JP6212148B2 - 測定プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、測定プローブに係り、特に、高い感度を保ちながら、簡易的な構成で感度の測定方向依存性を低減可能な測定プローブに関する。
従来、特許文献1に示すような測定プローブが提案されている。この測定プローブは、被測定物と接触する接触部を有するスタイラスと、接触部が被測定物に接触したことを検出する検出素子と、を備えている。スタイラスは2つの支持部材で支持されており、そのうちの接触部に近い支持部材は、3つの独立した支持部で構成されており、この支持部それぞれに検出素子が取り付けてある。即ち、この測定プローブでは、スタイラスが2つの支持部材で支持されているので、タッチ信号を高い感度で出力することが可能である。
特表平9−507918公報
しかしながら、特許文献1の測定プローブでは、検出素子が3つであることから、一定の歪み量に対する検出素子から出力される検出信号には方向依存性がでてしまう。つまり、タッチ信号の感度補正を行うとしても、そのための補正テーブルが必要となり複雑となる。また、補正をしなければ、感度の方向依存性を解消できないおそれがあった。
本発明は、前記の問題点を解決するべくなされたもので、高い感度を保ちながら、簡易的な構成で感度の測定方向依存性を低減可能な測定プローブを提供することを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、被測定物と接触する接触部を有するスタイラスと、前記スタイラスを軸心上に支持可能なプローブハウジングと、該接触部の移動を検出可能な検出素子と、該検出素子の出力を処理する信号処理回路と、を備える測定プローブであって、回転対称形状であって、前記スタイラスの姿勢変化を許容する支持部材を、該プローブハウジングの軸方向に複数備え、該複数の支持部材のうちで、変形可能な腕部を備える少なくとも1つの支持部材に、4つの前記検出素子が4回対称の位置に配置され、前記信号処理回路は、該検出素子の出力を処理して前記接触部の互いに直交する3方向それぞれへの変位成分を示す3つの変位信号を出力する第1処理部と、前記3つの変位信号を合成した合成信号を出力する第2処理部と、該合成信号の信号レベルと所定の基準値とを比較する比較部と、を備え、該合成信号の信号レベルが該所定の基準値以上のときには、タッチ信号が出力され、前記第1処理部は、前記4つの検出素子から出力された4つの出力の全てを加算する第1の加算部と、前記軸心周りに互いに90度位相が異なる2つの前記検出素子の出力に対してそれぞれ、180度位相が異なる該検出素子の出力を減算する減算部と、を備え、前記第2処理部は、前記3つの変位信号をそれぞれ二乗する二乗部と、前記二乗部から出力された二乗信号をすべて加算する第2の加算部と、を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
本願の請求項に係る発明は、前記第2処理部に、更に、前記第2の加算部の出力の平方根を演算して前記合成信号を出力する平方根演算部を備えるようにしたものである。
本願の請求項に係る発明は、前記第2処理部に、更に、前記3つの変位信号の信号レベルにそれぞれの所定の係数を乗算する乗算部を備えるようにしたものである。
本願の請求項に係る発明は、前記それぞれの所定の係数を、前記3方向における第1基準値から該第1基準値よりも大きな第2基準値に達した際の前記接触部の変位量の違いを較正するように設定したものである。
本願の請求項に係る発明は、前記スタイラスを複数用意し、前記所定の係数を、前記スタイラス毎に変更するようにしたものである。
本願の請求項に係る発明は、前記信号処理回路が、前記比較部の前段に、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、もしくはバンドパスフィルタを備えるようにしたものである。
本願の請求項に係る発明は、前記信号処理回路が、測定力をかけていない状態の接触部の基準位置から、該接触部に任意の方向で一定の変位且つ一定の測定力がかけられた際に、前記タッチ信号を出力するようにしたものである。
本願の請求項に係る発明は、前記信号処理回路が、更に、前記接触部が前記軸方向に直交する方向へ測定力を与えた際に、前記スタイラスの撓み量に従い、前記軸方向に直交する変位量を補正するようにしたものである。
本発明によれば、高い感度を保ちながら、簡易的な構成で感度の測定方向依存性を低減可能な測定プローブを実現できる。
