JP2005030495A - 電動オイルポンプ機能拡大型車輌用変速駆動装置 - Google Patents

電動オイルポンプ機能拡大型車輌用変速駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルト式無段変速装置の変速を電動オイルポンプの吐出オイルで制御する車輌に於いて、車輌がエンジン自動停止走行を行うとき、または牽引されて走行するとき、エンジン駆動オイルポンプが働かないことを変速制御用電動オイルポンプにて補い、変速制御用電動オイルポンプの有効性を高める。
【解決手段】車輌がエンジン自動停止走行を行うときまたは牽引されて走行するとき、変速制御用電動オイルポンプの吐出オイルを車輌変速制御装置のクラッチや潤滑部の油圧源にするよう油路を切り換える油路切換手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト式無段変速装置を備えた車輌用変速駆動装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
ベルト式無段変速装置により変速を行う車輌用変速駆動装置に於いては、ベルト式無段変速装置の変速制御は通常油圧回路により油圧制御方式にて行われている。この場合、油圧回路を作動させる油圧源は、従来一般に車輌のエンジンにより駆動されるオイルポンプとされていた。しかし、近年、石油資源の節約と環境保全の要請から重視されてきている車輌運行中にもエンジンを一時停止させるエコラン車、アイドルストップ車、或はハイブリット車に於いては、上記の油圧回路を作動させる油圧源は、少なくともエンジン停止中は、電動モータにより駆動されるポンプに頼らざるをえない。ベルト式無段変速装置の変速制御の油圧源として電動モータ駆動のオイルポンプが用いられるときには、エンジン駆動のオイルポンプと違ってその作動を電気的に細かく制御することができるというメリットがあり、それを生かして車輌変速駆動装置に於けるベルト式無段変速装置をコンピュータ制御することが、例えば下記の特許文献1および2に記載されている。一方、下記の特許文献3には、エンジン自動停止式の車輌の自動変速機の作動オイルを供給する手段として、エンジンにより駆動されるオイルポンプと電動モータにより駆動されるオイルポンプとを並列に設け、エンジン自動停止中のみ電動モータ駆動ポンプを作動させることが記載されている。
【特許文献1】
特開2000−193074号公報
【特許文献2】
特開2000−193075号公報
【特許文献3】
特開2001−99282号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ベルト式無段変速装置により変速を行う車輌用変速駆動装置をエコラン車、アイドルストップ車、或はハイブリット車の如きエンジン自動停止を行う車輌に適用するには、変速制御の油圧源となるオイルポンプを電気モータにより駆動せざるをえないが、その場合にも電気モータ駆動式オイルポンプを単にベルト式無段変速装置の変速制御にのみ使用するのではなく、またエコラン車、アイドルストップ車、或はハイブリット車の如きエンジン自動停止を行う車輌でなくても、ベルト式無段変速装置が電動オイルポンプにより変速制御され、変速駆動装置の潤滑がエンジン駆動のオイルポンプにより行われている車輌に於いて、車輌がエンジン故障等により牽引されて走行するような場合に、電動オイルポンプをより有効に作動させる車輌用変速駆動装置を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するものでして、本発明は、電動モータにより駆動される第一のオイルポンプと、前記第一のオイルポンプの吐出オイルにより変速制御されるベルト式無段変速装置と、エンジンにより駆動される第二のオイルポンプと、エンジン作動中は前記第二のオイルポンプの吐出オイルにより作動されるその他の駆動関連手段とを備えた車輌用変速駆動装置にして、車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき、前記その他の駆動関連手段の少なくとも一部を前記第一のオイルポンプの吐出オイルにより作動させるよう油路を切り換える油路切換手段を備えていることを特徴とする車輌用変速駆動装置を提案するものである。ここで、車輌がエンジン停止状態にて運行されることには、車輌が牽引されて走行する場合も含まれてよい。
【0005】
