JP2005086611A - D級信号増幅回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 D級電力増幅回路において、簡易かつ安価な構成によって、電源電圧の変動による影響を抑制することにある。
【解決手段】 入力信号に補正係数を乗算する乗算回路と、乗算回路の出力信号をデルタシグマ変調する第1の変調回路と、電源電圧VDDが供給されかつ第1の変調回路の出力信号を増幅するD級アンプと、電源電圧VDDから電源電圧VDD/2を生成する電圧変換回路と、D級アンプから出力された出力信号に基づいてVDD/2のレベルに変換された信号が入力される第1のローパスフィルタと、VDD/2が供給されかつ入力信号に基づいて参照信号を生成する参照信号生成回路と、参照信号が入力される第2のローパスフィルタと、第1及び第2のローパスフィルタから出力された信号のレベルを比較する第1の比較回路と、比較結果に基づいて補正係数を所定変化幅ずつ増減させる係数制御回路とを備えたD級信号増幅回路。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオ再生信号等の入力信号を電力増幅するD級信号増幅回路に関する。
従来のオーディオ信号再生装置は、例えば、D/A変換回路としてのデルタシグマ変調回路と、CMOSインバータから構成されるD級アンプとを備えており、このようなオーディオ信号再生装置では、多ビットのデジタル信号である入力信号(元信号)をデルタシグマ変調回路によって1ビットのアナログ信号に変換し、このアナログ信号をD級アンプで増幅してスピーカ等を駆動する。
AB級アンプ等のパワーアンプではオペアンプを使用しているため電源電圧変動をかなり除去できるが、CMOSインバータで構成されるD級アンプでは電源電圧を直接出力側に転送するため、電源電圧の変動を全く除去できない。従って、良好な音質を実現するためにはD級アンプの電源電圧に極めて高い精度が要求され、このような電源電圧を実現するためには大型のキャパシタやインダクタが必要となり、回路面積の低減及びコストダウンの妨げになっている。
省スペースで電源電圧変動の影響を低減する構成を備えたD級アンプが例えば特許文献1に記載されている。このD級アンプでは、出力信号に含まれるノイズの絶対値を検出し、この絶対値に基づいてデジタルの補正信号を演算し、この補正信号を入力信号に乗算することにより、電源電圧の変動による影響を抑制している。
特開2002−536903号公報(第11−25頁、第2−12図)
しかし、特許文献1に記載のD級アンプでは、出力信号に含まれるノイズの絶対値からデジタルの補正信号を演算しているが、このような演算を行うには複雑な演算が必要であり、アナログ信号からデジタルの補正信号を生成するためにアナログ・デジタル変換器(ADC)等を必要とするため、回路構成も複雑化し、コストアップの虞がある。
本発明は、D級信号増幅回路において、簡易かつ安価な構成によって、電源電圧の変動による影響を抑制することにある。
本発明に係るD級信号増幅回路は、第1の電源電圧が供給され、入力ノードに入力された入力信号を増幅して出力ノードに出力信号を出力するD級信号増幅回路であって、乗算回路と、第1の変調回路と、D級アンプと、電圧変換回路と、第1のローパスフィルタと、参照信号生成回路と、第2のローパスフィルタと、第1の比較回路と、係数制御回路とを備えている。
乗算回路は、入力信号に補正係数を乗算する。第1の変調回路は、乗算回路の出力信号をデルタシグマ変調する。D級アンプは、第1の電源電圧が供給され、第1の変調回路の出力信号を増幅して出力ノードに出力信号を出力する。電圧変換回路は、第1の電源電圧よりも低く一定のレベルに保持された第2の電源電圧を第1の電源電圧から生成する。第1のローパスフィルタは、D級アンプから出力された出力信号に基づいて第2の電源電圧のレベルに変換された信号が入力される。参照信号生成回路は、第2の電源電圧が供給され、入力信号に基づいて、第1のローパスフィルタから出力された信号と比較するための参照信号を生成する。第2のローパスフィルタは、参照信号が入力される。第1の比較回路は、第1のローパスフィルタから出力された信号のレベルと第2のローパスフィルタから出力された信号のレベルとを比較する。係数制御回路は、第1の比較回路の比較結果に基づいて、乗算回路により乗算される補正係数を所定変化幅ずつ増減させる。
本発明に係るD級信号増幅回路では、D級アンプへの供給電圧である第1の電源電圧から、第1の電源電圧よりも低く一定のレベルに保持された、即ち第1の電源電圧の変動の影響を受けにくい第2の電源電圧を生成する。そして、D級アンプの出力信号を第2の電源電圧のレベルに変換した信号と、第2の電源電圧が供給された参照信号生成回路により入力信号から生成した参照信号とを、それぞれ第1及び第2のローパスフィルタを通過させた後に比較し、その比較結果に基づいて補正係数を増減させる。