本発明の第1実施形態に係る測定プローブを用いた測定システムの一例を示す模式図 図1の測定プローブの断面を示す模式図 図2の測定プローブの構成を示すブロック図 図3の信号処理回路の構成を示すブロック図 図4の乗算部の係数の関係を示す模式図 本発明の第2実施形態に係る測定プローブの構成を示すブロック図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
本発明の測定システムに係る第1実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
最初に、測定システム100の全体構成を説明する。
測定システム100は、図1に示す如く、測定プローブ300を移動させる三次元測定機200と、手動操作するジョイスティック111を有する操作部110と、三次元測定機200の動作を制御するモーションコントローラ500と、を備える。また、測定システム100は、モーションコントローラ500を介して三次元測定機200を動作させるとともに三次元測定機200によって取得した測定データを処理して被測定物Wの寸法や形状などを求めるホストコンピュータ600と、測定条件等を入力する入力手段120と、測定結果を出力する出力手段130と、を備える。
ここで、三次元測定機200は、図1に示す如く、測定プローブ300と、定盤210と、定盤210に立設されて測定プローブ300を三次元的に移動させる駆動機構220と、駆動機構220の駆動量を検出する駆動センサと、を備えている。
次に、測定プローブ300の概略構成を説明する。
測定プローブ300は、図2に示す如く、被測定物Wと接触する接触部362を有するスタイラス336と、スタイラス336を軸心O上に支持可能なプローブハウジング306と、接触部362の軸心O上からの移動及び軸心O上での移動を検出可能な検出素子325と、検出素子325の出力を処理してタッチ信号Soutを出力する信号処理回路320と、を備えている(つまり、測定プローブ300は、タッチ信号プローブとされている)。なお、スタイラス336は、スタイラスモジュール304に含まれ、プローブハウジング306と検出素子325とはプローブ本体302に含まれている。プローブ本体302は、駆動機構220のスピンドル224に支持されている、そして、スタイラスモジュール304はキネマティックジョイント(後述)で、高い位置再現性で脱着可能にプローブ本体302に連結されている。
以下、測定プローブ300について詳細に説明する。なお、以下の説明のために、図2の紙面上下方向にZ方向をとり、紙面左右方向にX方向をとり、紙面垂直方向にY方向をとる。このため、測定プローブ300の軸心Oの方向(軸方向O)は、Z方向と同一となる。
前記プローブ本体302は、図2に示す如く、プローブハウジング306と、信号処理回路320と、支持部材322、324と、検出素子325と、連結シャフト326と、フランジ部材328と、永久磁石330と、球332と、を備える。
プローブハウジング306は、図2に示す如く、取り付け部308と、回路配置部310と、固定部材314と、下部部材(壁部材)316と、本体カバー318と、を備える。
取り付け部308は、図2に示す如く、測定プローブ300の上端部においてスピンドル224に取り付けられる部位であり、例えばスピンドル224に設けられた嵌合部に挿入される頭部が設けられている。また、取り付け部308は、モーションコントローラ500と電気的接続が可能な一方の接続端子ともされている。そして、取り付け部308の軸心O上には、もう一方の接続端子309が設けられている。取り付け部308と接続端子309とは、絶縁部材Mi1〜Mi3により互いに短絡することなく、回路配置部310に配置される信号処理回路320に接続されている。回路配置部310は、取り付け部308の下端に配置されている。回路配置部310は、円盤形状の上端部310Aと下端に設けられた円盤形状の下フランジ312を除いて、軸心Oに直交する断面が略三角形形状とされている。その略三角形形状とされた外周に、信号処理回路320が配置されている。回路配置部310は、支持部材322、324の上側に配置されている。いわば、回路配置部310は、支持部材322、324に対して反スタイラスモジュール側に配置されている。このため、回路配置部310の内部に空隙を設ける必要はなく、回路配置部310を高い剛性で成形することができる。回路配置部310は、信号処理回路320で生じる熱による伸縮を低減するように低膨張材で成形することができる。
