JP2005031881A - 健康管理システム及び手帳型帳票 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】健康管理システム100において、利用者は電子ペン10を使用して生活に関する情報をチェック帳票4へ記入する。端末装置25は、利用者によるチェック帳票4への記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標に基づいて生活情報を特定し、管理する。一方、病院50において、医者等は電子ペン10を使用して利用者の健康に関する情報を健康手帳3へ記入する。病院サーバ5は、医者等による健康手帳3への記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標に基づいて健康情報を特定し、管理する。そして、端末装置25と病院サーバ5は自身が管理している生活情報と健康情報をそれぞれ交換する。交換後、病院サーバ5は健康情報と生活情報を病院情報として記憶する。これによれば、生活情報及び健康情報を容易に取得して共有することができ、重要な健康を管理する情報として相互に利用することができる。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ペンを使用することにより、容易に複数の環境において情報を利用することができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自治体にて発行される母子健康手帳は、母親や出産後の子供の検診記録を紙面上で一元管理している。また、一部の病院では、母子健康手帳に記入された検診記録を電子データ化して管理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、病院が検診記録を電子データ化して管理するためには、病院のスタッフが母子健康手帳に記入された検診記録をパンチ入力する必要があった。そのため、パンチ入力における人為的ミスにより、母子健康手帳に記入された検診記録と病院が管理している電子データの検診記録が食い違うことがあった。
【0004】
また、母子健康手帳に記入された検診記録は、一部の病院を除き電子データ化されていない場合が多く、自治体において電子データによる一元管理は行っていない。そのため、自治体では「公費負担による予防接種を受けたか否か」といった母子に関する情報を調査するために多大な時間とコストを費やしていた。さらに、妊娠期間中は里帰りなどにより転院することも多いが、複数の病院間において母子に関する情報の電子データによる共有もされていないのが現状である。そのため、母子健康手帳の紛失時は、それまでの検診記録を修復することが困難であるという問題も生じていた。
【0005】
また、従来の母子健康手帳は、検診結果や予防接種の履歴といった最低限の情報しか記入することができない。しかし、実際に母子の健康を管理するためには、子供の睡眠時間やミルクの量といった幅広い生活に関する情報が必要である。母親が母子健康手帳とは別に子供の生活に関する情報を育児日記として記録することも考えられるが、育児をしながら当該情報を詳細に記録することは大きな負担であり限界があった。このようなことから、子供の健康状態に異変があったときに母子健康手帳に記入された事項だけでは情報が不足しているという問題も生じていた。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、利用者の健康情報や生活情報を容易に取得し、複数の環境において情報を共有することにより相互に利用することができる健康管理システムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読み取る読取ユニットを備える電子ペンと、利用者が使用する端末装置と、病院が使用する病院サーバとがネットワークを介して通信可能な状態で接続されており、前記電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷されている電子ペン用帳票を使用した健康管理システムにおいて、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより前記利用者の健康に関する情報が記入される手帳型帳票と、前記電子ペンにより前記利用者の生活に関する情報が記入されるチェック型帳票と、を含んでおり、前記端末装置は、前記手帳型帳票に記入された手帳データから前記病院サーバが特定した健康情報を受信する第1健康情報受信手段と、受信した前記健康情報を記憶する健康情報記憶手段と、前記電子ペンにより前記チェック型帳票に記入されたチェックデータを取得するチェックデータ取得手段と、前記チェックデータに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて前記生活に関する情報を特定する生活情報特定手段と、特定した前記生活情報を記憶する生活情報記憶手段と、前記生活情報を前記病院サーバへ送信する第1生活情報送信手段と、を備え、前記病院サーバは、前記端末装置から前記生活情報を受信する第1生活情報受信手段と、前記電子ペンにより前記手帳型帳票に記入された手帳データを取得する手帳データ取得手段と、前記手帳データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて前記健康に関する情報を特定する健康情報特定手段と、前記電子ペンの識別情報であるペン識別情報に対応付けて、前記生活情報及び前記健康情報を病院情報として記憶する病院情報記憶手段と、前記健康情報を前記端末装置へ送信する第1健康情報送信手段と、を備える。
【0008】
上記のように構成された健康管理システムにおいて、手帳型帳票は例えばドットパターンの印刷された電子ペン用帳票により構成された母子健康管理手帳などであり、利用者は健康管理手帳を使用する母子などである。健康管理システムにおいて、利用者は電子ペンを使用して生活に関する情報をチェック型帳票へ記入する。利用者の自宅環境にある端末装置は、利用者によるチェック型帳票への記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標に基づいて当該生活に関する情報を特定し、管理する。一方、病院において、医者等は電子ペンを使用して利用者の健康に関する情報を手帳型帳票へ記入する。病院サーバは、医者等による手帳型帳票への記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標に基づいて当該健康に関する情報を特定し、管理する。そして、端末装置と病院サーバは自身が管理している生活情報と健康情報をそれぞれ交換する。交換後、病院サーバは健康情報と生活情報を病院情報として記憶する。これによれば、自宅における利用者や病院における医者等は生活情報及び健康情報を共有し、重要な健康を管理する情報として相互に利用することができる。
【0009】
上記健康管理システムの一態様では、前記端末装置は、前記健康に関する情報の平常値、及び前記生活に関する情報の平常値を平常値情報として記憶する平常値情報記憶手段と、前記健康情報に含まれる値が前記健康に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する健康判定手段と、前記生活情報に含まれる値が前記生活に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する生活判定手段と、前記健康判定手段及び前記生活判定手段により、前記健康に関する情報の平常値又は前記生活に関する情報の平常値に含まれないと判定された値に基づいて注意情報を作成する注意情報作成手段と、前記注意情報を前記病院サーバへ送信する注意情報送信手段と、をさらに備える。
【0010】
上記のように構成された健康管理システムにおいて、端末装置は、予め記憶された平常値情報と自身が特定した生活情報を比較することにより、特異な生活情報に基づいて注意情報を作成する。また、端末装置は、予め記憶された平常値情報と病院サーバより取得した健康情報を比較することにより、特異な健康情報に基づいて注意情報を作成する。そして、作成した注意情報を病院サーバへ送信する。これによれば、利用者は特異な生活習慣や健康状態を端末装置により認識することができる。また、病院サーバが注意情報も取得し管理することで、医者は特異な生活習慣や健康状態を認識し、考慮した上で利用者の検診を行うことができる。よって、医者は口頭で利用者から得た情報のみで検診するときよりも情報が多い分的確な診断を行うことができる。
【0011】
