JP2005048193A - 硬化性パーフルオロエラストマー組成物 - Google Patents

硬化性パーフルオロエラストマー組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 改良された硬化性パーフルオロエラストマー組成物を提供する。
【解決手段】 (A)(1)パーフルオロオレフィン、(2)パーフルオロ(アルキルビニル)エーテル、パーフルオロ(アルコキシビニル)エーテルおよびその混合物からなる群から選択されたパーフルオロビニルエーテル、および(3)少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化オレフィン、少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化ビニルエーテルおよびその混合物からなる群から選択された少なくとも1つのニトリル基を有する硬化部位モノマーまたは(4)カルボキシル含有およびカルボキシレート含有コモノマーからなる群から選択されたフッ素化モノマーの共重合単位を含むパーフルオロエラストマー、および(B)パーフルオロエラストマー100重量部当たり約0.1〜10重量部の、有機スズ硬化剤以外の硬化剤を含有する硬化性パーフルオロエラストマー組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は改良された硬化性パーフルオロエラストマー組成物、さらに詳しくはすぐれた加工性をもち、硬化させたとき顕著な熱安定性および耐薬品性をもつパーフルオロエラストマー組成物に関する。
パーフルオロエラストマー(エラストマー性パーフルオロポリマー)は、顕著な耐高温性と耐薬品性を示すポリマー材料である。結果としてこの組成物は、特に高温および/または腐食性薬品と遭遇するシステムの中のシールやガスケットとしての使用に適合する。パーフルオロポリマーの顕著な特性は、ポリマー骨格の主要部分、例えばテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロ(アルキルビニル)エーテルを構成する共重合された過フッ素化モノマー単位の安定性と不活性性に大部分起因する。完全にエラストマー特性を発揮させるためにパーフルオロポリマーは一般に架橋すなわち硬化される。この目的で、低いパーセントの硬化部位モノマーは過フッ素化モノマー単位と共重合する。少なくとも1個のニトリル基を含む硬化部位モノマー、例えばパーフルオロ−8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテンが特に好ましい。このような組成物は米国特許第4,281,092号、同第4,394,489号、および国際出願WO95/22575に記載されている。
最近開発された種類のカルボニル含有官能基をもつパーフルオロエラストマーは、1996年11月25日出願の、ケースAD−6425と指定されて出願され、「Fast−curing Perfluoroelastomer Compositions」という名称であるが、シリアルナンバーが不明である同時係属の米国特許出願に開示されている。これらポリマーは、カルボキシル基、カルボキシレート基、カルボキサミド基、およびその混合物を含むカルボニル含有官能基をもつことを特徴とする。好ましくはカルボニル含有官能基は、重合反応が過硫酸塩で開始する結果として生成され、およびその反応は亜硫酸塩または重亜硫酸塩の還元剤が存在せずに行われる。カルボニル含有パーフルオロエラストマーは顕著な硬化特性を示すが比較的高粘度のため、ある最終用途においては加工が困難である。カルボニル含有パーフルオロエラストマーの粘度を減ずる方法があれば、より広範囲の最終用途においてこれら材料の使用が可能となるであろう。
本発明は改良された硬化性パーフルオロエラストマー組成物を提供することである。
本発明の硬化性パーフルオロエラストマー組成物は、
(A)(1)パーフルオロオレフィン、(2)パーフルオロ(アルキルビニル)エーテル、パーフルオロ(アルコキシビニル)エーテルおよびその混合物からなる群から選択されたパーフルオロビニルエーテル、および(3)少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化オレフィン、少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化ビニルエーテルおよびその混合物からなる群から選択された少なくとも1つのニトリル基を有する硬化部位モノマーの共重合単位を含むパーフルオロエラストマー、および
(B)パーフルオロエラストマー100重量部当たり約0.1〜10重量部の、有機スズ硬化剤以外の硬化剤を含有し、
前記パーフルオロエラストマーは、i)カルボキシル末端基、カルボキシレート末端基、カルボキサミド末端基およびその混合物からなる群から選択された複数のカルボニル含有末端基を有し、かつ、ii)カルボニル含有官能基を有するもの以外のイオン化可能な、またはイオン化された末端基を実質的に含有せず、そして、カルボニル含有末端基の積分吸光度比は0.1より大きく、該積分吸光度比は、パーフルオロエラストマーのフーリエ変換赤外スペクトルで測定されるように、1620〜1840cm−1の範囲内の積分ピーク強度と、2220〜2740cm−1 の範囲内の積分ピーク強度との比を計算することにより決定されることを特徴とするものである。
また、本発明の硬化性パーフルオロエラストマー組成物は、
(A)カルボキシル基、カルボキシレート基およびカルボキサミド基からなる群から選択された複数のカルボニル含有官能基を有し、そして(1)パーフルオロオレフィン、(2)パーフルオロ(アルキルビニル)エーテル、パーフルオロ(アルコキシビニル)エーテルおよびその混合物からなる群から選択されたパーフルオロビニルエーテル、(3)カルボキシル含有およびカルボキシレート含有コモノマーからなる群から選択されたフッ素化モノマーおよび(4)少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化オレフィン、少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化ビニルエーテルおよびその混合物からなる群から選択された少なくとも1つのニトリル基を有する硬化部位モノマーの共重合単位を含むパーフルオロエラストマー、および
(B)パーフルオロエラストマー100重量部当たり約0.1〜10重量部の、有機スズ硬化剤以外の硬化剤を含有し、
前記カルボニル含有官能基の積分吸光度比は0.1より大きく、該積分吸光度比は、パーフルオロエラストマーのフーリエ変換赤外スペクトルで測定されるように、1620〜1840cm−1の範囲内の積分ピーク強度と、2220〜2740cm−1 の範囲内の積分ピーク強度との比を計算することにより決定されることを特徴とするものである。
