基材としては、その形状、構造、大きさ、色調、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記形状としては、例えば、平板状、シート状などが挙げられ、前記構造としては、単層構造であってもよいし、積層構造であってもよく、前記大きさとしては、前記疑似接着媒体の大きさ等に応じて適宜選択することができる。
前記基材の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機材料、有機材料などが挙げられる。
前記無機材料としては、例えば、ガラス、石英、シリコーン、酸化シリコーン、酸化アルミニウム、SiO2、金属などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記有機材料としては、例えば、上質紙、アート紙、コート紙、段ボール等の紙;三酢酸セルロース等のセルロース誘導体;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明プラスチックフィルム、又は合成紙等の不透明プラスチックフィルムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記基材は、接着性を向上させる目的で、例えば、コロナ放電処理、酸化反応処理(クロム酸等)、エッチング処理、易接着処理、帯電防止処理などにより表面改質することが好ましい。
なお、前記第一の基材と前記第二の基材とは、同じ形状、構造、大きさ、色調、材質等であってもよいし、異なる材質、大きさ等を有していてもよい。また、疑似接着層が設けられた基材を第二の基材として用い、第一の基材の疑似接着層上に載置して(疑似接着層同士を接触させて)、ロール状の疑似接着媒体としてもよい。
前記第一及び第二の基材の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、20μm以上2,000μm以下が好ましく、50μm以上500μm以下がより好ましい。
また、第一及び第二の基材上には印刷により、例えば、文字、記号、図形、バーコード、QRコード(登録商標)、画像などを形成することも可能である。
前記第一及び第二の基材としては、その形状、構造、大きさ、色調、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記形状としては、例えば、平板状、シート状などが挙げられ、前記構造としては、単層構造であってもよいし、積層構造であってもよく、前記大きさとしては、前記疑似接着媒体の大きさ等に応じて適宜選択することができる。
前記基材の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機材料、有機材料などが挙げられる。
前記無機材料としては、例えば、ガラス、石英、シリコーン、酸化シリコーン、酸化アルミニウム、SiO2、金属などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記有機材料としては、例えば、上質紙、アート紙、コート紙、段ボール等の紙;三酢酸セルロース等のセルロース誘導体;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明プラスチックフィルム、又は合成紙等の不透明プラスチックフィルムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記基材は、接着性を向上させる目的で、例えば、コロナ放電処理、酸化反応処理(クロム酸等)、エッチング処理、易接着処理、帯電防止処理などにより表面改質することが好ましい。
なお、前記第一の基材と前記第二の基材とは、同じ形状、構造、大きさ、色調、材質等であってもよいし、異なる材質、大きさ等を有していてもよい。また、疑似接着層が設けられた基材を第二の基材として用い、第一の基材の疑似接着層上に載置して(疑似接着層同士を接触させて)、ロール状の疑似接着媒体としてもよい。
前記第一及び第二の基材の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、20μm以上2,000μm以下が好ましく、50μm以上500μm以下がより好ましい。
また、第一及び第二の基材上には印刷により、例えば、文字、記号、図形、バーコード、QRコード(登録商標)、画像などを形成することも可能である。
<疑似接着層>
前記疑似接着層は、中空フィラー及びポリマーを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。なお、疑似接着層上には印刷により、例えば、文字、記号、図形、バーコード、QRコード(登録商標)、画像などを形成することもできる。
前記疑似接着層は、中空フィラー及びポリマーを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。なお、疑似接着層上には印刷により、例えば、文字、記号、図形、バーコード、QRコード(登録商標)、画像などを形成することもできる。
-中空フィラー-
前記中空フィラーとしては、その形状、大きさなどについては特に制限はなく、以下のような、体積平均粒子径(Dv)、中空率(%)などを有していることが好ましい。
前記中空フィラーとしては、その形状、大きさなどについては特に制限はなく、以下のような、体積平均粒子径(Dv)、中空率(%)などを有していることが好ましい。
前記中空フィラーの体積平均粒子径(粒子外径)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10μm以下が好ましく、1μm以上10μm以下がより好ましく、1μm以上6μm以下が更に好ましい。前記中空フィラーの体積平均粒子径が10μm以下であると、疑似接着層の表面の平滑性を向上させることができる。
前記中空フィラーの体積平均粒子径は、例えば、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(LA-960、株式会社堀場製作所製)を用いて測定することができる。
前記中空フィラーの体積平均粒子径は、例えば、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(LA-960、株式会社堀場製作所製)を用いて測定することができる。
前記中空フィラーの中空率は、50%以上が好ましく、80%以上がより好ましく、80%以上95%以下が更に好ましく、85%以上95%以下が特に好ましい。前記中空率が50%以上であると、良好な疑似接着力が得られる。
ここで、前記中空率とは、中空フィラーの外径と内径(中空部の直径)の比であり、下記数式で表される。前記中空率は、算出された中空率を測定した中空フィラーの個数で除した平均値である。
中空率(%)=(中空粒子の内径/中空粒子の外径)×100
ここで、前記中空率とは、中空フィラーの外径と内径(中空部の直径)の比であり、下記数式で表される。前記中空率は、算出された中空率を測定した中空フィラーの個数で除した平均値である。
中空率(%)=(中空粒子の内径/中空粒子の外径)×100
前記中空フィラーとしては、有機中空フィラーが好適に用いられる。
前記有機中空フィラーとしては、例えば、非膨張性中空フィラー、熱発泡性中空フィラー、重合型中空フィラーなどが挙げられる。これらの中でも、優れた疑似接着力が得られる点から、非膨張性中空フィラーが特に好ましい。
前記有機中空フィラーとしては、例えば、非膨張性中空フィラー、熱発泡性中空フィラー、重合型中空フィラーなどが挙げられる。これらの中でも、優れた疑似接着力が得られる点から、非膨張性中空フィラーが特に好ましい。
前記非膨張性中空フィラーは、カプセル状態の熱膨張性樹脂粒子を加熱処理し、発泡することで得られる発泡済み中空フィラーであり、これ以上熱を加えても膨張しない状態の中空フィラーである。
前記非膨張性中空フィラーは、熱可塑性樹脂を外殻とする。前記熱可塑性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スチレン樹脂、スチレン-アクリル共重合樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アクリロニトリル樹脂、メタクリル酸の単独重合体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記非膨張性中空フィラーの製造に用いる単量体成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、フマロニトリル等のニトリル系単量体;アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、クロロマレイン酸等のカルボキシル基含有単量体;塩化ビニル等のハロゲン化ビニル系単量体;塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニリデン系単量体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル系単量体;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル系単量体;アクリルアミド、置換アクリルアミド、メタクリルアミド、置換メタクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド系単量体;N-フェニルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド系単量体;スチレン、α-メチルスチレン等のスチレン系単量体;エチレン、プロピレン、イソブチレン等のエチレン不飽和モノオレフイン系単量体;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル系単量体;ビニルメチルケトン等のビニルケトン系単量体;N-ビニルカルバゾール、N-ビニルピロリドン等のN-ビニル系単量体;ビニルナフタリン塩などが挙げられる。なお、(メタ)アクリルは、アクリル又はメタクリルを意味する。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ニトリル系単量体としては、アクリロニトリル又はメタクリロニトリル等が入手し易く、ガスバリア性及び耐溶剤性が高い点から好ましい。
また、前記熱可塑性樹脂としては、上記したもののほかにも、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂類、尿素-ホルムアルデヒド樹脂類、メラミン-ホルムアルデヒド樹脂類、フラン樹脂類等、又は付加重合によって生成する不飽和ポリエステル樹脂、架橋MMA樹脂などを用いることができる。
前記非膨張性中空フィラーとしては、適宜製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記非膨張性中空フィラーの製造方法としては、特に制限はなく、従来公知の各種の方法を用いることができるが、一般的には、芯物質として空気又は炭化水素を内包し、外殻が熱可塑性樹脂からなる発泡していないカプセル状態の熱膨張性樹脂粒子を作製し、この熱膨張性樹脂粒子を加熱発泡させる方法が用いられる。前記熱膨張性樹脂粒子を加熱発泡させる方法としては、例えば、乾式加熱膨張法、湿式加熱膨張法などが挙げられる。熱膨張性樹脂粒子を加熱膨張させる温度としては、60℃以上350℃以下が好ましい。
前記非膨張性中空フィラーの市販品としては、例えば、松本油脂製薬株式会社製マツモトマイクロスフェアーシリーズ、積水化学株式会社製アドバンセル、日本フィライト株式会社製エクスパンセルDU,WUシリーズなどが挙げられる。
