JP2005016206A - 歩車道境界用水路構成ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】水路構成用ブロックと境界ブロックの双方の機能を備え、かつ、排水機能を効果的に発揮できる歩車道境界用水路構成ブロックを提供する。
【解決手段】内部水路11を備えた筒状のブロック10を下方に形成するとともに、その水路構成用ブロック部10の上面に道路と車道との境界を表す機能を有する境界ブロック部20を形成して、水路構成用ブロックと歩車道境界ブロックの双方の機能をもたせた。さらに、水路構成用ブロック部10の側壁に長手方向に沿って横溝31を形成し、かつ長手方向端面12に横溝31と切り欠き部30を連通るように排水溝部32を形成し、長手方向端面12と断面を同じくするブロックを連設することで、透水性舗装の内部を浸透してきた雨水を、横溝31及び排水溝部2を通して切り欠き部30に集水させて内部水路11に雨水を集水できるようにした。
【選択図】図1

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、道路の歩道と車道との間に布設されてなり、歩道と車道との境界を表す境界ブロック部と、道路に降った雨水を排水するための水路を構成するための水路構成用ブロック部の双方の機能を備えたブロックに関するものである。
【0001】
【従来の技術】
従来、境界ブロック部の下方に設けられる雨水等の排水路は、図8に示すように境界ブロックと暗渠ブロックが別々に作製されたものを用いて施工されていた。通常の施工方法としては、まず、暗渠ブロックを地中に埋設し、その上方に境界ブロックを敷設して、この境界ブロックの排水孔と暗渠ブロックとの間に排水用通路を設けていた。このように施工された排水路は、道路上に降った雨水は、境界ブロックの排水孔、排水用通路を通じて内部水路に流れていくことになる。
【0002】
しかし、このような施工方法では、暗渠ブロックと境界ブロック部の両方を作製する必要がありコストがかかる上、敷設時においても暗渠ブロックの敷設、排水用の通路敷設及び境界ブロック部の敷設と手間と時間がかかるという問題点があった。
【0003】
そこで、逆T字型の基礎付き歩車道境界ブロックやL字型側溝ブロックの底面に小さな係止部を設けた凸形状の切り込み凹部を形成し、側面に凹部を連通する1〜数個の貫通孔あるいはブロック長手方向端面に集水溝を片面側あるいは両面側に設けたことを特徴とする排水舗装対応の水路付き境界ブロックが提案された(特許文献1参照)。
【0004】
このブロックによれば、境界ブロックの下面にすでに排水路が形成されているため、上記のような問題点は解消される。しかし、このブロックでは透水性舗装の雨水等を排水するための手段として、排水孔が側面にいくつか貫通して形成されているか、若しくは端面に集水溝が形成されているだけである。従って、このブロックにおいては、透水性舗装によって浸透した雨水を十分に排水路へ導水することができなかった。また、端面に形成された集水溝に雨水を効率よく集水することができなかった。さらに、集水孔はブロックの側面に別途の工程で孔を形成する必要があり、時間と手間がかかっていた。
【0005】
【特許文献1】特開2003−74008号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は以上のような問題点を鑑みてなされたものであり、水路構成用ブロックと境界ブロックの双方の機能を備え、かつ、排水機能を効果的に発揮できる歩車道境界用水路構成ブロックを提供することにある。
【0007】
【課題を解決する手段】
以上のような問題を解決するために請求項1に記載された発明が採った手段は、雨水等の排水路を構成するための内部通路11を備えた水路構成用ブロック部10と、該水路構成用ブロック部10の上面に長手方向に沿って突出して形成され、歩道と車道の境界を表す境界ブロック部20と、を備えてなり、前記水路構成用ブロック部10の長手方向端面12に、水路構成用ブロック部10と境界ブロック部20との間部分33から内部通路11まで連通して形成された切り欠き部30と、前記水路構成用ブロック部10の側壁に沿って形成された横溝31と、前記水路構成用ブロック部10の長手方向端面12に前記切り欠き部30と該横溝31又は内部水路11と連通して形成された排水溝部32と、を備えてなることを特徴とする歩車道境界用水路構成ブロック100、とするものである。
