JP2005014821A - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】レベリング用アクチュエータをランプボディの背後に設けることを止めて、自動車用ヘッドランプの薄型化を達成する。
【解決手段】前面カバー12と協働して灯室Sを画成するランプボディ10と、光源22が挿着一体化され、灯室S内上方の所定の水平傾動軸Lx1周りに傾動可能に支持された光源ユニット20(リフレクター21)と、ランプボディ10に設けた挿着孔11に外側から挿着され、進退動作するその駆動軸38が灯室S内の光源ユニット20(リフレクター21)に連結されたレベリング用アクチュエータ30と、を備えた自動車用ヘッドランプで、アクチュエータ30をランプボディ10の底部に設けた挿着孔11に挿着することで、ランプボディ10の背後にアクチュエータ30が突出しない分、ヘッドランプの奥行きが小さく、薄型化できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランプボディと前面カバーで画成された灯室内において、光源を挿着したリフレクターがランプボディ外部に設けたレベリング用アクチュエータによって水平傾動軸周りに傾動するように構成された自動車用ヘッドランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ヘッドランプは、ランプボディと前面カバーで画成された灯室内に、光源を挿着したリフレクターが収容されており、リフレクターによって形成されるすれ違い用ビームの配光は、ドライバーに対しては前方視認性が良好で、かつ対向車に対してはグレアとならないように、ランプ(リフレクター)の光軸が車軸に対し前方下向きの一定の傾斜をもつように設定されている。
【0003】
しかし、車両の加減速時などの車両の走行形態によって車両前部が浮き上がったり沈み込んだりして、走行路面に対し車軸(ランプの光軸)の傾斜が上下に変化し、ドライバーにとっての前方視認性が低下したり対向車にグレアが作用したりして、安全走行上、好ましくない場合がある。
【0004】
そこで、下記特許文献1(図7参照)に示されるように、従来では、ランプボディ1と前面カバー2で画成された灯室S内において、光源(図示せず)を挿着したリフレクター3が水平傾動軸(図示せず)周りに傾動できるように支持されるとともに、ランプボディ1の背後に設けたレベリング用アクチュエータ4の駆動軸4aがナット5を介してリフレクター3に連結されており、車体に設けた車軸傾斜センサ(図示せず)の検出信号に基づいて、該センサの出力が常に一定となるようにアクチュエータ4の駆動が制御されて、ランプの光軸をリアルタイムで常に適正位置(走行路面に対し一定の傾斜位置)に調整できる構成となっている。
【0005】
また、リフレクターを傾動させるレベリング用アクチュエータとしては、図7に示す駆動軸4aが軸方向に進退動作できるように構成された下記特許文献2に示すものも知られている。
【特許文献1】
特許公報第2835927号(段落0017〜0019、図6参照)
【特許文献2】
特開2001−97107号(段落0035〜0038、図9参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来のヘッドランプでは、ランプボディ1の背後にアクチュエータ4が突出し、それだけランプの奥行きが大きくなって、ヘッドランプの薄型化というの近年のニーズに十分対応できないという問題があった。
【0007】
そこで、発明者は、アクチュエータ4を灯室内に設けることを考えたが、アクチュエータ4は電動部品であるモータで構成されており、点灯により高温となる灯室S内にアクチュエータ4を設けることができない。それならば、邪魔にならないランプボディ1の底面側に設ければよいと考えた。しかし、アクチュエータ4を従来の形態のままランプボディ1の底面側に設けたとしても、灯室内の後方に配設されるリフレクターを傾動できるように連結できない。そこで、アクチュエータの配設方向を工夫したり、アクチュエータの駆動軸の延出方向を工夫すれば、リフレクターを傾動できるように連結できると考えて、本発明を提案するに至ったものである。
【0008】
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、レベリング用アクチュエータをランプボディの背後に設けることを止めて、自動車用ヘッドランプの薄型化を達成することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】
