JP2005042798A - シンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

シンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シフトストロークに基づいて的確にシフト操作力を切り換えることにより、切換操作時間を短縮するとともに切換音や切換ショックの発生を防止する。
【解決手段】変速開始時は所定のシフト速度を維持する速度制御モードによりシフトアクチュエータを駆動し(ステップS1)、シフトストロークがボーク点記憶手段により記憶された前回のボーク点に到達した後は(ステップS4,S6)、所定のシフト操作力を維持する推力制御モードによりシフトアクチュエータを駆動し(ステップS5,S7)、同期完了が判定された後は(ステップS10)、前記速度制御モードによりシフトアクチュエータを駆動する(ステップS11)。ボーク点は入力軸の回転数変化率に基づいて検出され(ステップS2,S8)、記憶される(ステップS3,S9)。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の走行状態に応じて変速制御を自動的に行うシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機はそれぞれ所定の歯車比を形成する複数の歯車列を有し、動力伝達を行う歯車列の切換を切換機構によって行うようにしている。自動変速機には歯車列の形態によって、1軸上での変速が可能な遊星歯車式と、手動変速機と同様な平行軸式とがある。遊星歯車式の自動変速機にあっては、入力軸と出力軸との間に設けられた遊星歯車列の切換はクラッチやブレーキからなる摩擦係合要素を作動させることによって行われる。
【0003】
一方、平行軸式の自動変速機にあっては、例えば、特許文献1に開示されるように、相互に平行となって配置された入力軸と出力軸との間に設けられた複数の常時噛合い式の変速歯車列の中から動力伝達を行う変速歯車列をシンクロメッシュつまり同期噛合機構などの噛合いクラッチによって切り換えている。この自動変速機にあっては、切換操作を行わせるときに入力軸から出力軸にトルクを伝達する油圧式多板クラッチからなるバイパスクラッチを入力軸と出力軸との間に設け、切換操作が行われる際には、スロットルによってエンジンの回転数を調整するとともに、バイパスクラッチを介して出力軸にトルクを伝達している。
【0004】
この噛合いクラッチは、油圧により作動するシフトアクチュエータによって駆動されるようになっている。たとえば、第1速から第2速に変速操作が行われる際には、第1速の歯車列に締結されている噛合いクラッチをシフトアクチュエータを駆動することで開放状態にした後、第2速の歯車列に締結される位置にまで駆動させる。
【0005】
このような切換操作は短時間で行われることが好ましいが、噛合いクラッチのシフト速度を単に速くすれば良いというわけではなく、シフト荷重が大きくなるボーク点から同期完了までの間は、切換音や切換ショックの発生を抑制するためにもシフト操作力を大きくして緩やかに切換操作を行うことが求められる。ボーク点とは、シンクロメッシュ機構において、スリーブが直接シンクロリングを押し付けることでシンクロリングがドッグギヤ(クラッチギヤ)のコーン面に押し付けられて発生する入力軸回転数の変化点のことである。ボーク点は、スリーブの同期トルクが直接シンクロリングを介してドッグギヤに伝達される最初のポイントでもあり、同期の始まる開始点と言うこともできる。
【0006】
そこで、このボーク点を正確に検出し、ボーク点に到達するまではシフト速度を大きくして短時間で噛合いクラッチの移動を行い、ボーク点到達後、即ち同期開始時から同期完了後まではシフト操作力を大きくして緩やかに切換操作を行うことが求められる。特許文献2に開示される技術では、切換操作のたびに入力軸回転数の変化率を検出し、これが所定値以上となったときにボーク点に到達したものと判定して、その前後でシフト操作力を切り換えるようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−90826号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2000−46176号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