具体的には、第1の電源電圧が減少した場合には、D級アンプの出力信号を第2の電源電圧のレベルに変換した信号のレベルが参照信号のレベルよりも小さくなるので、補正係数を増加させ、逆に第1の電源電圧が増加した場合には補正係数を減少させる。即ち、第1の電源電圧の変動により影響を受けるD級アンプの出力信号に基づく信号と、第1の電源電圧の変動により影響を受けにくい参照信号との比較結果をフィードバックし、入力信号に乗ずる補正係数を所定変化幅ずつ増減するという簡易な制御、即ち簡易な構成によって、D級アンプの供給電源電圧の変動による影響を抑制できる。
本発明によれば、D級信号増幅回路において、出力信号と参照信号との比較結果をフィードバックし、入力信号に乗ずる補正係数を所定変化幅ずつ増減するという簡易な制御、即ち簡易な構成によって、供給電源電圧の変動による影響を抑制できる。
(1)第1実施形態
〔構成〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図である。このD級信号増幅回路は、供給電源電圧の変動をフィードバック補正する機能を備えており、ここでは、オーディオ信号再生装置の出力に用いられ、スピーカ等の音声再生装置を駆動するD級信号増幅回路を例に挙げて説明する。
図1において、入力ノードに入力される入力信号としての元信号は多ビットのデジタルオーディオ信号(例えば16ビット)である。乗算回路1は、元信号を補正係数a倍することによってゲイン調整する回路である。第1のデルタシグマ変調回路としてのデルタシグマ変調回路2は、16ビットのデジタル信号である元信号を乗算回路1で補正係数a倍した信号をデルタシグマ変調し、1ビットのアナログ信号に変換する。デルタシグマ変調とは、入力信号から1サンプル前の出力信号を引き算し、その積分値を量子化することにより、低ビット(低分解能)でありながら高精度(高S/N比)のD/A変換を実現する方式である。これは、量子化による誤差を積分、即ちローパスフィルタを通してフィードバックすることによって、誤差の低周波成分ほど大きなフィードバックをかけ、量子化ノイズを高周波へ追いやってしまうという原理に基づくものであり、一般的にノイズシェーピングと呼ばれている。このような原理により、デルタシグマ変調回路2の出力信号は、入力信号と高周波域に偏った量子化ノイズを含んだものとなり、1ビットでありながら、これを低次のローパスフィルタを通すだけで高S/N比で入力信号を取り出すことができる。
D級アンプ3は、CMOSインバータ等からなるインバータ回路であり、第1の電源電圧VDDが供給されており、デルタシグマ変調回路2の出力信号である1ビットのアナログ信号をD級信号増幅し、出力信号を出力ノードに出力する。電源電圧変換回路としての内部コア用レギュレータ4は、例えばスイッチング回路から構成されるDC/DCコンバータであり、第1の電源電圧よりも低く保持された第2の電源電圧VDD/2(レギュレータ電圧)を、第1の電源電圧VDDからを生成する。レギュレータ電圧VDD/2は、電源電圧VDDよりも低くかつ電源電圧VDDの変動に連動しない安定した電圧である。なお、ここでは、レギュレータ電圧を電源電圧VDDの二分の一であるVDD/2とするが、電源電圧VDDの変動による最小値よりも低い電圧であればVDD/2に限られない。内部コア用レギュレータ4は、微細加工プロセスを使用した単一電源入力使用のLSIを作成する場合には、内部コア電源用として必ず用意されているものであり、本実施形態ではこの内部コア電源用のレギュレータを用いる。
Refeence用デルタシグマ変調回路7は、元信号をデルタシグマ変調するデルタ変調回路である。このデルタシグマ変調回路7は、デルタシグマ変調回路2と同様の構成であり、デルタシグマ変調回路2とは別途設けられている。内部バッファ回路8は、D級アンプ3と同様の回路構成であり、レギュレータ電圧VDD/2が供給され、デルタシグマ変調回路7の出力信号を変換して参照信号を生成する。即ち、元信号そのものをデルタシグマ変調した1ビットのアナログ信号を、電源電圧VDDの変動の影響を受けにくいレギュレータ電圧VDD/2が供給されたバッファ回路8で変換することによって、電源電圧VDDの変動に影響されず、かつ、D級アンプ3の出力信号に比例する参照信号を生成する。乗算回路5は、D級アンプ3の出力である出力信号に基づいて、レギュレータ電圧VDD/2のレベルに変換した信号を出力する。具体的には、出力信号を1/2に分圧する。第1のローパスフィルタとしてのローパスフィルタLPF6は、分圧後の出力信号が入力され、この分圧後の出力信号から不要な高周波成分を取り除き、純粋な信号成分を取り出す。第2のローパスフィルタとしてのローパスフィルタ9は、参照信号が入力され、この参照信号から不要な高周波成分を取り除き、純粋な信号成分を取り出す。ここで、デルタシグマ変調回路7及びバッファ回路8は、元信号に基づいて、ローパスフィルタ6の出力信号と比較するための参照信号を生成する参照信号生成回路を構成している。また、デルタシグマ変調回路7が第2の変調回路に対応している。