本発明によるパーフルオロエラストマーは、A)a)パーフルオロオレフィンモノマー、b)パーフルオロ(アルキルビニル)エーテル、パーフルオロ(アルコキシビニル)エーテル、およびその混合物からなる群から選択されたパーフルオロビニルエーテルモノマーおよびc)硬化部位モノマーを含有するモノマー混合物を、4〜10MPaの圧力で、過硫酸塩遊離基開始剤の存在下、i)モノマーと開始剤の供給比を、遊離基フラックスと重合速度の比、R/Rがキログラム当たり約10から50ミリモルになるように制御し、かつ、ii)過硫酸塩開始剤のミリモルに基づいて、5モルパーセント未満の亜硫酸塩または重亜硫酸塩の還元剤が重合混合物中に存在するように共重合させて、カルボキシル末端基、カルボン酸塩末端基、カルボキサミド末端基、およびその混合物からなる群から選択された複数のカルボニル含有官能基を有するパーフルオロエラストマーを重合混合物中に製造する工程、B)複数のカルボニル含有官能基を有するパーフルオロエラストマーを単離する工程、およびC)複数のカルボニル含有官能基を有する単離されたパーフルオロエラストマーを、少なくとも250℃の温度において、該パーフルオロエラストマーを少なくとも部分的に脱カルボキシル化するのに十分な時間加熱する工程を含む方法により製造することができる。
本発明の組成物は、存在するポリマー末端基の性質により分類できる数種類のパーフルオロエラストマーを含む。特にパーフルオロエラストマー組成物は、イオン化していない、またはイオン化することのできない末端基をもつことで特徴づけられる。イオン化していない、またはイオン化することのできない臭素化またはヨウ素化された末端基をもつパーフルオロエラストマーが知られている。しかし、本発明のパーフルオロエラストマーは実質的に臭素化またはヨウ素化された末端基をもたない。
本発明の第1タイプのパーフルオロエラストマーには、a)イオン化した、またはイオン化可能な末端基、b)臭素含有末端基、およびc)ヨウ素含有末端基からなる群から選択された末端基を実質的にもたないパーフルオロエラストマーが含まれる。この第1タイプのパーフルオロエラストマー組成物に関して、イオン化した、またはイオン化可能な末端基を実質的にもたないとは、存在するポリマー末端基の5%未満が、イオン化した、またはイオン化可能であることを意味する。イオン化した、またはイオン化可能な末端基の例には、カルボン酸末端基、カルボキシレート末端基、スルホン酸末端基、およびスルホネート末端基がある。臭素含有末端基およびヨウ素含有末端基を実質的にもたないとは、0.01重量パーセント未満のヨウ素または臭素が、ポリマー末端基中に存在することを意味する。
本発明の第2タイプのパーフルオロエラストマーには、いくらかのイオン化した、またはイオン化可能なカルボニル含有末端基が存在する種類のパーフルオロエラストマーが含まれる。イオン化した、またはイオン化可能なカルボニル含有末端基とは、それぞれカルボキシレート末端基またはカルボン酸末端基を意味する。このような末端基が多量に存在するとポリマーの加工性にとって有害であるため、好ましくはイオン化した、またはイオン化可能なカルボニル含有末端基は80%以下である。しかし高いせん断の下ではカルボニル含有末端基が10%減少しても、ポリマーのレオロジーの改良になる。これらの組成物はさらにイオン化した、またはイオン化可能なカルボニル含有末端基以外には実質的にどのようなタイプのイオン化した、またはイオン化可能な末端基も存在しないことで特徴づけられる。どのような他のタイプのイオン化した、またはイオン化可能な末端基も実質的に存在しないとは、これら他のイオン化可能な、またはイオン化した末端基がポリマーのキログラム当たり0.75ミリモル以下であることを意味する。このような他のイオン化した、またはイオン化可能な末端基には、スルホン酸およびスルホネート末端基がある。これらの非カルボキシルまたは非カルボキシレートの基が有意な量で存在する場合には、ポリマーの粘度は増加し始め、ポリマーの加工を困難にする。本発明のパーフルオロエラストマーのこの第2種類は、イオン化した、またはイオン化可能なカルボニル含有官能基をもつパーフルオロエラストマーの部分的脱カルボキシル化により調製される。
本発明には、硬化剤と組み合わせた上述の2つのタイプのパーフルオロエラストマーを含む硬化性組成物も含まれる。
本発明の組成物のさらなる種類は、実質的な濃度のカルボニル含有官能基を有するパーフルオロエラストマーを、硬化剤成分と組み合わせて、含有する硬化性パーフルオロエラストマー組成物を含み、その硬化剤は有機スズ化合物以外のものである。有機スズ化合物で硬化されたパーフルオロエラストマーは、1996年11月25日出願の、ケースAD−6425と指定されて出願され、「Fast−curing Perfluoroelastomer Compositions」という名称であるが、シリアルナンバーが不明である同時係属の米国特許出願に開示されている。
本発明は、加工性を改良したパーフルオロエラストマーの調製方法にも関する。この方法には、カルボキシルもしくはカルボキシレートの末端基、またはカルボキシルもしくはカルボキシレートのペンダント官能基をもつパーフルオロエラストマーの脱カルボキシル化による、ポリマー中のイオン化した、またはイオン化可能なカルボニル含有基の量の低減が含まれる。
パーフルオロエラストマーは少なくとも2種類の主の過フッ素化されたモノマーの共重合単位をもつポリマー組成物である。通常、主のコモノマーの1つはパーフルオロオレフィンであり、他の1つはパーフルオロビニルエーテルである。代表的な過フッ素化されたオレフィンには、テトラフルオロエチレンおよびヘキサフルオロプロピレンがある。好適な過フッ素化されたビニルエーテルは、式
CF=CFO(Rf′O)(Rf″O) (I)
で表されるものである。
式中、Rf′とRf″は炭素原子2〜6個のそれぞれ異なる鎖状または枝分かれパーフルオロアルキレン基、mとnは独立に0〜10、Rは炭素原子1〜6個のパーフルオロアルキル基である。
好ましい種類のパーフルオロ(アルキルビニル)エーテルには、式
CF=CFO(CFCFXO) (II)
で表される組成物がある。
式中、XはFまたはCF、nは0〜5、Rは炭素原子1〜6個のパーフルオロアルキル基である。
最も好ましいパーフルオロ(アルキルビニル)エーテルは、nが0または1、Rが炭素原子1〜3個を含むものである。このような過フッ素化されたエーテルの例にはパーフルオロ(メチルビニル)エーテルとパーフルオロ(プロピルビニル)エーテルがある。他の有用なモノマーには、式
CF=CFO[(CFCFCFZO] (III)
で表される化合物がある。
式中、Rは炭素原子1〜6個のパーフルオロアルキル基、m=0または1、n=0〜5、ZはFまたはCFである。
この種類の好ましい材料はRがCであり、m=0、n=1である。その他のパーフルオロ(アルキルビニル)エーテルモノマーには、式
CF=CFO[(CFCFCFO)(CFCFCFO)(CF]C2x+1 (IV)
で表される化合物がある。
