JP5747180B2 - 形状測定方法および形状測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定面にスタイラスを接触させながら走査し、順次座標とスタイラス傾きを読み取ることにより測定面の形状を測定する形状測定方法および形状測定装置に関する。
工業製品の小型高性能化に伴い、高精度な部品が増加している。これらの部品等を測定対象とする任意の三次元形状の走査測定のために、測定面にスタイラスを接触させながら走査し、順次座標を読み取ることにより測定面の形状を測定する方式の形状測定装置が提供されている。この種の形状測定において、スタイラスを測定面に対して自動的に走査制御する技術が種々提案されている。
従来のスタイラスの自動走査制御方法には、測定結果に自動走査に起因する振動が影響しないように、滑らかな自動走査を目的とした制御方法を搭載したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
図7A〜図9は、前記特許文献1に記載された従来の形状測定装置及び形状測定方法を示すものである。
図7A及び図7Bは従来技術における装置構成を示した図で、三次元測定器22とその制御装置23と演算装置24に大別される。三次元測定器22は測定物25の測定面25aに、プローブ26に設けられたスタイラス20を接触させながら測定を行う。プローブ26は可撓性部材に取り付けられたスタイラス軸の下端に球状のスタイラス20を持ち、上端にミラーを有する。スタイラス軸は測定面からのXY方向の測定力に対して可撓性部材により傾き、ミラーで反射されたレーザ光からその傾き量が検知される。また、スタイラス軸は測定面からのZ方向の測定力に対し可撓性部材により上方に移動し、ミラーで反射されたZ方向測長レーザによりZ方向の変位が検知される。制御装置23は、X座標検出部31、Y座標検出部32、Z座標検出部33、傾き検出部34、フォーカス誤差信号検出部35などを備える。演算装置24は測定点位置演算部41、スタイラス変位ベクトル検出部43、移動ベクトル算出部49、移動指示部87、動摩擦係数記憶部40などを備える。
これらの構成から、スタイラス20が変位した時に、X座標検出部31、Y座標検出部32、Z座標検出部33で検出したプローブ位置と、傾き検出部34で検出したスタイラス20(スタイラス軸)の傾きからスタイラス変位ベクトルが算出される。また、事前に動摩擦係数記憶部40に記憶させたスタイラス20と測定面25aとの動摩擦係数から算出される動摩擦力によるスタイラス変位ベクトルの方向変化角度を加味して算出した移動ベクトルMを用いて走査が実行される。
図8は従来技術におけるプローブ位置Pとスタイラス位置Sの軌跡を示す。プローブ26はスタイラス20が測定面25aに接触しないプローブ位置P0(この位置では、スタイラス20は測定力を受けていないためプローブ26に対して変位してない。そのため、プローブ位置P0はスタイラス位置S0と同じ位置にある)から測定面25aに接するスタイラス位置S1を通過し、所定の押込み量D1だけ押込まれたプローブ位置P1まで移動する。プローブ位置Pからその時点でのスタイラス位置Sへのベクトルをスタイライ変位ベクトルDと呼ぶ。プローブ位置P1からスタイラス位置S1への変位ベクトルはD1となる。次に、プローブ26をプローブ位置P1からスタイラス変位ベクトルD1に垂直な方向に移動ベクトルM1だけ移動する。すると、動摩擦力Fによりスタイラス変位ベクトルDが測定面に直角なベクトルNに対し、方向変化角θ傾く。測定面に平行な方向にプローブ26を倣い制御するには、スタイラス変位ベクトルDに対し、事前記憶した動摩擦係数μからθ=atanμなる関係で導いた方向変化角θに90°を加えた方向にプローブ移動を行う。
特許第4611403号明細書
前記従来方法では、プローブ26の傾きの向きや大きさの変化により、走査方向も、押し込み補正方向も変わるため、滑らかとはいえない走査測定となる。動摩擦力の増減が十分小さい範囲においては前記従来方法においても滑らかな走査が期待できる。しかし、実際の測定物では、測定物の材質・形状とスタイラスの材質に起因する、スタイラスと測定物の間の静電引力による動摩擦力の増減がある。この増減により、図8における動摩擦力Fが変化し、動摩擦力Fによるスタイラス変位ベクトルの方向変化角度θが変動する。
