JP2005039203A - 露光用マスク、露光用マスクの設計方法及び製造方法、露光方法及び装置、パターン形成方法、デバイスの作製方法 - Google Patents
露光用マスク、露光用マスクの設計方法及び製造方法、露光方法及び装置、パターン形成方法、デバイスの作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005039203A JP2005039203A JP2004097699A JP2004097699A JP2005039203A JP 2005039203 A JP2005039203 A JP 2005039203A JP 2004097699 A JP2004097699 A JP 2004097699A JP 2004097699 A JP2004097699 A JP 2004097699A JP 2005039203 A JP2005039203 A JP 2005039203A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- pattern
- mask
- image forming
- forming layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F1/00—Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
- G03F1/50—Mask blanks not covered by G03F1/20 - G03F1/34; Preparation thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y10/00—Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/20—Exposure; Apparatus therefor
- G03F7/2002—Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image
- G03F7/2014—Contact or film exposure of light sensitive plates such as lithographic plates or circuit boards, e.g. in a vacuum frame
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70216—Mask projection systems
- G03F7/70325—Resolution enhancement techniques not otherwise provided for, e.g. darkfield imaging, interfering beams, spatial frequency multiplication, nearfield lenses or solid immersion lenses
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70216—Mask projection systems
- G03F7/7035—Proximity or contact printers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70425—Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
【解決手段】遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記遮光部材に露光用の光を照射したときの、前記開口の前記像形成層側の電場分布が、得ようとするパターンの線幅、高さから決定された、電場分布の同心円モデルと相関関係をなすように、前記遮光部材が開口間隔を有する構成とする。
【選択図】 図1
Description
このように微細化が進む光リソグラフィーであるが、0.1μm以下の微細加工を行うためには、レーザのさらなる短波長化、その波長域でのレンズ開発等解決しなければならない課題も多い。
しかしながら、これらのSNOM構成のリソグラフィー装置では、いずれも1本(または数本)の加工プローブで一書きのように微細加工を行っていく構成であるため、あまりスループットが向上しないという問題点を有していた。
また、特許文献2あるいは特許文献3等において、このような近接場光は、微小開口からの距離に対して指数関数的に強度が減衰するという特徴を有し、このことから近接場露光によるパターン形成層の膜厚を薄くしなくてはならないといったことが開示されている。
電場分布を見ると、開口から遮光膜部に広がりが見られる。このことは、近接場露光において、マスクの開口パターンと、露光によるパターンが1:1に対応しない可能性があることを示唆している。
この図2に示されるように、マスク開口部から遠ざかるにつれて電場強度が減衰し、さらに、マスク面に平行な方向に広がりをもつ電場分布を有する特徴は、近接場特有のものである。
一方、作製したいパターン幅が細くなるにつれ、マスク設計において、この広がりを、より厳密に考慮する必要がある。
しかしながら、種々のパターンの線幅やピッチから、それらに合う電場分布を有するマスク開口幅を、様々なパラメータに渡って複雑なシミュレーションにより求めていると、シミュレーションや解析に時間がかかることとなり、結果的にマスク設計に多くの時間を要するという問題が生じる。
(1)遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記遮光部材に露光用の光を照射したときの、前記開口の前記像形成層側の電場分布が、得ようとするパターンの線幅、高さから決定された、電場分布の同心円モデルと相関関係をなすように、前記遮光部材が開口間隔を有することを特徴とする露光用マスク。
(2)遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの高さをT、パターンの線幅をW、前記隣接する開口の間に位置する前記遮光部材の幅をK、として、
K ≧ W+2T
の関係を満足することを特徴とする露光用マスク。
(3)遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの高さをT、パターンの線幅をW、パターンのピッチをP、前記開口の幅をDとして、
D ≦ P − W − 2T
の関係を満足することを特徴とする露光用マスク。
(4)遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの高さをT、パターンの線幅をW、パターンのピッチをP、前記露光後のプロセスの余裕度αを考慮した開口幅をD、として、
D = P − W − 2T (1 + α)
の関係を実質的に満足することを特徴とする露光用マスク。
