JP2003272415A - リフレクター可動型ヘッドランプ - Google Patents

リフレクター可動型ヘッドランプ

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JP2003272415A JP2002071995A JP2002071995A JP2003272415A JP 2003272415 A JP2003272415 A JP 2003272415A JP 2002071995 A JP2002071995 A JP 2002071995A JP 2002071995 A JP2002071995 A JP 2002071995A JP 2003272415 A JP2003272415 A JP 2003272415A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エイミング機構が簡潔で、小型,軽量,低コ
ストにして見栄えのよい、エイミング可能な3種の光源
ユニットを内蔵するリフレクター可動型ヘッドランプを
提供すること。 【解決手段】走行ビーム形成用,すれ違いビーム形成用
および補助ビーム形成用の3種の光源ユニットU1,U
2,U3におけるリフレクター21,22,23を、エ
イミング機構Eによってランプボディ10に対し傾動調
整可能に設けた単一のリフレクターユニット20に一体
的に形成した。従来3種の光源ユニットそれぞれに必要
であったエイミング機構がリフレクターユニット20に
対応する単一のエイミング機構Eで済み、エイミング機
構の構成部品点数が少なくなる。隣接する光源ユニット
のリフレクター間に隙間がないので、従来構造に比べ
て、ランプを小型化でき、前面レンズ11を通した灯室
S内の見栄えも良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源を装着したリ
フレクターがエイミング機構によってランプボディに対
し傾動可能に支持されたリフレクター可動型ヘッドラン
プに係り、特に、リフレクターと光源とをそれぞれ備え
た3種の光源ユニットがエイミング機構によって傾動調
整可能に設けられたリフレクター可動型ヘッドランプに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のヘッドランプとしては、図13
に示されるように、ランプボディと前面レンズで画成さ
れた灯室内に、それぞれのリフレクター2a,3a,4
aに光源2b,3b,4bを装着したフォグランプ形成
用,走行ビーム形成用,すれ違いビーム形成用の3種類
の光源ユニット2,3,4が収容されている。そして、
それぞれの光源ユニット2,3,4は、それぞれのリフ
レクター2a,2b,2cとランプボディ間に配設され
たエイミング機構E1,E2,E3によってそれぞれ傾
動調整可能に設けられている。そしてエイミング機構E
1,E2,E3は、それぞれ上下エイミング点を構成す
るエイミングスクリュー6,左右エイミング点を構成す
るエイミングスクリュー7およびエイミング支点8で構
成されている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし前記した従来技
術では、3種の光源ユニット2,3,4のそれぞれにエ
イミング機構(上下エイミング点を構成するエイミング
スクリュー6,左右エイミング点を構成するエイミング
スクリュー7,エイミング支点8)が設けられているた
め、以下の問題があった。
【0004】第1に、エイミング機構を構成する部品点
数が多く、エイミング機構が複雑で重量がかさみ、コス
トもかかる。第2に、隣接リフレクター同士が互いに干
渉しないように離間させる必要があるため、灯室すなわ
ちランプが大型となる。第3に、隣接リフレクター間に
生じる隙間が前面レンズから透けて見えて、見栄えが悪
い。
【0005】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、エイミング機構が簡潔で、
小型,軽量,低コストにして見栄えのよい、エイミング