コンパレータ10は、ローパスフィルタLPF6及び9で不要な高周波成分を取り除かれた分圧後の出力信号と参照信号の波形レベルを比較し、分圧後の出力信号が参照信号よりも大きい場合にはLowを出力し、分圧後の出力信号が参照信号よりも小さい場合にはHighを出力する。係数制御回路11は、元信号の波形レベルが中心よりも高いか低いかを判定し、その判定結果とコンパレータ10の出力とに基づいて、乗算回路1の補正係数aを一定の変化幅Δaで増加または減少させる。
〔動作〕
以下、上述したD級信号増幅回路における電源電圧変動のフィードバック補正制御について説明する。電源電圧VDDが供給されたD級アンプ3において増幅された出力信号は、スピーカ等に出力されるとともに、乗算回路5で1/2に分圧後、LPF6で不要な高周波成分が取り除かれてコンパレータ10に入力される。一方、電源電圧VDDの変動の影響を受けにくいレギュレータ電圧VDD/2が供給されたバッファ回路8で変換された参照信号も、LPF9で高周波成分を取り除かれてコンパレータ10に入力される。コンパレータ10では、分圧後の出力信号と参照信号とを比較し、その比較結果に応じてLowまたはHighを出力する。
係数制御回路11は、分圧後の出力信号(以下、単に出力信号と称す)の振幅が参照信号の振幅よりも大きい場合には、補正係数aを一定変化幅Δaだけ減少させ、逆に、出力信号の振幅が参照信号の振幅よりも小さい場合には、補正係数aを一定変化幅Δaだけ増加させる。出力信号と参照信号の振幅の比較は、元信号の波形レベルが中心より高いか低いかの判定と、コンパレータ10の出力、即ち出力信号と参照信号の波形レベルの大小の判定とに基づいて行う。
例えば、図3の曲線Iに示すように、コンパレータ10の出力がLowでありかつ元信号の波形レベルが中心より高い場合には、電源電圧VDDが高電圧側に変動した場合であり、出力信号の振幅が参照信号の振幅よりも大きくなっているので、補正係数aを一定変化幅Δaだけ減少させる。一方、図3の曲線IIに示すように、コンパレータ10の出力がLowでありかつ元信号の波形レベル中心より低い場合には、電源電圧VDDが低電圧側に変動した場合であり、波形レベルは出力信号が参照信号よりも大きいが、振幅は出力信号が参照信号よりも小さくなっているので、補正係数aを一定変化幅Δaだけ増加させる。
図3の曲線IIIに示すように、コンパレータ10の出力がHighでありかつ元信号の波形レベルが中心より高い場合には、電源電圧VDDが低電圧側に変動した場合であり、出力信号の振幅が参照信号の振幅よりも小さくなっているので、補正係数aを一定変化幅Δaだけ増加させる。一方、図3の曲線IVに示すように、コンパレータの出力がHighでありかつ元信号の波形レベルが中心より低い場合には、電源電圧VDDが高電圧側に変動した場合であり、波形レベルは出力信号が参照信号よりも小さいが、振幅は出力信号が参照信号よりも大きくなっているので、補正係数aを一定変化幅Δaだけ減少させる。
以上のように、補正係数aのフィードバック補正を所定のサンプリング周波数で実行することによって、出力信号と参照信号とが一致するように補正係数aが最適化され、これにより電源電圧VDDの変動による影響を抑制することができる。具体的には、電源電圧VDDがVDD+ΔVに変動した場合には、D級アンプ3において、出力信号の直流成分及び信号成分が、変動のない場合の(VDD+ΔV)/VDD倍に変動する。これに対して、上記のように元信号に乗算する補正係数aを出力信号の変動に応じてフィードバック補正すると、補正係数aはVDD/(VDD+ΔV)倍に最適化される。この結果、元信号は乗算回路1でVDD/(VDD+ΔV)倍され、D級アンプ3において電源電圧VDDの変動によって本来のゲインの(VDD+ΔV)/VDD倍されることにより、電源電圧VDDの変動がない場合の出力信号が得られる。
〔作用効果〕
本実施形態では、出力信号(ローパスフィルタ6の出力信号)と参照信号(ローパスフィルタ9の出力信号)とを比較し、その比較結果に応じて元信号に乗算する補正係数aを一定変化幅Δaで増減させるフィードバック補正を行うことによって、電源電圧VDDの変動による影響を抑制する。従って、コンパレータ10の比較結果に応じて補正係数aを一定変化幅で増加または減少させるのみで、電源電圧VDDの変動による影響を抑制するように補正係数aを最適化することができるので、元信号に乗算するデジタル補正信号を演算する場合のように複雑な演算処理をする必要がなく、アナログ・デジタル変換器(ADC)等の構成を省略でき、簡易かつ安価な構成によって、電源電圧VDDの変動による影響を抑制ことができる。