図9は、Y軸傾きを一定の大きさ(グラフでは 縦軸0.7mm)になるようにスタイラスを押込んで、X軸に沿って平面を負の方向に走査したときの、スタイラス変位ベクトルDの様子を図示したものである。プローブ中心位置Pは、Y軸方向には押込みの変動が無いようにし、X軸方向に0.01mmピッチで約1mm走査している。スタイラス変位ベクトルDは、プローブ中心位置Pの値に対して約200倍して表示している。X方向の傾きが一定ではなく、スタイラス変位ベクトルDが交差する箇所が発生している。このように、従来の走査測定方法は、滑らかな走査測定を実現できず、振動が発生して測定誤差が増大し、測定時間も延びる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、スタイラスを測定面に接触させながら走査し、順次座標を読み取ることにより測定面の形状を測定する方式の形状測定装置及び形状測定方法において、スタイラスを測定面に沿って滑らかに走査し、高精度かつ高速な形状測定を実現することを目的とする。
本発明の第1の態様は、測定面からの測定力によってプローブに対して変位可能に支持されたスタイラスを準備し、前記測定面と平行な方向へ指定した距離だけ前記スタイラスを前記測定面に対して移動させる平行移動と、前記プローブに対する前記スタイラスの位置の変位量と変位方向とを含むスタイラス変位ベクトルの前記測定面に法線方向の大きさが予め定められた押込み量の設定値になるように、前記プローブを現在のスタイラス位置と過去のスタイラス位置との差から算出される前記測定面の法線方向に移動させる直交移動とを含む、前記プローブの前記測定面に対する相対移動を繰り返す、形状測定方法を提供する。
本発明の第2の態様は、スタイラスを測定面からの測定力によって変位可能に支持するプローブと、前記スタイラスが前記測定面を走査するように前記プローブと前記測定面の相対位置を移動させる移動部と、前記プローブに対する前記スタイラスの位置の変位量と変位方向とを含むスタイラス変位ベクトルを検出するスタイラス変位ベクトル検出部と、前記測定面の測定点における法線方向を出力する法線方向出力部と、前記法線方向出力部の出力する値に基づき、スタイラス変位ベクトルの前記法線方向成分を算出して出力する法線方向ベクトル成分算出部と、前記測定面に法線方向の押込み量の設定値と法線方向ベクトル成分算出部の出力とに基づいて、前記スタイラス変位ベクトルの法線方向成分が前記押込み量の設定値となるように押込みベクトルを算出する押込ベクトル算出部と、前記法線方向と垂直方向で予め設定された走査速度となる走査ベクトルを算出する走査ベクトル算出部と、前記押込ベクトル算出部の出力と、前記走査ベクトル算出部の出力とから前記プローブに対する移動指令である移動ベクトルを算出する移動ベクトル算出部と、前記移動ベクトルに従って前記プローブが移動するように前記移動部の移動を制御する移動制御部とを備えることを特徴とする形状測定装置を提供する。
摩擦等の外力変化でスタイラス変位ベクトルが変化しても、測定表面からのスタイラスの押込み量が一定値となる。測定面が任意の傾斜を有し、摩擦力によってスタイラス変位ベクトルが測定面に対して直角方向にならなくても、測定力から測定面に直角な方向を検出して測定面に平行な方向にスタイラスを走査して測定できる。また、測定面の傾斜角度に変化があってもスタイラス変位ベクトルの大きさは予め定められた所定値に維持される。換言すれば、測定面の傾斜角度に変化があってもスタイラス変位ベクトルの大きさに変化が生じないように走査でき、より正確に測定面に平行な方向にスタイラスを走査できる。さらに、走査測定開始時に必要な測定面に関するデータ以外に予備データを必要としない。
本発明の形状測定方法及び形状測定装置によれば、摩擦等の外力変化でスタイラス変位ベクトルが変化しても、測定表面からのスタイラスの押込み量が一定値となり、任意の傾斜面を持つ測定面から測定力が摩擦力によって測定面に直角方向にならなくても測定力から測定面に直角な方向を検出し、スタイラス変位ベクトルの法線方向成分を一定になるようにしながら、測定面に平行な方向にスタイラスを走査して測定できるため、滑らかに、より速く、より高精度な形状測定が可能となり、工業製品の精密微細化と高精度化と高い歩留まりの物づくり実現に貢献することができる。