上記健康管理システムの他の一態様では、前記病院サーバは、前記健康に関する情報の平常値、及び前記生活に関する情報の平常値を平常値情報として記憶する平常値情報記憶手段と、前記平常値情報を前記端末装置へ送信する平常値情報送信手段と、をさらに備え、前記端末装置は、前記病院サーバから前記平常値情報を受信する平常値情報受信手段と、前記健康情報に含まれる値が前記健康に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する健康判定手段と、前記生活情報に含まれる値が前記生活に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する生活判定手段と、前記健康判定手段及び前記生活判定手段により、前記健康に関する情報の平常値又は前記生活に関する情報の平常値に含まれないと判定された値に基づいて注意情報を作成する注意情報作成手段と、前記注意情報を前記病院サーバへ送信する注意情報送信手段と、をさらに備える。
【0012】
上記のように構成された健康管理システムにおいて、端末装置は、予め記憶された平常値情報を病院サーバから取得する。ここで、平常値情報は、健康に関する情報や生活に関する情報の全国平均の値等を平常値として含んでいる。端末装置は、病院サーバから取得した平常値情報と生活情報や健康情報を比較することにより注意情報を作成することができる。そして、作成した注意情報を病院サーバへ送信する。これによれば、利用者や医者は、当該利用者の特異な生活習慣や健康状態を容易に認識することができる。
【0013】
上記健康管理システムのさらに他の一態様では、前記健康管理システムにおいて、管理センターが使用する管理サーバが、前記電子ペン、前記端末装置及び前記病院サーバとネットワークを介して通信可能に接続されており、前記病院サーバは、前記健康情報を前記管理サーバへ送信する第2健康情報送信手段と、前記管理サーバにより作成された差分情報を受信する差分情報受信手段と、前記差分情報に基づいて前記病院情報を更新する病院情報更新手段と、をさらに備え、前記管理サーバは、複数の前記病院サーバから、複数の前記健康情報を受信する第2健康情報受信手段と、前記ペン識別情報に対応付けて、複数の前記健康情報を利用者情報として記憶する利用者情報記憶手段と、前記利用者情報に基づいて各病院サーバから取得した前記健康情報の差分情報を作成する差分情報作成手段と、前記差分情報を前記各病院サーバへ送信する差分情報送信手段と、前記利用者情報に基づいて前記利用者への告知情報を作成する告知情報作成手段と、前記告知情報を前記端末装置へ送信する告知情報送信手段と、複数の前記端末装置から複数の前記生活情報を受信する第2生活情報受信手段と、管理するための識別情報である管理識別情報を発行し、前記管理識別情報に対応付けて、前記健康情報及び前記生活情報を管理情報として記憶する管理情報記憶手段と、前記管理情報に基づいて、複数の利用者の健康及び生活に関する統計情報を作成し、前記手帳型帳票に反映する統計情報反映手段と、を備え、前記端末装置は、前記管理サーバから前記告知情報を受信する告知情報受信手段と、前記管理サーバへ前記生活情報を送信する第2生活情報送信手段と、をさらに備える。
【0014】
上記のように構成された健康管理システムにおいて、管理センターは、例えば、自治体や保険所などである。健康管理システムにおいて、病院サーバは自身が特定した健康情報を管理サーバへ送信する。また、端末装置は自身が特定した生活情報を管理サーバへ送信する。管理サーバは、複数の病院サーバから取得した健康情報を利用者情報として記憶し、ペン識別情報をキーとして利用者の健康情報を一元管理する。さらに、ペン識別情報をキーとして一元管理している健康情報と各病院サーバから取得した健康情報の差分情報を作成し、該当する病院サーバへ送信する。
【0015】
ここで、差分情報について具体的に説明する。例えば、利用者が里帰りなどで病院Aから病院Bへ転院し、転院前の病院Aで「ポリオ」の予防接種を受けたとする。この場合、病院Aは病院情報記憶手段により健康情報として「ポリオ」の予防接種を受けたことを記憶しているが、病院Bは健康情報として「ポリオ」の予防接種を受けたことを記憶していない。管理サーバは、各病院サーバから取得した健康情報を利用者情報として記憶しているため、病院Aから取得した健康情報に基づいて、利用者が「ポリオ」の予防接種を受けたことを認識している。差分情報は利用者情報と各病院サーバが記憶している健康情報との差分であるため、管理サーバは、病院Bに利用者が「ポリオ」の予防接種を受けたことを差分情報として送信する。
【0016】
これによれば、病院サーバは差分情報に基づいて病院情報を更新することができるため、利用者が複数の病院を使用した場合であっても常に健康情報の整合性を保つ事が可能となる。また、管理サーバは、ペン識別情報をキーとして一元管理している健康情報に基づいて、利用者に告知情報を容易に作成することができる。ここで、告知情報とは、例えば公費負担で受信することのできる予防接種の案内などである。よって、利用者は、管理サーバから受信する告知情報により容易に必要な検診等を認識することができる。
【0017】
また、管理サーバは、複数の病院サーバから取得した健康情報と、複数の端末装置から取得した生活情報を管理情報として記憶し、利用者の健康及び生活に関する統計情報を作成する。そして、管理サーバは作成した統計情報を手帳型帳票に記載したり、端末装置や病院サーバへ送信したりすることにより当該統計情報を反映させる。これによれば、従来は困難であった細かい生活情報に関する統計情報も容易に作成することができる。また、利用者や医者等が詳細な統計情報を自由に利用することができる。
【0018】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読み取る読取りユニットを備える電子ペンにより記入される電子ペン用帳票に含まれる手帳型帳票であって、前記手帳型帳票を利用する利用者の健康に関する情報に対応するドットパターンが印刷されており、前記電子ペンを使用して前記健康に関する情報を特定するための記入が行われる複数の項目を備える。
【0019】
上記の手帳型帳票によれば、記入者が所定の記入を行うと、電子ペンは電子ペンの移動に伴って手帳型帳票上のドットパターンを読取り、記入者が記入した事項の記入データを取得する。ここで、手帳型帳票は例えばドットパターンの印刷された電子ペン用帳票により構成された母子健康管理手帳などであり、利用者は健康管理手帳を使用する母子などである。また、記入者は、母親や医者等が挙げられる。これによれば、記入データを処理するアプリケーションは、記入データに基づいて利用者の健康に関する情報を容易に取得することができる。
【0020】
上記手帳型帳票の他の一態様では、前記電子ペン用帳票はさらにチェック型帳票を含んでおり、前記利用者の生活に関する情報に対応するドットパターンが印刷されており、前記電子ペンを使用して前記生活に関する情報を特定するための記入が行われる前記チェック型帳票と一体化されている。上記の手帳型帳票では、利用者は一体化されているチェック型帳票に記入をする。これによれば、記入データを処理するアプリケーションは、利用者が当該チェック型帳票に記入を行った際の記入データに含まれるドットパターンに基づいて利用者の生活に関する情報を容易に取得することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。まず、本発明のシステムにおいて入力デバイスとして使用される電子ペンの概要について説明する。
【0022】
[電子ペン]
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
【0023】
図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、データ通信ユニット13、バッテリー14、LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
【0024】
電子ペン10は、ペン先部17により専用ペーパー20上に描かれたインクの軌跡をデータ化するのではなく、専用ペーパー20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。LED15が専用ペーパー20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が専用ペーパー20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は専用ペーパー20上で利用者が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして取得することができる。
【0025】
圧力センサ18は、利用者が電子ペン10により専用ペーパー上に文字などを書く際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、利用者が電子ペン10で専用ペーパー20上に文字などを書くと、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、利用者が記述を開始したと判定して、LED15及びカメラ16を作動する。
【0026】
カメラ16は専用ペーパー20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、専用ペーパー20上でのX/Y座標を算出する。
【0027】