下フランジ312の下端周辺部312Bには、図2に示す如く、支持部材322を挟んで、固定部材314が固定されている。固定部材314は、軸心O上に開口部314Aが設けられた円筒形状とされている。なお、下フランジ312の下端周辺部312Bの径方向内側と、固定部材314の内周上端側には、それぞれ対峙部312C、314Bが設けられている。対峙部312C、314Bは、支持部材322の両面にそれぞれ非接触で対峙している。対峙部312C、314Bと支持部材322との距離は、支持部材322の変位を規制して、支持部材322が弾性変形の範囲内となるように定められている。
固定部材314の下端内面には、4つの凹部314Cが4回対称で設けられている。そして、固定部材314の下端周辺部には、支持部材324を挟んで、下部部材316が固定されている。下部部材316は、円環形状とされている。本体カバー318は、円筒形状であり、回路配置部310、下フランジ312、固定部材314、下部部材316の外周に、信号処理回路320を全て覆うように配置されている。本体カバー318は、ボルトで、固定部材314に固定されている。
信号処理回路320は、図3に示す如く、検出素子325の出力を処理して接触部362に被測定物Wが接触したことを通知するタッチ信号(接触感知信号)Soutを出力する回路である。簡単に説明すると、信号処理回路320は、4つの検出素子325の出力からXYZの3方向への撓み量を求め、その3方向への撓み量を合成して、接触部362が一定の変位以上となった際に、タッチ信号Soutを出力する構成となっている(具体的な構成は後述する)。なお、信号処理回路320には、温度センサが設けられ、温度センサの出力に応じて、熱で生じる測定プローブ300の測定誤差を補正するようにしてもよい。
支持部材322、324は、図2に示す如く、プローブハウジング306の軸方向Oに配置されスタイラス336の姿勢変化を許容する弾性変形可能な部材であり、材質としてはSUS系など(他の材料でもよい)である。具体的に、支持部材322、324はそれぞれ、図3に示す如く、周方向(軸心Oの周りで)で互いに角度が90度ずれた位置に全部で4つの変形可能な腕部を備える回転対称形状であり、この4つの腕部は同一平面上に成形されている。支持部材322、324は、同一の厚みの同様の構造で、互いに腕部の幅が異なるだけである(これに限らず、互いに異なる腕の厚み、長さ、形状とされていてもよいし、支持部材322、324全体が互いに異なる形状とされていてもよい)。このため、以下では検出素子325の配置される支持部材324の説明を行い、支持部材322についての重複する説明は省略する。なお、支持部材の構造は、本実施形態で示す形状に限定されるものではない。
支持部材324は、図3に示す如く、略円板形状の部材であり、矩形状の腕部324Bに加え、連結シャフト326に接続される中心部324Aと、中心部324Aと腕部324Bで連結されプローブハウジング306に接続される周辺部324Cと、を備える。周辺部324Cは、支持部材324の最外周にあり、腕部324Bは径方向に直線的に延在して、周辺部324Cの内側に配置されている。中心部324Aは、腕部324Bのさらに内側に配置されている。支持部材324は、プローブハウジング306に対する連結シャフト326の変位により、中心部324Aが上下左右に移動し、腕部324Bが弾性変形する構造となっている。
検出素子325は、例えば貼付けタイプの歪みゲージであり、図3に示す如く、検出素子325の配置される支持部材324の歪み量を検出する。検出素子325は、支持部材324の腕部324Bそれぞれに配置されて、例えば接着剤で固定されている。
連結シャフト326は、図2、図3に示す如く、略円柱形状とされ、2つの支持部材322、324を連結している。連結シャフト326は、下フランジ312、固定部材314、及び下部部材316とは、2つの支持部材322、324により、軸心O上に非接触に保持されている。連結シャフト326はフランジ部材328を一体的に支持している。
フランジ部材328は、図2に示す如く、略円盤形状であり、下部部材316と軸方向Oで非接触に対峙し、且つ本体カバー318と径方向で非接触に対峙している。そして、フランジ部材328は、スタイラスモジュール304を支持している。ここで、下部部材316とフランジ部材328との間の少なくとも一部の隙間にグリースオイルなどの粘性材料VMが充填されている。これにより、少なくとも粘性材料VMが下部部材316に対するフランジ部材328の変位をダンピングし、測定プローブ300の移動に伴って生じるXY方向及びZ方向への不要な振動の発生を低減でき、測定プローブ300の高感度化に伴うノイズの増大を防止することが可能となる。なお、粘性材料VMの代わりに、シリコーンなどのゴム(弾性材料)が使われていてもよい。フランジ部材328の下面の軸心O上には永久磁石330が固定され、それを取り囲むようにフランジ部材328の下端外周には、周方向で120度毎に3つの球332が回転対称に配置されている。
