JP2003150718A - 常時健康管理システム - Google Patents

常時健康管理システム

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JP2003150718A
JP2003150718A JP2001348176A JP2001348176A JP2003150718A JP 2003150718 A JP2003150718 A JP 2003150718A JP 2001348176 A JP2001348176 A JP 2001348176A JP 2001348176 A JP2001348176 A JP 2001348176A JP 2003150718 A JP2003150718 A JP 2003150718A
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health
health condition
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JP2001348176A
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Takaaki Hisumi
孝昭 日隅
Hidekazu Oshima
英一 大島
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病院を介さず健康管理ができ、病状発生時は
データを把握して的確に措置でき、医師の診断時は常時
のデータをも参照して総合判断を可能とする。 【解決手段】 ユーザは日常の生活を送りながら携帯型
健康状態データ測定器11を持つ。測定器11はユーザ
身体に付けた各センサーの常時測定データを携帯電話機
12の健康状態監視プログラムに送信する。携帯電話機
12は測定データを一定周期で公衆電話網やIモードに
よるインターネット網3を介して管理センター2のサー
バ21へ送信する。サーバ21は測定データを受信・蓄
積し、健康管理データベースを構築すると共に、過去の
データを分析し受信データの正常/異常を検出する。正
常なら一定周期(毎月等)で健康状態データをユーザと
契約医師や病院へ送信し、異常なら直ちに該データをユ
ーザと契約医師や病院へ送信すると共に、監視装置23
とユーザの携帯電話機12に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手帳型健康状態デ
ータ測定器と一般の市販携帯電話機を結合した携帯型の
遠隔健康状態データ測定装置及び該測定装置から送信さ
れるデータを収集・分析する管理センターとで構成され
る常時健康管理システムに関する。
【0002】
【従来の残術】近年、正常な日常生活を送っている人で
も健康維持又は病状悪化防止のため定期的に医師による
健康診断を受けるのが一般化している。通常このような
場合、前以て診断日を予約し、本人が健康状態データ
(心電図、血圧等)を測定する測定装置のある病院等の
特定な場所に出掛けて測定し、その測定データをもとに
医師の診断を仰ぐのが一般的である。
【0003】しかし、この方法には以下のような問題が
ある。・測定日の健康状態により測定値が異なるので、
健康診断日の測定データが本人の通常のデータとは限ら
ない。本人の正確な健康状態データを把握するために
は、測定周期を短くするとか一定時間連続して測定する
ことが必要である。・健康状態データには個人差がある
ため、健康診断日の測定データが本人にとって異常か否
かの判定には、過去の時系列的なデータが必要である。
・しかし、短い周期のデータが必要な場合は本人が頻繁
に病院等の特定の場所に出掛け、一定時間の連続したデ
ータが必要な場合は本人が一定時間病院等の特定の場所
に滞在する必要がある。
【0004】また、通常の日常生活を送りながら長時間
の健康状態データを測定する方法として、心電図等を2
4時間連続測定する携帯型測定器による方法があるが、
この場合もそれ以上の長時間の測定には、小型大容量で
書き込み容易な記憶媒体が実用化されていないため、本
人が病院等の特定な場所に行き携帯型測定器内のデータ
記憶媒体を交換する必要がある。
【0005】上記のような問題解決のため、携帯型健康
状態データ測定装置で本人の健康状態データを測定し、
その測定データを携帯電話機等により病院あるいは管理
センター等に送信することにより、本人が特定な場所に
出掛けなくても本人の健康状態を常時監視できる遠隔医
療システムが提案されている。このような遠隔医療シス
