JP2016145101A - エレベータードア装置 - Google Patents

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真剣 山本
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Abstract

【課題】位置調整作業が容易な乗場ドア解錠装置を備えるエレベータードア装置を提供する。【解決手段】乗場出入口を囲う三方枠と、乗場出入口において開閉する乗場ドア3A,3Bと、ドア閉状態において、乗場ドアを拘束する施錠装置40と、三方枠の上枠内に設けられ、施錠装置を解錠する解錠装置5とを備えるエレベーターのドア装置において、解錠装置は、乗場側に露出する上枠の下面に位置し、解錠装置を操作するための操作体を挿入する操作体挿入部51と、操作体挿入部に挿入される操作体の回転に応じて水平方向に回動する第1のレバー部11と、第1のレバー部の回転に応じて上下方向に回動する第2のレバー部12とを備え、施錠装置は、第2のレバー部が上方向に回動すると、施錠位置から解錠位置に変位する。【選択図】図4

Description

本発明は、乗場ドア解錠装置を備えるエレベータードア装置に関する。
エレベーターの乗場ドアは、戸閉状態において、通常、施錠装置によって、戸開方向の動きが拘束されている。非常時や保守点検時には、乗場側から乗場ドアを手動で開くことが必要となる場合があり、このため、乗場ドア部には、乗場側から操作可能な乗場ドア解錠装置が設けられる。
このような乗場ドア解錠装置に関する従来技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。
本従来技術においては、鍵穴が形成された鍵穴口金が三方枠の上枠に設けられ、鍵穴に挿入された鍵とともに回動する第1のレバーと、施錠部と接触するテーパ部を有して第1のレバーに連動してテーパ部が施錠部に向って移動する可動部を備える。移動するテーパ部によって施錠部が押圧され、施錠部は、施錠部とラッチとの係合が解除される方向へ回動する。
特開2010−215315号公報
上記従来技術においては、解錠に要する可動部の移動量が少なく、また、これにより、可動部と施錠部の位置関係によって、施錠部の回動量が大きく変動する。このため、可動部および施錠部の位置設定には高精度が要求されるので、可動部および施錠部の位置調整作業が難しくなったり、位置調整作業に時間を要したりする。
そこで、本発明は、位置調整作業が容易な乗場ドア解錠装置を備えるエレベータードア装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明によるエレベーターのドア装置は、乗場出入口を囲う三方枠と、乗場出入口において開閉する乗場ドアと、ドア閉状態において、乗場ドアを拘束する施錠装置と、三方枠の上枠内に設けられ、施錠装置を解錠する解錠装置と、を備えるものであって、解錠装置は、乗場側に露出する上枠の下面に位置し、解錠装置を操作するための操作体を挿入する操作体挿入部と、操作体挿入部に挿入される操作体の回転に応じて水平方向に回動する第1のレバー部と、第1のレバー部の回転に応じて上下方向に回動する第2のレバー部と、を備え、施錠装置は、第2のレバー部が上方向に回動すると、施錠位置から解錠位置に変位する。
本発明によれば、第1のレバー部および第2のレバー部を有する機構により、解錠装置の取付け時や保守・点検時における調整作業が容易化できる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
一実施形態であるエレベーター乗場ドア装置を乗場側から見た正面図である。 図1中左側から見た場合における、解錠装置の側面図である。 図1中、上枠の上方向から見た場合における、解錠装置の上面図である。 図1中左側から見た場合における、施錠装置および解錠装置の側面図である。 ドア全閉かつ施錠状態である場合の解錠装置および施錠装置の正面図である。 ドア全閉かつ解錠状態である場合の解錠装置および施錠装置の正面図である。 ドア開状態である場合の解錠装置および施錠装置の正面図である。 解錠装置の点検口の正面図である。 本発明の一実施形態の変形例である解錠装置の一部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。各図において、符号が同一のものは同一の構成要件あるいは類似の機能を備えた構成要件を示している。
図1は、本発明の一実施形態であるエレベーター乗場ドア装置を乗場側から見た正面図である。