本発明の実施の形態の形状測定装置の構成図。 本発明の実施の形態の形状測定装置の構成図。 本発明の実施の形態のプローブの構成図。 本発明の実施の形態のスタイラス位置、プローブ位置およびスタイラス変位ベクトルを説明する図。 本発明の実施の形態の処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態の軌跡平面図の表記方法を補助するイメージ図 本発明の実施の形態の測定軌跡を示す図 従来発明の形状測定装置の構成図。 従来発明の形状測定装置の構成図。 従来発明の測定軌跡を示す図。 従来発明の倣い制御によるスタイラス変位ベクトルを示した図。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。各図において、同じ構成部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
(実施の形態1)
図1A及び図Bは本発明の実施の形態1の三次元形状測定装置(以下、単に形状測定装置という。)の構成を示す図である。この形状測定装置は、三次元計測器22と、制御装置23と、コンピュータ等で構成される演算装置24とに大別できる。
三次元計測器22は、プローブ26に設けられたスタイラス20を測定物25の測定面25aに接触させながら測定を行う。測定面25aとプローブ26の相対位置をXYZ方向に動かす移動部として、測定面25aをX方向に動かすX軸モータ88と、Y方向に動かすY軸モータ89により駆動されるXYステージ27と、プローブ26が下端に取り付けられ、これをZ方向に動かすZステージ28を備える。なお、大型の測定物を測定する場合は測定面が固定でプローブがXYZ方向に移動する構成も実施可能である。
制御装置23は、X座標検出部31、Y座標検出部32、Z座標検出部33、傾き検出部34、フォーカス誤差信号検出部35、X軸制御部37、Y軸制御部38、及びZ軸制御部39を備える。
演算装置24は、測定点位置演算部41、誤差演算出力部42、スタイラス変位ベクトル検出部43、前回測定位置記憶部44、法線方向ベクトル出力部45、法線方向ベクトル成分算出部46、押込みベクトル算出部47、走査方向単位ベクトル算出部48、移動ベクトル算出部49、移動指示部87、法線方向設定・記憶部91、走査速度設定部92、走査方向ベクトル算出部93、押込み量設定部94、切替スイッチ95を備える。
X座標検出部31は、発振周波数安定化レーザ61で発生して分岐したレーザ光(図示せず。)をXYステージ27に固定されたX参照ミラー62で反射させる。X参照ミラー62の反射光路長変化情報を含むこの反射光と、光路長変化情報を含まない基準のレーザ光とを干渉させ、既知のレーザ測長法によりXYステージ27のX方向の移動量を検出する。つまり、X座標検出部31はプローブ位置PのX座標Pxを測定する。同様に、Y座標検出部32は、発振周波数安定化レーザ61で発生して分岐したレーザ光63yをXYステージ27に固定されたY参照ミラー64で反射させ、光路長変化情報を含むこの反射光と、光路長変化情報を含まない基準のレーザ光とを干渉させ、既知のレーザ測長法によりXYステージ27のY方向の移動量を検出する。つまり、Y座標検出部32はプローブ位置PのY座標Pyを測定する。
Z座標検出部33は、発振周波数安定化レーザ61で発生して分岐したレーザ光63zを、図2に示すようにスタイラス軸53の上端のミラー54に反射させ、光路長変化情報を含むこの反射光と、光路長変化情報を含まない基準のレーザ光とを干渉させ、既知のレーザ測長法によりスタイラス20のZ方向の移動量を検出する。つまり、Z座標検出部33はスタイラス位置SのZ座標Szを測定する。
このように、レーザ測長による測定データは、測定面に対するプローブ位置PのXY座標Px,Pyとスタイラス位置SのZ座標Szである。
図2は本発明の実施の形態1におけるプローブの構成図である。プローブ26は、可撓性部材51A,51Bを介して取り付けられたスタイラス20を備える。可撓性部材51A,51Bとは力を加えると撓む性質を持つもので、一部に切り欠きを入れて上下(Z方向)と横方向(XY方向)にバネ性を持たせた金属の板バネやプラスチック、ゴム等で構成されている。スタイラス20は可撓性部材51A,51Bに対して固定されたスタイラス軸53の下端に取り付けられており、スタイラス軸53の上端にはミラー54が貼り付けられている。スタイラス20に対する測定面25aからの測定力により、プローブ26に対してスタイラス20はXYZ方向のいずれにも相対的に変位可能である。スタイラス20に測定面25aからの測定力が作用すると、XY方向からの測定力には可撓性部材51A,51Bが変形してミラー54が傾斜し、Z方向からの測定力にはミラー54が上方に移動する。
図3はスタイラス位置S、プローブ位置Pおよびスタイラス変位ベクトルDを説明する図である。
図3(a)は、スタイラス20に測定力が作用せずスタイラス20がXYZ方向のいずれにも変位していない状態を示している。図3(b)は、スタイラス20に測定力が作用し、スタイラス20がXYZ方向に変位した状態を示している。
