JP2005042286A - リヨセルモノフィラメント、リヨセルマルチフィラメント及びリヨセルフィラメントの製造方法 - Google Patents

リヨセルモノフィラメント、リヨセルマルチフィラメント及びリヨセルフィラメントの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005042286A
JP2005042286A JP2004165226A JP2004165226A JP2005042286A JP 2005042286 A JP2005042286 A JP 2005042286A JP 2004165226 A JP2004165226 A JP 2004165226A JP 2004165226 A JP2004165226 A JP 2004165226A JP 2005042286 A JP2005042286 A JP 2005042286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lyocell
filament
multifilament
cellulose
monofilament
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004165226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4326401B2 (ja
Inventor
Ik-Hyun Kwon
イク−ヒュン クウォン
Soo-Myung Choi
ソオ−ミュング チョイ
Young-Soo Wang
ヨウング−ソオ ワング
Sung-Ryong Kim
スング−リョング キム
Jae-Shik Choi
ジャエ−シック チョイ
Tae-Jung Lee
タエ−ジュング リー
Seok-Jong Han
セオク−ジョング ハン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hyosung Corp
Original Assignee
Hyosung Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hyosung Corp filed Critical Hyosung Corp
Publication of JP2005042286A publication Critical patent/JP2005042286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4326401B2 publication Critical patent/JP4326401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F2/00Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/44Yarns or threads characterised by the purpose for which they are designed
    • D02G3/48Tyre cords
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2933Coated or with bond, impregnation or core
    • Y10T428/2964Artificial fiber or filament
    • Y10T428/2965Cellulosic

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

【課題】
産業用セルロース繊維として、タイヤコード用またはMRG(Mechanical Rubber Goods)用に適合した高強力、高モジュラス、低収縮率を有するリヨセルマルチフィラメントを提供する。
【解決手段】
(a)乾燥状態で測定されたリヨセルモノフィラメントが3.0g/dの初期応力に置かれた時、3.0%未満伸張し、150〜400g/dの初期モジュラスを有し、(b)前記初期応力よりは大きくて6.0g/d未満の応力に置かれた時、3.0〜7.0%伸張し、(c)最小6.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで伸張する、力-変位プロフィルを有するモノフィラメントの集合体から構成されたリヨセルマルチフィラメントを製造する。
【選択図】 図8