プロセッサ11は、利用者の記述が行われる間に、筆圧の配列データ及びX/Y座標データを取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には利用者の記述内容に対応するデータが時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
【0028】
利用者により送信指示がなされるまでは、取得された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、利用者が送信指示を行うと、データ通信ユニット13により、電子ペン10と所定距離内にある端末装置25へメモリ12内のデータが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを端末装置25へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を端末装置25へ送信したい場合には、利用者は専用ペーパー20上に再度記述を行う必要がある。なお、この場合、利用者は専用ペーパー20上にインクペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
【0029】
電子ペン10自体は、送信ボタンなどの機能ボタンを備えておらず、送信指示その他の指示は、利用者が専用ペーパー20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、データ通信ユニット13にメモリ12内のデータを供給し、端末装置25への送信を行わせる。なお、電子ペン10は、データの送信完了を電子ペンの振動により示すことができる。
【0030】
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
【0031】
このように、電子ペン10は利用者が専用ペーパー20上に記述した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインクペンとなっているため、専用ペーパー20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
【0032】
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、専用ペーパー20上に設けられた専用エリアに記述することにより、英数字に限りテキスト化する機能は備えている。
【0033】
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、emailアドレス、空きメモリ容量、名称、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
【0034】
なお、上記の例におけるデータ通信ユニット13では、Bluetoothの無線伝送、USBケーブルを使用した有線伝送、端子などの接触によるデータ伝送など、各種の方法によって電子ペン10から端末装置25へのデータ送信を行うことが考えられる。
【0035】
次に、電子ペンにより利用者が記述した内容のX/Y座標データを取得する方法について説明する。前述のように専用ペーパー20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、利用者が専用ペーパー20上に記述したインクの軌跡を読み取るのではなく、専用ペーパー20上のドットパターンを読み取る。実際、図1に示すように、LED15による照明エリア及びカメラ16の撮影エリア(照明エリア内に位置する)は、ペン先部17が専用ペーパー20に接触する位置とはずれている。
【0036】
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、専用ペーパー上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、専用ペーパーを利用して各種申込書などの帳票を作成する際は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどを印刷する。
【0037】
ドットパターンは、図3に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図3の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組合せにより、専用ペーパー上の位置座標が決定される。図4(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図4(b))が、その専用ペーパー上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図4(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図4(b)に示すデータ配列を取得し、それに対応する専用ペーパー上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその専用ペーパー上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
【0038】
次に、専用ペーパーについて説明する。専用ペーパーの構造の一例を図5に示す。図示のように、専用ペーパー20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
【0039】
図案34の例を図6に示す。図6は、ある申込書36の例であり、複数の記入欄38や送信ボックス39が印刷されている。図6には明確に図示されておらず、詳細は後述するが、実際にはドットパターンが申込書36の全面に印刷されており、その上に記入欄38や送信ボックス39が通常のインキにより印刷されている。利用者は、ドットパターンを意識することなく、従来からある申込書と同様に、電子ペン10を使用して必要事項を申込書36の各記入欄38に記入すればよい。
【0040】
専用ペーパー20上のエリアは大きく2種類のエリアに分けることができる。1つは記入エリアであり、電子ペン10による記述内容をそのまま情報として取り扱うエリアである。図6の例では複数の記入欄38がこれに該当する。もう1つは機能エレメントであり、対応するエリア内を電子ペン10でチェックした際に、予めそのエリアに対して定義されているアクション、指示などを実行するようになっている。図6の例における送信ボックス39がこれに該当する。
【0041】
送信ボックス39は前述したように電子ペン10内に記憶されているデータを近傍の端末装置25へ送信するための指示を行う際に使用される。利用者が送信ボックス39内に電子ペン10でチェックを入れると、電子ペン10が送信ボックス内のドットパターンを読み取る。当該パターンは送信指示に対応付けられており、電子ペン10内のプロセッサ11はデータ通信ユニット13にメモリ12内の記憶データの送信命令を発する。
【0042】
ドットパターンの割り当ては、通常、アプリケーション(用紙の種類)毎に行われる。即ち、ある申込書内のドットパターンは1枚の用紙の中で重複することはないが、同一の申込書には全て同じドットパターンが印刷されている。よって、利用者が電子ペン10で必要事項を入力すると、その入力事項がその申込書のどの項目に対するものであるかを、申込書上の座標データから特定することができる。
【0043】
このように、ドットパターンを印刷した専用ペーパー上に所定の図案を印刷することにより、専用ペーパーを利用した各種申込書が作成できる。利用者は電子ペン10を使用して通常の要領で必要事項を記入すれば、その電子データが自動的に取得される。
【0044】
上記の例では、ドットパターンは専用ペーパー上にカーボンを含むインキにより印刷されているが、プリンタ及びカーボンを含むインクを使用してドットパターンを通常の紙上にプリントすることも可能である。さらに、専用ペーパー上の図案も印刷ではなく、プリンタにより形成することも可能である。ドットパターンをプリンタにより紙上に形成する場合には、1枚1枚に異なるドットパターンを形成することが可能である。よって、形成されたドットパターンの違いにより、それらの用紙1枚1枚を識別し、区別することが可能となる。
【0045】
なお、本明細書においては、「印刷」の語は、通常の印刷のみならず、プリンタによるプリントも含む概念とする。
【0046】
次に、電子ペンにより取得したデータの送信処理について図2を参照して説明する。電子ペン10が取得したデータは、主として利用者が入力した事項のデータであるが、通常はそのデータの送信先であるサービスサーバがどこであるかの情報は含まれていない。その代わりに、その専用ペーパーに関するアプリケーションやサービスを特定する情報が専用ペーパー上のドットパターンに含まれており、利用者の入力作業中に専用ペーパーからその情報が取得されている。よって、電子ペン10から記入データを受け取った端末装置25は、まず、問い合わせサーバ26に対して、その専用ペーパーに対して入力されたデータをどのサービスサーバ27へ送信すべきかの問い合わせを行う。問い合わせサーバ26は、専用ペーパー毎に、対応するサービスサーバの情報を有しており、端末装置25からの問い合わせに応じて、当該専用ペーパーに関するサービスなどを行うサービスサーバ27の情報(URLなど)を端末装置25へ回答する。それから、端末装置25は、電子ペンから取得した記入データをそのサービスサーバ27へ送信することになる。
