JP2003233676A - 介護情報共有システム、コンピュータプログラム及び介護用シート - Google Patents

介護情報共有システム、コンピュータプログラム及び介護用シート

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JP2003233676A
JP2003233676A JP2002032163A JP2002032163A JP2003233676A JP 2003233676 A JP2003233676 A JP 2003233676A JP 2002032163 A JP2002032163 A JP 2002032163A JP 2002032163 A JP2002032163 A JP 2002032163A JP 2003233676 A JP2003233676 A JP 2003233676A
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Masaru Okayasu
勝 岡安
Mihoko Tanaka
美保子 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者等の介護に携わる人や団体間で、被介
護者の介護に関する情報を共有する。 【解決手段】 被介護者が受けた介護内容データを蓄積
する介護内容データベース12と、介護サービス提供者
が提供した介護サービスに関して入力した介護内容デー
タを受信するデータ受信手段11と、受信した介護内容
データを共有すべき介護サービス提供者を抽出する提供
者抽出手段14と、抽出された介護サービス提供者へ当
該介護内容データを送信するデータ送信手段13とを備
える。スケジュールデータを登録し、そのスケジュール
データから介護内容データを共有すべき者を抽出するこ
ととしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者などの介
護、ケアあるいは医療等に携わる人や団体に対して、情
報共有や情報処理を支援する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者など(以下、被介護者)の介護、
ケアあるいは医療等(以下、これらを含め、被介護者に
施す何らかの手当や作業をまとめて「介護」という)に
は、様々な人が携わる。家族の他、医師、看護婦、ヘル
パーなどの介護サービス提供者である。被介護者が家族
のみと関わって生活していることはほとんどなく、医師
などの種々の介護サービス提供者との関わっている。す
なわち、被介護者一人に対して、複数の介護サービス提
供者が関わっている。
【0003】そこで、複数の介護サービス提供者におい
て、被介護者に関する情報の共有は、極めて重要な問題
である。ごく一般的には、被介護者に関する日誌をつ
け、それを介護サービス提供者が読み回し、自分も日誌
を書く、という方法が採られてきた。近年では、中心的
な役割を果たす介護サービス提供者が回覧しやすい日誌
を工夫して提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、介護サ
ービス提供者はいずれも忙しく時間に追われているため
に、共有すべき情報であるにも関わらず、日誌に残され
ない情報も多い。たとえば、被介護者が食事を戻したと
いう事実があったにも関わらず、そのときに介護を担当
していた者はあと片づけなどに忙殺され、担当時間が終
了しまうようなことがある。すると、「食事を戻した」
という情報が日誌に残されず、次に担当する介護サービ
ス提供者へは伝達されない。その結果、戻さないような
食事を工夫する、あるいは、もう一度戻すようなことが
ある場合には医師に連絡する、といった次段階の対応が
求められるにも関わらず、そのような対応がなされない
こととなってしまう。
【0005】本発明は上記した点に鑑みなされたもので
あり、高齢者などの被介護者の介護に携わる人や団体に
対して、被介護者に関する情報を容易に共有可能とする
ことにより、被介護者に対する介護の適切化を図ること
ができる介護情報共有システム及び該介護情報共有プロ
セスをコンピュータにおいて実行するためのコンピュー
タプログラムを提供することを課題とする。
【0006】また、本発明は、被介護者に関する介護情
報を介護情報共有システムによって共有化するに当た
り、介護者が容易に記入でき、介護情報をミスなくかつ
漏れなくデータ化するのに好適な介護用シートを提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、請求項1記載の本発明では、複数の介護サービス
提供者間で、被介護者に対して提供された介護サービス
の内容に関する情報を共有するためのシステムであっ
て、いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サー
ビスに関する介護内容データを蓄積する介護内容データ
ベースと、前記介護内容データベースに蓄積された特定
の介護内容データを、情報として共有すべき他の介護サ
ービス提供者に供給する介護内容データ供給手段とを具
備することを特徴とする介護情報共有システムを提供す
る。請求項2記載の本発明では、複数の介護サービス提
供者間で、被介護者に対して提供された介護サービスの
内容に関する情報を共有するためのシステムであって、
いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サービス
に関する介護内容データを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段により受信した前記提供済みの介護
内容データを蓄積する介護内容データベースと、前記介
護内容データベースに蓄積された特定の介護内容データ
を、情報として共有すべき他の介護サービス提供者に供
給する介護内容データ供給手段とを具備することを特徴
とする介護情報共有システムを提供する。請求項3記載
の本発明では、複数の介護サービス提供者間で、被介護
者に対して提供された介護サービスの内容に関する情報
を共有するためのシステムであって、いずれかの介護サ
ービス提供者が提供した介護サービスに関する介護内容
データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手
段により受信した前記提供済みの介護内容データを蓄積
する介護内容データベースと、前記介護内容データベー
スに蓄積された特定の介護内容データについて共有すべ
き他の介護サービス提供者を抽出する提供者抽出手段
と、前記提供者抽出手段により抽出された他の介護サー
ビス提供者に、前記特定の介護内容データを供給する介
護内容データ供給手段とを具備することを特徴とする介
護情報共有システムを提供する。請求項4記載の本発明
では、介護サービス提供者のスケジュールデータを蓄積
するスケジュールデータベースを備え、前記提供者抽出
手段が、前記特定の介護内容データについて供給すべき
他の介護サービス提供者を、前記スケジュールデータベ
ースを参照して抽出する構成であることを特徴とする請
求項3記載の介護情報共有システムを提供する。請求項
5記載の本発明では、前記介護内容データを構成する各
介護項目情報のそれぞれに対応させて付与した記号情報
データベースを備えており、前記介護内容データが記号
情報である場合に、前記記号情報データベースを参照し
て、各記号情報に対応した介護項目情報に変換するデー
タ変換手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれか1に記載の介護情報共有システムを提供する。請
求項6記載の本発明では、前記記号情報がバーコードで
あることを特徴とする請求項5記載の介護情報共有シス
テムを提供する。請求項7記載の本発明では、さらに、
連携病院の所在地等に関する支援情報を備えた医療関連
データベースを有し、介護サービス提供者としての所定