車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき前記油路切換手段の切り換えにより前記第一のオイルポンプの吐出オイルを供給される前記その他の駆動関連手段の一部は、車輌用変速駆動装置の駆動力伝達経路の途中を選択的に断続する摩擦係合装置であってよく、また車輌用変速駆動装置の潤滑系であってよい。
【0006】
前記第一のオイルポンプは回転方向の変換により一対のポートが吸入口と吐出口の間に変換される可逆ポンプであってよく、前記油路切換手段はエンジン運転中前記第一のオイルポンプと前記ベルト式無段変速装置の油圧式変速比制御部とを連結する変速比制御用油圧回路を形成する第一の切り換え位置と、車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき前記ベルト式無段変速装置の変速比を不変に保つよう前記変速比制御用油圧回路の一部を閉塞すると同時に前記第一のオイルポンプの一方のポートをオイルリザーバにまた他方のポートを前記その他の駆動関連手段の一部へ連結する第二の切り換え位置との間に切り換えられる切換弁を含んでいてよい。
【0007】
前記切換弁は前記第一および第二の切り換え位置に加えて通電されていないとき前記ベルト式無段変速装置の油圧式変速比制御部内のオイルを閉じ込める第三の切換位置に切り換えられる三方切換弁であってよい。
【0008】
車輌用変速駆動装置には、前記第二のオイルポンプの吐出ポートを逆止弁を経て前記変速比制御用油圧回路に接続する油路が設けられてよく、また、このように前記第二のオイルポンプの吐出オイルを逆止弁を経て前記変速比制御用油圧回路へ導入する油路は、前記第二のオイルポンプの吐出オイルを前記第一のオイルポンプの一対のポートのいずれに対しても供給できるよう2組設けられていてよい。
【0009】
前記油路切換手段は前記第二のオイルポンプの吐出オイルに基づくライン油圧に感応して該ライン油圧が所定の圧力以下に下がると開く感圧弁と、該感圧弁を経て前記第一のオイルポンプの吐出ポートを前記その他の駆動関連手段の一部に連結する油路とを含んでいてよいが、或はまた、前記油路切換手段は車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき開くよう制御される電磁開閉弁と、該電磁開閉弁を経て前記第一のオイルポンプの吐出ポートを前記その他の駆動関連手段の一部に連結する油路とを含んでいてもよい。
【0010】
【発明の作用及び効果】
電動モータにより駆動される第一のオイルポンプと、前記第一のオイルポンプの吐出オイルにより変速制御されるベルト式無段変速装置と、エンジンにより駆動される第二のオイルポンプと、エンジン作動中は前記第二のオイルポンプの吐出オイルにより作動されるその他の駆動関連手段とを備えた車輌用変速駆動装置に於いて、車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき、前記その他の駆動関連手段の少なくとも一部を前記第一のオイルポンプの吐出オイルにより作動させるよう油路を切り換える油路切換手段が設けられれば、電気モータにより駆動される第一のオイルポンプは、単にベルト式無段変速装置の変速制御のために作動するだけでなく、エンジン停止時には、エンジン作動中はエンジンにより駆動される第二のオイルポンプの吐出オイルにより作動されるその他の駆動関連手段にその作動に必要なオイルを供給する手段としても作動し、所定のコストを費やして設けられた電動オイルポンプの有用性を拡大することができる。
【0011】
電動オイルポンプの製造コストはかなり高く、それに比較して油路切換手段を設けることに要する追加コストは左程高くないので、このように電動オイルポンプを多目的に作動させることにより、製造コストに対する製品価値の割合を大きく高めることができる。一方、もしこのようにベルト式無段変速装置の変速制御用の電動オイルポンプをその他の駆動関連手段のための油圧源として兼用することが行われなければ、エンジンを停止させた車輌運行中にはそのような駆動関連手段への油圧ないし油の供給のため、上記特許文献3に記載されている如く、別途それ専用に電動オイルポンプが設けられる必要があるが、本発明によればそのような追加のコストが回避される。
【0012】