式中、mとn=1〜10、p=0〜3、x=1〜5である。
この種類の好ましい化合物にはn=0〜1、m=0〜1、x=1のものがある。
有用なパーフルオロ(アルコキシビニル)エーテルの例には
CF=CFOCFCF(CF)O(CFO)2n+1 (V)
がある。
式中、n=1〜5、m=1〜3、好ましくはn=1である。
パーフルオロ(アルキルビニル)エーテルとパーフルオロ(アルコキシビニル)エーテルの混合物も用いることができる。
好ましいコポリマーは、主モノマー単位としてテトラフルオロエチレンと、少なくとも1種類のパーフルオロ(アルキルビニル)エーテルとで構成される。このようなコポリマーにおいては、共重合した過フッ素化エーテル単位がそのポリマー中の全モノマー単位の約15〜50モルパーセントを構成する。
典型的には、パーフルオロポリマーはさらに少なくとも1種類の硬化部位モノマーの共重合単位を含み、通常その量は0.1〜5モルパーセントである。この範囲は好ましくは0.3〜1.5モルパーセントの間にある。2種類以上の硬化部位モノマーが存在してもよいが、最も一般的には1種類の硬化部位モノマーが用いられ、それは少なくとも1つのニトリル置換基を含む。好適な硬化部位モノマーにはニトリル含有フッ素化オレフィンとニトリル含有フッ素化ビニルエーテルがある。有用なシアン−置換硬化部位モノマーには下記の式をもつものがある。
CF=CF−O(CF−CN (VI)
ただし、n=2〜12、好ましくは2〜6、
CF=CF−O[CF−CFCF−O]−CF−CFCF−CN
(VII)
ただし、n=0〜4、好ましくは0〜2、および、
CF=CF−[OCFCFCF−O−(CF−CN
(VIII)
ただし、x=1〜2、n=1〜4である。
式(VIII)のものが好ましい。特に好ましい硬化部位モノマーはニトリル基とトリフルオロビニルエーテル基をもつ過フッ素化されたポリエーテルである。
最も好ましい硬化部位モノマーは、
CF=CFOCFCF(CF)OCFCFCN (IX)
すなわち、パーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)または8−CNVEである。
他の硬化部位モノマーには式RCH=CRで表されるオレフィンがある。ただし、RとRは独立に水素およびフッ素から選択され、そしてRは独立に水素、フッ素、アルキル、およびパーフルオロアルキルから選択される。そのパーフルオロアルキル基は炭素原子を約12個まで含むことができる。しかし、好ましくは炭素原子4個までのパーフルオロアルキル基である。さらに、硬化部位モノマーは好ましくは水素原子3個以下のものである。このようなオレフィンの例には、エチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、トリフルオロエチレン、1−ヒドロペンタフルオロプロペン、および2−ヒドロペンタフルオロプロペンがある。
特に好ましいパーフルオロエラストマーは、テトラフルオロエチレン53.0〜79.9モルパーセント、パーフルオロ(メチルビニル)エーテル20.0〜46.9モルパーセント、およびニトリル含有硬化部位モノマー0.4〜1.5モルパーセントを含むものである。
本発明のパーフルオロエラストマー中に存在するいかなるカルボニル含有官能基も、ポリマー末端基として存在するか、あるいはフッ素化されたカルボニル含有コモノマーの共重合の結果として導入されるペンダントの官能基として存在する。カルボニル含有コモノマーとは、共重合可能な二重結合と、少なくとも1個のペンダントのカルボン酸基(その塩を含む)、ペンダントのカルボン酸エステル基、またはペンダントのカルボキサミド基とを有するフッ素化されたモノマーを意味する。このようなコモノマーは式(X)および(XI)で表される化合物で代表される。
CF=CFO(CFX (X)
CF=CFO[CFCF(CF)O](CFX (XI)
ただし、n=1〜4、x=2〜5、X=COH、CO 、CONH、またはCOCHである。
選択されるカルボニル含有コモノマーにより、得られるポリマーはその鎖のいずれかの点、すなわち鎖末端、鎖内部、またはその両方にカルボキシル、カルボキシレート、またはカルボキサミド(すなわちカルボン酸アミド)基をもつ。
カルボキシル、またはカルボキシレート末端基をもつパーフルオロエラストマーは、バルク中、不活性溶媒の溶液中、水性懸濁液中、あるいは水性乳濁液中のいずれかにおいて遊離基を生成する開始剤の存在下で、パーフルオロオレフィンおよびパーフルオロビニルエーテルの混合物を重合することにより調製することができる。パーフルオロエラストマーの重合技術については一般的にLogothetis,Prog.Polymn.Sci.vol.14,252〜296(1989)、および、1996年11月25日出願の、ケースAD−6425と指定されて出願され、「Fast−curing Perfluoroelastomer Compositions」という名称であるが、シリアルナンバーが不明である同時係属の米国特許出願に記載されている。他のものの中、Logothetisの論文は還元剤なしで、過硫酸アンモニウムまたはカリウムなどの過硫酸塩により開始することを含む重合法について記載している。還元剤なしで過硫酸塩を用いて熱的に開始される遊離基重合では、イオン化してカルボキシレートの基を形成するカルボン酸末端基を有するポリマーが生成される。還元剤には亜硫酸ナトリウムおよび亜硫酸水素ナトリウムなどの化合物がある。
1996年11月25日出願の、ケースAD−6425と指定されて出願され、「Fast−curing Perfluoroelastomer Compositions」という名称であるが、シリアルナンバーが不明である同時係属の米国特許出願に記載されているように、すぐれた硬化特性をもつカルボキシル化ポリマーは、パーフルオロオレフィンとパーフルオロビニルエーテルとを、還元剤なしで、滞留時間2〜4時間で連続的に十分攪拌可能な反応器中の水性乳濁液中で、温度75℃〜90℃、圧力2〜8MPaで過硫酸アンモニウムにより共重合反応を開始させて、共重合することにより得ることができる。好ましくは滞留時間は3.0〜3.7時間、温度は80℃〜85℃、圧力は6.0〜8.0MPaである。もし存在する還元剤の量が、過硫酸アンモニウムに基づいて、5モルパーセントを超える場合には、スルホネート末端基の量がポリマーの加工性に有害な影響を与える水準に達する。さらに、開示された組成物で通常の速い硬化速度を得るには、重合反応混合物のpHは一般に3.5〜7.0、好ましくは4.5〜6.5である。好ましくはテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロ(メチルビニル)エーテルモノマーであり、コンプレッサにより供給される。硬化部位モノマーが使用される場合には、好ましくは液体定量ポンプまたはコンプレッサにより供給される。