図1に示すように、エレベーターの乗場ドア装置は、エレベーターの出入口を囲む縦枠1A,1B並びに上枠2からなる三方枠と、左右に開閉する乗場ドア3A,3Bと、乗場ドア3A,3Bの各下部に設けられる図示されないドアシューと摺動可能に係合する敷居4を備える。乗場ドア3A,3Bは、乗場階に着床する乗りかごが備える公知のドア駆動装置によって駆動されるかごドアに連動して、敷居4および図示されないドアレールに案内されて開閉する。
乗場ドアの解錠装置は、後述するように上枠2内に設けられる。解錠装置の鍵挿入部51は、上枠2の下部の水平部の中央部付近において、上枠2の乗場側表面に露出している。解錠装置の機構部は鍵挿入部51の上方の上枠2内に設けられる。これにより、乗場ドア解錠装置は、エレベーター利用者から目立ちにくくなり、乗場ドア装置の意匠性を損ねない。また、保守員が解錠装置を操作する際に、踏み台や脚立などを用いることなく操作可能となる。
次に、乗場ドアの解錠装置の構成および動作について、図2〜4を用いて説明する。
図2は、図1において図中左側から見た場合における、解錠装置の側面図である。図3は、図1において図中、上枠の上方向から見た場合における、解錠装置の上面図である。図4は、図1において図中左側から見た場合における、施錠装置および解錠装置の側面図である。なお、図2〜4は、図中の右側および左側が、それぞれ乗場側および昇降路側(乗りかご側)である。
図2に示すように、上枠2の側面は、両側が上方向に曲げられ、側面中央の上枠2の枠内に解錠装置5が設けられる。上枠2の昇降路側には、ハンガーケース15が固定される。ハンガーケース15には、ドア開閉時に乗場ドアを案内するドアレール16が固定的に支持される。
解錠装置5においては、図2に示すように、解錠操作を行う場合、操作体となる鍵が、鍵挿入部51に垂直方向に挿し込まれ、所定の回転方向に回動される。なお、このような操作は、非常時や保守・点検時に、保守員やエレベーター管理者などによって行われる。また、鍵に限らず、板状や棒状などの専用の操作体を用いることができるが、鍵を用いることにより、いたずらなどによる不正規なドア開を防止することができる。
鍵挿入部51に挿し込まれる鍵の回動に伴い、図3に示すように、回転軸13によって回転可能に軸支される細長い平板状の第1のレバー部11が、水平方向に回動する。図2に示すように、回転軸14によって回転可能に軸支されると共に、第1のレバー部に接触する第2のレバー部12が、第1のレバー11の解錠方向の回動動作に伴い、第1のレバー部11によって押圧され、上方向に回動する。ここで、第2のレバー部12は、後述する施錠装置を解錠動作させるための操作桿となる細長い平板状(図2では厚さ方向の面が示される)の水平部12Bと、水平部12Bにおいて中央部よりも回転軸14に近い個所から水平部12Bに対して垂直方向に延びる細長い平板状の垂直部12Aを有する。第1のレバー部11は、第2のレバー部12の垂直部12Aの平面部と接触する。このため、第1のレバー部11が回動すると、垂直部12Aが押圧されて、水平部12Bが上方向に回動する。従って、水平部12Bの自由端部が上方向に変位することによって、後述する施錠装置が解錠動作するように操作される。
ここで、鍵の回動による第1のレバー部11の変位が、垂直部12Aを介して、水平部12Bの上方向の変位に拡大され、水平部12Bの変位によって施錠装置の解錠動作時の変位が与えられる。このため、施錠装置と解錠装置の位置調整が、高精度を要することなく、容易化される。
図4が示すように、乗場ドアの施錠装置40は、ドアハンガー21の昇降路側の面に固定され、乗場ドア3A,3Bの開閉に伴い左右に平行移動する。すなわち、施錠装置40は、解錠装置5よりも昇降路側近くに位置する。ドアハンガー21は、乗場ドア3A,3Bの上部に固定され、ドアレール16と回転可能に係合する図示しないローラを備える。乗場ドア3A,3Bは、このようなドアハンガー21によってドアレール16に懸垂され、ローラの回動に伴ってドアレール16に案内されながら開閉する。なお、ドアハンガー21は、乗場ドア3A,3Bの各々に設けられるが、施錠装置40はどちらか一方のドアハンガー21に設けられる。