スタイラス位置Sをスタイラス20の表面を球面で近似したときの、球の中心の座標と定義する。スタイラス位置Sは次式の通りで表される。
スタイラス20に測定力が作用せずスタイラス20がXYZ方向のいずれにも変位していないときのスタイラス位置Sをプローブ位置Pと定義する。プローブ位置Pは次式で表される。スタイラス20がXYZ方向のいずれにも変位していないときは、スタイラス位置Sとプローブ位置Pは一致する。
測定力が作用してスタイラス位置Sがプローブ位置Pに対して変位したときの変位量と変位方向を示すベクトルをスタイラス変位ベクトルと定義する。スタイラス変位ベクトルは以下の式で表される。
スタイラス変位ベクトルDの座標成分は下記の式(1)で表される。
図2において、半導体レーザ68からのレーザ光69がコリメートレンズ70、絞り71、ビームスプリッタ72、ダイクロックミラー73、偏光プリズム74、ダイクロックミラー75、及びレンズ76を介してスタイラス軸53の上端のミラー54に入射する。また、ミラー54の反射光は、レンズ76、ダイクロックミラー75、偏光プリズム74、ダイクロックミラー73、及びビームスプリッタ72を介して受光素子79に入射する。ミラー54が傾斜すると受光素子79への反射光の入射位置がずれる。傾き検出部34(図1A及び図1B参照)は、この受光素子79への入射位置のずれを利用して、ミラー54の傾斜角度、具体的にはスタイラス20のX方向の傾斜角度θxとY方向の傾斜角度θyを検出する。傾き検出部34は、傾斜角度θx,θyをそれぞれスタイラス変位ベクトル検出部43のX成分検出部43aとY成分検出部43bに出力する。X成分検出部43aとY成分検出部43bは、傾斜角度θx,θyと既知であるスタイラス軸53の傾斜の中心からスタイラス20までの距離Lsから、下記の式(2)で表されるスタイラス変位ベクトルDのXY座標成分Dx,Dyを算出する。
再度図2を参照すると、半導体レーザと受光素子の一体化素子81からのレーザ光82は、回折格子83、コリメートレンズ84、偏光プリズム74、ダイクロックミラー75、及びレンズ76を介してスタイラス軸53の上端のミラー54に入射する。また、ミラー54の反射光(レーザ光82の反射光)は、レンズ76、ダイクロックミラー75、偏光プリズム74、コリメータレンズ84、及び回折格子83を介して一体化素子81に戻る。ミラー54が上方に移動するとコリメートレンズ84による反射光の集光位置にずれが生じる。フォーカス誤差信号検出部35(図1A及び図1B参照)は一体化素子81の受光素子上の集光位置のずれからミラー54の上方への移動量を検出する。フォーカス誤差信号検出部35が検出したミラー54の上方への移動量はフォーカス制御(測定面25aとスタイラス20の距離を一定とする。)に使用される。また、フォーカス誤差信号検出部35が検出したミラー54の上方への移動量は、スタイラス変位ベクトル検出部43のZ成分検出部43cに出力される。Z成分検出部43cはフォーカス誤差信号検出部35からの入力を使用してスタイラス変位ベクトルDのZ座標成分Dzを算出する。
測定点位置演算部41(図1A及び図1B参照)には、X座標検出部31からのプローブ位置PのX成分Px、Y座標検出部32からのプローブ位置PのY成分Py、Z座標検出部33からのスタイラス位置SのZ座標Szがそれぞれ入力される。また、測定点位置演算部41には、スタイラス変位ベクトル検出部43のX成分検出部43aとY成分検出部43bから、スタイラス変位ベクトルDのX成分DxとY成分Dyがそれぞれ入力される。測定点位置演算部41は、これらの入力を使用してスタイラス位置S、プローブ位置P、及びスタイラス変位ベクトルDの間の前述の式(1)の関係から、スタイラス位置SのXYZ座標Sx,Sy,Szを算出する。具体的には、本実施形態における測定点位置演算部41は、以下の式(3)によりスタイラス位置SのXYZ成分Sx,Sy,Szを算出する。
図2に示す構造のプローブ26を使用した場合、前述のようにスタイラス位置SのZ座標SzはZ座標検出部33により直接測定される。従って、式(3)に示すようにスタイラス変位ベクトルDのZ成分Dzは、測定データであるスタイラス位置Sの算出には使用されず、後述するように制御のみに使用される。