可能な3種の光源ユニットを内蔵するリフレクター可動
型ヘッドランプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るリフレクター可動型ヘッドランプに
おいては、ランプボディと前面レンズで画成された灯室
内に、リフレクターと光源とをそれぞれ備えた3種類の
光源ユニットがエイミング機構によって傾動調整可能に
設けられたリフレクター可動型ヘッドランプにおいて、
前記光源ユニットを、走行ビーム形成用,すれ違いビー
ム形成用および補助ビーム形成用の3種で構成するとと
もに、前記各光源ユニットにおけるリフレクターを単一
のリフレクターユニットに一体的に形成するとともに、
前記光源ユニットとランプボディ間に介装した単一のエ
イミング機構によって前記リフレクターユニットをラン
プボディに対し傾動調整可能に設けるようにした。
【0007】なお、補助ビーム形成用の光源ユニット
は、主にすれ違いビーム形成用の光源ユニットや走行ビ
ーム形成用の光源ユニットとともに点灯されて、すれ違
いビームや走行ビームを補助するために使用されるもの
で、例えば、フォグ対応ビーム形成用の光源ユニット、
側方を照明するベンディングビーム形成用の光源ユニッ
ト、高速走行中の遠方照明ビーム形成用の光源ユニッ
ト、雨天対応ビーム形成用の光源ユニット等がある。
(作用)3種のリフレクターが単一のリフレクターユニ
ットに一体的に形成されているため、従来構造において
3種の光源ユニットそれぞれに必要であったエイミング
機構がリフレクターユニットに対応する単一のエイミン
グ機構で済み、エイミング機構を構成する部品点数が少
なくなる。
【0008】また、隣接する光源ユニットのリフレクタ
ー間に隙間がないので、リフレクターを隣接配置する従
来構造に場合に比べて、灯室が小さくできるとともに、
前面レンズを通した灯室内の見栄えが良好となる。
【0009】請求項2においては、請求項1記載のリフ
レクター可動型ヘッドランプにおいて、前記リフレクタ
ーユニットの車両幅方向内側寄りに前記走行ビーム形成
用または補助ビーム形成用の第1の光源ユニットを配置
し、前記リフレクターユニットの車両幅方向外側寄りに
前記第1の光源ユニットと異なるビームを形成する第
2,第3の光源ユニットを上下に並べて前記第1の光源
ユニットに隣接するように配置するとともに、ランプを
正面視して、前記リフレクターユニットの左右いずれか
一方の側縁部および左右に隣接する前記光源ユニット間
に、協働して前記エイミング機構を構成するエイミング
機構構成部材を配設するようにした。
【0010】(作用)上下に隣接配置した第2,第3の
光源ユニットを第1の光源ユニットの側方に配置するた
め、左右方向に3個の光源ユニットを並べて配置する場
合に比べて、リフレクターユニットの左右方向の幅が小
さく、灯室の左右方向の幅も小さくてよい。
【0011】特に、第1の光源ユニット(のリフレクタ
ー)の上下幅を第2,第3の光源ユニット(のリフレク
ター)の上下幅の総和にほぼ等しい大きさに形成すれ
ば、リフレクターユニット全体の上下幅を第1の光源ユ
ニット(のリフレクター)の上下幅にほぼ等しくでき
て、リフレクターユニットの上下方向の大きさもコンパ
クト化できる。
【0012】また、リフレクターは後方に凸の湾曲形状
であるため、リフレクターユニットの側縁部および左右
に隣接する光源ユニット間では、ランプボディとの間に
エイミング機構構成部材を配設するに十分なスペースが
あり、この広いスペースにエイミング機構構成部材を設
けることで、エイミング機構を配設するためのスペース
を別途設ける工夫がいらない。
【0013】請求項3においては、請求項2に記載のリ
フレクター可動型ヘッドランプにおいて、前記エイミン
グ機構が、前記リフレクターユニットの傾動支点を構成
するエイミング機構構成部材であるエイミング支点と、
前記エイミング支点を通る垂直傾動軸周りに前記リフレ
クターユニットを傾動させるべく前後方向に進退動作可
能なエイミング機構構成部材である左右エイミング点を
備え、ランプを正面視して、前記リフレクターユニット
の左右いずれかの側縁部に前記エイミング支点を、左右