回転数変化率に基づいてボーク点を検出した後、シフトアクチュエータのシフト操作力を切り換えるようにする特許文献2に開示される技術では、新たに設定されたシフト操作力でシフトアクチュエータを作動させるまでには所定の時間を要する。そのため、ボーク点からずれた位置でシフト操作力を切り換えることになってしまう。シフト操作力の切換えがボーク点において正確に行われないと、同期が完了するまでの時間が長くなり切換操作時間が長くなってしまうばかりか、切換音や切換ショックが発生してしまう。
【0010】
一方、同期の始まるボーク点は、主に機差バラツキや長時間の経時変化により変動するものであって、切換操作のたびに大きく変動するわけではない。
【0011】
本発明の目的は、シフトストロークに基づいて的確にシフト操作力を切り換えることにより、切換操作時間を短縮するとともに切換音や切換ショックの発生を防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置は、相互に平行となった入力軸と出力軸との間に設けられた変速歯車列を構成する歯車に装着されたシンクロリングと、軸方向にシフトして当該歯車に設けられたドッグギヤと当該シンクロリングとに噛み合うシンクロスリーブとを有するシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置であって、所定の制御モードで前記シンクロスリーブをシフトさせるシフトアクチュエータのシフトストロークを検出するシフト位置センサと、前記シンクロスリーブが前記シンクロリングに接触したときのシフトストロークをボーク点として記憶するボーク点記憶手段と、前記シフトアクチュエータのシフト速度の制御又はシフト操作の推力制御を行なう制御モードと有し、前記ボーク点記憶手段からの信号に基づいて前記シフトアクチュエータの制御モードを切り換えることを特徴とする。
【0013】
本発明のシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置は、前記ボーク点記憶手段により記憶された前回のボーク点または当該ボーク点よりも所定量だけ手前の位置で前記シフトアクチュエータの制御モードを切り換えることを特徴とする。
【0014】
本発明のシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置は、変速開始時は所定のシフト速度を維持する速度制御モードにより前記シフトアクチュエータを駆動し、シフトストロークが前記ボーク点記憶手段により記憶された前回のボーク点または当該ボーク点よりも所定量だけ手前の位置に到達した後は所定のシフト操作力を維持する推力制御モードにより前記シフトアクチュエータを駆動し、前記入力軸と前記出力軸との回転数差に基づいて同期完了が判定された後は前記速度制御モードにより前記シフトアクチュエータを駆動することを特徴とする。
【0015】
本発明のシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置によれば、シフトアクチュエータの制御モードをシフトストロークに応じて切り換えることにより、変速時間の短縮化を図るとともに、ギヤ締結時の切換音や切換ショックの発生を防止することができる。また、前回の変速制御時に検出されたボーク点に基づいて次回のシフト操作力の切換点を決定する学習制御によりシフトアクチュエータを駆動することで、切換操作のタイミング遅れを解消することができ、シンクロメッシュ式自動変速機に過負荷のかからない自動変速操作を実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はシンクロメッシュ式自動変速機を示すスケルトン図であり、エンジン1には、エンジントルクやエンジン回転数を調整する電子制御スロットル2が設けられており、通常は図示しないアクセルペダルの踏込み量に応じた電子制御装置(制御ユニット)からの出力信号により電子制御スロットル2を開閉してエンジン制御を行う。また、電子制御スロットル2は、必要に応じてアクセルペダルの踏込み量に関係なく、検出された運転状態により予め設定されたマップなどに基づき開閉してエンジン制御を行うことが可能である。
【0017】
