JP2005043177A - 倣いプローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】追従性を確保して高応答化を図ることができ、かつ測定精度を十分に向上させることができる倣いプローブを提供すること。
【解決手段】プローブ本体部4に弾性部材5D,5E,5Fを介して移動自在に支持された測定子6と、プローブ本体部4および測定子6を被測定物に対して微小範囲で移動させる微動手段3,7と、測定子6と被測定物の表面との接触力を検出する接触力検出手段5Gと、加速度により測定子6に作用する慣性力を接触力から除外して接触力を補正する接触力補正手段8とを備えて構成される。従って、微動手段3,7をフィードバック制御することで、測定力を調節できるので、追従性を確保して、測定の高応答化、高精度化を図ることができる。また、測定子6の慣性力を除外することで、測定誤差を補正して真の測定力を得ることができ、高精度な測定を実行することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、倣いプローブに関する。詳しくは、被測定物の表面に沿って駆動される接触式の倣いプローブに関する。
【0002】
【背景技術】
被測定物(ワーク)表面の粗さやうねりを測定する表面性状測定機等に用いられる倣いプローブにおいて、測定子(スタイラス、接触針)の先端と被測定物表面との接触力(測定力)をできるだけ小さく、かつ一定にさせることが、測定精度を高める点で重要である。このため、測定力を小さくかつ一定に調整することができる倣いプローブが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された倣いプローブ(座標測定装置のプローブヘッド)は、直交三方向(X,Y,Z方向)の各々に関して、設定可能な測定力を発生させる電磁式の測定力発生器を備えて構成されている。そして、測定子の変位(速度)に応じて、その変位と逆向きの信号を制御回路から測定力発生器に加えることで、測定力を小さくし、かつ適宜調節することができるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−43066号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の倣いプローブでは、測定力発生器を制御して測定力を小さくすると、測定子に対する駆動力も小さくなってしまい、被測定物表面に対する測定子の追従性が低下してしまう。このため、倣いプローブを駆動する駆動速度を遅くして追従性を確保する必要が生じるので、測定速度が高められず、測定時間が遅延化してしまうという問題がある。
さらに、測定子とともに動作する可動部質量が大きいため、測定力を小さくしたことにより、倣いプローブを駆動する際の測定子に作用する加速度が測定精度に影響を及ぼすことになる。すなわち、測定子が加速度を伴って移動すると、この加速度を測定子の質量に乗じた慣性力が移動方向と逆向きに作用することになり、この慣性力が含まれた値として測定力が検出されてしまう。このため、測定力が大きい場合にはさほど問題にはならない慣性力が測定誤差として測定結果に影響を与え、測定精度を十分に高めることができないという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、追従性を確保して高応答化を図ることができ、かつ測定精度を十分に向上させることができる倣いプローブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の倣いプローブは、被測定物の表面に沿って駆動される倣いプローブであって、プローブ本体部と、このプローブ本体部に弾性部材を介して移動自在に支持されるとともに、前記被測定物の表面に接触し、当該表面に倣って移動する測定子と、前記プローブ本体部および測定子を前記被測定物に対して微小範囲で移動させる微動手段と、前記測定子とプローブ本体部との相対移動量に基づいて、当該測定子と前記被測定物の表面との接触力を検出する接触力検出手段と、加速度を伴う移動によって前記測定子に作用する慣性力を、前記接触力から除外して当該接触力を補正する接触力補正手段とを備え、前記微動手段は、前記補正された接触力が設定範囲内の値となるようにフィードバック制御されて、前記プローブ本体部および測定子を駆動することを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、接触力が設定範囲内の値となるように微動手段をフィードバック制御し、この制御された微動手段でプローブ本体部および測定子を駆動することで、測定力を調節することができる。従って、測定力ができるだけ小さく、また一定になるように制御することもできるので、追従性を確保して、測定の高応答化を図ることができるとともに、高精度化を促進させることができる。