前記スタイラスモジュール304は、図2に示す如く、オーバートラベル機構334と、オーバートラベル機構334に支持されるスタイラス336と、を備える。
オーバートラベル機構334は、図2に示す如く、タッチ信号Soutを出力する際の測定力Fよりも大きな力が加わった場合にスタイラス336の位置を変化させ、大きな力が消失した際には自動的にスタイラス336の位置を復元する機構である。つまり、オーバートラベル機構334は、スタイラス336に大きな力が加わった際には、スタイラスモジュール304がプローブ本体302から外れる前にスタイラス336の位置を変化させるように機能する。具体的に、オーバートラベル機構334は、フランジ部338と、延在部344と、スタイラスホルダ346と、コイルばね350と、備える。
フランジ部338は、図2に示す如く、フランジ部材328に対応する部材である。即ち、球332に接するように、V溝340がフランジ部338の周方向で120度毎に3つ配置されている。そして、フランジ部338には、永久磁石330に対向して、永久磁石330と引き合う磁性部材(永久磁石でもよい)342が配置されている。
ここで、V溝340は、図2に示す如く、対応する球332の表面それぞれに接触する。このため、永久磁石330と磁性部材342とが所定の磁力で引き合った状態では、フランジ部材328にフランジ部338が6点着座(接触)された状態となる。つまり、高い位置決め精度を実現しながら、フランジ部材328とフランジ部338とを連結することができる。即ち、フランジ部338とフランジ部材328とは、脱着可能な連結機構であるキネマティックジョイント(キネマティックカップリングとも称する。以降同じ)を構成している状態である。このキネマティックジョイントにより、プローブ本体302とスタイラスモジュール304とが脱着を繰り返しても、高い位置決め再現性を実現することが可能である。なお、キネマティックジョイントは、V溝と球との組み合わせだけでなく、一対のローラと球との組み合わせであってもよい。また、V溝と球との組み合わせでその順序が逆であってもよい。つまり、6点着座できる構造であれば、V溝と球との組み合わせに限定されない(以下に示すキネマティックジョイントも同様)。なお、スタイラス336に横方向(軸方向Oと直交する方向)から大きな力が加わったときには、フランジ部材328からスタイラスモジュール304が脱落(すべてのV溝340に球332が接触しない状態となった場合だけでなく、一部でのみV溝340に球332が接触しない状態となった場合も含む。以降同じ)をして、プローブ本体302の破損を防止することが可能である(このため、永久磁石330と磁性部材342との引き合う所定の磁力は、上述した大きな力に対応した力とされる。以降同じ)。
延在部344は、図2に示す如く、フランジ部338の外周に一体とされ、その内側に軸方向Oに伸縮可能なコイルばね350を収納している。スタイラスホルダ346は、延在部344の軸方向O端部に設けられ、ボルトで延在部344と接続されている。そして、スタイラスホルダ346は、コイルばね350で押圧されるスタイラス336のフランジ部356を、そのコイルばね側上面で、移動可能に支持している。スタイラスホルダ346のコイルばね側上面には、球348が周方向で120度毎に3つ配置されている。そして、フランジ部356の下面には、球348に対応して、周方向で120度毎にV溝358が3つ設けられている。なお、V溝358の軸方向は、軸心Oに向かうほぼ径方向と同一とされている。即ち、スタイラスホルダ346とフランジ部356とは、上述したキネマティックジョイントを構成している状態と言える。
このため、コイルばね350によりフランジ部356が所定のばね力で押圧された状態では、スタイラスホルダ346にフランジ部356が6点着座(接触)された状態となり、一定の位置に位置決めされる。つまり、オーバートラベル機構334によって、コイルばね350の押圧力を超えない測定力Fの範囲では、フランジ部338に対するスタイラス336の再現性の高い位置決めを実現することができる。そして、スタイラス336にコイルばね350で与えられる所定のばね力よりも大きな力が加わったときには、スタイラスホルダ346からフランジ部356が脱落して、プローブ本体302からのスタイラスモジュール304の脱落を防止することが可能である。本実施形態では、対峙部312C、314Bがあるので、必ず支持部材322は弾性変形の範囲内となるが、コイルばね350で与えられる所定のばね力は、支持部材322、324の弾性変形の範囲を超えるような測定力Fよりも小さくされていることが望ましい。