そして、エンジン1により発生した動力を駆動輪に伝達する自動変速機は、エンジン1に連結される入力軸3と、これに平行となって駆動輪に連結される出力軸4とを有し、これらは車両の進行方向を向いてトランスミッションケース5内に組み込まれている。入力軸3はトルクコンバータ6を介してエンジン1のクランク軸7に連結されている。
【0018】
入力軸3には、第1速と第2速の駆動歯車11,12が一体に設けられ、第3速から第5速までの駆動歯車13〜15が回転自在に設けられている。出力軸4には、第1速と第2速の被駆動歯車21,22が回転自在に取り付けられ、第3速から第5速までの被駆動歯車23〜25が一体に設けられている。それぞれの駆動歯車11〜15は対応する被駆動歯車21〜25に常時噛み合って変速歯車列となっており、複数の変速歯車列の中から動力を伝達することになる変速歯車列を切り換えることによって変速操作が行われる。入力軸3にはさらに後退用の駆動歯車16が一体に設けられている。
【0019】
出力軸4には、第1速の被駆動歯車21と第2速の被駆動歯車22との間に第1の噛合いクラッチ31が設けられている。入力軸3には第3速の駆動歯車13と第4速の駆動歯車14との間に第2の噛合いクラッチ33が設けられ、第5速の駆動歯車15に隣接させて第3の噛合いクラッチ34が設けられている。これらの噛合いクラッチはそれぞれ同期噛合機構つまりシンクロメッシュにより構成されている。ただし、第1の噛合いクラッチ31を入力軸3に設け、第2および第3の噛合いクラッチを出力軸4に設けるようにしても良い。
【0020】
噛合いクラッチ31としては、図2に示すような一般的なシンクロメッシュ機構を用いることができる。この噛合いクラッチ31は、出力軸4に装着されたシンクロハブ31aと、これに常時噛み合うシンクロスリーブ31bとを有している。図示する場合にあっては、シンクロスリーブ31bはシンクロハブ31aのみに噛合う中立位置にある。
【0021】
シンクロスリーブ31bの内側にはスプラインが刻まれており、シンクロスリーブ31bをキーとともに軸方向に摺動することができる。シンクロハブ31aと第1速の被駆動歯車21との間にはシンクロリング32aが装着されている。シンクロリング32aの内周にはテーパ面が形成されており、このテーパ面に対応した傾斜面がドッグギヤ21aの一部を軸方向に突出して設けられるコーン部21bに形成されている。そして、シンクロスリーブ31bがシフトしてシンクロリング32aを押し付けることにより、テーパ面がコーン部21bの傾斜面に接触することで同期トルクが伝達されるようになっている。同様に、シンクロハブ31aと第2速の被駆動歯車22との間にはシンクロリング32bが装着され、シンクロリング32bのテーパ面とドッグギヤ22aのコーン部22bとが相互に接触して同期トルクを伝達するようになっている。
【0022】
ドッグギヤ21aと第1速の被駆動歯車21とは一体に形成されており、同様にドッグギヤ22aと第2速の被駆動歯車22とは一体に形成されている。また、ドッグギヤ21a,22aとシンクロリング32a,32b、およびシンクロスリーブ31bの内歯との歯数は同じ歯数に設定されており、シンクロスリーブ31bが左右いずれの方向にシフトしたときでも噛合うようになっている。そして、シンクロスリーブ31bを第1速の被駆動歯車21に設けられたドッグギヤ21aに噛み合わせると変速比は第1速に設定され、逆に第2速の被駆動歯車22に設けられたドッグギヤ22aに噛み合わせると第2速に設定される。
【0023】
他の噛合いクラッチ33,34も同様の構造であり、入力軸3に装着されたシンクロハブ33a,34aと、それらにそれぞれ常時噛み合うシンクロスリーブ33b,34bとを有し、それぞれ対応するドッグギヤ13a,14a,15aのいずれかに噛み合わせることにより、変速比は第3速から第5速のいずれかに設定される。それぞれのシンクロスリーブ31b,33bおよび34bの軸方向へのシフトは、図示しない油圧アクチュエータによって行われる。
【0024】
第1の噛合いクラッチ31のシンクロスリーブ31bには後退用の被駆動歯車26が取り付けられ、入力軸3と出力軸4とに平行となったアイドラ軸(図示省略)には、後退用の駆動歯車16と被駆動歯車26とに噛み合う位置と、噛み合いを離脱する位置とに移動自在にアイドラ歯車(図示省略)が軸方向に摺動自在に装着されている。したがって、シンクロスリーブ31bが中立位置のもとで、アイドラ歯車を摺動させると、アイドラ歯車は後退用の駆動歯車16と被駆動歯車26とに噛み合い、入力軸3の回転は出力軸4に逆方向となって伝達される。