また、加速度を伴って移動する測定子に作用する慣性力を接触力補正手段によって接触力から除外することで、慣性力による測定誤差を補正することができ、真の測定力を得ることができる。これにより、加速度が測定精度に及ぼす影響を排除して、測定力が小さくても測定誤差のない高精度な測定を実行することができる。従って、例えば、表面性状測定機の駆動アーム等で当該倣いプローブを、低速から高速に急激に速度上昇する(大きな加速度が作用する)ように駆動して、高速な倣い測定を実行しても、高い測定精度を維持させることができる。
【0008】
請求項2に記載の倣いプローブは、請求項1に記載の倣いプローブにおいて、前記微動手段は、互いに直交する三方向に沿って前記プローブ本体部および測定子を案内する三軸スライダと、この三軸スライダを前記三方向の各方向に移動させる少なくとも3つのアクチュエータとを備えて構成されることを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、微動手段を三軸スライダおよびアクチュエータで構成したことで、フィードバック制御によりアクチュエータを制御して、三軸スライダの各方向に沿ってプローブ本体部および測定子を駆動させることができる。従って、本発明の倣いプローブが特に三次元測定機に用いられる場合に、三次元方向について測定力を調節することができ、測定の高精度化をさらに促進させることができる。
【0010】
請求項3に記載の倣いプローブは、請求項1または請求項2に記載の倣いプローブにおいて、前記接触力補正手段は、前記測定子と略同一の質量を有する錘と、この錘と前記測定子とを連結するパンタグラフ機構と、このパンタグラフ機構の中間位置を前記プローブ本体部に対して、当該パンタグラフ機構の延出方向に関して不動に、かつ当該パンタグラフ機構の延出方向に直交する二軸に関して回転自在に支持させるジンバル機構とを備えて構成され、前記測定子に作用する慣性力と、前記錘に作用する慣性力とが、前記パンタグラフ機構を介して釣り合うことで、当該測定子に作用する慣性力が前記接触力から除外されることを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、錘、パンタグラフ機構、ジンバル機構を備えて接触力補正手段を構成し、錘に作用する慣性力と測定子に作用する慣性力とが釣り合うことで、測定子に作用する慣性力が接触力(測定力)から除外されるので、接触力検出手段で真の接触力を検出することができる。従って、加速度による慣性力の影響を排除して、高精度な測定を実行することができる。
【0012】
請求項4に記載の倣いプローブは、請求項1または請求項2に記載の倣いプローブにおいて、前記接触力補正手段は、前記測定子に作用する加速度を検出する加速度センサを備え、前記加速度センサで検出した測定子の加速度に基づいて、当該測定子に作用する慣性力を算出するとともに、算出した慣性力を前記接触力検出手段で検出された接触力から除外することで、当該接触力を補正することを特徴とする。
【0013】
このような構成によれば、加速度センサを備えて接触力補正手段を構成し、加速度センサで検出した測定子の加速度に基づいて、測定子に作用する慣性力を算出するとともに、算出した慣性力を接触力検出手段で検出された接触力(測定力)から除外することで、真の測定力を得ることができる。従って、加速度による慣性力の影響を排除して、高精度な測定を実行することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る倣いプローブの好適な実施形態を挙げ、図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下の説明にあたって、同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図1ないし図5には、本発明の第1実施形態が示され、図6、図7には、第2実施形態が示されている。