テムの例として、特開平9−271465号公報(在宅
患者生体情報取得システム)や特開2000−1398
57公報(遠隔医療データ診断装置とその診断処理方
法)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−271465号公報のシステムは、在宅患者の生体
情報(健康状態データ)の送信手段として携帯電話を接
続可能としているが、携帯電話機を使用した送信方法に
ついての記述は全くない上、本来ならば入院すべき患者
を対象として在宅で病院の医師が遠隔診断することを前
提としているため、在宅患者側にある生体情報取得装置
が複雑・大型であり、通常の日常生活を送りながらユー
ザが携帯することは不可能であった。
【0007】また、特開2000−139857公報の
システムは、血圧・心拍数等(健康状態データ)の測定
機能をもつ腕時計型無線電話機(遠隔健康状態データ測
定装置)をユーザに持たせることにより、測定データを
無線電話基地局経由で管理センター側サーバヘ送信する
としているが、無線電話回線による測定データの具体的
伝送方法は示されていない。例えば、無線電話回線(携
帯電話を含む)を使用して測定データを伝送するために
は回線の両端に対応するモデムが必要であり、上記測定
機能をもつ腕時計型無線電話機を腕時計型測定器と携帯
電話機とで構成するのであれば、その接続インタフェー
スを含め、どのような構成とするかが実用化のポイント
であるが、腕時計型無線電話機の具体的構成についての
記述は全くない。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を解決し
て、病院等に行かなくても体調の個人管理を可能とし、
病状発生時のデータを把握して的確な措置を取ることが
でき、さらには医師が病状を把握する時、診断時データ
及び過去のデータや常時のデータを参照しながら総合的
に判断できる常時健康管理システムを実現することを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、身体に付けた状態データセンサーでユーザ
の各種健康状態データを常時測定する手帳型健康状態デ
ータ測定器、及び該測定器で測定したデータを蓄積し一
定周期で公衆電話網又はインターネット網を介して管理
センターに送信する携帯電話機で構成される携帯型の遠
隔健康状態データ測定装置と、遠隔健康状態データ測定
装置からのデータを受信・蓄積し、健康管理データベー
スを構築して過去のデータを分析し受信・蓄積したデー
タが正常か異常かを検出する機能、正常な場合は一定周
期でその期間内の健康状態データを当該ユーザの携帯電
話機及び医療契約した医師又は病院へ送信する機能、及
び異常を検出した場合は直ちに健康状態データを当該ユ
ーザの携帯電話機及びユーザ所在地の医療契約した医師
又は病院へ送信すると共に健康状態異常を管理センター
内監視装置及び当該ユーザの携帯電話機に通知する機能
を有する管理センター内のサーバ及び記憶装置と、から
なることを特徴とする常時健康管理システムを手段とす
る。
【0010】あるいは、上記の常時健康管理システムに
おいて、状態データセンサーは、薄膜焦電センサーにて
鼓膜付近の放射赤外線エネルギーを感知することにより
体温を測定する機能を持つイヤホン型センサーと、心臓
の収縮拡張時に発生する微弱電流を感知して心電図と心
拍数を測定する機能、横隔膜拡張時に発生する微弱電流
を感知して呼吸を測定する機能、及び血管内の圧力を感
知して血圧を測定する機能の1つ以上を持つイヤリング
型センサーと、から構成されることを特徴とする常時健
康管理システムを手段とする。
【0011】あるいは、上記の常時健康管理システムに
おいて、手帳型健康状態データ測定器は、状態データセ
ンサーからの測定データを測定項目毎に測定データ蓄積
部に分配するI/O処理部と、I/O処理部からのデー
タを時系列に蓄積する測定項目対応の測定データ蓄積部
と、管理センターへ送信するデータを項目毎の測定デー
タ蓄積部から抽出し携帯電話機に送出する測定データ処
理部とを有することを特徴とする常時健康管理システム
を手段とする。
【0012】あるいは、上記の常時健康管理システムに
おいて、携帯電話機は、一定周期で手帳型健康状態デー
タ測定器からの時系列の測定データを取得する機能、取
得したデータを一定周期で管理センターに送信する機
能、異常を検出した時に管理センターから送信される通
知を受信してアラームを発生する機能、及び測定データ
の管理センターへの送信周期を変更する機能を持つ健康