スタイラス336は、図2に示す如く、前述したようにスタイラスホルダ346に支持されるフランジ部356と、フランジ部356から軸方向Oに延在するロッド部360と、ロッド部360の先端に設けられた接触部362と、を有する。
ロッド部360は、図2に示す如く、その基端がフランジ部356に取り付けられている。ロッド部360の先端には、被測定物Wに接触する球形の接触部362が設けられている(即ち、スタイラス336は被測定物Wと接触する接触部362を有する)。なお、スタイラス336にXY方向への変位がない状態においてスタイラス336の中心軸の方向がZ方向(軸方向O)となる。
次に、信号処理回路320について、図3、図4を用いて説明する。
信号処理回路320は、図3に示す如く、第1処理部364と、第2処理部366と、基準値設定部376と、比較部378と、を備える。
第1処理部364は、図3に示す如く、検出素子325の出力を処理して接触部362の互いに直交するXYZの3方向それぞれへの変位成分を示す3つの変位信号Vx、Vy、Vzを出力する。具体的に、第1処理部364は、図4に示す如く、減算部364X、364Yと、加算部(第1の加算部)364Zと、を備える。減算部364X、364Yはそれぞれ、軸心O周りに互いに角度が90度異なる位置の2つの検出素子325の出力に対してそれぞれ、角度が180度異なる位置の(X方向、Y方向の)検出素子325の出力を減算(差分を算出)する。そして、減算部364X、364Yはそれぞれ、変位信号Vx、Vyを出力する。加算部364Zは、4つの検出素子325から出力された4つの出力の全てを加算する。そして、加算部364Zは、変位信号Vzを出力する。
第2処理部366は、図3に示す如く、3つの変位信号Vx、Vy、Vzを合成した合成信号Voutを出力する。具体的に、第2処理部366は、図4に示す如く、3つの乗算部368X、368Y、368Zと、3つの二乗部370X、370Y、370Zと、加算部(第2の加算部)372と、平方根演算部374と、を備える。3つの乗算部368X、368Y、368Zは、変位信号Vx、Vy、Vzの信号レベルにそれぞれの所定の係数Kx、Ky、Kzを乗算し、互いの変位信号Vx、Vy、Vzの信号レベルを相対的に変化させる。ここで、それぞれの所定の係数Kx、Ky、Kzは、所定の基準値Vsとして第1基準値Vs1と第2基準値Vs2に設定した際に、XYZの3方向における第1基準値Vs1から第2基準値Vs2に達した際の接触部362の変位量の違いを較正するように設定されている。つまり、この較正で、第1基準値Vs1から第2基準値Vs2までの接触部362の変化量をXYZの3方向いずれでも同一としている。なお、所定の係数Kx、Ky、Kzは、すべて同一となる場合もあるし、2つが同一となる場合もあるし、全てが異なる場合もある。
具体的に、接触部362のX方向とZ方向とについて、図5を用いて説明する(Y方向についはX方向と同様となるので説明を省略する)。図5では、縦軸が所定の基準値Vsで横軸が接触部362の変位Dpを示している。ここでは、実線ZaxがZ方向へ接触部362を変位させた際、破線XaxがX方向へ接触部362を変位させた際、それぞれを示すグラフである。例えば、第1基準値Vs1から第2基準値Vs2に達した際の接触部362のZ方向変位量ΔZとX方向変位量ΔXと、所定の係数Kz、Kxとは式(1)のような関係を満たしている。
Kz/Kx=Δz/Δx (1)
なお、スタイラスモジュール304に対して脱着可能なスタイラス336は複数用意され、所定の係数Kx、Ky、Kzは、スタイラス336毎に変更される。所定の係数Kx、Ky、Kzは、例えば、定盤210上に設けられた基準球(基準球ではなく、被測定物W自身であってもよい)を測定プローブ300で測定した際に求めて、記憶部(記憶部は信号処理回路320、モーションコントローラ500、あるいはホストコンピュータ600に備えられていてもよい)に記憶される。勿論、所定の係数Kx、Ky、Kzはこの基準球を測定する前にその記憶部に記憶されていてもよい。
3つの二乗部370X、370Y、370Zは、図4に示す如く、3つの乗算部368X、368Y、368Zの出力(変位出力信号Vax、Vay、Vazに相当)をそれぞれ二乗する。加算部372は、二乗部370X、370Y、370Zから出力された二乗信号Vsx、Vsy、Vszをすべて加算する。そして、平方根演算部374は、加算部372から出力された平方根を演算して合成信号Voutを出力する。
基準値設定部376は、図3に示す如く、所定の基準値Vsを設定する部分である。所定の基準値Vsは、例えば、入力手段120から設定されてもよいし、ホストコンピュータ600の記憶部に記憶された値から設定されてもよい。