車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき前記油路切換手段の切り換えにより前記第一のオイルポンプの吐出オイルを供給される前記その他の駆動関連手段の一部が、車輌用変速駆動装置の駆動力伝達経路の途中を選択的に断続する摩擦係合装置とされるときには、特にエコラン車、アイドルストップ車、或はハイブリット車の如く車輌の運行中エンジンを一時停止させる車輌に於いてはクラッチの如き摩擦係合装置は必須の手段であるから、それが油圧作動式である限り、それをエンジン停止中にも制御するために必ず電動オイルポンプが別途用意されなければならないところ、かかる電動オイルポンプをベルト式無段変速装置の変速制御のために用意された電動オイルポンプの兼用により賄うという格別の利益が得られる。
【0013】
車輌用変速駆動装置の潤滑系もまた、車輌の運行中にはオイルの供給が維持されることを必要とする部分であり、車輌運行中エンジンを一時停止させる車輌に於いては、それがエンジン駆動のオイルポンプにより賄われているときには、これに対し必ず電動オイルポンプが別途に用意されなければならず、またエンジン故障等により車輌が牽引により運行されるような場合にも変速駆動装置の潤滑は維持されるのがこのましいところ、かかる車輌用変速駆動装置の潤滑系が、車輌がエンジン停止状態にて運行または牽引されるとき前記油路切換手段の切り換えにより前記第一のオイルポンプの吐出オイルを供給される前記その他の駆動関連手段の一部とされるときには、車輌用変速駆動装置の潤滑系へのオイルの供給を、ベルト式無段変速装置の変速制御のために用意された電動オイルポンプの兼用により賄うことができるという格別の利益が得られる。
【0014】
前記第一のオイルポンプが回転方向の変換により一対のポートが吸入口と吐出口の間に変換される可逆ポンプとされ、前記油路切換手段がエンジン運転中前記第一のオイルポンプと前記ベルト式無段変速装置の油圧式変速比制御部とを連結する変速比制御用油圧回路を形成する第一の切り換え位置と、車輌がエンジン停止状態にて運行または牽引されるときベルト式無段変速装置の変速比を不変に保つよう前記変速比制御用油圧回路の一部を閉塞すると同時に前記第一のオイルポンプの一方のポートをオイルリザーバにまた他方のポートを前記その他の駆動関連手段の一部へ連結する第二の切り換え位置との間に切り換えられる切換弁を含む場合には、車輌がエンジンを作動させて運行されているときには、前記第一のオイルポンプをベルト式無段変速装置の変速制御にのみ作動させることにより消費電力を最小限度に保ち、車輌がエンジンを一時停止させて運行または牽引されるときには、ベルト式無段変速機装置の変速制御は通常行われなくてもよいことに鑑み、前記第一のオイルポンプをベルト式無段変速装置の変速制御より切り離し、前記第二のオイルポンプに代わって前記その他の駆動関連手段の一部へオイルを供給することにのみ作動させることができ、前記第一のオイルポンプおよびそれを駆動する電動モータの容量を上記2つの用途の各々に要する容量のいずれか大きい方を単独にて満たすものにしておけばよいことになり、その設置に要する費用及び電動駆動に要する電力消費を必要最小限度に抑えることができる。
【0015】
前記切換弁が前記第一および第二の切り換え位置に加えて通電されていないとき前記ベルト式無段変速装置の油圧式変速比制御部内のオイルを閉じ込める第三の切換位置に切り換えられる三方切換弁とされれば、上記の如きエンジン作動時とエンジン一時停止中の車輌用変速駆動装置の作動態様の間の切り換りを明確にし、その切り換え途中に不明確な作動状態が生ずることを回避することができる。
【0016】
上記の如き車輌用変速駆動装置に於いて、前記第二のオイルポンプの吐出ポートを逆止弁を経て前記変速比制御用油圧回路に接続する油路が設けられれば、ベルト式無段変速装置の変速制御に必要な油圧レベルまでオイルを加圧するために前記第一のオイルポンプに要求されるオイルの昇圧度は、エンジンの作動中には大気圧からの昇圧に比して前記第二のオイルポンプの昇圧分だけ小さくなり、その分だけ前記第一のオイルポンプに要する電力消費が減少するという利益が得られる。かかる利益は、前記第二のオイルポンプの吐出オイルを逆止弁を経て前記変速比制御用油圧回路へ導入する油路が前記第二のオイルポンプの吐出オイルを前記第一のオイルポンプの一対のポートのいずれに対しても供給できるよう2組設けられることにより倍増される。
【0017】