の診療所に対応する連携病院を抽出可能な手段を備えて
いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載
の介護情報共有システムを提供する。請求項8記載の本
発明では、前記介護内容データの中から診察データを抽
出する診察データ抽出手段を備えると共に、抽出された
診察データに基づき、診療報酬を算出する診療報酬算出
手段を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいず
れか1に記載の介護情報共有システムを提供する。
【0008】請求項9記載の本発明では、複数の介護サ
ービス提供者間で、被介護者に対して提供された介護サ
ービスの内容に関する情報を共有するためのプロセスを
コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラ
ムであって、いずれかの介護サービス提供者が提供した
介護サービスに関する介護内容データを介護内容データ
ベースに蓄積させる介護内容データ蓄積手順と、前記介
護内容データベースに蓄積された特定の介護内容データ
を、情報として共有すべき他の介護サービス提供者に供
給する介護内容データ供給手順とを具備することを特徴
とするコンピュータプログラムを提供する。請求項10
記載の本発明では、複数の介護サービス提供者間で、被
介護者に対して提供された介護サービスの内容に関する
情報を共有するためのプロセスをコンピュータに実行さ
せるためのコンピュータプログラムであって、いずれか
の介護サービス提供者が提供した介護サービスに関する
介護内容データを受信するデータ受信手順と、前記デー
タ受信手順により受信した前記提供済みの介護内容デー
タを介護内容データベースに蓄積させる介護内容データ
蓄積手順と、前記介護内容データベースに蓄積された特
定の介護内容データを、情報として共有すべき他の介護
サービス提供者に供給する介護内容データ供給手順とを
具備することを特徴とするコンピュータプログラムを提
供する。請求項11記載の本発明では、複数の介護サー
ビス提供者間で、被介護者に対して提供された介護サー
ビスの内容に関する情報を共有するためのプロセスをコ
ンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム
であって、いずれかの介護サービス提供者が提供した介
護サービスに関する介護内容データを受信するデータ受
信手順と、前記データ受信手順により受信した前記提供
済みの介護内容データを介護内容データベースに蓄積さ
せる介護内容データ蓄積手順と、前記介護内容データベ
ースに蓄積された特定の介護内容データについて共有す
べき他の介護サービス提供者を抽出する提供者抽出手順
と、前記提供者抽出手順により抽出された他の介護サー
ビス提供者に、前記特定の介護内容データを供給する介
護内容データ供給手順とを具備することを特徴とするコ
ンピュータプログラムを提供する。請求項12記載の本
発明では、介護サービス提供者のスケジュールデータを
蓄積するスケジュールデータベースを備え、前記提供者
抽出手順が、前記特定の介護内容データについて供給す
べき他の介護サービス提供者を、前記スケジュールデー
タベースを参照して抽出する構成であることを特徴とす
る請求項11記載のコンピュータプログラムを提供す
る。請求項13記載の本発明では、前記介護内容データ
を構成する各介護項目情報のそれぞれに対応させて付与
した記号情報データベースを備えており、前記介護内容
データが記号情報である場合に、前記記号情報データベ
ースを参照して、各記号情報に対応した介護項目情報に
変換するデータ変換手順を備えることを特徴とする請求
項8〜12のいずれか1に記載のコンピュータプログラ
ムを提供する。請求項14記載の本発明では、連携病院
の所在地等に関する支援情報を備えた医療関連データベ
ースから、介護サービス提供者としての所定の診療所に
対応する連携病院を抽出可能な手順を備えていることを
特徴とする請求項8〜13のいずれか1に記載のコンピ
ュータプログラムを提供する。請求項15記載の本発明
では、前記介護内容データの中から診察データを抽出す
る診察データ抽出手順を備えると共に、抽出された診察
データに基づき、診療報酬を算出する診療報酬算出手順
を備えていることを特徴とする請求項8〜14のいずれ
か1に記載のコンピュータプログラムを提供する。
【0009】請求項16記載の本発明では、コンピュー
タから構成される介護情報共有システムに入力されるべ
き介護内容データを構成する文字又は図柄からなる各介
護項目情報が記載されていると共に、各介護項目情報に
対応する記号情報が記載されており、目印が付記された
記号情報を所定の読み取り装置を用いて読み込むことに
より、前記介護情報共有システムに介護内容データを供
給可能な構造であることを特徴とする介護用シートを提
供する。請求項17記載の本発明では、コンピュータか
ら構成される介護情報共有システムに入力されるべき介
護内容データを構成する文字又は図柄からなる各介護項
目情報が記載された介護内容データシートと、前記介護
内容データシートにおける各介護項目情報に対応する各
記号情報が、前記介護内容データシートに重ね合わせた
際に、各介護項目情報に対応する位置に表示されるよう
に記載された記号情報シートとを具備してなり、前記介
護内容データシートに記載された各介護項目情報を参照
して、対応する記号情報に目印を付記可能な目印付記許
容手段を備え、該目印が付記された記号情報を所定の読
み取り装置を用いて読み込むことにより前記介護情報共
有システムに介護内容データを供給可能な構造であるこ
とを特徴とする介護用シートを提供する。請求項18記
載の本発明では、前記目印付記許容手段が、前記介護内
容データシートにおける少なくとも各介護項目情報に対
応する位置に形成された孔部からなり、該孔部を通じて
重ね合わせられた前記記号情報シートにおける対応する
記号情報に目印を付記可能であることを特徴とする請求
項17記載の介護用シートを提供する。請求項19記載
の本発明では、前記記号情報が、バーコードであること
を特徴とする請求項16〜18のいずれか1に記載の介
護用シートを提供する。
【0010】(作用)請求項1記載の発明では、任意の
介護サービス提供者が行った介護サービスに関する介護
内容データを、介護情報共有システムに提供する。この
際の介護内容データの介護内容データの提供手段は任意
であり、例えば、介護内容データをスキャナ、バーコー
ドリーダなどの所定の読み取り装置を用いて読み取り、
通信手段を利用して介護情報共有システムに送信するこ
とにより提供することができる。また、介護内容データ
をファクシミリなどを用いて介護情報共有システムの運
営者側に送信し、当該運営者において、スキャナ、バー
コードリーダなどによってデータ化し、介護情報共有シ
ステムに入力(受信)させることができる。
【0011】介護情報共有システムにおいては、入力さ
れた又は受信した介護内容データを、プログラムとして
の介護内容データ蓄積手順の動作により、介護内容デー
タベースに蓄積していく。そして、例えば、翌日あるい
は数時間後、所定の被介護者に介護サービスを提供する
他の介護サービス提供者に対し、前日あるいは数時間前
(すなわち前回介護時)の当該被介護者の介護内容デー
タを提供する。他の介護サービス提供者は、被介護者の
前回介護時の様子を知ることができるため、前回の様子
に照らして適切な介護サービスを提供することができ
る。
【0012】なお、介護内容データ供給手段は任意であ
り、介護サービス提供者の有するコンピュータに対し、
通信手段を介して電子メールにより提供する構成として
もよいし、介護サービス提供者が介護情報共有システム
にアクセスして、情報を受信する手段としてもよい。ま
た、運営者側で、前回介護時の介護内容データをプリン
ト出力し、それをファクシミリ等により送信する構成と
することもできる。なお、「介護サービス提供者」と