また、請求項2に記載された発明が採った手段は、雨水等の排水路を構成するための内部通路11を備えた水路構成用ブロック部10と、該水路構成用ブロック部11の上面に長手方向に沿って突出して形成され、歩道と車道の境界を表す境界ブロック部20と、を備えてなり、前記水路構成用ブロック部10の長手方向端面12に、水路構成用ブロック部10と境界ブロック部20との間部分33から内部通路11まで連通して形成された切り欠き部30と、前記水路構成用ブロック部10の側壁に沿って形成された横溝31と、前記水路構成用ブロック部10の長手方向端面に前記切り欠き部30と該横溝31又は内部水路11と連通して形成された排水溝部32と、を備えてなり、長手方向端面12が同一の他の水路構成用ブロックを連結して布設することにより、前記切り欠き部30は外部から内部通路11まで連通した排水孔を形成してなり、一方、排水溝部32は横溝31を流れてきた雨水を内部通路11又は切り欠き部30に導く排水孔を形成してなることを特徴とする歩車道境界用水路構成ブロック100、とするものである。
【0008】
請求項1に記載された発明は、水路構成用ブロック部10としての機能を有する内部水路11を備えた筒状のブロック10を下方に形成するとともに、その水路構成用ブロック部10の上面に道路と車道との境界を表す機能を有する境界ブロック部20を形成して、水路構成用ブロックと歩車道境界ブロックの双方の機能をもたせたものである。さらに、このブロックの長手方向端面12に切り欠き部30を設けてある。この切り欠き部30は、長手方向端面12と断面を同じくする歩車道境界用水路構成ブロック100又は通常のブロックを連設することで、道路上面と内部水路11とを連通する排水孔となる。これにより道路上面を流れてきた雨水は排水孔(切り欠き部30)を通じて内部水路11内に導くことができる。さらに水路構成用ブロック部10の側壁に長手方向に沿って横溝31を形成し、かつ長手方向端面12に横溝31と切り欠き部30又は内部通路11とを連通するように排水溝部32を形成し、長手方向端面12と断面を同じくするブロックを連設することで、透水性舗装の内部を浸透してきた雨水を、横溝31及び排水溝部32を通して内部水路11に雨水を集水できるようにしたものである。
【0009】
また、請求項3に記載された発明が採った手段は、前記切り欠き部30及び排水溝部32は、長手方向両側端面12、12に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の歩車道境界用水路構成ブロック100、とするものである。歩車道境界用水路構成用ブロック100の両端面12、12に切り欠き部30を形成することで、ブロックの両端面12、12に排水孔を設けることができるようにしたものである。
【0010】
また、請求項4に記載された発明が採った手段は、水路構成用ブロック部10の上面辺部35に、雨水を排水するための開口部38が横溝31を含んで形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の歩車道境界用水路構成ブロック100、とするものである。これは排水効率をさらに上げるために、さらに水路構成用ブロック部10の上面と側面を含み、かつ横溝31を含むように雨水を排水するための孔を形成したものである。
【0011】
また、請求項5に記載された発明が採った手段は、開口部38には、道路上のゴミを遮断するためのカバー部材50が取り付けられてなることを特徴とする請求項4に記載の歩車道境界用水路構成ブロック100、とするものである。これは開口部38の表面に大きな石、落ち葉、ゴミといったものが排水路内に進入するのを防止するために、カバー部材50を取り付けたものである。
【0012】
また、請求項6に記載された発明が採った手段は、境界ブロック部20は、上面が長手方向に斜めに形成されてなる部位を含んでなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のい歩車道境界用水路構成ブロック100、とするものである。これは、車両が車道から歩道内の駐車場等に進入する場所に低い境界ブロック部20を設ける必要があるので、その低い境界ブロック部20を有する水路構成用ブロック部10と、通常の高さを有する境界ブロック部20とを連結するときに仲介ブロックとしてしての役割を果たすものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の歩車道境界用水路構成ブロックは、雨水等を排水するための水路を構成するための水路構成用ブロック部と道路の脇に設置されて車道と歩道の境界を表す境界ブロック部との両方の機能を併せ持つものである。