また、既存の内部コア用レギュレータ4を使用して電源電圧VDDの変動の影響を受けにくいレギュレータ電圧VDD/2を生成するので、レギュレータを新たに設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。
なお、上記では参照信号生成用のデルタシグマ変調回路7を別途設けたが、図2に示すように、デルタシグマ変調回路7を設ける代わりにデルタシグマ変調回路2を時分割で使用して、D級アンプ3の入力信号生成と参照信号生成用とに共用しても良い。この場合、さらに回路構成を簡易にして省スペース化を図ることができる。
(2)第2実施形態
図4は、本発明の第2実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図である。第1実施形態と異なる点は、補正タイミング調整回路12が追加されている点である。
補正タイミング調整回路12は、1サンプル遅延回路13と、排他的論理和否定回路14と、カウンタ回路15とから構成されている。1サンプル遅延回路13は、1サンプル前の(前回の)コンパレータ10からの出力を保持する。1サンプル遅延回路13は、例えば、クロック入力が立ち下がるタイミングで出力を更新するDフリップフロップにより構成することができる。排他的論理和否定回路14は、1サンプル遅延回路13から入力される前回のコンパレータ10の出力と、今回のコンパレータ10の出力とを比較し、その比較の結果、両者が等しい場合にはHighを出力し、両者が異なる場合にはLowを出力する。カウンタ回路15は、排他的論理和否定回路14からの入力がHighの場合にカウントアップし、カウント値が第1所定回数n1になると、調整許可信号Highを出力するとともにカウント値をリセットする。例えば、第1所定回数n1=5とすると、コンパレータ10からの出力がHigh、High、High、High、High、Highと6サンプル連続した場合に、カウント値が第1所定回数n1=5となり、カウンタ回路15は調整許可信号Highを出力する。また、カウンタ回路15は、排他的論理和否定回路14からの入力がLowの場合、即ち連続する出力が互いに異なる場合にはカウント値を0にリセットし、再度1からカウントする。そして、係数制御回路11は、調整許可信号Highの入力があった場合のみ、コンパレータ10の出力に基づいて補正係数aを変更する。
本実施形態では、コンパレータ10から出力が連続して第1所定回数n1回等しい場合にのみ補正係数aを変更可能にすることにより、分圧後の出力信号と参照信号とがほぼ等しく補正を行う必要がない場合には係数aの変更を停止する。これは、分圧後の出力信号と参照信号とがほぼ等しく補正の必要がない場合にも、D級信号増幅回路周辺のシステムのノイズの影響でコンパレータ10の出力がばたつくことがあるが、このような場合にまでコンパレータ10の出力に応じて補正係数aを変更すると、補正係数aのフィードバック制御自体によってノイズを増大させる虞がある。そこで、コンパレータ10から出力が連続して第1所定回数n1回等しい場合にのみ補正係数aの変更を許可することにより、補正の必要のない場合には補正係数aの変更を停止し、補正によるノイズの増大を防止できる。
(3)第3実施形態
図5は、本発明の第3実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図である。本実施形態に係るD級信号増幅回路は、第2実施形態に係る補正タイミング調整回路12の代わりに補正タイミング調整回路16を備えている。第2実施形態では、コンパレータ10からの出力が連続して等しい回数をカウントし、連続して第1所定回数n1回等しい場合に調整許可信号Highを出力したが、本実施形態では、コンパレータ10からの連続する出力が互いに異なる回数をカウントし、連続して第2所定回数n2回互いに異なる場合に調整禁止信号Highを出力する。
補正タイミング調整回路16は、1サンプル遅延回路13と、排他的論理和回路17と、カウンタ回路18とを備えている。1サンプル遅延回路13は、1サンプル前の(前回の)コンパレータ10からの出力を保持する。排他的論理和回路17は、1サンプル前のコンパレータ10の出力と、今回のコンパレータ10の出力とを比較し、両者が一致していればLowを出力し、両者が異なっていればHighを出力する。カウンタ回路18は、Highが入力されるごとにカウント値を+1カウントアップし、カウント値が第2所定回数n2回になった場合に調整禁止信号Highを出力してカウント値をリセットする。
例えば、第2所定回数n2=5とすると、Low、High、Low、High、Low、Highと続いた場合にカウント値が第2所定回数n2=5となり、調整禁止信号Highを出力して、カウント値をリセットする。次に、カウント回路18は、コンパレータ10の出力に関係なく、通常のサンプリング周波数でカウント値を1からカウントアップし、カウント値が第3所定回数mになるまで調整禁止信号Highを出力しつづけ、この間、補正係数aの変更を禁止する。カウント値が第3所定回数mになると、カウント回路18は、調整許可信号をLowにリセットし、再び補正係数aの変更を開始するとともに、カウント値を0にリセットする。その後は、再びコンパレータ10の出力に基づいてカウント値を1からカウントアップする。