【0025】
出力軸4は中空軸となっており、内部には前輪出力軸35が組み込まれ、出力軸4と前輪出力軸35はセンターディファレンシャル装置36により連結されている。前輪出力軸35はフロントディファレンシャル装置37を介して前輪用のドライブシャフト(図示省略)に連結され、このドライブシャフトにより前輪が駆動される。また、センターディファレンシャル装置36は駆動歯車38と被駆動歯車39とを介して後輪出力軸40に連結されており、後輪出力軸40は図示しないリヤディファレンシャル装置を介して後輪用のドライブシャフト(図示省略)に連結され、このドライブシャフトにより後輪が駆動される。
【0026】
入力軸3には駆動側のバイパス歯車17が回転自在に取り付けられ、出力軸4には被駆動側のバイパス歯車27が一体に取り付けられ、これらの歯車17,27は所定の歯車比で常時噛み合っている。図示する場合にはこれらの歯車比は第3速相当に設定されている。入力軸3には油圧式多板クラッチからなるバイパスクラッチ18が設けられており、バイパスクラッチ18は入力軸3に固定されたクラッチハブ20と、バイパス歯車17に固定されたクラッチドラム19とを有している。クラッチドラム19とクラッチハブ20とにそれぞれ交互に複数の駆動側および従動側のクラッチプレートが配置されており、油圧によりクラッチプレートを押圧すると、入力軸3のトルクはバイパスクラッチ18を介して出力軸4に伝達される。
【0027】
トルクコンバータ6のタービン軸8と入力軸3との間には、発進クラッチつまり入力クラッチ41が設けられており、この入力クラッチ41はタービン軸8に固定されるクラッチドラム42と、入力軸3に取り付けられるクラッチハブ43とを有している。クラッチドラム42とクラッチハブ43との間に装着されるクラッチプレートを係合させることによりタービン軸8と入力軸3とが締結状態となって、エンジン動力が入力軸3に伝達される。一方、係合を解除させると、タービン軸8と入力軸3は開放された状態となり、エンジン動力の入力軸3に対する動力伝達が遮断される。
【0028】
トランスミッションケース5内にはオイルポンプ44が装着され、オイルポンプ44のロータはトルクコンバータ6のポンプ側アウターシェルに連結され、クランク軸7により回転駆動される。オイルポンプ44から吐出する作動油は、トルクコンバータ6、バイパスクラッチ18、入力クラッチ41および前述した油圧アクチュエータなどの油圧作動機器に供給されるとともに各潤滑部に供給される。ただし、オイルポンプ44をエンジンにより駆動することなく、電動モータにより駆動するようにしても良い。
【0029】
この自動変速機は、エンジン回転数、アクセル開度、車速、入力軸の回転数および変速段位置などの信号によって車両の走行状態を検出して予め設定されたマップに基づいて変速操作が自動的に行われる。
【0030】
図3は図1に示した自動変速機の作動を制御する制御回路を示すブロック図である。図3に示すように、この自動変速機はバイパスクラッチ18を作動するためのバイパスクラッチアクチュエータ51と、入力クラッチ41を作動するための入力クラッチアクチュエータ52とを有している。さらに、自動変速機は複数の変速歯車列の中から動力伝達を行う変速歯車列に切り換えるために、セレクトアクチュエータ53とシフトアクチュエータ54とを有している。これらの2つのアクチュエータ53,54の直線往復動を、図示しないセレクトレバーおよびシフトレバーを有する方向変更機構を介して前述したそれぞれの噛合いクラッチ31,33および後退用の噛合いクラッチの切換移動つまりシフト移動に変換することにより、第1速〜第5速の前進段と後退段の切換が自動的に行われる。
【0031】
前述したそれぞれのアクチュエータは油圧アクチュエータであり、それぞれのアクチュエータにはオイルポンプ44から吐出する作動油が供給される。バイパスクラッチアクチュエータ51には電磁圧力制御弁VA1を介し、入力クラッチアクチュエータ52には電磁圧力制御弁VA2を介してそれぞれ作動油が供給される。また、セレクトアクチュエータ53には電磁切換弁VA3,VA4を介して作動油が供給され、シフトアクチュエータ54には電磁圧力制御弁VA5,VA6を介して作動油が供給される。セレクトアクチュエータ53は図3において矢印Aで示す方向にセレクトレバーを駆動し、シフトアクチュエータ54は図3において矢印Bで示す方向にセレクトレバーを駆動する。