(5)前記ピッチの値が、前記遮光部材に基づいて発生する表面プラズモンポラリトン波の波長以下とされていることを特徴とする上記(3)または上記(4)に記載の露光用マスク。
(6)前記マスクの開口は、該開口が設けられた遮光部材の面内方向において2次元形状を有し、または2次元配置されていることを特徴とする上記(1)乃至上記(5)のいずれかに記載の露光用マスク。
(7)遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクの設計方法であって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの線幅及び高さに基づいて前記遮光部材の開口間隔を決定することを特徴とする露光用マスクの設計方法。
(8)遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクの製造方法であって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの線幅及び高さに基づいて前記遮光部材の開口間隔を決定した後、該開口間隔を得るように前記遮光部材を加工することを特徴とする露光用マスクの製造方法。
(9)開口が設けられた遮光部材を有する露光用マスクを用い、前記開口より近接場光を滲み出させて基板上に配された像形成層に対して露光を行う露光方法において、
上記(1)乃至上記(6)のいずれかに記載の露光用マスクを用意する工程と、
前記近接場露光用マスクと像形成層とを、近接場領域以下の距離まで近づける工程と、
露光光を、前記露光用マスクを介して前記像形成層に照射する露光工程と、
を有することを特徴とする露光方法。
(10)前記露光工程における露光量と、他の条件を調整して、前記像形成層を用いて形成されるパターンのピッチをP、開口幅をD、線幅をW’、パターン高さをT’として以下の式を満足する露光を行うことを特徴とする上記(9)に記載の露光方法。
W’+ 2T’ ≦ P − D
(11)ピッチP、開口幅Dの開口を有する遮光部材を備えた近接場露光用マスクを用いて像形成層に対して近接場光による露光を行う露光工程と、露光された前記像形成層の現像を行う現像工程を含むパターン形成方法であって、
該露光工程における露光量と、該現像工程における現像条件を調整して、下記の式を満たす線幅Wと高さTのパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。
W + 2T ≦ P − D
(12)パターンの高さTの最小値が、パターン形成後のプロセスによりT”と規定された場合、下記の式を満たす線幅Wのパターンを形成することを特徴とする上記(11)に記載のパターン形成方法。
W ≦ P − D − 2T”
(13)上記(9)に記載の露光方法を用いて被処理体を露光する露光工程と、該露光された被処理体を現像する現像工程の後、所定のプロセスを行ないデバイスを作製することを特徴とするデバイスの作製方法。
(14)光照射手段と露光用マスクを備え、該マスクの遮光部材に設けられた複数の開口から滲み出させた近接場光を用いて基板上に配された被加工物に露光を行う露光装置において、
前記マスクとして、上記(1)乃至上記(6)のいずれかに記載の露光用マスクを備えたことを特徴とする露光装置。
すなわち、近接場特有の広がりを考慮したマスク設計において、シミュレーションを行った結果、近接場光が出射されるマスクの開口近傍での電場分布が、ほぼ同心円状の広がりをもった電場分布となることが明らかとなり、また、このような電場分布を同心円状のモデルによって、近似させ得ることが見出された。そして、この同心円状モデルを用いることによって、そのパターン幅W、パターンの高さT、(周期パターンの場合はそのピッチP)から、どのような構成の近接場露光用マスクを用意すべきかが、シミュレーションを行うことなく、数式により容易に求められることが明らかとなった。
図2に、微小開口近傍に形成される近接場電場分布の様子を示す。これはGMT(Generalized Multipole Technique)のプログラムであるMax−1(C.Hafner,Max−1,A Visual Electromagnetics Platform,Wiley, Chichester,UK,1998)を用いてシミュレーションを行った結果である。GMTとはMaxwell方程式の解析法の一つで、multipole(多極子)を仮想的源泉として配置して散乱波を記述する手法である。マスク母材102としてSiNを、遮光膜101としてCrを設定した。また、微小開口パターンのピッチを200nm、開口幅を70nmとした。更に入射波長は436nmとした。
図2中の数字(0.2、0.4、0.6、…、1.0、1.2、…)は、入射光の電場強度を1.0としたときの相対的な電場強度を示している。
なお、本発明において、上記した開口幅とはマスクを構成する遮光膜を配したことによって形成される遮光膜の存在しない開口の幅を意味している(具体的には、例えば図1でDmaxとして示されている個所をいう)。また、開口間隔とは隣接する2つの開口の間の距離(遮光膜の幅)を意味している(具体的には、例えば図11にKminとして示されている個所をいう)。
図3より、同心円モデル600によって、特に遮光膜エッジ部分近傍と、エッジ部分から遮光膜下の部分601においての分布が非常によく近似されていることが分かる。つまりシミュレーション結果における膜厚方向(図3紙面下方向)への広がり距離と、マスク面に平行な方向(図3紙面左右方向)への広がり距離が同程度となる特徴が、同心円モデル600にて良く表されている。
像形成層に形成されるパターンは、像形成層の種類が決まれば、露光量と現像条件によって決まる。従って、上記モデルのような同心円状の広がりをもった電場分布となる場合には、そのパターン幅は露光量と現像条件を選択することにより自由度が出てくる。
Dmax = P − W − 2 × T (1)
尚、マスク開口幅を最大値に限定しないDとして表記すると次の通りとなる。
D ≦ P − W − 2T
ここで、Tは後のプロセスによって決定される像形成層401のパターン高さである。
まず、加工対象基板402の所望の加工深さが加工可能な像形成層401のパターン高さTを、例えばエッチング耐性などのプロセス条件より決定する。この高さTのパターンを作製するためには、図1中太線で示したところの等電場線800よりも外側の等電場線にて現像後のパターンが作製されるようにする必要がある。
この遮光膜101エッジ部分からの広がり現象は、遮光膜101の反対側のエッジからも同様に見られる。
したがって、遮光膜101直下にパターン幅Wのパターン形成を行う際の近接場露光用マスクの最大開口幅Dmaxは、パターンのピッチP、幅W、高さTを用いて、(1)のように設定される。
Tの値は、パターン作製後のプロセス、より具体的には、加工対象基板エッチングの際のエッチング耐性、リフトオフの際の蒸着物形成膜厚等によって決定される。