前記目的を達成するために、請求項1に係わる自動車用ヘッドランプにおいては、前面開口部に組み付けられた前面カバーと協働して灯室を画成する容器状のランプボディと、光源が挿着一体化され、該灯室内上方の所定の水平傾動軸周りに傾動可能に支持されたリフレクターと、前記ランプボディに設けた挿着孔に外側から挿着され、進退動作するその駆動軸が灯室内の前記リフレクターに連結されたレベリング用アクチュエータと、を備えた自動車用ヘッドランプにおいて、前記アクチュエータを前記ランプボディの底部に設けるように構成した。
【0010】
(作用)レベリング用アクチュエータは、ランプボディの底部に設けられることで、ランプボディの背後にレベリング用アクチュエータが突出せず、それだけヘッドランプの奥行きが小さくなる。
【0011】
請求項2においては、請求項1に記載の自動車用ヘッドランプにおいて、前記ランプボディ底面壁に、灯室側に膨出するアクチュエータ収容用の凹部を形成し、該凹部形成壁の左右に延びる略鉛直領域に前記挿着孔を設け、前記アクチュエータを、その駆動軸が灯室内後方に延出するように、前記凹部側から挿着孔に挿着するように構成した。
【0012】
(作用)レベリング用アクチュエータは、ランプボディの底面壁に設けた灯室側に膨出する凹部内に収容されて、ランプボディの下方に大きく突出しない。
請求項3においては、請求項1に記載の自動車用ヘッドランプにおいて、前記ランプボディ底面壁に前記挿着孔を設け、前記アクチュエータを下方から前記挿着孔に挿着し、該挿着孔の上方には駆動力伝達部とその駆動軸が略L字型に突出し、該駆動軸が灯室内前方または後方に延出するように構成した。
【0013】
(作用)レベリング用アクチュエータは、灯室内に大きく突出しないので、他機能に対し邪魔にならない。また、ランプボディの下方からレベリング用アクチュエータを挿脱着できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1および図2は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は自動車用ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)である。
【0016】
これらの図において、符号10は前方に開口する合成樹脂製の容器形状ランプボディで、ランプボディ10の前面開口部にクリアーな前面カバー12が組付けられて灯室Sが画成されている。ランプボディ10の内部、即ち灯室S内には、後頂部に光源である放電バルブ22を挿着した略楕円形状のリフレクター21の前方にレンズホルダ23を介して投射レンズ24を一体化したすれ違いビーム形成用の投射式光源ユニット20が収容されている。
【0017】
リフレクター21の表面にはアルミ蒸着処理が施されるとともに、リフレクター21の第1の焦点に放電バルブ22が配置され、投射レンズ24とリフレクター21間のレンズ焦点近傍位置には、クリアカットライン形成用のシェード(図示せず)が立設された構造で、投射式光源ユニット20によって、車両前方にはシェード上縁に対応する所定のクリアカットラインをもつすれ違いビームが投射形成される。
【0018】
また、投射式光源ユニット20は、灯室S内上方の左右方向に離間する一対のエイミング点B,Cと、エイミング点Bの真下に位置する一個のエイミング支点A の三点で支持されるとともに、後述するエイミング機構Eによって、エイミング点B,Cを通る軸Lxと平行でエイミング支点A を通る水平傾動軸Lxおよびエイミング点B,Aを通る鉛直傾動軸Ly周りにそれぞれ傾動可能に構成されている。
【0019】
即ち、ランプボディ10の背面壁には、前方に延出する2本のエイミングスクリュー14 ,15の後端部が回転可能に支承され、ランプボディ10の背面壁(スクリュー挿通孔10a)を貫通するエイミングスクリュー14,15の後端部には、それぞれ傘歯車16が一体に形成されている。一方、光源ユニット20(リフレクター21)の上部には、前記エイミングスクリュー14 ,15にそれぞれ螺合するベアリングナット17を挿着した一対のブラケット18が左右方向外側に延出形成されている。ベアリングナット17は、エイミングスクリュー14(15)に螺合するナット部であるピボット17aと、ブラケット18に挿着されてピボット17aを回転可能に支承するベアリング17bで構成されている。また、光源ユニット20(リフレクター21)の下部には、後述するレベリング用アクチュエータ30の駆動軸38の先端に設けたピボット部39を支承するベアリング37を挿着したブラケット19が延出形成されている。
【0020】
