JP2005084739A - 問い合わせシステム、問い合わせ方法、問い合わせサーバ並びにプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 質問者クライアントと問い合わせサーバとをネットワークで接続して、質問者クライアントからの問い合わせに対して問い合わせサーバが回答する問い合わせシステムは、質問者クライアントからの問い合わせを受信して、受信した問い合わせを分類して問合DBへ記録しておく。この問合DBに記憶された回答者の割当待ちの問合せに対して、複数の回答者の中から一番早く回答でき、且つ累積回答時間が少ない回答者へ割り当て、回答を依頼する。このとき、質問者への一次回答として定型回答と回答予定時期を送信する。回答者から回答があった場合には、この回答を質問者へ返信する。
【選択図】 図1
Description
そのため、問い合わせが直接担当者にメールされるのではなく、問い合わせ内容を全て記録するサーバを構築することにより、問い合わせの一括管理ができるようになっている。
これにより、顧客からの問い合わせに容易に対応できるようになり、かつコストを抑えることができるようになった。
これにより、クライアント側に対しての対応がより的確になり、しかも迅速に対応でき、質の高いサービスができる。
しかし、自動回答の場合は適切な回答が一度で得られる確証がなく、問い合わせに対して有用な回答が返ってこなければ、再度質問をすると言うように、質問を行なう顧客側の負荷が増大してしまう。
しかし、質問内容の偏りによって、その質問に対処できるスキルを持った回答者へ偏ったり、また、回答処理の早い優秀な回答者へ偏ったりして、一部の回答者の負荷が増大することが起こってしまう。
さらに、回答時間の早い回答者であって、しかも回答累積時間を平準化して回答者へ回答割当をすることによって、回答者の負荷を一定にするとともに、各質問者への回答をできるだけ早くすることができる。
<実施形態1>
図1は、本発明に係る実施形態1の問い合わせシステムの全体構成および機能構成を示すブロック図である。
同図において、実施形態1は、任意個数の質問者クライアント10、問い合わせセンタ20、通信ネットワーク30とから構成されている。
質問者は、この質問者クライアント10によって、電子メールやWebページを通じて、問い合わせ内容を問い合わせセンタ20へ送信し、問い合わせセンタ20より回答を受け取る。
問い合わせセンタ20からは、即答できる場合には、その回答内容が画面に表示されるが、即答できない場合には、いつごろ回答が得られるか目安や質問に関連する事例やQ&A等を示すURI(Uniform Resource Identifier)が返信される。
回答者クライアント250は、少なくとも電子メールの発信・受信を行うことができる端末装置である。この端末装置としては、演算装置、キーボードやポインティングデバイスのような入力装置、ディスプレイのような出力装置から構成されるパーソナルコンピュータやPDA等が対象となる。
回答者は、回答者クライアント250によって、質問者からの問い合わせを問い合わせサーバ200から電子メールとして受信し、その回答を電子メールで問い合わせサーバ200へ返信する。この電子メールには、質問者からの問い合わせ文あるいは問い合わせ文の存在するURIを含んでいる。電文がURIである場合には、回答者は問い合わせサーバ200に接続して問い合わせ内容を取得する。
すなわち、質問者からの問い合わせ順に付けられた問合番号に対して、質問者の固有情報(氏名、メールアドレス等)、質問内容、質問の分類コード、問い合わせ受付日、回答日、回答者に回答依頼したときの時刻(回答開始時刻)、回答終了したときに時刻(回答終了時刻)、回答者を特定するための回答者ID、回答内容、回答状態(回答済み、回答待ち、回答者割当待ち、解決済み)等を記録する。
すなわち、分類コードに対して、回答回数と回答時間の累積および平均処理時間を記憶する。
すなわち、回答者ごとに、回答者ID、回答者へ回答を依頼するときの電子メールアドレス、所定時間内の回答累積時間、回答者の担当する分野の分類コードのリスト等を記録する。この所定時間とは、1ヶ月または1週間等予め決めておき、この所定時間が終了するとクリアされる。
すなわち、回答者ごとに、回答者ID、標準勤務時間、始業時刻、終業時刻、全日休暇日、午前休暇日、午後休暇日等を記録する。
また、質問者からの送信がWebページからの入力である場合は、Webサーバを介して、質問者クライアント10からの問い合わせを受信する。
この分類テーブルには、図6に示すように、分類コードに対して、分類名とこの分類に属するキーワードのリストが記憶されている。
