JP2005082068A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 展開膨張時のエアバッグの圧力分布に変化をもたせて、搭乗者を有効に保護することができるサイドエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】 エアバッグ25内を、一対のシーム26により上下方向に、上部区画室27、中央部区画室28、下部区画室29の3つに区画し、これらの区画室27,28,29が互いに連通するようにエアバッグ25を構成する。そして、インフレータ24のガス噴出口24aを、前記上部区画室27及び前記下部区画室29のみに配置する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両に対する側方からの衝突により、車両のボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わったとき、エアバッグが搭乗者の側方で展開膨張されるようにしたサイドエアバッグ装置に関するものである。
一般に、この種のサイドエアバッグ装置は、車両のボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わったときに、エアバッグ内部に備えられたインフレータで発生されたガスを、エアバッグ内に噴出供給してエアバッグを展開膨張させるようにしている。そして、従来は、エアバッグ内の空間が前側及び後側の2つの区画室に分割され、前側の区画室が後側の区画室よりも遅れて展開膨張するように構成されたサイドエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−280853号公報
しかしながら、特許文献1のサイドエアバッグ装置では、エアバッグの前側の区画室が後側の区画室よりも遅れて展開膨張するように構成されていることから、エアバッグの前後方向での圧力差は発生するものの、上下方向での圧力差は発生しない。したがって、エアバッグの展開膨張による圧力は、搭乗者の肩部から腰部にかけての全体にほぼ均一に作用するため、搭乗者の側部を、その形状に合わせて適切に保護することが困難であった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、展開膨張時のエアバッグの圧力分布に変化をもたせて、搭乗者を有効に保護することができるサイドエアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、ガス発生源からのガスにより車両のボディサイド部と搭乗者との間にて展開膨張するようにしたエアバッグを備えるサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグは、その展開膨張時に、搭乗者の肩部及び腰部に対応する部位の内圧よりも、搭乗者の胸部に対応する部位の内圧の方が低くなるように構成されていることを要旨とするものである。
従って、エアバッグの展開膨張時に、耐衝撃性の高い肩部や腰部に加わる衝撃と較べて耐衝撃性の低い胸部に加わる衝撃を小さくすることができる。このため、搭乗者の肩部や腰部よりも胸部をソフトに保護することができ、搭乗者を有効に保護することができる。
請求項2の発明においては、請求項1において、前記肩部及び腰部に対応する部位に、最初に展開膨張するインナーバッグを設けたことを要旨とするものである。
従って、エアバッグの展開膨張時に、インナーバッグを優先的に展開膨張させることにより、簡単な構成で請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明においては、ガス発生源からのガスにより車両のボディサイド部と搭乗者との間にて展開膨張するようにしたエアバッグを備えるサイドエアバッグ装置において、
前記エアバッグには、その展開膨張の際に、上部区画室、中央部区画室及び下部区画室が上下方向に並設されており、それらの区画室のうち隣接する少なくとも2つの区画室が連通され、前記ガス発生源のガス噴出口は、前記上部区画室及び前記下部区画室に配置されていることを要旨とするものである。
従って、エアバッグの展開膨張時に、搭乗者のエアバッグに対する接触部位に応じて前記各区画室内の圧力分布を調整することで、搭乗者を有効に保護することができる。
請求項4に記載の発明においては、請求項3において、前記上部区画室、前記中央部区画室及び前記下部区画室は、搭乗者の肩部、胸部及び腰部にそれぞれ対応するように配置されていることを要旨とするものである。