【0032】
シフトアクチュエータ54を電磁圧力制御弁VA5,VA6により制御するのに対し、セレクトアクチュエータ53が電磁切換弁VA3,VA4により制御可能なのは、A方向の切換操作(セレクト操作)は、デッドストップに突き当てるまで大きな操作力で単純に押せば足りるからである。これに対して、B方向の3位置切換操作(シフト操作)は、シンクロメッシュによる同期が必要であり、過大なシフト操作力はシンクロリング32a,32bの摩耗を加速させるためシフト操作力自体の制御が求められ、シフトアクチュエータ54を電磁圧力制御弁VA5,VA6により制御する。また、B方向のシフト操作は、デッドストップ当接時に大きな音が出易く操作音対策も必要となる。このため、シフト操作ではシフトアクチュエータ54によりシフトストロークに応じてシフト操作力を制御し、迅速なシフト動作とシンクロリング32a,32bの保護、そして操作音の低減という要求を満たす必要がある。そのため、シフトアクチュエータ54については、単に油圧のオンオフを行うのみの制御弁ではなく、供給油圧の調整が可能な電磁圧力制御弁を使用して作動させる必要がある。
【0033】
それぞれの電磁弁VA1〜VA6は制御ユニットECU55からの信号によって制御され、オイルポンプ44からの吐出圧(ライン圧)は圧力センサ56によりモニタされるようになっている。オイルポンプ44から供給される作動油は、その一部がアキュムレータ57に貯留される。アキュムレータ57の密封容器内には窒素等の気体が充満されており、そこに作動油を押し込むことにより気体が圧縮され、作動油の圧力エネルギが気体の圧力エネルギに変換されて蓄えられる。つまり、アキュムレータ57にはライン圧が蓄えられてライン圧の安定化が図られている。また、アキュムレータ57に蓄えた圧力により、ポンプの故障やオイル漏れなどの油圧系に障害が生じた場合でも、変速段をたとえば第3速に強制的にシフトチェンジするなどの最低限の非常動作が確保できるようになっている。
【0034】
制御ユニットECU55には、入力軸3の回転数を検出する入力軸回転センサ61、出力軸4の回転数を検出する出力軸回転センサ62、セレクトレバーの位置を検出するセレクト位置センサ63、およびシフトレバーの位置を検出するシフト位置センサ64からの検出信号が入力される。この制御ユニットECU55は電子制御スロットル2に対して制御信号を出力する。また、制御ユニットECU55には、各種制御信号を演算する図示しないマイクロプロセッサや制御プログラム、演算式およびマップデータなどが格納されるROMやボーク点記憶手段としてRAMなどの図示しないメモリが組み込まれている。なお、図示する場合には、セレクトアクチュエータ53とシフトアクチュエータ54の2つの油圧アクチュエータによって前進5段と後退段の切換操作を行うようにしているが、それぞれの噛合いクラッチを別々の油圧アクチュエータによって切換操作させるようにしても良い。
【0035】
図1に示す自動変速機において、例えば、駆動歯車11と被駆動歯車21からなる第1速の変速歯車列を介して動力伝達が行われている状態から、駆動歯車12と被駆動歯車22とからなる第2速の変速歯車列を介して動力伝達を行う状態に変速する場合には、まず、第1速の変速歯車列とバイパス歯車17,27の歯車列との2系統を介して動力の伝達を行う状態に設定する。ここで、第1速の被駆動歯車21とバイパス歯車27は同一出力軸に配置されているが、各々は相違した歯車比となっており、第1速の被駆動歯車21の回転に対してバイパス歯車27の回転は変速比の関係から駆動歯車11よりも早く回転するので、バイパスクラッチ18を係合すると係合状態に応じたトルクがバイパス歯車17,27により伝達される。
【0036】
バイパスクラッチ油圧が立ち上がって全てのエンジントルクがバイパスされると、シンクロスリーブ31bをドッグギヤ21aから開放することが可能となる。このとき、シフトアクチュエータ54に取り付けられたシフト位置センサ64からの信号に基づいて、シンクロスリーブ31bが締結状態であるか開放状態であるかを判定することができる。