比較部378は、図3に示す如く、合成信号Voutの信号レベルと所定の基準値Vsとを比較し、2値化して出力する。つまり、比較部378は、合成信号Voutの信号レベルが所定の基準値Vs以上のときには、‘high’信号であるタッチ信号Soutを出力する。なお、合成信号Voutまでの信号処理は、アナログ信号処理とデジタル信号処理のいずれの信号処理で回路を構成してもよい。
このように、本実施形態では、検出素子325が4回対称で配置されていることで、腕部324Bに配置された検出素子325の出力をXYZの3方向の変位成分で演算することが容易である。同時に、軸心O周りで測定感度を等方的にすることが容易である。なお、これに限らず、腕部が4つに区別されない一体の円板形状とされていてもよいし、4の倍数、例えば4つだけでなく、8つの腕部を有する回転対称形状の支持部材であってもよい。また、支持部材は、2つではなく、3つ以上であってもよい。なお、検出素子を支持していない支持部材は必ずしも4の倍数の腕部を備える必要はない。また、検出素子を支持する支持部材は2つ以上であってもよい。
また、本実施形態では、具体的に、第1処理部364が減算部364X、364Yと加算部364Zとを備え、第2処理部366が二乗部370X、370Y、370Zと加算部372とを備える。このため、簡易的な構成で、信号処理回路320がタッチ信号Soutを出力することができる。なお、これに限らず、第1処理部と第2処理部とが別の構成をとっていてもよい。
また、本実施形態では、第2処理部366が、更に、平方根演算部374を備える。このため、比較部378における所定の基準値Vsを接触部362の変位量と同一の次元として想定できるので、所定の基準値Vsの設定が容易である。なお、これに限らず、平方根演算部がなくてもよい。
また、本実施形態では、第2処理部366は、更に、乗算部368X、368Y、3868Zを備える。このため、接触部362のタッチ信号Soutが出力されるまでの変位量の方向依存性を低減可能で、XYZの3方向に等方的な感度を実現することができる。なお、これに限らず、乗算部が一部だけとされてもよいし、全部がなくてもよい。また、必ずしも、乗算部でXYZの3方向に等方的な感度を実現しなくてよい。
しかも、本実施形態では、所定の係数Kx、Ky、Kzはそれぞれ、所定の基準値Vsとして第1基準値Vs1と第2基準値Vs2を設定した際に、XYZの3方向における第1基準値Vs1から第2基準値Vs2に達した際の接触部362の変位量の違いを較正するように設定されている。このため、このような所定の係数Kx、Ky、Kzとすることで、XYZの3方向すべてにおいて一定の変位量で、タッチ信号Soutを出力することができる。なお、これに限らず、所定の係数Kx、Ky、Kzの決め方は他の手法で行ってもよい。
そして、本実施形態では、スタイラス336は複数用意され、所定の係数Kx、Ky、Kzがスタイラス336毎に変更される。このため、長さを含めてスタイラス336が異なっても、その特性を補正でき、高感度測定が可能である。なお、これに限らず、スタイラスが複数用意されても、所定の係数Kx、Ky、Kzを必ずしも変更しなくてもよい。
また、本実施形態では、検出素子325は、貼付けタイプの歪みゲージである。即ち、検出素子325を高感度且つ低コストにすることができる。また、検出素子325の貼付け位置を容易に調整することができる。そして、検出素子325は、過渡的な衝撃力だけを検出するのではなく、撓み量に対応した出力を一定時間安定して出力することができる。このため、仮に検出素子325のXYZの3方向の撓み量の出力タイミングがずれても時間的な調整を行う回路を不要とすることができる。なお、これに限らず、検出素子は、腕部に直接蒸着などで成形する歪みゲージやPZTなどであってもよい。
即ち、本実施形態では、高い感度を保ちながら、簡易的な構成で感度の測定方向依存性が低減可能である。
本発明について第1実施形態を挙げて説明したが、本発明は第1実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでもない。
例えば、第1実施形態では、第2処理部366の出力が直接に比較部378で、所定の基準値Vsと比較されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示す第2実施形態の如くであってもよい。第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、信号処理回路において、第2処理部と比較部との間にフィルター部を備えているだけなので、フィルター部に係る構成以外は、基本的に符号上位2桁を変更しただけとして説明は省略する。