前記油路切換手段が前記第二のオイルポンプの吐出オイルに基づくライン油圧に感応して該ライン油圧が所定の圧力以下に下がると開く感圧弁と、該感圧弁を経て前記第一のオイルポンプの吐出ポートを前記その他の駆動関連手段の前記一部に連結する油路とを含んでいれば、車輌がエンジン停止運行に入ったとき、そのことをエンジンにより駆動される前記第二のオイルポンプの吐出圧の低下により感知して前記第一のオイルポンプの作動や接続の切り換えを行うことができる。
【0018】
前記油路切換手段が、車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき開くよう制御される電磁開閉弁と、該電磁開閉弁を経て前記第一のオイルポンプの吐出ポートを前記その他の駆動関連手段の前記一部に連結する油路とを含んでいれば、車輌がエンジン停止運行に入ったとき、車輌の運転を制御する電気式車輌運転制御装置による車輌のコンピュータ制御の一環として前記第一のオイルポンプの作動や接続の切り換えを行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるベルト式無段変速装置を用いた車輌用変速駆動装置の一つの実施の形態を発明の要部に関する部分についてのみ解図的に示す概略図である。この車輌用変速駆動装置は、エコラン車、アイドルストップ車、或はハイブリット車の如く車輌の運行中にエンジンの一時自動停止が行われる車輌に適用されるものである。
【0020】
図に於いて、10はエンジンであり、ベルト式無段変速装置を除いては、図には示されていない回転動力伝達手段を経て図には示されていない車輪を駆動するようになっている。かかる回転動力伝達手段の途中に組み込まれて回転動力の変速を行う上記のベルト式無段変速装置は、プーリ対12および14とその間に掛け渡されたベルト16を有するものである。この実施の形態では、プーリ対12が駆動側であり、プーリ対14が被駆動側である。また、前記回転動力伝達手段の途中に組み込まれて回転動力の伝達を選択的に断続するクラッチがC1とし示され、符号18を付されている。
【0021】
20は第一のオイルポンプであり、電動モータ22により駆動される。オイルポンプ20は電動モータ22により駆動される方向の反転に応じて吸込側と吐出側とを反転させる可逆ポンプである。24はエンジン10により駆動される第二のオイルポンプである。
【0022】
プーリ対12、14および無端ベルト16よりなるベルト式無段変速装置は、解図的に示されている油路26と28より供給される油圧の差に応じて各プーリ対のプーリ間隔が相反的に増減され、これによってベルトを経てプーリ対間に伝達される回転の変速比が変更されるようになっている。油路26は三方切換弁30によりオイルポンプ20の一方のポート32に接続されるか、或いはオイルポンプ20への接続より遮断され且つ閉塞される。即ち、三方切換弁30が中央の切換え位置にあるときには、油路26はオイルポンプ20のポート32より遮断され、且つ閉塞された状態にある。このときオイルポンプ20のポート32も閉塞されており、またオイルフィルタ34を経てオイルリザーバ36に通じる油路38も閉塞された状態にある。三方切換弁が右側の切換え位置にあるときには、油路26はオイルポンプ20のポート32に接続され、油路38は閉塞された状態にある。三方切換弁が左側の切り換え位置にあるときには、油路26はオイルポンプ20のポート32より切り離されて閉塞され、オイルポンプ20のポート32は油路38と接続される。オイルポンプ20の他方のポート40は油路28と直に接続されている。
【0023】
エンジン10により駆動される第二のオイルポンプ24の吐出オイルは逆止弁42を経て上記のクラッチ18へ供給されるようになっている。第二のオイルポンプ24の吐出オイルの圧力は、それが所定値以上のとき開き或いは図には示されていない電気式車輌運転制御装置による制御の下に開かれるレリーフ弁44により所定のライン油圧を生成するようになっており、その調圧に伴い排出されるオイルは車輌の変速駆動装置の必要な潤滑箇所へ向けて送られるようになっている。オイルポンプ24の吐出オイルは、さらに油路46と逆止弁48および50を経てそれぞれ油路26および28へ流入できるようになっている。
【0024】