【0015】
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る倣いプローブ1を示す斜視図である。図2は、倣いプローブ1の一部を断面して示す斜視図である。図3および図4は、倣いプローブ1に設けられた接触力補正手段の動作を説明する側面図である。図5は、倣いプローブ1を用いた測定の手順を説明する説明図である。
図1において、倣いプローブ1は、図示しない三次元測定機の駆動アームに取り付けられる取付軸2を備え、駆動アームの移動により互いに直交する三方向(X,Y,Z方向)に駆動されるようになっている。すなわち、倣いプローブ1は図1中、下方に配置される図示しない被測定物(ワーク)の表面に沿って、水平二方向(X,Y方向)および垂直方向(Z方向)に駆動される接触式の三次元倣いプローブである。
【0016】
倣いプローブ1は、取付軸2の下端に固定された三軸スライダ3と、三軸スライダ3の下方に設けられたプローブ本体部4と、プローブ本体部4に連結された平行リンク機構5と、平行リンク機構5に支持された測定子としてのスタイラス6とを備えて構成されている。このスタイラス6は、接触針6Aとスタイラス取付部6Bとを備えており、接触針6Aの先端の球状部分がワークの表面に接触するとともに、ワークの表面に倣って移動するようになっている。
【0017】
三軸スライダ3は、第1〜第3のスライド部材3A,3B,3Cを備えている。第1スライド部材3Aは、取付軸2の下端に固定され、X−Y平面(X軸およびY軸に平行な平面、水平面)に平行な板材から形成されている。第1スライド部材3Aの下面(取付軸2と反対側の面)には、Y軸に平行なガイド(不図示)が設けられている。第2スライド部材3Bは、X−Y平面に平行な板材から形成され、第1スライド部材3A下面のガイドに案内されて、第1スライド部材3Aに対してY方向にスライド自在に支持されている。第2スライド部材3Bの下面には、X軸に平行なガイド(不図示)が設けられている。第3スライド部材3Cは、X−Y平面に平行な板材と、X−Z平面(垂直面)に平行な板材とから、全体略L字形に形成されている。そして、第3スライド部材3Cは、第2スライド部材3B下面のガイドに案内されて、第2スライド部材3Bに対してX方向にスライド自在に支持されている。第3スライド部材3Cの垂直面には、Z軸に平行なガイド(不図示)が設けられ、このガイドに案内されて、プローブ本体部4が第3スライド部材3Cに対してZ方向にスライド自在に支持されている。
【0018】
第1〜第3のスライド部材3A,3B,3Cには、各々1つずつのアクチュエータ7(7A,7B,7C)が設けられている。第1スライド部材3Aの上面に設けられるアクチュエータ7は、第2スライド部材3Bを第1スライド部材3Aに対してY方向に移動させるY軸アクチュエータ7Aである。第3スライド部材3Cの水平面に設けられるアクチュエータ7は、第3スライド部材3Cを第2スライド部材3Bに対してX方向に移動させるX軸アクチュエータ7Bである。第3スライド部材3Cの垂直面に設けられるアクチュエータ7は、プローブ本体部4を第3スライド部材3Cに対してZ方向に移動させるZ軸アクチュエータ7Cである。
【0019】
各アクチュエータ7A,7B,7Cは、永久磁石および可動コイルからなるリニアモータや、回転式モータ、圧電素子等の駆動機構を内蔵した本体部7Dと、本体部7Dから突出したアーム部7Eとを備え、図示しないケーブル等で三次元測定機100(図5)の制御装置101(図5)に接続されている。Y軸アクチュエータ7Aは、本体部7Dが第1スライド部材3Aの上面に固定されるとともに、アーム部7EがY方向に突出して第2スライド部材3Bの側面に連結されている。X軸アクチュエータ7Bは、本体部7Dが第3スライド部材3Cの水平面下面に固定されるとともに、アーム部7EがX方向に突出して第2スライド部材3Bの側面に連結されている。Z軸アクチュエータ7Cは、本体部7Dが第3スライド部材3Cの垂直面に固定されるとともに、アーム部7EがZ方向に突出してプローブ本体部4の上端に連結されている。
【0020】