この重合方法では、カルボキシル含有末端基、カルボキシレート含有末端基、カルボキサミド末端基、またはその混合物のかなりの割合を有するパーフルオロエラストマーのコポリマー組成物が生成する。ニトリル含有パーフルオロエラストマー中に存在するカルボキシル、カルボキシレート、およびカルボキサミド基の数は、カルボニル含量を表しており、生成した遊離基と重合速度の比に関係する。特に、過硫酸塩の熱分解速度論から計算された遊離基生成速度と重合速度の比は、ポリマーのカルボニル含量の尺度を提供する。過硫酸塩の熱分解速度については、F.A.Boveyらによる「Emulsion Polymerization」(Interscience Publishers,New York,1955)のなかに関連記事がある。85℃では1次分解速度係数は0.011/分である。85℃、滞留時間218分の連続攪拌槽型反応器の場合、供給される過硫酸塩の約70%が分解され、供給される過硫酸塩(ミリモル/時)の1.4倍に等しい硫酸塩遊離基の遊離基フラックスR(ミリモル/時)を生成する。現実の開始剤効率は、ポリマーの状態と、含まれるモノマーの種類によりこの計算で想定されてものよりかなり小さい可能性がある。重合速度R(kg/時)は容易に測定され、従って比R/Rは観察されたカルボキシレート量との相関関係に対して計算されることができる。通常、本発明の目的では、比R/Rは約10〜50ミリモル/kg、好ましくは20〜40ミリモル/kgの範囲にあるべきである。
カルボニル含有官能基は、フッ素化されたカルボニル含有コモノマーを、パーフルオロオレフィンおよびパーフルオロビニルエーテルの主コモノマーと共重合させることにより導入してもよい。硬化部位モノマーも同様にポリマー中に共重合されてもよい。このような共重合は実質的に上述と同様に行うことができる。単独開始剤が過硫酸塩の場合も、カルボニル含有末端基が得られる。さらに亜硫酸塩または重亜硫酸塩還元剤が存在する場合、得られるコポリマーは、スルホン酸またはスルホネート末端基と、カルボキシルまたはカルボキシレート末端基とを含むであろう。
ポリマーの乳濁液は反応器を出ると硫酸マグネシウムなどの多価金属塩の水溶液を用いて凝固される。凝固したポリマーを次いで脱イオン水で洗浄し、循環式エアオーブンを用いて70〜100℃で乾燥する。
イオン化した、またはイオン化可能な、カルボニル含有末端基を実質的に含まない本発明のパーフルオロエラストマーを製造するには、単離し、オーブン乾燥した固体のカルボキシル化パーフルオロエラストマーを熱処理することによって上述のようなカルボキシル化パーフルオロエラストマーの脱カルボキシル化が好都合に行なわれる。ポリマーは完全に乾燥する必要はない。すなわちポリマーは脱カルボキシル化工程に先だって完全または部分的に乾燥すればよい。脱カルボキシル化を行うにはパーフルオロポリマーを十分に高い温度および十分に長い時間加熱し、全末端基を脱カルボキシル化し、イオン化することのできない置換基、例えばジフルオロメチル基、トリフルオロビニル基、またはカルボキサミド基に変換する。この結果ポリマー粘度が低下する。部分的に脱カルボキシル化されたパーフルオロエラストマーも有用な組成物であり、カルボキシル化されたパーフルオロエラストマーを一層短時間で熱処理することにより調製することができる。ポリマーを部分的に脱カルボキシル化するには、通常、数分間にわたる250℃〜325℃の温度で十分である。従ってポリマーのクラム(crumb)またはシートを温度約250℃〜325℃で循環式エアオーブンを用いて処理することは、一部あるいは実質的に全てのカルボニル含有官能基を除去するには有効である。好ましくはポリマーは温度280℃〜320℃で30分加熱される。温度が250℃より低い場合には脱カルボキシル化は極度に遅い。温度が325℃を超える場合にはポリマー中の硬化部位モノマーの量が熱処理によって減少することがある。最も低い温度では必要な加熱時間が最も高い温度の場合よりはるかに長く、典型的な加熱時間は約5分から約24時間にわたる。脱カルボキシル化は、加熱された押し出し機、圧縮成形用金型、あるいは慣用の他の加熱されたエラストマー加工装置において行ってもよい。その妥当な時間は、温度と所望する脱カルボキシル化の程度によるであろう。ポリマーの内部温度を増す他の方法を用いること、例えばマイクロ波照射に曝すこともできることは当業者には容易に理解できる。
予想に反し、このパーフルオロエラストマーは加熱処理によって分解せず、種々の硬化剤を用いた硬化に対しすぐれた応答性を保持する。例えばパーフルオロエラストマー中にニトリル含有硬化部位モノマー、例えば8−CNVEの共重合単位が存在する場合には、加熱サイクルを適正に選択するならば、それらの濃度は本質的に影響しないことが分かった。
脱カルボキシル化工程は、脱カルボキシル化されていないポリマーと比べ、かなり低い体積粘性を有し、従って加工性の改良されたパーフルオロエラストマーを生成することになる。脱カルボキシル化されたポリマーの低体積粘性のもう1つの利点は、非脱カルボキシル化の形態で加工可能であったものよりも高分子量の脱カルボキシル化ポリマーを今では用いることができるということである。これらの一層高分子量のポリマーは最終製品の物理的特性(例えば引張強さ、圧縮永久歪、および高温時の低損失重量)を改良する。粘度低下は熱処理により起こるイオン性二官能価の減少と関係がある。例えば、完全脱カルボキシル化の場合、一般にムーニー粘度ML−10@121℃が25〜40%減少する。
低体積粘性のパーフルオロエラストマーは、本発明の脱カルボキシル化または部分的に脱カルボキシル化されたパーフルオロエラストマー組成物の妥当な量を、第2のパーフルオロエラストマーと配合することによって調製することもできる。第2のパーフルオロエラストマーは、イオン化した、またはイオン化可能な末端基をもつパーフルオロエラストマーであってもよく、あるいは臭素含有基またはヨウ素含有基をもつパーフルオロエラストマーであってもよい。得られるパーフルオロエラストマーの配合組成物は、その純粋なパーフルオロエラストマー成分との中間の体積粘性をもつであろう。配合物はそのパーフルオロエラストマー成分の典型的な物理的特性を示すであろうが、それらは高められた加工性、例えば押し出し挙動および混合特性を示す。
