JP2017056829A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017056829A JP2017056829A JP2015183028A JP2015183028A JP2017056829A JP 2017056829 A JP2017056829 A JP 2017056829A JP 2015183028 A JP2015183028 A JP 2015183028A JP 2015183028 A JP2015183028 A JP 2015183028A JP 2017056829 A JP2017056829 A JP 2017056829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- gyro sensor
- peripheral information
- lamp
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】灯室内に配置された周辺情報検知センサーの検知性能を向上できる車両用灯具を得る。
【解決手段】車両10の前部に設けられた灯室38内に配置され、車両10の姿勢の変化を検出するジャイロセンサーを有するジャイロセンサーユニット40と、ランプユニット30が取り付けられて灯室38内に配置され、ジャイロセンサーの検出結果に基づいてランプユニット30の光軸が調整されるように揺動可能に構成されたホルダー24と、ホルダー24の車幅方向外側端部に取り付けられ、少なくとも車体前方側から車幅方向外側へ至る車両周辺情報を検知可能に構成された周辺情報検知センサー50と、を備えた車両用灯具20とする。
【選択図】図3
【解決手段】車両10の前部に設けられた灯室38内に配置され、車両10の姿勢の変化を検出するジャイロセンサーを有するジャイロセンサーユニット40と、ランプユニット30が取り付けられて灯室38内に配置され、ジャイロセンサーの検出結果に基づいてランプユニット30の光軸が調整されるように揺動可能に構成されたホルダー24と、ホルダー24の車幅方向外側端部に取り付けられ、少なくとも車体前方側から車幅方向外側へ至る車両周辺情報を検知可能に構成された周辺情報検知センサー50と、を備えた車両用灯具20とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用灯具に関する。
車両のヘッドライトの内部にレーザーレーダー機構が搭載され、車両の傾きに応じてレーザーレーダー機構の検出角度が調整される車両用前照灯装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、車両の前部に設けられたヘッドランプの灯室内に周辺情報検知センサーを配置する場合に、その周辺情報検知センサーの検知性能を向上させる構造には、改善の余地がある。
そこで、本発明は、灯室内に配置された周辺情報検知センサーの検知性能を向上できる車両用灯具を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用灯具は、車両の前部に設けられた灯室内に配置され、前記車両の姿勢の変化を検出するジャイロセンサーを有するジャイロセンサーユニットと、ランプユニットが取り付けられて前記灯室内に配置され、前記ジャイロセンサーの検出結果に基づいて前記ランプユニットの光軸が調整されるように揺動可能に構成されたホルダーと、前記ホルダーの車幅方向外側端部に取り付けられ、少なくとも車体前方側から車幅方向外側へ至る車両周辺情報を検知可能に構成された周辺情報検知センサーと、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、車両の前部に設けられた灯室内に、ランプユニットが取り付けられたホルダーが配置されており、そのホルダーの車幅方向外側端部に、少なくとも車体前方側から車幅方向外側へ至る車両周辺情報を検知可能に構成された周辺情報検知センサーが取り付けられている。そして、そのホルダーは、ジャイロセンサーの検出結果に基づいてランプユニットの光軸が調整されるように揺動可能に構成されている。したがって、周辺情報検知センサーの走査方向がジャイロセンサーの検出結果に基づいて調整され、灯室内に配置された周辺情報検知センサーの検知性能が向上される。
以上のように、本発明によれば、灯室内に配置された周辺情報検知センサーの検知性能を向上させることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印LHを車体左方向とする。また、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車体上下方向の上下、車体前後方向の前後、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
図1に示されるように、車両の一例としての自動運転車両10の前端部には、フロントバンパカバー12が車幅方向に延在するように配置されており、自動運転車両10の前部側における車幅方向外側端部には、フロントフェンダパネル14が車体前後方向に延在するように配置されている。そして、フロントバンパカバー12の車体上方側で、かつ各フロントフェンダパネル14の車体前方側には、自動運転車両10の前方に光を照射する車両用灯具としてのヘッドランプ20が左右一対で配置されている。