以上のような各アクチュエータ7A,7B,7Cに制御装置から制御信号を加えることで、本体部7Dの駆動機構が作動し、アーム部7Eを出没駆動して、第2、第3のスライド部材3B,3Cおよびプローブ本体部4が、三次元(X,Y,Z方向)に駆動されることになる。そして、各アクチュエータ7A,7B,7Cの駆動制御により、第2、第3のスライド部材3B,3Cおよびプローブ本体部4を微小範囲で移動させることができるようになっている。従って、第1〜第3のスライド部材3A,3B,3Cからなる三軸スライダ3、およびY軸、X軸、Z軸の3つのアクチュエータ7A,7B,7Cからなるアクチュエータ7によって、微動手段が構成されている。
また、三軸スライダ3には、図示を省略するが、各スライド部材3A,3B,3C、およびプローブ本体部4のX,Y,Z方向位置を検出するスケール102(図5)が設けられており、このスケール102で検出された位置情報が制御装置101に送られるようになっている。
【0021】
プローブ本体部4は、X−Z平面(垂直面)に平行な板材から形成されており、このプローブ本体部4の下部には、平行リンク機構5が固定されている。
平行リンク機構5は、プローブ本体部4の下部両側からY軸に平行に延出する2本の第1リンク部材5Aと、この第1リンク部材5Aの間に支持される角形リング状の第2リンク部材5Bと、この第2リンク部材5Bの上方に支持される角形リング状の第3リンク部材5Cとを備えて構成されている。この第3リンク部材5Cの下方にスタイラス6が支持されている。これらの各リンク部材5A,5B,5Cおよびスタイラス6は、互いに弾性部材である板ばね5Dを介して連結されており、スタイラス6が第1リンク部材5A、つまりプローブ本体部4に対して三次元方向(X,Y,Z方向)に移動自在に支持されることとなる。
【0022】
第1リンク部材5Aは、基端部がプローブ本体部4に固定されている。第1リンク部材5Aの先端部には、一対の板ばね5Dが上下に対向して互いにX−Y平面に平行に取り付けられている。そして、一対の板ばね5Dの先端を連結する連結材5Hに第2リンク部材5Bが固定されている。すなわち、第2リンク部材5Bは、4つの板ばね5Dを介して第1リンク部材5Aに支持されていることになる。また、板ばね5Dは、その板厚方向であるZ方向に変形可能になっており、かつ上下の板ばね5D同士が平行を維持した状態で変形することにより、第2リンク部材5Bは、X−Y平面に平行な状態で第1リンク部材5Aに対してZ方向に移動できるようになっている。
【0023】
第2リンク部材5Bの角形リング状の四辺のうち、Y軸に沿った二辺の内側には、一対ずつの板ばね5EがY−Z平面に平行に上方に延びて取り付けられている。そして、これら4つの板ばね5Eの上端に第3リンク部材5CのY軸に沿った二辺の外側が固定されている。すなわち、第3リンク部材5Cは、4つの板ばね5Eを介して第2リンク部材5Bに支持されていることになる。また、板ばね5Eは、その板厚方向であるX方向に変形可能になっており、かつ4つの板ばね5E同士が平行を維持した状態で変形することにより、第3リンク部材5Cは、X−Y平面に平行な状態で第2リンク部材5Bに対してX方向に移動できるようになっている。
【0024】
第3リンク部材5Cの角形リング状の四辺のうち、X軸に沿った二辺の外側には、一対ずつの板ばね5FがX−Z平面に平行に下方に延びて取り付けられている。そして、これら4つの板ばね5Fの下端にスタイラス6のスタイラス取付部6BのX軸に沿った側端縁が固定されている。すなわち、スタイラス6は、4つの板ばね5Fを介して第3リンク部材5Cに支持されていることになる。また、板ばね5Fは、その板厚方向であるY方向に変形可能になっており、かつ4つの板ばね5F同士が平行を維持した状態で変形することにより、スタイラス6は、X−Y平面に平行な状態で第3リンク部材5Cに対してY方向に移動できるようになっている。
【0025】
以上の板ばね5D,5E,5Fには、これらの板ばね5D,5E,5Fの変形(歪み)を検出する歪みゲージ5Gが取り付けられている。これらの歪みゲージ5Gは、図示しないケーブル等で三次元測定機100(図5)の制御装置101(図5)に接続されており、検出した板ばね5D,5E,5Fの変形(歪み)の値がデータとして制御装置101に送られ、このデータからスタイラス6の接触針6Aとワークとの接触力(測定力)が検出されるようになっている。すなわち、歪みゲージ5Gによって、接触力検出手段が構成されている。