前記熱発泡性中空フィラーは、芯物質として空気又は炭化水素を内包し、外殻が熱可塑性樹脂からなる発泡していない熱発泡性樹脂粒子である。この熱発泡性樹脂粒子を加熱し発泡させることによって熱発泡性中空フィラーとなる。
前記熱発泡性中空フィラーの市販品としては、例えば、松本油脂製薬株式会社製マツモトマイクロスフェアーシリーズ、日本フィライト株式会社製エクスパンセルWE,DEシリーズなどが挙げられる。
前記熱発泡性中空フィラーの市販品としては、例えば、松本油脂製薬株式会社製マツモトマイクロスフェアーシリーズ、日本フィライト株式会社製エクスパンセルWE,DEシリーズなどが挙げられる。
前記重合型中空フィラーは、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリブタジエン、又はそれらの共重合体などで構成されており、発泡工程を経ずに製造されたフィラーである。
前記重合型中空フィラーとしては、市販品を用いることができ、該市販品としては、例えば、ダウ社製ローペイクシリーズ、JSR株式会社製SXシリーズなどが挙げられる。
前記重合型中空フィラーとしては、市販品を用いることができ、該市販品としては、例えば、ダウ社製ローペイクシリーズ、JSR株式会社製SXシリーズなどが挙げられる。
前記中空フィラーの含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記ポリマー1質量部に対して、1質量部以下が好ましく、0.2質量部以上0.8質量部以下がより好ましい。
前記中空フィラーの含有量が、1質量部以下であると、ブロッキングの発生が抑えられ、優れた疑似接着力が得られる。
前記中空フィラーの含有量が、1質量部以下であると、ブロッキングの発生が抑えられ、優れた疑似接着力が得られる。
<ポリマー>
前記ポリマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、水溶性ポリマー及び水分散性ポリマーの少なくともいずれかが好ましい。
前記ポリマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、水溶性ポリマー及び水分散性ポリマーの少なくともいずれかが好ましい。
-水溶性ポリマー-
前記水溶性ポリマーとは、25℃の水1Lに10g以上溶解するポリマーを意味する。ポリマーが溶解したかどうかは、水が透明か否かで判断でき、目視により確認することができる。
前記水溶性ポリマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリビニルアルコール、カルボキシル基を有するポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコール、澱粉又はその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリウレタン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド-アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド-アクリル酸エステル-メタクリル酸三元共重合体、スチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼインなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい
前記水溶性ポリマーとは、25℃の水1Lに10g以上溶解するポリマーを意味する。ポリマーが溶解したかどうかは、水が透明か否かで判断でき、目視により確認することができる。
前記水溶性ポリマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリビニルアルコール、カルボキシル基を有するポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコール、澱粉又はその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリウレタン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド-アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド-アクリル酸エステル-メタクリル酸三元共重合体、スチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼインなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい
-水分散性ポリマー-
前記水分散性ポリマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル樹脂、カルボキシル基を有するアクリル樹脂等の変性アクリル樹脂等のエマルション;スチレン-ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン-ブタジエン-アクリル系共重合体等のラテックス;酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル-アクリル酸共重合体、スチレン-アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂等のエマルションなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記水分散性ポリマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル樹脂、カルボキシル基を有するアクリル樹脂等の変性アクリル樹脂等のエマルション;スチレン-ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン-ブタジエン-アクリル系共重合体等のラテックス;酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル-アクリル酸共重合体、スチレン-アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂等のエマルションなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ポリマーのガラス転移温度Tgは、-15℃以上であることが好ましく、-5℃以上がより好ましい。
前記ポリマーのガラス転移温度Tgが-15℃以上であると、ブロッキングの発生が抑えられ、優れた疑似接着力が得られる。
前記ポリマーのガラス転移温度は、例えば、DSC法により測定することができる。
前記ポリマーの含有量は、疑似接着層の全量に対して、40質量%以上が好ましく、50質量%以上80質量%以下がより好ましい。
前記ポリマーのガラス転移温度Tgが-15℃以上であると、ブロッキングの発生が抑えられ、優れた疑似接着力が得られる。
前記ポリマーのガラス転移温度は、例えば、DSC法により測定することができる。
前記ポリマーの含有量は、疑似接着層の全量に対して、40質量%以上が好ましく、50質量%以上80質量%以下がより好ましい。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、架橋剤、界面活性剤、ワックス、填料、帯電防止剤、着色顔料などが挙げられる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、架橋剤、界面活性剤、ワックス、填料、帯電防止剤、着色顔料などが挙げられる。
-架橋剤-
前記架橋剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オキサゾリン基を有する化合物、グリオキザール誘導体、メチロール誘導体、エピクロルヒドリン誘導体、エポキシ化合物、アジリジン化合物、ヒドラジン、ヒドラジド誘導体、カルボジイミド誘導体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記架橋剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オキサゾリン基を有する化合物、グリオキザール誘導体、メチロール誘導体、エピクロルヒドリン誘導体、エポキシ化合物、アジリジン化合物、ヒドラジン、ヒドラジド誘導体、カルボジイミド誘導体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
-界面活性剤-
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ノニオン性界面活性剤としては、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アセチレングリコール系界面活性剤としては、例えば、2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール、3,6-ジメチル-4-オクチン-3,6-ジオール、3,5-ジメチル-1-ヘキシン-3-ジオール、2,5,8,11-テトラメチル-6-ドデシン-5,8-ジオールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
-ワックス-
前記ワックスは疑似接着力をコントロールするために適宜使うことができる。前記滑剤ワックスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、高級脂肪酸又はその金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、石油系ワックスなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ワックスは疑似接着力をコントロールするために適宜使うことができる。前記滑剤ワックスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、高級脂肪酸又はその金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、石油系ワックスなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
-填剤-
前記填剤は疑似接着力とブロッキングをコントロールするために適宜使うことができる。前記填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、タルク、表面処理されたカルシウム、表面処理されたシリカ等の無機系微粉末;尿素-ホルマリン樹脂、スチレン-メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の有機系微粉末などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記填剤は疑似接着力とブロッキングをコントロールするために適宜使うことができる。前記填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、タルク、表面処理されたカルシウム、表面処理されたシリカ等の無機系微粉末;尿素-ホルマリン樹脂、スチレン-メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の有機系微粉末などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
-帯電防止剤-