は、個人営業のヘルパー、法人としてのヘルパー会社、
診療所、入浴サービス業者など、個人、法人の両方を含
む。訪問することが予め決まっている介護サービス提供
者だけでなく、緊急事態に対応するべく担当診療所と提
携している連携病院を含むこととしても良い。
【0013】「介護内容データ」とは、薬の内服を何時
に行った、微熱があったので入浴を中止した、といった
1以上の個別の介護項目情報を含んだデータをいう。ま
た、介護内容データに関しては、関係者(介護サービス
提供者)が必要に応じていつでも提供を受けられるよう
に、上記のように介護内容データベースに蓄積される。
しかしながら、介護サービス提供者により、介護内容デ
ータベースに任意にアクセス可能とするに当たっては、
当該介護サービス提供者にとって必要な介護内容データ
のみを提供し得るようにするため、予めシステム管理者
から付与されたIDやパスワードを用いることとして、
セキュリティおよび被介護者のプライバシーを確保する
ことが好ましい。
【0014】請求項2記載の発明によれば、介護サービ
ス提供者においてデータ化された介護内容データをデー
タ受信手段により受信して介護内容データベースに蓄積
していくことができる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、予め介護サ
ービス提供者を登録した提供者データベースを構築して
おく。データ受信手段により介護内容データを受信した
ならば、被介護者の氏名等を基に、提供者抽出手段によ
り提供者データベース内を検索し、例えば翌日に介護に
向かう介護サービス提供者全員、あるいは当該被介護者
に関連する介護サービス提供者全員を抽出する。そし
て、この提供者抽出手段が抽出した介護サービス提供者
へ、介護内容データ供給手段により当該介護内容データ
を供給する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、各介護サー
ビス提供者のスケジュールデータベースを有している。
従って、介護サービス提供者は、自らのスケジュールデ
ータを本発明に係る介護情報共有システムの運営者へ登
録する。システム運営者は、スケジュールデータベース
を作成して、そのスケジュールデータを蓄積する。この
スケジュールデータベースは、被介護者ごと、あるいは
介護サービス提供者ごとといったように、任意の基準で
データを取り出せるように構築しておく。これにより、
提供者抽出手段においては、データ受信手段により受信
した被介護者の氏名等を基に関連する介護サービス提供
者を抽出する際に、このスケジュールデータベースを参
照して、例えば、次に介護に向かう介護サービス提供者
のみに絞り込んで抽出することができ、無駄のない情報
提供サービスシステムを構築することができる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、介護用シー
トにチェックが付された記号情報のみを読み込む。各記
号情報は、介護内容データを構成する個別の文字データ
からなる各介護項目情報に対応付けされており、所定の
読み取り装置により読み込まれた記号情報は、記号情報
データベースを参照して、対応する文字データからなる
介護項目情報に変換して、介護内容データベースに蓄積
されるか、あるいはそのまま出力される。介護用シート
において、記号情報に対応する介護項目情報が一見して
明らかに分かる構造となっていれば、介護サービス提供
者は、介護内容を所定の記号情報に対してチェックなど
の目印を付すだけで済み、手書き文章を書く手間を省く
ことができる。この結果、従来の介護日誌のように、介
護の様子を文章で書く必要がほとんどなくなり、介護サ
ービス提供者が面倒に感じて書かなかったり、書き忘れ
たりすることが少なくなり、被介護者の前回介護時の様
子を適切にデータベース化することができる。
【0018】請求項6記載の発明によれば、記号情報が
バーコードであるため、読み取り装置としてのバーコー
ドリーダを有していれば容易にデータ化することができ
る。バーコードリーダが本発明の介護情報共有システム
を構成するサーバ自体に付設されている場合には、ファ
クシミリ等により送られてきた記号情報を付設のバーコ
ードリーダにより読み取って介護情報共有システムに入
力する。バーコードリーダが、介護サービス提供者側で
保持している場合には、介護サービス提供者がバーコー
ドを読み取って介護情報共有システムを構成するサーバ
に送信することになる。
【0019】請求項7記載の発明によれば、介護情報共
有システムにより、適切な連携病院と診療所との連携関
係を構築するのに寄与し、介護保険制度の発展に資す
る。
【0020】請求項8記載の発明によれば、介護情報共
有システムによって診療報酬を算出できるため、診療所
におけるレセプトを作成する手間を省くことができる。
【0021】請求項9〜15記載の各発明によれば、上
記した各作用をコンピュータにより実行することが可能
となる。ここで、各プログラムは、記録媒体へ記憶させ
て提供することができる。なお、「記録媒体」とは、そ
れ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持するこ
とができる媒体であり、例えば、フレキシブルディス
ク、ハードディスク、CD−ROM、MO(光磁気ディ
スク)、DVD−ROMなどである。また、これらの発
明に係るプログラムをインストールしたコンピュータか
ら、通信回線を通じて他のコンピュータへ伝送すること
も可能である。
【0022】なお、汎用的な端末装置に対して、上記の
ような各手段を達成可能であるようなプログラムをプリ
インストール、あるいはダウンロードすることで、請求
項1〜8に係るサーバ装置としての介護情報共有システ
ムを形成することは、当然可能である。
【0023】請求項16記載の発明によれば、介護用シ
ートに記載された文字や図柄からなる各介護項目情報を
見て、チェックなどの所定の目印を付す。そして、目印
の付された記号情報を読み取ることにより、介護情報共
有システムにデータを入力あるいは受信させることが容
易となる。
【0024】請求項17記載の発明によれば、介護内容
データシートに記載された文字や図柄からなる各介護項
目情報を見て、チェックなどの所定の目印を付す。これ
により、目印付記許容手段を介して、記号情報シートに
記載された所定位置の記号情報に目印が付記される。従
って、この目印が付記された記号情報を読み込むこと
で、コンピュータから構成される介護情報共有システム
にデータを入力あるいは受信させることが容易となる。
また、別々に形成された介護内容データシートと記号情
報シートとを有しているため、限られた各紙面スペース
に、より多くの情報を載せることができる。なお、目印
付記許容手段は、介護内容データシートの所定の位置に
開設された孔部であってもよく、この場合には、当該孔
部を通じて目印を付すことにより、記号情報シートの所
定位置に目印が付される。また、カーボン紙などを用い
ることも可能である。
【0025】請求項18記載の発明によれば、介護内容
データシートに形成された孔部を通じて直接記号情報シ
ートの所定位置に目印を付すことができる。この場合、
介護内容データシートに形成された孔部に対応する位置
に、チェック欄(目印記入欄)を形成しておくことで、
該孔部とチェック欄とがほぼ合致するように介護内容デ
ータシートと記号情報シートを重ね合わせて用いること
ができる。もちろん、全ての被介護者において、同じ介
護項目情報を羅列しておけば済む場合には問題ない。し
かしながら、通常、介護内容データシートの各介護項目
情報及び記号情報シートの各記号情報の記載内容は、シ
ートの大きさや持ち運びの便宜等から全て同じ内容のシ
ートで済むというわけにはいかない。このため、被介護
者ごとに複数、あるいは被介護者の症状、年齢、性別、
介護サービスの種類などに応じて複数種類準備しておく
必要がある一方、介護サービス提供者は、一日に複数人