【0047】
なお、上記の例では端末装置25、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27が別個に構成されているが、これらの幾つか又は全てを1つの装置として構成することも可能である。本実施形態において、後述する病院サーバと管理サーバは、それぞれ問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27を兼ねているものとする。
【0048】
[健康管理システム]
次に、本発明に係る健康管理システムについて説明する。図7に健康管理システム100の概略構成を示す。図7に示す健康管理システム100は、自宅においてチェック帳票4に電子ペン10を使用して生活に関する情報を記入することにより、時間と対応付けた当該生活に関する情報を電子データ化して自宅、病院50及び情報管理センター60で共有することができるシステムである。また、健康管理システム100は、病院50において健康手帳3に電子ペン10を使用して健康に関する情報を記入することにより、時間と対応付けた当該健康に関する情報を電子データ化して病院50、自宅及び情報管理センター60で簡便に共有することができるシステムである。
【0049】
図7に示すように、健康管理システム100は、利用者の自宅にある端末装置25、病院50にある病院サーバ5及び情報管理センター60にある管理サーバ6がネットワーク2を通じて接続されることにより構成される。ここで、情報管理センター60は、例えば自治体や保険所などである。また、ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。なお、病院サーバ5は病院データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)51と、管理サーバ6は管理DB61及び利用者DB62とそれぞれ接続されている。なお、便宜上図7では病院サーバ5と端末装置25が1つずつネットワーク2に接続されているが、本来は複数の病院サーバ5と端末装置25が接続されているものとする。
【0050】
まず、本システムによる情報共有方法の概要を述べておく。利用者は、専用ペーパーによる複数のページで構成された健康を管理するための健康手帳3を保持している。ここで、健康手帳3とは、例えば自治体により発行され、母子の健康に関する情報が記入される母子健康手帳などである。また、健康手帳3には、専用ペーパーで構成された育児記録を総合的に管理するためのチェック帳票4が一体化されている。一体化されているとは、具体的に、健康手帳3にチェック帳票4がシールとして添付されている等である。なお、本実施形態において、利用者とは、健康手帳3及びチェック帳票4によって健康が管理される母及び子供の少なくとも一方を想定している。
【0051】
自宅において利用者は、電子ペン10を使用して、出産した子供の睡眠時間や食事といった生活に関する情報を記入することにより、時間と対応付けた生活情報を容易に取得し、端末装置25で管理することができる。つまり、利用者は、電子ペン10を使用してチェック帳票4へ記入するだけで、育児記録を電子データとして端末装置25で管理することができる。さらに、端末装置25が取得した生活情報を管理サーバ6へ送信することにより、情報管理センター60は、複数の利用者の生活情報を容易に取得することができる。これによれば、情報管理センター60は、子供の睡眠時間や食事といった従来は取得が困難であった育児に関する詳細な情報の統計をとることができる。また、詳細は後述するが、端末装置25が平常値と大幅に異なる生活情報に基づいて注意情報を作成し、病院サーバ5へ送信することにより、病院50は、平常値と異なる睡眠時間といった注意情報を考慮して検診や育児指導を行うことができる。
【0052】
また、病院50において医者や看護士は、電子ペン10を使用して、母子に対する検診結果や予防接種履歴といった健康に関する情報を記入することにより、時間と対応づけた健康情報を容易に取得し、病院サーバ5で管理することができる。つまり、医者や看護士は、電子ペン10を使用して健康手帳3へ記入するだけで、検診結果や予防接種履歴を電子データとして病院サーバ5で管理することができる。さらに、病院サーバ5が取得した健康情報を端末装置25へ送信することにより、利用者は、当該健康情報を電子データとして端末装置25に保存することができる。よって、健康手帳3を紛失したり、転院したりした場合でも健康情報が消滅することはなく、利用者は蓄積された健康情報を継続して利用することができる。
【0053】
また、病院サーバ5が取得した健康情報を管理サーバ6へ送信することにより、管理サーバ6は、複数の病院50から複数の利用者の健康情報を容易に取得し、一元管理することができる。これによれば、管理サーバ6は、利用者が里帰りなどで複数の病院50において検診や予防接種を行った場合でも、利用者毎に健康情報を漏れなく管理することができる。そのため、管理サーバ6は、公費負担の検診や予防接種を受けていない利用者のリストを作成し、当該利用者に告知するといった作業を簡便に行うことができる。また、管理サーバ6が一元管理している健康情報と各病院から取得した健康情報との差分情報を病院50へ送信することにより、病院サーバ5は、利用者が他の病院で行った検診結果や予防接種履歴を考慮して検診や育児指導を行うことができる。
【0054】
こうして、健康管理システム100は、利用者端末25、病院サーバ5及び管理サーバ6において利用者の生活情報や健康情報を容易に取得し、当該情報共有することで重要な健康管理情報として相互に利用することができる。
【0055】
[健康手帳・チェック帳票]
次に、各構成要素について個別に説明する。まず、健康手帳3及びチェック帳票4について説明する。健康手帳3は、例えば、母子健康手帳といった利用者の健康に関する情報が記入される紙媒体である。また、チェック帳票4は、例えば、育児記録のような利用者の生活に関する情報が記入される紙媒体である。
【0056】
ここで、本発明のシステム100では、健康手帳3及びチェック帳票4は上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図5に例示するように、台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に所定の項目や図柄が印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、項目や図柄などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
【0057】
健康手帳3の例を図8(a)に示す。図示のように、健康手帳3の1ページには、身長や体重、予防接種履歴などを記入する項目41乃至45が印刷されている。また、健康手帳3の各ページには、前述の送信コマンドを送信するための送信ボックス48が印刷されている。
【0058】
図8(a)に示す項目41乃至45に対応する印刷エリアの配置を図8(b)に示す。図8(a)及び(b)から理解されるように、各項目41乃至45は、項目の印刷後のサイズなどに応じて予め設定された個々のエリア1−1乃至1−5に対して印刷される。各エリア1−1乃至1−5は、健康手帳3の当該ページ上における位置座標(XY座標)により規定されている。例えば、エリア1−1は、座標(0,0)〜座標(x1,y1)で規定される範囲とされる。なお、本例では、第1ページ上に規定されるエリアを1−1、1−2、..と示し、第2ページ上に規定されるエリアを2−1、2−2、..と示すこととしている。
【0059】
健康手帳3は、ページ毎に異なるドットパターンが印刷されている。よって、医者や看護士が電子ペン10を使用して健康手帳3の特定のページ上の特定の位置に記入を行うと、電子ペン10はドットパターンに基づいて、健康手帳3のどのページ上のどの座標に記入が行われたかを示すデータを生成する。つまり、電子ペン10は、記入が行われたページを示すデータ及び位置座標を示すデータを生成し、内部のメモリ12に記憶する。
【0060】
従って、利用者が図8(a)に例示するページを開き、例えば「ポリオ」の予防接種を受けたという履歴を残すために項目43の上に電子ペン10でチェックマークを記入すると、電子ペン10はそのページ情報及び記入位置座標(以下、両者を含めて「記入データ」と呼ぶ。)を取得し、メモリ12に記憶する。そして、利用者が健康手帳3上に設けられている送信ボックス48をチェックすると、メモリ12内に記憶されていた記入データが電子ペン10から所定の端末装置25へ送信される。
【0061】