また、測定点位置演算部41は、式(3)で算出したスタイラス位置Sを測定点の位置情報(XYZ座標)に変換する。この変換はスタイラス位置SのXYZ座標Sx,Sy,Sz、測定面25aの傾斜角度、及びスタイラス20の曲率半径を使用した三角関数を含む演算により可能である。このスタイラス位置Sを測定点の位置情報に変換するための演算手法は周知であるので説明を省略する。この演算手法は、例えば特開2001−21494号公報に記載されている。
測定点位置演算部41で算出された測定点の位置情報は、誤差演算出力部42に入力される。誤差演算出力部42は、測定点位置演算部41から入力された測定点の位置情報と、測定対象の設計値とを比較し、その誤差を演算する。
図1A及び図1Bにおいて、切替えスイッチ95は、スタイラス変位ベクトル検出部43の出力と、測定点位置演算部41と前回測定点位置記憶部44の差を90度回転させる法線方向ベクトル出力部45の出力と、あらかじめ測定物の情報から法線方向を設定・記憶する法線方向設定・記憶部91の出力を切り替える。法線方向設定・記憶部91は、測定面25aの法線法方向をすべて設定・記憶してもよいし、特に走査開始の一部だけでも良い。
切替えスイッチ95の出力する法線方向ベクトルを基に、スタイラス変位ベクトルの法線方向成分を算出する法線方向ベクトル成分算出部46と、押込み量設定部94と切替えスイッチ95の出力から押込みベクトルを算出する押込みベクトル算出部47と、切替えスイッチ95の出力から走査方向単位ベクトルを算出する走査方向単位ベクトル算出部48と、走査方向単位ベクトル算出部48からの出力(走査方向単位ベクトル)と走査速度設定部92の出力(走査速度)から走査方向移動量を算出する走査方向ベクトル算出部93が設けられている。
移動ベクトル算出部(加算部)49は、法線方向ベクトル成分算出部46の出力と、押込みベクトル算出部47の出力と、走査方向ベクトル算出部93の出力とを加減算して移動ベクトルMを算出する。この移動ベクトルMの算出には、後述するサーボオン及びサーボオフの実行に必要な情報、及び走査速度設定部92に記憶されているスタイラス20による測定面25aの走査の実行に必要な情報(走査の経路、走査終了条件等を含む)を使用する。
移動ベクトル算出部49で算出された移動ベクトルMは移動指示部87に出力される。移動指示部87は、移動ベクトルMを使用してXYステージ27及びZステージ28の移動量を算出する。算出した移動量は、X軸制御部37、Y軸制御部38、Z軸制御部39に出力され、X軸モータ88、Y軸モータ89、図示しないZ軸モータを作動させて倣い動作を行う。
図4は本発明の処理の流れを示すフローチャートである。図5は、図6の軌跡平面図の表記方法を補助するイメージ図である。図6は本発明の測定軌跡を示す図で、以後の説明に即して分解表記したものとなっており、図5の矢印の方向(Z軸上方)から見たXY平面に平行な平面内でのプローブ位置Pとスタイラス位置Sの関係を示したものである。以後の説明では、プローブ位置Pを位置P、スタイラス位置Sを位置Sと表記する。
まず、図4のStep1について図6(a)を用いて説明する。
図6(a)において、プローブ26はスタイラス20が測定面25aに接触しない位置P0位置決めされている。位置P0は、測定物25と最初に接触する測定面25a上の点S1での概略法線方向にあり、例えば目測などで位置決めがなされる。この位置ではスタイラス20は測定面25aに接触していないため、測定力を受けず、S0=P0である。
プローブ26を位置P0から、スタイラス20が測定面25aに接触する位置S1を超え、位置P1まで移動させる。この動作をサーボオンと呼ぶ。位置P1は、位置P1から位置S1に至るスタイラス変位ベクトルD1の大きさが予め定められた押込み量Cになる位置である。図6では拡大表記されているが、実際の形状測定機において押込み量Cは3μm程度である。
具体的には、サーボオンでは、スタイラス変位ベクトルDのXYZ成分Dx,Dy,Dzの二乗和をモニターしながら、プローブ26を動かし、以下の式(4)が成立した時点でプローブ26の移動を停止する。この二乗和のモニターは移動ベクトル算出部49が実行する。
次に、図4のStep 2では、現在のプローブ位置Pを位置P1、現在のスタイラス位置Sを位置S1、スタイラス変位ベクトルをD1とする。また、図6(b)を参照すると、法線方向ベクトル成分算出部46は、スタイラス変位ベクトルD1を位置P1における法線方向N1(ベクトル)とする。
次に図4のStep 3について図6(c)および図6(d)を用いて説明する。図6(c)で示す位置P1にあるプローブ26を位置P1から、法線方向N1に垂直であり、かつXY平面内である方向に距離Lc1(移動ベクトルM1)だけ動かし、位置P2に移動させる。
