JP2008241499A - 干渉計測装置およびフォーカス調整方法 - Google Patents

干渉計測装置およびフォーカス調整方法 Download PDF

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Fumiyuki Takahashi
文之 高橋
博之 ▲塚▼原
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Abstract

【課題】干渉計測装置により長時間計測する場合に,z軸方向の距離の時間的変動に対して,フォーカス位置を計測開始時の状態に高精度に戻すことができるようにする。
【解決手段】初期状態フォーカス評価量記録手段81は,初期状態の非合焦点位置におけるフォーカス評価量または検査視野内で高さの異なる2点以上のフォーカス評価量を記録する。フォーカス調整時には,z軸方向の各点のフォーカス評価量記録手段83によって,z軸ステージを順次上下させながらz軸方向の各点におけるフォーカス評価量を計測し,フォーカス誤差量算出手段84によって,初期状態におけるフォーカス評価量との差分をフォーカス誤差量として算出する。または2点以上のフォーカス誤差量の和を求める。フォーカス誤差量またはその和が最小となる位置を,ずれ量としてz軸ステージを調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は,物体の表面形状を計測する場合などに用いられる干渉計測装置に関し,特に,高精度にフォーカストラッキングを行うための技術に関するものである。干渉計測装置は,サンプルの表面形状を高精度に計測することが可能で,光学レンズや磁気ディスク,半導体ウェハ,MEMS (Micro Electro Mechanical Systems) などの様々なサンプルの品質検査や品質管理などに利用される。
図11に,マイケルソン型の干渉光学系を示す。光源101から出射した可干渉性の強い光を,ハーフミラー102a,レンズ104a,ハーフミラー102bにより,装置土台110上のX−Y−Zステージ109に置かれたサンプル103と参照ミラー105に照射する。サンプル103と参照ミラー105で反射した光を再びハーフミラー102bで重ね合わせることで,レンズ104bを通してCCD107から干渉縞画像が得られる。
干渉縞画像の任意の位置を(x,y)=pとし,干渉縞の光強度をI(p)とすると,
I(p)=α(p)+β(p)cos{φ(p)} …(1)
である。ここでα(p),β(p)は光学系により決まる定数である。φ(p)は,画像内の位置pにおける位相である。位相φ(p)は,ハーフミラー102bからサンプル103までの光路長nd1 (p)とハーフミラー102bから参照ミラー105までの光路長nd2 (p)の差L(p)に比例する。L(p)は,L(p)=nd2 (p)−nd1 (p)であり,通常光路差と呼ばれる。ここでnは屈折率である。位相φ(p)と光路差L(p)には,次の(2)式の関係がある。
φ(p)=(2π/λ)L(p) …(2)
ここでλは,光源波長である。参照ミラーの形状と姿勢角が既知であれば,(2)式からサンプル表面形状や姿勢角を求めることが可能となる。
こうした干渉計で1つのサンプル表面形状や姿勢角の変化を長時間計測する場合,干渉光学系のフォーカス制御を高精度に行う必要がある。なぜなら,長時間計測を行う場合,装置伸縮の影響により干渉光学系のフォーカス位置が移動することが避けられないためである。
この様子を図12に例として示す。図12(A)に示すように,時刻t0 ではハーフミラー102bからサンプル103までの光路長がd2 であるが,図12(B)に示すように時刻t1 において,干渉計の伸縮により,サンプル103がP1 の位置からP2 の位置へとΔZだけ下に変移すると,その結果,光路長もd3 (=d2 +ΔZ)に変化する。一方,ハーフミラー102bから参照ミラー105までの光路長d1 は,装置全体のサイズに比べて十分に短く,長時間の計測中に長さはほぼ一定である。このようにサンプル103が動くと,計測を行う都度フォーカス位置が変化するため,高精度な計測を行うことが困難となる。
このような干渉計伸縮による計測精度悪化を防ぐためには,計測を行う都度,図12(C)に示すように,フォーカス位置を最初のフォーカス位置に戻す必要がある。
従来のフォーカス制御の方法は,例えば以下のように行われている。フォーカス制御では,図12(A),(B)に示すように,干渉計の伸縮によりずれた−ΔZだけ移動したサンプル位置P2 を,z軸ステージを+ΔZ移動させることで,図12(C)に示すように,元のサンプル位置P1 と同じ位置P3 に戻すことを行う。