【0014】
水路を構成するための水路構成用ブロック部は、地中内に設置されて排水路を形成するためのものであり、いわゆる暗渠ブロックのように内部水路を構成するために筒状体に形成されているものやいわゆる可変側溝と呼ばれる断面が逆U字形のものがある。内部水路の形状は特に限定するものではなく、排水路を形成できるものであればよい。
【0015】
一方、境界ブロック部は、水路構成用ブロック部の上面に、長手方向に沿って突出して形成されているものである。道路の表面から突出させて敷設し、歩道と車道の境界を表すものである。境界ブロック部の形状は特に限定するものではないが、一般的に角が丸みを帯びた長方形の断面を有するように形成される。境界ブロック部の高さは、自動車等の進入を防止するための場所であれば比較的高く形成され、歩道側に駐車場等があって自動車等が横断する可能性のある場所に設置するものであれば低く形成される。また、このように比較的高く形成される境界ブロック部を有するものと低い境界ブロック部を有するものの双方が存在するので、これらを連結するブロックとして、境界ブロック部の上面を斜めに形成してもかまわない。
【0016】
このように形成された歩車道境界用水路構成ブロックは、長手方向端部のうち、境界ブロック部と水路構成用ブロック部との間部分から水路構成用ブロック部の水路内に連通するように切り欠き部が設けられている。切り欠き部は両端面に設けても片端面に設けてもかまわない。切り欠き部は、端面側に開かれた状態に形成される。この切り欠きによって境界ブロック部と水路構成用ブロック部との間部分に開口が形成される。切り欠き部の大きさ・形状等は特に限定するものではない。切り欠き部は、水路構成用ブロック部を連結して敷設したときに隣接したブロックによって両側の水路構成用ブロック部の間に内部水路と貫通した通路となし、排水路が形成されることになる。なお、ブロック外部との開口は、歩道側と車道側の両側に設ける必要はなく、片側であってもかまわない。
【0017】
さらに、歩車道境界用水路構成ブロックの側壁には、長手方向に沿って横溝が設けられていて、この横溝の端部から切り欠き部又は内部水路に連通するように長手方向端面に排水溝部が形成されている。この溝の幅は特に限定するものではないが、好ましくは、0.5cmから5cmの幅で形成される。この横溝を設けることによって舗装路内を流れてきた雨水を、横溝を伝わせて排水溝部に集めることができ、さらに排水溝部から切り欠き部若しくは内部水路に集水することができる。特に透水性舗装が表面になされた道路において、透水層と非透水層との間にくる位置に横溝を設ければ、透水層に浸透し、非透水層の表面を流れてきた雨水をこの溝部に集中させることができ、さらに溝部に集中した雨水を排水溝部に集中させて排水することができるようになる。このように切り欠き部や溝によって排水孔を形成すれば、ブロック単体に孔を形成する必要がないため、容易に歩車道境界用水路構成ブロックを作製することができる。勿論、作製時の容易さは多少犠牲にするものの横溝等に小さな孔を空けて使用しても問題はない。
【0018】
さらに、この歩車道境界用水路構成ブロックには、さらなる排水機能を向上させるために歩車道境界用水路構成ブロックの上面辺部に横溝を含むように開口部を形成してもよい。勿論、開口部の大きさや形状は限定するものではない。さらに、開口部に比較的大きな石やゴミ等の進入を防止するためのカバー部材を設けてもよい。このカバー部材には、小石径より若干小さい孔が開いた平板で形成するとよい。
【0019】
以上のように作製された歩車道境界用水路構成ブロックは、端面を同じくするブロックを連設することより、切り欠き部及び排水溝部を隣接したブロックの壁面により通路状に形成でき、ブロック外部から内部通路に通ずる排水孔を形成することになる。端面を同じくするブロックとは、端面の周囲断面形状を同じくするブロックのことをいい、連設する場合に、必ずしも本発明に係るブロックでなくてもよいことを意味する。
【0020】
【実施例】
さて、以下に本発明の最適と思われる実施例を図に沿って説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における歩車道境界用水路構成用ブロック100の斜視図を示すものである。
【0021】
実施例1における歩車道境界用水路構成用ブロック100は地中内に設置されて排水路を形成する水路構成用ブロック部10と、道路表面から突出して形成されて歩道と車道との境を表示する境界ブロック部20とからなる。