図4に示すように、施錠装置40には、第2のレバー12の回動に伴って上下に回動する第3のレバー部22が備えられている。第3のレバー部22は、施錠装置40のフック部20に固定され、第2のレバー部12に向って横方向に延びる(図5参照)。第3のレバー部22の先端部は、ドア閉状態で、第2のレバー部12において施錠装置40に向って延びる水平部12Bの自由端部の上面上において、水平部12Bと平面的に重なる部分を有する。上述したように水平部12Bが上方向に変位すると、水平部12Bの自由端部に平面的に重なる部分において水平部12Bと接触する第3のレバー部22が、上方向に押し上げられる。すなわち、第3のレバー部22が施錠位置から解錠位置に変位する。これにより、施錠装置40のフック部20と図示しない爪部のようなラッチ部との係合が解除される。従って、施錠装置40による乗場ドア3A,3Bの拘束が解除され、乗場ドア3A,3Bを手動で開けることができる。
本実施形態では、解錠装置5が、細長い平板状の第1および第2のレバー部11,12から構成されるので、第1のレバー11および第2のレバー12は、第3のレバー22を持ち上げても周囲の部品と干渉しないように、周囲の部品と十分な隙間を持たせることができる。この隙間とは、例えば、第1のレバー11と上枠2の間の隙間、第2のレバー12と上枠2の間の隙間、第2のレバー12とハンガーケース15の間の隙間などである。このため、施錠装置40や第3のレバー22の位置が通常のエレベーターの調整作業で変化して、通常よりも回転ストロークが大きくなっても、適正な解錠動作が維持できる。
また、本実施形態では、施錠装置40が左右方向にずれた場合も、第3のレバー部22の位置が左右に調整可能なように、第3のレバー部22の端部を施錠装置40のフック部20に固定するためのボルトなどを通すためにフック部20に設けられる固定穴を、左右方向を長軸方向とする、すなわち左右方向に長く伸びる長穴にしている。従って、第2のレバー部12と第3のレバー部22の適正な位置関係を保持できる。
次に、昇降路側(乗りかご側)から見た施錠装置40および解錠装置5の動作を、図5〜7を用いて説明する。
図5は、乗場ドアが全閉状態かつ施錠状態である場合における解錠装置5および施錠装置40を示す、昇降路側(乗りかご側)から見た正面図である。また、図6は、乗場ドアが全閉状態かつ解錠状態である場合における解錠装置5および施錠装置40を示す、昇降路側(乗りかご側)から見た正面図である。図7は、乗場ドアがドア開状態である場合における解錠装置5および施錠装置40を示す、昇降路側(乗りかご側)から見た正面図である。
図5に示すように、施錠装置40は、軸Aによってドアハンガー21において回転可能に軸支されるフック部20を備える。施錠状態において、ドアフック部20は、ドアレール16に固定される図示されないラッチ部と係合する。乗りかごが乗場階に着床すると、乗りかごのドアと乗場ドアが係合し、乗りかごに設けられる公知のドア駆動装置によって乗りかごのドアが開駆動され、乗りかごのドアと連動して乗場ドアが開動作を開始すると、公知の機構によりドアフック部20とラッチ部の係合が解除される。さらに、乗りかごのドアに連動して乗場ドアが閉動作する場合、乗場ドアの閉動作終了時に同公知の機構によりドアフック部20とラッチ部が互いに係合される。
また、非常時や保守・点検時などにおいて乗場ドアを手動で開く場合、上枠の下側から鍵挿入部51に鍵を垂直に差し込んで、鍵を解錠方向に回動すると、上述したような各レバー部の動作により、図5に示す施錠状態から図6に示す解錠状態に移行する。ここで、第3のレバー部22の一端は、フック部20において、軸Aと、軸Aよりも解錠装置5に近い部分に設けられるラッチ部との係合部(鉤部)との間に、ボルトおよびナットなどによって固定される。図5に示すように、また前述したように、第3のレバー部22の他端部は第2のレバー部12の水平部の上面において平面的に水平部と重なる。このため、鍵を回動すると、図6に示すように、第2のレバー部12の水平部により、第3のレバー部22の他端部が、押圧されて押し上げられる。これにより、第3のレバー部22の他端部が固定されるフック部20が、軸Aを回転中心として図中時計回りに回動し、フック部20が上方向に変位して、フック部20の係合部と図示しないラッチ部との係合が解除される。
一端がフック部20に固定され、解錠装置5に向って延びる第3のレバー部22を介して、解錠装置5によってフック部20が操作されることにより、上枠2内における解錠装置5を設ける位置の自由度が向上する。また、第3のレバー部22の位置調整により、フック部20を位置調整することなく、施錠装置40と解錠装置の位置関係を調整することができる。このとき、第3のレバー部22の他端部において第2のレバー部12の水平部と重なる部分が、水平部の上方で水平部に対向し、かつ水平部の平面部と面接触する平面部を有しているので、位置調整に高精度を要することなく、適正な解錠動作を保持することができる。