なお、ヘッドランプ20の車体上方側で、かつ車幅方向内側には、閉止状態におけるエンジンフード16の車体前方側端部(車幅方向外側周縁部)が近接配置されるようになっている。エンジンフード16は、車体上下方向に開閉可能とされており、閉止状態では、エンジンルームの車体上方側を覆う構成となっている。
図2、図3に示されるように、ヘッドランプ20は、光源32、リフレクタ34及びレンズ36によって構成されたランプユニット30を内部に収容するランプハウジング22を備えている。このランプハウジング22は、例えばブラケット(図示省略)を介して、車体骨格部材であるラジエータサポートアッパ(図示省略)に固定されており、そのランプハウジング22の内部が灯室38とされている。
ランプハウジング22は、密閉されて防水性を有しており、その前壁は、透明なアウタレンズ22Aとされている。アウタレンズ22Aには、割れ等の破損に強い樹脂材が採用されており、紫外線吸収機能(耐紫外線劣化)を有する表面処理や傷つきを抑止する表面処理が施されている。
このアウタレンズ22Aが、フロントバンパカバー12とフロントフェンダパネル14と閉止状態のエンジンフード16とで囲まれた空間から露出し、光源32から発せられてリフレクタ34によって反射され、レンズ36によってビーム光とされた光を透過するようになっている。これにより、自動運転車両10の車体前方側における所定の領域が照明されるようになっている。
光源32は、例えば発光ダイオード(LED)であり、リフレクタ34の正面視略中央位置に取り付けられている。反射板として機能するリフレクタ34は、光源32からの拡散光を反射して所定の方向(車体前方側)へ向ける凹鏡面状に形成されている。そして、リフレクタ34の開口部34A側(車体前方側)端部には、その開口部34Aを覆うように、略半球状のレンズ36が平面部36Aをリフレクタ34側に向けて取り付けられている。
また、ランプユニット30は、平板状のホルダー24に組付部24Aを介して取り付けられている。組付部24Aは、ホルダー24の上下方向略中央部から車体前方側へ一体に突設されている。そして、このランプユニット30(ホルダー24)は、オートレベリング機構(光軸調整機構)42によって車体上下方向に回動可能に構成されている。
詳細に説明すると、オートレベリング機構42は、ランプハウジング22の後壁22B側に設けられたシリンダー44を有しており、そのシリンダー44のシリンダーロッド46がランプハウジング22内で車体前後方向に出入可能に構成されている。そして、そのシリンダーロッド46の先端部がジョイント部48を介してホルダー24の下端部に取り付けられている。
ホルダー24は、その上下方向略中央部が、車幅方向を軸方向とする支軸26によって支持されて揺動可能に構成されており、その上端部は、2重管構造とされた支持部材28を介して、ランプハウジング22の後壁22Bに支持されている。支持部材28は、円筒部28Aと、それに出入可能に挿入される円柱部28Bとを有しており、例えば円筒部28Aの後端部がランプハウジング22の後壁22Bに取り付けられ、円柱部28Bの前端部がホルダー24の上端部に取り付けられている。
したがって、シリンダーロッド46が車体前方側へ突出すると、ホルダー24は、その下端部が車体前方側へ位置するように支軸26を中心に回転して後傾し、その上端部が車体後方側へ位置するように円柱部28Bが円筒部28A内に挿入される。一方、シリンダーロッド46が車体後方側へ引き込むと、ホルダー24は、その下端部が車体後方側へ位置するように支軸26を中心に回転して前傾し、その上端部が車体前方側へ位置するように円柱部28Bが円筒部28A内から突出される。
また、ランプハウジング22の内部(灯室38内)には、自動運転車両10の姿勢の変化を検出するジャイロセンサーと、そのジャイロセンサーの検出結果を基にオートレベリング機構42を制御する制御部(ECU)と、が内蔵されたジャイロセンサー内蔵レベリングECU(以下「ジャイロセンサーユニット40」という)が設けられている。
ジャイロセンサーユニット40は、ランプハウジング22の内部でオートレベリング機構42と電気的に接続されている。そして、ジャイロセンサーユニット40に内蔵された制御部により、自動運転車両10の姿勢の変化に応じて、シリンダーロッド46の突出及び引込動作が制御されることにより、ランプユニット30の光軸の車体上下方向における角度が自動的に調整されるようになっている。
また、ランプハウジング22の内部(灯室38内)には、少なくとも車体前方側から車幅方向外側へ至る車両周辺情報を検知可能に構成された周辺情報検知センサー50が設けられている。詳細に説明すると、ホルダー24の車幅方向外側端部における下部側には、平面視で車幅方向外側後方へ向けて延在する略矩形平板状の支持プレート25が一体に形成されている。そして、その支持プレート25の前面に周辺情報検知センサー50の後端部が取り付けられている。