このようにフォーカス制御を行う場合,フォーカス誤差量ΔZ(=補正量ΔZ)を知る必要がある。通常,図13(A),(B)に示すように,フォーカス位置に従い値が変化するようなフォーカス関数を利用してフォーカスずれ量を検出し,フォーカス制御を行う。図13(A)は,時刻t0 におけるサンプル位置A点におけるフォーカス関数eA (z)の状態の一例を示すグラフである。時刻t0 におけるz軸ステージの初期位置をz0 としている。このとき検出されるフォーカス値はeA (z0 )である。図13(B)は,時刻t1 におけるサンプル位置A点におけるフォーカス関数eA (z−ΔZ)の状態を示すグラフである。ΔZだけ干渉計が伸縮した分だけ,フォーカス関数が右にΔZだけシフトする。
図14は,フォーカス関数を利用してフォーカス誤差ΔZを検出する方法を説明する図である。まず図14(A)に示すように,計測開始時刻t0 のサンプルのA点におけるフォーカス値eA (z0 )を記録しておく。次に,図14(B)に示すように,次の計測時刻t1 において,z軸ステージを所定の範囲だけ動かしながらサンプルのA点におけるフォーカス値eA (zk )と,そのときのステージ位置zk とを記録しておく。
図14(C)に示すように,時刻t0 で記録したフォーカス値eA (z0 )とeA (zk )の差分の絶対値E
E(j)=|eA (z0 )−eA (zj −ΔZ)| …(3)
(ただし,zk =zj −ΔZ)
をフォーカス状態の評価関数とすると,E(j)がもっとも小さくなるステージ位置z4 が,元のフォーカス位置とわかる。そこで,ステージ位置z4 に移動して,時刻t1 での計測を行うことで,フォーカス位置が変わらない安定な計測が可能となる。
なお,フォーカスの調整に関して記載された従来技術の文献としては,例えば下記の特許文献1〜3に記載されたものがあり,特許文献1には,位相差方式の焦点検出を行うカメラにおいて,経時変化の影響を受けない高精度で速度の速い焦点検出を行うカメラが開示されている。また,特許文献2には,合焦評価手段と合焦調整手段を設けることにより,温度変化,湿度変化によって撮像面での結像状態が変化することを確実に防止する電子カメラが開示されている。また,特許文献3には,光源から発した光を被測定物表面と参照面に分岐し,各々から反射してきた光を重ねて干渉縞を発生させ,自動的にピント合せ並びに傾き調整を行って被測定物を制御する装置が開示されている。
しかし,上記従来の技術のいずれにおいても,物体の表面形状を長時間にわたり,高精度に計測することを可能にするため,非合焦点位置に着目してフォーカストラッキングを行う方法,また検査視野内でサンプルと参照ミラー間の光路差(参照ミラーの平面度が十分に高ければ光路差はサンプル高さに比例するため,以降「サンプルと参照ミラー間の光路差」を簡単に「光路差」あるいは「高さ」と表現する)の異なる2点以上を選択し,選択位置の各フォーカス評価値から演算した値をもとにフォーカストラッキングを行う方法は考えられていない。
特開2006−146031号公報 特開2002−185845号公報 特開2001−296104号公報
図14に示した方法によりフォーカス制御を行う場合の問題点を図15に示す。図15(A)に示したフォーカス誤差量の評価値が最小となる付近を拡大したのが,図15(B)である。図15(B)に示されるように,フォーカス誤差量を評価する関数が最小付近で変化が緩やかであるため,評価量が最小となる位置,すなわち正確なフォーカス位置の判別が困難となる。実際の計測では計測ノイズがあるため,さらにフォーカス位置の誤検出のおそれが高くなる。図15に示す例は,時刻t0 におけるサンプル位置がフォーカス関数e(z)の最大値付近であったためである。
本発明は上記問題点の解決を図り,フォーカス誤差量を評価する関数の変化が緩やかでない部分を基準としてフォーカス位置を検出することにより,初期状態からのz軸方向のずれ量を精度よく検出し,フォーカス位置を高精度に調整することができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため,第1の発明は,フォーカスを調整する際に,初期状態におけるフォーカス関数が最大となる位置を基準にフォーカス誤差量を求めて,z軸方向のずれ量ΔZを検出するのではなく,フォーカス関数が最大となる位置から外れた位置のフォーカス評価量を基準に,z軸方向の各点におけるフォーカス誤差量を求めて,それが最小となる位置をz軸方向のずれ量ΔZとして位置の調整を行う。