Description

本発明は産業用繊維、好ましくはタイヤコード用またはMRG(Mechanical Rubber Goods)用繊維に好適な高強力、高モジュラス、低収縮のリヨセルマルチフィラメントに関し、より詳しくは、重量平均重合度(DP)700〜2,000範囲、α-セルロース含有量90%以上のセルロースを、N-メチルモルフォリン-N-オキシド(以下、NMMOということがある)/水に溶解させて、乾湿式紡糸工法を利用して、タイヤコード用またはMRG用に好適なリヨセルフィラメントを製造する方法に関する。
タイヤの内部を構成する骨格としてタイヤコードが多量に使用されているが、これはタイヤの形態維持や乗車感において重要な要素とされている。現在、用いられているコード素材としては、ポリエステル、ナイロン、アラミド、レーヨン及びスチールに至るまで、様々な種類があるが、タイヤコードに要求される多様な機能を完全に満足させることはできない。このようなタイヤコード素材に必要な基本性能としては、(1)強度、初期モジュラスが高いこと、(2)耐熱性があり、乾湿熱で劣化されないこと、(3)耐熱性が優れていること、(4)形態安定性が優れていること、(5)ゴムとの接着性が優れていることなどを挙げることができる。従って、各コード素材の固有物性によって、その用途を決めて使用している。
この中で、レーヨンタイヤコードの一番大きい長所は、耐熱性と形態安定性が優れていること及び高温でも弾性係数が維持されることである。従って、このような低い収縮率と優れた形態安定性のため、乗用車などの高速走行用ラジアルタイヤに主として用いられてきた。しかし、従来の方法によって製造されたレーヨンタイヤコードは強度及びモジュラスが低く、吸湿しやすい化学的、物理的構造により、吸湿による強力低下が現れる欠点を有している。
多様な種類の繊維素材が、気体または液体の運搬及び輸送の機能を有するホース、固体の運搬機能を有するコンベアベルトまたは動力を伝達する機能を有する電動ベルトなどの補強材として用いられている。その要求性能としては、強度、弾性率、クリープ、接着性、耐熱性、耐屈曲性、耐衝撃性などを挙げることができる。
この中で、レーヨン繊維を補強用素材として使用する場合、高温でも変形がないという特徴と、優れた接着力と屈曲性能が発揮できるという長所を持っている。その反面、低い弾性率と高い伸度特性により、長時間または高い荷重を受けた場合、変形が生じるという欠点も有する。
従来、タイヤコード用及びMRG用として用いられてきた産業用レーヨンは、ビスコースレーヨンと同様の湿式紡糸工程を利用しながら、いくつかの紡糸条件を改良して強力を高めた繊維である。即ち、これは凝固後の延伸段階で延伸比を増加して配向度を増加させる方法と、凝固段階でZnSOの添加量を増加させながら結晶化度を大きくし、又、繊維表皮層、即ちスキン部分が多くなるようにして、強力を高める方法で製造された。しかし、セルロースと二硫化炭素を反応させて、セルロースキサンテート(Cellulose xanthate)に変化させた後、薄い水酸化ナトリウム溶液に溶解してセルロース紡糸溶液を製造し、硫酸水溶液中で紡糸して繊維を製造する。従って、製造工程が長く、多くの化学薬品を使用しなければならないばかりでなく、二硫化炭素のような猛毒性及び引火性の高い化学薬品を取り扱わなければならない。又、製造工程で、神経系障害を誘発する二硫化水素ガスが発生するなど、環境的問題点が生じている。
従来の技術によって製造されたリヨセル繊維を開示した特許文献1では、約78重量%のNMMOにセルロースを膨潤させた後、蒸留過程を通じて溶解されたセルロース溶液を製造して、空気層(air gap)の温度とノズルオリフィスの直径を変化させることによって、又、NHClやCaClなどの添加剤を入れた凝固浴の温度を変化させることによって、強度と伸度に変化が生じることを究明した。この際、ノズルオリフィスの直径は130μm及び200μmに変化させて製造した。しかし、この技術は低い延伸配向のため、伸度は9.0〜13.0%程度で高い方であるが、強度は最大6.0g/d程度であり、タイヤコード用及びMRG用としては従来のレーヨン繊維に比べ、優れた物性を有するリヨセル繊維を提供することが難しいという短所がある。
米国特許第5,942,327号
本発明は既存のビスコースレーヨンタイヤコードが有する低い強度と低い初期モジュラスの問題点を解決するためのものであって、本発明の目的はNMMO水化物を溶媒として使用して直接セルロースを溶解させ、前記溶液の紡糸、水洗、油剤処理及び乾燥条件を適切に調節することにより、産業用、特にタイヤコード用またはMRG用に適合する力-変形曲線を有するリヨセルモノフィラメント及びその集合体から構成されたリヨセルマルチフィラメントを提供することである。
本発明では、先ず商業的に使用されるビスコースレーヨンのモノフィラメントの力-変位プロフィルを分析した。そして、ビスコースレーヨンの低い強度と低い初期モジュラスを改善するために、既存のビスコースレーヨンの製造工程と区別されるように、NMMOでセルロースを溶解し、空気層を利用した乾湿式紡糸方法を用いてリヨセルマルチフィラメントを製造した。乾湿式紡糸方法は溶液の吐出温度と脱溶媒浴の浴槽温度を独立的に設定することができるという長所を持っているため、脱溶媒速度の調節による緻密な構造を誘導することができることから、機械的物性を高めることができ、また、ノズルから吐出された溶液が与えられた巻取速度によって掛かる引張応力により、繊維の分子配向を増加させることができる。従って、高い分子配向度と結晶化度を有する繊維構造を形成させることにより、従来のビスコースレーヨンの製造工法によって製造されたレーヨン繊維が有する低い強度と低い初期モジュラスを改善しようとした。
前記した目的を達成するため、本発明の一態様によれば、(a)乾燥状態で測定されたリヨセルモノフィラメントが3.0g/dの初期応力に置かれた時、3.0%未満伸張し、150〜400g/dの初期モジュラスを有し、(b)前記初期応力よりは大きくて6.0g/d未満の応力に置かれた時、3.0〜7.0%伸張し、(c)最小6.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで伸張する、力-変位プロフィルを有するリヨセルモノフィラメントが提供される。
本発明の他の態様によれば、前記リヨセルモノフィラメント40〜4,000個の集合体からなるリヨセルマルチフィラメントが提供される。
前記リヨセルマルチフィラメントは熱収縮率が0.1〜3.0%であることが好ましい。
又、前記リヨセルマルチフィラメントは引張強度が4.5〜10.0g/dであることが好ましい。
又、前記リヨセルマルチフィラメントは交絡の数がメーター当たり2〜40回であることが好ましい。
又、本発明のさらに他の態様によれば、(a)セルロースをN-メチルモルフォリン-N-オキシド/水の混合溶媒に溶解させて、紡糸原液(Dope)を製造する工程と、(b)直径100〜300μmで、長さ200〜2,400μmであるオリフィスで、直径と長さの比(L/D)が2〜8倍で、オリフィス密度が4〜100個/cmであるオリフィスを含む紡糸ノズルを通じて前記紡糸原液を押出紡糸して、繊維状の紡糸原液が空気層を通過して凝固浴に到達するようにした後、これを凝固してマルチフィラメントを収得する工程と、(c)前記収得されたマルチフィラメントを水洗浴へ導入してこれを水洗する工程と、(d)前記水洗浴を通過して水洗が完了された前記フィラメントを油剤処理装置及び後方のインターレースノズルを連続的に通過させながら油剤分散及び交絡を付与する工程と、(e)前記インターレースノズルによって交絡が付与されたフィラメントを乾燥及び巻取る工程とを含むリヨセルフィラメントの製造方法が提供される。
前記セルロースは木材パルプを単独または混合したもので、前記木材パルプは重量平均重合度(DP)が700〜2,000で、α-セルロースの含有量が90%以上であることが好ましい。
又、前記インターレースノズルは空気圧力が0.5〜4.0kg/cmであることが好ましい。
又、本発明のまたさらに他の態様によれば、前記リヨセルマルチフィラメントを撚糸機で撚糸して生コードに製造した後、前記生コードを接着処理液に浸漬する段階を含む方法によって製造されるリヨセルタイヤコードが提供される。