第2実施形態では、図6に示す如く、信号処理回路420がフィルター部475を備えている。フィルター部475では、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、もしくはバンドパスフィルタを設定できる。ローパスフィルタなら外乱振動によるノイズ、電気的なノイズ、及び自身の移動によるプローブ振動の影響を効果的に除去することができる。また、ハイパスフィルタなら温度等の影響により検出素子425の出力が緩やかに変動するような影響及び測定プローブ300の姿勢(例えば横姿勢)で生じるDC成分に近いノイズの影響を除去することができる。バンドパスフィルタなら上述した領域の影響を除去することができる。なお、フィルター部は、比較部の前段に備えられていれば、これに限定されるものではない。
また、第1実施形態では、タッチ信号Soutを出力する際に方向依存性をなくすような補正を行うことが可能とされていたが、タッチ信号Soutを出力する際の測定力Fに対して方向依存性については特に意図していない。そこで、例えば、信号処理回路が、測定力Fをかけていない状態の接触部の基準位置から、接触部に任意の方向で一定の変位且つ一定の測定力Fがかけられた際に、タッチ信号Soutを出力するようにされていてもよい。その場合には、接触部の力感度を全方向で等しくすることができ、測定の高精度化が可能である。このための補正係数は、例えば定盤上に設けられた基準球を測定プローブで測定した際に求めて、記憶部(記憶部は信号処理回路、モーションコントローラ、あるいはホストコンピュータに備えられていてもよい)に記憶することができる。勿論、この補正係数は基準球を測定する前にその記憶部に記憶されていてもよい。
また、第1実施形態では、タッチ信号Soutを出力する際であっても、スタイラス336の軸と連結シャフト326の軸とが一直線上に重ならない状態を想定していない。いわば、スタイラス336の曲がりを考慮していないが、本発明はこれに限定されない。例えば、信号処理回路が、接触部が軸方向Oに直交する方向へ測定力Fを与えた際に、スタイラスの撓み量に従い、軸方向Oに直交する変位量を補正するように構成されていてもよい。この場合には、測定プローブにおいて、測定力Fをかけた際の撓み量も補正できるので、より方向依存性なくタッチ信号Soutを出力することができる。このための補正係数も、同様に例えば定盤上に設けられた基準球を測定プローブで測定した際に求めて、記憶部(記憶部は信号処理回路、モーションコントローラ、あるいはホストコンピュータに備えられていてもよい)に記憶することができる。勿論、この補正係数もこの基準球(被測定物W自身でもよい)を測定する前にその記憶部に記憶されていてもよい。
また、上記実施形態では、信号処理回路が第1処理部と第2処理部とを備えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、信号処理回路が第2処理部を備えず、第1処理部の出力である変位信号Vx、Vy、Vzがそのまま、信号処理回路から出力されてもよい。つまり、測定プローブが上記実施形態で示されたタッチ信号プローブではなく、倣いプローブであってもよい。なお、測定プローブが倣いプローブであっても、第2処理部の乗算部だけを備えて、変位出力信号Vax、Vay、Vazを信号処理回路から出力してもよい。あるいは、測定プローブがタッチ信号プローブであっても、上記実施形態を示す図4のように、タッチ信号Soutと破線で示す変位出力信号Vax、Vay、Vazを信号処理回路から出力してもよい。
本発明は、被測定物の三次元形状を測定するため使用される測定プローブに広く適用することができる。その際には、三次元測定機用の測定プローブだけでなく、本発明は、工作機械に使用される測定プローブにも適用可能である。
100…測定システム
110…操作部
111…ジョイスティック
120…入力手段
130…出力手段
200…三次元測定機
210…定盤
220…駆動機構
221…ビーム支持体
222…ビーム
223…コラム
224…スピンドル
300…測定プローブ
302…プローブ本体
304…スタイラスモジュール
306…プローブハウジング
308…取り付け部
309…接続端子
310…回路配置部
310A…上端部
312…下フランジ
312B…下端周辺部
312C、314B…対峙部
314…固定部材
314A…開口部
314C…凹部
316…下部部材
318…本体カバー
320、420…信号処理回路
322、324、422、424…支持部材
