JP2005067881A - エレベータのかごの側部救出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 隣接して設置されたかご1R、1Aの相対向する側の側壁2R、4Aを欠切して形成された救出口8R、8A部分に介在するかご1R、1Aの付属物の高さをかご床5R、5Aの上面よりも低くすると共に、救出口8R、8Aの外側に、かご床5R、5Aの上面から下方へ所定の段差δを隔てて横設された支持枠13R、13Aの上に、両端が上記段差δ相当分下方へ曲げられた渡し板14Rを載せて係止して、双方のかご1R、1Aの間に渡したことを特徴とするものである。
【選択図】 図6
Description
図10及び図11は、従来のエレベータのかごの側部救出装置を示し、一方のかご1Aが故障すると、係員は、隣接して設置された他方のかご1Rを救出かごとして側方へ停止させる。救出かご1Rの救出口8Rを開き、故障かご1Aとの間に渡し板40を渡すと共に、救出口8Rの両側に垂下されている手摺16Rを故障かご1Aに掛け渡す。次に、係員は、渡し板40を渡って故障かご1Aの救出口8Aの扉を外側から開く。両かご1A、1Rの救出口8A、8Rが渡し板40によって橋絡される。この渡し板40を渡って、乗客17は故障かご1Aから救出かご1Rへ乗り移ることができる。
そこで、床板6Rに植設されたスタッドボルト39Rに支持枠38Rを固定して立設して上面を幅木37Rの上位に突出させる。この支持枠38Rの上面に渡し板40の端部を載せてボルト41で固定して、故障かご1Aと救出かご1Rの間を橋絡する。このため、救出かご1Rのかご床5Rと渡し板40の間には、段差Diが生じる。故障かご1Aについても同様である。乗客17は、かご床5Aから渡し板40へ移動する際には段差Diだけ上り、渡し板40からかご床5Rへ移動する際には段差Diだけ下りなければならない。
このため、係員は乗客17を誘導する際に段差Diの存在を告知する必要がある。また、乗客17は段差Diに十分留意する必要があり、注意項目が増える、という問題があった。
請求項1に記載のエレベータのかごの側部救出装置によれば、救出口部分にはかご床面上に突出して歩行の障害となる物は存在しないので、乗客は故障かごから救出かごへ容易に移動することができる。
実施の形態1.
図1から図9は、この発明の実施の形態1を示し、図1から図5は、救出かご1Rに装着された状態の側部救出装置を示す。
図1は、救出かご1Rの側部救出装置をかご1Rの内側から見た正面図、図2はかご1Rの外から見た側部救出装置の背面図である。
救出かご1Rは、正面に向って間口方向の左側に側壁2Rが、奥行側に側壁3Rが、間口方向の右側に側壁4R(図9に示す。)が、それぞれ立設されている。かご床5Rは床板6Rによって下支えされ、床板6Rには幅木7Rが立設されていて、各側壁2R、3R及び4Rとかご床5Rとの空間を埋めている。
救出口8Rは扉9Rによって常時閉ざされて錠22Rがかけられている。この扉9Rは、かご1Rの左奥の角部でかご1Rに枢着されている。即ち、扉9Rの下部は補強板26Rを介してピン21Rによって支持枠13Rに、上部はピン21Rによって上枠33Rに、それぞれ枢着されている。
手摺16Rの端には端板16cが固着されており、この端板16cは縦枠31R、32Rに固着された取付板16dに、揺動自在に取り付けられている。このため、垂下した手摺16Rを水平方向へ向けることができる。また、端板16cにはフック孔16eRが穿設されていて、隣接するかご1Aの手摺16Aを水平にしたときに先端に設けられたフック16bA(図7に示すフック16bRと同等部材であり、図示を省略する。)をフック孔16eRに係止して水平状態に保持することができる。
即ち、ローラキャッチ25Rは、一端が開口した筒形状の基部25aRに押ばね25bRが収納されており、上記開口部に把持されたローラ25cRを押ばね25bRが押し出すようになっている。このローラキャッチ25Rは、扉9Rの背面下端部に固着された補強板26RのL字状に屈曲した下面に取り付けられている。
扉9Rを閉じると、支持枠13Rに形成された凹陥部13aにローラ25cRが落し込まれて扉9Rは制止する。
扉9Rを開く場合は、ローラ25cRは凹陥部13aから支持枠13Rの上面に乗り上げ、更にかご床5Rに乗り上げて転動し、常時扉9Rの反枢着側を下支えしている。
即ち、両かご1R、1Aの救出口8部分では、幅木7も切り欠かれているので、かご床5と渡し板14の間には、かご床5の上面から突出する部材はない。
また、支持枠13は、かご床5の上面から下方へ寸法δの段差を隔てて横設されている。渡し板14の両端は上記寸法δだけ下方へ曲げられて支持枠13の上面に当接されて取付孔14aにボルト15を挿通して係止されている。従って、渡し板14の両端は、各かご床5との間に段差は生じない。
救出かご1Rが故障かご1Aよりも下位に停止した場合も同様であって、渡し板14Rは符号14R″で示したとおり傾斜はするものの、渡し板14Rの両端部と両かご床5の間に段差が生じることはない。
また、救出口8の外側に、かご床5の上面から下方へ寸法δの段差を隔てて支持枠13が横設されて上面に渡し板14の両端が載置され、しかも、上記両端は寸法δだけ下方へ曲げられているので、かご床5の上面と渡し板14の両端の上面は略同一面となる。このため、乗客17はかご床5から渡し板14へ容易に乗り移ることができる。
更にまた、扉9は、反枢着側の下端にローラキャッチ25が取り付けられており、開閉時はローラ25cはかご床5上を自在に転動して扉9を下支えするので、枢着部にかかる扉9の荷重が軽減され、開閉操作が容易になる。
更にまた、救出口8を閉じた位置では支持枠13に形成された凹陥部13aにローラ25cが係止されるので、扉を定位置で容易に制止させることができる。
Claims (3)
- 隣接して設置されたかごの内の一方のかごが故障すると、他方のかごを救出かごとして上記故障かごの側方へ停止させ、相対向する側の上記かごの側壁の一部を欠切して形成された救出口を開閉する扉を開いて上記両かごのかご床間に渡し板を渡し、上記故障かごの乗客を上記救出かごへ乗り移らせるようにしたエレベータのかごの側部救出装置において、上記救出口部分の上記かご床と上記渡し板の間に介在する上記かごの付属物の高さを上記かご床面よりも低くし、かつ、上記救出口の外側に上記かご床面から下方へ所定の段差を隔てて支持枠を横設し、上記渡し板の両端を上記段差相当分下方へ曲げて上記支持枠の上面に当接させて係止したことを特徴とするエレベータのかごの側部救出装置。
- 救出口は、側壁の下端部とかご床の間に幅木が設けられたかごの上記側壁の一部を上記幅木と共に欠切して形成されたものとした請求項1に記載のエレベータのかごの側部救出装置。
- 扉は、かごに枢着されて内側へ揺動して救出口を開閉し、反枢着側の下端にローラが転動自在に取り付けられて上記救出口を閉じた位置で支持枠に形成された凹陥部に上記ローラを係止させて制止されるものとした請求項1に記載のエレベータのかごの側部救出装置。
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