に隣接する前記光源ユニット間に前記左右エイミング点
をそれぞれ設けるとともに、前記リフレクターユニット
における前記左右エイミング点と前記エイミング支点非
配設側の側縁部間に、ランプボディ側のリフレクターユ
ニット担持面に摺接する摺接ガイドを設けるように構成
した。
【0014】なお、左右エイミング点は、リフレクター
ユニットに装着されたナット部材であって、ランプボデ
ィに回転可能に支承された左右エイミングスクリューに
螺合し、左右エイミングスクリューの回動に連係して前
後に進退するナット部材で構成し、エイミング支点は、
玉部と前記玉部を支承する玉受け部からなるピボットで
構成することが望ましい。そして、相対回動可能な玉部
と玉受け部間にはガタがないので、リフレクターユニッ
トの左右方向いずれの側縁部にエイミング支点を配設し
てもよいが、第2,第3の光源ユニットが配置されてエ
イミング機構に作用する重量負荷がより大きいと思われ
る車両幅方向外側の側縁部をエイミング支点で支持させ
ることが最も望ましい。(作用)左右エイミングは、左
右エイミング点を前後方向に進退動作(左右エイミング
スクリューを回動)させて、リフレクターユニットをエ
イミング支点を通る垂直傾動軸周りに傾動させることで
行われるが、左右に隣接する光源ユニット間に左右エイ
ミング点を設けたので、リフレクターユニットの左右方
向側縁部に左右エイミング点を設ける場合に比べて、リ
フレクターユニットを左右方向に所定角度傾動させるた
めに必要な左右エイミング点の前後方向進退量(左右エ
イミングスクリューの回動操作量)が少なくてよい。即
ち、左右エイミング点の僅かな進退動作(左右エイミン
グスクリューの僅かな回動操作)によって、ランプ(各
光源ユニット)の光軸を左右方向に大きくエイミングで
きる。
【0015】また、左右に隣接する光源ユニット間に左
右エイミング点が設けられることで、エイミングスクリ
ューにより片持ち支持された左右エイミング点にはリフ
レクターレクタユニットを介して大きな重量負荷が作用
し、左右エイミング点が垂れ下がったり、左右エイミン
グ点の前後方向へのスムーズな進退動作(左右エイミン
グスクリューのスムーズな回動操作)が阻害される等の
不具合が発生するおそれがあるが、ランプボディ側のリ
フレクターユニット担持面にバックアップされた摺接ガ
イドが左右エイミング点に作用するこの大きな重量負荷
の一部を担持するので、リフレクターレクタユニットを
介して左右エイミング点に作用する重量負荷が軽減され
て、前記した不具合が発生しない。そして、摺接ガイド
が摺接するランプボディ側の担持面は、リフレクターユ
ニットの左右方向への傾動中心軸である垂直傾動軸に対
し直交する平面で形成されており、左右エイミング(リ
フレクターユニットの垂直傾動軸周りの傾動)の際に
は、摺接ガイドがランプボディ側の担持面に沿って摺動
し、摺接ガイドとランプボディ側の担持面との摺接部に
作用する圧接力は変化せず、摺動ガイドおよびランプボ
ディ側の担持面が担持する重量負荷は常に一定に保持さ
れる。
【0016】請求項4においては、請求項3に記載のリ
フレクター可動型ヘッドランプにおいて、前記エイミン
グ機構が、前記エイミング支点と前記左右エイミング点
を通る水平傾動軸周りに前記リフレクターユニットを傾
動させるべく前後方向に進退動作可能なエイミング機構
構成部材であって、前記エイミング支点と協働して前記
垂直傾動軸を形成する上下エイミング点を備え、前記水
平傾動軸の延長線上において前記摺接ガイドがランプボ
ディ側のリフレクターユニット担持面に摺接するように
構成した。
【0017】なお、上下エイミング点は、リフレクター
ユニットに装着されたナット部材であって、ランプボデ
ィに回転可能に支承された上下エイミングスクリューに
螺合し、上下エイミングスクリューの回動に連係して前
後に進退するナット部材で構成することが望ましい。
【0018】(作用)上下エイミング操作により、リフ
レクターユニットはエイミング支点と左右エイミング点
を通る水平傾動軸周りに傾動し、摺動ガイドもリフレク
ターユニットと一体に傾動(揺動)するが、摺動ガイド