疑似接着部位の剥離時又は生産時に帯電するのを防ぐために、帯電防止剤を適宜用いることができ、大きく分けると界面活性剤を用いるものと、導電性金属酸化物を用いるもの、導電性ポリマーを用いるものに分けられる。まず、前者の界面活性剤を用いるものは現在の帯電防止剤の大半を占めている。これら界面活性剤はアニオン系、カチオン系、ノニオン系、両性の4種類に分けられるが、帯電防止剤としてはカチオン系、あるいは両性の界面活性剤が制電性及び耐久性の点で優れている。これらの界面活性剤タイプのものは比較的安価で、種類も豊富であり、また性能的にもよいものがあるが、界面活性剤自体の水分の吸着によって導電性を実現しているものが多いため、湿度の影響を受けやすく、低湿下での制電性は低下する傾向にある。
疑似接着部位の剥離時又は生産時に帯電するのを防ぐために、帯電防止剤を適宜用いることができ、大きく分けると界面活性剤を用いるものと、導電性金属酸化物を用いるもの、導電性ポリマーを用いるものに分けられる。まず、前者の界面活性剤を用いるものは現在の帯電防止剤の大半を占めている。これら界面活性剤はアニオン系、カチオン系、ノニオン系、両性の4種類に分けられるが、帯電防止剤としてはカチオン系、あるいは両性の界面活性剤が制電性及び耐久性の点で優れている。これらの界面活性剤タイプのものは比較的安価で、種類も豊富であり、また性能的にもよいものがあるが、界面活性剤自体の水分の吸着によって導電性を実現しているものが多いため、湿度の影響を受けやすく、低湿下での制電性は低下する傾向にある。
また、導電性ポリマーに関しては有機高分子中に電子供与体をドーピングした材料等がこれに挙げられ、これらに用いられる有機高分子としてはポリアセチレン等に代表される脂肪族系、ポリパラフェニレン等の芳香族、ポリピロール等の複素環、ポリアニリン等の芳香族アミン類等の共役系高分子、また、主鎖が共役系でなくとも、側鎖に環状π共役基を有するものなどが挙げられる。これらの材料も導電性金属酸化物などと同様に水分による、導電性機能ではないため、低湿下でも導電性機能を示す。また、高分子又は電子供与体によっても違うが、導電性機能が非常に高くすることが可能であり、薄い膜でも帯電防止には十分な機能を持たすことができる。
一方、導電性金属酸化物を用いたものは、前者の界面活性剤タイプと比べると種類が少なく、また高価である。しかし、金属酸化物自体が導電性を持っているため導電率が高く、低付着量でも優れた導電性を示す。また、湿度の影響を受けず低湿下においても制電性は優れている。導電性金属酸化物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、SnO2、In2O3、ZnO、TiO2、MgO、Al2O3、BaO、MoO3等が単独、あるいはP、Sb、Sn、Zn等と混合した複合酸化物などが挙げられる。
なお、導電性金属酸化物と界面活性剤あるいは導電性ポリマー等との2種或いは3種以上の帯電防止剤を併用してもよい。
なお、導電性金属酸化物と界面活性剤あるいは導電性ポリマー等との2種或いは3種以上の帯電防止剤を併用してもよい。
-着色顔料-
前記着色顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、クロムイエロー、酸化鉄顔料、モリブデン酸オレンジ、カドミウムレッド、硫化亜鉛化合物、ハンザイエロー、ハンザオレンジ、バラレッド、ピラゾロンレッド、リノールレッド、コーパーフタロシアニンブルー、コパールポリブロロフタロシアニンブルー、インダストロンブルー、イソジベンザトロンバイオレット、アンタントロンオレンジなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記着色顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、クロムイエロー、酸化鉄顔料、モリブデン酸オレンジ、カドミウムレッド、硫化亜鉛化合物、ハンザイエロー、ハンザオレンジ、バラレッド、ピラゾロンレッド、リノールレッド、コーパーフタロシアニンブルー、コパールポリブロロフタロシアニンブルー、インダストロンブルー、イソジベンザトロンバイオレット、アンタントロンオレンジなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
<その他の層>
前記その他の層としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、感熱記録層、粘着剤層、剥離紙などが挙げられる。
前記その他の層としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、感熱記録層、粘着剤層、剥離紙などが挙げられる。
(疑似接着媒体の製造方法)
本発明の疑似接着媒体の製造方法は、疑似接着層形成工程と、貼り合わせ工程とを含み、更に必要に応じてその他の工程を含む。
本発明の疑似接着媒体の製造方法は、疑似接着層形成工程と、貼り合わせ工程とを含み、更に必要に応じてその他の工程を含む。
<疑似接着層形成工程>
前記疑似接着層形成工程は、第一の基材及び第二の基材の少なくともいずれかに、ポリマー及び中空フィラーを含有する疑似接着層を形成する工程である。
前記第一の基材及び前記第二の基材の両方に疑似接着層を形成してもよい。
前記疑似接着層形成工程は、第一の基材及び第二の基材の少なくともいずれかに、ポリマー及び中空フィラーを含有する疑似接着層を形成する工程である。
前記第一の基材及び前記第二の基材の両方に疑似接着層を形成してもよい。
前記疑似接着層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記ポリマー、前記中空フィラー、水、及び必要に応じてその他の成分と共に、混合又は分散機により分散させて疑似接着層塗布液を調製し、前記疑似接着層塗布液を前記第一の基材及び第二の基材上に塗布し、乾燥させ、適度な圧力で貼り合わせることにより、形成することができる。
前記塗布方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ブレードコート法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、バーコート法、ロールコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、コンマコート法、Uコンマコート法、AKKUコート法、スムージングコート法、マイクログラビアコート法、リバースロールコート法、4本乃至5本ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法などが挙げられる。
前記疑似接着層の乾燥後の付着量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1g/m2以上5g/m2以下が好ましく、1g/m2以上3g/m2以下がより好ましい。
前記疑似接着層の乾燥後の付着量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1g/m2以上5g/m2以下が好ましく、1g/m2以上3g/m2以下がより好ましい。
<貼り合わせ工程>
貼り合わせ工程は、前記疑似接着層を介して、前記第一の基材と前記第二の基材とを加圧することにより貼り合わせる工程である。
前記貼り合わせ工程における加圧は、前記第一の基材と前記第二の基材とを貼り合わせと同時に行ってもよく、貼り合わせ直後に行ってもよい。前記加圧は、例えば、圧着ロールにより行うことができる。
貼り合わせ時の加圧は、15MPa以上100MPa以下であることが好ましく、20MPa以上70MPa以下であることがより好ましい。
貼り合わせ工程は、前記疑似接着層を介して、前記第一の基材と前記第二の基材とを加圧することにより貼り合わせる工程である。
前記貼り合わせ工程における加圧は、前記第一の基材と前記第二の基材とを貼り合わせと同時に行ってもよく、貼り合わせ直後に行ってもよい。前記加圧は、例えば、圧着ロールにより行うことができる。
貼り合わせ時の加圧は、15MPa以上100MPa以下であることが好ましく、20MPa以上70MPa以下であることがより好ましい。
<その他の工程>
前記その他の工程としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、感熱記録層形成工程、粘着剤層形成工程などが挙げられる。
前記その他の工程としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、感熱記録層形成工程、粘着剤層形成工程などが挙げられる。
本発明の疑似接着媒体は、前記疑似接着層による第一の基材と第二の基材との疑似接着力が、50mN/40mm以上800mN/40mm以下であることが好ましく、100mN/40mm以上500mN/40mm以下であることがより好ましい。
前記疑似接着力は、例えば、フォースゲージ(MODEL DPS-5、IMADA社製により測定することができる。
前記疑似接着力は、例えば、フォースゲージ(MODEL DPS-5、IMADA社製により測定することができる。
ここで、本発明の疑似接着媒体の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。また、下記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好ましい数、位置、形状等にすることができる。
なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。また、下記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好ましい数、位置、形状等にすることができる。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る疑似接着媒体の一例を示す概略図である。
この第1の実施形態に係る疑似接着媒体10は、第一の基材1及び第二の基材2を有し、前記第一の基材1と前記第二の基材2の間に疑似接着層3を備えている。
疑似接着層3は、ポリマー及び中空フィラーを含有する。
第1の実施形態によると、専用の加圧装置を用いることなく、適度な圧力で貼り合わせることにより、優れた疑似接着性を有する疑似接着媒体が得られる。
図1は、第1の実施形態に係る疑似接着媒体の一例を示す概略図である。
この第1の実施形態に係る疑似接着媒体10は、第一の基材1及び第二の基材2を有し、前記第一の基材1と前記第二の基材2の間に疑似接着層3を備えている。
疑似接着層3は、ポリマー及び中空フィラーを含有する。
第1の実施形態によると、専用の加圧装置を用いることなく、適度な圧力で貼り合わせることにより、優れた疑似接着性を有する疑似接着媒体が得られる。
<第2の実施形態>
図2は、第2の実施形態に係る疑似接着媒体の一例を示す概略図である。
この第2の実施形態に係る疑似接着媒体20は、第一の基材1及び第二の基材2の少なくともいずれかの表面に、ロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層4を有し、更に必要に応じてその他の層を有する。
図2は、第2の実施形態に係る疑似接着媒体の一例を示す概略図である。
この第2の実施形態に係る疑似接着媒体20は、第一の基材1及び第二の基材2の少なくともいずれかの表面に、ロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層4を有し、更に必要に応じてその他の層を有する。
<<感熱記録層>>
前記感熱記録層は、ロイコ染料、顕色剤、及びバインダー樹脂を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