また、カウント回路18は、Lowが入力されるとカウント値を0にリセットし、再び1からカウントする。
本実施形態では、コンパレータ10の出力が連続して第2所定回数異なる値を出力するまでは、補正係数aの変更を実行するが、コンパレータ10の連続する出力が第2所定回数互いに異なる場合には、カウンタ回路18が調整禁止信号Highを出力し、この調整禁止信号Highによって、所定時間の間、補正係数aの変更を禁止し、所定時間の経過後、調整禁止信号をLowにリセットし、再び補正係数aの変更を開始する。
本実施形態によれば、第2実施形態の場合と同様に、分圧後の出力信号と参照信号とがほぼ等しい場合にまでも、不安定なコンパレータ10の出力に応じて補正係数aを変更して、サンプリング周波数ごとの補正係数aの規則的な変更によってサンプリング周波数の二分の一(1/2)のノイズが発生することを防止する。また、第2実施形態のように第1所定回数n1がカウントされるごとに即ち、実質的に本来のサンプリング周波数のn1分の1の周期で補正係数aをフィードバック制御する場合に比較すると、本実施形態では、調整禁止信号Highが出力されない限りは係数aの補正を行うので、第2実施形態のn1倍のサンプリング周波数で補正係数aのフィードバック制御を行うことができる。これにより、急激な電源電圧VDDの変動があった場合にも速やかに補正係数aを変更することができる。
(4)第4実施形態
図6は、本発明の第4実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図である。本実施形態に係るD級信号増幅回路は、第1実施形態に係る信号増幅回路において係数調整回路19を備えている。係数調整回路19は、1サンプル遅延回路13と、排他的論理和否定回路14と、カウンタ回路20と、加減算回路21と、係数値レジスタ回路22とを備えている。1サンプル遅延回路13及び排他的論理和否定回路14については第2実施形態と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
カウンタ回路20は、排他的論理和否定回路14の出力がHighの場合(コンパレータ10の出力が1サンプル前と今回とで等しい場合)には+1カウントアップし、排他的論理和否定回路14の出力がLowの場合(コンパレータ10の出力が1サンプル前と今回とで異なる場合)には−1カウントダウンする。なお、カウント値の最小値は1とする。カウンタ回路20のカウント値は係数aの変化幅Δに対応する。具体的には、カウント値が1、2、3、・・・の場合には変化幅Δ=Δa、2Δa、3Δa、・・・となる。
加減算回路21は、コンパレータ10の出力状態がHighの場合に、係数値レジスタ回路22のレジスタ値にカウンタ回路20のカウント値を加算し、コンパレータ10の出力状態がLowの場合に、係数値レジスタ回路22のレジスタ値からカウンタ回路20のカウント値を減算する。係数値レジスタ回路22は、1サンプル前のレジスタ値を係数制御回路11に出力すると共に、加減算回路21に出力し、加減算回路21からの出力をレジスタ値として格納する。係数制御回路11は、元信号の波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定結果と、コンパレータ10からの出力とに基づいて、係数値レジスタ回路22から出力される補正係数aを乗算回路1に設定する。
図7は、係数調整回路19による係数aの変更例である。ここでは、元信号の波形レベルが中心よりも高い場合を示している。同図に示すように、コンパレータ10の連続する出力が等しい場合には変化幅ΔをΔaずつ増加させ、コンパレータ10の連続する出力が互いに異なる場合には変化幅ΔをΔaずつ減少させる。そして、コンパレータ10の出力がHigh(出力信号の振幅が参照信号の振幅より小さい場合)には、カウント値nによって決まる変化幅nΔaだけ係数aを増加させ、コンパレータ10の出力がLow(出力信号の振幅が参照信号の振幅より大きい場合)には、カウント値によって決まる変化幅nΔaだけ係数aを減少させる。即ち、コンパレータ10の出力が連続して等しい場合には変化幅ΔをΔaずつ増加させて、補正係数aの変化幅Δを1サンプリングごとに調整することによって、電源電圧VDDの変動が急峻な場合であっても、変化幅Δを増加させることによって係数aを速やかに増加させ、出力信号を速やかに調整することができる。一方、コンパレータ10の出力が1サンプル前と異なる場合には補正係数aの変化幅ΔをΔaずつ減少させることにより、乗算回路1での補正係数aの変化幅を小さくし、VDDの変動が緩やかで微小な場合であっても、精度良く調整することができる。