つまり、周辺情報検知センサー50は、支持プレート25に支持されて、その前部側に設けられたセンサー部を車体前方側から車幅方向外側へ至る領域に向けており、そのセンサー部が、ランプユニット30と共に、車体上下方向へ回動可能となる構成になっている。これにより、この周辺情報検知センサー50は、そのセンサー部の車体上下方向における角度が、ランプユニット30と共に、ジャイロセンサーの検出結果に基づいて自動的に調整されるようになっている。
また、図1に示されるように、自動運転車両10には、周辺情報検知センサー50によって検出された車両周辺情報に基づいて自動運転車両10の走行を制御する制御手段としてのコントローラー15が設けられている。つまり、自動運転車両10は、運転者が運転することなく、コントローラー15によって運転されるように構成されている。
なお、本実施形態における自動運転車両10は、周辺情報検知センサー50によって検出された車両周辺情報に基づいてコントローラー15が自動運転車両10を運転する自動運転モード(運転支援モードを含む)と、運転者が自らステアリング18を操作して自動運転車両10を運転する通常運転モードとに切り替え可能に構成されている。
以上のような構成とされたヘッドランプ20(車両用灯具)において、次にその作用について説明する。
図2、図3に示されるように、ジャイロセンサーユニット40に内蔵されているジャイロセンサーにより、自動運転車両10の姿勢の変化が検出される。すると、その検出結果を基にジャイロセンサーユニット40に内蔵されている制御部により、オートレベリング機構42が制御される。具体的には、シリンダー44のシリンダーロッド46の突出量又は引込量が制御され、ランプユニット30の光軸の車体上下方向における角度が自動的に調整される。これにより、対向車に対する眩惑を低減させることができる。
一方、そのジャイロセンサーの検出結果により、周辺情報検知センサー50の姿勢も制御される。すなわち、周辺情報検知センサー50は、ランプユニット30が組み付けられているホルダー24に一体に形成された支持プレート25に取り付けられている。したがって、周辺情報検知センサー50の走査方向(車体上下方向の角度)が簡易な構成で自動的に調整される。これにより、建て付け精度が要求される周辺情報検知センサー50の検知精度を向上させることができ、その検知性能を向上させることができる。
また、これにより、自動運転車両10を組み立てる工場において、煩雑となる周辺情報検知センサー50の建て付け調整の工程を省略することができ、その建て付け調整(初期調整)のばらつきによる影響を排除することができる。また、この周辺情報検知センサー50は、既存のジャイロセンサーユニット40のジャイロセンサーをオートレベリング機構42と共用するため、周辺情報検知センサー50用の車両姿勢検知センサーを別途設ける構成に比べて、部品点数や製造コストの増加を抑制又は防止することができる。
更に、この周辺情報検知センサー50は、ランプハウジング22の内部(灯室38内)で、かつ車幅方向外側(コーナー部)に配置されているため、周辺情報検知センサー50が、そのコーナー部に配置されていない構成に比べて、自動運転車両10の周辺における広い領域の情報を取得することができる。つまり、このような構成によれば、自動運転車両10の車体前方側から車幅方向外側へ至る車両周辺情報を広範囲に取得することができる。
以上、本実施形態に係る車両用灯具としてのヘッドランプ20について、図面を基に説明したが、本実施形態に係るヘッドランプ20は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、ジャイロセンサーユニット40における制御部は、ジャイロセンサーユニット40に内蔵される構成に限定されるものではなく、コントローラー15と同様に車体側に設けられる構成とされていてもよい。
また、本実施形態に係るヘッドランプ20では、周辺情報検知センサー50が取り付けられる支持プレート25が、ホルダー24と一体に形成されているが、これに限定されるものではなく、周辺情報検知センサー50が取り付けられた支持プレート25が、ホルダー24とは別体で構成され、そのホルダー24の車幅方向外側端部に、図示しないボルト及びナットなどによって取り付けられる構成とされていてもよい。また、本実施形態に係るヘッドランプ20は、自動運転車両10に適用される構成に限定されるものではなく、図示しない一般的な車両にも適用可能である。
10 自動運転車両(車両)
20 ヘッドランプ(車両用灯具)
24 ホルダー
30 ランプユニット
38 灯室
40 ジャイロセンサーユニット
50 周辺情報検知センサー
20 ヘッドランプ(車両用灯具)
24 ホルダー
30 ランプユニット
38 灯室
40 ジャイロセンサーユニット
50 周辺情報検知センサー
Claims (1)
- 車両の前部に設けられた灯室内に配置され、前記車両の姿勢の変化を検出するジャイロセンサーを有するジャイロセンサーユニットと、
ランプユニットが取り付けられて前記灯室内に配置され、前記ジャイロセンサーの検出結果に基づいて前記ランプユニットの光軸が調整されるように揺動可能に構成されたホルダーと、
前記ホルダーの車幅方向外側端部に取り付けられ、少なくとも車体前方側から車幅方向外側へ至る車両周辺情報を検知可能に構成された周辺情報検知センサーと、