すなわち,第1の発明は,測定サンプルと参照ミラーの間の光路差を利用する干渉光学系装置と,干渉光学系のフォーカス量を変えることが可能なz軸ステージと,撮像した干渉縞画像から任意の画素位置のフォーカス評価量を算出する手段とを備える干渉計測装置において,フォーカス調整後の初期状態においてz軸方向のフォーカス評価量の変化を表すフォーカス関数e(z)の最大値より外れた位置におけるフォーカス評価量e(z0 )を記録しておき,その後の計測においてフォーカス調整が必要になったときには,z軸ステージを上下させながらz軸方向の各点zk (k=1,2,…,m)におけるフォーカス評価量e(zk )を計測して記録し,前記初期状態において記録したフォーカス評価量e(z0 )と前記z軸方向の各点zk のフォーカス評価量e(zk )との差分から,z軸方向の各点zk におけるフォーカス誤差量を演算し,その演算したフォーカス誤差量の結果から,フォーカス誤差量が最小となる位置を算出し,その算出した位置にz軸ステージを戻して初期状態と同じ状態に復帰させることによりフォーカスを調整する。
第2の発明は,検査視野内で高さの異なる2点以上を選択,またはサンプルを傾けて高さの異なる2点を選択する機構を持ち,選択位置の各フォーカス評価値から演算した値をもとにフォーカストラッキングを行うことにより,物体の表面形状を長時間にわたり,高精度計測することを可能にする。
すなわち,第2の発明は,フォーカス調整後の初期状態で撮像した干渉縞画像内において,測定サンプルと参照ミラーの間の光路差が異なる2箇所以上の画素位置i(i=1,2,…,n)におけるフォーカス評価量ei (z0 )を記録しておき,その後の計測においてフォーカス調整が必要になったときには,z軸ステージを上下させながらz軸方向の各点zk (k=1,2,…,m)における前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス評価量ei (zk )を計測して記録し,前記初期状態において記録したフォーカス評価量ei (z0 )と前記z軸方向の各点zk のフォーカス評価量ei (zk )との差分から,z軸方向の各点zk における前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス誤差量を演算し,前記z軸方向の各点zk ごとに,前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス誤差量の和を算出し,その算出したフォーカス誤差量の和の結果から,そのフォーカス誤差量の和が最小となる位置を算出し,その算出した位置にz軸ステージを戻して初期状態と同じ状態に復帰させることによりフォーカスを調整する。
第2の発明において,光路差の異なる2箇所以上の画素位置iが測定サンプルの姿勢角度に起因して選択不可能な場合には,測定サンプルの姿勢角度を調整するゴニオステージにより測定サンプルを傾斜させ,光路差の異なる2箇所以上の画素位置iを選択する。
また,上記発明において,フォーカス評価量としては,干渉縞画像から検出した干渉縞コントラストを使用することができる。
本発明により,同一サンプルを長時間計測する際に干渉計が延伸してフォーカス状態が変わっても,常に計測開始時のフォーカス状態に戻すことが可能となり,長時間にわたる高精度な干渉計測が可能となる。
以下,本発明の実施の形態を図面を用いながら説明する。
図1に,装置の全体構成図を示す。光源1から照射した光をレンズ4c,ハーフミラー2a,レンズ4a,ハーフミラー2bを経由してサンプル3に照射する。同時に,光源1から照射したパルス光をレンズ4c,ハーフミラー2a,レンズ4a,ハーフミラー2bを経由してピエゾに接続した参照ミラー5に照射する。サンプル3および参照ミラー5より反射した光は,ハーフミラー2bにより重なり,干渉し,レンズ4a,ハーフミラー2a,レンズ4bを経由してCCDカメラ7に干渉縞画像が結像され,制御装置8のメモリに記録される。
サンプル3は,サンプルの撮像位置を調整するためのX−Y−Z−θステージ9と,サンプルの姿勢角を調整するためのθxyステージ10に置かれる。制御装置8とステージコントローラ11により,計測およびフォーカス制御に最適な位置となるようにステージ位置が制御される。また,位相シフトコントローラ13によって,位相シフタ12による位相制御が行われる。これらの基本的な構成の概要は,従来の装置とほぼ同様である。
図2は,本発明の実施の形態に係る制御装置8のブロック構成図である。制御装置8は,例えばCPUやメモリ等からなるパーソナル・コンピュータ(PC)であり,ソフトウェアプログラム等によって構成される干渉縞画像解析手段80,初期状態フォーカス評価量記録手段81,z軸ステージ制御手段82,z軸方向の各点のフォーカス評価量記録手段83,フォーカス誤差量算出手段84,最小値検出手段85,フォーカス調整手段86を備える。