の介護サービスを行う場合もあり、被介護者ごとに複数
枚の介護用シートを所持しているのが通常である。
【0026】この場合、本発明によれば、介護内容デー
タシートと記号情報シートとを重ね合わせた際に、孔部
とチェック欄の位置が一致することで、種類の違う介護
内容データシートと記号情報シートとを重ね合わせて用
いることを防ぐことができる。記号情報を読み取って介
護内容データを提供できる構成とすることで、介護日誌
等と比較して、記入の手間等を省くことができるが、記
号情報と介護項目情報とが一致していない場合には、誤
ったデータベースが構築されてしまう。しかしながら、
本発明によれば、従来と比較して記入の手間等を省くこ
とができると共に、このようなミスを防止することもで
きる。
【0027】請求項19記載の発明によれば、記号情報
がバーコードであるため、バーコードリーダを用いるこ
とで容易に介護項目情報をデータ化することができる。
特に、バーコードリーダは、近年、小型化、安価となっ
ているため、各介護サービス提供者がこれを持ち歩くこ
ともでき、その場合には、介護終了後、即座に介護情報
共有システムに対して介護内容データを送信することが
できる。従って、介護情報共有システムにおいても、他
の介護サービス提供者に対して、当該被介護者の介護時
の状況を迅速に供給することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態に基づく説明する。図1は、介護サービス提供者A
および介護サービス提供者Bとの間において、支援シス
テム運営者の有する介護情報共有システム10を利用し
て所定の被介護者に対する介護に関する情報を共有する
ことを支援するプロセスを説明するための概念図であ
る。
【0029】本実施形態の介護情報共有システム10
は、データ受信手段(データ受信手順)11、介護内容
データベース(介護内容DB)12、データ送信手段
(データ送信手順)13を有して構成されている。デー
タ受信手段12は、介護サービス提供者Aから送信され
る介護内容データを受信するハードウエア及び/または
ソフトウエアから構成され、プログラムとしての介護内
容データ蓄積手順(図示せず)にその情報を受け渡す。
介護内容データ蓄積手順は、介護内容データベース12
へ当該介護内容データを蓄積する機能を有する。
【0030】介護内容データベース12は、介護情報共
有システム10を構成するコンピュータの記憶部におい
て形成される。この記憶部は、ハードディスクであって
もよいし、フレキシブルディスク、CD等の外部記憶媒
体であってもよい。
【0031】介護サービス提供者Aは、ある被介護者に
対して、介護サービスを行ったとすると、その介護内容
データを、介護サービス提供者Aの有するバーコードリ
ーダなどのデータ入力手段(読み取り装置)21により
データ化し、データ送信手段22を用いて支援システム
運営者の有する介護情報共有システム10へ送信する。
【0032】介護情報共有システム10におけるデータ
受信手段11は、当該介護内容データを受信し、介護内
容データ蓄積手順を介して介護内容データベース12へ
蓄積する。その一方、その介護内容データは、請求項に
記載の介護内容データ供給手段を構成するハードウエア
及び/またはソフトウエアから構成されるデータ送信手
段(データ送信手順)13により、介護サービス提供者
Bに対して送信され、介護サービス提供者Bに係るデー
タ受信手段31が受信する。ここにおいて、介護サービ
ス提供者Bは、介護サービス提供者Aが行った前回介護
時の介護サービスの内容を把握することができることと
なる。
【0033】介護サービス提供者Bに対しは、セキュリ
ティ、被介護者のプライバシー保護の観点等から、介護
サービス提供者Bが、介護サービス提供者Aと共に介護
サービスを施すべき特定の被介護者の介護内容データが
供給される構成であることが望ましい。
【0034】通常、支援システム運営者側で、所定の被
介護者について情報を共有すべき介護サービス提供者を
把握しているため、この場合には、上記のように、介護
サービス提供者Aから送信される情報をそのまま介護サ
ービス提供者Bに対して送信する構成となっていればよ
い。
【0035】しかしながら、介護情報共有システム10
において管理すべき被介護者数や介護サービス提供者数
が多くなればなるほど、予めグループ化しておくことが
煩雑となる。このため、例えば、介護内容データベース
12に蓄積された複数の介護内容データを、被介護者ご
とに、各介護サービス提供者の名称等を関連付けて記憶
させておき、図1に示したように、被介護者の氏名や介
護サービス提供者の名称等を基に適切な介護サービス提
供者を、介護情報共有システム10に形成した提供者デ
ータベース(図示せず)から検索するプログラムとして
の提供者抽出手段(提供者抽出手順)14を設けておく
ことが好ましい。そして、この提供者抽出手段14によ
り抽出された介護サービス提供者(ここでは、介護サー
ビス提供者B)に対し、データ送信手段13により前回
介護時の情報を送信する。
【0036】また、介護内容データを供給する介護サー
ビス提供者をさらに絞り込むために、例えば、前回介護
時の情報を直接必要とする次回に介護に向かう介護サー
ビス提供者のみにかかる情報を提供する構成とすること
もできる。この場合には、図2に示したように、各介護
サービス提供者(ここでは、介護サービス提供者Aおよ
び介護サービス提供者B)が、所定の被介護者に対して
どのようなサービスをいつ行うのか、そのスケジュール
データを支援システム運営者に予め提供しておく。支援
システム運営者は、スケジュールデータを介護サービス
提供者ごとにそれぞれ、スケジュールデータベース(図
中、「DB」と略記)15を構築して蓄積しておく。こ
れにより、提供者抽出手段14において、所定の介護サ
ービス提供者を抽出する際に、かかるスケジュールデー
タベース15を参照することにより、より絞り込んだ介
護サービス提供者のみを抽出することができる。なお、
スケジュールデータは、各介護サービス提供者の有する
端末装置(コンピュータ)を用いて介護情報共有システ
ム10に直接送信して入力される構成とすることもでき
る。
【0037】ここで、図3〜図5は、介護サービス提供
者によって使用される介護用シート50の構成を示す図
である。この介護用シート50は、介護内容データシー
ト51と記号情報シート52とを有して構成され、この
うち、図3は介護内容データシート51の一例を、図4
は記号情報シート52の一例を示し、図5は介護小シー
ト50の使用方法を示すものである。
【0038】介護内容データシート51には、図3に示
したように、個別の各介護項目情報が文字や図柄などに
より記載されている。介護項目情報とは、例えば、入浴
の記録、健康状態の記録、表情や行動あるいは会話状況
の記録、水分摂取量の記録、排泄の記録、薬の記録、食
事の記録などがある。例えば、「熱があるため入浴を中
止した。」、「身体に傷やじょくそうが認められ
る。」、「物忘れの頻度が多くなっている。」といった
情報である。このほか、体温、血圧、脈拍などの記入項
目が準備されており、さらに「特記・異常チェック記入
欄」が設けられている。また、各介護項目情報の記載位
置の隣接箇所には、目印付記許容手段である孔部51a
が開設されている。
【0039】一方、記号情報シート52には、図4に示
したように、介護内容データシート51に記載された各
介護項目情報に相当する位置に、それぞれの介護項目情
報に対応する記号情報としてのバーコードが付されてい
る。すなわち、「熱があるため入浴を中止した。」とい
う介護項目情報の記載位置に対応して、それに相当する
バーコードが記載されており、「身体に傷やじょくそう
が認められる。」という介護項目情報の記載位置に対応
して、それに相当するバーコードが記載されている。ま
た、各バーコードの記載位置の隣接箇所には、チェック
などの目印を付記するための目印記入欄52aが設けら
れている。
【0040】この介護用シート50は、図5に示したよ