を備えた車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015183028A JP2017056829A (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015183028A JP2017056829A (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017056829A true JP2017056829A (ja) | 2017-03-23 |
Family
ID=58389220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015183028A Pending JP2017056829A (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017056829A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019203216A1 (de) | 2018-03-19 | 2019-09-19 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Fahrzeugleuchte |
WO2021131789A1 (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-01 | ソニーグループ株式会社 | 車両 |
-
2015
- 2015-09-16 JP JP2015183028A patent/JP2017056829A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019203216A1 (de) | 2018-03-19 | 2019-09-19 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Fahrzeugleuchte |
CN110285382A (zh) * | 2018-03-19 | 2019-09-27 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具 |
US10618453B2 (en) | 2018-03-19 | 2020-04-14 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Vehicle lamp |
WO2021131789A1 (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-01 | ソニーグループ株式会社 | 車両 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4308708B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
JP6770790B2 (ja) | 車両用描画装置 | |
JP4400884B2 (ja) | 車輌用灯具 | |
JP5828424B2 (ja) | 車輌用前照灯 | |
JP4531665B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
JP5546326B2 (ja) | 制御装置、車両用灯具システム、車両用灯具 | |
JP5890146B2 (ja) | 車両用照明灯具 | |
US20080198614A1 (en) | Vehicular lamp | |
JP5883587B2 (ja) | 車輌用前照灯 | |
JPWO2019039051A1 (ja) | 車両用灯具 | |
JP7045822B2 (ja) | センサシステム、および当該センサシステムを備えるランプユニット | |
JP2011031808A (ja) | 車両用前照灯の配光制御システム | |
JP4527621B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP4547571B2 (ja) | 車両前照灯及びその遮光シャッタ駆動装置 | |
US7575351B2 (en) | Vehicular headlamp | |
JPWO2019021914A1 (ja) | 灯具ユニットおよび車両用前照灯 | |
EP2154425A2 (en) | Vehicle headlamp | |
JP2017056829A (ja) | 車両用灯具 | |
JP2016088283A (ja) | 車両用前照灯システム | |
JP2020009683A (ja) | 車両用ランプと車両システム | |
WO2021124779A1 (ja) | 車両用灯具 | |
JP2006179246A (ja) | 車両用前照灯ユニット | |
JP2017056828A (ja) | 車両用灯具 | |
JP2018083533A (ja) | 車両用灯具 | |
JP2017059404A (ja) | 車両用灯具 |