像形成層のみにて、加工対象基板の加工に耐えうる厚さのパターンが形成できることが好ましいが、その厚さが、(P−W)/2以上必要であるときには、像形成層401と加工対象基板との間にバッファ層を用意する。このバッファ層とは、例えば表面イメージング法(多層レジスト法、表層シリル化法など)を用いる場合の、ハードベーク、非シリル化など像形成層とは物性が異なるよう処理がされたもの、あるいは未処理のレジスト層や、酸化膜層、金属層である。バッファ層は、1層でもそれ以上でも良い。像形成層401に近接場露光にて作製されたパターンを、ドライエッチング等の方法を用いてバッファ層に転写することにより、加工対象基板の加工に耐えうる厚さのものを形成することができる。
プロセス余裕度が0ということは、パターン形成時の露光現像条件や、パターン形成後のエッチングや蒸着などのプロセス条件のマージンが0ということである。マージンが0では、実際にパターンを作製し、その後の加工対象基板の加工を行うことが非常に困難となる。
したがって、プロセス余裕度を考慮し、開口幅Dの値は、(2)式のように、Dmax未満とすることがより好ましい。
D = P − W − 2T(1 + α) (2)
ここで、αはプロセス余裕度である。より具体的には、像形成層現像時の全体的な膜厚溶解分、像形成層現像時の基板平面と平行方向への溶解分などである。
αの値はプロセスによって大きく異なるが、0<α≦4の値を採ることが多い。αの値次第で(2)式が負の値を採るようなときには、上述のように像形成層と加工対象基板との間にバッファ層を設けて、実質的な像形成層のαとTの値を小さくすることで、実効的な正の値を持つ開口幅Dを設定する。
図5に本発明の実施の形態における近接場露光用マスクの概略を示す。
近接場露光用マスク1は、遮光膜101、マスク母材102、マスク支持体103から構成する。露光に寄与する実効的な近接場露光用マスクとなる薄膜部104が、遮光膜101、マスク母材102をマスク支持体103が支持することで形成される。遮光膜101は、例えばCr、Al、Au、Taなど後述する露光光に対して透過率の低い材料を用いる。
この近接場露光用マスク微小開口パターンのピッチや開口幅は、上記のように設計されたP、Dの値となるように作製する。
開口パターンの形成には、FIB、EB、X線、SPM等の加工機や、ナノインプリント法、近接場露光法による微細パターン作製方法を用いる。
ここで、図6は、本実施の形態における露光装置2の概略を示す断面図である。図6に示すように、露光装置2は、光源部200と、コリメータレンズ300と、露光マスク100と被露光物400と、圧力調整装置500とを有する。
露光装置2の主な構成部について説明すると、露光装置2は、被露光物400の全面に対応する露光マスク100を用いることにより、露光マスク100に描かれた所定のパターンを被露光物400に等倍一括露光するように構成されている。
本実施の形態においては、被露光物400よりも小さな露光マスク100を使用して被露光物400の一部分に対する露光を被露光物400の位置を変えて繰り返し行うステップアンドリピート露光方式や、ステップアンドスキャン露光方式など様々な露光方法にも適用することができる。
ここで、「ステップアンドスキャン露光方式」とは、1ないし複数チップ領域を1ショット領域として1ショット分の露光マスク100を被露光物400の1つのショット領域に相対させ、露光マスク100と被露光物400に対して露光光を連続的に相対スキャンさせて露光マスク100のパターンを被露光物に露光すると共に、1ショットの露光終了後被露光物400をステップ移動させて、露光マスク100に被露光物400上の次のショット領域が相対する様に移動させて前述走査露光を繰り返す投影露光法をいう。
本実施の形態において、ステップアンドスキャン露光方式や、ステップアンドリピート露光方式を実行する際には、ステップ移動毎に移動前に被露光物400からのマスクの剥離動作とステップ移動後の被露光物400へのマスクの密着動作を行う必要がある。
また、光源部100に使用可能な光源はランプに限定されず、1つ又は複数のレーザーを使用することができる。例えば、紫外光又は軟X線を出射するレーザーを使用する、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約153nmのF2エキシマレーザーなどを使用することができ、また、レーザーの種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、YAGレーザーを使用してもよいし、そのレーザーの個数も限定されない。 コリメータレンズ300は、光源200から射出される照明光を平行光に変換して圧力調整装置500の与圧容器510内に導入し、露光マスク100全面、もしくは露光を行いたい部分に均一な光強度で照射する。
露光マスク100は、図5を用いて上述したように遮光膜101、マスク母材102、マスク支持体103から構成されており、遮光膜101とマスク母材102から弾性変形可能な薄膜104が構成される。露光マスク100は、近接場光を利用して薄膜104の微小開口105により定義されたパターンを像形成層401に等倍転写する(ここでの等倍転写とは、正確な等倍ではなく、縮小投影での転写と異なることを強調している)。
露光マスク100は、図6における下側の面が取り付けられたマスク前面であり、遮光膜101が、圧力調整装置500の与圧容器510の外側に配置されている。また、薄膜104は、像形成層401の表面の微細な凹凸や被露光物400のうねりに密着性よく弾性変形する。
像形成層401は、通常フォトリソグラフィーで用いられるフォトレジストを使用することが好ましい。レジストはコントラスト値の大きいものを用いることがより好ましい。この膜厚は、上述の厚さTとする。像形成層401の塗布工程は、前処理とレジスト塗布処理とプリベーク処理とを含む。
像形成層401と露光マスク100は、露光時には、上述したように近接場光を利用して露光を行うため、露光マスク前面と像形成層401とを相対的に約100nm以下の距離にまで近づける。
本実施の形態のステージ450は被露光物400を図示しない着脱位置と図3に示す露光位置との間で移動する。着脱位置において露光前の新しい被露光物400がステージ450に装着されると共に露光後の被露光物400が取り外される。
しかし実際には、露光マスク100の表面や像形成層401や基板402の表面には凹凸やうねりが存在するので、両者を近づけて接触するだけでは密着部分と非密着部分が混在することになってしまう。非密着部分では露光マスク100と被露光物400とは近接場光が働く距離の範囲内に配置されていないため、これでは露光むらが生じる。
与圧容器510は光透過窓520と露光マスク100と圧力調節弁540によって機密性が維持される。与圧容器510は圧力調整弁540を通して圧力調整手段530に接続され、与圧容器510内の圧力を調整することができるように構成されている。圧力調整手段530は、例えば、高圧ガスポンプからなり、圧力調節弁540を介して与圧容器510内の圧力を上げることができる。