また、分類付けは、簡単に特定キーワードによって分類を対応付けるのではなく、複数語の組み合わせ、出現順番、特定の単語と製品名との組み合わせなどを抽出して、より細かい分類を行うことも可能である。
次に、回答時間DB211を参照して、これらの回答者が担当している回答処理にかかる時間の総計と、割当待ちの問い合わせに対する回答処理時間(分類コードごとに記録された平均回答時間から取り出す)を加算して、回答にかかる予想時間を算出する。いま、この予想時間をT1とする。
この抽出された回答者の累積時間に、(1)で計算した回答予想時間(T1)を加える。いま、この回答者の累積時間をT2とする。
このソート結果の1番目の回答者を今回の問い合わせに対する回答者として決定する。
この場合には、スケジュールDB213を参照して、1日に処理できる時間、休暇による回答作成ができない時間帯などを算出し、それらを加算して回答処理時間を算出する。したがって、この回答処理時間には、実際の処理時間と回答までの間の休暇や処理できない時間も含まれることになる。
このように、回答者のスケジュールを加味して割り当てることによって、回答者の不在による回答の遅延を防ぐことができる。
このときに回答処理時間20分の問い合わせを割り当てる場合、回答者B001は翌日の7月2日の1日中作業ができないので、作業が終了するのは7月3日の作業開始から290分後となるから、7月1日から数えると750+8×60+20=1250分後となる。
一方、回答者B002は今の手持ちの回答と割当予定の回答の処理が7月4日の午前休暇の前に終わるので、7月1日から数えて980+20=1000分後となるので、この問い合わせはB002に割り当てられることとなる。
また、回答者に対しては、回答者DB212を参照して、回答者の電子メールアドレスを取得して、このアドレスへ質問者からの問い合わせを転送する。この電子メールには、質問者からの問い合わせ文あるいは問い合わせ文の存在するURIを含んでいる。電文がURIである場合には、回答者は問い合わせサーバ200に接続して問い合わせ内容を取得する。
この定型回答には、問い合わせに対する回答や、回答の助けとなる情報、または情報を持つホームページなどへのリンクが含まれており、質問者からの問い合わせの分類コードをキーとして定型回答DB214を検索して定型回答を得る。
まず、回答者は自分に割り当てられた問い合わせを閲覧して、処理できない場合には、再割り当てを問い合わせサーバ200に任せるか、または、回答者DB212に管理された回答者情報およびスケジュールDB213に管理されている回答者のスケジュールを参照し、適切な回答者を指名して割当変更要求指示を送信する。
回答者変更手段205は、回答者の指名がない場合には、変更依頼を送信した回答者を除外して、割当手段202に回答者の再割り当てを行わせる。
または、回答者の指名があるときには、割当手段202はその指名された回答者に割り当てる。
割当が終了すると、回答依頼手段203を介して、再割当された回答者へ問い合わせ内容を送信する。
問合DB210を参照して、回答者からの回答に対応する質問者のメールアドレスを得て、その質問者クライアント10へメールサーバを介して電子メールで返信する。この電子メールの電文には、回答内容自身を含めることも、または、回答内容を問い合わせサーバ200内に格納しておき、この格納した回答内容を示すURIを含めることも、いずれであってもよい。
また、回答された問い合わせの分類コードの回答回数と回答処理の累積時間を集計し、平均処理時間を計算しなおし、回答時間DB211を更新する。
さらに、回答者の回答処理時間の累計時間に今回かかった回答時間を加算し、回答回数を1つ進めて、平均回答時間を算出して回答者DB212を更新する。
この定型回答の内容だけでは問題解決に至らない場合には、回答者からの回答を待つが、問題解決に至った場合には、質問者から問題解決通知を問い合わせサーバ200へ行なうようにして、回答者の回答負荷を軽減することができる。
この問題解決通知は、決まったメールアドレスへのメールの送信、定型回答文面に含まれるURIへのアクセスなどによって実現することができる。
問合中止手段206は、受信した問題解決通知に対応する問合番号の回答状態を「解決済み」に変更して問合DB210を更新して、この問い合わせを担当した回答者へ回答処理中止の通知を送信する。
また、この回答者の回答処理累積時間を回答開始時刻から今までに回答に使った時間(休暇等で処理できなかった時間は省いて)を累積し、回答者DB212を更新する。