本発明のパーフルオロエラストマーのカルボニル含量は、フーリエ変換赤外分析に基づく、積分吸光度対比法(an integrated absorbance ratio method)により決定することができる。特に、ポリマー中のカルボキシル、カルボキシレート、およびカルボキサミド基の総含量を、フーリエ変換IR分光計を用いて薄いポリマーフィルムの積分した(integrated)カルボニル吸光度(すなわち領域1620〜1840cm−1中の全ピークの総面積)を測定することによって決定する。異なるポリマー試料におけるカルボニルのレベルを比較するため、積分吸光度はカルボニルの積分吸光度と厚さバンドの積分吸光度(the thickness band integrated absorbance)の比をとることによってポリマーフィルムの厚みの違いに対して規準化された。厚さバンドの積分吸光度は、領域2200〜2740cm−1中の全ピークの総面積であった。後者の領域中のピークの積分吸光度はポリマーフィルムの厚さに比例している。ポリマーの積分吸光度比を既知のカルボキシルまたはカルボキシレート含量の標準ポリマーの積分吸光度比と比較することにより、積分吸光度比はポリマー中のカルボニル基濃度の計算に容易に用いることができる。このような標準は、1996年11月25日出願の、ケースAD−6425と指定されて出願され、「Fast−curing Perfluoroelastomer Compositions」という名称であるが、シリアルナンバーが不明である同時係属の米国特許出願に記載のように、完全に脱カルボキシル化するために加熱した本発明のポリマーから調製することもできる。次にパーフルオロオクタン酸アンモニウムなどのカルボニル含有化合物の既知量を、実質的に完全に脱カルボキシル化されたポリマーに加え、積分吸光度比対パーフルオロオクタン酸アンモニウム濃度の校正曲線を作る。
本発明のパーフルオロエラストマーには、ポリマーに硬化剤を加えた組成物が含まれる。通常、商業的に用いられる場合には、パーフルオロエラストマー組成物は、ポリマー成分、硬化剤、および任意の添加物からなるであろう。ポリマー成分は上述のタイプのパーフルオロエラストマーである。
パーフルオロエラストマーがニトリル含有硬化部位モノマーの共重合単位をもつ場合、有機スズ化合物をベースにした硬化システムを利用することができる。好適な有機スズ化合物には、アリル−、プロパルギル−、トリフェニル−、およびアレニルスズ硬化剤がある。テトラアルキルスズ化合物またはテトラアリールスズ化合物は、ニトリル置換硬化部位と組み合わせて使用される好ましい硬化剤である。採用される硬化剤の量は必然的に最終製品に求められる架橋度ならびにパーフルオロエラストマー中の反応性成分の種類および濃度によるであろう。一般には、硬化剤は約0.5〜10phrを用いることができ、ほとんどの目的に対し1〜4phrで満足できる。ニトリル基は有機スズなどの硬化剤の存在下で三量体化し、s−トリアジン環を形成し、それによりパーフルオロエラストマーを架橋すると考えられる。架橋は温度275℃以上でも熱的に安定である。脱カルボキシル化または部分的に脱カルボキシル化されたパーフルオロエラストマーは、慣用の有機スズ硬化剤処方に従って配合した場合、促進剤を加えないならば硬化速度は許容できないほど遅いことが分かった。特に有機または無機アンモニウム塩は並外れて効果的な促進剤であることが分かった。好ましい促進剤にはパーフルオロオクタン酸アンモニウム、パーフルオロ酢酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウム、およびスルファミン酸アンモニウムがある。最も好ましくはパーフルオロオクタン酸アンモニウムである。これらの促進剤は、1996年11月25日出願の、ケースDW−0006と指定されて出願され、「Perfluoroelastomer Composition Having Enhanced Curing Performance」という名称であるが、シリアルナンバーが不明である同時係属の米国特許出願に開示されており、通常はパーフルオロエラストマー100部当たり0.1〜2.0部の量、好ましくはパーフルオロエラストマー100部当たり0.5〜1.0部の量が用いられる。パーフルオロエラストマー成分が複数のカルボニル含有官能基をもち、かつ硬化剤が有機スズ硬化剤である急速硬化パーフルオロエラストマー組成物については、1996年11月25日出願の、ケースAD−6425と指定されて出願され、「Fast−curing Perfluoroelastomer Compositions」という名称であるが、シリアルナンバーが不明である同時係属の米国特許出願に開示されている。
ニトリル含有硬化部位を有するパーフルオロエラストマーに有用な好ましい硬化システムは、式
Figure 2005048193
および
Figure 2005048193

で表されるビス(アミノフェノール)とビス(アミノチオフェノール)、および式
Figure 2005048193
で表されるテトラアミンを使用する。
ただし、AはSO、O、CO、炭素原子1〜6個のアルキル、炭素原子1〜10個のパーフルオロアルキル、または2個の芳香環を連結する炭素−炭素結合である。上記の式XIIおよびXIII中のアミノおよびヒドロキシル基は、基Aに関して互換可能のメタおよびパラ位にある。好ましい硬化剤は、4,4′−[2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)−エチリデン]ビス(2−アミノフェノール)、4,4′−スルホニルビス(2−アミノフェノール)、3,3′−ジアミノベンジジン、および3,3′4,4′−テトラアミノベンゾフェノンからなる群から選択された化合物である。この最初のものが最も好ましく、ビス(アミノフェノール)AFと呼ばれる。この硬化剤はAngeloの米国特許第3,332,907号の開示に従って調製することができる。ビス(アミノフェノール)AFは、4,4′−[2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチリデン]ビスフェノール(すなわちビスフェノールAF)を、好ましくは硝酸カリウムとトリフルオロ酢酸を用いてニトロ化し、続いて好ましい溶媒としてエタノールと、触媒として炭素における触媒量のパラジウムを用いて接触水素化することにより調製することができる。硬化剤の量は所望する硬化物の特性を最適化するように選択するべきである。ポリマー中に存在する全硬化部位と反応するのに必要な量よりわずかに過剰の硬化剤が用いられる。典型的にポリマー100部当たり硬化剤0.5〜5.0重量部が必要である。好ましくは1.0〜2.0部の範囲でよい。