従って、エアバッグの展開膨張時に、搭乗者の肩部及び腰部に対応する部位を優先的に展開膨張させることにより、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明においては、請求項3または4において、前記中央部区画室には、ガスをエアバッグの外部に排出可能なガス排出縫製部が設けられていることを要旨とするものである。
従って、エアバッグの展開膨張時に、前記中央部区画室内のガスを外部に排出することができるので、前記中央部区画室内の圧力を低下させることができる。このため、前記中央部区画室を搭乗者の胸部に対応する部位に対応させることで、肩部や腰部に較べて耐衝撃性の低い胸部をよりソフトに保護することができる。
請求項6に記載の発明においては、請求項5において、前記中央部区画室において、前記ガス排出縫製部よりもガス流上流側には、ガスの流量を抑制するガス流量抑制縫製部が設けられていることを要旨とするものである。
従って、エアバッグの展開膨張時に、前記中央部区画室内のガスが外部に排出されるのを適切に抑制することができ、前記中央部区画室内の急激な圧力低下を抑制することができる。このため、請求項5と同様の効果をより効果的に得ることができる。
請求項7に記載の発明においては、請求項3〜6のいずれか一項において、上下に隣接する前記各区画室間の少なくとも一部は、前記エアバッグの表裏の基布間を隙間なく縫製したシームによって区画されていることを要旨とするものである。
従って、各区画室間の区画を簡単な構成で行うことができる。
本発明は、展開膨張時のエアバッグの圧力分布に変化をもたせることにより、搭乗者を有効に保護することができるという効果がある。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1には、車室内に配置された左側のフロントシート21が示されている。このフロントシート21は腰掛け部21aと背もたれ部21bとを備えている。フロントシート21の背もたれ部21bの左側には、車両のボディサイド部の一部を構成する図示しないドアと対応するようにサイドエアバッグ装置22がケース23内に収容した状態で埋設されている。なお、図面においては、左側のフロントシート21のみが示されているが、右側のフロントシートの右側にも同様なサイドエアバッグ装置22が内装されている。
前記サイドエアバッグ装置22は、ケース23に固定されたガス発生源としてのインフレータ24と、そのインフレータ24を被覆する袋状のエアバッグ25とを備えている。インフレータ24の内部にはエアバッグ25を展開膨張させるための図示しないガス発生剤が収容されている。インフレータ24の上部及び下部には、ガス発生剤から発生するガスを噴出させるためのガス噴出口24aがそれぞれ形成されている。インフレータ24には、車両のボディサイド部に対する衝撃を検出するための図示しないセンサが電気的に接続されている。
図1〜図3に示すように、前記エアバッグ25は、織布からなる表裏一対の基布25a,25bを重ね合わせ、それらの周縁に沿って縫着することにより、全体として袋状をなすように形成されている。エアバッグ25は、折り畳み状態でケース23内に収容されている。また、エアバッグ25の下部から後部にかけての前記一対の基布25a,25bの内側には、エアバッグ25を補強するための補強シート33が縫着されている。
エアバッグ25のほぼ中央部には、両基布25a,25b間を互いに隙間なく縫着接合した上下一対のシーム26が設けられている。これら一対のシーム26は、互いに上下方向に所定間隔をおくとともに、車両の前後方向に延びる波形状をなすように設けられている。このとき、前記一対のシーム26の一端は、エアバッグ25の前端まで達しており、他端はエアバッグ25の前後方向における中央よりも後ろまで延びているが、エアバッグ25の後端まで達していない。そして、一対のシーム26の間隔は、エアバッグ25の後側から前側に向かって徐々に広がっており、エアバッグ25のほぼ中央部を境として徐々に狭まっている。
そして、この一対のシーム26により、エアバッグ25内が、上部区画室27、中央部区画室28及び下部区画室29の3つの区画室に区画されている。上部区画室27、中央部区画室28及び下部区画室29は、それらの後端側において互いに連通されている。上部区画室27及び下部区画室29には、前記インフレータ24の上部及び下部のガス噴出口24aがそれぞれ配置されている。