距離Lc1については、次のような観点からその値を設定する。距離Lc1が過度に小さいと、プローブ26の移動距離が短くなり、プローブ26がプローブ位置P1から動いても、静止摩擦によりスタイラス20がスタイラス位置S1から動かない可能性がある。逆に過度に距離Lc1が大きいと、プローブ26の移動距離が長くなり、測定面25aの傾斜角度変化の影響を受けやすくなり、スタイラス変位ベクトルDの大きさや方向の変化が大きくなる可能性がある。よって、距離Lc1はプローブ26の移動によりスタイラス20が測定面25a上を移動するという条件を満たす範囲での最小距離で、測定面25aの起伏に比べ微小な距離に設定する。
走査方向単位ベクトル算出部48は、移動ベクトルM1の方向の単位ベクトル(走査方向単位ベクトル)を算出する。最初にプローブ26を移動させるときの走査方向単位ベクトルの算出には、2つの方法がある。一つは、スタイラス変位ベクトル算出部43が算出した現在のスタイラス変位ベクトルD1(法線方向N1)から算出する方法である。他の一つは、サーボオン動作の方向(概略法線方向)を利用する方法である。2回目以降のプローブ26を移動させるときの走査方向単位ベクトルの算出は、前者の方法で実行することもできる。図6(C)はスタイラス変位ベクトルD1とサーボオン動作の方向が一致している場合である。走査方向ベクトル算出部93は走査方向単位ベクトル算出部48が算出した走査方向単位ベクトルと走査速度設定部92で設定された走査速度とからプローブ26の移動ベクトルM1を算出し、移動ベクトル算出部49に出力する(Step 3では走査方向単位ベクトル算出部48の算出値がそのまま移動ベクトルM1となる)。
位置P1からP2に至る移動ベクトルM1は、Uzを単位ベクトルとすると、以下の式(5)で表すことができる。
図6(d)はプローブ26が位置P1から位置P2へ移動した時の状態を示す。このときのスタイラス20の位置S2は動作方向とは反対の方向に働く動摩擦力Fにより、位置P2を通る測定面25aに直角なベクトルNR2からずれる。
次に、図4のStep 4について図6(e)を用いて説明する。Step 4では現在のプローブ位置における法線方向を決定する。これ以降は、以下に説明する、現在のスタイラス20の位置と前のスタイラス20の位置から次の走査方向を求めるステップを繰り返すので、現在のスタイラス位置をSi、現在のプローブ位置をPi、現在のスタイラス変位ベクトルをDi、前のスタイラス位置をSi-1、前のプローブ位置をPi-1、前のスタイラス変位ベクトルをDi-1と表記し、説明を簡素化する。(i=2,3,4 …)。
前のスタイラス位置Si-1と、現在のスタイラス位置Siを結ぶ直線に、現在のプローブ位置Piから垂線を降ろした点をTiとする。プローブ位置PiからTiへの方向をプローブ位置Piにおける法線方向Niとすると、以下の式(6)の関係がある。
法線方向ベクトル算出部45がスタイラス位置Si-1(ベクトル)と、現在のスタイラス位置Si(ベクトル)とから法線方向Ni(ベクトル)を算出する。
更に図4のStep 5についても図6(e)を用いて説明する。Step 5では次の手順で、移動ベクトルMiを求めていく。
iにおける法線方向の押込量DVi(スカラー)は以下の式(7)で表される。
i+1点の押込量が設定値C(スカラー)になるようにするため、Piを法線方向へ移動ベクトルMの法線方向成分Miv(押込みベクトルMiv)だけ移動させる必要がある。押込ベクトル算出部47が、この押込みベクトルMivを算出する。押込みベクトルMivは以下の式(8)で表される。
移動ベクトルMの走査方向成分(走査方向移動ベクトル)Mihは、設定した走査速度Vに測定サンプリング時間Tsを乗じた移動量Lcとすると、以下の式(9)で表される。この式(9)から明らかなように、走査方向移動ベクトルMhの方向、前のスタイラス位置Si-1(ベクトル)から現在のスタイラス位置Si(ベクトル)に向かう方向である。
走査方向単位ベクトル算出部48は走査方向移動ベクトルMihの方向の単位ベクトルを算出する。走査方向単位ベクトル算出部93は、この単位ベクトルと、走査速度設定部92で設定された走査速度Vと、測定サンプリング時間Tsとから走査方向移動ベクトルMihを算出する。
i点における移動ベクトルMiは、以下の式(10)で表される。
式(10)の第1項は法線方向ベクトル算出部46の出力、第2項は押込みベクトル算出部47の出力、第3項は走査方向ベクトル算出部93の出力である。
図4のStep 6では、Step 4およびStep 5をプローブ位置Pが測定前に指定した測定終了位置に達するまで繰り返し、測定終了位置に達すると、プローブ26の動きを停止させる。