なお、接触力検出手段は、歪みゲージ5Gに限らず、スタイラス6に作用する接触力が検出できるものであればよい。
【0026】
また、スタイラス取付部6Bは、第2リンク部材5Bの角形リング状内部、つまりZ方向の略同一位置に設けられており、かつ、第2リンク部材5Bの内部側面に対して所定のクリアランスを有している。このクリアランスにより、スタイラス6が第3リンク部材5Cに対してY方向に移動し、また第3リンク部材5Cが第2リンク部材5Bに対してX方向に移動しても、スタイラス6が第2リンク部材5Bの内部側面にぶつからないようになっている。
【0027】
図2において、スタイラス取付部6Bの上側には、本実施形態の接触力補正手段8が設けられている。すなわち、スタイラス取付部6Bの上面(接触針6Aの反対側の面)には、平面視で円形の凹部6Cが形成されており、この凹部6Cに第1のジンバル機構8Aが設けられている。また、プローブ本体部4の内側面には、平面視で略コ字形の支持部材4AがY方向に突出して固定されており、この支持部材4Aの略コ字形の開口部分に第2のジンバル機構8Bが設けられている。そして、2つのジンバル機構8A,8Bには、上下(Z方向)に伸縮自在に構成されたパンタグラフ機構8Cが支持されており、このパンタグラフ機構8Cの上端に錘としてのカウンターバランス8Dが取り付けられている。従って、これらのジンバル機構8A,8B、パンタグラフ機構8C、およびカウンターバランス8Dによって、本実施形態の接触力補正手段8が構成されている。
【0028】
ジンバル機構8A,8Bは、図3、4にも示すように、スタイラス取付部6Bの凹部6Cおよび支持部材4Aの内側面にX軸を中心として回転自在に支持されたリングと、このリングにY軸に平行に取り付けられた回転軸8E,8Fとを備えている。そして、これら2つの回転軸8E,8Fにパンタグラフ機構8Cの下端および中間位置が軸支されている。すなわち、パンタグラフ機構8Cは、ジンバル機構8A,8Bを介して、スタイラス取付部6Bおよび支持部材4Aに対して、X軸およびY軸の二軸回りに回転自在に、Z軸回りに回転不能に、かつX,Y,Zの三方向に関して移動不能に、支持されることになる。
【0029】
パンタグラフ機構8Cは、各々X−Z平面に平行に設けられ、かつY軸回りに回転自在に連結された6つのリンクから、Z方向に伸縮自在に構成されている。すなわち、回転軸8Eに2つの下部リンクの各一端が連結され、これら各下部リンクの他端に他の2つの中央リンクの各一端が連結され、これら各中央リンクの中間位置が回転軸8Fで連結されるとともに、各中央リンクの他端に他の2つの上部リンクの各一端が連結され、これら各上部リンクの他端同士が連結軸8Gで連結されている。この連結軸8Gは、回転軸8E,8FとZ軸に沿った一直線上で、かつ回転軸8Fを挟んで回転軸8Eと対称位置に設けられている。そして、連結軸8Gには、スタイラス6の質量、すなわち接触針6Aおよびスタイラス取付部6Bを合わせた質量と略同一の質量を有したカウンターバランス8Dが取り付けられている。
【0030】
次に、図3〜5に基づいて、本実施形態の倣いプローブ1を用いたワーク表面性状の測定手順を説明する。
図3において、倣いプローブ1は、図中X方向右側に向かって加速度Aを伴って移動している。加速度Aを伴う移動としては、例えば、倣いプローブ1が右方向に増速するように駆動される、あるいは左方向の移動中に減速するように駆動される移動などである。そして、倣いプローブ1に右向きの加速度Aが作用すると、スタイラス6には、その質量に加速度Aを乗じた慣性力F1が左向きに作用し、カウンターバランス8Dにも同様に、慣性力F2が左向きに作用する。ここで、スタイラス6およびカウンターバランス8Dの質量が略同一に設定されているので、慣性力F1,F2の大きさは、略同一になる。従って、パンタグラフ機構8Cで連結されたスタイラス6およびカウンターバランス8D間で、回転軸8Fの位置を中心として、慣性力F1,F2が釣り合って、これらの慣性力F1,F2がジンバル機構8Bおよび支持部材4Aを介してプローブ本体部4に反力として伝達されることになる。これにより、スタイラス6に作用する慣性力F1は、平行リンク機構5の歪みゲージ5Gにて検出されることがなく、歪みゲージ5Gにおいて、スタイラス6の接触針6Aとワークとの接触による真の測定力が検出されるようになっている。