前記感熱記録層は、ロイコ染料、顕色剤、及びバインダー樹脂を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
-ロイコ染料-
前記ロイコ染料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ロイコ染料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ロイコ化合物としては、例えば、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-フタリド、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-ジメチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラクトン)、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-ジエチルアミノフタリド、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-クロルフタリド、3,3-ビス(p-ジブチルアミノフェニル)フタリド、3-シクロヘキシルアミノ-6-クロルフルオラン、3-ジメチルアミノ-5,7-ジメチルフルオラン、3-ジエチルアミノ-7-クロロフルオラン、3-ジエチルアミノ-7-メチルフルオラン、3-ジエチルアミノ-7,8-ベンズフルオラン、3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-クロルフルオラン、3-(N-p-トリル-N-エチルアミノ)-6-メチル-7-アニリノフルオラン、2-{N-(3’-トリフルオルメチルフェニル)アミノ}-6-ジエチルアミノフルオラン、2-{3,6-ビス(ジエチルアミノ)-9-(o-クロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-(m-トリクロロメチルアニリノ)フルオラン、3-ジエチルアミノ-7-(o-クロルアニリノ)フルオラン、3-ピロリジノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-ジ-n-ブチルアミノ-7-o-クロルアニリノ)フルオラン、3-N-メチル-N,n-アミルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-N-メチル-N-シクロヘキシルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-(N,N-ジエチルアミノ)-5-メチル-7-(N,N-ジベンジルアミノ)フルオラン、ベンゾイルロイコメチレンブルー、6’-クロロ-8’-メトキシ-ベンゾインドリノ-スピロピラン、6’-ブロモ-3’-メトキシ-ベンゾインドリノ-スピロピラン、3-(2’-ヒドロキシ-4’-ジメチルアミノフェニル)-3-(2’-メトキシ-5’クロルフェニル)フタリド、3-(2’-ヒドロキシ-4’-ジメチルアミノフェニル)-3-(2’-メトキシ-5’-ニトロフェニル)フタリド、3-(2’-ヒドロキシ-4’-ジエチルアミノフェニル)-3-(2’-メトキシ-5’-メチルフェニル)フタリド、3-(2’-メトキシ-4’-ジメチルアミノフェニル)-3-(2’-ヒドロキシ-4’-クロル-5’-メチルフェニル)フタリド、3-(N-エチル-N-テトラヒドロフルフリル)アミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-N-エチル-N-(2-エトキシプロピル)アミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-N-メチル-N-イソブチル-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-モルホリノ-7-(N-プロピル-トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3-ピロリジノ-7-トリフルオロメチルアニリノフルオラン、3-ジエチルアミノ-5-クロロ-7-(N-ベンジル-トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3-ピロリジノ-7-(ジ-p-クロルフェニル)メチルアミノフルオラン、3-ジエチルアミノ-5-クロル-7-(α-フェニルエチルアミノ)フルオラン、3-(N-エチル-p-トルイジノ)-7-(α-フェニルエチルアミノ)フルオラン、3-ジエチルアミノ-7-(o-メトキシカルボニルフェニルアミノ)フルオラン、3-ジエチルアミノ-5-メチル-7-(α-フェニルエチルアミノ)フルオラン、3-ジエチルアミノ-7-ピペリジノフルオラン、2-クロロ-3-(N-メチルトルイジノ)-7-(p-n-ブチルアニリノ)フルオラン、3-ジ-n-ブチルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3,6-ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,3’)-6’-ジメチルアミノフタリド、3-(N-ベンジル-N-シクロヘキシルアミノ)-5,6-ベンゾ-7-α-ナフチルアミノ-4’-プロモフルオラン、3-ジエチルアミノ-6-クロル-7-アニリノフルオラン、3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-メシチジノ-4’,5’-ベンゾフルオラン、3-N-メチル-N-イソプロピル-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-N-エチル-N-イソアミル-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-(2’,4’-ジメチルアニリノ)フルオラン、3-ジエチルアミノ-5-クロル-(α-フェニルエチルアミノ)フルオラン、3-ジエチルアミノ-7-ピベリジノフルオラン、3-(N-ベンジル-N-シクロヘキシルアミノ)-5,6-ベンゾ-7-α-ナフチルアミノ-4’-ブロモフルオラン、3-N-エチル-N-テトラヒドロフルフリルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-p-ジメチルアミノフェニル)-3-{1,1-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)エチレン-2-イル}フタリド、3-(p-ジメチルアミノフェニル)-3-{1,1-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)エチレン-2-イル}-6-ジメチルアミノフタリド、3-(p-ジメチルアミノフェニル)-3-(1-p-ジメチルアミノフェニル-1-フェニルエチレン-2-イル)フタリド、3-(p-ジメチルアミノフェニル)-3-(1-p-ジメチルアミノフェニル-1-p-クロロフェニルエチレン-2-イル)-6-ジメチルアミノフタリド、3-(4’-ジメチルアミノ-2’-メトキシ)-3-(1”-p-ジメチルアミノフェニル-1”-p-クロロフェニル-1”,3”-ブタジエン-4”-イル)ベンゾフタリド、3-(4’-ジメチルアミノ-2’-ベンジルオキシ)-3-(1”-p-ジメチルアミノフェニル-1”-フェニル-1”,3”-ブタジエン-4”-イル)ベンゾフタリド、3-ジメチルアミノ-6-ジメチルアミノ-フルオレン-9-スピロ-3’-(6’-ジメチルアミノ)フタリド、3,3-ビス(2-(p-ジメチルアミノフェニル)-2-p-メトキシフェニル)エテニル)-4,5,6,7-テトラクロロフタリド、3-ビス{1,1-ビス(4-ピロリジノフェニル)エチレン-2-イル}-5,6-ジクロロ-4,7-ジプロモフタリド、ビス(p-ジメチルアミノスチリル)-1-ナフタレンスルホニルメタン、ビス(p-ジメチルアミノスチリル)-1-p-トリルスルホニルメタンなどが挙げられる。
前記ロイコ染料の50%累積体積粒径(D50)としては、0.1μm以上0.5μm以下が好ましく、0.1μm以上0.4μm以下がより好ましい。
前記ロイコ染料の50%累積体積粒径(D50)を測定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(装置名:LA-920960、株式会社堀場製作所製)などが挙げられる。
前記ロイコ染料の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、感熱記録層の全量100質量部に対し、5質量部以上40質量部以下が好ましく、10質量部以上30質量部以下がより好ましい。
-顕色剤-
前記顕色剤としては、前記ロイコ染料が加熱時に反応して発色させるための種々の電子受容性物質を適用することができる。
前記顕色剤としては、前記ロイコ染料が加熱時に反応して発色させるための種々の電子受容性物質を適用することができる。
前記顕色剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フェノール性物質、有機酸性物質、無機酸性物質、これらのエステル、又はこれらの塩などが挙げられる。
前記顕色剤としては、例えば、没食子酸、サリチル酸、3-イソプロピルサリチル酸、3-シクロへキシルサリチル酸、3,5-ジ-tert-ブチルサリチル酸、3,5-ジ-α-メチルベンジルサリチル酸、4,4’-イソプロピリデンジフェノール、1,1’-イノプロピリデンビス(2-クロロフェノール)、4,4’-イソプロピリデンビス(2,6-ジブロモフェノール)、4,4’-イソプロピリデンビス(2,6-ジクロロフェノール)、4,4’-イソプロピリデンビス(2-メチルフェノール)、4,4’-イソプロピリデンビス(2,6-ジメチルフェノール)、4,4-イソプロピリデンビス(2-tert-ブチルフェノール)、4,4’-sec-ブチリデンジフェノール、4,4’-シクロへキシリデンビスフェノール、4,4’-シクロへキシリデンビス(2-メチルフェノール)、4-tert-ブチルフェノール、4-フェニルフェノール、4-ヒドロキシジフェノキシド、α-ナフトール、β-ナフトール、3,5-キシレノール、チモール、メチル-4-ヒドロキシベンゾエート、4-ヒドロキシアセトフェノン、ノボラック型フェノール樹脂、2,2’-チオビス(4,6-ジクロロフェノール)、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログリシン、フロログリシンカルボン酸、4-tert-オクチルカテコール、2,2’-メチルンビス(4-クロロフェノール)、2,2’-メチルンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、2,2,-ジヒドロキシジフェニル、2,4’-ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’-[オキシビス(エチレンオキシ-P-フェニレンスルホニル)]ジフェノール、p-ヒドロキシ安息香酸エチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、p-ヒドロキシ安息香酸ブチル、p-ヒドロキシ安息香酸ベンジル、p-ヒドロキシ安息香酸-p-クロロベンジル、p-ヒドロキシ安息香酸-o-クロロベンジル、p-ヒドロキシ安息香酸-p-メチルベンジル、p-ヒドロキシ安息香酸-n-オクチル、安息香酸、サリチル酸亜鉛、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、2-ヒドロキシ-6-