状態監視プログラムを有し、手帳型健康状態データ測定
器とは自己の標準インタフェースで接続することを特徴
とする常時健康管理システムを手段とする。
【0013】本発明では、携帯電話機に手帳型健康状態
データ測定器を付加した遠隔健康状態データ測定装置を
持ち歩くだけで、毎日の自分の健康状態を示すデータが
管理センターに蓄積されるとともに、一定周期で手元に
送られるようにすることで、客観的データに基づく健康
の自己管理を、病院等に行かなくても比較的容易にし、
医師や病院による健康診断時等においても過去の測定デ
ータを手元に送信しておくことで、的確な診断・対処を
可能にする。
【0014】また、測定データに異常が検出された場合
は、直ちにユーザの携帯電話機に異常状態発生のアラー
ムとその測定データを送信することで、ユーザがそれを
見てすぐに病院へ行くべきか明日でもよいか等の適切な
判断を可能にし、病院での診察でも医師の手元に過去の
データを送信しておき、また異常発生時のデータを送信
することで、直ちに的確な処置・対応を可能にする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて詳細に説明する。
【0016】まず始めに、本発明の具体的な実施の形態
を説明する前に、本発明の原理的な説明を行う。
【0017】本発明では、市販携帯電話機の標準インタ
フェース接続用コネクタを持ち身体に付けた状態データ
センサーからの測定データを処理して該インタフェース
を介して携帯電話機内の健康状態監視プログラムにデー
タを送信する手帳型健康状態データ測定器を考案し、遠
隔健康状態データ測定装置を市販携帯電話機と前記手帳
型測定器とからなる構成とした。したがって、遠隔健康
状態データ測定装置を持ち、状態データセンサーを身体
に付けるだけで、ユーザの各種健康状態データが常時測
定され、その測定データは携帯電話機により一定周期で
公衆電話網又はNTTドコモ社のIモード等の場合では
インターネット網を介して管理センターへ送信される。
【0018】すなわち、本発明の常時健康管理システム
は、手帳型健康状態データ測定器、及び市販携帯電話機
とから構成される上記遠隔健康状態データ測定装置と、
携帯電話機からの測定データを受信・蓄積し、過去のデ
ータを分析して受信・蓄積したユーザのデータが正常か
異常かを検出可能な健康管理データベースを構築して、
受信・蓄積したデータが正常か異常かを検出する機能、
正常な場合は一定周期で(例えば毎月)その期間内の健
康状態データを当該ユーザの携帯電話機及び医療契約し
た医師又は病院へ送信する機能、及び受信・蓄積したデ
ータに異常を検出した場合は直ちに該データを当該ユー
ザの携帯電話機及びユーザ所在地の医療契約した医師又
は病院へ送信すると共に健康状態異常を管理センター内
監視装置及び当該ユーザの携帯電話機に通知して表示さ
せる機能を有する管理センター内コンピュータシステム
(サーバ及び記憶装置)と、からなることを特徴とす
る。
【0019】上記において、異常検出時に測定データの
送信先をユーザ所在地の医療契約した医師又は病院とし
たのは、携帯電話機の発信電波によりユーザの所在位置
の把握は容易に可能なので、本システムを管理運用する
健康管理会社が全国主要都市の病院と契約を結び異常検
出時の測定データ送信を可能(全国医療ネットの構築)
にしておけば、出張先などで健康異常が発生した場合で
も自動的にユーザ所在地の医療契約病院ヘデータが送信
され、異常に気付いたユーザが該病院へ行けば自宅近辺
に居たときと同様な的確な医療処置が期待できる。また
異常検出時にそれを管理センター内監視装置に表示する
ことにしたのは、そこに担当医を常駐させ異常時の臨機
応変の処置を可能とするためである。
【0020】さらに本発明では、ユーザが各種健康状態
データを測定する手帳型健康状態データ測定器と携帯電
話機とで構成される遠隔健康状態データ測定装置を常時
携帯することにより、健康状態データを常時測定して携
帯電話機に蓄積し、該データを一定周期或いは周期を変
更して該携帯電話機からIモード等で自動発信しインタ
ーネット網を介して管理センターに送信し、管理センタ
ー内のサーバにより記憶装置に収集・蓄積することで、
健康状態データ収集システムが構築できる。
【0021】上記では、携帯電話機から管理センターへ
の測定データ送信に携帯電話のIモード等を使用可能と
している。Iモード等は通話ではなくデータ通信のため
の動作モードであるため、測定データの送信にはそのま
ま適用出来る上、技術革新により携帯電話の伝送速度が
上がれば自動的に測定データの送信速度が向上し、より