また、圧力調整手段530は、図示しない排気ポンプを含み、図示しない圧力調節弁を介して与圧容器510内の圧力を下げることができる。
更に他の代替的な実施例においては、与圧容器510の内部を露光光ELに対して透明な液体で満たし、図示しないシリンダーを用いて与圧容器510内部の液体の圧力を調整するようにしてもよい。
露光に際しては、ステージ450が被露光物400を露光マスク100に対して2次元的にかつ相対的に位置合わせする。
位置合わせが完了すると、露光マスク100の表面側と像形成層401の表面の間隔が像形成層401の全面に亘って、薄膜104が弾性変形すれば100nm以下となって密着する範囲まで、ステージ450は被露光物400をマスク面の法線方向に沿って駆動する。
与圧容器510の内部圧力が高められると、薄膜104が弾性変形して像形成層401に押し付けられる。
この結果、薄膜104が、像形成層401に対して近接場光が働く範囲内で、全面に亘って均一な圧力で、密着する。このような方法で圧力の印加を行うと、パスカルの原理により、薄膜104と像形成層401との間に作用する斥力が均一になり、薄膜104や像形成層401に局所的に大きな力が加わったりすることがなく、露光マスク100や被露光物400が局所的に破損することがなくなる。
近接場光は像形成層401中で散乱し、像形成層401を露光する。像形成層401の膜厚が十分薄ければ像形成層401中の近接場光の散乱もあまり広がらず、露光光の波長より小さい微小開口に応じたパターンを像形成層401に転写することができる。
露光後、図示しない弁を開き、圧力調整手段530の図示しない排気ポンプから与圧容器510内部を排気して与圧容器510の圧力を下げ、薄膜104を像形成層401から弾性変形により分離(又は剥離)する。
このような方法で減圧を行うと、パスカルの原理により、薄膜104と像形成層401との間に作用する斥力が均一になり、薄膜104や像形成層401に局所的に大きな力が加わったりすることがなく、露光マスク100や被露光物400が局所的に破損することがなくなる。
その後、被露光物400はステージ450によって着脱位置に移動されて新しい被露光物400に交換されて、同様なプロセスが繰り返される。
上記のように定められた近接場露光用マスクを用いたときの電場分布がシミュレーションにより求められ、更に、使用像形成層の露光量に対する現像後の残存膜厚の関係、つまりレジストの溶解度曲線がわかっている時には、これらから所望のピッチP、パターン幅Wが得られるよう、露光量と現像条件を決定する。
より具体的には、まず、シミュレーション結果より、近接場露光用マスクへの入射光強度を1としたときの、所望のパターン幅が得られるところの等電場線を読み取る。これをxとする。また、レジストの溶解度曲線より、規格化された残存膜厚が0.5となる露光量を読みとる。これをIとする。
近接場露光用マスクへの入射光強度をJとすると、
I = xJt (3)
となるJとtが、入射光強度と露光時間として設定される。つまり、Jtが露光量として設定される。
まず、所望のパターン幅が得られるところの等電場線800を選択する。この等電場線800において、シミュレーション結果よりその強度は、入射強度を1とすると0.5であった。また、使用レジストの溶解度曲線より、規格化された残存膜厚が0.5となる露光量は、220mJ/cm2であった。入射強度として
200mW/cm2の光を使用する場合は、(3)式より、
220= 0.5 × 200 × t
となり、1.2sの露光時間、240mJ/cm2の露光量が算出できる。
また、すでにピッチと開口幅が定められている近接場露光用マスクについて、シミュレーションを行わなくても露光量と現像条件を変えたときの形成パターンから、所望のパターン幅Wが得られる露光量、現像条件を定めることも可能である。近接場露光用マスク設計において、様々なパラメータにおける複雑なシミュレーションを繰り返す必要がないので、マスク設計にかかる時間が非常に短縮された。
上記のようにして潜像が形成されたレジストを現像することにより、所望の大きさの微細レジストパターンを作製する。さらに目的に応じて、ドライエッチング、ウェットエッチング、リフトオフなどの基板への加工や、下層レジストへの転写が行われる。
例えば、SOI(Silicon On Insulator)層が100nm厚のSOIウエハに対して、ピッチ200nm、パターン幅20nmの周期スリット構造を作製するとする。上述の記号に当てはめると、
P=200nm、
W=20nm
となる。
被加工基板がSOI層、つまり、Si層となり、Siを深さ100nmエッチングするためには、ドライエッチングの余裕度も考えて、マスク層としてレジスト層が100nm以上の厚さがある必要がある。つまり、
T(1+α)=100nm
となる。
この厚さは、ハードベーク層に像形成層パターンを転写する際に、像形成層がエッチングマスクとなる厚さに設定した。
T=20nm
となる。
プロセス余裕度として、αの範囲(0≦α≦4)から、
α=1.5
を選択すると、(2)式より、マスク開口幅D[nm]は、
D=200−20−2×20×(1+1.5)
=80
となるため、近接場露光用マスクとして、ピッチ200nm、開口幅80nmのパターンを有するマスクを形成する。
更に、このバッファ層のパターンをエッチングマスクとして、Siをドライエッチング装置を用いてエッチングすることによって、絶縁膜上に、ピッチ200nm、パターン幅20nm、パターン高さ100nmのSiの微細構造を作製することができた。
図9(b)に示すような2次元の微小開口アレイを有するマスクパターンの場合は、図9(b’)に示すような2次元の井桁アレイ(ポジ型レジストの場合)やホールアレイ(ネガ型レジストの場合)が得られる。
図9(c)に示すような遮光金属膜部分が2次元の矩形アレイを有するマスクパターンの場合は、図9(c’)に示すような2次元の微小細線ペア(ポジ型レジストの場合)や微小溝アレイ(ネガ型レジストの場合)が得られる。これらのパターンは、上記したデバイスの作製方法等において、CMOS電子デバイスに用いられるゲートパターンの形成に適している。
また、図10(d)に示すような遮光金属膜部分がリング形状を有するマスクパターンの場合は、図10(d’)に示すような2次元のドットやリングアレイ(ポジ型レジストの場合)やホールやリングアレイ(ネガ型レジストの場合)が得られる。
W’+ 2T' ≦ P − D (4)
例えば、上記方法と比較して露光量を増加させる、使用レジストの感度を増加させる、現像時間を増加させる、という方法のいずれか一つまたは2つ以上を行うことにより、パターン高さが同じ、つまりT=T’でも、パターン幅W’が、W’<Wとなるパターンを得ることができる。
また、T’<Tとなる像形成層高さを選択し、露光量を現象させる、使用レジストの感度を低下させる、現像時間を減少させる、という方法のいずれか一つまたは2つ以上を行うことにより、パターン幅W’が、W’>Wとなるパターンを得ることができる。