のリフレクターユニット担持面との摺接部はリフレクタ
ーユニットの水平傾動軸の延長線上に位置するため、摺
動ガイドとリフレクターユニット担持面との摺接部は殆
ど移動(変化)しない。このため、摺動ガイドとランプ
ボディ側担持面間の摺接部に作用する圧接力は、上下エ
イミング(リフレクターユニットの水平傾動軸周りの傾
動)によっても殆ど変化せず、摺動ガイドを介してラン
プボディ側担持面で担持される重量負荷は常に一定に保
持される。
【0019】請求項5においては、請求項3または4に
記載のリフレクター可動型ヘッドランプにおいて、前記
摺接ガイドのリフレクターユニット担持面との摺接部を
左右方向に所定幅をもつU字形状に形成するとともに、
ランプを正面視して、前記摺接部が光源の真下にくるよ
うに摺接ガイドを配置した。(作用)摺接ガイドとラン
プボディ側の担持面とは、光源ユニットの重心の作用線
上に略一致する光源の真下において摺接し、左右エイミ
ング点に作用するリフレクターレクタユニットにおける
エイミング支点非配設側の重量負荷の殆どが、ランプボ
ディ側の担持面にバックアップされた摺接ガイドで担持
される。このため、左右エイミング点に作用する重量負
荷は、エイミング支点に作用する重量負荷と略同等とな
って、左右エイミング点のよりスムーズな進退(左右エ
イミングスクリューのよりスムーズな回動)が確保され
る。
【0020】また、摺接ガイドはU字形状に形成され
て、ランプボディ側の担持面との摺動摩擦が小さいの
で、ランプボディ側の担持面に沿ってスムーズに摺動で
きる。
【0021】さらに、U字形状の摺動ガイドは、上下方
向に作用する慣性重量に対して振動を抑制したり寸法精
度上の誤差や組み付け誤差のばらつきを吸収するばね部
材としても作用する。
【0022】 [発明の詳細な説明]
【発明の実施の形態】次に、本発明の発明の実施の形態
を実施例に基づいて説明する。
【0023】図1〜図7は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は本発明の一実施例であるリフレクター可
動型ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの水
平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3,
4は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III−II
I,線IV−IVに沿う断面図)、図5,6は同ヘッドラ
ンプの縦断面図(図1に示す線V−V,線VI−VIに沿
う断面図)、図7は要部である摺動ガイドの斜視図であ
る。
【0024】これらの図において、符号10は容器状の
ランプボディで、ランプボディ10の前面開口部に透明
な前面レンズ11が組み付けられて灯室Sが画成され、
灯室S内には、エイミング機構Eによって傾動調整可能
なリフレクターユニット20が設けられている。
【0025】リフレクターユニット20には、走行ビー
ム形成用のリフレクター21,すれ違いビーム形成用の
リフレクター22およびフォグ対応ビーム形成用のリフ
レクター23が一体化的に形成されており、走行ビーム
形成用のリフレクター21は、リフレクターユニット2
0の車両幅方向内側(図1右側)寄りに形成され、車両
幅方向外側(図1左側)寄りには、すれ違いビーム形成
用のリフレクター22とフォグ対応ビーム形成用のリフ
レクター23がそれぞれ上下方向に並び、走行ビーム形
成用のリフレクター21の真横となるように配置されて
いる。
【0026】そして、リフレクタ21,22,23のそ
れぞれの後頂部には、光源であるバルブ24,25,2
6が装着されて、第1の光源ユニットU1を構成する走
行ビーム形成用の光源ユニット,第2の光源ユニットU
2を構成するすれ違いビーム形成用の光源ユニットおよ
び第3の光源ユニットU3を構成するフォグ対応ビーム
形成用の光源ユニットがリフレクターユニット20にお
いて一体化されている。即ち、第2の光源ユニット(す
れ違いビーム形成用の光源ユニット)U2と第3の光源