三方切換弁30が右側の切換え位置にあり、油路26がオイルポンプ20のポート32に接続された状態にあるときには、ベルト式無段変速装置の変速比は電動モータ22によりオイルポンプ20を回転駆動する方向によって制御される。即ち、プーリ対12と14へ供給される変速制御用油圧の相対的高低は電動モータ22によるオイルポンプ20の回転方向と回転速度により定まり、オイルポンプ20がポート32を吸入側とし、ポート40を吐出側とする方向に駆動されると、プーリ対12に於けるプーリ間隔は広がり、プーリ対14に於けるプーリ間隔は縮まるので、変速比は増大する。逆に、オイルポンプ20がポート40を吸入側とし、ポート32を吐出側とする方向に駆動されると、プーリ対12に於けるプーリ間隔は縮まり、プーリ対14に於けるプーリ間隔は広がるので、変速比は減小する。このとき、エンジン駆動の第二のオイルポンプ24の吐出オイルが油路46より逆止弁48および50を経て油路26および28へ流入できるようになっていることにより、エンジン10が作動されており、オイルポンプ24が油圧を発生しているときには、電動モータ22により第一のオイルポンプ20をいずれかの回転方向に駆動して油路26と28の間の圧力に差をつける制御は、オイルポンプ24による油圧に上乗せされ或はこれより差し引かれる油圧の差に於いて行われる。
【0025】
かかる構成よれば、オイルポンプ20が発生すべき差圧は比較的小さい値であってよく、変速制御に要する電動モータ22は小型で電力消費量の小さいものであってよく、それでもエンジンが作動中であり、第二のオイルポンプ24が作動しているときには、プーリ対12および14の変速制御用油圧作動部はオイルポンプ24の吐出圧にオイルポンプ20の吐出圧を加味した十分高い油圧にて作動されるので、プーリ対12および14の変速制御用油圧作動部は駆動力不足によりスティックを生ずるような恐れなく、確実に作動することができる。
【0026】
以上のオイルポンプ20、電動モータ22、三方切換弁30を含む油圧回路がベルト式無段変速装置の変速を制御するための変速制御回路である。その上で、オイルポンプ20の一方のポート40は、この実施の形態では、オイルポンプ24の吐出おいるに基づくライン油圧に感応し、ライン油圧が所定の圧力以下に下がると開く感圧弁52を含む油路54により油路46に接続されている。この場合、図には示されていない電気式車輌運転制御装置により、車輌がエンジン停止運行に入るよう制御されると、三方切換弁30は中央の切換え位置を経て左側の切り換え位置へ切り換えられる。三方切換弁30が左側の切り換え位置に切り換えられると、油路26はオイルポンプ20のポート32より切り離されて閉塞されるので、プーリ対12に於けるプーリ間隔は固定された状態となり、ベルト式無段変速装置による変速制御は一時変速比が固定されたロック状態となる。
【0027】
一方、エンジンが停止されるとエンジン駆動の第二のオイルポンプ24が停止するので、油路46内の油圧が下がり、感圧弁52が開く。そこでオイルポンプ20が吐出するオイルが油路54を経て油路46へ供給され、エンジン停止運行中のクラッチC1および車輌変速駆動装置の潤滑系への油圧源となる。こうして電動モータ22により駆動される第一のオイルポンプ20は、エンジンが作動される車輌運行中はベルト式無段変速装置の変速を制御する手段として作動し、車輌がエンジン停止運行に入ると、エンジン駆動の第二のオイルポンプ24に代わってその他の車輌変速駆動装置の一つであるクラッチC1や潤滑系に対する油圧源として作動する。
【0028】
図2は図1に示す車輌用変速駆動装置に於ける感圧弁52を電磁作動弁56に置き換えた他の一つの実施の形態を示す図1と同様の概略図である。この電磁作動弁56は、図には示されていない電気式車輌運転制御装置により制御され、車輌の運行中にエンジンが停止されるとき、それに合わせて右側位置に切り換えられて開状態とされ、それ以外のときには左側位置に切り換えられて遮断状態とされる。図2に於けるその他の構成は図1に於ける構成と同じでありまた同様に作動するので、図2に於いては図1に示す部分に対応する部分には図1に於けると同じ符号を付し、これらの部分についての重複する説明は明細書の冗長化を避けるため省略する。
【0029】
図3は図2に示す車輌用変速駆動装置に於ける三方切換弁56を二方切換弁58に置き換えた更に他の一つの実施の形態を示す図1および図2と同様の概略図である。この二方切換弁58も三方切換弁30と同様に、図には示されていない電気式車輌運転制御装置により制御され、エンジンを作動させた車輌の運行中には右側位置に切り換えられて油路26をオイルポンプ20のポートを32に接続し、車輌の運行中にエンジンが停止されるとき或は車輌が牽引されるとき、それに合わせて左側位置に切り換えられて油路26を閉塞し、油路38をオイルポンプ20のポート32に接続する。図3に於けるその他の構成は、電磁作動弁56と二方切換弁58を除いて図1に於ける構成と同じでありまた同様に作動し、また二方切換弁58を除いて図2に於ける構成と同じでありまた同様に作動するので、図3に於いては図1または図2に示す部分に対応する部分には図1または図2に於けると同じ符号を付し、これらの部分についての重複する説明は明細書の冗長化を避けるため省略する。