そして、エアバッグ25の展開膨張時に、上部区画室27、中央部区画室28及び下部区画室29は、フロントシート21に着座している大人の搭乗者Pの肩部、胸部及び腰部にそれぞれ対応するように配置されている。この場合、「エアバッグ25の展開膨張時」とは、エアバッグ25が最も大きく展開した時を意味する。
前記中央部区画室28の前端部には、インフレータ24からのガスをエアバッグ25の外部に排出可能なガス排出縫製部30が設けられている。このガス排出縫製部30は、前記一対の基布25a,25bを、それらの周縁に沿って縫着している部分のうち、前記一対のシーム26間に位置する部分の縫着ピッチを全体的に5〜10mm程度、あるいは部分的に20mm程度の非縫着部が形成されるように荒くして、ガスが通過できるようになっている。すなわち、前記非縫着部は、縫着部(縫い目)同士の間の部分であり、通常は非縫着部に位置する基布25a,25b間が互いに密着して閉じた状態になっているが、中央部区画室28内のガスが所定の内圧になったときに開いてガスが通過できるようになっている。
さらに、前記中央部区画室28の前後方向中央部、すなわち前記ガス排出縫製部30よりもガス流上流側には、ガスの流量を抑制するガス流量抑制縫製部32が設けられている。このガス流量抑制縫製部32は、前記一対のシーム26の中央部間を上下に繋ぐように、一対の基布25a,25bを縫着することによって形成されている。ガス流量抑制縫製部32は、前記ガス排出縫製部30と同様に、ガスが通過できる程度の荒い縫着ピッチ(全体的に5〜10mm程度、あるいは部分的に20mm程度)になっている。前記中央部区画室28における前記ガス排出縫製部30と前記ガス流量抑制縫製部32との間は、ガスを貯留するガス可変貯留室31となっている。
次に、前記サイドエアバッグ装置22の動作を図1〜図3に基づいて説明する。
ところで、一般に、人体側部の耐衝撃性においては、肩部や腰部の方が胸部(腹部)よりも勝っていることが知られている。このため、搭乗者の肩部から腰部にかけての保護を行うエアバッグの場合、その展開膨張によって搭乗者に作用する衝撃は、肩部や腰部よりも胸部の方が小さいことが望ましい。
さて、車両のボディサイド部に対する他の車両による衝突により、ボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わると、前記センサからの検出信号に基づいて図示しない制御回路を介してインフレータ24に対して駆動電流が出力される。そして、この駆動電流に基づく加熱により、インフレータ24内のガス発生剤からガスが発生され、このガスが、図2の矢印で示すように、インフレータ24の上部及び下部のガス噴出口24aからそれぞれエアバッグ25内の上部区画室27及び下部区画室29にほぼ同時にガス流として噴出供給される。
そして、上部区画室27内及び下部区画室29内がガスで充分に満たされた後、上部区画室27及び下部区画室29の高められた内圧に押出されるように、図2の矢印で示すように、ガス流は中央部区画室28の後端部に流れ込む。このガス流により中央部区画室28の後端部の圧力が所定値以上に高められると、ガス流量抑制縫製部32の非縫着部が開き、ガス流は、ガス流量抑制縫製部32の縫着部によるガス流量の抑制を受けながら、ガス流量抑制縫製部32の非縫着部を通って、ガス可変貯留室31に貯留される。
その後、ガス可変貯留室31内に貯留されたガス量が増加し、該ガス可変貯留室31内の圧力が所定値を超えると、前記ガス排出縫製部30の非縫着部が開き、ガスは、前記ガス排出縫製部30の縫着部によるガス流量の抑制を受けながら前記ガス排出縫製部30の非縫着部を通ってエアバッグ25の外部へ排出される。ガス可変貯留室31内のガスが排出されて、該ガス可変貯留室31内の圧力が所定値以下になると、前記ガス排出縫製部30の非縫着部が閉じて、ガス可変貯留室31内からエアバッグ25の外部にガスが排出されなくなる。したがって、エアバッグ25の展開膨張時において、中央部区画室28の内圧は、上部区画室27及び下部区画室29の内圧よりも低い状態にある。
この結果、エアバッグ25がフロントシート21に着座している搭乗者Pの肩部付近及び腰部付近が上部区画室27及び下部区画室29の高い内圧によって強く保護され、胸部付近が中央部区画室28の低い内圧によってソフトに保護される。
以上詳述した第1実施形態によれば次のような効果が発揮される。
・エアバッグ25内が、上部区画室27、中央部区画室28及び下部区画室29の3つの区画室に区画されており、エアバッグ25の展開膨張時に、中央部区画室28の内圧が上部区画室27及び下部区画室29の内圧よりも小さくなるように構成されている。このため、耐衝撃性の高い肩部や腰部に加わる衝撃と較べて耐衝撃性の低い胸部に加わる衝撃を小さくすることができる。この結果、搭乗者Pの肩部や腰部よりも胸部をソフトに保護することができ、搭乗者Pを有効に保護することができる。