干渉縞画像解析手段80は,CCD7から得た干渉縞画像を解析し,干渉縞コントラストからサンプルの特定の点のフォーカス評価量を求める。初期状態フォーカス評価量記録手段81は,フォーカス調整後の初期状態においてz軸方向のフォーカス評価量の変化を表すフォーカス関数e(z)の最大値より外れた位置におけるフォーカス評価量e(z0 )を記録する。または,初期状態フォーカス評価量記録手段81は,フォーカス調整後の初期状態において干渉縞画像内における異なった光路差の2箇所以上の画素位置i(i=1,2,…,n)におけるフォーカス評価量ei (z0 )を記録する。
z軸ステージ制御手段82は,外部からのフォーカスの調整指示または計測のためにフォーカスの調整が必要になったときに,あらかじめ定められた範囲内でz軸ステージを上下させる制御を行う。z軸方向の各点のフォーカス評価量記録手段83は,z軸方向の各点zk (k=1,2,…,m)において撮像した干渉縞画像を干渉縞画像解析手段80によって解析した結果から,特定の画素位置のフォーカス評価量e(zj −ΔZ),または2箇所以上の画素位置iのフォーカス評価量ei (zj −ΔZ)を求めて,記録する。なおここで,zk =zj −ΔZであり,ΔZが初期状態からのz軸方向のずれ量(誤差)である。
フォーカス誤差量算出手段84は,前記初期状態において記録したフォーカス評価量e(z0 )と前記z軸方向の各点のフォーカス評価量e(zj −ΔZ)との差分の絶対値を,z軸方向の各点におけるフォーカス誤差量として求める。または,フォーカス誤差量算出手段84は,前記2箇所以上の画素位置iにおける,初期状態において記録したフォーカス評価量ei (z0 )とz軸方向の各点のフォーカス評価量ei (zj −ΔZ)との差分の絶対値をフォーカス誤差量として求め,その各画素位置iにおけるフォーカス誤差量の和を算出する。
最小値検出手段85は,フォーカス誤差量算出手段84が算出したフォーカス誤差量または各画素位置iにおけるフォーカス誤差量の和の中で,それが最小になるz軸方向の位置を求め,求めた位置をz軸方向のずれ量ΔZとして検出する。フォーカス調整手段86は,z軸ステージをずれ量ΔZだけ戻して,すなわちフォーカス誤差量またはその和が最小になる位置まで戻して,初期状態と同じ状態に復帰させることによりフォーカスを調整する。
フォーカス誤差量算出手段84で算出するフォーカス誤差量として,初期状態におけるフォーカス評価量と,現時点におけるフォーカス評価量との差分の絶対値を用いるのではなく,前記差分の二乗値を用いてもよい。実質的に同等である。
フォーカス評価量としては,例えば干渉縞画像解析手段80が干渉縞画像から検出した干渉縞コントラストを使用することができる。
図3は,フォーカス関数としての干渉縞コントラストを説明する図である。図3(A)に示す装置による測定において,フォーカス制御を行うために用いるフォーカス関数のフォーカス評価量としては,干渉縞コントラストを用いる。干渉縞コントラストe(p)は,図3に示すように,
e(p)=β(p)/α(p) …(4)
として求められる。なおα(p),β(p) は,(1)式で示した干渉計固有の定数である。
図3(B)および図3(C)は,サンプル3のX1からX2までの位置での干渉縞強度とそれに対応する干渉縞コントラストを示している。例えば,サンプル3が傾いていれば,各位置の光路差の違いにより,干渉縞コントラストが変化するため,フォーカス関数として使用可能である。なお,干渉縞コントラストがもっとも高くなる位置は,光路差d1 (p)と光路差d2 (p)が等しくなる位置である。
サンプル3の高さと干渉縞コントラストは,位相シフト法や空間キャリア法などの高精度縞解析技術を用いることで,干渉縞画像から高精度に算出することが可能である。例えば位相シフト法を行うにはピエゾスキャナ等を使用した位相シフタ12で参照ミラー5の位置を動かして複数の干渉縞画像を撮像する。それらの複数の干渉縞画像から高さとコントラストを高精度に算出することができる。
例えば,位相シフタ12により,光路差を次の5通りに変化させて干渉縞を撮像した場合の例を示す。位相シフタ12の光路差を考慮した干渉縞は,次の(5)式のように表される。
δ1 =0°,δ2 =90°,δ3 =180°,δ4 =270°,δ5 =360°
k (p)=α(p)+β(p)cos(φ(p)+δk ) …(5)
位相φ(p)は,撮像した5枚の干渉縞画像から,次式で高精度に算出することが可能である。
Figure 2008241499
また,コントラストe(p)は,同様に5枚の干渉縞模様から,次式のように高精度で算出することができる。
Figure 2008241499
〔第1の実施の形態〕
次に,第1の実施の形態によるフォーカス位置の調整方法について説明する。第1の実施の形態では,初期状態においてフォーカス関数が最大となる位置から外れた位置のフォーカス評価量を記録しておき,そのフォーカス評価量を基準に,z軸方向の各点におけるフォーカス誤差量を求めて,それが最小となる位置をz軸方向のずれ量ΔZとして検出する。