過酸化物も硬化剤として利用することができる。有用な過酸化物は硬化温度で遊離基を発生するものである。特に好ましくは50℃を超える温度で分解する過酸化ジアルキルまたはビス(ジアルキルペルオキシド)である。多くの場合、過酸化酸素に結合した第三級炭素原子をもつジターシャリブチルペルオキシドを用いるのが好ましい。このタイプのうちで最も有用な過酸化物には、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリブチルペルオキシ)ヘキシン−3と、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリブチルペルオキシ)ヘキサンがある。他の過酸化物は、過酸化ジクミル、過酸化ジベンゾイル、過安息香酸ターシャリブチル、および炭酸ジ[1,3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)−ブチル]などの化合物から選択することができる。一般にはパーフルオロエラストマー100部当たり過酸化物約1〜3部が用いられる。通常、過酸化物硬化システムの一部として組成物に配合する他の材料には、有用な硬化が得られるように過酸化物と共働可能な多価不飽和化合物からなる助剤である。これらの助剤はパーフルオロエラストマー100部当たり0.1から10部の相当量を加えることができる。好ましくはパーフルオロエラストマー100部当たり2〜5部の間である。助剤は下記の化合物のうちの1つまたは2以上であってもよい。この化合物は、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリ(メチルアリル)、トリス(ジアリルアミン)−s−トリアジン、亜リン酸トリアリル、N,N−ジアリルアクリルアミド、ヘキサアリルリンアミド(phosphoramide)、N,N,N′,N′−テトラアルキルテトラフタルアミド、N,N,N′,N′−テトラアリルマロンアミド、イソシアヌル酸トリビニル、2,4,6−トリビニルメチルトリシロキサン、およびシアヌル酸トリ(5−ノルボネン−2−メチレン)である。イソシアヌル酸トリアリルは特に有用である。
存在する硬化部位モノマーに応じて、複式の硬化システムも使うことができる。例えばニトリル含有硬化部位モノマーの共重合単位をもつパーフルオロエラストマーは、有機スズ硬化剤と組み合わせた過酸化物と助剤の混合物を含む硬化剤を用いて硬化することができる。通常、過酸化物0.3〜5部、助剤0.3〜5部および有機スズ硬化剤0.1〜10部が使用される。
一般にパーフルオロエラストマーのコンパウンディングに使用されるカーボンブラック、安定剤、可塑剤、潤滑剤、充填剤、および加工助剤などの添加剤は、それらが意図する使用条件に対して適当な安定性を有するならば、本発明の組成物に混合することができる。特に、パーフルオロポリエーテルを混合することにより低温性能を向上することができる。
カーボンブラック充填剤は、組成物のモジュラス、引張強さ、伸び、硬さ、耐摩耗性、伝導率、および加工性をバランスさせる手段としてエラストマーに用いられる。パーフルオロエラストマー組成物においては、小粒径、高表面積のカーボンブラックが充填剤として選択されてきた。通常選ばれるグレードは、標準平均粒径約14nmの高強化ブラックで、ASTM D−1765によりNo.1グループにおいてN110と指定されているSAFカーボンブラックである。本発明の組成物において有用な具体的なカーボンブラックについては国際出願番号WO95/22575に記載されているものである。これらの具体的なカーボンブラックは、ASTM D−3849により判定される平均粒径が少なくとも約100nmから約500nmのものである。例には、N−991、N−990、N−908、およびN−907と指定されるMTブラック(ミディアムサーマルブラック)と、大粒径のファーネスブラックがある。好ましくはMTブラックである。使用する場合、通常は大粒径ブラック1〜70phrで十分であり、この量は硬化時間を遅らせることはない。
さらに、組成物中にフルオロポリマー充填剤も存在し得る。通常はパーフルオロエラストマー100部当たりフルオロポリマー充填剤1〜50部が用いられ、好ましくは少なくともパーフルオロエラストマー100部当たり約5部が存在する。フルオロポリマー充填剤は、パーフルオロエラストマー組成物の製造および硬化で使用される最も高い温度において固体である、微粉砕され、容易に分散するいかなる可塑性のフルオロポリマーでもよい。固体とは、フルオロプラスチックが部分的に結晶性の場合、パーフルオロエラストマーの加工温度より高い結晶融点をもつことを意味する。このような微粉砕された、容易に分散するフルオロプラスチックは一般にミクロパウダーまたはフルオロ添加剤と呼ばれる。ミクロパウダーは通常は部分的に結晶性ポリマーである。
本発明の組成物に用いることのできるミクロパウダーにはテトラフルオロエチレン(TFE)ポリマーとして知られるポリマー群をベースとするものがあるがこれに限定されない。この群にはTFEのホモポリマー(PTFE)、およびTFEと、樹脂が溶融加工されないままであるような低濃度の少なくとも1種類の共重合可能の変性用モノマーとのコポリマー(変性PTFE)がある。変性用モノマーは、例えばヘキサフルオロプロピレン(HFP)、パーフルオロ(プロピルビニル)エーテル(PPVE)、パーフルオロブチルエチレン、クロロトリフルオロエチレン、またはポリマー分子中に側鎖を導入する別のモノマーであってもよい。ポリマー中のこのような共重合された変性剤の濃度は通常1モルパーセント未満である。本発明に用いることのできるPTFEおよび変性PTFE樹脂には懸濁重合と乳化重合から誘導される両方のものがある。
ミクロパウダーの製造に用いられる高分子量PTFEは、通常分子量を下げるために電離放射線に当てる。これはPTFEが懸濁重合法により製造される場合、粉砕を容易にし、かつ砕け易くし、またはPTFEが乳化重合法により製造される場合、フィブリル化を抑制し、かつデアグロメレーションを向上させる。米国特許第3,956,000号のなかでKuhls等が開示しているような乳化重合法において、分子量を妥当に制御することによりTFEを重合して直接にPTFEミクロパウダーにすることが可能である。米国特許第4,879,362号のなかでMorganは、乳化(分散)重合法により製造する非溶融加工性、非フィブリル性の変性PTFEについて開示している。このポリマーはエラストマー性組成物へのせん断混合を行った場合、フィブリル化せず小板(platelets)を形成する。
TFEポリマーには、融点をPTFEの融点よりかなり低い温度まで下げるのに十分な濃度の1または2以上のモノマーの共重合単位を有する溶融加工可能なTFEのコポリマーも含まれる。このようなコポリマーは通常、溶融粘度が0.5〜60×10Pa・sの範囲にあるが、この範囲から外れた粘度のものも知られている。パーフルオロオレフィンとパーフルオロ(アルキルビニル)エーテルは好ましいコポリマーである。ヘキサフルオロプロピレンとパーフルオロ(プロピルビニル)エーテルが最も好ましい。FEP(TFE/ヘキサフルオロプロピレンのコポリマー)およびPFA[TFE/パーフルオロ(プロピルビニル)エーテルのコポリマー]などの溶融加工可能なTFEコポリマーは、もしそれらがパーフルオロエラストマーの加工温度に関して溶融温度における制限を満たすならば用いることができる。これらのコポリマーは、もし粒径が許容されるか、あるいはより大きな寸法の材料から出発して適切な粒径まで粉砕され得るならば、重合媒体から単離した粉末の形態で利用することができる。
本発明の硬化性組成物は、ガスケット、チューブ、およびシールの製造に有用である。このような製品は様々な添加剤を含む硬化性組成物の配合調合物を加圧下で成形し、部分硬化し、次いで後硬化工程を経ることにより製造される。硬化された組成物はすぐれた熱安定性と耐薬品性を有する。これらは半導体素子の製造用シールおよびガスケットなどの用途、および高温の自動車用途のシールに特に有用である。