ナフトエ酸、2-ヒドロキシ-6-ナフトエ酸亜鉛、4-ヒドロキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-クロロジフェニルスルホン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルフィド、2-ヒドロキシ-p-トルイル酸、3,5-ジ-tert-ブチルサリチル酸亜鉛、3,5-ジ-tert-ブチルサリチル酸スズ、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸、4-ヒドロキシフタル酸、ホウ酸、チオ尿素誘導体、4-ヒドロキシチオフェノール誘導体、ビス(4-ヒドロキシフェニル)酢酸、ビス(4-ヒドロキシフェニル)酢酸エチル、ビス(4-ヒドロキシフェニル)酢酸n-プロピル、ビス(4-ヒドロキシフェニル)酢酸m-ブチル、ビス(4-ヒドロキシフェニル)酢酸フェニル、ビス(4-ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジル、ビス(4-ヒドロキシフェニル)酢酸フェネチル、ビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)酢酸、ビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、ビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)酢酸n-プロピル、1,7-ビス(4-ヒドロキシフェニルチオ)3,5-ジオキサへプタン、1,5-ビス(4-ヒドロキシフェニルチオ)3-オキサヘプタン、4-ヒドロキシフタル酸ジメチル、4-ヒドロキシ-4’-メトキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-エトキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-イソプロポキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-プロポキシジフェニルスルホン、4,4’-ビス(3-(フェノキシカルボニルアミノ)メチルフェニルウレイド)ジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-ブトキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-イソブトキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4-ブトキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-tert-ブトキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-ベンジロキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-フェノキシジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-(m-メチルベンジロキシ)ジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-(p-メチルベンジロキシ)ジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-(O-メチルベンジロキシ)ジフェニルスルホン、4-ヒドロキシ-4’-(p-クロロベンジロキシ)ジフェニルスルホン、N-(2-(3-フェニルウレイド)フェニル)ベンゼンスルホンアミド、N-p-トルエンスルホニル-N’-3-(p-トルエンスルホニルオキシ)フェニルウレア、N-p-トルエンスルホニル-N’-p-ブトキシカルボニルフェニルウレア、N-p-トリルスルホニル-N’-フェニルウレア、4,4’-ビス(p-トルエンスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタン、4,4’-ビス[(4-メチル-3-フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド]ジフェニルスルホンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記顕色剤の50%累積体積粒径(D50)としては、0.1μm以上0.5μm以下が好ましく、0.1μm以上0.4μm以下がより好ましい。
前記顕色剤の50%累積体積粒径(D50)を測定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(装置名:LA-960、株式会社堀場製作所製)などが挙げられる。
前記顕色剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記ロイコ染料1質量部に対して、0.05質量部以上10質量部以下が好ましく、1質量部以上5質量部以下がより好ましい。
-バインダー樹脂-
前記バインダー樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、澱粉又はその誘導体;ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド-アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド-アクリル酸エステル-メタクリル酸三元共重合体、スチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子;ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン-酢酸ビニル共重合体等のエマルション、スチレン-ブタジエン共重合体、スチレン-ブタジエン-アクリル共重合体等のラテックス、スチレン/ブタジエン共重合ラテックスなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、透明性及び基材結着性の観点から、ポリビニルアルコール樹脂が好ましい。
前記バインダー樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、澱粉又はその誘導体;ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド-アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド-アクリル酸エステル-メタクリル酸三元共重合体、スチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン-無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子;ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン-酢酸ビニル共重合体等のエマルション、スチレン-ブタジエン共重合体、スチレン-ブタジエン-アクリル共重合体等のラテックス、スチレン/ブタジエン共重合ラテックスなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、透明性及び基材結着性の観点から、ポリビニルアルコール樹脂が好ましい。
-その他の成分-
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、感度向上剤として種々の熱可融性物質、補助添加剤、界面活性剤、滑剤、填剤、紫外線吸収剤、着色顔料などが挙げられる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、感度向上剤として種々の熱可融性物質、補助添加剤、界面活性剤、滑剤、填剤、紫外線吸収剤、着色顔料などが挙げられる。
前記感熱記録層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記ロイコ染料及び前記顕色剤を、前記バインダー樹脂と共に、ボールミル、アトライター、サンドミルなどの分散機により粉砕分散した後、更に必要に応じて前記その他の成分等と共に混合して感熱記録層用塗布液を調製し、前記感熱記録層用塗布液を前記基材の上に塗布した後、乾燥させる方法などが挙げられる。
前記塗布の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ブレードコート法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、バーコート法、ロールコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、コンマコート法、Uコンマコート法、AKKUコート法、スムージングコート法、マイクログラビアコート法、リバースロールコート法、4本又は5本ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法などが挙げられる。
前記感熱記録層用塗布液の50%累積体積粒径(D50)は、0.10μm以上3μm以下が好ましく、0.10μm以上0.50μm以下がより好ましく、0.10μm以上0.40μm以下が特に好ましい。
前記感熱記録層の乾燥後の付着量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、1.0g/m2以上20.0g/m2以下が好ましく、2.0g/m2以上10.0g/m2以下がより好ましく、2.0g/m2以上4.0g/m2以下が特に好ましい。
<その他の層>
前記その他の層としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、保護層、バックコート層、離型層などが挙げられる。
前記その他の層としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、保護層、バックコート層、離型層などが挙げられる。
<第3の実施形態>
図3は、第3の実施形態に係る疑似接着媒体の一例を示す概略図である。
この第3の実施形態に係る疑似接着媒体30は、第一の基材1及び第二の基材2の少なくともいずれかの表面に、粘着剤層5を有し、該粘着剤層上に剥離紙6を有する。
図3は、第3の実施形態に係る疑似接着媒体の一例を示す概略図である。
この第3の実施形態に係る疑似接着媒体30は、第一の基材1及び第二の基材2の少なくともいずれかの表面に、粘着剤層5を有し、該粘着剤層上に剥離紙6を有する。
<<粘着剤層>>
前記粘着剤層は、粘着剤を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
前記粘着剤層の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル-アクリル酸共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸エステル共重合体、天然ゴム、シアノアクリレート樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用しても構わない。
前記粘着剤層は、粘着剤を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