・エアバッグの展開膨張時に、ガス流量抑制縫製部32により、前記中央部区画室28内からガス可変貯留室31内に流れるガス流量を抑制することができるとともに、ガス可変貯留室31内のガスを外部に排出することができる。このため、前記中央部区画室28内の圧力を段階的に(緩やかに)低下させることができ、搭乗者Pの胸部を、肩部や腰部に較べてよりソフトに保護することができる。したがって、搭乗者Pを有効に保護することができる。また、各区画室27,28,29が上下一対のシーム26により区画されているので、その構成が簡単である。
・前記ガス排出縫製部30によりガス可変貯留室31内の圧力を所定値以下に維持することができるので、搭乗者Pの胸部を、肩部や腰部に較べてよりソフトに保護することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第2実施形態では、図4に示すように、エアバッグ25内には、織布よりなるインナーバッグ34が備えられている。インナーバッグ34は、互いに連通する上部室34a及び下部室34bを備えており、全体として側面コ字形状をなしている。インナーバッグ34内の後端部中央には、インフレータ24が配置されている。インフレータ24の上部及び下部のガス噴出口24aは、それぞれ上部室34a及び下部室34bに配置されている。
エアバッグ25の前端部から中央部には、前記上部室34aと下部室34bとの間に中室35が設けられている。中室35の前端部には、前記ガス排出縫製部30が配置されている。そして、エアバッグ25の展開膨張時には、前記上部室34a及び前記下部室34bが、それぞれ搭乗者Pの肩部及び腰部に対応する部位に配置され、中室35は、搭乗者Pの胸部に対応する部位に配置されている。
インナーバッグ34の上部室34aの下端部後方には、孔径が20mm程度の複数の孔36が設けられており、インナーバッグ34とエアバッグ25とが連通している。前記下部室34bの上端部後方には、荒いピッチ(5〜10mm程度)で縫着された開口縫着部37が設けられており、インナーバッグ34とエアバッグ25とが連通している。このとき、開口縫着部37の開口面積よりも孔36の開口面積の方が大きくなるように構成されていることが好ましい。
さて、車両のボディサイド部に他の車両が衝突したとき、インフレータ24内のガス発生剤からガスが発生され、このガスが、図4の矢印で示すように、インフレータ24の上部及び下部のガス噴出口24aからそれぞれインナーバッグ34の上部室34a及び下部室34bにほぼ同時にガス流として噴出供給される。このため、インナーバッグ34が最初に展開膨張され、搭乗者Pの肩部及び腰部が強く保護される。
そして、前記上部室34a及び前記下部室34bを満たしたガスは、それぞれ孔36及び開口縫着部37を通って前記中室35に流れ込む。このとき、孔36及び開口縫着部37によりガス流量が抑制される。その後、ガスにより前記中室35が充分に満たされると、前記中室35内の圧力が高まって、前記中室35内のガスがガス排出縫製部30からエアバッグ25の外部へ排出される。
以上詳述した第2実施形態によれば次のような効果が発揮される。
・エアバッグ25の展開膨張時に、インナーバッグ34が優先的に展開膨張されるので、耐衝撃性の高い肩部や腰部に加わる衝撃と較べて耐衝撃性の低い胸部に加わる衝撃を小さくすることができる。このため、搭乗者Pの肩部や腰部よりも胸部をソフトに保護することができ、搭乗者Pを有効に保護することができる。
・開口縫着部37の開口面積よりも孔36の開口面積を大きくすることで、開口縫着部37を流通するガス流量よりも孔36を流通するガス流量を多くすることができる。このため、エアバッグ25の膨張展開時において、前記上部室34aの内圧を、前記下部室34bの内圧よりも小さくすることができ、搭乗者Pの肩部を腰部よりもソフトに保護することができる。
・孔36及び開口縫着部37の大きさを適宜に変更することで、エアバッグ25内の圧力分布を容易に制御することができる。
(変更例)
なお、前記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1実施形態において、ガス流量抑制縫製部32を省略してもよい。
・図5に示すように、前記第1実施形態において、ガス排出縫製部30から排出されたガスを貯留する排出ガス貯留室38をエアバッグ25の前側に設けてもよい。