【0037】
図4は第1速から第2速へのアップシフト動作が行われる際における噛合いクラッチ31の作動を模式的に説明したものである。図4(a)は噛合いクラッチ31がニュートラルの位置、すなわちシンクロスリーブ31bがシンクロハブ31aのみに噛合った中立状態を示している。車両が第1速で走行している場合には、出力軸4に回転自在に装着され入力軸3の回転に連動して回転するドッグギヤ22aの方が、出力軸4に固定されたシンクロハブ31aに噛合うシンクロスリーブ31bの回転よりも速く、図示するように、これらの部材の間には相対回転が生じている。このとき、シンクロスリーブ31bと第2速の被駆動歯車22とを噛み合わせるためには、入力軸3の回転を第2速相当の回転数に低下させる必要がある。そこで、同図(b)に示すように、シンクロスリーブ31bをシンクロリング32bを押し付けることにより、シンクロリング32bを介して同期トルクが伝達される状態として入力軸3の回転数を低下させる。このときの入力軸回転数の変化点は、第1速から第2速にアップシフトしたときのボーク点としてECU55に記憶される。なお、この自動変速機では、速やかに同期を完了させるため、バイパスクラッチ18の伝達トルク容量を徐々に増加させるとともに、電子制御スロットル2を閉動作としてエンジン回転数を第2速のギヤ比に応じた所定の回転数まで低下させて同期作用を行わせているが、噛合いクラッチ31のみで同期させることも可能である。
【0038】
次いで、図4(c)に示すように、入力軸3の回転が第2速相当の回転数に低下して同期がほぼ完了すると、シンクロリング32bがシンクロスリーブ31bの進行を妨害する力もなくなり、シンクロスリーブ31bはシンクロリング32bの歯間を通過できるようになる。その後、図4(d)に示すように、シンクロリング32bの歯間をすり抜けたシンクロスリーブ31bはドッグギヤ22aに向けて挿入移動を開始する。そして、同図(e)に示すように、ドッグギヤ22aのチャンファ面に当接したシンクロスリーブ31bは直接同期トルクを伝達するようになる。そして、同図(f)に示すように、シンクロスリーブ31bとドッグギヤ22aとが噛み合うことで相対回転はなくなり同期は完全に終了することになる。このように、シンクロスリーブ31bは、シンクロハブ31aのみに噛み合った状態からシンクロハブ31aとドッグギヤ22aとに噛み合う状態に移動される。
【0039】
図5は第1速から第2速へのアップシフト動作が行われる際におけるシフトアクチュエータ54の制御モードの切換え手順を示すフローチャートである。入力軸3の回転数は、中立位置からボーク点手前まではオイルの攪拌抵抗により緩やかに低下する。この区間はシフトアクチュエータ54に対する抵抗が少なくストロークが速く進むので、目標シフト速度を設定して、目標として定めたシフト速度を維持する速度制御モードでシフトアクチュエータ54を駆動することにより短時間でストロークを進める(ステップS1)。
【0040】
ボーク点に達すると同期トルクにより入力軸の回転数が急激に低下する。ステップS2では、このときの回転数変化率が所定値以上であるか否かで、シフトストロークがボーク点に到達したか否かを判定し、ボーク点に到達したものと判定された場合にはその位置をボーク点として記憶する(ステップS3)。このようにボーク点は変速操作を行う度に記憶されるが、ステップS4においては、シフトストロークが前回の変速操作で記憶されたボーク点に到達したか否か判定する。そして、ボーク点に到達したものと判定された場合には、ステップS5にて、シフトアクチュエータ54の制御モードをシフトストロークを進めずに所定のシフト操作力を維持する推力制御モードに切り換える。
【0041】
他方、ステップS2において回転数変化率が所定値以上と判定されないまま、ステップS6にてシフトストロークが前回のボーク点に到達されたものと判定された場合には、シフトアクチュエータ54を推力制御モードに切り換える(ステップS7)。その後、ステップS8において回転数変化率が所定値以上であると判定されたときに、ステップS9にて、そのときのシフトストロークをボーク点として記憶する。
【0042】