【0030】
図4は図1〜3に示した車輌用変速駆動装置の作動の態様を示すフローチャートである。かかるフローチャートによる作動に於ける制御は、図には示されていないがそれ自身この技術分野では既に周知のマイクロコンピュータを備えた電気式車輌運転制御装置により行われ、その制御演算に基づいて上に図1〜3を参照して説明した車輌変速駆動装置に於いて実行される。
【0031】
車輌の運行が開始されると、図示のフローチャートによる制御も同時に開始され、この種の制御に於ける一般的態様と同じく、フローチャートの各ステップに沿った制御は所定周期にて繰り返し行われる。
【0032】
ステップ10に於いては、車輌の運行中にエンジンを停止させる条件が成立しているか否かが判断される。答がイエスであれば、制御はステップ20へ進む。ステップ20に於いては、フラグFが1であるか否かが判断される。この種のフラグは制御の開始時に0にリセットされるものであり、後のステップ30於いて1にセットされるので、制御が最初にこのステップに至ったときには答はノーであり、そのとき制御はステップ30へ進む。
【0033】
ステップ30に於いては、エンジン停止が指令される。そして、ここでフラグFが1にセットされ、制御はステップ40へ進む。
【0034】
ステップ40に於いては、エンジン回転数Neがある所定の回転数Ne1まで下がったか否かが判断される。このNe1は或る低い回転数であり、これはエンジン回転数の低下によりエンジン駆動のオイルポンプ24の回転数が低下し、その吐出圧の低下により感圧弁52が開く時期または電磁作動弁56を開くべき時期に相当するエンジン回転数である。答がイエスとなるまでこのフローチャートに沿った制御はここでリターンする経過を繰り返し、エンジンが停止状態により近づくのを待つ。
【0035】
ステップ40の答がノーからイエスに転ずると、制御はステップ50へ進み、三方切換弁30または二方切換弁58が左側の切換え位置に切り換えられる。また制御は続いてステップ60へ進み、電動モータ22の制御が変速比制御よりクラッチC1や潤滑系のための油圧源としてオイルポンプ20を駆動する制御に変更される。
【0036】
こうして車輌の運行中にエンジンが停止され、制御がステップ10〜60を一度通り、三方切換弁または二方切換弁が左側の位置に切り換えられ、ベルト式無段変速装置の変速比が固定され、電動オイルポンプ20の吐出オイルがクラッチC1や潤滑系に供給される状態とされた後は、車輌がエンジン停止状態にて暫時運行される間、図4のフローチャートに於ける制御はステップ10および20を経てリターンに至る経路で続けられる。
【0037】
そのうちエンジン停止条件が成立しなくなると、ステップ10の答はイエスよりノーに転ずる。またエンジン停止条件が始めから成立しておらず、エンジン一時停止が行われていないときにもステップ10の答はノーである。いずれの場合にも,このとき制御はステップ10よりステップ70へ進み、フラグFが1であるか否かが判断される。そして始めからエンジン一時停止が行われていないときには、答はノーであり、制御はそのままリターンに至る。一方、前回のフローチャートを巡る制御時にはエンジン停止時の制御が行われていたのが、今回のフローチャートを巡るステップ10に至る直前にステップ10の答がイエスよりノーに転じた場合には、フラグFは1の状態にあるので、ステップ70の答はイエスであり、このとき制御はステップ80へ進む。
【0038】
ステップ80に於いてはエンジンを始動させる指令が発せられ、フラグFは0にリセットされる。次いで制御はステップ90へ進み、モータ22の制御が元の変速比制御に戻される。次いで、ステップ100にてエンジン回転数Neが回転数Ne1以上に復帰したか否かが判断される。答がノーである間、制御はこれよりそのままリターンする。そしてエンジン回転数がNe1以上に復帰したことが確認されると、制御はステップ110へ進み、三方切換弁または二方切換弁が右側の位置に戻される。
【0039】