ユニット(フォグ対応ビーム形成用の光源ユニット)U
3が上下に並び、その真横に第1の光源ユニット(走行
ビーム形成用の光源ユニット)U1が配置されている。
【0027】符号25aは、光源ユニットU2のバルブ
25の前方に配置されて、リフレクタ22の有効反射面
以外に向かう光を遮光してクリアカットラインの形成に
寄与し、かつグレア光の発生を阻止するためのシェード
である。符号26aは、光源ユニットU3のバルブ26
を包囲するように配置された円筒形状のイエローグロー
ブで、バルブ26の発光はこのイエローグローブ26a
を透過することで黄色光となる。符号26bは、バルブ
26の前方に配置されたシェードで、リフレクタ23の
有効反射面以外に向かう光を遮光するとともに、グレア
光の発生を阻止するためのものである。
【0028】また、すれ違いビーム形成用のリフレクタ
ー22と走行ビーム形成用のリフレクター21間には、
ポジションランプ用のリフレクター27が一体的に形成
され、リフレクター27に設けられたバルブ挿着孔に光
源であるバルブ28が挿着されて、ポジションランプ用
光源ユニットU4もリフレクターレクターユニット20
に一体化されている。
【0029】そして、本実施例では、前面レンズ11を
通して灯室S内が透けて見えるが、各光源ユニットのリ
フレクター21,22,23,27はリフレクターユニ
ット20として連続しており、灯室S内全体に鏡面色の
リフレクターユニット20が延在して、見栄えが良好と
なっている。
【0030】また、本実施例では、左右方向に2個の光
源ユニットU1,U2(U3)を配置するため、従来の
ように左右方向に3個の光源ユニットを配置する場合に
比べて、リフレクターユニット20の左右方向の幅が小
さくなって、灯室Sの左右方向の幅が小さくてよい。
【0031】また、本実施例では、光源ユニットU1
(のリフレクター21)の上下幅H1が他の光源ユニッ
トU2,U3(のリフレクター22,23)の上下幅の
総和H2+H3にほぼ等しい大きさに形成されて、リフ
レクターユニット20の上下方向の大きさもコンパクト
で、ランプが上下左右方向にコンパクト化されている。
【0032】また、リフレクターユニット20とランプ
ボディ10間に配設されたエイミング機構Eは、リフレ
クターユニット20の傾動支点である1個のエイミング
支点e0と、エイミング支点e0の上方に位置し、前後
方向に進退動作してリフレクターユニット20を上下方
向に傾動させる上下エイミング点e1と、エイミング支
点e0の上方に位置し、前後方向に進退動作してリフレ
クターユニット20を左右方向に傾動させる左右エイミ
ング点e2の3点で構成されている。
【0033】即ち、エイミング支点e0は、図5に示す
ように、ランプボディ10に突設された玉部18aと、
この玉部18aを支承するリフレクターユニット20背
面側の玉受け部18bで構成され、図1に示すように、
ランプを正面視して、リフレクターユニット20の車両
幅方向外側の側縁下部に設けられている。符号19は、
リフレクターユニット20の背面に取着された上下に長
いブラケットで、このブラケット19の下端部に玉受け
部18bが嵌着されている。
【0034】また、上下エイミング点e1は、ランプボ
ディ10の背面壁のスクリュー挿通孔に回転可能に支承
されて前方に延出するエイミングスクリュー14と、リ
フレクターユニット20の背面に突出形成されたブラケ
ット19の上端部に嵌着されかつエイミングスクリュー
14に螺合するナット部材15で構成され、図1,5に
示すように、エイミング支点e0の真上に設けられてい
る。
【0035】また、左右エイミング点e2は、図6に示
すように、ランプボディ10の背面壁のスクリュー挿通
孔に回転可能に支承されて前方に延出するエイミングス
クリュー16と、リフレクターユニット20の背面に突
出形成されたブラケット19aに嵌着されかつエイミン
グスクリュー16に螺合するナット部材17で構成さ
れ、ランプを正面視して、図1に示すように、エイミン
グ支点e0と同一レベルに設けられている。なお、符号
14a(16a)は、エイミングスクリュー14(1