ここで本発明はある具体例により説明されるが、ここで使われる部は注記しない限り全て重量部である。
試験方法
硬化特性
硬化特性を、モンサント振動ディスク型レオメーター(ODR)を用いてASTM D2084に相当する条件下で測定した。下記の硬化パラメータが記録された。
max:最大トルク量、単位N・m
min:最小トルク量、単位N・m
max−Mmin:最大トルク量と最小トルク量の差、単位N・m
2:Mminから2.26N・m上昇するまでの時間(分)
90:最大トルクの90%に至るまでの時間(分)
応力/歪特性は、ASTM D412に従って測定された。下記のパラメータが記録された。
100:100%伸び時のモジュラス、単位MPa
:破断時の引張強さ、単位MPa
:破断時の伸び、単位%
O−リング試料の圧縮永久歪を、ASTM D395に従って測定した。
(実施例1)
この実施例では、テトラフルオロエチレン(TFE)約54.8wt.%、パーフルオロ(メチルビニル)エーテル(PMVE)43wt.%、およびパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)(8−CNVE)2.2wt.%の共重合単位をもち、また固有粘度0.53(ポリマー0.2gをFC−437 60wt.%、FC−75 40wt.%、ジグリム3wt.%からなる混合溶媒100mlに30℃で溶かし、測定した)および積分吸光度比0.46をもつパーフルオロエラストマーのターポリマーを用いた。
パーフルオロエラストマーのターポリマーを、攪拌機を備えた連続反応器を用いて、85℃、約600psi(4.1MPa)で水性乳化重合を行って調製した。重合用界面活性剤は、パーフルオロオクタン酸アンモニウムであり、単独開始剤は過硫酸アンモニウムであった。TFEおよびPMVEモノマーをコンプレッサから供給し、液状の硬化部位モノマーの8−CNVEを高圧計量ポンプから正確に供給した。緩衝塩のリン酸水素二ナトリウムを、過硫酸塩の分解により生成した酸度を中和し、PHの範囲を4.5〜6.5の範囲に制御するために加えた。反応器から排出して、ポリマー乳濁液を硫酸マグネシウム水溶液で凝固した。凝固したポリマーを次いで脱イオン水で洗浄し、80℃の循環式エアオーブン中で、48時間乾燥し、ポリマークラムを形成した。以後「ポリマークラムA」と呼ぶ。ポリマークラムAはムーニー粘度(ML−10@121℃)116をもつ。
ポリマークラムAを、300℃の循環式エアオーブン中で、60分間熱処理し、実質的に脱カルボキシル化された本発明のポリマーを生成した。このポリマーはムーニー粘度(ML−10@121℃)69をもち、これはポリマークラムAのムーニー粘度に比べて実質的な低下を示している。本発明の熱処理ポリマーの方がこのように低粘度であるため、熱処理されていないポリマークラムAより加工しやすい。
熱処理されたポリマーを次いでミディアムサーマルカーボンブラック(MTブラック)30phrおよび硬化剤2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン[ビス(アミノフェノール)AF]1.0phrとともにゴム用ロール機でコンパウンドし、本発明の硬化性組成物を生成する。硬化応答性をASTM D2084に従ってODRにより判定した。結果を表Iに示す。応力/歪特性は、210℃、20分間プレス硬化したポリマーシートから型に打ち抜いた1組の試験片、およびプレス硬化し、次いで300℃のエアオーブン中で、18時間の後硬化を行った第2の1組の試験片について測定した。275℃、20分間プレス硬化したO−リング試料と、プレス硬化し、次いで300℃のエアオーブン中で、18時間の後硬化を行ったO−リングの圧縮永久歪の値も表Iに示す。
比較例A
熱処理していないポリマークラムAの試料を、実施例1に記載のようにカーボンブラックおよび硬化剤とコンパウンドした。硬化応答性はASTM D2084に従ってODRにより判定した。結果を表Iに示す。
熱処理し、実質的に脱カルボキシル化された実施例1のポリマーの硬化性組成物は、実施例1の組成物の低いt90、高いMmax−Mmin、および低いMminにより示されるように、熱処理していない比較試料と比べ速い硬化応答、高い硬化状態、および低い最小粘度を示すことが表Iに示すデータからわかる。
Figure 2005048193
(実施例2)
ポリマークラムBは、わずかに高いR/Rを用いたことを除いて実施例1におけるポリマークラムAの調製に対する記載と実質的に同じように調製した。ポリマークラムBはムーニー粘度(ML−10@121℃)85、固有粘度0.48、および吸光度比0.430をもった。ポリマークラムBを150℃で、3分間プレスし、ボイドのない厚さ4mmのシートにした。そのシートを次いで循環式エアオーブンで様々な条件の下で熱処理し、そのポリマーを部分的に脱カルボキシル化した。このポリマーは300℃で、1時間の熱処理の結果、ムーニー粘度ML−10@121℃は58まで減少した。
フーリエ変換赤外スペクトルを150℃で、2分間プレスした薄いフィルム上で動かし、加熱時間と温度の関数としてカルボニル含有末端基濃度を測定した。表IIのデータは積分吸光度比に及ぼす様々な熱処理の影響を示す。吸光度比は、表示された試料の吸光度比をポリマークラムBの吸光度比で割ることによって残留カルボニル含有末端基の分率として表される。
Figure 2005048193
300℃で熱処理した数種類の試料のレオロジー特性(表II)はローザンド式キャピラリレオメータを用いてせん断速度1500/秒、90℃で評価した。試料は上述の厚さ4mmのボイドのないシートから切り取った。評価の結果、表IIIに示すように、その評価結果は、ポリマーの熱処理によってせん断応力およびせん断粘度がともに急激に減少することを示す。データはさらに、この効果が加熱時間によることを示す(表III)。
Figure 2005048193
(実施例3)
パーフルオロエラストマーを、一層低いR/Rを用いたことを除いて実施例1におけるパーフルオロエラストマーと実質的に同様に調製した。単離後、ポリマークラムは300℃の循環式エアオーブン中で、60分間熱処理し、実質的に脱カルボキシル化された本発明のポリマーを生成した。ムーニー粘度(ML−10@121℃)は106、積分吸光度比は0.32であった。この実質的に脱カルボキシル化されたポリマーを表IVにポリマー1と表示する。ポリマー1および加熱処理されていないパーフルオロエラストマー(ポリマー2と表示されている)に表IVに示す添加剤をコンパウンドした。ODR試験の試験片をコンパウンドした試料から調製した。表IVの200℃のODRデータが示すように、ポリマー1の硬化性組成物はテトラフェニルスズ硬化剤を用いて非常にゆっくり硬化した。加熱処理されていないポリマー2の試料はテトラフェニルスズを用いてよく硬化した。カルボン酸アンモニウム塩の供給源であるパーフルオロオクタン酸アンモニウムをポリマー1に加えると、硬化は満足し得るものとなった。すなわち硬化速度は驚くほど急激に増加した。さらに試料は硬化状態の増加を示した。