なお、電子ペン10内のプロセッサ11は、上述のように利用者の記入をタイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶している。よって、電子ペン10が所定の端末装置25へ送信するデータは、記入データのみならず、記入データが記入されたタイムスタンプに基づく時間データも含むものとする。そのため、図8(a)の例示では、項目43へのチェックの横に「2001/5/12」と記入されているが、これは健康手帳3をみることにより利用者が目視で予防接種履歴を確認できるようにするためである。電子データとしては、文字として日付が記入されていなくても、上述のように時間データに含まれる記入時刻により把握することができる。
【0062】
次に、チェック帳票4の例を図9に示す。チェック帳票4は、図9(a)乃至(e)がそれぞれ示す複数のチェック帳票4a乃至4eを含んでいる。ここで、チェック帳票4a乃至4eはそれぞれ異なるドットパターンが印刷されており、チェック帳票4a乃至4eを構成する項目やチェックボックスは予め設定されたドットパターン上の位置座標に対して印刷されているものとする。このため、上述した健康手帳3と同様に、利用者が電子ペン10を使用してチェック帳票4a乃至4eに記入を行うと、電子ペン10はドットパターンに基づいて、チェック帳票4a乃至4eのうちいずれの帳票のどの座標に記入が行われたかを示す記入データを生成する。よって、端末装置25は、電子ペン10から受信する当該記入データに基づいて、利用者がチェック帳票4a乃至4eに記入した様々な生活情報を取得することができる。なお、チェック帳票4a乃至4eは、前述の送信コマンドを送信するための送信ボックスが印刷されているが、便宜上図9において送信ボックスは省略する。
【0063】
まず、チェック帳票4aについて説明する。チェック帳票4aは、利用者が睡眠時間に関する情報を記入する紙媒体であり、チェックを行うと考えられる場所(例えば寝室など)に用意しておくものである。チェック帳票4aは、図9(a)に示すように、時計の図柄に対応付けて、就寝時刻を記入する数字の外側のチェックボックス及び起床時刻を記入する数字の内側のチェックボックスが印刷されている。具体的に、就寝時刻が午後8時の場合、利用者は電子ペン10を使用してまず数字「8」の外側のチェックボックス71にチェックマークを記入し、次に数字「12」の外側のチェックボックス72にチェックマークを記入する。また、起床時刻が午前7時の場合、利用者は電子ペン10を使用してまず数字「7」の内側のチェックボックス73にチェックマークを記入し、次に数字「12」の内側のチェックボックス74にチェックマークを記入する。
【0064】
このように、利用者が所定の時刻における短針の位置をチェックした後、長針の位置をチェックすると、電子ペン10は、チェック帳票4aに印刷されたドットパターン上の記入位置座標を示すデータを取得し、メモリ12に記憶する。そして、利用者がチェック帳票4a上に設けられている送信ボックスにチェックマークを記入すると、メモリ12内に記憶されていた記入位置座標が記入データとして電子ペン10から端末装置25へ送信される。これによれば、端末装置25は、利用者の記入に基づいて就寝時刻と起床時刻の情報を取得することができ、2つの時刻の差分により睡眠時間を容易に算出することができる。
【0065】
なお、電子ペン10は記入データが記入されたタイムスタンプに基づく時間データを記憶しているため、チェック帳票4a上の任意の位置に1回チェックマークを記入するだけで、当該記入を行った時刻を取得することができる。即ち、1回の記入で就寝時刻又は起床時刻のいずれか一方を把握することができる。しかし、本発明では、就寝時刻と起床時刻に関する電子データを端末装置25が取得するとともに、利用者の手元に残るチェック帳票4aにより利用者が目視で就寝時刻と起床時刻を確認することができるようにするため、上述のように、長針及び短針の位置に対応するチェックボックスに記入を行うこととしている。
【0066】
また、チェック帳票4aは、睡眠に関する情報に限らず、お風呂場において入浴前と入浴後にチェックマークを記入することにより入浴時間を取得するなど、生活に関する時間を取得する場合に適用することが可能である。さらに、上述の例では、時計の図柄に対応付けて数字の内側と外側にチェックボックスを設けることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、就寝時刻と起床時刻でチェックマークを異なるものとするなど、チェック帳票4aの構成は任意に設定することができる。
【0067】
次に、チェック帳票4bについて説明する。チェック帳票4bは、利用者が体温に関する情報を記入する紙媒体であり、チェックを行うと考えられる場所に用意しておく(例えば体温計のケースに貼付しておくなど)ものである。チェック帳票4bは、図9(b)に示すように、体温計の目盛りに対応付けられた数字が印刷されている。具体的に、体温が36度の場合、利用者は電子ペンを使用して数字「36」に対応する位置にチェックマーク81を記入する。このように、利用者が所定の体温に対応する位置をチェックすると、電子ペン10は、チェック帳票4bに印刷されたドットパターン上の記入位置座標を示すデータを取得し、記入データとして端末装置25へ送信する。これによれば、端末装置25は、利用者の記入に基づき、時間情報と対応付けて体温の情報を取得することができる。
【0068】
次に、チェック帳票4cについて説明する。チェック帳票4cは、利用者が食事に関する情報を記入する紙媒体であり、チェックを行うと考えられる場所(例えばダイニングなど)に用意しておくものである。チェック帳票4cは、図9(c)に示すように、食事の種類と食材リストに対応付けられたチェックボックスが印刷されている。具体的に、昼食が蕎麦であった場合、利用者は電子ペン10を使用して食事の種類「昼食」に対応するチェックボックス83と、食材リスト「麺類」に対応するチェックボックス85にそれぞれチェックマークを記入する。このように、利用者が所定の食事の種類と食材リストに対応するチェックボックスをチェックすると、電子ペン10は、チェック帳票4cに印刷されたドットパターン上の記入位置座標を示すデータを取得し、記入データとして端末装置25へ送信する。これによれば、端末装置25は、利用者の記入に基づき、時間情報と対応付けて食事の種類と当該食事の食材の情報を取得することができる。また、食事開始時に食事の種類をチェックし、食事開始後に食事の食材をチェックすることで食事に要した時間も容易に算出し、取得することができる。
【0069】
次に、チェック帳票4dについて説明する。チェック帳票4dは、利用者がミルクに関する情報を記入する紙媒体であり、チェックを行うと考えられる場所に用意しておく(例えば哺乳瓶に貼付しておくなど)ものである。チェック帳票4dは、図9(d)に示すように、哺乳瓶の目盛りに対応付けられた数字が印刷されている。具体的に、ミルクを哺乳瓶に200ml用意し乳児が50ml飲み残した場合、利用者は電子ペン10を使用してまず数字「200」に対応する位置にチェックマーク87を記入し、次に数字「50」に対応する位置にチェックマーク89を記入する。このように、利用者が所定のミルクの量に対応する位置をチェックすると、電子ペン10は、チェック帳票4dに印刷されたドットパターン上の記入位置座標を示すデータを取得し、記入データとして端末装置25へ送信する。これによれば、端末装置25は、利用者の記入に基づき、時間情報と対応付けてミルクを用意した量と乳児が飲み残した量の情報を取得することができ、2つの量の差分により乳児がミルクを飲んだ量を容易に算出することができる。
【0070】
次に、チェック帳票4eについて説明する。チェック帳票4eは、利用者が子供の排便に関する情報を記入する紙媒体であり、チェックを行うと考えられる場所に用意しておく(例えばオムツに貼付しておくなど)ものである。チェック帳票4eは、図9(e)に示すように、便の色と量に対応付けられたチェックボックスが印刷されている。具体的に、子供の便の色が白っぽく普通の量であった場合、利用者は電子ペンを使用して排便の色「白」に対応するチェックボックス91と、便の量「普通」に対応するチェックボックス93にそれぞれチェックマークを記入する。このように、利用者が所定の便の色と量に対応するチェックボックスをチェックすると、電子ペン10は、チェック帳票4eに印刷されたドットパターン上の記入位置座標を示すデータを取得し、記入データとして端末装置25へ送信する。これによれば、端末装置25は、利用者の記入に基づき、時間情報と対応付けて排便の色と量の情報を取得することができる。また、1日の排便の回数も容易に取得することができる。
【0071】
[端末装置]
次に、端末装置25について詳しく説明する。図10は、本発明の健康管理システム100における端末装置25、病院サーバ5及び管理サーバ6の内部構成を示す。図示のように端末装置25は、健康情報取得機能251、生活情報特定機能252、生活テーブル更新機能253、睡眠テーブル254、体温テーブル255、ミルクテーブル256、食事テーブル257、排便テーブル258、健康テーブル259、平常値テーブル260及び注意情報作成機能261、告知情報取得機能262を有する。なお、各機能は、端末装置25が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0072】