図4のStep 7では、プローブ26の動きを停止させた後、スタイラス変位ベクトルDiの方向に、スタイラス変位ベクトルDiよりも大きい距離だけプローブ6を動かし(この動作をサーボオフと呼ぶ)測定を終了する。
以上は、2つの座標軸と平行な平面で説明したが、任意の平面に対して適用できる。走査測定を実施する平面が決まれば、平面と測定面25aの交線が測定軌跡となる。
本実施形態の形状測定により、任意方向に傾斜する測定面からの測定力によるスタイラスの変位が、スタイラスの移動方向にかかる摩擦力によって測定面に直角な方向からずれてもスタイラスを測定面に沿った方向に移動させることができる。また、任意方向に傾斜する測定面に沿った方向にスタイラスを滑らかに移動させることができる。従って、本実施形態の形状測定により、測定速度安定性を高め、測定力も一定にして測定精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、スタイラス変位ベクトルDの法線方向成分を一定値DV=Cとするための補正を法線方向算出に比べて高速(制御周期Ts秒間隔)で実施し、さらに前回測定位置は何回か前の位置を使用した形態である。
実施の形態1では、駆動系が遅れなく瞬時に指令値どおりに移動することを前提として法線方向移動を以下の式(8)とした。
走査時の押込み量の変化を少なくするためには式(8)を実行する時間間隔Tsを小さくして制御周期を短くすることが有効である。しかし、実際には駆動系の遅れがあるため、時間間隔Tsを短く、つまり制御周期を高速にしていくと発振状態になる。
このため、以下の式(11)に示すように、駆動系の遅れより決定されるゲインg≦1 を乗じることにより、制御周期をあげ、かつ動作を安定させ、押込み量の変化を少なくすることができる。
また、実施の形態1では、駆動系が遅れなく瞬時に指令値どおりに移動することを前提として、法線方向成分の補正と法線方向算出を同じ時間間隔として説明した。安定した動作であれば、(移動距離 Lc=設定走査速度 V * 制御周期 Ts)である。
実際には、ステージ等の慣性による機構系の遅れ・振動、制御系の遅れが存在する。このため、性能の良い高速な法線方向成分の補正と同じ短い制御周期で、法線方向算出を実施すると、法線方向の誤差が大きくなり、法線方向が振動して、測定面に沿った倣い制御ができず、ジグザグにプローブ26が移動するため、見かけの走査速度が設定値より小さくなる。このような場合でも、設定走査速度Vで安定した走査をさせるため、法線方向を推定する前回の位置をa回前の位置として、制御周期を遅くすることが有効である。このとき各制御周期ごとの移動量Miは以下の式(12)に示す通りとなる。
本実施の形態の形状測定により、押込み量Cの制御性能を向上させ、かつ安定した走査を実現することができる。
前記法線方向ベクトル成分出力部46は、スタイラス変位ベクトルが、スタイラス20の押込み方向変位ベクトルの1/2より小さいとき、スタイラス変位ベクトルを出力し、それよりも大きいときは過去のスタイラス位置と現在のスタイラス測定位置とを結んだ直線と直交するように法線方向を出力してもよい。
本発明の形状測定装置及び形状測定方法は、測定精度、測定速度を高め、測定力も一定にできる特徴を有し、従来は測定できないため高精度化できなかった、あるいは歩留まりが上がらなかった、非球面レンズの形状と側面に対する偏心精度やズームレンズの鏡筒、ズーム溝形状、ハードディスク駆動モータの軸径とオイル流体軸受けの内径や軸受け側面溝形状、一般的な電気製品の部品用金型の内径と外径形状、歯車の歯の形状等の測定にも適用できる。
20 スタイラス
21 三次元形状測定装置
22 三次元計測器
23 制御装置
24 演算装置
25 測定物
25a 測定面
26 プローブ
27 XYステージ
28 Zステージ
31 X座標検出部
32 Y座標検出部
33 Z座標検出部
34 傾き検出部
35 フォーカス誤差信号検出部
37 X軸制御部
38 Y軸制御部
39 Z軸制御部
40 動摩擦係数記憶部
41 測定点位置演算部
42 誤差演算出力部
43 スタイラス変位ベクトル検出部
43a X成分検出部
43b Y成分検出部
43c Z成分検出部
44 前回測定位置記憶部
45 法線方向ベクトル出力部
46 法線方向ベクトル成分算出部
47 押込みベクトル算出部
48 走査方向単位ベクトル算出部
49 移動ベクトル算出部(加算部)
51A,51B 可撓性部
53 スタイラス軸