詳細なデータの送信が可能となるデータ収集システムを
実現できる。例えば、現在のIモードにおけるデータ伝
送速度は9600bpsであるが、これが次世代サービ
スFOMAでは384kbpsと約40倍の速度を利用
することが可能になる。
【0022】また、本発明の常時健康管理システムで使
用する手帳型健康状態データ測定器と携帯電話機とから
構成される遠隔健康状態データ測定装置について、手帳
型健康状態データ測定器の状態データセンサーは、例え
ば耳に挿入するイヤホン部と耳朶を挟むイヤリング部か
らなる構成とし、イヤホン部の薄膜焦電センサーで鼓膜
付近の放射赤外線エネルギーを感知することにより体温
の測定を、イヤリング部のセンサーで心臓の収縮拡張時
に発生する微弱電流を感知して心電図と心拍数の測定
を、横隔膜拡張時に発生する微弱電流を感知して呼吸の
測定を、及び血管内の圧力を感知して血圧の測定を行
う。これら各種センサーを使用した測定手段により測定
された健康状態データは、例えばシリアルインターフェ
ース経由で手帳型健康状態データ測定器本体に送られ
る。手帳型健康状態データ測定器本体は、シリアルイン
ターフェース経由等で受信したデータを各測定項目毎に
測定データ蓄積部に分配するI/O処理部、I/O処理
部からのデータを時系列に蓄積する各測定項目対応の測
定データ蓄積部、及び管理センターへ送信するデータを
測定データ蓄積部から抽出・処理し携帯電話機に送出す
る測定データ処理部から構成され、携帯電話機との接続
は、例えばIモード採用市販携帯電話機の標準インタフ
ェースであるDH01又はMQ138・M16(13)
Sコネクタで接続可能な構成とする。
【0023】また、該携帯電話機は、市販携帯電話機
に、(1)一定周期で前記手帳型測定器からの時系列の
測定データを取得する機能、(2)取得したデータを一
定周期で管理センターに送信する機能、(3)異常デー
タ検出時に管理センターから送信される通知信号受信に
よりアラームを発生する機能、(4)測定データの管理
センターへの送信周期を変更する機能等を持つプログラ
ム(健康状態監視プログラム)を追加した構成とするこ
とを特徴とする。該携帯電話機はjava(登録商標、
以下同じ)対応端末になっているから、管理センター側
にユーザの健康状態/病状に合わせカスタマイズされた
javaプログラムを準備しておき、各ユーザは自分の
健康状態/病状に適切なプログラムをダウンロードして
使用することも可能になる。
【0024】上記の常時健康管理システムを使用すれ
ば、健康管理会社はユーザの依頼によりユーザ本人及び
専門の医師又は病院と契約し、ユーザを管理センター内
コンピュータシステムに登録することにより、ユーザは
上記の遠隔健康状態データ測定装置を携帯するだけで、
健康状態データ等の情報が自動的にユーザ本人ならびに
上記の医師又は病院にも送信され、ユーザ本人の検査通
院なしに健康状態データ履歴が医師又は病院の手元に常
に確保されることにより、専門医による定期診断時ある
いは異常データ検出による臨時診断時に、新たな健康状
態データの測定なしに的確な処置・対応を可能とする常
時健康状態管理方法が実現される。
【0025】すなわち、前記の常時健康管理システムを
使用した健康状態管理方法においては、まず健康管理会
社は、健康状態データの被測定者であるユーザの依頼に
より、ユーザ本人とは利用契約とそれに基づく管理セン
ター内コンピュータシステムヘの登録、医師又は病院と
は医療契約を行う。契約完了により本サービスが開始さ
れると、ユーザの健康状態データは遠隔健康状態データ
測定装置から管理センターへ常時送信され、管理センタ
ーでは該データを受信・蓄積・分析して、すでに構築済
みの健康管理データベース(健康管理DB)により現在
の受信データが正常か異常かを自動的に判断する。受信
データが正常な場合は、一定周期(例えば一ヶ月)でユ
ーザ及び該医師又は該病院に所要の測定データ(例えば
一ヶ月の平均値及び最大・最小値)を送信し、受信デー
タが異常な場合は、直ちに該データをユーザ及び該医師
又は該病院に送信すると共に管理センター内監視装置及
びユーザの携帯電話機に健康状態異常を示すアラームを
発生させることにより、ユーザによる特別の検査通院な
しに健康状態データ履歴が該医師又は該病院の手元に確
保され、正常な場合の定期健康診断時、異常な場合の臨
時診断時のいづれの場合でも、新たな健康状態データの
測定なしに的確な処置・対応を可能とすることを特徴と
する。
【0026】健康管理会社が全国主要都市の病院と医療
契約を結び管理センターとの間に全国医療ネットが構成