このため、図2に示すように、ドライバー(ねじ回し)Dの歯先を傘歯車16に噛み合わせ、ドライバーDを使ってエイミングスクリュー14(15)をほぼ同量だけ回動させると、ベアリングナット17がエイミングスクリュー14(15)に沿って進退動作し、光源ユニット20(リフレクター21)が水平傾動軸Lx周りに傾動して、光源ユニット20の光軸が上下方向に傾動する。一方、ドライバーDを使ってエイミングスクリュー15だけを回動させると、エイミングスクリュー15に螺合するベアリングナット17が進退動作し、光源ユニット20(リフレクター21)が鉛直傾動軸Ly周りに傾動して、光源ユニット20の光軸が左右方向に傾動する。
【0021】
このように、一対のエイミングスクリュー14(15)と、エイミングスクリュー14(15)に螺合するエイミング点B,Cであるベアリングナット17と、エイミング支点A であるピボット部39によって、光源ユニット20(リフレクター21)の光軸を上下左右方向に傾動調整するエイミング機構Eが構成されている。
【0022】
符号17cは、ベアリングナット17のベアリング17bに一体に形成されている正面視T字型のスライドアームで、スライドアーム17c上端のスライド部には一対の舌片状の板ばね17d,17dが設けられており、ランプボディ10の背面壁からエイミングスクリュー14,15に沿って前方に延出形成された蟻溝状ガイド40にスライドアーム17c(のスライド部)がスライド可能に組み付けられている。即ち、投射式光源ユニット20は、投射レンズ24がガラスで構成されてかなりの重量があるため、エイミング機構Eに作用する投射式光源ユニット20の重量負荷が大きい。そこで、エイミングスクリュー14,15の先端側をガイド40で吊り下げるように支持することで、エイミングスクリュー14,15の変形(垂れ下がり)を防止するとともに、ランプボディ10背面壁に設けられたスクリュー挿通孔10aの周縁部に不測の過大応力が作用しないようにして、エイミング機構Eの長期の使用が保証されている。
【0023】
また、レベリング用アクチュエータ30は、例えば特開2001−97107号等において公知の構成であり、アクチュエータハウジング31内に収容したモータMの出力軸32の回転がウオームとウオームホイール等から構成されたギヤ機構34を介して、出力軸32に対し直交するように配置された先端側の駆動軸38を軸方向に進退動作させるように構成されている。即ち、ランプボディ底面壁の一部(ランプを正面視した左コーナ部、図1参照)には、灯室S側に膨出するアクチュエータ収容用の凹部50が形成されており、アクチュエータ30は、この凹部50内に収容されるとともに、進退動作するその駆動軸38は凹部50を構成する左右に延びる鉛直壁52に設けられたアクチュエータ挿着孔11を貫通して灯室Sの後方に延出し、駆動軸38の先端部には、光源ユニット20(リフレクター21)のブラケット19に挿着されたベアリング37と係合できるピボット39が設けられている。
【0024】
そして、このレベリング用アクチュエータ30は、モータMの駆動により駆動軸38が前後方向(図2矢印A方向)に進退動作し、これにより光源ユニット20(リフレクター21)が水平傾動軸Lx周りに傾動して、光源ユニット20(リフレクター21)の光軸が上下方向に傾動するオートレベリング装置を構成している。たとえば自動車における積載重量とヘッドランプの光軸の上下方向への傾動量の相関関係をアクチュエータ30(モータM)の駆動を制御する制御部(図示せず)に予め記憶させておき、車体に設けた積載重量検出センサにより検出された積載重量に応じてオートレベリング装置が作動(アクチュエータ30のモータMの駆動を制御)することで、ヘッドランプの光軸を常に適正位置となるように調整できる。あるいは、自動車における車軸の走行路面に対する傾斜量とヘッドランプの光軸の上下方向への傾動量の相関関係をアクチュエータ30の駆動を制御する制御部(図示せず)に予め記憶させておき、車体に設けた車軸傾斜検出センサにより検出された車軸の傾斜量に応じてオートレベリング装置が作動(アクチュエータ30のモータMの駆動を制御)することで、ヘッドランプの光軸を常に適正位置となるように調整できる。
【0025】
また、駆動軸38の先端に設けたピボット39とブラケット19に装着されたベアリング37とは、図2に示す矢印B(C)方向にアクチュエータ30を揺動させることで、ベアリング37のピボット導入部37aを介して両者(ピボット39とベアリング37)を簡単に係合(逸脱)させることができる。このため、アクチュエータ30を取着する場合には、エイミングスクリュー14,15に支持されている光源ユニット20(リフレクター21)を例えば左手で押さえて保持するとともに、凹部50側から挿着孔11内にアクチュエータ30の駆動軸38を挿入し、図2矢印B方向にアクチュエータ30を揺動させて駆動軸38先端のピボット39をベアリング37に押し込めば、ピボット39がベアリング37に支承された形態となる。後は、アクチュエータハウジング31を挿着孔11にねじ締結などの適宜固定手段により固定すれば、挿着孔11に固定されたアクチュエータ30と光源ユニット20(リフレクター21)とがピボット39とベアリング37で構成したエイミング支点Aで連結された形態に保持される。