図4および図5は,ステージ位置とフォーカス値の関係を説明する図である。図4(A)に示すように,時刻t0 ではハーフミラー2bからサンプル3までの光路長がd2 であるが,図4(B)に示すように時刻t1 において,装置全体の伸縮により,サンプル3がP1 の位置からP2 の位置へとΔZだけ下に変移すると,その結果,光路長もd3 (=d2 +ΔZ)に変化する。一方,ハーフミラー2bから参照ミラー5までの光路長d1 は,装置全体のサイズに比べて十分に短く,長時間の計測中に長さはほぼ一定である。このようにサンプル3が動くと,計測を行う都度フォーカス位置が変化するため,高精度な計測を行うことが困難となる。
このような干渉計伸縮による計測精度の悪化を防ぐために,本実施の形態では,以下に説明する方法によってサンプル3のずれ量ΔZを検出し,図4(C)に示すように,フォーカス位置を最初のフォーカス位置に戻すことを行う。
図5(A)は,時刻t0 におけるサンプル位置Aのフォーカス関数eA (z)を示している。図13および図14を用いて説明した従来方法では,このフォーカス関数eA (z)が最大値をとる位置を,初期状態(時刻t0 )の基準となるフォーカス値として記録しておき,ある時間が経過した後のフォーカス調整時(時刻t1 )には,時刻t0 で記録したフォーカス値と,時刻t1 におけるフォーカス関数との差分を,フォーカス誤差量(誤差関数)としていた。
本実施の形態では,図5(A)に示すように,初期状態(時刻t0 )の基準となるフォーカス値として,フォーカス関数eA (z)が最大値をとる位置ではなく,最大値をとる位置から外れたP1 の位置のフォーカス値eA (z0 )を記録しておく。最大値からどのくらい離れた位置のフォーカス値を記録しておくかは,フォーカス関数の形状を考慮してあらかじめ任意に定めておくことができる。望ましい点としては,最大値の位置に近く,かつフォーカス関数の傾きが明確に現れる点である。
時刻t1 において,図4(B)に示すように,z軸ステージがΔZだけ下がったとすると,時刻t1 におけるサンプル位置Aのフォーカス関数は,図5(B)に示すように,eA (z−ΔZ)となる。
図6は,本実施の形態におけるずれ量ΔZの検出方法を説明する図である。図6において,グラフ上で黒丸で示した点は,実際に計測したフォーカス値の位置を表している。図6(A)に示す初期状態の時刻t0 におけるフォーカス関数のグラフにおいて,最大値から外れた位置におけるフォーカス値eA (z0 )を記録しておく。
時刻t1 においては,同じ画素位置におけるフォーカス値を,z軸ステージを所定の範囲で順次上下させながら計測する。図6(B)は,時刻t1 において,z軸ステージの高さを変化させながら計測した点のフォーカス値の並びを示している。計測点の番号をjとすると,フォーカス値の並びはeA (zj −ΔZ)となる。なお,このフォーカス値の並びをフォーカス関数ともいう。
時刻t1 に計測したフォーカス関数eA (zj −ΔZ)と,初期状態において記録したフォーカス値eA (z0 )との差分の絶対値を,フォーカス誤差関数Eとすれば,そのグラフは,図6(C)に示すようになる。
フォーカス誤差関数E=|eA (z0 )−eA (zj −ΔZ)|
このフォーカス誤差関数が最小値をとる点(フォーカス誤差量が0となる点)は,図6(C)から明らかなように,z4 =z0 +ΔZの点と,図示P4 の点である。これらの点の検出は,図14および図15に示したフォーカス誤差量の最小値の検出の場合に比べて,フォーカス位置付近におけるフォーカス誤差量の変化が大きいため,従来の手法よりも精度よくフォーカス位置を検出することができる。
ここで,フォーカス関数の対称性のため,図6(C)のフォーカス誤差関数におけるP4 のz軸位置にも最小点が出現してしまい,P4 とz4 のどちらの位置を元のz0 からずれた位置と認定してよいのかわからなくなり,フォーカス位置の誤検出を引き起こすおそれがある。このように,評価量が最小となる点が2点ある場合,評価対象関数の傾斜方向を計算することで,どちらの評価量が最初に登録した位置かを判断する。例えば時刻t0 と時刻t1 における傾斜方向を,次の2つの式により評価することができる。
ΔEA (z0 )=eA (z1 )−eA (z0
ΔEA (zj −ΔZ)=eA (zj+1 −ΔZ)−eA (zj −ΔZ)
フォーカス位置は,E(j)が最小付近で,かつΔE(z0 )とΔEA (zj −ΔZ)の符号が一致する位置を選択する。
これにより,ずれ量ΔZを精度よく検出し,図4(C)に示すように,z軸ステージを時刻t0 の初期状態の位置に復帰させることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に,第2の実施の形態によるフォーカス位置の調整方法について説明する。第2の実施の形態では,検査視野内で高さの異なる2点以上を選択し,選択位置の各フォーカス評価値から演算した値をもとに,ずれ量ΔZを検出してフォーカストラッキングを行う。検査視野内で高さの異なる2点以上を選択できない場合,サンプルを傾けて高さの異なる2点を選択する機構を利用する。