うに、記号情報シート52の上に、介護内容データシー
ト51を重ね合わせて使用される。この際、上記した記
号情報シート52の目印記入欄52aが、介護内容デー
タシート51に開設された孔部51aを介して外部から
視認可能に臨むようにセットされる。図5は省略して示
しているが、図3及び図4に示したように、孔部51
a、目印記入欄52aは、それぞれ、所定の配列で上下
左右に複数形成されている。従って、この孔部51aか
ら全ての目印記入欄52aが臨むように位置あわせする
ことで、介護内容データシート51と記号情報シート5
2との内容の一致性が保たれることになる。すなわち、
上記したように、これらの内容は、被介護者ごとに、あ
るいは被介護者の症状等に応じて複数種類準備される。
このため、孔部51aの開設位置や大きさが、目印記入
欄52aの配列がどのようであっても対応可能であると
すると、記入ミスを減らす目的でバーコードを用いて情
報を入力する構成としても意味がない。従って、本実施
形態のように、孔部51aと目印記入欄52aとを位置
あわせすることで、両者の記載内容の一致性が保たれる
構成とすることが好ましい。
【0041】孔部51aと目印記入欄52aとを位置あ
わせして、両者を重ね合わせたならば、介護サービス提
供者は、介護内容データシート51に記載された介護項
目情報を読み、必要な項目について、対応する目印記入
欄52aに目印としてのチェックを書き込む。そして、
データ化する際には、記号情報シート52のみを用い
て、チェックの付されたバーコードをバーコードリーダ
にて読み込む。
【0042】この場合、記号情報シート52には被介護
者の氏名が印刷されていることが便利であり、介護内容
データシート51においては、対応する氏名欄にも氏名
用孔部51bが形成されていることが好ましい。これに
より、記号情報シート52を重ね合わせれば、介護内容
データシート51の氏名欄に開設された氏名用孔部51
bを通じて被介護者の氏名を確認できる。また、記号情
報シート52は、介護の度に記入し、バーコードリーダ
にて読み込んで使用するものであり、介護サービス提供
者が、一度書き込んだ記号情報シート52をそのたびに
消して用いることは困難である。従って、記号情報シー
ト52は一人の被介護者に対して複数枚準備する一方
で、介護内容データシート51を上記のような孔部51
a,51bを形成した構成とすることで、同じ被介護者
に対しては、介護内容データシート51は1種類準備す
るのみで済む。また、介護内容データシート51の氏名
欄にも氏名用孔部51bを開設しておくことにより、同
じ種類の介護内容データシート51を使用する他の被介
護者との間でも、介護内容データシート51を共通化す
ることができ、介護サービス提供者が持ち歩く介護用シ
ート50自体の冊数、重量を軽減することができる。
【0043】また、日付、体温、脈拍などの数値データ
については、記入した数値を画像データとして読み取る
ことも可能であるが、これもバーコード情報として読み
込んで、容易に文字データとして変換できる構成とする
ことがその後のデータ加工に便利である。かかる手段と
しては、図4に示したように、記号情報シート52の任
意位置に「月」「日」「度」「分」等に対応するバーコ
ード欄52cを設けると共に、「1」「2」「3」など
の各数字を示すバーコード欄52dを設けておく。そし
て、例えば、体温が「37度5分」と記入されていたと
する。この場合には、バーコードリーダを用いて、数字
「3」に相当するバーコード、数字「7」に相当するバ
ーコードを読み込んだ後、バーコード欄52cの「度」
に対応するバーコードを読み込み、さらに、数字「5」
に対応するバーコードを読み込んだ後、「分」に対応す
るバーコードを読み込む。これにより、容易に各数値デ
ータを文字データとしてデータ化できる。
【0044】なお、図4において、右上欄位置に記載の
バーコード52eは、記号情報シート52の種類を示す
ものであり、また、右下欄位置に記載のバーコード52
fは介護サービス提供者固有のバーコード情報である。
【0045】また、「特記・異常チェック記入欄」にお
いては、介護サービス提供者が被介護者に関する適宜事
項を記入するが、これについては画像データとして読み
込む。この情報は、介護情報共有システム10を介し
て、例えば、診療所などの医療関係者に迅速に伝達され
る。これにより、所定の医療行為が必要か否かなどを迅
速に判断することが可能となる。
【0046】本実施形態においては、このように介護用
シート50を、介護内容データシート51と記号情報シ
ート52とに分割することにより、介護内容データシー
ト51を多数回使えるなど、上記のような利点を有する
が、一枚のシートに、介護項目情報とバーコードとを併
記した構成とすることも可能である。この場合にも、所
定の介護項目情報に併記されたバーコードを読み込むこ
とで、データ化が容易となる。但し、実際には、記載す
べき介護項目情報の種類が多数であるため、持ち運びに
便利なA4版以下の大きさで両者を併記することが困難
である。また、これらが全て印刷されたシートを1回ご
とに更新して新しいものを用いなければならず、印刷コ
スト、用紙コストを考慮すると不利である。従って、上
記したように、介護内容データシート51と記号情報シ
ート52とに分割した構成とすることが好ましい。
【0047】また、記号情報シート52に記載される記
号情報として、本実施形態では、バーコードを用いてい
るが、カルラコードやベリコード、あるいはピンホー
ル、凹凸、数字、アルファベット、その他の記号などで
表すこともできる。但し、記号情報に含ませることがで
きる情報量や情報の種類、対応する読み取り装置の普及
性や価格等を考慮すると、本実施形態のようにバーコー
ドを用いることが好ましい。
【0048】上記した記号情報シート52におけるチェ
ックの付されたバーコードをバーコードリーダにて読み
込んだならば、その情報が、介護情報共有システム10
に入力される。この場合に、介護サービス提供者側でバ
ーコードリーダを有している場合には、図1及び図2に
示したように、介護情報共有システム10に対してその
情報が送信され、介護情報共有システム10のデータ受
信手段11により受信される。一方、介護サービス提供
者側でバーコードリーダを保有していない場合には、記
号情報シート52のみを支援システム運営者にファクシ
ミリなどにより送信し、支援システム運営者側でバーコ
ードリーダを用いて介護情報共有システム10に入力す
る。
【0049】介護情報共有システム10においては、各
介護項目情報と各記号情報(バーコード情報)との対応
関係を規定して構築された記号情報データベース(図示
せず)が設定されている。これにより、上記の工程によ
ってバーコード情報を受信したならば、プログラムとし
てのデータ変換手段(図示せず)により、記号情報デー
タベースを検索し、文字データからなる介護項目情報に
置き換え、これを介護内容データベース12に蓄積す
る。その後、所定の出力形式に合わせて必要に応じて介
護内容データを出力する。介護内容データを出力する際
には、いずれの介護サービス提供者においても内容を容
易に把握できるように、文字からなる介護項目情報が出
力されることが必要である。しかしながら、これは、出
力時に置き換えればよく、介護内容データベース12へ
の蓄積時には、バーコード情報をそのまま蓄積し、出力
時に上記のデータ変換手段を用いて、記号情報データベ
ースを参照して文字データからなる介護項目情報に置き
換える構成とすることもできる。
【0050】介護内容データを構成する各介護項目情報
の出力形式は、介護サービス提供者にとって見やすい、
活用しやすい形式であればどのようなものであってもよ
い。図6は、その一例を示す介護サービス記録表60で
ある。
【0051】この介護サービス記録表60は、図6に示
したように、前回介護時、例えば、前日の被介護者の介
護サービス記録(ケアサービス・記録)が、時間ごとに