質問者は質問者クライアント10から問い合わせ内容を入力して、問い合わせセンタ20(問い合わせサーバ200)へ送信する(ステップS1)。
問い合わせ内容は、電子メールとして作成される場合、または問い合わせサーバ200が提供するホームページ上の画面に対して、Webブラウザを使って入力される場合とがある。
ここで、問合受信手段201は、問い合わせ内のキーワードや製品名との組み合わせ等の複数語の組み合わせや出現順番等を加味して分類を行う。
次のようにして回答者を割り当てる。
現在回答待ちの問い合わせを抽出し、回答者ごとに割り当てられている回答待ちの問い合わせを処理するのに要する予想時間と、今回の問い合わせを処理するのに要する回答時間とを加算した回答終了時間を算出する。
回答者がすでに使った所定期間中の累積時間を先の回答終了時間に加算した総累積時間を算出する。
これらの結果を、回答終了時間を第1キーとし、総累積時間を第2キーとしてソートし、1番目の回答者を今回の問い合わせに対する回答者として選定する。
これにより、回答者ごとの処理時間が均一に割り当てられるようになる。
さらに、回答者のスケジュールを考慮することによって、回答者の不在による回答の遅延を防ぐことができる。
このとき、回答開始時刻と回答終了時刻とから、分類ごとの平均回答時間を計算しなおすとともに、各回答者の回答にかかった処理時間を累積して、回答者DB212を更新する。
上記の実施形態1では、回答処理に要する時間を同じ分類を担当する回答者全員の平均回答時間を用いていた。しかし、各回答者のスキルによって、回答時間は異なるはずである。
本実施形態2では、分類コードごとの平均回答時間を回答者ごとに分けて管理するようにした。
本実施形態2の機能構成は、実施形態1と同じであるから、ここでは相違点についてのみ説明する。
割当手段202は、回答待ちの問い合わせについての処理予定時間および今回の問い合わせの回答処理にかかる処理時間を、この回答時間DB211を参照して、回答者の分類コードごとの平均回答時間を得ることによって算出する。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の問い合わせシステムおよび問い合わせサーバを構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、このCD−ROMを装着して、これらのプログラムをマイクロプロセッサで実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されて実行された状態が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
あるいは、ネットワーク等の通信網を介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
20 問い合わせセンタ
30 通信ネットワーク
200 問い合わせサーバ
201 問合受信手段
202 割当手段
203 回答依頼手段
204 回答受信手段
205 回答者変更手段
206 問合中止手段
210 問合DB
211 回答時間DB
212 回答者DB
213 スケジュールDB
214 定型回答DB
250 回答者クライアント
260 通信ネットワーク
Claims (16)
- 質問者クライアントと問い合わせサーバとをネットワークで接続して、前記質問者クライアントからの問い合わせに対して前記問い合わせサーバが回答する問い合わせシステムにおいて、前記問い合わせサーバは、前記質問者クライアントからの問い合わせを受信し、受信した問い合わせを分類して問合DBへ記録する問合受信手段と、前記問合DBに記憶された回答者の割当待ちの問合せに対して、複数の回答者の中から一番早く回答できる回答者を割り当てる割当手段と、前記割当手段で割り当てられた回答者へ回答の依頼を送信する回答依頼手段と、回答者からの回答を受信して、質問者へ返信する回答受信手段を有することを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項1に記載の問い合わせシステムにおいて、前記質問者クライアントは、電子メール、またはWebブラウザで入力した問い合わせを前記問い合わせサーバへ送信することを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項1または2に記載の問い合わせシステムにおいて、前記割当手段は、問い合わせに対する回答時間を分類ごとの平均回答時間として記録する回答時間DBを参照して、前記問合DBで現在回答待ちになっている各回答者に割り当てられた問い合わせの回答予定時間と、新規の問い合わせに対する回答時間との合計回答時