健康情報取得機能251は、医者や看護士が健康手帳3に記入した利用者の健康に関する情報を病院サーバ5から取得する機能である。また、健康情報取得機能251は、取得した健康情報に基づいて健康テーブル259を更新する。
【0073】
生活情報特定機能252は、利用者がチェック帳票4に記入した生活に関する情報を、記入データに含まれる位置座標に基づいて特定する機能である。このとき、時間データに含まれる時間情報に基づく記入時刻も特定される。なお、生活情報特定機能252は、特定した生活情報を管理サーバ6へ送信する。
【0074】
生活テーブル更新機能253は、生活情報特定機能252が特定した生活情報に基づいて、睡眠テーブル254、体温テーブル255、ミルクテーブル256、食事テーブル257及び排便テーブル258のうちの該当するテーブルを更新する機能である。具体的に、睡眠テーブル254は、図11に示すように、テーブル管理上発行された識別情報である睡眠IDをキーとして、日付、就寝時刻、起床時刻及び睡眠時間が記憶されている。なお、テーブル255乃至258も、睡眠テーブル254と同様に、テーブル管理上発行された識別情報をキーとして記入時刻及び各生活情報が記憶されているが、便宜上説明は省略する。
【0075】
注意情報作成機能261は、健康情報取得機能251が更新した健康テーブル259と平常値テーブル260に基づいて健康注意情報を作成する機能である。また、注意情報作成機能261は、生活テーブル更新機能253が更新したテーブル254乃至258と平常値テーブル260に基づいて生活注意情報を作成する機能である。ここで、平常値テーブルとは、健康情報や生活情報に含まれる様々な値の平常値が予め記憶されたテーブルである。なお、注意情報作成機能261は、作成した健康注意情報及び生活注意情報を病院サーバ5へ送信する。
【0076】
具体的に、平常値テーブル260に5歳男児の体重として「14〜22kg」と記憶されていた場合、健康テーブル259の最新データとして5歳男児の体重が「10kg」と記憶されていれば、注意情報作成機能261は体重に関する健康注意情報を作成する。一方、最新データとして5歳男児の体重が「20kg」と記憶されていれば、注意情報作成機能261は健康注意情報を作成しない。また、平常値テーブルに睡眠時間が「5〜14時間」と記憶されていた場合、睡眠テーブル254の最新データとして睡眠時間が「3時間」と記憶されていた場合、注意情報作成機能261は睡眠時間に関する生活注意情報を作成する。一方、最新データとして睡眠時間が「10時間」と記憶されていた場合、注意情報作成機能261は生活注意情報を作成しない。
【0077】
告知情報取得機能262は、管理サーバ6が作成した告知情報を取得する機能である。ここで、告知情報とは、利用者が未だ受けていない公費負担の検診や予防接種の情報などである。利用者は、情報管理センター60からの告知情報に基づいて必要な検診や予防接種といった健康に関する情報を容易に認識することができる。
【0078】
[病院サーバ]
次に、図10を参照し、病院サーバ5について詳しく説明する。図示のように病院サーバ5は、健康情報特定機能501、注意情報取得機能502、差分情報取得機能503及び病院DB更新機能504を有する。なお、各機能は、病院サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0079】
健康情報特定機能501は、医者や看護士が健康手帳3に記入した利用者の健康に関する情報を、記入データに含まれる位置座標に基づいて特定する機能である。このとき、時間データに含まれる時間情報に基づく記入時刻も特定される。また、健康情報特定機能503は、特定した健康情報を端末装置25及び管理サーバ6へ送信する。
【0080】
注意情報取得機能502は、端末装置25から健康注意情報及び生活注意情報を取得する機能である。
【0081】
差分情報取得機能503は、管理サーバ6から差分情報を取得する機能である。
【0082】
病院DB更新機能504は、健康情報特定機能501が特定した健康情報と、注意情報取得機能502が取得した健康注意情報及び生活注意情報と、差分情報取得機能503が取得した差分情報と、に基づいて病院DB51を更新する機能である。
【0083】
具体的に、病院DB51は、図12に示すように、ペンIDをキーとして、利用者名、更新日付、健康情報及び生活情報が記憶されている。ここで、ペンIDは、上述のように記入データに含まれる電子ペン10の識別情報であり、本実施形態では利用者を特定する識別情報であるとする。つまり、複数の利用者が1つの電子ペン10を使用するのではなく、1人の利用者が必ず1つの電子ペン10を使用することとする。また、利用者名は、ペンIDにより特定される利用者の名前である。更新日付は病院DB51を更新した最新の日付である。健康情報は、さらに複数の項目から構成されており、例えば、予防接種履歴などが、健康情報を取得する都度更新される。また、生活情報も、さらに複数の項目から構成されており、例えば平均睡眠時間などが生活情報を取得する都度算出し更新される。
【0084】
[管理サーバ]
次に、図10を参照し、管理サーバ6について詳しく説明する。図示のように管理サーバ6は、健康情報取得機能601、生活情報取得機能602、管理DB更新機能603、利用者DB更新機能604、差分情報作成機能605、告知情報作成機能606及び統計情報反映機能607を有する。なお、各機能は、管理サーバ6が有するCPUが予め容易されたプログラムを実行することにより実現される。
【0085】
健康情報取得機能601は、複数の病院サーバ5から医者や看護士が健康手帳3に記入した利用者の健康に関する情報を取得する機能である。
【0086】
生活情報取得機能602は、複数の端末装置25から利用者がチェック帳票4に記入した生活に関する情報を取得する機能である。
【0087】
管理DB更新機能603は、健康情報取得機能601が取得した健康情報と、生活情報取得機能602が取得した生活情報に基づいて管理DB61を更新する機能である。具体的に管理DB61は、図13に示すように、DB管理上発行された識別情報である管理IDをキーとして、ペンID、健康情報及び生活情報が記憶されている。ここで、ペンIDは、上述のように記入データに含まれる電子ペン10の識別情報であり、本実施形態では利用者を特定する識別情報であるとする。健康情報は、さらに複数の項目から構成されており、取得した健康情報に基づいて、例えば子供の年齢、身長、体重、予防接種履歴などが更新される。生活情報も、さらに複数の項目から構成されており、例えば睡眠時間、体温、ミルク量などが取得した生活情報に基づいて更新される。
【0088】
利用者DB更新機能604は、健康情報取得機能601が取得した健康情報に基づいて利用者DB62を更新する機能である。具体的に利用者DB62は、利用者を特定するペンIDをキーとし、利用者名に対応付けて、ワクチンの種類毎の予防接種履歴が更新されている。利用者DB更新機能604は、健康情報に基づいて公費負担の予防接種履歴を確認し、その都度利用者DB61を更新する。
【0089】
差分情報作成機能605は、ペンIDに基づいて、病院サーバ5から取得する健康情報と利用者DB62に含まれる健康情報の差分情報を作成する機能である。具体的には、利用者が里帰りなどで病院を転院し、転院前の病院Aで「ポリオ」の予防接種を受け、転院後の病院Bで「はしか」の予防接種を受けたとする。この場合、病院Aの病院DB51では利用者の健康情報として「ポリオ」の予防接種を受けたことは記憶されているが、「はしか」の予防接種を受けたことは記憶されていない。一方、病院Bの病院DB51では利用者の情報として「ポリオ」の予防接種を受けたことは記憶されていないが、「はしか」の予防接種を受けたことは記憶されている。つまり、利用者が複数の病院で検診を受けた場合、健康情報の整合性が取れていないという問題がある。しかし、利用者が検診を受けた全ての病院50から健康情報を取得することで、管理サーバ6が健康情報を一括管理し、当該一括管理している健康情報と各病院から取得した健康情報の差分情報を該当する病院へ送信することとすれば、容易に利用者毎の健康情報について整合性をとることが可能となる。即ち、病院Aの病院DB51において、他の病院Bで受けた「はしか」の予防接種に関する情報を利用者の健康情報として記憶することができる。
【0090】
告知情報作成機能606は、利用者DB62に基づいて公費負担の予防接種や検診を未だ受けていない利用者をリスト化し、当該リストに基づいて告知情報を作成する機能である。告知情報は、具体的に、予防接種や検診の案内などである。
【0091】
統計情報反映機能607は、管理DB61に基づいて利用者の健康情報及び生活情報における統計情報を作成する機能である。また、統計情報反映機能607は、当該統計情報を健康手帳3に掲載したり、病院サーバ5及び端末装置25へ送信したりすることで反映させる機能である。