図5は車輌が牽引される間、その変速駆動系の潤滑状態を維持するためにベルト式無段変速機装置の変速制御用に設けられている電動オイルポンプを利用する場合の制御の態様を示すフローチャートである。図5のフローチャートに於いて、ステップ50、60、90、110は図4のフローチャートに於けるステップ50、60、90、110と同じ制御を行うものであり、図4に於けるステップ番号と同じステップ番号が付されている。
【0040】
この実施が形態の於いては、ステップ15に於いてエンジンが停止中であるか否かが判断される。答がイエスであれば制御はステップ45へ進み、車軸等の車輌変速駆動装置の出力部分の回転数Noが、車輌が牽引されて或る速度以上で走行していることを示す所定値No1以上であるか否かが判断される。答がイエスとときには制御はステップ50進み、図4のフローチャートについて説明した要領によるステップ50および60の制御が行われる。このとき主として目的とされるのは車輌変速駆動装置の潤滑である。
【0041】
エンジン停止中でなく、ステップ15の答がノーであるときには、制御はステップ110および90へ進み、通常の電動オイルポンプによるベルト式無段変速装置の変速制御行われる。
【0042】
またエンジン停止中であっても、ステップ45の答がノーであるときには、制御はステップ47へ進み、車輌変速駆動装置の潤滑の油源となるとなるライン油圧Lが所定値La以上であるか否かが判断される。そして答がノーであるときには、制御はステップ50へ進み、電動オイルポンプによる潤滑を行い、答がイエスであるときには、制御はステップ110へ進み、電動オイルポンプは通常の変速制御を行える状態に保持される。
【0043】
図6は図4のフローチャートに従って図1〜3に示す車輌用変速駆動装置が作動されるときのいくつかのパラメータの変化を示すグラフである。
【0044】
時点Aに於いてエンジン停止指令が出されたとすると、エンジン回転数Neはこれより次第に低下していく。時点B至ると、エンジン駆動のオイルポンプ24の吐出圧がレリーフ弁44の制御圧を下回るので、所定のライン油圧L1が維持できなくなり、ライン油圧は低下し始める。時点Cに至ると、エンジン回転数がNe1を下回り、ここで三方切換弁または二方切換弁が右側の位置より左側の位置に切り換えられる。これに伴ってオイルポンプ20に対する電動モータ22の制御態様が変速比制御より車輌変速駆動装置に対するエンジン停止時の油圧源としての作動に切り換えられ、その回転数が変速比制御用の回転数から或る所定値Nm1まで増大される。そして時点Dにてエンジンが停止すると、ライン油圧はオイルポンプ20の作動により或る値L2に維持される。
【0045】
時点Eにてエンジン始動が指令されると、これよりエンジン回転数は次第に増大していく。またエンジン始動と同時に電動オイルポンプの制御は車輌変速駆動装置の油圧源としての作動からベルト式無段変速装置の変速制御に戻され、このとき特に変速比の変更が行われなければ、その回転数はNm1から次第に低下していく。時点Fにてエンジン回転数がNe1に達すると、三方切換弁または二方切換弁が右側の位置に切り換えられる。その後時点Gにてライン油圧は所定の制御された値L1に復帰し、時点Hにてエンジン回転数も正規の回転数に達する。
【0046】
以上に於いては本発明をいくつかの実施の形態について詳細に説明したが、これらの実施の形態について本発明の範囲内にて種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベルト式無段変速装置を用いた車輌用変速駆動装置の一つの実施の形態を発明の要部に関する部分についてのみ解図的に示す概略図。
【図2】図1に示す車輌用変速駆動装置に於ける感圧弁52を電磁作動弁56に置き換えた他の一つの実施の形態を示す図1と同様の概略図。
【図3】図2に示す車輌用変速駆動装置に於ける三方切換弁56を二方切換弁58に置き換えた更に他の一つの実施の形態を示す図1および図2と同様の概略図
【図4】図1〜3に示した車輌用変速駆動装置の作動の態様を示すフローチャート
【図5】車輌が牽引される間にその変速比駆動系の潤滑を維持するためにベルト式無段変速機装置の変速制御用に設けられている電動オイルポンプを利用する場合の制御の態様を示すフローチャート。
【図6】図4のフローチャートに従って図1〜3に示す車輌用変速駆動装置が作動するときのいくつかのパラメータの変化を示すグラフ。
【符号の説明】