この等電場線801にてパターンが作製できるよう、上述のように露光量と現像条件を設定する。用いる像形成層401の材料が同じである場合には、例えば露光量の増加によって、すでに形成してあるピッチP、開口幅Dmaxのマスクから、W’<Wという関係を満たす、Wとは異なるパターン幅W’を有するパターンが形成できる。このとき、W’、T’(=T)は(4)式を満たしている。
Kmin = W + 2T (5)
尚、マスク開口間隔を最小値に限定しないKとして表記すると次の通りとなる。
K ≧ W+2T
図11に(5)式中の値の関係図を示す。これを用いて、(5)式を更に詳細に説明する。
まず、加工対象基板402の所望の加工深さが加工可能な像形成層401のパターン高さTを、例えばエッチング耐性などのプロセス条件より決定する。この高さTのパターンを作製するためには、図11中太線で示したところの等電場線800よりも外側の等電場線にて現像後のパターンが作製されるようにする必要がある。
この遮光膜101エッジ部分からの広がり現象は、遮光膜101の反対側のエッジからも同様に見られる。
したがって、遮光膜101直下にパターン幅Wのパターン形成を行う際の近接場露光用マスクの最小開口間隔Kminは、パターンの幅W、高さTを用いて、(5)式のように設定される。
K = W + 2T(1 + α) (6)
ここで、αはプロセス余裕度である。より具体的には、基板や下層レジストエッチングの際のエッチング耐性に余裕を持たせた膜厚の増分、リフトオフ時の蒸着物膜厚増分、像形成層現像時の全体的な膜厚溶解分、像形成層現像時の基板平面と平行方向への溶解分などである。
αの値はプロセスによって大きく異なるが、0<α≦4の値を採ることが多い。αの値次第で(6)式が負の値を採るようなときには、上述のように像形成層と加工対象基板との間にバッファ層を設けて、実質的な像形成層のαとTの値を小さくすることで、実効的な正の値を持つ開口間隔Kを設定する。
上記のようにして設計された、開口間隔がKの近接場露光用マスクを作製し、これを用いて上述のように近接場露光、現像を行うことにより、孤立微細パターンを作製することができる。
2:露光装置
100:近接場露光用マスク
101:遮光膜
102:マスク母材
103:マスク支持体
104:薄膜部
105:開口
200:光源
300:コリメータレンズ
400:被露光物
401:像形成層
402:加工対象基板
450:ステージ
500:圧力調整装置
600:同心円モデル
601:遮光膜エッジ部分近傍と、エッジ部分から遮光膜下の部分
800、801:等電場線
901:マスクパターン
902:レジストパターン
903:潜像パターン
Claims (14)
- 遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記遮光部材に露光用の光を照射したときの、前記開口の前記像形成層側の電場分布が、得ようとするパターンの線幅、高さから決定された、電場分布の同心円モデルと相関関係をなすように、前記遮光部材が開口間隔を有することを特徴とする露光用マスク。 - 遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの高さをT、パターンの線幅をW、前記隣接する開口の間に位置する前記遮光部材の幅をK、として、
K ≧ W+2T
の関係を満足することを特徴とする露光用マスク。 - 遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの高さをT、パターンの線幅をW、パターンのピッチをP、前記開口の幅をDとして、
D ≦ P − W − 2T
の関係を満足することを特徴とする露光用マスク。 - 遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクであって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの高さをT、パターンの線幅をW、パターンのピッチをP、前記露光後のプロセスの余裕度αを考慮した開口幅をD、として、
D = P − W − 2T (1 + α)
の関係を実質的に満足することを特徴とする露光用マスク。 - 前記ピッチの値が、前記遮光部材に基づいて発生する表面プラズモンポラリトン波の波長以下とされていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の露光用マスク。
- 前記マスクの開口は、該開口が設けられた遮光部材の面内方向において2次元形状を有し、または2次元配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の露光用マスク。
- 遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクの設計方法であって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの線幅及び高さに基づいて前記遮光部材の開口間隔を決定することを特徴とする露光用マスクの設計方法。 - 遮光部材に設けられた隣接する複数の開口から滲み出す近接場光を用いて基板上に配された像形成層に露光を行うための露光用マスクの製造方法であって、
前記像形成層を用いて形成されるパターンの線幅及び高さに基づいて前記遮光部材の開口間隔を決定した後、該開口間隔を得るように前記遮光部材を加工することを特徴とする露光用マスクの製造方法。 - 開口が設けられた遮光部材を有する露光用マスクを用い、前記開口より近接場光を滲み出させて基板上に配された像形成層に対して露光を行う露光方法において、
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の露光用マスクを用意する工程と、
前記近接場露光用マスクと像形成層とを、近接場領域以下の距離まで近づける工程と、
露光光を、前記露光用マスクを介して前記像形成層に照射する露光工程と、
を有することを特徴とする露光方法。 - 前記露光工程における露光量と、他の条件を調整して、前記像形成層を用いて形成されるパターンのピッチをP、開口幅をD、線幅をW’、パターン高さをT’として以下の式を満足する露光を行うことを特徴とする請求項9に記載の露光方法。
W’+ 2T’ ≦ P − D - ピッチP、開口幅Dの開口を有する遮光部材を備えた近接場露光用マスクを用いて像形成層に対して近接場光による露光を行う露光工程と、露光された前記像形成層の現像を行う現像工程を含むパターン形成方法であって、
該露光工程における露光量と、該現像工程における現像条件を調整して、下記の式を満たす線幅Wと高さTのパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。
W + 2T ≦ P − D - パターンの高さTの最小値が、パターン形成後のプロセスによりT”と規定された場合、下記の式を満たす線幅Wのパターンを形成することを特徴とする請求項11に記載のパターン形成方法。