54 ミラー
61 発振周波数安定化レーザ
62 X参照ミラー
63y,63z レーザ光
64 Y参照ミラー
68 半導体レーザ
69 レーザ光
70 コリメートレンズ
71 絞り
72 ビームスプリッタ
73 ダイクロックミラー
74 偏光プリズム
75 ダイクロックミラー
76 レンズ
79 受光素子
81 一体化素子
82 レーザ光
83 回折格子
84 コリメートレンズ
87 移動指示部
88 X軸モータ
89 Y軸モータ
91 法線方向設定・記憶部
92 走査速度設定部
93 走査方向ベクトル算出部
94 押込み量設定・記憶部
95 切替スイッチ

Claims (9)

  1. 測定面からの測定力によってプローブに対して変位可能に支持されたスタイラスを準備し、
    前記測定面と平行な方向へ指定した距離だけ前記スタイラスを前記測定面に対して移動させる平行移動と、前記プローブに対する前記スタイラスの位置の変位量と変位方向とを含むスタイラス変位ベクトルの前記測定面に法線方向の大きさが予め定められた押込み量の設定値になるように、前記プローブを現在のスタイラス位置と過去のスタイラス位置との差から算出される前記測定面の法線方向に移動させる直交移動とを含む、前記プローブの前記測定面に対する相対移動を繰り返す、形状測定方法。
  2. 前記プローブの前記測定面の相対移動を繰り返す前に、既知である前記測定面に直交する方向に前記スタイラスが移動するように前記プローブを移動させ、前記スタイラスが前記測定面に接触して、前記スタイラス変位ベクトルの前記測定面の法線方向の大きさが前記押込み量の設定値以上になったときにプローブの移動を停止する、請求項1に記載の形状測定方法。
  3. 前記平行移動は以下の式で表される、請求項1又は請求項2に記載の形状測定方法。
  4. 前記直交移動は以下の式で表される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の形状測定方法。
  5. スタイラスを測定面からの測定力によって変位可能に支持するプローブと、
    前記スタイラスが前記測定面を走査するように前記プローブと前記測定面の相対位置を移動させる移動部と、
    前記プローブに対する前記スタイラスの位置の変位量と変位方向とを含むスタイラス変位ベクトルを検出するスタイラス変位ベクトル検出部と、
    前記測定面の測定点における法線方向を出力する法線方向出力部と、
    前記法線方向出力部の出力する値に基づき、スタイラス変位ベクトルの前記法線方向成分を算出して出力する法線方向ベクトル成分算出部と、
    前記測定面に法線方向の押込み量の設定値と法線方向ベクトル成分算出部の出力とに基づいて、前記スタイラス変位ベクトルの法線方向成分が前記押込み量の設定値となるように押込みベクトルを算出する押込ベクトル算出部と、
    前記法線方向と垂直方向で予め設定された走査速度となる走査ベクトルを算出する走査ベクトル算出部と、
    前記押込ベクトル算出部の出力と、前記走査ベクトル算出部の出力とから前記プローブに対する移動指令である移動ベクトルを算出する移動ベクトル算出部と、
    前記移動ベクトルに従って前記プローブが移動するように前記移動部の移動を制御する移動制御部とを備えることを特徴とする形状測定装置。
  6. 前記法線方向出力部は、
    走査測定開始時は、設定された値の前記法線方向を出力し、
    走査測定開始後は、過去の測定位置と現在の測定位置とを結んだ直線と直交するように、法線方向出力を更新することを特徴とする請求項5に記載の形状測定装置。
  7. 前記法線方向出力部は、前記走査測定開始時に、前記スタイラス変位ベクトルを出力することを特徴とする請求項6に記載の形状測定装置。
  8. 前記法線方向出力部にて使用する前測定位置と現測定位置の時間間隔が、前記移動ベクトル算出部における、前記法線方向成分と押込み量設定の差から、法線方向移動量を算出する時間間隔より大きくいことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  9. 前記法線方向出力部は、前記スタイラス変位ベクトルが、前記スタイラスの押込み方向変位ベクトルの1/2より小さいとき、スタイラス変位ベクトルを出力し、大きいときは過去の測定位置と現在の測定位置とを結んだ直線と直交するように法線方向を出力することを特徴とする請求項5に記載の形状測定装置。
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