前記粘着剤層の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル-アクリル酸共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸エステル共重合体、天然ゴム、シアノアクリレート樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用しても構わない。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、補助添加剤、界面活性剤、滑剤、填剤、紫外線吸収剤、着色顔料などが挙げられる。
<<剥離紙>>
前記剥離紙としては、例えば、グラシン紙、クレーコート紙、ポリエチレンラミネート紙等に、シリコーン化合物又はフッ素化合物のような剥離剤を塗工したものなどが挙げられる。
前記剥離紙としては、例えば、グラシン紙、クレーコート紙、ポリエチレンラミネート紙等に、シリコーン化合物又はフッ素化合物のような剥離剤を塗工したものなどが挙げられる。
<用途>
本発明の疑似接着媒体は、適度な圧力で貼り合わせることにより、優れた疑似接着性を有しているので、例えば、配送伝票の宛名ラベル、折込葉書、親展葉書、親展封筒、情報隠蔽媒体などに好適に用いられる。
本発明の疑似接着媒体は、適度な圧力で貼り合わせることにより、優れた疑似接着性を有しているので、例えば、配送伝票の宛名ラベル、折込葉書、親展葉書、親展封筒、情報隠蔽媒体などに好適に用いられる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
なお、下記実施例において、中空フィラーの体積平均粒子径、及びポリマーのガラス転移温度は以下のようにして測定した。
なお、下記実施例において、中空フィラーの体積平均粒子径、及びポリマーのガラス転移温度は以下のようにして測定した。
<中空フィラーの体積平均粒子径>
前記中空フィラーの体積平均粒子径は、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(LA-960、株式会社堀場製作所製)を用いて測定した。
前記中空フィラーの体積平均粒子径は、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(LA-960、株式会社堀場製作所製)を用いて測定した。
<ポリマーのガラス転移温度>
前記ポリマーのガラス転移温度は示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ株式会社製、EX STAR6000)
前記ポリマーのガラス転移温度は示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ株式会社製、EX STAR6000)
(実施例1)
下記の組成を混合し、撹拌して疑似接着層形成液1を調製した。
[疑似接着層形成液1の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスA(商品名:SR-107、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:-15℃):25質量部
・イオン交換水:51質量部
下記の組成を混合し、撹拌して疑似接着層形成液1を調製した。
[疑似接着層形成液1の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスA(商品名:SR-107、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:-15℃):25質量部
・イオン交換水:51質量部
次に、第一の基材としての坪量64g/m2の上質紙(DSL、日本製紙株式会社製)表面に、乾燥付着量が1.5g/m2になるように疑似接着層形成液1を塗布及び乾燥し、第二の基材としての坪量64g/m2の上質紙(DSL、日本製紙株式会社製)を載せた後、ニップロールにより圧力30MPaで貼り合わせ、疑似接着媒体1を得た。
(実施例2)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液2の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体2を得た。
[疑似接着層形成液2の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスB(商品名:PA-8076、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:47質量%、ガラス転移温度:-4℃):26質量部
・イオン交換水:50質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液2の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体2を得た。
[疑似接着層形成液2の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスB(商品名:PA-8076、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:47質量%、ガラス転移温度:-4℃):26質量部
・イオン交換水:50質量部
(実施例3)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液3の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体3を得た。
[疑似接着層形成液3の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:47質量%、ガラス転移温度:12℃):25質量部
・イオン交換水:51質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液3の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体3を得た。
[疑似接着層形成液3の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:47質量%、ガラス転移温度:12℃):25質量部
・イオン交換水:51質量部
(実施例4)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液4の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体4を得た。
[疑似接着層形成液4の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):15質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):31質量部
・イオン交換水:54質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液4の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体4を得た。
[疑似接着層形成液4の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):15質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):31質量部
・イオン交換水:54質量部
(実施例5)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液5の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体5を得た。
[疑似接着層形成液5の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):30質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):21質量部
・イオン交換水:49質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液5の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体5を得た。
[疑似接着層形成液5の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):30質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):21質量部
・イオン交換水:49質量部
(実施例6)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液6の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体6を得た。
[疑似接着層形成液6の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・アクリル樹脂エマルジョンA(ジョンクリル390、BASF社製、固形分濃度:46質量%、ガラス転移温度:-5℃):26質量部
・イオン交換水:50質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液6の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体6を得た。
[疑似接着層形成液6の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・アクリル樹脂エマルジョンA(ジョンクリル390、BASF社製、固形分濃度:46質量%、ガラス転移温度:-5℃):26質量部
・イオン交換水:50質量部
(実施例7)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液7の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体7を得た。
[疑似接着層形成液7の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・アクリル樹脂エマルジョンB(ジョンクリル775、BASF社製、固形分濃度:45質量%、ガラス転移温度=37℃):27質量部
・イオン交換水:49質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液7の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体7を得た。
[疑似接着層形成液7の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・アクリル樹脂エマルジョンB(ジョンクリル775、BASF社製、固形分濃度:45質量%、ガラス転移温度=37℃):27質量部
・イオン交換水:49質量部
(実施例8)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液8の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体8を得た。
[疑似接着層形成液8の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・ウレタン樹脂エマルジョン(Neo Rez R-600、DSM Neo Resins社製、固形分濃度:33質量%、ガラス転移温度:-4℃):36質量部
・イオン交換水:39質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液8の組成に代えた以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体8を得た。