次いで、入力軸3の回転数が第2速相当の回転数まで低下し同期の完了が判定されたら(ステップS10)、シンクロスリーブ31bをドッグチャンファをすり抜け移動させるのみなので、再度速度制御モードに切り換える(ステップS11)。こうすることにより、変速時間の短縮化を図るとともに、必要以上の推力による異音の発生を防ぐことができる。そして、ステップS12にてシフトストロークがフルストロークに到達したものと判定されたら、噛合いクラッチ31の変速操作を終了する。
【0043】
次回の変速時は今回記憶したボーク点を基にシフトアクチュエータ64の制御モードの切り換えが行われる。このように、リアルタイムにボーク点を検出して制御モードの切換点を制御するのではなく、前回の変速操作で記憶されたボーク点を基に次回の制御モードの切換点を決定する学習制御によりタイミング遅れを解消し、的確にシフトアクチュエータ64の制御モードを切換えることができる。
【0044】
ところで、実際には回転数変化率によるボーク点の検出には若干の遅れが伴う。また、推力制御モードへの切換指令が出てから実際に推力の変化が起こるまでにも遅れがある。そこで、前回の変速制御時に記憶したボーク点よりも所定量だけ手前の位置で制御モードの切換を行えば、より的確な制御が可能となる。
【0045】
エンジンの回転数が次の変速段である第2速相当の回転数にまで低下した時点でシンクロスリーブ31bを、シンクロハブ31aのみに噛み合った状態からシンクロハブ31aとドッグギヤ22aとに噛み合う状態に移動させると、第2速の変速歯車列とバイパス歯車17,27の歯車列との2系統を介して動力の伝達が行われる状態となる。この状態のもとでバイパスクラッチ18に供給される油圧をドレンしてバイパスクラッチ18を開放すると、第2速へのアップシフトが完了する。これにより、入力軸3から出力軸4に対しては第2速の変速歯車列を介して動力伝達がなされることになる。
【0046】
このように、アップシフト時にはバイパスクラッチ制御とエンジン制御とをともに行いエンジン回転数が第2速相当の回転数まで低下した時点でシンクロスリーブ31bがドッグギヤ22aと噛み合うことになるので、ギヤ鳴きが発生することなく、円滑に変速操作が行われる。また、シンクロスリーブ31bが中立位置になるときには、バイパスクラッチ18を介して動力伝達を行うようにすることで、特に駆動力変化の大きな第1速から第2速、第2速から第3速などのアップシフト時に問題となる駆動力の落ち込みつまりトルク切れの発生を低減することができる。
【0047】
上述した変速操作は、第2速から第3速などの他の変速段へのアップシフト動作も同様に行うことができる。図1に示す自動変速機にあっては、バイパスクラッチ18のバイパス歯車17,27の歯車比を第3速相当に設定されているが、第4速相当あるいはそれよりも高速段側に設定するようにしても良い。また、第4速から第5速へのアップシフトなどの高速段におけるアップシフト動作を行う際には、駆動力の落ち込みの影響が少ないので、バイパスクラッチ18を開放した状態で変速操作を行うようにしても良い。
【0048】
一方、ダウンシフト時には出力トルクの落ち込みは走行性能上あまり問題とならないので、入力クラッチ41により入力軸3への動力伝達を遮断させるようにしても良い。また、ダウンシフト時にもアップシフト時と同様にバイパスクラッチ18を係合状態とし、これとともにエンジン制御を行って変速歯車列とバイパス歯車17,27の歯車列との2系統での動力伝達と、バイパスクラッチ18のみの動力伝達とに切換制御しながらダウンシフト時の同期を円滑かつ迅速に行うようにしても良い。
【0049】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、シフト速度やシフト操作力は、変速段に応じてそれぞれ別個の値を設定することができ、直線状に変化させるのみでなく、曲線状に変化させるようにしても良い。本発明が適用される自動変速機は四輪駆動式のみならず、二輪駆動式でも良く、縦置き式でも横置き式でもいずれでも良い。前記実施の形態にあっては入力軸と出力軸とで動力伝達を行う2軸式の自動変速機に適用した場合を説明しているが、入力軸と出力軸とに平行にカウンタ軸を配設して構成される3軸式の自動変速機の場合にも適用できる。また、本発明の適用に際しては、自動変速機にバイパスクラッチ18を設けることは必ずしも必要とはされず、これを省略することも可能である。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、リアルタイムにボーク点を検出してシフトアクチュエータの制御モードを制御するのではなく、前回の変速操作で記憶されたボーク点を基に次回の制御モードの切換点を決定する学習制御によりタイミング遅れを解消することができる。ボーク点は毎回大きく変動するわけではなく、機差バラツキや長時間の経時変化が支配的であり、学習制御で充分効果がある。