【0026】
一方、アクチュエータ30を取り外したい場合には、前面カバー12を外し、アクチュエータハウジング31の挿着孔11への固定を解除し、たとえば光源ユニット20(リフレクター21)を左手で押さえて保持するとともに、図2矢印C方向にアクチュエータ30を揺動させて駆動軸38先端のピボット39をベアリング37から逸脱させ、挿着孔11内からアクチュエータ30の駆動軸38を抜き出せば、アクチュエータ30を簡単に取り外すことができる。また、凹部50は、アクチュエータ30の挿着孔11への挿脱着がし易いように、その前後方向の長さが十分に大きくとってある。
【0027】
なお、ランプボディ10の底面側に凹部50を形成する関係上、ランプボディ10を射出成形する際に凹部50はアンダーカット部となる。このため、アクチュエータ挿着孔11を形成する鉛直壁52およびこれに対応するランプボディ背面壁にそれぞれ円孔10b,10cを形成し、前方の円孔10bはアクチュエータ挿着孔11を形成した挿着板53により、後方の円孔10cはバックカバー54により、それぞれシール材53a,54aを介して封止固定されている。
【0028】
符号13は、中央部に光源ユニット20の前端部が挿通できる開口(円孔)13aが設けられ、その表面にアルミ蒸着処理が施されたエクステンションリフレクターで、光源ユニット20の周りを覆うように前面カバー12の内側に沿って設けられて、灯室S内全体を鏡面色に見せるためのもので、灯室S内に突出(膨出)する凹部50は、エクステンションリフレクター13に隠れて全く見えない。
【0029】
なお、前記したアクチュエータ30は、その駆動軸38がモータの出力軸32対し直交するように配置されているが、図3に示すように、駆動軸38がモータの出力軸32と同軸状に配置された構造であってもよい。
【0030】
図4および図5は、本発明の第2の実施例である自動車用ヘッドランプを示し、図4は同ヘッドランプの正面図、図5は同ヘッドランプの縦断面図(図3に示す線V−Vに沿う断面図)である。
【0031】
前記した第1の実施例では、灯室S内に収容された投射式光源ユニット20がエイミング機構Eによって傾動可能に支持されていたが、この第2の実施例では、略放物面形状に形成されたリフレクター121の後頂部に光源であるハロゲンバルブ122が挿着一体化された反射式光源ユニット120が、灯室S内においてエイミング機構Eによって傾動可能に支持されている。
【0032】
即ち、リフレクター121の表面にはアルミ蒸着処理が施されるとともに、その表面所定領域には、ステップ状の有効反射面が設けられている。バルブ122の前方には、バルブ122からリフレクター121の有効反射面以外に向かう光を遮光する配光形成用シェード123がリフレクター121に固定される形態で設けられている。そして、バルブ122の発光がリフレクター121の有効反射面で反射され前面カバー12を透過して前方に配光されることで、車両前方に所定のクリアカットラインをもつすれ違いビームが形成される。
【0033】
本実施例においても、前記した第1の実施例と同様、光源ユニット120(リフレクター121)は、左右方向に離間する一対のエイミング点B,Cと、エイミング点Bの真下に位置する一個のエイミング支点A の三点で支持されるとともに、後述するエイミング機構Eによって、エイミング点B,Cを通る軸Lxと平行でエイミング支点A を通る水平傾動軸Lxおよびエイミング点B,Aを通る鉛直傾動軸Ly周りにそれぞれ傾動可能に構成されている。
【0034】
なお、本実施例では、重い投射レンズ24を備えた投射式光源ユニット20に比べて、反射式光源ユニット120が軽いので、エイミング機構Eに作用する重量負荷が小さく、エイミングスクリュー14,15の先端部側を懸吊支持するT字型スライドアーム17cおよび蟻溝状ガイド40といったエイミング機構Eを補強する機構が設けられていない。
【0035】
また、ランプボディ10の底面壁にはアクチュエータ挿着孔11が設けられ、下方からこの挿着孔11にアクチュエータ30Bが挿着固定されている。