[疑似接着層形成液8の組成]
・中空フィラーA(商品名:マツモトマイクロスフェアーR500、松本油脂製薬株式会社製、中空率:90%、発泡済み、固形分濃度:33質量%、体積平均粒子径:4.5μm):24質量部
・ウレタン樹脂エマルジョン(Neo Rez R-600、DSM Neo Resins社製、固形分濃度:33質量%、ガラス転移温度:-4℃):36質量部
・イオン交換水:39質量部
(実施例9)
実施例3において、第二の基材としての上質紙を坪量79g/m2のコート紙(オーロラコート、日本製紙株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体9を得た。
実施例3において、第二の基材としての上質紙を坪量79g/m2のコート紙(オーロラコート、日本製紙株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体9を得た。
(実施例10)
実施例3において、第二の基材としての上質紙を坪量60g/m2のクラフト紙(日本製紙株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体10を得た。
実施例3において、第二の基材としての上質紙を坪量60g/m2のクラフト紙(日本製紙株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体10を得た。
(実施例11)
実施例3において、第二の基材としての上質紙を透明グラシン紙(グラファン、王子エフテックス株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体11を得た。
実施例3において、第二の基材としての上質紙を透明グラシン紙(グラファン、王子エフテックス株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体11を得た。
(実施例12)
実施例3において、第二の基材としての上質紙を合成紙(SGS80、ユポコーポレーション社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体12を得た。
実施例3において、第二の基材としての上質紙を合成紙(SGS80、ユポコーポレーション社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体12を得た。
(実施例13)
実施例3において、第二の基材としての上質紙を透明PET(ルミラー #50-S10、東レ株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体13を得た。
実施例3において、第二の基材としての上質紙を透明PET(ルミラー #50-S10、東レ株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体13を得た。
(実施例14)
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液9の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体14を得た。
[疑似接着層形成液9の組成]
・中空フィラーB(商品名:エクスパンセル461WE20、日本フィライト株式会社製、中空率:96%、固形分濃度:15質量%、体積平均粒子径:20μm):33質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):45質量部
・イオン交換水:21質量部
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液9の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体14を得た。
[疑似接着層形成液9の組成]
・中空フィラーB(商品名:エクスパンセル461WE20、日本フィライト株式会社製、中空率:96%、固形分濃度:15質量%、体積平均粒子径:20μm):33質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):45質量部
・イオン交換水:21質量部
(実施例15)
下記の組成を混合し、撹拌して疑似接着層形成液10を調製した。
[疑似接着層形成液10の組成]
・中空フィラーB(商品名:マツモトマイクロスフィアF-30、松本油脂製薬株式会社製、未発泡、発泡前の体積平均粒子径:14μm、平均膨張率:70倍、中空率:98%(加熱発泡後)):8質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):25質量部
・イオン交換水:67質量部
下記の組成を混合し、撹拌して疑似接着層形成液10を調製した。
[疑似接着層形成液10の組成]
・中空フィラーB(商品名:マツモトマイクロスフィアF-30、松本油脂製薬株式会社製、未発泡、発泡前の体積平均粒子径:14μm、平均膨張率:70倍、中空率:98%(加熱発泡後)):8質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):25質量部
・イオン交換水:67質量部
次に、第一の基材としての坪量64g/m2の上質紙(DSL、日本製紙株式会社製)表面に、乾燥付着量が3.0g/m2になるように疑似接着層形成液10を塗布及び乾燥させた。その後、その塗布面を110℃に加熱した回転ドライヤーの表面に接触させて加熱発泡させ、更に平滑度が2,000秒になるようにキャレンダー処理して、第二の基材としての坪量64g/m2の上質紙(DSL、日本製紙株式会社製)を載せた後、ニップロールにより圧力30MPaで貼り合わせ、疑似接着媒体15を得た。
(実施例16)
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液11の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体16を得た。
[疑似接着層形成液11の組成]
・中空フィラーC(商品名:ローペイクHP-1055、ダウ社製、中空率:55%、重合型、固形分濃度:27質量%、体積平均粒子径:1.0μm):56質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):10質量部
・イオン交換水:34質量部
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液11の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体16を得た。
[疑似接着層形成液11の組成]
・中空フィラーC(商品名:ローペイクHP-1055、ダウ社製、中空率:55%、重合型、固形分濃度:27質量%、体積平均粒子径:1.0μm):56質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):10質量部
・イオン交換水:34質量部
(実施例17)
実施例5において、第二の基材として坪量64g/m2の上質紙(DSL、日本製紙株式会社製)表面に、乾燥付着量が1.5g/m2になるように上記疑似接着層形成液5を塗布及び乾燥したものに変更した以外は、実施例5と同様にして、疑似接着媒体17を得た。
実施例5において、第二の基材として坪量64g/m2の上質紙(DSL、日本製紙株式会社製)表面に、乾燥付着量が1.5g/m2になるように上記疑似接着層形成液5を塗布及び乾燥したものに変更した以外は、実施例5と同様にして、疑似接着媒体17を得た。
(実施例18)
実施例17において、貼り合わせ時の圧力を15MPaに変更した以外は、実施例17と同様にして、疑似接着媒体18を得た。
実施例17において、貼り合わせ時の圧力を15MPaに変更した以外は、実施例17と同様にして、疑似接着媒体18を得た。
(実施例19)
実施例3において、貼り合わせ時の圧力を40MPaに変更した以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体19を得た。
実施例3において、貼り合わせ時の圧力を40MPaに変更した以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体19を得た。
(実施例20)
実施例3において、貼り合わせ時の圧力を100MPaに変更した以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体20を得た。
実施例3において、貼り合わせ時の圧力を100MPaに変更した以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体20を得た。
(実施例21)
実施例3において、貼り合わせ時の圧力を20MPaに変更した以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体21を得た。
実施例3において、貼り合わせ時の圧力を20MPaに変更した以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体21を得た。
(比較例1)
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液12の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体22を得た。
[疑似接着層形成液12の組成]
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):90質量部
・イオン交換水:10質量部
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液12の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体22を得た。
[疑似接着層形成液12の組成]
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):90質量部
・イオン交換水:10質量部
(比較例2)
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液13の組成に代え、乾燥付着量を10g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体23を得た。
[疑似接着層形成液13の組成]
・メタクリル酸メチルを25%グラフト化した変性天然ゴムラテックス(商品名:コアテックスMG25、ムサシノケミカル社製、固形分濃度:50質量%):35質量部
・小麦澱粉の20質量%水溶液:18部、
・シリカ(商品名:ニップシールE220A、東ソー・シリカ社製):9質量部
・イオン交換水:38質量部
実施例1において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液13の組成に代え、乾燥付着量を10g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にして、疑似接着媒体23を得た。
[疑似接着層形成液13の組成]
・メタクリル酸メチルを25%グラフト化した変性天然ゴムラテックス(商品名:コアテックスMG25、ムサシノケミカル社製、固形分濃度:50質量%):35質量部
・小麦澱粉の20質量%水溶液:18部、
・シリカ(商品名:ニップシールE220A、東ソー・シリカ社製):9質量部
・イオン交換水:38質量部
(比較例3)