されていること、遠隔健康状態データ測定装置が携帯電
話機と一体化しているためユーザの所在位置の把握が容
易なことから、健康異常状態発生時には、ユーザが全国
どこに居ても上記のサービスを受けることが可能であ
る。
【0027】次に、本発明の具体的な実施の形態を示
す。
【0028】図1は本発明のシステム及びそれによる健
康管理方法の一実施形態例を説明する図であって、1は
ユーザが携帯する遠隔健康状態データ測定装置であり、
11と12はそれを構成する手帳型健康状態データ測定
器と携帯電話機、2は管理センター、21と22は管理
センター内コンピュータシステムを構成するサーバと記
憶装置(健康管理DB)、23は受信した測定データの
分析により自動検出される異常状態等を監視する監視装
置、3はユーザの携帯電話機と管理センター2を結ぶ公
衆電話網又はインターネット網、4は医療契約した医師
又は病院、5は本システムを運用管理する健康管理会社
を表す。
【0029】本システムを利用するユーザは、遠隔健康
状態データ測定装置1を携帯して日常生活を送るだけ
で、24時間自分の健康管理をすることが可能になる。
【0030】図1において、遠隔健康状態データ測定装
置1は、ユーザの身体に接触するセンサー経由で各種健
康状態データを測定する手帳型健康状態データ測定器1
1と、手帳型健康状態データ測定器11からの測定デー
タを受信し一定周期で(あるいは測定項目により周期を
変更して)自動発信して公衆電話網又はインターネット
網3を介して管理センター2へ送信する携帯電話機12
とで構成される。
【0031】管理センター2にはサーバ21、記憶装置
22、監視装置23で構成されるコンピュータシステム
があり、サーバ21は、ユーザからの測定データを受信
・蓄積し、すでに記憶装置22内に構築してある健康管
理DBの過去のデータを参照して受信・蓄積したデータ
が正常か異常かを判定する。正常な場合は、一定周期
(例えば一ヶ月)でその期間内の測定データ(例えば、
その期間の平均値と最低・最高値)をユーザの携帯電話
機12及び医療契約した医師又は病院4へ送信する。異
常と判定された場合は、直ちに受信・蓄積した測定デー
タをユーザの携帯電話機12及び該医師又は該病院4に
送信すると共に、ユーザの携帯電話機12には注意を喚
起させるためのアラームを通知し、管理センター内監視
装置23には当番医者に適切な対処を促すために受信デ
ータの詳細とアラームを通知して表示させる。なお、管
理センター2から医療契約した医師又は病院4へのデー
タ送信は、ユーザの携帯電話機12へと同じく公衆電話
網又はインターネット網3で行っても専用線で行っても
よい。
【0032】図2は遠隔健康状態データ測定装置1の具
体的構成であり、11は本発明による手帳型健康状態デ
ータ測定器、12は遠隔健康状態データ測定装置用の健
康状態監視プログラムが追加された市販携帯電話機であ
る。
【0033】11の内部は、測定項目として体温・心電
図・心拍数・呼吸・血圧を想定した場合の手帳型健康状
態データ測定器11の構成例であり、110は体温・心
電図・心拍数・呼吸・血圧の各健康状態データを取得す
るためのセンサーでaはイヤホン型センサー、bはイヤ
リング型センサーを示し、116は各センサーからシリ
アルインタフェース経由で受信する測定データを各測定
項目毎に測定データ蓄積部に分配するI/O処理部、1
11〜115はI/O処理部116からのデータを時系
列に蓄積する各測定項目対応の測定データ蓄積部であ
り、111は体温測定データ蓄積部、112は心電図測
定データ蓄積部、113は心拍数測定データ蓄積部、1
14は呼吸回数測定データ蓄積部、115は血圧測定デ
ータ蓄積部を示し、117は管理センター2へ送信する
データを契約形態に従い各項目毎の測定データ蓄積部か
ら抽出し携帯電話機12に送出する測定データ処理部、
118は手帳型健康状態データ測定器11を動作させる
ためのバッテリーを示す。
【0034】図1において、ユーザが本発明の常時健康
管理システムを使用して自己の健康管理を行うために、
ユーザは、まず健康管理会社5と利用契約を結ぶ
(1)。本発明では健康状態データの測定項目として体
温・心電図・心拍数・呼吸・血圧の5項目を想定してい
るが、測定種別により契約内容を選択できることとす
る。なお、図1中で(1)〜(4)は、手続きの順序を
表し、同じ場合は、どちらが先であっても、また並行し
ても構わないことを表している。
【0035】次に、利用契約時に管理センター2の健康
管理DB22にユーザ登録と共にユーザの健康状態デー