10…エンジン、12,14…プーリ対、16…ベルト、18…クラッチ、20…第一のオイルポンプ、22…電動モータ、24…第二のオイルポンプ、26,28…油路、30…三方切換弁、32…ポート、34…オイルフィルタ、36…オイルリザーバ、38…油路、40…ポート、42…逆止弁、44…レリーフ弁、46…油路、48,50…逆止弁、52…感圧弁、54…油路、56…電磁作動弁、58…二方切換弁

Claims (9)

  1. 電動モータにより駆動される第一のオイルポンプと、前記第一のオイルポンプの吐出オイルにより変速制御されるベルト式無段変速装置と、エンジンにより駆動される第二のオイルポンプと、エンジン作動中は前記第二のオイルポンプの吐出オイルにより作動されるその他の駆動関連手段とを備えた車輌用変速駆動装置にして、車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき、前記その他の駆動関連手段の少なくとも一部を前記第一のオイルポンプの吐出オイルにより作動させるよう油路を切り換える油路切換手段を備えていることを特徴とする車輌用変速駆動装置。
  2. 車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき前記油路切換手段の切り換えにより前記第一のオイルポンプの吐出オイルを供給される前記その他の駆動関連手段の一部は、車輌用変速駆動装置の駆動力伝達経路の途中を選択的に断続する摩擦係合装置であることを特徴とする請求項1に記載の車輌用変速駆動装置。
  3. 車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき前記油路切換手段の切り換えにより前記第一のオイルポンプの吐出オイルを供給される前記その他の駆動関連手段の一部は、車輌用変速駆動装置の潤滑系であることを特徴とする請求項1または2に記載の車輌用変速駆動装置。
  4. 前記第一のオイルポンプは回転方向の変換により一対のポートが吸入口と吐出口の間に変換される可逆ポンプであり、前記油路切換手段はエンジン運転中前記第一のオイルポンプと前記ベルト式無段変速装置の油圧式変速比制御部とを連結する変速比制御用油圧回路を形成する第一の切り換え位置と、車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき前記ベルト式無段変速装置の変速比を不変に保つよう前記変速比制御用油圧回路の一部を閉塞すると同時に前記第一のオイルポンプの一方のポートをオイルリザーバにまた他方のポートを前記その他の駆動関連手段の一部へ連結する第二の切り換え位置との間に切り換えられる切換弁を含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車輌用変速駆動装置。
  5. 前記切換弁は前記第一および第二の切り換え位置に加えて通電されていないとき前記ベルト式無段変速装置の油圧式変速比制御部内のオイルを閉じ込める第三の切換位置に切り換えられる三方切換弁であることを特徴とする請求項4に記載の車輌用変速駆動装置。
  6. 前記第二のオイルポンプの吐出ポートを逆止弁を経て前記変速比制御用油圧回路に接続する油路を有することを特徴とする請求項4または5に記載の車輌用変速駆動装置。
  7. 前記第二のオイルポンプの吐出オイルを逆止弁を経て前記変速比制御用油圧回路へ導入する油路は前記第二のオイルポンプの吐出オイルを前記第一のオイルポンプの一対のポートのいずれに対しても供給できるよう2組設けられていることを特徴とする請求項6に記載の車輌用変速駆動装置。
  8. 前記油路切換手段は前記第二のオイルポンプの吐出オイルに基づくライン油圧に感応して該ライン油圧が所定の圧力以下に下がると開く感圧弁と、該感圧弁を経て前記第一のオイルポンプの吐出ポートを前記その他の駆動関連手段の一部に連結する油路とを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車輌用変速駆動装置。
  9. 前記油路切換手段は車輌がエンジン停止状態にて運行されるとき開くよう制御される電磁開閉弁と、該電磁開閉弁を経て前記第一のオイルポンプの吐出ポートを前記その他の駆動関連手段の一部に連結する油路とを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車輌用変速駆動装置。
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