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液14の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体24を得た。
[疑似接着層形成液14の組成]
・中実粒子(スチレン-アクリル共重合体、商品名:アルマテックス SPMM-47BF、三井化学株式会社製、固形分濃度:47質量%、中空率:0%、体積平均粒子径:1μm):36質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):6質量部
・イオン交換水:58質量部
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液14の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体24を得た。
[疑似接着層形成液14の組成]
・中実粒子(スチレン-アクリル共重合体、商品名:アルマテックス SPMM-47BF、三井化学株式会社製、固形分濃度:47質量%、中空率:0%、体積平均粒子径:1μm):36質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):6質量部
・イオン交換水:58質量部
(比較例4)
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液15の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体25を得た。
[疑似接着層形成液15の組成]
・中実粒子(カオリン、商品名:APS 179、BASF社製、中空率:0%、体積平均粒子径:2μm):17質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):6質量部
・イオン交換水:77質量部
実施例3において、疑似接着層形成液1の組成を下記の疑似接着層形成液15の組成に代えた以外は、実施例3と同様にして、疑似接着媒体25を得た。
[疑似接着層形成液15の組成]
・中実粒子(カオリン、商品名:APS 179、BASF社製、中空率:0%、体積平均粒子径:2μm):17質量部
・スチレン-ブタジエン共重合ラテックスC(商品名:LX-407ST、日本エイアンドエル株式会社製、固形分濃度:48質量%、ガラス転移温度:12℃):6質量部
・イオン交換水:77質量部
次に、実施例1~21及び比較例1~4の疑似接着媒体の第一の基材、第二の基材、及び疑似接着層の内容について、表1及び表2に示した。
次に、作製した施例1~21及び比較例1~4の疑似接着媒体について、以下のようにして、疑似接着力を測定した。結果を表2に示した。
<疑似接着力の測定>
作製したサンプルを40m幅×20cmでカットし、第二の基材の裏面を動かないように両面テープで固定した後、第一の基材のみを180度の方向に300mm/分の速度で剥がし、その時の接着力をフォースゲージ(MODEL DPS-5、IMADA社製)を用いて測定した。
[評価基準]
A:疑似接着力が100mN/40mm以上500mN/40mm以下
B:疑似接着力が50mN/40mm以上99mN/40mm以下、或いは
疑似接着力が501mN/40mm以上800mN/40mm以下
C:疑似接着力が801mN/40mm以上
D:疑似接着力が上記以外(くっつかない)
作製したサンプルを40m幅×20cmでカットし、第二の基材の裏面を動かないように両面テープで固定した後、第一の基材のみを180度の方向に300mm/分の速度で剥がし、その時の接着力をフォースゲージ(MODEL DPS-5、IMADA社製)を用いて測定した。
[評価基準]
A:疑似接着力が100mN/40mm以上500mN/40mm以下
B:疑似接着力が50mN/40mm以上99mN/40mm以下、或いは
疑似接着力が501mN/40mm以上800mN/40mm以下
C:疑似接着力が801mN/40mm以上
D:疑似接着力が上記以外(くっつかない)
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> 第一の基材と、第二の基材と、前記第一の基材と前記第二の基材の間に疑似接着層と、を有し、
前記疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有することを特徴とする疑似接着媒体である。
<2> 前記ポリマーが水溶性ポリマー及び水分散性ポリマーの少なくともいずれかである、前記<1>に記載の疑似接着媒体である。
<3> 前記ポリマーのガラス転移温度Tgが-15℃以上である、前記<1>から<2>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<4> 前記中空フィラーの中空率が80%以上である、前記<1>から<3>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<5> 前記中空フィラーの体積平均粒子径が10μm以下である、前記<1>から<4>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<6> 前記中空フィラーの含有量が前記ポリマー1質量部に対して1質量部以下である、前記<1>から<5>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<7> 前記疑似接着層による前記第一の基材と前記第二の基材との疑似接着力が、50mN/40mm以上800mN/40mm以下である、前記<1>から<6>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<8> 前記第一の基材及び前記第二の基材の少なくともいずれかの表面に、ロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層を有する、前記<1>から<7>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<9> 前記第一の基材及び前記第二の基材の少なくともいずれかの表面に、粘着剤層を有し、該粘着剤層上に剥離紙を有する、前記<1>から<7>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<10> 第一の基材及び第二の基材の少なくともいずれかに、ポリマー及び中空フィラーを含有する疑似接着層を形成する工程と、
前記疑似接着層を介して、前記第一の基材と前記第二の基材とを加圧することにより貼り合わせる工程と、
を含むことを特徴とする疑似接着媒体の製造方法である。
<11> 貼り合わせ時の加圧が15MPa以上100MPa以下である、前記<10>に記載の疑似接着媒体の製造方法である。
<1> 第一の基材と、第二の基材と、前記第一の基材と前記第二の基材の間に疑似接着層と、を有し、
前記疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有することを特徴とする疑似接着媒体である。
<2> 前記ポリマーが水溶性ポリマー及び水分散性ポリマーの少なくともいずれかである、前記<1>に記載の疑似接着媒体である。
<3> 前記ポリマーのガラス転移温度Tgが-15℃以上である、前記<1>から<2>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<4> 前記中空フィラーの中空率が80%以上である、前記<1>から<3>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<5> 前記中空フィラーの体積平均粒子径が10μm以下である、前記<1>から<4>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<6> 前記中空フィラーの含有量が前記ポリマー1質量部に対して1質量部以下である、前記<1>から<5>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<7> 前記疑似接着層による前記第一の基材と前記第二の基材との疑似接着力が、50mN/40mm以上800mN/40mm以下である、前記<1>から<6>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<8> 前記第一の基材及び前記第二の基材の少なくともいずれかの表面に、ロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層を有する、前記<1>から<7>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<9> 前記第一の基材及び前記第二の基材の少なくともいずれかの表面に、粘着剤層を有し、該粘着剤層上に剥離紙を有する、前記<1>から<7>のいずれかに記載の疑似接着媒体である。
<10> 第一の基材及び第二の基材の少なくともいずれかに、ポリマー及び中空フィラーを含有する疑似接着層を形成する工程と、
前記疑似接着層を介して、前記第一の基材と前記第二の基材とを加圧することにより貼り合わせる工程と、
を含むことを特徴とする疑似接着媒体の製造方法である。
<11> 貼り合わせ時の加圧が15MPa以上100MPa以下である、前記<10>に記載の疑似接着媒体の製造方法である。
前記<1>から<9>のいずれかに記載の疑似接着媒体、及び前記<10>から<11>のいずれかに記載の疑似接着媒体の製造方法によると、従来における諸問題を解決し、本発明の目的を達成することができる。
1 第一の基材
2 第二の基材
3 疑似接着層
4 感熱記録層
5 粘着剤層
6 剥離紙
10、20、30 疑似接着媒体
2 第二の基材
3 疑似接着層
4 感熱記録層
5 粘着剤層
6 剥離紙
10、20、30 疑似接着媒体
Claims (10)
- 第一の基材と、第二の基材と、前記第一の基材と前記第二の基材の間に疑似接着層と、を有し、
前記疑似接着層がポリマー及び中空フィラーを含有することを特徴とする疑似接着媒体。 - 前記ポリマーのガラス転移温度Tgが-15℃以上である、請求項1に記載の疑似接着媒体。
- 前記中空フィラーの中空率が80%以上である、請求項1から2のいずれかに記載の疑似接着媒体。
- 前記中空フィラーの体積平均粒子径が10μm以下である、請求項1から3のいずれかに記載の疑似接着媒体。
- 前記中空フィラーの含有量が前記ポリマー1質量部に対して1質量部以下である、請求項1から4のいずれかに記載の疑似接着媒体。
- 前記疑似接着層による前記第一の基材と前記第二の基材との疑似接着力が、50mN/40mm以上800mN/40mm以下である、請求項1から5のいずれかに記載の疑似接着媒体。
- 前記第一の基材及び前記第二の基材の少なくともいずれかの表面に、ロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層を有する、請求項1から6のいずれかに記載の疑似接着媒体。
- 前記第一の基材及び前記第二の基材の少なくともいずれかの表面に、粘着剤層を有し、該粘着剤層上に剥離紙を有する、請求項1から6のいずれかに記載の疑似接着媒体。
- 第一の基材及び第二の基材の少なくともいずれかに、ポリマー及び中空フィラーを含有する疑似接着層を形成する工程と、
前記疑似接着層を介して、前記第一の基材と前記第二の基材とを加圧することにより貼り合わせる工程と、
を含むことを特徴とする疑似接着媒体の製造方法。 - 貼り合わせ時の加圧が15MPa以上100MPa以下である、請求項9に記載の疑似接着媒体の製造方法。
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