なお、X方向左側に向かって、あるいはY方向に加速度が作用した場合についても、上述と同様に、スタイラス6の接触針6Aとワークとの接触による真の測定力が検出されるようになっている。
【0031】
図4において、倣いプローブ1は、図中Z方向上方に向かって加速度Aを伴って移動している。そして、倣いプローブ1に上向きの加速度Aが作用すると、スタイラス6およびカウンターバランス8Dには、略同一の大きさの慣性力F1,F2が下向きに作用する。これらの慣性力F1は、パンタグラフ機構8Cを上下に引き延ばそうとする力であり、慣性力F2は、パンタグラフ機構8Cを上下に押し縮めようとする力であるため、互いに釣り合うことになる。これにより、スタイラス6に作用する慣性力F1は、平行リンク機構5の歪みゲージ5Gにて検出されることがなく、歪みゲージ5Gにおいて、スタイラス6の接触針6Aとワークとの接触による真の測定力が検出されるようになっている。
【0032】
また、三次元測定機100は、図5に示すように、制御装置101に測定力を指令するように構成されている。制御装置101は、三次元測定機100からの指令値(大きさと方向を含む測定力指令)、三軸スライダ3に設けられたスケール102からのX,Y,Z方向の位置情報、および歪みゲージ(X,Y,Z軸測定力検出器)5Gで上述のように検出された真の測定力を受け取り、これらの情報に基づいて、X,Y,Z軸の各アクチュエータ7B,7A,7Cを制御する。すなわち、歪みゲージ5Gで検出された真の測定力と、三次元測定機100から指令された測定力との誤差が小さくなるように、アクチュエータ7が制御装置101でフィードバック制御されている。このようにして得られた測定力および位置情報に基づいて、三次元測定機100によるワーク表面性状の測定が実行される。
【0033】
以上のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) 三次元測定機100からの指令値に基づいて、アクチュエータ7をフィードバック制御し、この制御されたアクチュエータ7でプローブ本体部4およびスタイラス6を微小範囲で移動させることで、測定力が設定範囲内の値となるように調節することができる。従って、測定力ができるだけ小さく、また一定になるように制御することもできるので、スタイラス6のワークに対する追従性を確保して、測定の高応答化を図ることができるとともに、高精度化を促進させることができる。
【0034】
(2) また、倣いプローブ1が加速度Aを伴って移動する際に、スタイラス6に作用する慣性力F1と、接触力補正手段8のカウンターバランス8Dに作用する慣性力F2とが釣り合って、スタイラス6に作用する慣性力F1が接触力から除外されることで、慣性力F1による測定誤差を補正することができ、真の測定力を得ることができる。これにより、加速度Aが測定精度に及ぼす影響を排除して、測定力が小さくても測定誤差のない高精度な測定を実行することができる。従って、例えば、倣いプローブ1を低速から高速に急激に速度上昇する(大きな加速度が作用する)ように駆動して、高速な倣い測定を実行しても、高い測定精度を維持させることができる。
【0035】
(3) 三軸スライダ3およびアクチュエータ7で微動手段を構成したことで、フィードバック制御によりアクチュエータ7を制御して、三軸スライダ3の各駆動方向に沿ってプローブ本体部4およびスタイラス6を駆動させることができる。従って、倣いプローブ1で検出される測定力を三次元方向について調節することができ、測定の高精度化をさらに促進させることができる。
【0036】
(4) スタイラス6を支持する平行リンク機構5を板ばね5Dを介して連結された第1〜第3のリンク部材5A,5B,5Cから構成し、第1リンク部材5A、第2リンク部材5B、およびスタイラス6のスタイラス取付部6BがZ軸方向の略同一位置に設けたので、特にZ方向に関して倣いプローブ1をコンパクトに構成することができる。
【0037】
〔第2実施形態〕
図6は、第2実施形態に係る倣いプローブ10の一部を断面して示す斜視図である。図7は、倣いプローブ10を用いた測定の手順を説明する説明図である。第2実施形態の倣いプローブ10では、接触力補正手段の構成が、前述の第1実施形態と相違する。それ以外の構成は、第1実施形態と略同様である。
【0038】