【0022】
水路構成用ブロック部10は、外形が略直方体で形成されており、内部には空洞からなる内部通路11が形成されている。一方、境界ブロック部20は、水路構成用ブロック部10の上面の中央に長手方向に沿って突出して形成されている。境界ブロック部20の高さは、自動車等の横断が困難となるような高さに形成されている。なお、境界ブロック部20の高さについては、歩道内に自動車が乗り入れる可能性を有する場合には、図2のように境界ブロック部20が低く形成される。
【0023】
そして、水路構成用ブロック部10の長手方向端面12には、境界ブロック部20と水路構成用ブロック部10との間部分33から内部通路11に連通するように切り欠き部30が形成されている。
【0024】
さらに、水路構成用ブロック部10の側壁には、長手方向に沿って横溝31が形成されている。横溝31を側壁に形成するとき、図7に示すように布設される道路が透水性舗装であった場合には、透水層と非透水層との間にくるように設けるとよい。さらに横溝31の端部から内部水路11に連通するように排水溝部32が形成されている。なお、排水溝部32は、図3に示すように横溝31の端部から切り欠き部30に連通するように設けてもよい。このように形成された横溝31は、透水層と非透水層との間を伝って流れてくる雨水を横溝31に集め、その雨水をさらに横溝31を伝って排水溝部32に集水することができるようになる。
【0025】
(実施例2)
図4には、実施例2における歩車道境界用水路構成ブロック100の斜視図が、図5には、一部断面図が示されている。これは、実施例1の歩車道境界用水路構成ブロック100の水路構成用ブロック部10の上面辺部35に開口部38を形成してその表面にカバー部材50を被せたものである。開口部38は、外部と内部水路11を貫通するように形成されていて、外部の雨水等を排水路内に導入する役割を果たすものである。この開口部38は、雨水の排水が集水されてくる横溝31を含むように開口部38が形成される。カバー部材50は、鋼材からなる板状体に孔をあけたものであり、道路上のゴミや石などが内部通路11内に侵入することを防止するためのものである。
【0026】
本実施例2の歩車道境界用水路構成ブロック100によれば、ブロック端部12のみならず、ブロック中央の位置にも雨水を排水するための排水孔が形成できるため、より高い排水能力を得ることができる。
【0027】
(実施例3)
図6には実施例3における歩車道境界用水路構成ブロック100の斜視図が示されている。これは、実施例1の歩車道境界用水路構成ブロックの境界ブロック部20の上面を途中から斜めに形成したものである。それ以外は実施例1の構成と同様である。
【0028】
このようにして形成されたブロックは、図1や図2のように高さの異なる歩車道境界用水路構成ブロックの仲介ブロックとしての役割を有するものである。
【0029】
(敷設方法)
さて、以上のように形成された歩車道境界用水路構成ブロック100は、図7に示すように、歩車道境界用水路構成ブロック同士を連結して布設することにより、隣接した歩車道境界用水路構成ブロック100との間に内部通路11と外部を連通した排水路70が形成されることになる。なお、このときに歩車道境界用水路構成ブロックに連結するブロックは、必ずしも本発明によるものである必要はなく端面の周囲形状が同じものであればよい。
【0030】
このように布設された歩車道境界用水路構成ブロック100は、道路に降った雨水の上面を流れるものについては、矢印Aに示すように境界ブロック部20と水路構成用ブロック部10との間の切り欠き部30から内部通路11へ導水させることになる。また、透水性舗装がされた道路に降った雨水は、矢印Bに示すように透水性舗装内の透水層を浸透し、非透水層の上面を流れて横溝31に集水されて、その雨水は排水溝部32を介して内部水路11内に導水されることになる。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る歩車道境界用水路構成ブロックによれば、同様の断面を有するブロックを隣接配置することで、境界用ブロックと水路構成用ブロックの境界部分に排水孔を設けることができ、道路上面を流れてきた雨水を効率的に排水することができる。また、ブロック側面に横溝を、ブロック長手方向端面に排水溝部を設けることで、透水性舗装の透水層と非透水層の間を流れてきた雨水も効率よく内部水路に導水することができる。しかも、これらの排水孔はブロックに直接孔を穿つものではなく、すべて表面の切り欠き部や溝部として形成されるため、その作製が非常に容易である。