【0092】
[データ交換処理]
次に、上記の健康管理システム100により実行されるデータ交換処理について説明する。図15は第1データ交換処理のフローチャートであり、図16は第2データ交換処理のフローチャートである。なお、データ交換処理は第1データ交換処理と第2データ交換処理の双方を行うものである。
【0093】
図15を参照して、第1データ交換処理について説明する。第1データ交換処理では、まず、病院50において医者や看護士が電子ペン10を使用して健康手帳3に利用者の健康に関する情報を記入する。具体的に、医者や看護士は、図8(a)に示すような健康手帳3における項目43にチェックマークを記入することにより、利用者が「ポリオ」の予防接種を受けたことを記入する。そして、健康手帳3上の送信ボックス48にチェックマークを記入することにより、電子ペン10は、利用者が「ポリオ」の予防接種を受けたという情報を含む記入データ及び時間データを手帳データとして病院サーバ5へ送信する。
【0094】
病院サーバ5は、手帳データとして記入データ及び時間データを取得する(ステップS1)。そして、病院サーバ5は、記入データに含まれるドットパターン上の位置座標に基づいて医者や看護士が記入した健康情報を特定する(ステップS2)。例えば、利用者が「ポリオ」の予防接種を受けたという情報を特定する。なお、病院サーバ5は時間データに含まれる記入時刻も特定し、当該健康情報には特定した記入時刻も含まれているものとする。つまり、健康情報は、具体的に、利用者が「ポリオの予防接種を2001年5月12日13時5分に受けた」という情報を含んでいる。さらに、病院サーバ5は、健康情報を端末装置25へ送信する。端末装置25は、病院サーバ5から取得した健康情報に基づいて健康テーブル259を更新する(ステップS3)。そして、端末装置25は、更新した健康テーブル259と平常値テーブル260に基づいて健康注意情報を作成する(ステップS4)。
【0095】
一方、自宅において利用者は電子ペン10を使用してチェック帳票4に生活に関する情報を記入する。具体的に、利用者は、図9(a)に示すような睡眠時間を記入するためのチェック帳票4aの項目にチェックマークを記入することにより、就寝時刻と起床時刻を記入する。そして、チェック帳票4a上の送信ボックスにチェックマークを記入することにより、電子ペン10は、利用者の就寝時刻と起床時刻の情報を含む記入データ及び時間データをチェックデータとして端末装置25へ送信する。
【0096】
端末装置25は、チェックデータとして記入データ及び時間データを取得する(ステップS5)。そして、端末装置25は、記入データに含まれるドットパターン上の位置座標に基づいて利用者が記入した生活情報を特定する(ステップS6)。なお、端末装置25は時間データに含まれる記入時刻も特定し、当該生活情報には特定した記入時刻も含まれているものとする。さらに、端末装置25は、特定した生活情報に基づいて該当するテーブル254乃至258を更新する(ステップS7)。具体的に、生活情報として利用者の就寝時刻と起床時刻の情報を特定した場合、端末装置25は、当該生活情報に基づいて睡眠テーブル254を更新する。
【0097】
そして、端末装置25は、更新したテーブル254乃至258と平常値テーブル260に基づいて生活注意情報を作成する(ステップS8)。そして、端末装置25は、ステップS4で作成した健康注意情報と、ステップS8で作成した生活注意情報を注意情報として病院サーバ5へ送信する(ステップS9)。病院サーバ5は、端末装置25から取得した注意情報とステップS2で特定した健康情報に基づいて病院DB51を更新する。こうして、第1データ交換処理は終了する。
【0098】
次に、図16を参照して、第2データ交換処理について説明する。第2データ交換処理では、まず、病院サーバ5がステップS2において取得した健康情報を管理サーバ6へ送信する(ステップS21)。管理サーバ6は、取得した健康情報に基づいて利用者DB62を更新する(ステップS22)。そして、管理サーバ6は、ペンIDをキーとして更新した利用者DB62に含まれる健康情報と各病院サーバ5から受信する健康情報の差分情報を作成し、当該差分情報を該当する病院サーバ5へ送信する(ステップS23)。病院サーバ5は、管理サーバ6から取得した差分情報に基づいて病院DB51を更新する(ステップS24)。
【0099】
また、管理サーバ6は、ステップS22において更新した利用者DBに基づいて告知情報を作成し、当該告知情報を端末装置25へ送信する(ステップS25)。端末装置25は、告知情報を取得する(ステップS26)。そして、端末装置25は、ステップS6において特定した生活情報を管理サーバ6へ送信する(ステップS27)。管理サーバ6は、ステップS21において取得した健康情報と、ステップS27において取得した生活情報に基づいて管理DB61を更新する(ステップS28)。そして、管理サーバ6は、管理DB61に基づいて統計情報を作成し(ステップS29)、当該統計情報を健康手帳3に記載したり、病院サーバ5及び利用者端末25へ送信したりすることにより反映させる。こうして、第2データ交換処理は終了する。
【0100】
このように本発明の健康管理システム100では、利用者がその行為を行う場所に用意されたチェック帳票4へ電子ペン10を使用して記入を行うだけで、容易に生活に関する情報を電子データとして端末装置25で管理することができる。即ち、母親が育児をしながら意識せずに育児記録を行うことができ、その育児記録を生活情報として容易に電子データ化することができる。よって、電子データ化した生活情報を利用者端末25、病院サーバ5及び管理サーバ6において共有し、相互に利用することが可能となる。さらに、端末装置25は、自身が取得した生活情報、病院サーバ5から取得した健康情報に基づいて平常値と比較することにより、自動で注意情報を作成することができる。これにより、利用者は、通常と異なる生活習慣や健康状態を自己の端末装置25により認識することができる。また、注意情報を病院サーバ5へ送信することにより、医者は通常と異なる生活習慣や健康状態を認識し、考慮した上で利用者の検診を行うことができる。よって、医者は口頭で利用者から得た情報のみで検診するときよりも注意情報を考慮して的確な診断を行うことができる。
【0101】
また、本発明の健康管理システム100では、医者や看護士が健康手帳3へ電子ペンを使用して記入を行うだけで、容易に健康に関する情報を電子データとして病院サーバ5で管理することができる。よって、健康情報を利用者端末25、病院サーバ5及び管理サーバ6において容易に共有し、相互に利用することができる。さらに、管理サーバ6は、複数の病院サーバ5から健康情報を取得し、複数の端末装置から生活情報を取得することで、全ての健康情報及び生活情報を一元管理することができる。そのため、差分情報を病院サーバ5へ提供したり、告知情報を端末装置25へ提供したりする作業を自動で容易に行うことができる。これによれば、病院50は、利用者が他の病院から転院してきた場合であっても漏れなく健康情報を取得することができるため、的確な診断を行うことができる。また、利用者は、告知情報により公費負担の予防接種や検診などで受け忘れがないか確認することができる。
【0102】
また、本発明の健康管理システム100では、利用者が健康手帳3を紛失した場合であっても健康情報が消滅するわけではないため、容易にそれまでの健康情報を修復することができる。また、利用者が遠隔地におり医者と電話相談している場合においても健康情報や生活情報に基づいて当該医者は的確にアドバイスをすることができる。よって、遠隔地の育児支援を行うことができる。さらに、管理サーバ6は利用者から生活情報を取得することで、従来と異なり把握することが困難であった細かな育児状況に関する統計情報を作成することができる。この統計情報を健康手帳3へ記載したり、利用者端末25及び病院サーバ5へ送信したりすることにより、利用者や医者が詳細な統計情報を自由に利用することができる。
【0103】
なお、上記の実施形態では、健康手帳3及びチェック帳票4を図8及び図9に示すような構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の構成とすることができる。また、チェック帳票4への記入はインクを抜いた電子ペン10により行うこととしてもよい。これによれば、1枚のチェック帳票4を何度も使用することができるため経済的である。
【0104】
また、本実施形態では、ペンIDにより利用者を特定することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の環境において利用者を識別するための共通の識別情報である利用者IDを発行することとしてもよい。
【0105】