アクチュエータ30Bは、モータMを収容するアクチュエータハウジング31の前方に、モータの出力軸32の回転駆動を同軸状に伝達する動力伝達部33と、出力軸32の回転駆動が伝達されて進退動作する駆動軸38とが略L字型に突出する構造で、出力軸32の回転がウオームとウオームホイール等から構成されたギヤ機構34を介して先端側の駆動軸38を進退動作させるように構成されている。
【0036】
そして、挿着孔11から上方に動力伝達部33が突出し、動力伝達部33の先端部側方から後方に駆動軸38が延出して、駆動軸38先端部のピボット39がリフレクター121側のブラケット19に挿着されたベアリング37に連結されている。
【0037】
また、前記した第2の実施例では、駆動軸38が灯室S内後方に延出するようにアクチュエータ30Bが配置されているが、図6に示すように、駆動軸38が灯室S内前方に延出するようにアクチュエータ30Bを配置した構成であってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る自動車用ヘッドランプによれば、ランプボディの背後にレベリング用アクチュエータが突出しない分、ヘッドランプの奥行きが小さくなって、ヘッドランプを薄型化できる。
【0039】
請求項2によれば、ランプボディの底面壁に設けたレベリング用アクチュエータがランプボディの下方に大きく突出しないので、アクチュエータが車体側部材と干渉することもなく、ヘッドランプを上下方向にも薄型化できる。
【0040】
請求項3によれば、レベリング用アクチュエータの灯室内への突出量が少なく、他機能に対して邪魔になることもない。また、レベリング用アクチュエータの挿脱着が容易であるので、簡単にレベリング用アクチュエータを交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図である。
【図2】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)である。
【図3】第1の実施例の変形例であるヘッドランプの縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図である。
【図5】同ヘッドランプの縦断面図(図4に示す線IV−IVに沿う断面図)である。
【図6】第2の実施例の変形例であるヘッドランプの縦断面図である。
【図7】従来の自動車用ヘッドランプの縦断面図である。
【符号の説明】
S 灯室
10 ランプボディ
11 アクチュエータ挿着孔
12 前面カバー
14,15 エイミングスクリュー
17 ベアリングナット
20 投射式光源ユニット
21 リフレクター
24 投射レンズ22 光源である放電バルブ
122 光源であるハロゲンバルブ
30、30A、30B レベリング用アクチュエータ
32 モータの出力軸
33 駆動力伝達部
37 ベアリング
38 前後方向に進退動作する駆動軸
39 ピボット
50 アクチュエータ収容用の凹部
52 凹部を構成する左右に延びる鉛直壁
52a 凹部を構成する左右に延びる斜め鉛直壁
E エイミング機構
エイミング機構を構成するエイミング支点
エイミング機構を構成する上下エイミング点
エイミング機構を構成する左右エイミング点
Lx1 水平傾動軸
120 反射式光源ユニット
121 リフレクター
124 投射レンズ

Claims (3)

  1. 前面開口部に組み付けられた前面カバーと協働して灯室を画成する容器状のランプボディと、光源が挿着一体化され、該灯室内上方の所定の水平傾動軸周りに傾動可能に支持されたリフレクターと、前記ランプボディに設けた挿着孔に外側から挿着され、進退動作するその駆動軸が灯室内の前記リフレクターに連結されたレベリング用アクチュエータと、を備えた自動車用ヘッドランプにおいて、
    前記アクチュエータは、前記ランプボディの底部に設けられたことを特徴とする自動車用ヘッドランプ。
  2. 前記ランプボディ底面壁には、灯室側に膨出するアクチュエータ収容用の凹部が形成され、該凹部形成壁の左右に延びる略鉛直領域に前記挿着孔が設けられ、前記アクチュエータは、その駆動軸が灯室内後方に延出するように、前記凹部側から挿着孔に挿着されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ヘッドランプ。
  3. 前記ランプボディ底面壁に前記挿着孔が設けられ、前記アクチュエータは、下方から前記挿着孔に挿着されて、該挿着孔の上方に駆動力伝達部とその駆動軸が略L字型に突出し、該駆動軸が灯室内前方または後方に延出することを特徴とする請求項1に記載の自動車用ヘッドランプ。
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