W ≦ P − D − 2T” - 請求項9に記載の露光方法を用いて被処理体を露光する露光工程と、該露光された被処理体を現像する現像工程の後、所定のプロセスを行ないデバイスを作製することを特徴とするデバイスの作製方法。
- 光照射手段と露光用マスクを備え、該マスクの遮光部材に設けられた複数の開口から滲み出させた近接場光を用いて基板上に配された被加工物に露光を行う露光装置において、
前記マスクとして、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の露光用マスクを備えたことを特徴とする露光装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004097699A JP4194514B2 (ja) | 2003-06-26 | 2004-03-30 | 露光用マスクの設計方法及び製造方法 |
PCT/JP2004/009375 WO2005001569A1 (en) | 2003-06-26 | 2004-06-25 | Exposure mask, method of designing and manufacturing the same, exposure method and apparatus, pattern forming method, and device manufacturing method |
EP04746844A EP1642171B1 (en) | 2003-06-26 | 2004-06-25 | Method of designing an exposure mask, exposure method, pattern forming method and device manufacturing method |
US10/529,891 US7691540B2 (en) | 2003-06-26 | 2004-06-25 | Exposure mask, method of designing and manufacturing the same, exposure method and apparatus, pattern forming method, and device manufacturing method |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003182041 | 2003-06-26 | ||
JP2004097699A JP4194514B2 (ja) | 2003-06-26 | 2004-03-30 | 露光用マスクの設計方法及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005039203A true JP2005039203A (ja) | 2005-02-10 |
JP4194514B2 JP4194514B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=33554450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004097699A Expired - Fee Related JP4194514B2 (ja) | 2003-06-26 | 2004-03-30 | 露光用マスクの設計方法及び製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7691540B2 (ja) |
EP (1) | EP1642171B1 (ja) |
JP (1) | JP4194514B2 (ja) |
WO (1) | WO2005001569A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008131024A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-05 | Canon Inc | 近接場露光によるレジストパターンの形成方法 |
JP2009087519A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Samsung Electronics Co Ltd | 表面プラズモンを利用したナノパターニング方法、それを利用したナノインプリント用マスター及び離散トラック磁気記録媒体の製造方法 |
JP2009536591A (ja) * | 2006-05-11 | 2009-10-15 | モレキュラー・インプリンツ・インコーポレーテッド | 厚さが変化するテンプレート |
JP2009278091A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ方法 |
JP5652887B2 (ja) * | 2010-03-02 | 2015-01-14 | 国立大学法人北海道大学 | フォトレジストパターンの作製方法 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4183245B2 (ja) * | 2003-05-12 | 2008-11-19 | キヤノン株式会社 | アライメント方法、該アライメント方法を用いた露光方法 |
JP2006013216A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Canon Inc | 近接場露光によるレジストパターンの形成方法、及び該レジストパターンの形成方法を用いた基板の加工方法、デバイスの作製方法 |
JP2006013400A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Canon Inc | 2つの対象物間の相対的位置ずれ検出方法及び装置 |
JP4522166B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2010-08-11 | キヤノン株式会社 | 露光方法 |
JP2006019447A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Canon Inc | レジストパターンの形成方法、基板の加工方法及びデバイスの作製方法 |
JP4574250B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-11-04 | キヤノン株式会社 | フォトマスク |
JP2006049538A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Canon Inc | 近接場露光用マスクの密着制御装置及び方法、近接場露光用マスク |