また、本発明の別の態様によれば、前記リヨセルタイヤコードをカーカス部またはキャッププライ部に適用したタイヤが提供される。
又、本発明のさらに別の態様によれば、前記リヨセルフィラメントを補強材として含むホースが提供される。
又、本発明のまたさらに別の態様によれば、前記リヨセルフィラメントを補強材として含むベルトが提供される。
本発明によって製造されたリヨセルモノフィラメントは、(a)乾燥状態で測定されたリヨセルモノフィラメントが3.0g/dの初期応力に置かれた時、3%未満伸張し、150〜400g/dの初期モジュラスを有し、(b)前記初期応力よりは大きくて6.0g/d未満の応力に置かれた時、3.0〜7.0%伸張し、(c)最小6.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで伸張する、力-変位プロフィルを有する。従って、本発明によると、既存のビスコースレーヨンが持っていた低い強度と低い初期モジュラスの問題点を改善して、優れた寸法安定性と耐熱性を有するリヨセルタイヤコードまたはリヨセルフィラメントが提供される。
以下、本発明をより詳しく説明する。
本発明のリヨセルフィラメントを製造するためには、セルロースの純度が高いパルプを使用しなければならず、高品質のセルロース系繊維を製造するためには、α-セルロースの含有量の高いものを使用することが好ましい。又、重量平均重合度の高いセルロース分子を用いて、高配向構造及び高結晶化を導入することにより、高い強度と高い初期モジュラスを期待することができる
従って、本発明では、セルロースの重量平均重合度(DP)が700〜2,000範囲で、α-セルロースの含有量が90%以上であるパルプを使用することを特徴とする。
本発明の高強度、高モジュラス性能を有するタイヤコード用及びMRG用リヨセルフィラメントを製造するのに必須的な要素である均質なセルロース溶液は下記のような方法によって製造することが好ましい。好ましい製造方法の例として、液状濃縮NMMOに少量のセルロース粉末またはポリビニールアルコールを溶解させて比較的低い温度でNMMOを液状状態で押出機に供給することができる。NMMO溶液の固化温度を低下させる効果により、広い工程温度範囲を実現することはもとより、低温でセルロース粉末及びNMMO溶液をスムーズに膨潤させることができることから、粉末状セルロースの外面に先に溶解されて皮膜が生成されることによってNMMOの浸透が困難になる現象、即ち、セルロース粉末表面に被膜が生成される現象を防止することができて、最終的に低温でも均質なセルロース溶液を製造することができる。図1、図2は、本発明の一例で、NMMOにセルロース粉末またはポリビニールアルコールを少量溶解させて低温で均質なセルロース溶液を製造する工程手順を概略的に示す工程概略図である。図3は、セルロース濃度によるNMMOの固化温度変化推移図である。同図に示すように、セルロースを少量(約0.1〜6%)溶解するだけでNMMOの固化温度が75℃から30℃に急激に減少する。図4は、ポリビニールアルコール濃度によるNMMOの固化温度変化推移図である。同図に示すように、ポリビニールアルコールを少量(約0.1〜6%)溶解するだけでNMMOの固化温度が75℃から50℃に急激に減少する。
本発明において、均質なセルロース溶液を製造するための他の好ましい方法として、高濃度の液状NMMOを低温に保持された別途のスクリュー装置(screw system)で融点以下に冷却させて先ず固状NMMOに製造した後、固状に保持されたNMMO粉末を押出機内へ供給してセルロースと均一な分散、混合、圧縮及びせん断力を付与することにより、充分に膨潤された後溶解される均質なセルロース溶液を製造することができる。図5は、固状に保持されたNMMO粉末を押出機内へ供給して製造するセルロース溶液の製造工程を図式的に示したものである。図6は、本発明によるセルロース溶液の製造装置の中で、ツインスクリュー型NMMO水化物供給装置に関するもので、液状NMMO水化物が固状NMMO水化物に製造されるのに必要とされる時間の評価のために、スクリュー装置に2mm厚さの液状NMMO水化物で接触する場合の、スクリュー装置の表面温度による結晶核の形成時間を測定したものである。図6で示したように、NMMOの温度が90℃である時、スクリューの温度が30℃以下であると、10秒以内に結晶核が形成されることが分かる。
前記のような方法によって製造された均質なセルロース溶液をオリフィス直径が100〜300μm、オリフィスの長さ200〜2,400μm、オリフィス直径と長さの比2〜8倍程度であるノズルを通して紡糸した後、図7に示した工程を通じてリヨセルフィラメントを得ることができる。本発明は図7のような工程を経てリヨセルフィラメントを生産することを特徴とし、これを詳しく説明すると次のようである。
先ず、紡糸ノズル1から押出された溶液は垂直方向で空気層を通過して凝固浴2で凝固される。この際、緻密でありながら均一な繊維を得るために、又、円滑な冷却効果を付与するために、空気層を約10〜300mmの範囲に調整して紡糸を行う。
以後、凝固浴2を通過したフィラメントは水洗槽3を通過するようになる。この際、凝固浴2と水洗槽3の温度は急激な脱溶媒による繊維組織内の空隙(pore)などの形成による物性の低下を防ぐために、5〜30℃程度に保持管理される。
そして、水洗槽3を通過した繊維は水分除去のために、スクィジングローラー4(squeezing roller)を通過した後、1次油剤処理装置5を通過する。ここで得られたフィラメント糸はスクィジングローラー4と1次油剤処理装置5の効果により高い扁平性を有し、油剤と水分を一緒に含有するようになる。
このように扁平性を改善して収束性を向上させ、又、油剤の分散効果を極大化して均一な油剤分散度を有するフィラメントを生産するために、インターレースノズル6を通過させる。この際、空気圧力は0.5〜4.0kg/cmとして供給し、フィラメントのメーター当たり交絡の数を2〜40回にする。又、乾燥後の油剤処理の際にも、分散効果及び集束性を向上させるために、インターレースノズルを巻取の前にも並行して使用することもできる。
以後、インターレースノズル6を通過したフィラメント糸は乾燥装置7を経ながら、乾燥される。この際、乾燥温度と乾燥方式などはフィラメントの後工程及び物性に大きい影響を及ぼすようになる。本発明では、工程水分率が約8〜12%となるように、乾燥温度を調節した。
そして、乾燥装置7を通過したフィラメントは2次油剤処理装置8を経て、最終的に巻取機9で巻取られる。
以上のような方法で紡糸、凝固、水洗、油剤処理、乾燥、巻取工程を経たフィラメントはタイヤコードを含む産業材用及び衣類用フィラメント原糸として提供される。
以下、具体的な実施例及び比較例を挙げて、本発明の構成及び効果をより詳しく説明するが、これら実施例は本発明をより明確に理解させるためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。実施例及び比較例でセルロース溶液及びフィラメントなどの特性は次のような方法でその物性を評価した。
(a)重量平均重合度(DP
溶解したセルロースの固有粘度[IV]は次のように測定された。ASTM D539-51Tによって作られた、0.1〜0.6g/dl濃度の0.5M水酸化銅エチレンジアミン(cupriethylenediamine hydroxide)溶液が、ウベローデ(Uberod)粘度計を用いて25±0.01℃で測定された。固有粘度は比粘度を濃度によって外挿して得られ、これをマーク−ホウィンク(Mark-Houwink)式に代入して重量平均重合度を求める。
[IV]=0.98×10-2DP 0.9
(b)紡糸性
フィラメント原糸を1メーター単位で切断し、その中0.1メーターだけを切り取る方法で5個の試料を作った後、107℃で2時間無荷重状態で乾燥した後、イメージ分析器(Image Analyser)を用いて肉眼で引接フィラメントとの粘着可否及び糸切によって発生した非正常フィラメントを確認する。この際、紡糸不良によってフィラメント同士に粘着糸または糸切が発生した場合‘不合格(fail)(F)’、そうでない場合‘合格(pass)(P)’と判定する。
(c)強度(g/d)及び初期モジュラス(g/d)
107℃で2時間乾燥した後、レンチング社のモノフィラメント引張試験機ビブロジェット(Vibrojet)2000を利用して、初期荷重200mgを加えた後、試料長20mm、引張速度20mm/minとして測定する。初期モジュラスは降伏点以前のグラフの勾配を示す。
(d)乾熱収縮率(%、shrinkage)
25℃、65%RHで24時間放置した後、20gの正荷重で測定した長さ(L)と150℃で30分間20gの正荷重で処理した後の長さ(L)の比を利用し、乾熱収縮率Sを示す。
S(%)=(L−L)/L×100
(e)交絡の数
交絡度測定器を利用してフィラメント糸を走行させた後、鋭利なピンを走行糸の中間に投入して糸側方向の単位長さ当たりの交絡の数を測定した。この際の単位はメーター当たりの交絡の数として表示される。
(実施例1〜7)
重量平均重合度(DP)が800〜1,650の範囲であるパルプ(Buckeye社)を500μm以下に粉砕して粉末状態に製造した後、連続的にパルプ供給用サイドフィーダーを利用して双軸押出機内部へ強制供給し、水分の含有量13.0重量%のNMMO水化物を90℃に保持して、定量ポンプを利用して連続的にNMMO供給用サイドフィーダーへ供給する。この際、NMMO供給用サイドフィーダー内部のスクリューは30℃に調整して液状で供給されたNMMOが固化されるようにした。50〜110℃の範囲に調整した双軸押出機内部へ粉末セルロースと固状に変化されたNMMOを投入した後、混合、せん断及び溶解過程を経て、均質なセルロース溶液を製造した後、150m/minの紡糸速度で紡糸した。
紡糸用ノズルのオリフィス数を1,000個にし、オリフィス直径は120〜200μmのものを使用した。オリフィス直径と長さの比(L/D)が6、外径が100mmΦである紡糸ノズルから吐出された溶液を80mmの長さの空気層を通過させ、最終フィラメントの繊度が1,500デニールになるようにした。凝固液温度は20℃、濃度は20%のNMMO水溶液に調整し、凝固液の温度と濃度は屈折計を使用して連続的にモニターした。凝固液を抜け出してきたフィラメントは、残存NMMOを水洗工程を通じて除去し、1次油剤処理装置を通過させた後、連続的にインターレースノズルの空気圧力を0.5〜3.5kg/cmで加えた後、乾燥して巻取った。巻取った原糸フィラメントのOPU(Oil-Pick Up)は0.5%に調節した。この際の紡糸条件及び変数を表1に示し、製造された原糸のモノフィラメントの物性を表2に示した。
(比較例1)
現在商業化されてレーヨンタイヤコードとして使用されているSuper−III原糸(商品名Cordenka 700、独Cordenka社製)を利用して実施例1と同様な方法で評価を実施した。この結果も表1及び表2に示した。
Figure 2005042286
Figure 2005042286
(実施例8〜14)
セルロース溶液の製造方法を下記に記載したように変更し、それ以外は実施例1と同様にした後、ノズルを通して排出した。重量平均重合度1200のセルロースシートを粉砕機に入れて、直径500μm以下のセルロース粉末を製造し、前記セルロース粉末をNMMOに溶解させた。この際、前記NMMO溶液中のセルロース含有量が0.1〜3.0重量%になるように溶解した。前記セルロースが0.1〜3.0重量%溶解されたNMMO溶液を、内部が65℃に保持された押出機の供給部にギアポンプを利用して定量注入する。これは少量のセルロースが予め溶融NMMOに溶解された溶液を押出機に注入する方法を特徴とし、この際、溶解されたセルロースの濃度を‘1次セルロース濃度’と称する。
同時に、粉末状セルロースを全体のセルロースの濃度を考量して所定濃度に調整し、押出機にスクリュー式供給機で強制注入する。この際、押出機へ供給されるセルロースの総濃度は8〜15重量%に調整した。この際、供給されるセルロースの濃度を‘2次セルロース濃度’と称する。
押出機へそれぞれ供給された1次、2次セルロースを、押出機膨潤区域での滞留時間を0.1〜3分にしてNMMO溶液と混練させて充分に膨潤させた後、押出機の溶解区域で各ブロックの温度を70〜110℃に保持する。押出機のスクリュー回転を通じて充分なせん断力を与えて溶解させた後、ブレークプレートを通過させてセルロース溶液を放出した後、所定の濾過装置を経た後、ノズルを通じて紡糸用セルロース溶液が排出されるようにし、150m/minの速度で紡糸した。この際の紡糸条件及び変数を表3に示し、製造された原糸のモノフィラメント物性を表4に示した。
Figure 2005042286
Figure 2005042286
(実施例15〜21)
セルロース溶液の製造方法を下記に記載したように変更し、それ以外は実施例1と同様にした後、ノズルを通して排出した。重量平均重合度1700及び鹸化度99.5%のポリビニールアルコールをNMMO溶液に溶解させた。この際、前記NMMO溶液中のポリビニールアルコールの含有量が1重量%になるように溶解した。前記ポリビニールアルコールが1重量%溶解されたNMMO溶液を、ギアポンプにて6900g/h速度で内部維持温度78℃のツインスクリュー式押出機に先に注入した。重量平均重合度1200のセルロースシートを粉砕機に入れて、直径500μm以下のセルロース粉末を製造し、前記セルロース粉末をスクリュー式供給機にて853g/d速度で押出機に注入した。一方、ポリビニールアルコールが1重量%溶解された液状NMMO溶液を74℃に維持しながら押出機に注入して、セルロース膨潤区域に0.1〜3分間滞留させながら、セルロース粉末を十分に膨潤させた。その後、押出機の溶解区域の各ブロックの温度を90〜105℃の範囲で維持しながらスクリューを250rpmで作動させて完全に溶解させた後、それをノズルを通して排出した。この際の紡糸条件及び変数を表5に示し、製造された原糸のモノフィラメント物性を表6に示した。
Figure 2005042286
Figure 2005042286
表2、表4、表6の実施例1〜21に示したように、本発明によって製造されたリヨセルフィラメントは、265〜325g/dの初期モジュラスを有し、大体7.0g/d以上の高い強度を有することから、既存のビスコースレーヨンが持っていた低い強度と低い初期モジュラスの問題点を改善して、優れた形態安定性と高い耐熱性を有するタイヤコード用またはMRG用リヨセルフィラメントが提供される。
図8は、本発明によって製造されたリヨセルモノフィラメントのS-S(Stress-Strain)曲線の例を示したグラフである。図9は、本発明の比較例として提示されたビスコースレーヨン(Super-III)モノフィラメントのS-S(Stress-Strain)曲線の例を示したグラフである。
以上のごとく、本発明では記載された具体例だけについて詳細に記述したが、本発明の技術思想の範囲で多様な変形及び修正が可能であることは当業者にとって明確であり、このような変形及び修正が添付された特許請求範囲に属することは当然である。
本発明のセルロース粉末をNMMOに少量溶解させて均質なセルロース溶液を製造する工程を示す工程概路図である。 本発明のポリビニールアルコールをNMMOに少量溶解させて均質なセルロース溶液を製造する工程を示す工程概路図である。 パルプ(セルロース)濃度によるNMMOの固化温度変化推移図である。 ポリビニールアルコール濃度によるNMMOの固化温度変化推移図である。 本発明によるセルロース溶液製造装置の概略図である。 本発明によるセルロース溶液製造装置のスクリュー(screw element)の表面温度による結晶核の形成時間を測定したグラフである。 本発明のタイヤコード用高強度リヨセルフィラメントの製造のための紡糸工程の概略図である。 本発明によって製造されたリヨセルモノフィラメントのS-S(Stress-Strain)曲線の例を示したグラフである。 本発明の比較例として提示されたビスコースレーヨン(Super-III)モノフィラメントのS-S(Stress-Strain)曲線の例を示したグラフである。
符号の説明
1:紡糸ノズル、2:凝固浴、3:水洗浴、4:スクィジングローラー、5:1次油剤処理装置、6:インターレースノズル、7:乾燥装置、8:2次油剤処理装置、9:巻取機。

Claims (12)

  1. (a)乾燥状態で測定されたリヨセルモノフィラメントが3.0g/dの初期応力に置かれた時、3.0%未満伸張し、150〜400g/dの初期モジュラスを有し、
    (b)前記初期応力よりは大きくて6.0g/d未満の応力に置かれた時、3.0〜7.0%伸張し、
    (c)最小6.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで伸張する、力-変位プロフィルを有することを特徴とするリヨセルモノフィラメント。
  2. 請求項1記載のリヨセルモノフィラメント40〜4,000個の集合体からなることを特徴とするリヨセルマルチフィラメント。
  3. 前記リヨセルマルチフィラメントの熱収縮率が0.1〜3.0%であることを特徴とする請求項2記載のリヨセルマルチフィラメント。
  4. 前記リヨセルマルチフィラメントの引張強度が4.5〜10.0g/dであることを特徴とする請求項2記載のリヨセルマルチフィラメント。
  5. 前記リヨセルマルチフィラメントの交絡の数がメーター当たり2〜40回であることを特徴とする請求項2記載のリヨセルマルチフィラメント。
  6. (a)セルロースをN-メチルモルフォリン-N-オキシド/水の混合溶媒に溶解させて、紡糸原液(Dope)を製造する工程と、
    (b)直径100〜300μmで、長さ200〜2,400μmであるオリフィスで、直径と長さの比(L/D)が2〜8倍で、オリフィス密度が4〜100個/cmであるオリフィスを含む紡糸ノズルを通じて前記紡糸原液を押出紡糸して、繊維状の紡糸原液が空気層を通過して凝固浴に到達するようにした後、これを凝固してマルチフィラメントを収得する工程と、
    (c)前記収得されたマルチフィラメントを水洗浴へ導入してこれを水洗する工程と、
    (d)前記水洗浴を通過して水洗が完了された前記フィラメントを油剤処理装置及び後方のインターレースノズルを連続的に通過させながら油剤分散及び交絡を付与する工程と、
    (e)前記インターレースノズルによって交絡が付与されたフィラメントを乾燥及び巻取る工程とを含む方法によって製造されることを特徴とするリヨセルフィラメントの製造方法。
  7. 前記セルロースは木材パルプを単独または混合したもので、前記木材パルプは重量平均重合度(DP)が700〜2,000で、α-セルロースの含有量が90%以上であることを特徴とする請求項6記載のリヨセルフィラメントの製造方法。
  8. 前記インターレースノズルは空気圧力が0.5〜4.0kg/cmであることを特徴とする請求項6記載のリヨセルフィラメントの製造方法。
  9. 請求項2記載のリヨセルマルチフィラメントを撚糸機で撚糸して生コードに製造した後、前記生コードを接着処理液に浸漬する段階を含む方法によって製造されることを特徴とするリヨセルタイヤコード。
  10. 請求項9記載のリヨセルタイヤコードをカーカス部またはキャッププライ部に適用したことを特徴とするタイヤ。
  11. 請求項2記載のリヨセルフィラメントを補強材として含むことを特徴とするホース。
  12. 請求項2記載のリヨセルフィラメントを補強材として含むことを特徴とするベルト。
JP2004165226A 2003-07-25 2004-06-03 リヨセルモノフィラメント、リヨセルマルチフィラメント及びリヨセルフィラメントの製造方法 Expired - Lifetime JP4326401B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2003-0051416A KR100488604B1 (ko) 2003-07-25 2003-07-25 라이오셀 멀티 필라멘트

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005042286A true JP2005042286A (ja) 2005-02-17
JP4326401B2 JP4326401B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=33487942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004165226A Expired - Lifetime JP4326401B2 (ja) 2003-07-25 2004-06-03 リヨセルモノフィラメント、リヨセルマルチフィラメント及びリヨセルフィラメントの製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6902804B2 (ja)
EP (1) EP1500724B1 (ja)
JP (1) JP4326401B2 (ja)
KR (1) KR100488604B1 (ja)
CN (1) CN1280460C (ja)
AT (1) ATE441744T1 (ja)
DE (1) DE602004022897D1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196898A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ
KR100865135B1 (ko) 2007-04-11 2008-10-24 주식회사 효성 의류용 라이오셀 필라멘트의 제조방법
JP2010529325A (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 コーロン インダストリーズ,インコーポレイテッド タイヤコード用ライオセル繊維およびこれを含むタイヤコード
JP2017520689A (ja) * 2014-06-30 2017-07-27 コーロン インダストリーズ インク タバコフィルター用異形断面リヨセル素材及びその製造方法
US10517325B2 (en) 2013-06-28 2019-12-31 Kolon Industries, Inc. Lyocell material for tobacco filter and method for preparing same
US10617146B2 (en) 2014-12-31 2020-04-14 Kolon Industries, Inc. Method of manufacturing a lyocell material for a cigarette filter
JP2020153028A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 三菱ケミカル株式会社 セルロース系マルチフィラメント

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005000945A1 (en) * 2003-06-30 2005-01-06 Hyosung Corporation A jomogeneous cellulose solution and high tenacity lyocell multifilament using the same
AU2003273104A1 (en) * 2003-06-30 2005-01-13 Hyosung Corporation A solution containing cellulose dissolved in n-methylmorpholine-n-oxide and high tenacity lyocell multifilament using the same
KR100575388B1 (ko) 2004-12-30 2006-05-03 주식회사 효성 고균질 셀룰로오스 용액 및 이로 부터 제조된 섬유
KR100966111B1 (ko) * 2005-03-15 2010-06-28 주식회사 효성 셀룰로오스 멀티 필라멘트의 제조방법
KR100674670B1 (ko) * 2006-04-27 2007-01-25 주식회사 효성 고무보강용 셀룰로오스 생코드
KR100721443B1 (ko) * 2006-04-27 2007-05-23 주식회사 효성 고무보강용 셀룰로오스 열처리 코드
KR100995932B1 (ko) * 2006-05-25 2010-11-22 코오롱인더스트리 주식회사 타이어 코오드용 필라멘트, 이를 포함하는 필라멘트 번들,이를 포함하는 연사물, 및 이를 포함하는 타이어 코오드
EP1990362A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-12 Borealis Technology Oy Polyolefin compositions with highly crystalline cellulose regenerate fibers
KR100989148B1 (ko) * 2007-05-23 2010-10-20 코오롱인더스트리 주식회사 타이어 코오드용 셀룰로오스계 필라멘트, 이를 포함하는필라멘트 번들, 이를 포함하는 연사물, 및 이를 포함하는타이어 코오드
KR101106734B1 (ko) * 2007-09-07 2012-01-18 코오롱인더스트리 주식회사 셀룰로오스계 타이어 코오드
KR101267948B1 (ko) 2007-09-07 2013-05-23 코오롱인더스트리 주식회사 셀룰로오스계 타이어 코오드
KR101271583B1 (ko) * 2007-09-07 2013-06-11 코오롱인더스트리 주식회사 셀룰로오스계 타이어 코오드
US20110218337A1 (en) * 2007-09-07 2011-09-08 Kolon Industries, Inc. Lyocell filament fiber and cellulose based tire cord
KR101271581B1 (ko) * 2008-03-25 2013-06-11 코오롱인더스트리 주식회사 라이오셀 필라멘트 섬유용 방사구금 및 이를 이용한라이오셀 필라멘트 섬유의 제조방법
US9845575B2 (en) 2009-05-14 2017-12-19 International Paper Company Fibrillated blend of lyocell low DP pulp
CN101694019B (zh) * 2009-09-30 2011-08-10 上海里奥纤维企业发展有限公司 溶剂法高湿模量竹纤维及其制备方法
KR101627768B1 (ko) * 2009-12-23 2016-06-08 코오롱인더스트리 주식회사 라이오셀 필라멘트 섬유의 제조방법, 라이오셀 필라멘트 섬유, 및 타이어 코오드
TWI392781B (zh) * 2009-12-31 2013-04-11 Preparation of Natural Cellulose Nonwoven by Wet Spunbond Method
TWI392779B (zh) * 2009-12-31 2013-04-11 A method for preparing natural cellulose nonwoven fabric by wet meltblowing
CN102127840B (zh) * 2010-01-13 2014-07-16 聚隆纤维股份有限公司 使用湿式纺黏方式制备天然纤维素不织布的方法
EP2589689B1 (en) * 2010-06-30 2018-02-28 Kolon Industries, Inc. Dope for spinning lyocell, method for preparing lyocell filament fiber , and method for preparing a lyocell staple fiber using same
JP6370890B2 (ja) 2013-09-26 2018-08-08 コーロン インダストリーズ インク タバコフィルター用リヨセル素材及びその製造方法
KR102205529B1 (ko) * 2014-03-31 2021-01-20 코오롱인더스트리 주식회사 라이오셀 섬유
KR102157887B1 (ko) * 2014-09-30 2020-09-18 코오롱인더스트리 주식회사 라이오셀 크림프 섬유
EP3254870B1 (de) * 2016-06-09 2020-03-04 Continental Reifen Deutschland GmbH Verstärkungslage für gegenstände aus elastomerem material, vorzugsweise für fahrzeugluftreifen und fahrzeugluftreifen als solcher
CN106192188B (zh) * 2016-07-05 2017-10-20 福建省晋江市华宇织造有限公司 一种四维网布及其加工方法
BR112020004363B1 (pt) * 2017-10-06 2024-04-30 Lenzing Aktiengesellschaft Filamento lyocell retardador de chama, seu processo de produção e seu uso, e fio, tecido ou produto têxtil
EP3674454A1 (en) 2018-12-28 2020-07-01 Lenzing Aktiengesellschaft Cellulose filament process
KR102440861B1 (ko) * 2020-05-26 2022-09-05 오영세 라이오셀 섬유의 제조방법 및 이로부터 제조된 라이오셀 섬유
CN112481723A (zh) * 2020-10-22 2021-03-12 上海里奥纤维企业发展有限公司 一种溶剂法高湿模量细旦竹纤维及其制备方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62156312A (ja) * 1985-12-26 1987-07-11 Teijin Ltd ポリエステル系繊維
JPH108337A (ja) * 1996-06-25 1998-01-13 Asahi Chem Ind Co Ltd エアージェットルーム緯糸用マルチフィラメント糸条
JPH10510333A (ja) * 1994-12-12 1998-10-06 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 溶剤紡糸セルロースフィラメント
JPH11502901A (ja) * 1995-03-31 1999-03-09 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 工業的用途のためのセルロースヤーン及びコード
JP2001505623A (ja) * 1996-10-18 2001-04-24 ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム セルロース物質を基剤とする液晶溶液の水性凝固剤
JP2001301028A (ja) * 2000-04-26 2001-10-30 Toyobo Co Ltd セルロースフィルムの製造方法及びフラットヤーン
JP2001316936A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Toyobo Co Ltd 溶剤紡糸セルロース繊維の製造方法
JP2001316934A (ja) * 2000-05-12 2001-11-16 Toyobo Co Ltd 溶剤紡糸セルロース繊維の製造方法
JP2002129444A (ja) * 2000-08-17 2002-05-09 Toray Ind Inc エアバッグ用原糸およびそれを用いたエアバッグ用布帛
JP2002307909A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Hyosung Corp 車両用ラジアルタイヤ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4142913A (en) * 1977-07-26 1979-03-06 Akzona Incorporated Process for making a precursor of a solution of cellulose
US4144080A (en) * 1977-07-26 1979-03-13 Akzona Incorporated Process for making amine oxide solution of cellulose
US5094690A (en) * 1988-08-16 1992-03-10 Lenzing Aktiengesellschaft Process and arrangement for preparing a solution of cellulose
GB9219693D0 (en) 1992-09-17 1992-10-28 Courtaulds Plc Forming solutions
US5370322A (en) * 1993-05-24 1994-12-06 Courtaulds Fibres (Holdings) Limited Filtering particulate cellulosic-based material
US5456748A (en) * 1993-05-24 1995-10-10 Courtaulds Fibres (Holdings) Ltd. Premix storage hopper
KR970011096B1 (ko) * 1993-09-09 1997-07-07 한국과학기술연구원 셀룰로오스와 3급 아민옥사이드의 펠렛상 혼합 분말과 셀룰로오스 방사 용액 및 그의 제조 방법
GB9500388D0 (en) * 1995-01-10 1995-03-01 Courtaulds Fibres Ltd Forming solutions
US5948905A (en) * 1995-03-31 1999-09-07 Akzo Nobel Nv Method of producing in water-containing celluose solutions in water-containing tertiary amine N-oxides
AT402411B (de) * 1995-04-19 1997-05-26 Chemiefaser Lenzing Ag Anlage sowie integriertes folien- und faserwerk zur herstellung cellulosischer folien und fasern
AT409130B (de) * 1995-04-25 2002-05-27 Chemiefaser Lenzing Ag Verwendung einer vorrichtung zum halten und abgeben einer homogenen cellulosesuspension
ATE233332T1 (de) 1996-06-10 2003-03-15 Korea Inst Sci & Tech Verfahren zur herstellung einer homogenen celluloselösung in n-methylmorpholin-n-oxid
KR100611890B1 (ko) 2002-05-31 2006-08-11 주식회사 효성 고균질 셀룰로오스 용액의 제조방법

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62156312A (ja) * 1985-12-26 1987-07-11 Teijin Ltd ポリエステル系繊維
JPH10510333A (ja) * 1994-12-12 1998-10-06 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 溶剤紡糸セルロースフィラメント
JPH11502901A (ja) * 1995-03-31 1999-03-09 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 工業的用途のためのセルロースヤーン及びコード
JPH108337A (ja) * 1996-06-25 1998-01-13 Asahi Chem Ind Co Ltd エアージェットルーム緯糸用マルチフィラメント糸条
JP2001505623A (ja) * 1996-10-18 2001-04-24 ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム セルロース物質を基剤とする液晶溶液の水性凝固剤
JP2001301028A (ja) * 2000-04-26 2001-10-30 Toyobo Co Ltd セルロースフィルムの製造方法及びフラットヤーン
JP2001316936A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Toyobo Co Ltd 溶剤紡糸セルロース繊維の製造方法
JP2001316934A (ja) * 2000-05-12 2001-11-16 Toyobo Co Ltd 溶剤紡糸セルロース繊維の製造方法
JP2002129444A (ja) * 2000-08-17 2002-05-09 Toray Ind Inc エアバッグ用原糸およびそれを用いたエアバッグ用布帛
JP2002307909A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Hyosung Corp 車両用ラジアルタイヤ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196898A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ
KR100865135B1 (ko) 2007-04-11 2008-10-24 주식회사 효성 의류용 라이오셀 필라멘트의 제조방법
JP2010529325A (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 コーロン インダストリーズ,インコーポレイテッド タイヤコード用ライオセル繊維およびこれを含むタイヤコード
US10517325B2 (en) 2013-06-28 2019-12-31 Kolon Industries, Inc. Lyocell material for tobacco filter and method for preparing same
US11330836B2 (en) 2013-06-28 2022-05-17 Kolon Industries, Inc. Lyocell material for tobacco filter
JP2017520689A (ja) * 2014-06-30 2017-07-27 コーロン インダストリーズ インク タバコフィルター用異形断面リヨセル素材及びその製造方法
US11103003B2 (en) 2014-06-30 2021-08-31 Kolon Industries, Inc. Modified cross-section lyocell material for tobacco filter, and preparation method therefor
US10617146B2 (en) 2014-12-31 2020-04-14 Kolon Industries, Inc. Method of manufacturing a lyocell material for a cigarette filter
JP2020153028A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 三菱ケミカル株式会社 セルロース系マルチフィラメント
JP7310192B2 (ja) 2019-03-20 2023-07-19 三菱ケミカル株式会社 セルロース系マルチフィラメント

Also Published As

Publication number Publication date
DE602004022897D1 (de) 2009-10-15
EP1500724B1 (en) 2009-09-02
JP4326401B2 (ja) 2009-09-09
CN1280460C (zh) 2006-10-18
US20050019564A1 (en) 2005-01-27
EP1500724A1 (en) 2005-01-26
KR20050012446A (ko) 2005-02-02
US6902804B2 (en) 2005-06-07
ATE441744T1 (de) 2009-09-15
KR100488604B1 (ko) 2005-05-11
CN1576403A (zh) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4326401B2 (ja) リヨセルモノフィラメント、リヨセルマルチフィラメント及びリヨセルフィラメントの製造方法
US6852413B2 (en) Lyocell multi-filament for tire cord and method of producing the same
JP4234057B2 (ja) 高均質セルロース溶液から製造したセルロースディップコード及びタイヤ
KR100575378B1 (ko) 셀룰로오스 섬유의 제조방법
JP4104596B2 (ja) 高均質セルロース溶液及びそれを用いた高強力リヨセル繊維
US7713459B2 (en) Cellulose fiber for using as industrial materials
KR100486812B1 (ko) 타이어 코드용 라이오셀 멀티 필라멘트 및 이의 제조방법
EP1859082B1 (en) A cellulose multi-filament
KR100486815B1 (ko) 엔-메틸모포린-엔-옥사이드를 이용한 셀룰로오스 용액 및이를 이용한 고강력 라이오셀 섬유
CA2511030C (en) Lyocell multi-filament for tire cord and method of producing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060802

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061030

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080319

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090609

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4326401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140619

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250