・図6に示すように、前記第1実施形態において、上部側のガス噴出口24aを省略し、下部側のガス噴出口24aから噴出されるガスの一部を上部区画室27へ導くことができるようにディフューザ管39を設けてもよい。
・図7に示すように、前記第1実施形態において、一対のシーム26を前後方向に延びる直線状とするとともに、それらが互いにほぼ平行になるようにしてもよい。
・図8に示すように、一対のシーム26を前後方向に平行に延びる直線状とし、その後端同士をシーム40(シーム26と同様に隙間なく縫製されている)で繋ぎ、前記一対のシーム26の後側の一部を開口縫着部45(開口縫着部37と同様の構成)にしてもよい。
・図9に示すように、一対のシーム26を前後方向に延びると共に、両シーム26の間隔を、後方に向かって狭まるようにしてもよい。
・図10に示すように、前記一対のシーム26の間隔を、前方及び後方に向かって広がるとともに中央部で狭まるように湾曲させてもよい。
・前記第1実施形態において、上部区画室27と中央部区画室28とをシーム26により完全に区画することによりガスが通過できないように構成してもよい。また、下部区画室29と中央部区画室28とをシーム26により完全に区画することによりガスが通過できないように構成してもよい。
第1実施形態の車室内の側面図。 第1実施形態のエアバッグの断面図。 図2の3−3線断面図。 第2実施形態のエアバッグの断面図。 変更例のエアバッグの断面図。 変更例のエアバッグの断面図。 変更例のエアバッグの断面図。 変更例のエアバッグの断面図。 変更例のエアバッグの断面図。 変更例のエアバッグの断面図。
符号の説明
22…サイドエアバッグ装置、24…ガス発生源としてのインフレータ、24a…ガス噴出口、25…エアバッグ、25a,25b…基布、26,40…シーム、27…上部区画室、28…中央部区画室、29…下部区画室、30…ガス排出縫製部、31…ガス可変貯留室、32…ガス流量抑制縫製部、34…インナーバッグ、34a…上部室、34b…下部室、35…中室、36…孔、37,45…開口縫着部、38…排出ガス貯留室、P…搭乗者。

Claims (7)

  1. ガス発生源からのガスにより車両のボディサイド部と搭乗者との間にて展開膨張するようにしたエアバッグを備えるサイドエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、その展開膨張時に、搭乗者の肩部及び腰部に対応する部位の内圧よりも、搭乗者の胸部に対応する部位の内圧の方が低くなるように構成されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記肩部及び腰部に対応する部位に、最初に展開膨張するインナーバッグを設けたことを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. ガス発生源からのガスにより車両のボディサイド部と搭乗者との間にて展開膨張するようにしたエアバッグを備えるサイドエアバッグ装置において、
    前記エアバッグには、その展開膨張の際に、上部区画室、中央部区画室及び下部区画室が上下方向に並設されており、それらの区画室のうち隣接する少なくとも2つの区画室が連通され、前記ガス発生源のガス噴出口は、前記上部区画室及び前記下部区画室に配置されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  4. 前記上部区画室、前記中央部区画室及び前記下部区画室は、搭乗者の肩部、胸部及び腰部にそれぞれ対応するように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記中央部区画室には、ガスをエアバッグの外部に排出可能なガス排出縫製部が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記中央部区画室において、前記ガス排出縫製部よりもガス流上流側には、ガスの流量を抑制するガス流量抑制縫製部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のサイドエアバッグ装置。
  7. 上下に隣接する前記各区画室間の少なくとも一部は、前記エアバッグの表裏の基布間を隙間なく縫製したシームによって区画されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
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