【0051】
また、学習されたボーク点に対して所定量だけ手前の位置で制御モードを切り換えることも可能となり、ボーク点検出遅れやシフトアクチュエータ作動遅れを補償するための制御自由度が増え、変速時間の短縮、シンクロの保護、異音の防止効果がある。
【0052】
同期完了後は、速度制御モードに切換えることで、切換操作時間を更に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シンクロメッシュ式自動変速機を示すスケルトン図である。
【図2】シンクロメッシュ機構の構成図である。
【図3】図1に示した自動変速機の作動を制御する制御回路を示すブロック図である。
【図4】アップシフト動作が行われる際における噛合いクラッチの作動を模式的に説明したものである。
【図5】シフトアクチュエータの制御モードの切換え手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 電子制御スロットル
3 入力軸
4 出力軸
11〜16 駆動歯車
17 バイパス歯車
18 バイパスクラッチ
21〜26 被駆動歯車
21a,22a ドッグギヤ
31,33,34 噛合いクラッチ
31a,33a,34a シンクロハブ
31b,33b,34b シンクロスリーブ
32a,32b シンクロリング
51 バイパスクラッチアクチュエータ
52 入力クラッチアクチュエータ
53 セレクトアクチュエータ
54 シフトアクチュエータ
55 制御ユニット(操作力制御手段)

Claims (3)

  1. 相互に平行となった入力軸と出力軸との間に設けられた変速歯車列を構成する歯車に装着されたシンクロリングと、軸方向にシフトして前記歯車に設けられたドッグギヤと前記シンクロリングとに噛み合うシンクロスリーブとを有するシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置であって、
    前記シンクロスリーブをシフトさせるシフトアクチュエータのシフトストロークを検出するシフト位置センサと、
    前記シンクロスリーブが前記シンクロリングに接触したときのシフトストロークをボーク点として記憶するボーク点記憶手段と、
    前記シフトアクチュエータのシフト速度の制御又はシフト操作の推力制御を行なう制御モードとを有し、
    前記ボーク点記憶手段からの信号に基づいて前記シフトアクチュエータの制御モードを切り換えることを特徴とするシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置。
  2. 請求項1記載のシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置において、前記ボーク点記憶手段により記憶された前回のボーク点または当該ボーク点よりも所定量だけ手前の位置で前記シフトアクチュエータの制御モードを切り換えることを特徴とするシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置。
  3. 請求項2記載のシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置において、変速開始時は所定のシフト速度を維持する速度制御モードにより前記シフトアクチュエータを駆動し、シフトストロークが前記ボーク点記憶手段により記憶された前回のボーク点または当該ボーク点よりも所定量だけ手前の位置に到達した後は所定のシフト操作力を維持する推力制御モードにより前記シフトアクチュエータを駆動し、前記入力軸と前記出力軸との回転数差に基づいて同期完了が判定された後は前記速度制御モードにより前記シフトアクチュエータを駆動することを特徴とするシンクロメッシュ式自動変速機の変速制御装置。
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