出力されている。すなわち、図4の記号情報シート52
を用いて入力された各介護項目情報が、介護時間に合わ
せて、介護サービス提供者の氏名等と共に一覧表形式で
出力されている。「特記・異常チェック項目」は、記号
情報シート52の「特記・異常チェック記入欄」に記載
された内容を光学的に読み取ってデータ化したものを出
力したものである。
【0052】この介護サービス記録表60は、例えば、
支援システム運営者側で介護情報共有システム10から
出力し、それを、次回介護時、例えば翌日介護サービス
に向かう介護サービス提供者全員に対してファクシミリ
等により送信して提供することもできるが、図1及び図
2に示したように、このように出力できるように加工し
たデータを、介護情報共有システム10のデータ送信手
段13を用いて各介護サービス提供者の端末装置に対し
て送信する構成とすることが好ましい。支援システム運
営者側の負担が少なくなり、迅速に対応できるからで
る。この場合に、図1に示した提供者抽出手段14を備
えている場合には、所定の介護サービス提供者のみにデ
ータを送信することができ、また、図2に示したスケジ
ュールデータベース15を備えていれば、さらに絞られ
た特定の介護サービス提供者のみにデータを送信できる
ことは上記したとおりである。
【0053】なお、上記した説明では、介護サービス記
録表60を一日ごとに更新するパターンについて説明し
ているが、一日のうち、最初に介護に向かった介護サー
ビス提供者から記号情報シート52を用いて介護内容デ
ータを受信したならば、かかるデータを基に上記の介護
サービス記録表60に加工して、同じ日に次に介護に向
かう介護サービス提供者に最新の介護サービス記録表6
0を送信する構成とすることもできる。
【0054】例えば、図6に示したように、15時から
16時の間、訪問入浴に向かった「関根さん」からの情
報を受け取ったならば、その情報を18時30分から訪
問看護に向かう「加藤さん」に、その日の朝から前回介
護時の様子までを示した最新の介護サービス記録表60
を提供する。これにより、「関根さん」が訪問入浴を行
った際に見られた「熱があるため入浴中止」、「身体に
発疹、反転が認められる」等の情報が、訪問看護に向か
う「加藤さん」がそのことを把握して看護できるため、
より適切な対応が可能となる。
【0055】また、上記した説明では、介護サービス記
録表60へのデータの加工をサーバである介護情報共有
システム10において行っているが、かかるデータ加工
用のプログラムは、各介護サービス提供者の端末装置
(コンピュータ)に設定されていてもよく、この場合に
は、介護情報共有システム10において、所定の介護内
容データを、所定の介護サービス提供者に送信すれば、
受信した該介護サービス提供者の端末装置において図6
に示したような様式の介護サービス記録表60が出力さ
れ、上記と同様に用いることができる。
【0056】図7は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。この図において「診療所A」は、図1及び図2に
示した一方の介護サービス提供者Aに相当し、「連携病
院B」は他方の介護サービス提供者Bに相当する。すな
わち、診療所Aの医師や看護婦は、被介護者に対して定
期的に医療行為を施す介護サービスを提供する。これに
対し、連携病院Bの医師又は看護婦は、被介護者の容態
が急変した場合や高度医療を必要とする症状が生じた場
合などにおいて、診療所Aのバックアップ機関として、
被介護者に対して不定期に介護サービスを提供する役割
を果たす。
【0057】これに、例えば、訪問入浴や食事などの日
常的な介護サービスを提供する介護サービス提供者(例
えば、「ヘルパー」)との関係を考えると、ヘルパーと
診療所との関係は、図1及び図2における一方の介護サ
ービス提供者Aと他方の介護サービス提供者Bとに相当
する。また、診療所Aのバックアップ機関である「連携
病院B」においても、被介護者の日常的な様子を把握し
ておくことは、容態に異変が起こった場合でも非常に役
に立つ。従って、ヘルパーと連携病院との関係も、図1
及び図2における一方の介護サービス提供者Aと他方の
介護サービス提供者Bとに相当するものとして本発明を
把握できる。この結果、これらと同様に、診療所Aと連
携病院Bとの関係も、図1及び図2における一方の介護
サービス提供者Aと他方の介護サービス提供者Bとに相
当するものとして本発明を把握できるし、ヘルパーを含
めた三者間の関係を図1及び図2における介護サービス
提供者間の関係として把握することもできる。しかしな
がら、診療所と連携病院との関係においては、このよう
な介護サービス提供者間の関係だけで本発明を適用する
のみではなく、介護情報共有システム10において被介
護者の情報を共有できることを利用してさらに発展的な
機能を介護情報共有システム10に設けることが介護保
険制度上好ましい。本実施形態は、上記した実施形態に
対し、かかる発展的な機能を付加した介護情報共有シス
テム10にかかるものである。以下、具体的に説明す
る。
【0058】すなわち、本実施形態の介護情報共有シス
テム10は、上記実施形態における各構成のほか、医療
関連情報たる医療関連データを蓄積する医療関連データ
ベース110と、介護内容データベース12の中から診
察データを抽出するプログラムとしての診察データ抽出
手段(診察データ抽出手順)120とを備えている。
【0059】「医療関連データ」とは、連携病院の所在
地や診療科目等に関する情報(支援情報)、医療行為に
関する報酬関連情報(報酬情報)、厚生労働省など公の
機関から発信される最新医療情報など(医療情報)など
がある。「診察データ」とは、例えば、被介護者に対す
る訪問診療において、どのような診療行為を行ったか、
どのような薬を処方したかなどカルテに書かれるような
情報である。なお、診察データは、上記実施形態におけ
る介護内容データと同様に扱うことができるため、予め
診療所用に準備された介護項目情報が記載されている介
護内容データシート51及びそれに対応したバーコード
情報が付されている記号情報シート52からなる介護用
シート50を準備しておくことで、上記実施形態と同
様、その記号情報シート52を活用してデータ化し、本
実施形態の介護情報共有システム10に送信することが
できる。また、診療所Aから送られる情報が、手書きの
カルテであれば、ファクシミリ等により、そのカルテを
受信し、支援システム運営者側において、記号情報シー
ト52を用いて本実施形態の介護情報共有システム10
に送信するか入力する。
【0060】診察データ抽出手段120は、本実施形態
の介護情報共有システム10の介護内容データベース1
2に蓄積された情報の中から診察データに相当するもの
を検索して抽出する手段である。診察データを抽出する
に当たっては、抽出した情報を連携病院Bに送信する場
合、診察データのみではなく、日常的にヘルパーなどに
よって施される介護内容データが含まれていてもよい。
また、本実施形態の介護情報共有システム10におい
て、図示しないが、診療報酬の算出を行うプログラムと
しての診療報酬算出手段(診療報酬算出手順)及びレセ
プトデータ作成手段(レセプトデータ作成手順)を設け
た場合には、診察データ抽出手段120により抽出され
た情報の中から、さらに診療報酬の算出対象となるデー
タのみを検索するプログラムを設定しておくことが好ま
しい。なお、本明細書において、「診療報酬」は、「介
護報酬」も含む意味であり、診療所の場合には、診療報
酬と介護報酬の少なくとも一方が診療報酬算出手段によ
り算出され、レセプトデータ作成手段により、診療報酬
明細書と介護報酬明細書の少なくとも一方が作成され
る。また、診療所以外の介護サービス提供者、例えば、
介護事業者の場合には、上記診療報酬(介護報酬)算出
手段により、介護報酬が算出され、レセプトデータ作成
手段により介護報酬明細書が作成される。
【0061】本実施形態によれば、診療所Aによる介護
内容データ(診察データ)が、介護情報共有システム1