Figure 2005048193
(実施例4)
テトラフルオロエチレン、パーフルオロ(メチルビニル)エーテル、およびパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)をモル比約67.2/32.1/0.7の共重合単位を含むパーフルオロエラストマーを下記のように調製した。脱イオン水20リットル、過硫酸アンモニウム93g、リン酸水素二ナトリウム七水和物810g、およびパーフルオロオクタン酸アンモニウム(Fluorad(登録商標)FC−143、フッ素化された界面活性剤)182gからなる水溶液を、機械的に攪拌される、水ジャケットを備えたステンレススチール製の5リットルのオートクレーブに速度688ml/時で注入した。同時にパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)22.3g/時からなる第3の流れを計量した。ダイヤフラム式コンプレッサによりモノマーのテトラフルオロエチレン(363g/時)とパーフルオロ(メチルビニル)エーテル(412g/時)のガス状混合物を一定速度で供給した。反応の間、反応器を温度85℃、圧力6.2MPa(900psi)に保ち、pHを6.6に制御した。ポリマーラテックスを降下弁により連続的に取り出し、未反応モノマーを排出した。16時間の操作で得られるラテックスを回収し、下記のようにポリマーを単離した。上記ラテックス5リットルを、硫酸マグネシウム・七水和物225gおよび脱イオン水40リットルからなる予熱(90〜95℃)した溶液に攪拌しながら加える。得られた凝固したクラムポリマーをろ過し、繰り返し水洗し、70℃のエアオーブンで、48時間乾燥した。乾燥したポリマーの重量は9489gであり、組成はパーフルオロ(メチルビニル)エーテル42.9wt.%、パーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)2.2wt.%、残りはテトラフルオロエチレンであった。ポリマーの固有粘度は、ヘプタフルオロ−2,2,3−トリクロロブタン、パーフルオロ(α−ブチルテトラヒドロフラン)、およびエチレングリコールジメチルエーテルの容量比60/40/3からなる溶媒100g当たりポリマー0.1gを含む溶液中で測定したとき0.74dl/gであった。
ポリマーを、Hg真空(760mmHg)において約30で作動する真空ポートと、直径約0.188インチのシングルホールドダイを備えた30mm二軸スクリュー押出機で押し出した。温度プロフィルは表Vに示した。
Figure 2005048193
手持ち式高温計で測定したポリマー溶融温度は320℃であった。ポリマーを秤量供給装置を用いて4.54kg/時の速度で押出機に供給した。スクリュー速度は100rpmであった。積分吸光度比、ムーニー粘度、および融解レオロジーを測定した。結果を表VIに示す。
Figure 2005048193

Claims (5)

  1. (A)(1)パーフルオロオレフィン、(2)パーフルオロ(アルキルビニル)エーテル、パーフルオロ(アルコキシビニル)エーテルおよびその混合物からなる群から選択されたパーフルオロビニルエーテル、および(3)少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化オレフィン、少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化ビニルエーテルおよびその混合物からなる群から選択された少なくとも1つのニトリル基を有する硬化部位モノマーの共重合単位を含むパーフルオロエラストマー、および
    (B)パーフルオロエラストマー100重量部当たり約0.1〜10重量部の、有機スズ硬化剤以外の硬化剤を含有し、
    前記パーフルオロエラストマーは、i)カルボキシル末端基、カルボキシレート末端基、カルボキサミド末端基およびその混合物からなる群から選択された複数のカルボニル含有末端基を有し、かつ、ii)カルボニル含有官能基を有するもの以外のイオン化可能な、またはイオン化された末端基を実質的に含有せず、そして、カルボニル含有末端基の積分吸光度比は0.1より大きく、該積分吸光度比は、パーフルオロエラストマーのフーリエ変換赤外スペクトルで測定されるように、1620〜1840cm−1の範囲内の積分ピーク強度と、2220〜2740cm−1 の範囲内の積分ピーク強度との比を計算することにより決定されることを特徴とする、硬化性パーフルオロエラストマー組成物。
  2. 前記パーフルオロエラストマーは、テトラフルオロエチレン、パーフルオロ(メチルビニル)エーテル、およびパーフルオロ(8−シアノ−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)の共重合単位を含有する、請求項1に記載の組成物。
  3. (A)カルボキシル基、カルボキシレート基およびカルボキサミド基からなる群から選択された複数のカルボニル含有官能基を有し、そして(1)パーフルオロオレフィン、(2)パーフルオロ(アルキルビニル)エーテル、パーフルオロ(アルコキシビニル)エーテルおよびその混合物からなる群から選択されたパーフルオロビニルエーテル、(3)カルボキシル含有およびカルボキシレート含有コモノマーからなる群から選択されたフッ素化モノマーおよび(4)少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化オレフィン、少なくとも1つのニトリル基を有するフッ化ビニルエーテルおよびその混合物からなる群から選択された少なくとも1つのニトリル基を有する硬化部位モノマーの共重合単位を含むパーフルオロエラストマー、および
    (B)パーフルオロエラストマー100重量部当たり約0.1〜10重量部の、有機スズ硬化剤以外の硬化剤を含有し、
    前記カルボニル含有官能基の積分吸光度比は0.1より大きく、該積分吸光度比は、パーフルオロエラストマーのフーリエ変換赤外スペクトルで測定されるように、1620〜1840cm−1の範囲内の積分ピーク強度と、2220〜2740cm−1 の範囲内の積分ピーク強度との比を計算することにより決定されることを特徴とする、硬化性パーフルオロエラストマー組成物。
  4. 前記硬化剤が、式
    Figure 2005048193

    (式中、AはSO、O、CO、炭素原子1〜6個のアルキル、炭素原子1〜10個のパーフルオロアルキルあるいは2個の芳香環を結合する炭素−炭素結合である)で表される化合物からなる群から選択される、請求項1または3に記載の組成物。
  5. 前記硬化剤がジアルキルペルオキサイドである、請求項1または3に記載の組成物。
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