タの正常値(その時点で最適値と思われる値)を登録す
る。但し、この値は契約後に蓄積される測定データによ
り健康管理DB22内で最適化される。また、健康管理
会社5は、利用契約したユーザに対応して医師又は病院
4とは医療契約を行う(2)。
【0036】これらの契約完了により本サービスが開始
されると、ユーザの健康状態データが、ユーザの携帯す
る遠隔健康状態データ測定装置1から管理センター2へ
送信される(3)。
【0037】管理センター2では、該健康状態データを
受信・蓄積・分析して、すでに構築済みの健康管理デー
タベース22により現在の受信した健康状態データが正
常か異常かを自動的に判断する。サーバ11は、受信デ
ータが正常な場合は一定周期(例えば一ヶ月)でユーザ
の携帯電話機12及びユーザ居住の該医療契約した医師
又は病院4に所要の測定データ(例えば一ヶ月の平均値
及び最大・最小値)を送信するので(4)、ユーザはこ
のデータをチェックすることにより医師又は病院へ行か
ないで自分の健康管理を行うことが出来る。受信データ
が異常な場合は、直ちに該データを携帯電話機12及び
ユーザ居住の該医療契約した医師又は病院4に送信する
と共に、ユーザの携帯電話機12及び管理センター内監
視装置23に健康状態異常発生を通知する(4)。携帯
電話機12を例えばこの通知を受けると特殊着信メロデ
ィが鳴るように設定することにより、ユーザはどこに居
ても直ちに自分の健康状態異常発生を知ることが出来、
受信データを参考に適切な対処が可能になる。
【0038】一方、管理センター内監視装置23では健
康状態異常発生の通知によるアラームと共にそのユーザ
名、ユーザの所在場所、及び詳細な測定データが表示さ
れるため、当番医はこれを見てユーザの自己判断に任せ
て良いか管理センター2側からユーザに対して適切な指
示が必要かの判断を行う。健康状態異常発生時は、ユー
ザが出張等で居住地区以外に居る場合は、管理センター
2より医療契約したユーザ所在地の医師や病院4へも異
常を示す測定データ等が自動的に送信されるので、ユー
ザはその地区の医療契約病院で直ちに適切な処置を受け
ることが可能である。
【0039】図3に管理センター2からユーザの携帯電
話機12及び該医師又は該病院4に送信する測定データ
の提供例を示す。(a)は正常時の測定データの提供
例、(b)は異常時の測定データの提供例である。
【0040】以上説明した実施形態例によれば、携帯電
話機12に小さな手帳型アダプタを付加した形の遠隔健
康状態データ測定装置11を持ち歩くだけで、毎日の自
分の健康状態を示すデータが管理センターに蓄積され、
一定周期で(例えば毎月)手元に送られてくるため客観
的データに基づく健康の自己管理が比較的容易になり、
また医師による例えば年1回の健康診断時においても過
去1年間の毎月の測定データが手元にあるため的確な診
断・対処が可能になる。
【0041】また、測定データに異常が検出された場合
は、直ちにユーザの携帯電話機12に異常状態発生のア
ラームとその測定データが送信されるから、ユーザはそ
れを見てすぐに病院へ行くべきか明日でもよいか等の判
断が可能(判断が困難で且つ急を要する場合は管理セン
ター2の当番医から連絡)な上、医師や病院4での診察
でも医師の手元には過去のデータ及び異常発生時のデー
タが送信されて準備されていること、複数の健康状態デ
ータの測定項目についての同時刻のデータがあること、
等により直ちに的確な処置・対応が可能となる。
【0042】さらに、健康管理会社が、例えば全国主要
都市の病院と契約を結び、異常検出時の測定データ送信
を可能にしてあれば、健康異常状態発生時には全国どこ
に居ても上記のサービスを受けることが可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯電話機に手帳型健康状態データ測定器を付加した遠隔
健康状態データ測定装置を持ち歩くだけで、毎日の自分
の健康状態を示すデータが管理センターに蓄積され、一
定周期で手元に送られてくるため、客観的データに基づ
く健康の自己管理が病院等に行かなくても比較的容易に
なり、医師による健康診断時においても過去の測定デー
タが手元にあるため的確な診断・対処が可能になる。
【0044】また、測定データに異常が検出された場合
は、直ちにユーザの携帯電話機に異常状態発生のアラー
ムとその測定データが送信されるから、ユーザはそれを
見てすぐに病院へ行くべきか明日でもよいか等の判断が
可能な上、病院での診察でも医師の手元には過去のデー
タ及び異常発生時のデータが送信されて準備されている