0に送られると、介護情報共有システム10では、この
データを連携病院Bに所定の様式に加工して又は加工せ
ずに送信する。これにより、連携病院Bにおいても所定
の被介護者に関する情報の共有が可能となる。また、診
療報酬(介護報酬)算出手段及びレセプトデータ作成手
段により、レセプトデータが作成され、それを診療所A
のデータ受信手段23により受信することにより、診療
所Aでは、レセプト(診療報酬明細書及び/又は介護報
酬明細書)を作成する手間が軽減される。なお、診療所
ではなく、介護事業者等の場合には、上記のように、診
療報酬(介護報酬)算出手段及びレセプトデータ作成手
段により、介護報酬明細書を作成する手間が軽減され
る。また、介護内容データ(診察データ)が、必要に応
じて薬局にも送信される構成とすることにより、薬局で
は、被介護者又は所定の介護サービス提供者のところ
へ、直接、処方された薬を配達することができる。これ
により、薬局へ出向く手間を省くことができる。ここに
おいて、薬局は本発明の介護サービス提供者と位置づけ
られる。もちろん、被介護者又は介護サービス提供者が
薬局に受け取りに行ってもよいが、その場合でも、予め
薬が調合され準備されているため、迅速な受け渡しを実
現することができる。
【0062】ここで、医療関連データベース110に
は、上記のように、連携病院の所在地等に関する情報
(支援情報)、医療行為に関する報酬関連情報(報酬情
報)、厚生労働省など公の機関から発信される最新医療
情報など(医療情報)などが含まれている。従って、診
療所Aにおいては、これらの膨大な情報を本実施形態の
介護情報共有システム10から引き出すことができる。
【0063】特に、連携病院の所在地や診療科目等に関
する支援情報は次のように役立てることができる。すな
わち、介護保険制度の下では、日頃の訪問介護に関して
は、制度的に診療所によって行われ、被介護者が利用し
やすいものとなることを目指している。これを実現する
に当たっては、高度医療等を保障する所定規模、設備を
整えた連携病院を、制度上、診療所ごとに指定する必要
がある。連携病院を確保できない診療所の場合には、介
護保険制度を活用した訪問介護を行うことができない。
【0064】しかしながら、診療所では人的、情報リテ
ラシーの面で不足しがちであり、介護保険制度を活用し
た訪問介護を行おうと考えても、連携病院を確保できな
いために実行に移されないケースも多い。かかる場合、
本実施形態によれば、介護情報共有システム10におい
て上記のような支援情報を有している。従って、診療所
が、かかる支援情報にアクセスし、検索して、所望の連
携病院と提携することができる。また、そのような診療
所の登録が介護情報共有システム10になされたなら
ば、介護情報共有システム10において、所在地、診療
科目等を考慮して、適切な連携病院を検索抽出する手段
を設けることもできる。この場合には、診療所による連
携病院を探す手間が大幅に削減されると共に、診療所と
連携病院との関係を確実に構築できる。しかも、診療所
と連携病院の双方の所在地や診療科目等を考慮して、適
切な連携病院を抽出することができる。これにより、本
実施形態の介護情報共有システム10は、介護保険制度
を活用した訪問介護、訪問医療のさらなる発展に資す
る。
【0065】
【発明の効果】本発明の介護情報共有システム及びコン
ピュータプログラムによれば、介護内容データベースを
備え、それに基づき介護サービス提供者に対し、情報を
供給する構成である。このため、高齢者などの被介護者
の介護に携わる人や団体に対して、被介護者に関する情
報の共有の容易化を図ることができる。この結果、被介
護者に対する介護サービスの適切化が図られる。また、
本発明の介護用シートは、記号情報を用いて、介護内容
データを介護情報共有システムに入力又は受信させる構
成である。このため、被介護者に関する介護情報をミス
なくかつ迅速にデータ化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態にかかる介護情報共有シ
ステムを用いて、所定の被介護者に対する介護に関する
情報を共有するプロセスを示す概念図である。
【図2】上記実施形態にかかる介護情報共有システムに
スケジュールデータベースを設けた場合の介護に関する
情報を共有するプロセスを示す概念図である。
【図3】本発明の一の実施形態にかかる介護用シートを
構成する介護内容データシートの一例を示す図である。
【図4】本発明の一の実施形態にかかる介護用シートを
構成する記号情報シートの一例を示す図である。
【図5】本発明の一の実施形態にかかる介護用シートの
使用方法を説明するための図である。
【図6】介護サービス記録表の一例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかる介護情報共有シ
ステムを用いた診療所と連携病院との間での介護に関す
る情報を共有するプロセスを示す概念図である。
【符号の説明】
10 介護情報共有システム 11 データ受信手段 12 介護内容データベース 13 データ送信手段 14 提供者抽出手段 15 スケジュールデータベース 50 介護用シート 51 介護内容データシート 52 記号情報シート 60 介護サービス記録表 110 医療関連データベース 120 診察データ抽出手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の介護サービス提供者間で、被介護
    者に対して提供された介護サービスの内容に関する情報
    を共有するためのシステムであって、 いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サービス
    に関する介護内容データを蓄積する介護内容データベー
    スと、 前記介護内容データベースに蓄積された特定の介護内容
    データを、情報として共有すべき他の介護サービス提供
    者に供給する介護内容データ供給手段とを具備すること
    を特徴とする介護情報共有システム。
  2. 【請求項2】 複数の介護サービス提供者間で、被介護
    者に対して提供された介護サービスの内容に関する情報
    を共有するためのシステムであって、 いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サービス
    に関する介護内容データを受信するデータ受信手段と、 前記データ受信手段により受信した前記提供済みの介護
    内容データを蓄積する介護内容データベースと、 前記介護内容データベースに蓄積された特定の介護内容
    データを、情報として共有すべき他の介護サービス提供
    者に供給する介護内容データ供給手段とを具備すること
    を特徴とする介護情報共有システム。
  3. 【請求項3】 複数の介護サービス提供者間で、被介護
    者に対して提供された介護サービスの内容に関する情報
    を共有するためのシステムであって、 いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サービス
    に関する介護内容データを受信するデータ受信手段と、 前記データ受信手段により受信した前記提供済みの介護
    内容データを蓄積する介護内容データベースと、 前記介護内容データベースに蓄積された特定の介護内容
    データについて共有すべき他の介護サービス提供者を抽
    出する提供者抽出手段と、 前記提供者抽出手段により抽出された他の介護サービス
    提供者に、前記特定の介護内容データを供給する介護内
    容データ供給手段とを具備することを特徴とする介護情
    報共有システム。
  4. 【請求項4】 介護サービス提供者のスケジュールデー
    タを蓄積するスケジュールデータベースを備え、前記提
    供者抽出手段が、前記特定の介護内容データについて供