324A…中心部
324B…腕部
324C…周辺部
325、425…検出素子
325A…検出部
325B…端子部
326、426…連結シャフト
328…フランジ部材
330…永久磁石
332、348…球
334…オーバートラベル機構
336、436…スタイラス
338、356…フランジ部
340、358…V溝
342…磁性部材
344…延在部
346…スタイラスホルダ
350…コイルばね
360…ロッド部
362、462…接触部
364、464…第1処理部
364X、364Y…減算部
364Z、372…加算部
366、466…第2処理部
368X、368Y、368Z…乗算部
370X、370Y、370Z…二乗部
374…平方根演算部
376、476…基準値設定部
378、478…比較部
475…フィルター部
500…モーションコントローラ
600…ホストコンピュータ
Dp…変位
F…測定力
Kx、Ky、Kz…所定の係数
Mi1、Mi2、Mi3…絶縁部材
O…軸方向、軸心
Sout…タッチ信号
Vax、Vay、Vaz…変位出力信号
VM…粘性材料
Vs…所定の基準値
Vsx、Vsy、Vsx…二乗信号
Vs1…第1基準値
Vs2…第2基準値
Vout…合成信号
Vx、Vy、Vz…変位信号
W…被測定物

Claims (8)

  1. 被測定物と接触する接触部を有するスタイラスと、前記スタイラスを軸心上に支持可能なプローブハウジングと、該接触部の移動を検出可能な検出素子と、該検出素子の出力を処理する信号処理回路と、を備える測定プローブであって、
    回転対称形状であって、前記スタイラスの姿勢変化を許容する支持部材を、該プローブハウジングの軸方向に複数備え、
    該複数の支持部材のうちで、変形可能な腕部を備える少なくとも1つの支持部材に、4つの前記検出素子が4回対称の位置に配置され、
    前記信号処理回路は、該検出素子の出力を処理して前記接触部の互いに直交する3方向それぞれへの変位成分を示す3つの変位信号を出力する第1処理部と、前記3つの変位信号を合成した合成信号を出力する第2処理部と、該合成信号の信号レベルと所定の基準値とを比較する比較部と、を備え、
    該合成信号の信号レベルが該所定の基準値以上のときには、タッチ信号が出力され、
    前記第1処理部は、前記4つの検出素子から出力された4つの出力の全てを加算する第1の加算部と、前記軸心周りに互いに90度位相が異なる2つの前記検出素子の出力に対してそれぞれ、180度位相が異なる該検出素子の出力を減算する減算部と、を備え、
    前記第2処理部は、前記3つの変位信号をそれぞれ二乗する二乗部と、前記二乗部から出力された二乗信号をすべて加算する第2の加算部と、を備えることを特徴とする測定プローブ。
  2. 請求項において、
    前記第2処理部は、更に、前記第2の加算部の出力の平方根を演算して前記合成信号を出力する平方根演算部を備えることを特徴とする測定プローブ。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第2処理部は、更に、前記3つの変位信号の信号レベルにそれぞれの所定の係数を乗算する乗算部を備えることを特徴とする測定プローブ。
  4. 請求項において、
    前記それぞれの所定の係数は、前記3方向における第1基準値から該第1基準値よりも大きな第2基準値に達した際の前記接触部の変位量の違いを較正するように設定されることを特徴とする測定プローブ。
  5. 請求項において、
    前記スタイラスは複数用意され、
    前記所定の係数は、前記スタイラス毎に変更されることを特徴とする測定プローブ。
  6. 請求項乃至のいずれかにおいて、
    前記信号処理回路は、前記比較部の前段に、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、もしくはバンドパスフィルタを備えることを特徴とする測定プローブ。
  7. 請求項乃至のいずれかにおいて、
    前記信号処理回路は、測定力をかけていない状態の接触部の基準位置から、該接触部に任意の方向で一定の変位且つ一定の測定力がかけられた際に、前記タッチ信号を出力することを特徴とする測定プローブ。
  8. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記信号処理回路は、更に、前記接触部が前記軸方向に直交する方向へ測定力を与えた際に、前記スタイラスの撓み量に従い、前記軸方向に直交する変位量を補正することを特徴とする測定プローブ。
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