ので、直ちに的確な処置・対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の常時健康管理システムとそれによる健
康管理方法の実施形態例を示す図である。
【図2】本発明における遠隔健康状態データ測定装置の
具体的構成例を示す図である。
【図3】管理センターからユーザの携帯電話機及び医師
又は病院に送信する測定データの提供例を示す図であっ
て、(a)は正常時の測定データの提供例、(b)は異
常時の測定データの提供例である。
【符号の説明】
1…遠隔健康状態データ測定装置 11…手帳型健康状態データ測定器 110…状態データセンサー a…イヤホン型センサー b…イヤリング型センサー 111…体温測定データ蓄積部 112…心電図測定データ蓄積部 113…心拍数測定データ蓄積部 114…呼吸回数測定データ蓄積部 115…血圧測定データ蓄積部 116…I/O処理部 117…測定データ処理部 118…バッテリー 12…携帯電話機 2…管理センター 21…サーバ 22…記憶装置(健康管理DB) 23…監視装置 3…公衆電話網又はインターネット網 4…医療契約をした医師又は病院 5…健康管理会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体に付けた状態データセンサーでユー
    ザの各種健康状態データを常時測定する手帳型健康状態
    データ測定器、及び該測定器で測定したデータを蓄積し
    一定周期で公衆電話網又はインターネット網を介して管
    理センターに送信する携帯電話機で構成される携帯型の
    遠隔健康状態データ測定装置と、 遠隔健康状態データ測定装置からのデータを受信・蓄積
    し、健康管理データベースを構築して過去のデータを分
    析し受信・蓄積したデータが正常か異常かを検出する機
    能、正常な場合は一定周期でその期間内の健康状態デー
    タを当該ユーザの携帯電話機及び医療契約した医師又は
    病院へ送信する機能、及び異常を検出した場合は直ちに
    健康状態データを当該ユーザの携帯電話機及びユーザ所
    在地の医療契約した医師又は病院へ送信すると共に健康
    状態異常を管理センター内監視装置及び当該ユーザの携
    帯電話機に通知する機能を有する管理センター内のサー
    バ及び記憶装置と、からなることを特徴とする常時健康
    管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の常時健康管理システムに
    おいて、 状態データセンサーは、 薄膜焦電センサーにて鼓膜付近の放射赤外線エネルギー
    を感知することにより体温を測定する機能を持つイヤホ
    ン型センサーと、 心臓の収縮拡張時に発生する微弱電流を感知して心電図
    と心拍数を測定する機能、横隔膜拡張時に発生する微弱
    電流を感知して呼吸を測定する機能、及び血管内の圧力
    を感知して血圧を測定する機能の1つ以上を持つイヤリ
    ング型センサーと、から構成されることを特徴とする常
    時健康管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の常時健康管理シス
    テムにおいて、 手帳型健康状態データ測定器は、 状態データセンサーからの測定データを測定項目毎に測
    定データ蓄積部に分配するI/O処理部と、 I/O処理部からのデータを時系列に蓄積する測定項目
    対応の測定データ蓄積部と、 管理センターへ送信するデータを項目毎の測定データ蓄
    積部から抽出し携帯電話機に送出する測定データ処理部
    とを有することを特徴とする常時健康管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3記載の常時健康管
    理システムにおいて、 携帯電話機は、 一定周期で手帳型健康状態データ測定器からの時系列の
    測定データを取得する機能、取得したデータを一定周期
    で管理センターに送信する機能、異常を検出した時に管
    理センターから送信される通知を受信してアラームを発
    生する機能、及び測定データの管理センターへの送信周
    期を変更する機能を持つ健康状態監視プログラムを有
    し、 手帳型健康状態データ測定器とは自己の標準インタフェ
    ースで接続することを特徴とする常時健康管理システ
    ム。
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