    給すべき他の介護サービス提供者を、前記スケジュール
    データベースを参照して抽出する構成であることを特徴
    とする請求項3記載の介護情報共有システム。
  5. 【請求項5】 前記介護内容データを構成する各介護項
    目情報のそれぞれに対応させて付与した記号情報データ
    ベースを備えており、前記介護内容データが記号情報で
    ある場合に、前記記号情報データベースを参照して、各
    記号情報に対応した介護項目情報に変換するデータ変換
    手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1に記載の介護情報共有システム。
  6. 【請求項6】 前記記号情報がバーコードであることを
    特徴とする請求項5記載の介護情報共有システム。
  7. 【請求項7】 さらに、連携病院の所在地等に関する支
    援情報を備えた医療関連データベースを有し、介護サー
    ビス提供者としての所定の診療所に対応する連携病院を
    抽出可能な手段を備えていることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1に記載の介護情報共有システム。
  8. 【請求項8】 前記介護内容データの中から診察データ
    を抽出する診察データ抽出手段を備えると共に、抽出さ
    れた診察データに基づき、診療報酬を算出する診療報酬
    算出手段を備えていることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1に記載の介護情報共有システム。
  9. 【請求項9】 複数の介護サービス提供者間で、被介護
    者に対して提供された介護サービスの内容に関する情報
    を共有するためのプロセスをコンピュータに実行させる
    ためのコンピュータプログラムであって、 いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サービス
    に関する介護内容データを介護内容データベースに蓄積
    させる介護内容データ蓄積手順と、 前記介護内容データベースに蓄積された特定の介護内容
    データを、情報として共有すべき他の介護サービス提供
    者に供給する介護内容データ供給手順とを具備すること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 【請求項10】 複数の介護サービス提供者間で、被介
    護者に対して提供された介護サービスの内容に関する情
    報を共有するためのプロセスをコンピュータに実行させ
    るためのコンピュータプログラムであって、 いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サービス
    に関する介護内容データを受信するデータ受信手順と、 前記データ受信手順により受信した前記提供済みの介護
    内容データを介護内容データベースに蓄積させる介護内
    容データ蓄積手順と、 前記介護内容データベースに蓄積された特定の介護内容
    データを、情報として共有すべき他の介護サービス提供
    者に供給する介護内容データ供給手順とを具備すること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 【請求項11】 複数の介護サービス提供者間で、被介
    護者に対して提供された介護サービスの内容に関する情
    報を共有するためのプロセスをコンピュータに実行させ
    るためのコンピュータプログラムであって、 いずれかの介護サービス提供者が提供した介護サービス
    に関する介護内容データを受信するデータ受信手順と、 前記データ受信手順により受信した前記提供済みの介護
    内容データを介護内容データベースに蓄積させる介護内
    容データ蓄積手順と、 前記介護内容データベースに蓄積された特定の介護内容
    データについて共有すべき他の介護サービス提供者を抽
    出する提供者抽出手順と、 前記提供者抽出手順により抽出された他の介護サービス
    提供者に、前記特定の介護内容データを供給する介護内
    容データ供給手順とを具備することを特徴とするコンピ
    ュータプログラム。
  12. 【請求項12】 介護サービス提供者のスケジュールデ
    ータを蓄積するスケジュールデータベースを備え、前記
    提供者抽出手順が、前記特定の介護内容データについて
    供給すべき他の介護サービス提供者を、前記スケジュー
    ルデータベースを参照して抽出する構成であることを特
    徴とする請求項11記載のコンピュータプログラム。
  13. 【請求項13】 前記介護内容データを構成する各介護
    項目情報のそれぞれに対応させて付与した記号情報デー
    タベースを備えており、前記介護内容データが記号情報
    である場合に、前記記号情報データベースを参照して、
    各記号情報に対応した介護項目情報に変換するデータ変
    換手順を備えることを特徴とする請求項8〜12のいず
    れか1に記載のコンピュータプログラム。
  14. 【請求項14】 連携病院の所在地等に関する支援情報
    を備えた医療関連データベースから、介護サービス提供
    者としての所定の診療所に対応する連携病院を抽出可能
    な手順を備えていることを特徴とする請求項8〜13の
    いずれか1に記載のコンピュータプログラム。
  15. 【請求項15】 前記介護内容データの中から診察デー
    タを抽出する診察データ抽出手順を備えると共に、抽出
    された診察データに基づき、診療報酬を算出する診療報
    酬算出手順を備えていることを特徴とする請求項8〜1
    4のいずれか1に記載のコンピュータプログラム。
  16. 【請求項16】 コンピュータから構成される介護情報
    共有システムに入力されるべき介護内容データを構成す
    る文字又は図柄からなる各介護項目情報が記載されてい
    ると共に、各介護項目情報に対応する記号情報が記載さ
    れており、目印が付記された記号情報を所定の読み取り
    装置を用いて読み込むことにより、前記介護情報共有シ
    ステムに介護内容データを供給可能な構造であることを
    特徴とする介護用シート。
  17. 【請求項17】 コンピュータから構成される介護情報
    共有システムに入力されるべき介護内容データを構成す
    る文字又は図柄からなる各介護項目情報が記載された介
    護内容データシートと、 前記介護内容データシートにおける各介護項目情報に対
    応する各記号情報が、前記介護内容データシートに重ね
    合わせた際に、各介護項目情報に対応する位置に表示さ
    れるように記載された記号情報シートとを具備してな
    り、 前記介護内容データシートに記載された各介護項目情報
    を参照して、対応する記号情報に目印を付記可能な目印
    付記許容手段を備え、該目印が付記された記号情報を所
    定の読み取り装置を用いて読み込むことにより前記介護
    情報共有システムに介護内容データを供給可能な構造で
    あることを特徴とする介護用シート。
  18. 【請求項18】 前記目印付記許容手段が、前記介護内
    容データシートにおける少なくとも各介護項目情報に対
    応する位置に形成された孔部からなり、該孔部を通じて
    重ね合わせられた前記記号情報シートにおける対応する
    記号情報に目印を付記可能であることを特徴とする請求
    項17記載の介護用シート。
  19. 【請求項19】 前記記号情報が、バーコードであるこ
    とを特徴とする請求項16〜18のいずれか1に記載の
    介護用シート。
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