補正係数aの変化幅Δが一定値Δaの場合、変化幅Δaが小さすぎると電源電圧VDDの変化幅が大きい場合に追従できず、一方、変化幅Δaが大きすぎると電源電圧VDDの変動幅が微小又は無い場合には補正によってかえってノイズを増大させる虞がある。これに対して、本実施形態のように、連続して出力信号が参照信号よりも大きい状態が続く場合や、出力信号が参照信号よりも小さい状態が続く場合には、変化幅Δを大きく設定することによって追従性を向上させ、逆に、出力信号と参照信号との大小関係が反転する場合には、電源電圧VDDの変動幅が微小又は無い場合であるので、変化幅Δを小さくすることによって補正によるノイズを防止することができる。
(5)第5実施形態
図8は、本発明の第5実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図である。本実施形態に係る信号増幅回路は、第1実施形態に係る信号増幅回路において、周波数発生回路としての乱数発生回路23及び周波数調整回路24が追加されている。乱数発生回路23は、周波数調整回路24からのデータ要求に応じてランダムな数値データ(乱数データ)を出力する。周波数調整回路24は、この乱数データに基づいて決まるランダムなタイミングで調整許可信号Highを出力する。そして、係数制御回路11は、ランダムなタイミングの調整許可信号に応じて補正係数aの変更を行う。
電源電圧VDDの変動がなく、出力信号と参照信号とが等しい場合等には、本来補正が必要ないが、このような場合にも、サンプリング周波数ごとの補正係数aの規則的な変更によって補正を行うと、サンプリング周波数の二分の一(1/2fs)のノイズが発生し易い。これに対して、本実施形態のように、調整許可信号Highをランダムに出力して、補正係数aを変更するタイミングである補正サンプリング周波数をランダムに変更することによって、補正サンプリング周波数に依存するノイズを広い周波数に分散させて低減できる。
(6)第6実施形態
図9は、第6実施形態に係る信号増幅回路の電気回路図である。本実施形態では、ランダムに調整許可信号を出力する代わりに、元信号をディザ処理する。ディザ加算器25は、元信号に微小なランダム信号(白色ノイズ)を加える。一般にデジタル処理において信号に白色ノイズを加えると、信号の周波数に依存性を持ち特定周波数に偏ってしまう量子化ノイズを広い周波数に分散させて白色化させることができる。ディザ加算器25によって元信号に白色ノイズを予め加えることによって、第5実施形態と同様に、補正サンプリング周波数に依存する量子化ノイズを広い周波数に分散させて白色化させることができる。
(7)第7実施形態
図10は、第7実施形態に係る信号増幅回路の電気回路図である。上記実施形態では、元信号の波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定をしたが、本実施形態では、レギュレータ電圧VDD/2を乗算回路27で二分の一に分圧した波形中心電圧VDD/4と、参照信号とを比較することによって、参照信号の波形レベルが中心よりも高いか低いか判定する。元信号は、デルタシグマ変調回路2及び7以降の回路、特にLPF6及び9で位相遅れが発生してしまうため、図11に示すように、元信号と参照信号とでは波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定が異なる場合がある。例えば、同図B点においては元信号の波形レベルが中心よりも低いが、同時刻のA点においては参照信号の波形レベルが中心よりも高くなっている。第1実施形態において述べたように、コンパレータ10の出力が同じでも、波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定に応じて補正係数aの増減の方向が異なるため、図11のB点とA点におけるように波形レベルが中心より高いか低いかの判定が異なると、補正係数aの増減方向が逆になり、電源電圧VDDによる影響を増幅してしまう虞がある。
そこで、本実施形態では、LPF9通過後の参照信号の波形レベルが中心よりも高いか低いか判定する。具体的には、コンパレータ26をコンパレータ10とは別途設け、コンパレータ26にLPF9を通った参照信号と波形中心電圧VDD/4とを入力し、コンパレータ26において参照信号の波形レベルが中心より高いか低いかを判定する。参照信号の波形レベルが中心よりも高い場合にはHighが出力され、参照信号の波形レベルが中心よりも低い場合にはLowが出力される。波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定を、参照信号と同位相で行うことにより、波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定が逆になることを防止し、補正によって逆にノイズを増大させることを防止できる。