図7は,検査視野内で高さの異なる2点以上を選択する方法を説明する図である。サンプル3を撮像した干渉縞画像において,例えばサンプル3の表面の高さが一様であり,高さの異なる2点以上を選択することができない場合,図7に示すようにθxyステージ10等を用いてサンプル3を傾斜させる。サンプル3を傾斜させることにより,サンプル3の表面上のA点,B点における光路差(フォーカス値)がΔdだけ異なることになり,その干渉縞画像を取得することができるようになる。
図8(A)に,時刻t0 のときのA点およびB点におけるフォーカス関数eA (z),eB (z)の例を示す。それぞれのフォーカス関数は,Δdだけ互いにずれた位置となる。このようなA点,B点の時刻t0 におけるフォーカス値eA (z0 ),eB (z0 )を記録しておく。
図8(B)は,時刻t1 のときのA点およびB点におけるフォーカス関数eA (z−ΔZ),eB (z−ΔZ)を示している。本実施の形態においては,時刻t1 におけるフォーカス誤差関数として,
E(j)=|eA (z0 )−eA (zj −ΔZ)|
+|eB (z0 )−eB (zj −ΔZ)| …(6)
を用いる。(6)式のフォーカス誤差関数は,図8(C)のようになり,フォーカス位置付近での評価量が大きく,また図6(C)のようにフォーカス位置以外で評価量が小さくなることもない。なお,本説明図では,説明の都合でΔd≒ΔZとしているが,特にΔdをΔZとする必要性はない。また,本実施の形態では,時刻t0 における初期フォーカス値をA点,B点の2点として説明したが,一般的には光路差が異なる2つ以上の位置におけるフォーカス誤差関数でフォーカス制御を行う。
E(j)=Σi |ei (z0 )−ei (zj −ΔZ)| …(7)
ここでiは,t0 において登録した初期フォーカス位置を識別するための添え字であり,Σi は,iに関するフォーカス誤差量の総和を表している。
以上により,長時間にわたる計測においてフォーカス制御を精度よく正確に行うことが可能となる。
図9は,本実施の形態の全体の処理フローチャートである。まず,ステップS1では,図1に示す装置を用い,CCD7によって干渉縞画像を撮像する。ステップS2では,干渉縞画像を撮像した結果からハーフミラー2bと参照ミラー5間の距離d1 と,ハーフミラー2bとサンプル3間の距離d2 との光路差を求め,サンプル3の高さを算出する。ステップS3では,複数の光路差が1視野内に存在するかどうかを判定する。すなわち,撮像したサンプル3に異なる光路差の部分があるかどうかを判定する。ある場合には,ステップS5へ進む。
もし,撮像したサンプル3に異なる光路差が存在しない場合には,ステップS4へ進み,フォーカス制御が行える程度の光路差が干渉縞画像内に生じるように,ステージコントローラ11によりθxyステージ10を制御することにより,サンプル3を自動的に傾けるか,または操作者にサンプルを傾けるようメッセージを出力して促し,ステップS1に戻って同様に干渉縞画像の撮像を繰り返す。ステップS5では,光路差の異なる複数位置i(i=1,…,n)のフォーカス値を,e(i)として記録する。
次に,ステップS6では,焦点(フォーカス)位置の調整を行う。焦点位置の調整処理の詳細については,図10を用いて後述する。焦点位置を調整した後,ステップS7では,干渉縞画像を撮像し,ステップS8では,干渉縞画像から光路差を求め,サンプルの各点の高さを算出する。ステップS9では,求めた高さを記録する。計測が終了するまで,ステップS6〜S9を繰り返す(ステップS10)。
図10は,焦点位置調整(図9のステップS6)の詳細な処理フローチャートである。ステップS61では,z軸ステージを初期位置z1 とし,z1 から順次あらかじめ決められた微小な単位で,zj (j=1,…,m)に移動する。なお,zj は必ずしも等間隔である必要はなく,また正方向,逆方向が混在する移動であってもよい。ステップS62では,干渉縞画像を撮像する。ステップS63では,撮像した干渉縞画像から位相シフト法や空間キャリア法などの高精度縞解析技術を用いて,フォーカス値e(zj ,i)を算出する。
次に,ステップS64では,フォーカス評価値E(j)=Σi |e(i)−e(zj ,i)|を算出し,記録する。以上のステップS61〜S64を,jを1ずつインクリメントしながら,j=mまで繰り返す(ステップS65)。
ステップS66では,フォーカス評価値E(j)が最小となるj=kを求める。続いて,ステップS67では,求めたkからz軸ステージを,zk の位置に移動する。これにより,確実にフォーカス制御を行うことができる。