図6において、スタイラス6のスタイラス取付部6B上面には、加速度センサ(加速度計)11が設けられている。加速度センサ11は、X,Y,Z軸に沿った三方向の加速度を検出できる三軸加速度センサであって、スタイラス6に作用するX,Y,Z方向の加速度が検出できるようになっている。そして、加速度センサ11は、図示しないケーブル等で三次元測定機100(図7)の制御装置101(図7)に接続されており、検出された加速度は、データとして制御装置101に送られる。
【0039】
図7において、加速度センサ11からの加速度に基づいて、制御装置101で演算処理される。すなわち、検出された加速度とスタイラス6の質量とを乗じてスタイラス6に作用する慣性力を算出するとともに、算出した慣性力を歪みゲージ(X,Y,Z軸測定力検出器)5Gで検出された測定力から減算する。この演算により、スタイラス6の接触針6Aとワークとの接触による真の測定力が検出されるようになっている。このため、本実施形態において、接触力補正手段は、加速度センサ11、および加速度センサ11で検出された加速度に基づく演算処理によって構成されることになる。
【0040】
そして、制御装置101は、三次元測定機100からの指令値、三軸スライダ3に設けられたスケール102からのX,Y,Z方向の位置情報、および算出された真の測定力に基づいて、X,Y,Z軸の各アクチュエータ7B,7A,7Cを制御する。すなわち、算出された真の測定力と、三次元測定機100から指令された測定力との誤差が小さくなるように、アクチュエータ7が制御装置101でフィードバック制御されている。このようにして得られた測定力および位置情報に基づいて、三次元測定機100によるワーク表面性状の測定が実行される。
【0041】
以上のような本実施形態によれば、前述の(1)、(3)、(4)の効果と略同様の効果に加えて、次のような効果が得られる。
(5) 加速度センサ11を備えて接触力補正手段を構成し、加速度センサ11で検出したスタイラス6の加速度に基づいて、スタイラス6に作用する慣性力を算出するとともに、算出した慣性力を歪みゲージ5Gで検出された接触力(測定力)から除外することで、真の測定力を得ることができる。従って、加速度による慣性力の影響を排除して、高精度な測定を実行することができる。
【0042】
(6) また、接触力補正手段の構成が簡単にできるので、倣いプローブ10の構造を簡単にして、小型化、軽量化を図ることができる。
【0043】
なお、本発明の倣いプローブは、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
【0044】
例えば、前記実施形態では、倣いプローブ1,10として三次元測定機に用いられる三次元倣いプローブについて説明したが、これに限らず、スタイラスが一次元あるいは二次元に移動可能に構成された倣いプローブであってもよい。この際、接触力検出手段、接触力補正手段、および微動手段等もスタイラスの移動方向に応じて、当該方向の測定力を検出でき、その測定力を当該方向についての慣性力を除外して補正し、当該方向にスタイラスを微駆動できるものであればよい。
【0045】
また、微動手段を三軸スライダ3およびアクチュエータ7から構成したが、これに限らず、微動手段を異なる駆動機構で構成してもよい。例えば、X,Y,Z方向のいずれかの方向について駆動しないように構成、つまり一軸、あるいは二軸の自由度を有する微動手段を構成してもよい。すなわち、スタイラスによる測定力の検出は三次元方向で実行されるとしても、測定精度および測定速度等の実用上の理由から、フィードバック制御により微小範囲で駆動する必要性が少ない方向について、微動手段の駆動を省略してもよい。
【0046】
また、スタイラス6をプローブ本体部4に支持させる機構は、平行リンク機構5に限らず、同様の作用を有する機構で構成してもよい。また、弾性部材は、板ばね5D,5E,5Fに限らず、スライダとコイルばねとを組み合わせて構成してもよく、また、その他の構成であってもよい。さらに、歪みゲージ5G(接触力補正手段)を板ばね5D,5E,5Fに取り付けたが、スタイラスとワークとの接触力を検出できる位置であれば、接触力補正手段の取付位置は、特に限定されない。
【0047】