なお、ここでは、コンパレータ10とは別途コンパレータ26を設けたが、図12に示すように、コンパレータ10を時分割で使用し、出力信号と参照信号の波形レベルの大小の比較と、波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定とに共用するようにしても良い。具体的には、コンパレータ10の負相入力端子にスイッチ28を接続し、スイッチ28によって負相入力を参照信号または波形中心電圧VDD/4に切り換える。出力信号と参照信号の波形レベルの大小を比較する場合にはスイッチ28の接点をaとし、波形レベルが中心より高いか低いかを判定する場合にはスイッチ28の接点をbとする切換を時分割処理によって行う。このようにすれば、コンパレータ26を別途設ける必要がなくなり、回路構成を簡易にすることができる。
(8)その他の実施形態
上記第1乃至第7実施形態に係る構成を2つ又は3つ以上適宜組み合わせれば、各実施形態で述べた作用効果を得ることができる。例えば、図13は、第1実施形態に係る構成に、第3実施形態に係る補正タイミング調整回路16と、第4実施形態に係る係数調整回路19と、第5実施形態に係る乱数発生回路23及び周波数調整回路24及び第7実施形態に係るコンパレータ26とを組み合わせた信号増幅回路である。この場合には、補正タイミング調整回路16によって出力信号と参照信号が近い場合の補正を禁止し、係数調整回路19によって電源電圧変動が大きい場合の追従性を高めると共に電源電圧変動が微小な場合には補正係数の変化幅を小さくすることによってノイズの発生を抑制することができる。また、乱数発生回路23及び周波数調整回路24によって補正サンプリング周波数に依存する量子化ノイズを低減することができる。さらに、コンパレータ26において参照信号の波形レベルが波形中心よりも高いか低いかの判定を行うことによって、元信号と出力信号(参照信号)との位相差のために判定結果が逆になることを防止できる。
第1実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図。 デルタシグマ変調回路を共用する場合のD級信号増幅回路の電気回路図。 波形レベルが中心より高いか低いかの判定と係数aの補正との関係を説明する説明図。 第2実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図。 第3実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図。 第4実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図。 補正係数aの変化幅Δの変更例。 第5実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図。 第6実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図。 第7実施形態に係るD級信号増幅回路の電気回路図。 元信号と参照信号との位相差を説明する説明図。 コンパレータを共用する場合のD級信号増幅回路の電気回路図。 各実施形態を組み合わせたD級信号増幅回路の電気回路図の例。
符号の説明
1、5、27 乗算回路
2、7 デルタシグマ変調回路
3 D級アンプ
4 内部コア用レギュレータ
6、9 ローパスフィルタ(LPF)
10 コンパレータ
11 係数制御回路
12、16 補正タイミング調整回路
13 1サンプル遅延回路
14 排他的論理和否定回路
15、18、20 カウンタ回路
17 排他的論理和回路
19 係数調整回路
21 加減算回路
22 係数値レジスタ
23 乱数発生回路
24 補正サンプリング周波数調整回路
25 ディザ加算回路
26 コンパレータ

Claims (13)

  1. 第1の電源電圧が供給され、入力ノードに入力された入力信号を増幅して出力ノードに出力信号を出力するD級信号増幅回路であって、
    前記入力信号に補正係数を乗算する乗算回路と、
    前記乗算回路の出力信号をデルタシグマ変調する第1の変調回路と、
    前記第1の電源電圧が供給され、前記第1の変調回路の出力信号を増幅して前記出力ノードに前記出力信号を出力するD級アンプと、
    前記第1の電源電圧よりも低く一定のレベルに保持された第2の電源電圧を前記第1の電源電圧から生成する電圧変換回路と、
    前記D級アンプから出力された前記出力信号に基づいて前記第2の電源電圧のレベルに変換された信号が入力される第1のローパスフィルタと、
    前記第2の電源電圧が供給され、かつ、前記入力信号に基づいて、前記第1のローパスフィルタから出力された信号と比較するための参照信号を生成する参照信号生成回路と、