上記実施の形態において,初期フォーカス値を取得した後に,光源1の光量が時間の経過とともに変動し,干渉縞コントラストが変動することも考えられる。このような場合の対処としては,例えば初期状態とフォーカス調整時におけるフォーカス関数の最大値が一定の値になるように正規化してから上記の処理を行う方法,また,フォーカス誤差関数としてフォーカス値そのものの差ではなく,2点以上のフォーカス値の比の差を用いる方法などが考えられる。
なお,ここでは第2の実施の形態における処理フローチャートについて説明したが,第1の実施の形態による処理内容についても,上記第1の実施の形態の説明と第2の実施の形態の処理フローチャートから容易に類推できるので,第1の実施の形態についての処理フローチャートを用いた説明は省略する。
以上のフォーカス調整の処理は,制御装置8が備えるコンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明の実施の形態に係る装置の全体構成図である。 図1に示す制御装置のブロック構成図である。 フォーカス関数としての干渉縞コントラストを説明する図である。 ステージ位置とフォーカス値の関係を説明する図である。 ステージ位置とフォーカス値の関係を説明する図である。 第1の実施の形態によるずれ量ΔZの検出方法を説明する図である。 検査視野内で高さの異なる2点以上を選択する方法を説明する図である。 第2の実施の形態によるずれ量ΔZの検出方法を説明する図である。 第2の実施の形態の全体の処理フローチャートである。 第2の実施の形態における焦点位置調整の処理フローチャートである。 マイケルソン型の干渉光学系の例を示す図である。 ステージ位置とフォーカス値の関係を説明する図である。 ステージ位置とフォーカス値の関係を説明する図である。 従来のフォーカス誤差ΔZを検出する方法を説明する図である。 従来のフォーカス制御を行う場合の問題点を説明する図である。
符号の説明
1 光源
2a,2b ハーフミラー
3 サンプル
4a,4b,4c レンズ
5 参照ミラー
7 CCD
8 制御装置
9 X−Y−Z−θステージ
10 θxyステージ
11 ステージコントローラ
12 位相シフタ
13 位相シフトコントローラ
80 干渉縞画像解析手段
81 初期状態フォーカス評価量記録手段
82 z軸ステージ制御手段
83 z軸方向の各点のフォーカス評価量記録手段
84 フォーカス誤差量算出手段
85 最小値検出手段
86 フォーカス調整手段

Claims (8)

  1. 測定サンプルと参照ミラーの間の光路差を利用する干渉光学系装置と,干渉光学系のフォーカス量を変えることが可能なz軸ステージと,撮像した干渉縞画像から任意の画素位置のフォーカス評価量を算出する手段とを備える干渉計測装置において,
    フォーカス調整後の初期状態においてz軸方向のフォーカス評価量の変化を表すフォーカス関数e(z)の最大値より外れた位置におけるフォーカス評価量e(z0 )を記録する手段と,
    前記初期状態からのz軸方向のずれ量ΔZを検出してフォーカスを調整する際に,z軸ステージを上下させながらz軸方向の各点zk (k=1,2,…,m)におけるフォーカス評価量e(zk )を計測し記録する手段と,
    前記初期状態において記録したフォーカス評価量e(z0 )と前記z軸方向の各点zk のフォーカス評価量e(zk )との差分から,z軸方向の各点zk におけるフォーカス誤差量を演算する手段と,
    前記演算したフォーカス誤差量の結果から,フォーカス誤差量が最小となる位置を算出し,その算出した位置にz軸ステージを戻して初期状態と同じ状態に復帰させる手段とを備える
    ことを特徴とする干渉計測装置。
  2. 測定サンプルと参照ミラーの間の光路差を利用する干渉光学系装置と,干渉光学系のフォーカス量を変えることが可能なz軸ステージと,撮像した干渉縞画像から任意の画素位置のフォーカス評価量を算出する手段とを備える干渉計測装置において,
    フォーカス調整後の初期状態で撮像した干渉縞画像内において,測定サンプルと参照ミラーの間の光路差が異なる2箇所以上の画素位置i(i=1,2,…,n)におけるフォーカス評価量ei (z0 )を記録する手段と,
    前記初期状態からのz軸方向のずれ量ΔZを検出してフォーカスを調整する際に,z軸ステージを上下させながらz軸方向の各点zk (k=1,2,…,m)における前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス評価量ei (zk )を計測し記録する手段と,