図6に示す解錠状態で手動などにより乗場ドアが開かれると、図7に示すように、フック部20は、自重や図示しないバネにより、軸Aの回りに図中反時計回りに回動して、元の位置すなわちドア閉時の位置に戻る。このとき、ドア閉時において第2のレバー部12の水平部の上方に位置する第3のレバー部22の他端部における平面部22Bが、第2のレバー部12の水平部の下方に位置する。しかしながら、平面部22Bから斜め上方へ延びる延在部22Aを設けることにより、図7の状態から乗場ドアを手動によりドア閉状態に戻しても、平面部22Bが第2のレバー部12の水平部の下方に入り込んで再解錠が不能になることが防止される。すなわち、図7の状態で乗場ドアを閉めると、延在部22Aによって第2のレバー部12の水平部が下方に押し下げられ、平面部22Bは第2のレバー部12の水平部上の施錠状態時の元の位置(図5)に戻る。従って、再度鍵を回動することにより、再解錠できる。
なお、解錠装置5が、所定の操作、例えば鍵の施錠方向とは逆方向の回動により、解錠状態から施錠状態に戻す機構を備えている場合、すなわち、第2のレバー部12が延在部22Aに押されても下方へ押し下げられない場合、ドア閉に伴い、延在部22Aは第2のレバー部12の水平部上に乗りあがるように移動するので、フック部20が図中時計回りに回動すると共に、平面部22Bは第2のレバー部12の水平部上の解錠状態時の元の位置(図6)に戻る。従って、ドア閉に戻しても、フック部20と図示しないラッチ部との係合解除状態が保持されるので、再度乗場ドアを手動で開くことができる。
次に、解錠装置5の点検手段について説明する。
図8は、解錠装置5の点検手段である点検口を示す、昇降路側(乗りかご側)から見た正面図である。
図8に示すように、ハンガーケース15には、解錠装置5に対向する開口部からなる、解錠装置を保守・点検するための点検口30が設けられる。点検口30は、ボルトやビスなどの固定部材32によってハンガーケース15に取り外し可能に固定される点検口カバー31によって塞がれている。保守・点検の際には、固定部材32を取り除いて点検口カバー31をハンガーケース15から取り外すことにより、昇降路内あるいは乗りかご内から点検口30を介して、解錠装置5を目視点検することができたり、解錠装置5の位置調整および動作調整並びに交換などの保守作業が可能となったりする。
点検口30の大きさは、解錠装置5の目視点検や保守作業の作業性が損なわれないような大きさに適宜設定できる。例えば、解錠装置5の全体および各部が目視で容易に確認できるように、あるいは手作業や工具を用いる作業が容易に行えるように、点検口30の大きさが設定される。また、固定部材32の位置や数は、作業性や、要求される固定強度を考慮して適宜設定される。例えば、本実施形態では、ハンガーケース15における点検口30の周辺部であって、ドアレール16によって覆われず、昇降路内で露出している複数部分に、固定部材32が取り付けられる。すなわち、本実施形態では、ハンガーケース15において、昇降路内から見てドアレール16の裏側に位置し、固定部材32の取り外し作業が困難な箇所を避けて、固定部材32が取り付けられる。これにより、保守点検時における点検口カバー31の取り外しの作業が容易になる。固定部材32の数については、作業時間の増大の抑制や固定部材32の紛失の防止について考慮しながら、点検口の大きさや要求される固定強度に応じて設定される。
なお、ハンガーケース15に点検口30となる開口部を設けているが、点検口カバー31を固定することにより、ハンガーケース15の強度を確保することができる。ここで、点検口カバー31の板厚や断面形状、並びに固定部材32の位置や員数を、ハンガーケース15の要求強度に応じて設定することが好ましい。
上述したような点検口31により、解錠装置の調整が容易になる。また、エレベーターを据え付けた後でも、三方枠の上枠に設置される解錠装置を昇降路内あるいは乗りかご内から点検することができる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
図9は、上述した本発明の一実施形態の変形例である解錠装置の一部を示す斜視図である。本図9においては、解錠装置5における第1のレバー部11および第2のレバー部のみを示す。なお、以下、上述した一実施形態と異なる点について説明する。
本変形例においては、図9に示すように、鍵の回動とともに回転する第1のレバー部が、軸A1を回転中心として水平方向に回転可能に軸支される水平部11Bと、水平部11Bから垂直方向に延びる垂直部11Aを有する。第2のレバー部12は、軸A2を回転中心として上下方向に回動可能に軸支される水平部12Bを備えるが、図2,4に示したような垂直部12Aは備えていない。
第1のレバー部11が備える垂直部11Aは、斜辺部Sを有する。斜辺部Sは、第2のレバー部12における水平部12Bの下方において第2のレバー部12に接触する。このため、鍵が解錠方向、例えば図9中で時計回りに回動され、斜辺部Sが第2のレバー部12の下部に入り込むと、水平部12Bは、斜辺部Sによって押圧されて、上方向に回動する。これにより、上述した実施形態と同様に、施錠装置を解錠状態にすることができる。
本変形例によっても、上述した実施形態と同様に、施錠装置と解錠装置の位置調整が容易化される。また、解錠装置5の構成を簡略化できたり、解錠装置5の設置スペースを低減できたりする。
なお、本発明は前述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、他の様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、本発明による解錠装置を備えるエレベータードア装置は、両開きドアに限定されることなく、片開きドアにも適用できる。なお、片開きドアの場合、図1の上枠2の下部において、図中向かって右側あるいは左側に鍵挿入部51を設けても良い。
また、乗場側において、解錠装置に対向する点検口を設けて、乗場側から解錠装置の保守・点検作業を行えるようにしても良い。
1A,1B 縦枠
2 上枠
3A,3B 乗場ドア
4 敷居
5 解錠装置
11 第1のレバー部
11A 垂直部
11B 水平部
12 第2のレバー部
12A 垂直部
12B 水平部
13 回転軸
14 回転軸
15 ハンガーケース
16 ドアレール
20 フック部
21 ドアハンガー
22 第3のレバー部
22A 延在部
22B 平面部
30 点検口
31 点検口カバー
32 固定部材
40 施錠装置
51 鍵挿入部
A,A1,A2 軸
S 斜辺部

Claims (9)

  1. 乗場出入口を囲う三方枠と、
    前記乗場出入口において開閉する乗場ドアと、
    ドア閉状態において、前記乗場ドアを拘束する施錠装置と、
    前記三方枠の上枠内に設けられ、前記施錠装置を解錠する解錠装置と、
    を備えるエレベーターのドア装置において、
    前記解錠装置は、
    乗場側に露出する前記上枠の下面に位置し、前記解錠装置を操作するための操作体を挿入する操作体挿入部と、
    前記操作体挿入部に挿入される前記操作体の回転に応じて水平方向に回動する第1のレバー部と、
    前記第1のレバー部の回転に応じて上下方向に回動する第2のレバー部と、
    を備え、
    前記施錠装置は、前記第2のレバー部が上方向に回動すると、施錠位置から解錠位置に変位することを特徴とするエレベーターのドア装置。
  2. 請求項1において、前記第2のレバー部は、前記第1のレバー部と接触し、前記第1のレバー部の回転に応じて、前記第1のレバー部によって押圧されることにより回動することを特徴とするエレベーターのドア装置。
  3. 請求項2において、
    前記第2のレバー部は、前記施錠装置に接触する水平部と、前記水平部から直角方向に延びて前記第1のレバー部と接触する垂直部と、
    を有し、
    前記第2のレバー部の前記水平部が、前記垂直部が前記第1のレバー部に押圧されることにより上下方向に回動することを特徴とするエレベーターのドア装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項において、前記第2のレバー部は、前記施錠装置のフック部から延びる第3のレバー部に接触することを特徴とするエレベーターのドア装置。
  5. 請求項4において、前記第2のレバー部と前記第3のレバー部とは、接触部において、互いに平面的に重なることを特徴とするエレベーターのドア装置。
  6. 請求項4において、前記第3のレバー部は、前記第2のレバー部との接触部から斜め上方へ延びる延在部を有することを特徴とするエレベーターのドア装置。
  7. 請求項4において、前記第3のレバー部を前記フック部に取付けるために前記フック部に設けられる取付穴が左右方向に伸びる長穴であることを特徴とするエレベーターのドア装置。
  8. 請求項1において、前記操作体は鍵体であることを特徴とするエレベーターのドア装置。
  9. 請求項1において、前記解錠装置に対向する点検口が設けられることを特徴とするエレベーターのドア装置。
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