間を計算して、新規問い合わせが一番早く回答される回答者に割り当てることを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項3に記載の問い合わせシステムにおいて、前記回答時間DBは、問い合わせ分類ごとの平均回答時間を記憶し、前記割当手段は、回答時間を計算するときに、割り当てられた問い合わせの分類に応じた平均回答時間を用いて計算することを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項3に記載の問い合わせシステムにおいて、前記回答時間DBは、回答者ごとに、問い合わせ分類に対する平均回答時間を記憶し、前記割当手段は、回答時間を計算するときに、割り当てられた問い合わせの回答者ごとの分類に応じた平均回答時間を用いて計算することを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の問い合わせシステムにおいて、前記割当手段は、回答者のスケジュールを加味して問い合わせが一番早く回答されるような回答者へ割り当てることを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の問い合わせシステムにおいて、回答者から担当変更要求を受信して、前記割当手段によって回答者の割当を変更する回答者変更手段を有することを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項7に記載の問い合わせシステムにおいて、前記回答者変更手段は、一度割り当てられた回答者が代替回答者を指名せずに変更要求を行った場合には、前記割当手段で変更要求を送信した回答者以外で再度割り当てさせるようにしたことを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項7に記載の問い合わせシステムにおいて、前記回答者変更手段は、一度割り当てられた回答者が代替回答者を指名して変更要求を行った場合には、前記割当手段で該代替回答者を新しい回答者として割り当てさせるようにしたことを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項1乃至9に記載の問い合わせシステムにおいて、前記回答依頼手段は、質問者へ一次回答を送信する場合、前記割当手段で算出した回答予定時間を送信することを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項10に記載の問い合わせシステムにおいて、前記回答依頼手段は、質問者へ一次回答するとき、問い合わせの分類に応じた定型回答を添付して送信することを特徴とする問い合わせシステム。
- 請求項11に記載の問い合わせシステムにおいて、質問者から一次回答で問題が解決済みという通知を受信したときに、通知を受けた問い合わせを解決済みとして、回答待ちから除く問合中止手段を有することを特徴とする問い合わせシステム。
- ネットワークで接続した質問者クライアントから問い合わせサーバに問い合わせを行って回答を得る問い合わせ方法において、前記質問者クライアントからの問い合わせを受信して、受信した問い合わせを分類して問合DBへ記録する問合受信ステップと、前記問合DBに記憶された回答者の割当待ちの問合せに対して、複数の回答者の中から一番早く回答できる回答者を割り当てる割当ステップと、前記割当ステップで割り当てられた回答者へ回答の依頼を送信する回答依頼ステップと、回答者からの回答を受信して、質問者へ返信する回答受信ステップを有することを特徴とする問い合わせ方法。
- ネットワークで接続した質問者クライアントからの問い合わせに対して回答を行う問い合わせサーバにおいて、前記質問者クライアントからの問い合わせを受信して、受信した問い合わせを分類して問合DBへ記録する問合受信手段と、前記問合DBに記憶された回答者の割当待ちの問合せに対して、複数の回答者の中から一番早く回答できる回答者を割り当てる割当手段と、前記割当手段で割り当てられた回答者へ回答の依頼を送信する回答依頼手段と、回答者からの回答を受信して、質問者へ返信する回答受信手段を有することを特徴とする問い合わせサーバ。
- コンピュータに、請求項1乃至12のいずれかに記載の問い合わせシステムの機能、または請求項14に記載の問い合わせサーバの機能を実行させるためのプログラム。
- 請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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