【0032】
また、水路構成用ブロックの両端面に排水孔を形成させることもでき、両端面に形成すれば排水効率があがる。さらに、水路構成用ブロックの上面辺部に開口部を形成することにより、ブロック中央においても排水することができ排水効率をさらにアップできる。このときに表面にカバー部材を取り付けることで、道路上のゴミを遮断することも可能となる。
【0033】
さらに、境界ブロック部は、上面が長手方向に斜めに形成することで、車両が、車道から歩道内の駐車場等に進入する場所に低い境界ブロック部を設け、通常の高さを有する境界ブロック部とを連結しても、排水機能を損なうことなく、それぞれの連結部位に排水孔を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る歩車道境界用水路構成ブロックの斜視図である。
【図2】実施例1に係る歩車道境界用水路構成ブロックの境界ブロック部の高さを低く形成したものの斜視図である。
【図3】実施例1に係る歩車道境界用水路構成ブロックの排水溝部のバリエーションを示す斜視図である。
【図4】実施例2に係る歩車道境界用水路構成ブロックの斜視図である。
【図5】実施例2に係る歩車道境界用水路構成ブロックの断面図である。
【図6】実施例3に係る歩車道境界用水路構成ブロックの斜視図である。
【図7】本発明の歩車道境界用水路構成ブロックを道路に布設した状態を示す斜視図である
【図8】従来の境界ブロックを用いて水路を構成した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 水路構成用ブロック部
11 内部通路
12 長手方向端面
20 境界ブロック部
30 切り欠き部
31 横溝
32 排水溝部
100 歩車道境界用水路構成ブロック

Claims (6)

  1. 雨水等の排水路を構成するための内部通路を備えた水路構成用ブロック部と、該水路構成用ブロック部の上面に長手方向に沿って突出して形成され、歩道と車道の境界を表す境界ブロック部と、を備えてなり、
    前記水路構成用ブロック部の長手方向端面に、水路構成用ブロック部と境界ブロック部との間部分から内部通路まで連通して形成された切り欠き部と、
    前記水路構成用ブロック部の側壁に長手方向に沿って形成された横溝と、
    前記水路構成用ブロック部の長手方向端面に前記切り欠き部と該横溝又は内部水路と連通して形成された排水溝部と、を備えてなることを特徴とする歩車道境界用水路構成ブロック。
  2. 雨水等の排水路を構成するための内部通路を備えた水路構成用ブロック部と、該水路構成用ブロック部の上面に長手方向に沿って突出して形成され、歩道と車道の境界を表す境界ブロック部と、を備えてなり、
    前記水路構成用ブロック部の長手方向端面に、水路構成用ブロック部と境界ブロック部との間部分から内部通路まで連通して形成された切り欠き部と、
    前記水路構成用ブロック部の側壁に長手方向に沿って形成された横溝と、
    前記水路構成用ブロック部の長手方向端面に、前記切り欠き部と該横溝又は内部水路と連通して形成された排水溝部と、を備えてなり、
    長手方向端面の形状が同一の他の水路構成用ブロックを連結して布設されて、該切り欠き部は外部から内部通路まで連通した排水孔を形成してなり、一方、排水溝部は横溝を流れてきた雨水を内部通路又は切り欠き部に導く排水孔を形成してなることを特徴とする歩車道境界用水路構成ブロック。
  3. 前記切り欠き部及び排水溝部は、長手方向両側端面に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の歩車道境界用水路構成ブロック。
  4. 水路構成用ブロック部の上面辺部に、雨水を排水するための開口部が横溝を含んで形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の歩車道境界用水路構成ブロック。
  5. 開口部には、道路上のゴミを遮断するための小穴を有するカバー部材が取り付けられてなることを特徴とする請求項4に記載の歩車道境界用水路構成ブロック。
  6. 前記境界ブロック部は、上面が長手方向に斜めに形成されてなる部位を含んでなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の歩車道境界用水路構成ブロック。
    【0001】
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