US20070172745A1 (en) * | 2006-01-26 | 2007-07-26 | Smith Bruce W | Evanescent wave assist features for microlithography |
WO2007086511A1 (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-02 | Nikon Corporation | 処理条件決定方法及び装置、表示方法及び装置、処理装置、測定装置及び露光装置、基板処理システム、並びにプログラム及び情報記録媒体 |
JP2007329214A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Canon Inc | 近接場露光方法 |
JP2008098265A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Canon Inc | 近接場光による露光方法及びレジストパターンの形成方法 |
JP2008227337A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Canon Inc | 近接場露光方法 |
US20110305994A1 (en) * | 2009-02-18 | 2011-12-15 | Lars Montelius | Nano plasmonic parallel lithography |
JP5221611B2 (ja) | 2010-09-13 | 2013-06-26 | 株式会社東芝 | ドーズデータ生成装置、露光システム、ドーズデータ生成方法および半導体装置の製造方法 |
KR101037316B1 (ko) * | 2010-09-30 | 2011-05-26 | (유)에스엔티 | 태양전지의 선택적 에미터 형성장치 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6171730B1 (en) * | 1997-11-07 | 2001-01-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Exposure method and exposure apparatus |
US6671034B1 (en) | 1998-04-30 | 2003-12-30 | Ebara Corporation | Microfabrication of pattern imprinting |
JPH11317345A (ja) | 1998-04-30 | 1999-11-16 | Ebara Corp | 微細パターンの転写加工方法 |
EP1054296A3 (en) | 1999-04-30 | 2002-03-06 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Fine pattern forming method |
JP2001308002A (ja) | 2000-02-15 | 2001-11-02 | Canon Inc | フォトマスクを用いたパターン作製方法、及びパターン作製装置 |
JP4532761B2 (ja) | 2000-03-03 | 2010-08-25 | キヤノン株式会社 | 近接場光による露光方法 |
JP2002062489A (ja) | 2000-08-22 | 2002-02-28 | Canon Inc | 光変調装置、該装置による光スイッチ、移動量検出装置及び該装置による距離測定装置、位置合わせ装置及び該装置による半導体露光装置、並びにこれらの方法 |
JP2002190444A (ja) | 2000-10-10 | 2002-07-05 | Canon Inc | パターン露光装置、パターン作製方法、及びこれらを用いて作製したデバイス |
WO2003001869A2 (en) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | California Institute Of Technology | Method and apparatus for use of plasmon printing in near-field lithography |
JP3894550B2 (ja) | 2002-06-14 | 2007-03-22 | キヤノン株式会社 | 近接場露光マスクの製造方法 |
JP4261849B2 (ja) | 2002-09-06 | 2009-04-30 | キヤノン株式会社 | 近接場光を用いた露光方法及び、近接場光を用いる露光装置 |
JP4266661B2 (ja) | 2003-02-20 | 2009-05-20 | キヤノン株式会社 | 近接場露光用フォトマスク |
JP4027286B2 (ja) | 2003-08-08 | 2007-12-26 | キヤノン株式会社 | 近接場露光方法及び装置 |
JP2005085922A (ja) | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Canon Inc | マスク作製方法及び微小開口を有するマスク |
JP2006013216A (ja) | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Canon Inc | 近接場露光によるレジストパターンの形成方法、及び該レジストパターンの形成方法を用いた基板の加工方法、デバイスの作製方法 |
JP2006013400A (ja) | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Canon Inc | 2つの対象物間の相対的位置ずれ検出方法及び装置 |
JP2006019447A (ja) | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Canon Inc | レジストパターンの形成方法、基板の加工方法及びデバイスの作製方法 |
JP4574250B2 (ja) | 2004-06-30 | 2010-11-04 | キヤノン株式会社 | フォトマスク |
-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004097699A patent/JP4194514B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-06-25 WO PCT/JP2004/009375 patent/WO2005001569A1/en active Application Filing