    前記初期状態において記録したフォーカス評価量ei (z0 )と前記z軸方向の各点zk のフォーカス評価量ei (zk )との差分から,z軸方向の各点zk における前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス誤差量を演算し,前記z軸方向の各点zk ごとに,前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス誤差量の和を算出する手段と,
    前記算出したフォーカス誤差量の和の結果から,そのフォーカス誤差量の和が最小となる位置を算出し,その算出した位置にz軸ステージを戻して初期状態と同じ状態に復帰させる手段とを備える
    ことを特徴とする干渉計測装置。
  3. 前記光路差の異なる2箇所以上の画素位置iが測定サンプルの姿勢角度に起因して選択不可能な場合に,測定サンプルの姿勢角度を調整するゴニオステージにより測定サンプルを傾斜させ,光路差の異なる2箇所以上の画素位置iを選択する手段を備える
    ことを特徴とする請求項2記載の干渉計測装置。
  4. 前記フォーカス評価量として干渉縞画像から検出した干渉縞コントラストを使用する
    ことを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載の干渉計測装置。
  5. 測定サンプルと参照ミラーの間の光路差を利用する干渉光学系装置と,干渉光学系のフォーカス量を変えることが可能なz軸ステージと,撮像した干渉縞画像から任意の画素位置のフォーカス評価量を算出する手段とを有する干渉計測装置におけるフォーカス調整方法において,
    フォーカス調整後の初期状態においてz軸方向のフォーカス評価量の変化を表すフォーカス関数e(z)の最大値より外れた位置におけるフォーカス評価量e(z0 )を記録する過程と,
    前記初期状態からのz軸方向のずれ量ΔZを検出してフォーカスを調整する際に,z軸ステージを上下させながらz軸方向の各点zk (k=1,2,…,m)におけるフォーカス評価量e(zk )を計測し記録する過程と,
    前記初期状態において記録したフォーカス評価量e(z0 )と前記z軸方向の各点zk のフォーカス評価量e(zk )との差分から,z軸方向の各点zk におけるフォーカス誤差量を演算する過程と,
    前記演算したフォーカス誤差量の結果から,フォーカス誤差量が最小となる位置を算出し,その算出した位置にz軸ステージを戻して初期状態と同じ状態に復帰させる過程とを有する
    ことを特徴とするフォーカス調整方法。
  6. 測定サンプルと参照ミラーの間の光路差を利用する干渉光学系装置と,干渉光学系のフォーカス量を変えることが可能なz軸ステージと,撮像した干渉縞画像から任意の画素位置のフォーカス評価量を算出する手段とを備える干渉計測装置におけるフォーカス調整方法において,
    フォーカス調整後の初期状態で撮像した干渉縞画像内において,測定サンプルと参照ミラーの間の光路差が異なる2箇所以上の画素位置i(i=1,2,…,n)におけるフォーカス評価量ei (z0 )を記録する過程と,
    前記初期状態からのz軸方向のずれ量ΔZを検出してフォーカスを調整する際に,z軸ステージを上下させながらz軸方向の各点zk (k=1,2,…,m)における前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス評価量ei (zk )を計測し記録する過程と,
    前記初期状態において記録したフォーカス評価量ei (z0 )と前記z軸方向の各点zk のフォーカス評価量ei (zk )との差分から,z軸方向の各点zk における前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス誤差量を演算し,前記z軸方向の各点zk ごとに,前記2箇所以上の画素位置iのフォーカス誤差量の和を算出する過程と,
    前記算出したフォーカス誤差量の和の結果から,そのフォーカス誤差量の和が最小となる位置を算出し,その算出した位置にz軸ステージを戻して初期状態と同じ状態に復帰させる過程とを有する
    ことを特徴とするフォーカス調整方法。
  7. 前記光路差の異なる2箇所以上の画素位置iが測定サンプルの姿勢角度に起因して選択不可能な場合に,測定サンプルの姿勢角度を調整するゴニオステージにより測定サンプルを傾斜させ,光路差の異なる2箇所以上の画素位置iを選択する過程を有する
    ことを特徴とする請求項6記載のフォーカス調整方法。
  8. 前記フォーカス評価量として干渉縞画像から検出した干渉縞コントラストを使用する
    ことを特徴とする請求項5,請求項6または請求項7記載のフォーカス調整方法。
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