また、生活情報や健康情報などを他のサーバや端末へ送信するデータ交換のタイミングは本実施形態に限定されるものではなく任意に設定することが可能である。さらに、上記の実施形態では、健康手帳3への記入を病院50において医者や看護士が行うこととしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、健康手帳3への記入を自宅において利用者が行う場合は端末装置25が管理することとしてもよい。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者の健康情報や生活情報を容易に取得し、複数の環境において情報を共有することにより相互に重要な健康管理情報として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子ペンの使用形態を模式的に示す図である。
【図2】電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。
【図3】専用ペーパーに印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明する図である。
【図4】ドットパターン及びそれに対応する情報の例を示す。
【図5】専用ペーパーにより構成される帳票の構造を示す。
【図6】電子ペン用帳票の例を示す。
【図7】本発明による健康管理システムの概略構成を示す図である。
【図8】健康手帳の例を示す。
【図9】チェック帳票の例を示す。
【図10】図7に示す健康管理システムに含まれる端末装置、病院サーバ及び管理サーバの機能ブロック図である。
【図11】本発明における睡眠テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。
【図12】本発明における病院DBのデータ構造を模式的に示す図である。
【図13】本発明における管理DBのデータ構造を模式的に示す図である。
【図14】本発明における利用者DBのデータ構造を模式的に示す図である。
【図15】本発明による第1データ交換処理のフローチャートである。
【図16】本発明による第2データ交換処理のフローチャートである。
【符号の説明】
2 ネットワーク
3 健康手帳
4 チェック帳票
5 病院サーバ
6 管理サーバ
10 電子ペン
11 プロセッサ
12 メモリ
13 データ通信ユニット
14 バッテリー
25 端末装置
26 問い合わせサーバ
27 サービスサーバ
100 健康管理システム
Claims (6)
- インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読み取る読取ユニットを備える電子ペンと、利用者が使用する端末装置と、病院が使用する病院サーバとがネットワークを介して通信可能な状態で接続されており、前記電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷されている電子ペン用帳票を使用した健康管理システムにおいて、
前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより前記利用者の健康に関する情報が記入される手帳型帳票と、前記電子ペンにより前記利用者の生活に関する情報が記入されるチェック型帳票と、を含んでおり、
前記端末装置は、
前記手帳型帳票に記入された手帳データから前記病院サーバが特定した健康情報を受信する第1健康情報受信手段と、
受信した前記健康情報を記憶する健康情報記憶手段と、
前記電子ペンにより前記チェック型帳票に記入されたチェックデータを取得するチェックデータ取得手段と、
前記チェックデータに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて前記生活に関する情報を特定する生活情報特定手段と、
特定した前記生活情報を記憶する生活情報記憶手段と、
前記生活情報を前記病院サーバへ送信する第1生活情報送信手段と、を備え、
前記病院サーバは、
前記端末装置から前記生活情報を受信する第1生活情報受信手段と、
前記電子ペンにより前記手帳型帳票に記入された手帳データを取得する手帳データ取得手段と、
前記手帳データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて前記健康に関する情報を特定する健康情報特定手段と、
前記電子ペンの識別情報であるペン識別情報に対応付けて、前記生活情報及び前記健康情報を病院情報として記憶する病院情報記憶手段と、
前記健康情報を前記端末装置へ送信する第1健康情報送信手段と、を備えることを特徴とする健康管理システム。 - 前記端末装置は、前記健康に関する情報の平常値、及び前記生活に関する情報の平常値を平常値情報として記憶する平常値情報記憶手段と、
前記健康情報に含まれる値が前記健康に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する健康判定手段と、
前記生活情報に含まれる値が前記生活に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する生活判定手段と、
前記健康判定手段及び前記生活判定手段により、前記健康に関する情報の平常値又は前記生活に関する情報の平常値に含まれないと判定された値に基づいて注意情報を作成する注意情報作成手段と、
前記注意情報を前記病院サーバへ送信する注意情報送信手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の健康管理システム。 - 前記病院サーバは、
前記健康に関する情報の平常値、及び前記生活に関する情報の平常値を平常値情報として記憶する平常値情報記憶手段と、
前記平常値情報を前記端末装置へ送信する平常値情報送信手段と、をさらに備え、
前記端末装置は、
前記病院サーバから前記平常値情報を受信する平常値情報受信手段と、
前記健康情報に含まれる値が前記健康に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する健康判定手段と、
前記生活情報に含まれる値が前記生活に関する情報の平常値に含まれるか否かを判定する生活判定手段と、
前記健康判定手段及び前記生活判定手段により、前記健康に関する情報の平常値又は前記生活に関する情報の平常値に含まれないと判定された値に基づいて注意情報を作成する注意情報作成手段と、
前記注意情報を前記病院サーバへ送信する注意情報送信手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の健康管理システム。 - 前記健康管理システムにおいて、管理センターが使用する管理サーバが、前記電子ペン、前記端末装置及び前記病院サーバとネットワークを介して通信可能に接続されており、
前記病院サーバは、
前記健康情報を前記管理サーバへ送信する第2健康情報送信手段と、
前記管理サーバにより作成された差分情報を受信する差分情報受信手段と、
前記差分情報に基づいて前記病院情報を更新する病院情報更新手段と、をさらに備え、
前記管理サーバは、
複数の前記病院サーバから、複数の前記健康情報を受信する第2健康情報受信手段と、
前記ペン識別情報に対応付けて、複数の前記健康情報を利用者情報として記憶する利用者情報記憶手段と、
前記利用者情報に基づいて各病院サーバから取得した前記健康情報の差分情報を作成する差分情報作成手段と、
前記差分情報を前記各病院サーバへ送信する差分情報送信手段と、
前記利用者情報に基づいて前記利用者への告知情報を作成する告知情報作成手段と、
前記告知情報を前記端末装置へ送信する告知情報送信手段と、
複数の前記端末装置から複数の前記生活情報を受信する第2生活情報受信手段と、
管理するための識別情報である管理識別情報を発行し、前記管理識別情報に対応付けて、前記健康情報及び前記生活情報を管理情報として記憶する管理情報記憶手段と、
前記管理情報に基づいて、複数の利用者の健康及び生活に関する統計情報を作成し、前記手帳型帳票に反映する統計情報反映手段と、を備え、
前記端末装置は、
前記管理サーバから前記告知情報を受信する告知情報受信手段と、
前記管理サーバへ前記生活情報を送信する第2生活情報送信手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の健康管理システム。 - インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読み取る読取りユニットを備える電子ペンにより記入される電子ペン用帳票に含まれる手帳型帳票であって、
前記手帳型帳票を利用する利用者の健康に関する情報に対応するドットパターンが印刷されており、前記電子ペンを使用して前記健康に関する情報を特定するための記入が行われる複数の項目を備えることを特徴とする手帳型帳票。 - 前記電子ペン用帳票はさらにチェック型帳票を含んでおり、
前記利用者の生活に関する情報に対応するドットパターンが印刷されており、前記電子ペンを使用して前記生活に関する情報を特定するための記入が行われる前記チェック型帳票と一体化されていることを特徴とする請求項5に記載の前記手帳型帳票。
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