- 2004-06-25 EP EP04746844A patent/EP1642171B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2004-06-25 US US10/529,891 patent/US7691540B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009536591A (ja) * | 2006-05-11 | 2009-10-15 | モレキュラー・インプリンツ・インコーポレーテッド | 厚さが変化するテンプレート |
USRE47483E1 (en) | 2006-05-11 | 2019-07-02 | Molecular Imprints, Inc. | Template having a varying thickness to facilitate expelling a gas positioned between a substrate and the template |
JP2008131024A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-05 | Canon Inc | 近接場露光によるレジストパターンの形成方法 |
JP2009087519A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Samsung Electronics Co Ltd | 表面プラズモンを利用したナノパターニング方法、それを利用したナノインプリント用マスター及び離散トラック磁気記録媒体の製造方法 |
CN102759853A (zh) * | 2007-10-01 | 2012-10-31 | 三星电子株式会社 | 制造离散轨道磁记录介质的方法 |
JP2009278091A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ方法 |
JP5652887B2 (ja) * | 2010-03-02 | 2015-01-14 | 国立大学法人北海道大学 | フォトレジストパターンの作製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20060003233A1 (en) | 2006-01-05 |
JP4194514B2 (ja) | 2008-12-10 |
EP1642171B1 (en) | 2011-06-15 |
EP1642171A1 (en) | 2006-04-05 |
WO2005001569A1 (en) | 2005-01-06 |
US7691540B2 (en) | 2010-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4194514B2 (ja) | 露光用マスクの設計方法及び製造方法 | |
JP3894550B2 (ja) | 近接場露光マスクの製造方法 | |
US6632593B2 (en) | Pattern-forming method using photomask, and pattern-forming apparatus | |
US20090207398A1 (en) | Near Field Exposure That Reduces Scatter of a Surface Plasmon Polariton Wave Going Around a Light Blocking Member | |
US7144685B2 (en) | Method for making a pattern using near-field light exposure through a photomask | |
JP4261849B2 (ja) | 近接場光を用いた露光方法及び、近接場光を用いる露光装置 | |
JP2005085922A (ja) | マスク作製方法及び微小開口を有するマスク | |
JP2004335808A (ja) | パターン転写装置、パターン転写方法およびプログラム | |
US6673524B2 (en) | Attenuating extreme ultraviolet (EUV) phase-shifting mask fabrication method | |
US9075313B2 (en) | Multiple exposures in extreme ultraviolet lithography | |
JP2004111500A (ja) | マスク、露光装置及び方法 | |
JP2007329214A (ja) | 近接場露光方法 | |
US6589717B1 (en) | Photon assisted deposition of hard mask formation for use in manufacture of both devices and masks | |
JP2005260178A (ja) | パターン形成方法、近接場光発生素子および露光装置 | |
JP5211505B2 (ja) | インプリントモールド、インプリントモールド製造方法及び光インプリント法 | |
US6428939B1 (en) | Enhanced bright peak clear phase shifting mask and method of use | |
JP4323616B2 (ja) | エバネッセント光露光マスク及びエバネッセント光露光装置 | |
JP3903032B2 (ja) | 近接場露光方法 | |
JP2008227337A (ja) | 近接場露光方法 | |
JP2007171790A (ja) | フォトマスク及びフォトマスクを備えた露光装置 | |
JP2008131024A (ja) | 近接場露光によるレジストパターンの形成方法 | |
JP2002231615A (ja) | 露光部材、露光装置及び方法、デバイス製造方法、並びに、デバイス | |
US6664030B1 (en) | System for and method of constructing an alternating phase-shifting mask | |
JP2003188092A (ja) | マスクおよびその製造方法と半導体装置の製造方法 | |
JP2005353629A (ja) | 近接場露光に用いるマスク、該マスクを用いた近接場光の強度分布制御方法、基板の製造方法および露光装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060609 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080513 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080916 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003 Year of fee payment: 5 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |