JP2005067608A - シフトレバー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車両前後・左右方向に延びる案内孔が設けられたベースプレート10と、車両前後・左右方向に揺動可能とされており、ベースプレート10の案内孔に挿通され、付勢力をもって定位置に戻るようにされているシフトレバー20と、ベースプレート10に取り付けられており、車両前後・左右方向に延びる案内溝31が設けられたクッション30とを、有し、クッション30またはベースプレート10のうちシフトレバー20の定位置52aへの戻り方向の延長上にクッション変形吸収部34が設けられているシフトレバー装置。
【選択図】 図2
Description
特開平9−220941号公報では、第1のクッションと第2のクッションが設けられている。付勢力によるシフトレバーの移動により、シフトレバーが第1のクッションに当たる衝撃は、第1のクッションと第2のクッションの2つのクッションの圧縮変形により吸収される。
(a) シフトレバーがクッションに当たる衝撃が、クッションの圧縮変形のみにより行われるので、クッションの材質が衝撃を吸収できないほど硬い場合、シフトレバーがクッションに当たる衝撃はベースプレートを伝って車両のフロアに伝わり、車両のフロアを響かせる。
(b) 衝撃吸収効果を上げるためにクッションの材質を柔らかくすると、シフトレバーがクッションに接触している時のシフトレバーのセレクト方向の保持位置が正確に出ない。また、クッションの材質を柔らかくすると、シフトレバーを保持位置からシフト方向(セレクト方向と直交する方向)に操作する時の、摺動抵抗が増加する。
車両前後・左右方向に延びる案内孔が設けられたベースプレートと、
車両前後・左右方向に揺動可能とされており、前記ベースプレートの案内孔に挿通され、付勢力をもって定位置に戻るようにされているシフトレバーと、
前記ベースプレートに取り付けられており、車両前後・左右方向に延びる案内溝が設けられたクッションと、
を有し、
前記クッションまたは前記ベースプレートのうち前記シフトレバーの定位置への戻り方向の延長上にクッション変形吸収部が設けられているシフトレバー装置。
また、曲げ変形によって衝撃を吸収できる分、衝撃吸収のために材質を柔らかくする必要がないので、材質を柔らかくした時に生じる、シフトレバーの保持位置を出しにくい、摺動抵抗が増加する、等の問題を排除できる。
本発明実施例のシフトレバー装置は、図2に示すように、シフトレバー20が車両前後方向(シフト方向)と車両左右方向(セレクト方向)に移動可能とされている。本発明実施例のシフトレバー装置では、シフトレバー20のシフト位置がR(リバース)50、N(ニュートラル)51、S(前進モード)52からなる場合を例にとって説明する。ただし、本発明実施例のシフトレバー装置は、他のシフト位置からなっていてもよい。
ベースプレート10は、図示略の車両のフロアボデーに固定される。ベースプレート10は、たとえば合成樹脂製である。ベースプレート10は、案内孔11と、クッション取付け部12とを、有する。ベースプレート10には、シャフト13と、ハウジング14とが取り付けられている。
クッション取付け部12は、案内孔11の上部に設けられている。クッション取付け部12は、底面部12aと、底面部12aから上方に向って立ち上がる側面部12bと、からなる。
シャフト13は、ベースプレート10の内部で、案内孔11よりも下方に取り付けられている。シャフト13は、金属製である。シャフト13はベースプレート10にシフト方向に回動可能に支持されている。
ハウジング14は、ベースプレート10の上部に取り付けられている。ハウジング14は、たとえば合成樹脂製である。ハウジング14は、シフト方向およびセレクト方向に延びる穴部14aが設けられている。
シフトレバー20は、図示略の付勢手段により、R位置50またはN位置51に位置する時、セレクト方向において定位置52aに戻るように付勢されており、また、S位置52(定位置52aおよび定位置52aからシフト方向に延びる全位置)に位置する時に、シフト方向で定位置52aに戻るように付勢されている。
クッション30は、ベースプレート10のクッション取り付け部12に配置され、クッション取り付け部12に取り付けられている。クッション30は、シフト方向およびセレクト方向に延びる案内溝31が設けられている。クッション30の案内溝31を形成している内面のうち、シフトレバー20がセレクト方向の付勢力により定位置52aに戻る時に当たる面32は、ベースプレート10の案内孔11の側面よりも案内孔11内側に長さL(図1)だけ張り出している。面32はシフト方向に直線状に延びる。クッション30の外面のうち、シフトレバー20がセレクト方向の付勢力により定位置52aに戻る時に当たる面32の裏側の面33は、後述のクッション変形吸収部34が設けられている部位を除いて、ベースプレートのクッション取り付け部12の側面部12bに接触している。
クッション30の、セレクト方向でシフトレバー20の定位置52aへの戻り方向の延長線上に、空間からなるクッション変形吸収部34が設けられている。クッション変形吸収部34は、クッション30の面33を面32側に凹ませて形成した凹面30aと、クッション取り付け部12の側面部12bとの間に形成された空間からなる。凹面30aの形状は、たとえば弧、矩形、ハート形であり、任意である。図示例では、弧の場合を示している。
シフトレバー20は図示略の付勢手段の付勢力によりクッション30の面32に当たっている。この時、シフトレバー20は、ベースプレート10の案内孔11と接触しておらず、ハウジング14の穴部14a(図1)とも接触していない。シフトレバー20はクッション30をセレクト方向に押しているが、付勢力は小さいので、クッション30自体は、圧縮変形(クッション30の厚みが縮む変形)していないか、または、圧縮変形したとしても無視できる程度の変形量である。また、クッション変形吸収部34はシフトレバー20により潰されていないか、または、潰されていても無視できる程度の潰れとなっている。潰れていない時のクッション変形吸収部34の厚さ(凹面30aと側面部12bとの間の距離)をAとする(図4)。
シフトレバー20は、シフトレバー20にかかるセレクト方向の付勢力により、定位置52a側にセレクト方向に移動する。定位置52a側にセレクト方向に移動したシフトレバー20は、クッション30の面32に衝撃的に当たる。シフトレバー20がクッション30の面32に当たった時、図6に示すように、クッション30は圧縮変形をし、クッション変形吸収部34は、シフトレバー20により隙間Bを残して潰される(図6の点線)。この時残った隙間Bは、厚さAより小で0より大である。クッション30は、クッション変形吸収部34が潰れることにより、曲げ変形を生じる。シフトレバー20がクッション30の面32に当たった時、シフトレバー20は、ベースプレート10の案内孔11の側面と接触しておらず、ハウジング14の穴部14aとも接触していない。
クッション30はシフトレバー20により押され圧縮変形をする。また、クッション変形吸収部34はシフトレバー20により隙間Cを残して潰される。この時、残った隙間Cは隙間Bより小で0以上である。クッション30は、クッション変形吸収部34が潰れることにより、曲げ変形を生じる。クッション変形吸収部34が完全に潰れて隙間Cが0になった時に丁度、シフトレバー20がベースプレート10の案内孔11の側面に当たってもよいし、クッション変形吸収部34が完全に潰れる直前に案内孔11の側面に当たってもよい。シフトレバー20が案内孔11の側面に当たる時でも、シフトレバー20は、ハウジング14の孔部14aの側面には当たらない。
クッション30の、セレクト方向においてシフトレバー20の定位置52aへの戻り方向の延長線上に、クッション変形吸収部34が設けられているので、戻り方向への付勢力によりシフトレバー20が移動しクッション30の面32に当たった時、クッション30の曲げ変形が生じる。そのため、従来のクッションで生じていた圧縮変形(厚さが減少する変形)のみに加えて、クッション30に曲げ変形(クッション変形吸収部34である空間を利用した曲げ変形)が生じ、曲げ変形と圧縮変形とによりクッション30はシフトレバー20からの衝撃を従来より吸収することができる。そのため、クッション30の圧縮変形のみで衝撃を吸収していた従来に比べて、シフトレバー20がクッション30に当たった時の衝撃がベースプレート10を伝って車両のフロアを響かせる音を低減することができる。
また、クッション30が曲げ変形によって衝撃を吸収できる分、衝撃吸収のためにクッション30の材質を柔らかくする必要がないので、材質を柔らかくした時に生じる、シフトレバー20の定位置52aにおける保持位置を出しにくい、摺動抵抗が増加する、等の問題を排除できる。
また、クッション変形吸収部34は、セレクト方向で定位置52aを通る戻り方向の延長線上に1か所設けられている場合を示しているが、セレクト方向でN位置51を通る戻り方向の延長線上等の他の部位に設けられてもよい。
11 案内孔
12 クッション取り付け部
20 シフトレバー
30 クッション
31 案内溝
34 クッション変形吸収部
52a 定位置
Claims (1)
- 車両前後・左右方向に延びる案内孔が設けられたベースプレートと、
前記ベースプレートに取付けられるシャフトと、
車両前後・左右方向に揺動可能とされており、前記ベースプレートの案内孔に挿通され、付勢力をもって定位置に戻るようにされているシフトレバーと、
前記ベースプレートに取り付けられており、車両前後・左右方向に延びる案内溝が設けられたクッションと、
を有し、
前記クッションまたは前記ベースプレートのうち前記シフトレバーの定位置への戻り方向の延長上にクッション変形吸収部が設けられているシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
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JP2004359302A JP2005067608A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | シフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004359302A JP2005067608A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | シフトレバー装置 |
Related Parent Applications (1)
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JP2000218570A Division JP2002029277A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | シフトレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2005067608A5 JP2005067608A5 (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34420461
Family Applications (1)
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JP2004359302A Pending JP2005067608A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | シフトレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005067608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016084032A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
-
2004
- 2004-12-13 JP JP2004359302A patent/JP2005067608A/ja active Pending
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JP2016084032A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
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