    前記参照信号が入力される第2のローパスフィルタと、
    前記第1のローパスフィルタから出力された信号のレベルと前記第2のローパスフィルタから出力された信号のレベルとを比較する第1の比較回路と、
    前記第1の比較回路の比較結果に基づいて、前記乗算回路により乗算される前記補正係数を所定変化幅ずつ増減させる係数制御回路と、
    を備えたことを特徴とするD級信号増幅回路。
  2. 前記係数制御回路は、前記比較結果が異なる状態を繰り返す場合に前記補正係数の増減を制限する、請求項1に記載のD級信号増幅回路。
  3. 前記係数制御回路は、前記比較結果が第1所定回数連続して等しい場合には、前記補正係数の増減を実行する、請求項2に記載のD級信号増幅回路。
  4. 前記係数制御回路は、前記比較結果が第2所定回数連続して異なる場合には、前記補正係数の増減を禁止する、請求項2に記載のD級信号増幅回路。
  5. 前記係数制御回路は、前記比較結果が前回と今回とで等しい場合には前記補正係数の変化幅を増加させ、前記比較結果が前回と今回とで異なる場合には前記補正係数の変化幅を減少させる、請求項1から4のいずれかに記載のD級信号増幅回路。
  6. 前記比較結果が前回と今回とで等しい場合にはカウントアップし、前記比較結果が前回と今回とで異なる場合にはカウントダウンすることによって、前記補正係数の変化幅を決定する変化幅決定回路と、
    前記カウンタ回路の前回のカウント値を格納しており、前記比較結果に応じて、前記第2の電源電圧のレベルに変換後の出力信号が前記参照信号よりも小さい場合に前回のカウント値に今回のカウント値を加算し、前記第2の電源電圧のレベルに変換後の出力信号が前記参照信号よりも大きい場合に前回のカウント値から今回のカウント値を減算することによって、前記補正係数を決定する係数決定回路とをさらに備え、
    前記係数制御回路は、前記係数決定回路で決定した前記補正係数を前記乗算回路に設定する、請求項5に記載のD級信号増幅回路。
  7. ランダムな周波数を発生する周波数発生回路をさらに備え、
    前記係数制御回路は、前記ランダムな周波数のタイミングで前記補正係数を増減する、請求項1から6のいずれかに記載のD級信号増幅回路。
  8. 前記入力信号に白色ノイズを加算して前記参照信号生成回路に出力するディザ加算器をさらに備える、請求項1から7のいずれかに記載のD級信号増幅回路。
  9. 前記第1比較回路に、前記第2の電源電圧のレベルに変換された前記出力信号と、前記第2の電源電圧の二分の一である前記波形中心電圧とを時分割で選択的に入力する切換回路をさらに備え、
    前記第1比較回路は、前記切換回路からの入力と前記参照信号との入力を受け付け、前記第2の電源電圧のレベルに変換された前記出力信号と前記参照信号とを比較することによって前記比較結果を出力するとともに、前記波形中心電圧と前記参照信号とを比較することによって前記参照信号の波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定結果を出力し、
    前記係数制御回路は、前記比較結果と、前記波形レベルが中心よりも高いか低いかの判定結果とに基づいて前記補正係数を増減する、請求項1から8のいずれかに記載のD級信号増幅回路。
  10. 前記参照信号と前記第2の電源電圧の二分の一である前記波形中心電圧とを比較することによって、前記参照信号の波形レベルが中心よりも高いか低いかを判定する第2比較回路をさらに備え、
    前記係数制御回路は、前記第1比較回路での比較結果と、前記第2比較回路での判定結果とに基づいて前記補正係数を増減する、請求項1から8のいずれかに記載のD級信号増幅回路。
  11. 前記D級信号増幅回路は半導体集積回路に含まれており、
    前記電圧変換回路は前記半導体集積回路の内部コア用レギュレータである、請求項1から10のいずれかに記載のD級信号増幅回路。
  12. 前記参照信号生成回路は、
    前記入力ノードに入力された入力信号をデルタシグマ変調する第2の変調回路と、
    前記第2の電源電圧が供給され、前記第2の変調回路の出力信号を変換して前記第2のローパスフィルタに前記参照信号を出力するバッファ回路と、
    を有する請求項1から11のいずれかに記載のD級信号増幅回路。
  13. 前記第1及び第2の変調回路は、一体に形成されており、前記乗算回路の出力信号と前記入力ノードに入力された前記入力信号とを時分割で選択的に受け付け、前記乗算回路の出力信号をデルタシグマ変調して前記D級アンプに出力するとともに、前記入力ノードに入力された前記入力信号をデルタシグマ変調して前記バッファ回路に出力する、請求項1から12に記載のD級信号増幅回路。
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