また、前記第1実施形態では、接触力補正手段8をパンタグラフ機構8Cやジンバル機構8A,8Bから構成したが、これに限らず、同様の作用が得られるリンク機構を採用してもよい。また、例えば、Z方向についての接触力補正が実用上不要である場合などにおいては、Z方向に伸縮する機構が不要になるので、スタイラスとカウンターバランスとが1本の棒材等で連結され、この棒材の延出方向中心位置が二軸(X,Y軸)回りに回転可能に支持された構成が採用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の倣いプローブによれば、追従性を確保して高応答化を図ることができ、かつ測定精度を十分に向上させることができるという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る倣いプローブを示す斜視図である。
【図2】前記倣いプローブの一部を断面して示す斜視図である。
【図3】前記倣いプローブに設けられた接触力補正手段の動作を説明する側面図である。
【図4】前記倣いプローブに設けられた接触力補正手段の動作を説明する側面図である。
【図5】前記倣いプローブを用いた測定の手順を説明する説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る倣いプローブの一部を断面して示す斜視図である。
【図7】前記倣いプローブを用いた測定の手順を説明する説明図である。
【符号の説明】
1,10 倣いプローブ
3 三軸スライダ
4 プローブ本体部
5 平行リンク機構
5D,5E,5F 板ばね(弾性部材)
5G 歪みゲージ(接触力補正手段)
6 スタイラス(測定子)
7 アクチュエータ
8 接触力補正手段
8A,8B ジンバル機構
8C パンタグラフ機構
8D カウンターバランス(錘)
8E,8F 回転軸
11 加速度センサ
A 加速度
F1,F2 慣性力

Claims (4)

  1. 被測定物の表面に沿って駆動される倣いプローブであって、
    プローブ本体部と、
    このプローブ本体部に弾性部材を介して移動自在に支持されるとともに、前記被測定物の表面に接触し、当該表面に倣って移動する測定子と、
    前記プローブ本体部および測定子を前記被測定物に対して微小範囲で移動させる微動手段と、
    前記測定子とプローブ本体部との相対移動量に基づいて、当該測定子と前記被測定物の表面との接触力を検出する接触力検出手段と、
    加速度を伴う移動によって前記測定子に作用する慣性力を、前記接触力から除外して当該接触力を補正する接触力補正手段とを備え、
    前記微動手段は、前記補正された接触力が設定範囲内の値となるようにフィードバック制御されて、前記プローブ本体部および測定子を駆動することを特徴とする倣いプローブ。
  2. 請求項1に記載の倣いプローブにおいて、
    前記微動手段は、互いに直交する三方向に沿って前記プローブ本体部および測定子を案内する三軸スライダと、この三軸スライダを前記三方向の各方向に移動させる少なくとも3つのアクチュエータとを備えて構成されることを特徴とする倣いプローブ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の倣いプローブにおいて、
    前記接触力補正手段は、
    前記測定子と略同一の質量を有する錘と、
    この錘と前記測定子とを連結するパンタグラフ機構と、
    このパンタグラフ機構の中間位置を前記プローブ本体部に対して、当該パンタグラフ機構の延出方向に関して不動に、かつ当該パンタグラフ機構の延出方向に直交する二軸に関して回転自在に支持させるジンバル機構とを備えて構成され、
    前記測定子に作用する慣性力と、前記錘に作用する慣性力とが、前記パンタグラフ機構を介して釣り合うことで、当該測定子に作用する慣性力が前記接触力から除外されることを特徴とした倣いプローブ。
  4. 請求項1または請求項2に記載の倣いプローブにおいて、
    前記接触力補正手段は、前記測定子に作用する加速度を検出する加速度センサを備え、前記加速度センサで検出した測定子の加速度に基づいて、当該測定子に作用する慣性力を算出するとともに、算出した慣性力を前記接触力検出手段で検出された接触力から除外することで、当該接触力を補正することを特徴とした倣いプローブ。
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