6)に後端部に一体化された冠状歯車で、ドライバー5
0の歯先を係合させた形態で冠状歯車14a(16a)
を回動させることで、エイミングスクリュー14(1
6)を回動操作できる。
【0036】そして、エイミングスクリュー14を回動
すると、上下エイミング点e1(ナット部材15)がス
クリュー14に沿って進退して、リフレクターユニット
20がエイミング支点e0(玉継手18)と左右エイミ
ング点e2(ナット部材17)を通る水平傾動軸Lx周
りに傾動し、リフレクターユニット20として一体化さ
れている走行ビーム形成用光源ユニットU1,すれ違い
ビーム形成用光源ユニットU2,フォグ対応ビーム形成
用光源ユニットU3およびポジションランプ用光源ユニ
ットU4それぞれの光軸を上下方向に傾動調整、即ち上
下方向にエイミングすることができる。
【0037】一方、エイミングスクリュー16を回動す
ると、左右エイミング点e2(ナット部材17)がスク
リュー16に沿って進退して、リフレクターユニット2
0がエイミング支点e0(玉継手18)と上下エイミン
グ点e1(ナット部材15)を通る垂直傾動軸Ly周り
に傾動し、リフレクターユニット20として一体化され
ている走行ビーム形成用光源ユニットU1,すれ違いビ
ーム形成用光源ユニットU2,フォグ対応ビーム形成用
光源ユニットU3およびポジションランプ用光源ユニッ
トU4それぞれの光軸を左右方向に傾動調整、即ち左右
方向にエイミングできる。
【0038】また、エイミング機構Eを構成する左右エ
イミング点e2は、走行ビーム形成用光源ユニットU1
と上下に並設された光源ユニットU2,U3間に設けら
れて、左右方向のエイミングの迅速化が図られている。
即ち、左右エイミング点e2を垂直傾動軸Lyから大き
く離れたフレクターユニット20の車両幅方向内側の側
縁部に設けた場合に比べると、左右エイミング点e2と
垂直傾動軸Ly間の距離が短いため、リフレクターユニ
ット20を左右方向に所定角度傾動させるために必要な
左右エイミング点e2の前後方向進退量(左右エイミン
グスクリュー16の回動操作量)が少なくてよい。した
がって、左右エイミングスクリュー16の僅かな回動操
作によって、左右方向に大きくエイミングできる。
【0039】また、左右に隣接する光源ユニット間に左
右エイミング点e2が設けられることで、エイミングス
クリュー16により片持ち支持された左右エイミング点
e2にはリフレクターレクタユニット20を介して大き
な重量負荷が作用し、左右エイミング点e2が垂れ下が
ったり、左右エイミング点e2の前後方向へのスムーズ
な進退動作(左右エイミングスクリュー16のスムーズ
な回動操作)が阻害される等の不具合が発生するおそれ
がある。しかし、本実施例では、図4に示すように、リ
フレクターユニット20の背面側にランプボディ10の
底面壁10aに摺接する摺接ガイド40が設けられてお
り、ランプボディの底面壁10aにバックアップされた
摺接ガイド40が左右エイミング点e2に作用するこの
大きな重量負荷の一部を担持するので、リフレクターユ
ニット20を介して左右エイミング点e2に作用する重
量負荷が軽減されて、前記した不具合は発生しない。
【0040】また、摺接ガイド40は、ポリプロピレン
樹脂製ランプボディ10との摺動性に優れた、強靱なポ
リアセタール樹脂製のU字型成形体で構成され、平坦な
基端部側をねじ44でリフレクターユニット20(リフ
レクター21)側のボス21aに固定することで、リフ
レクターユニット20(リフレクター21)に一体化さ
れている。
【0041】また、摺接ガイド40の下方に延出する先
端側のU字状部は、ランプボディ底面壁10aに圧接状
態に保持されており、左右エイミング点e2(ナット部
材17)に作用する重量負荷の一部がこの摺動ガイド4
0を介してランプボディ底面壁10aに担持されること
で、左右エイミング点e2(ナット部材17)に作用す
る重量負荷が軽減され、エイミングスクリュー16の回
動により摺動ガイド40はランプボディの底面壁10a
に沿って滑らかに摺動する。
【0042】また、摺接ガイド40が摺接するランプボ
ディ底面壁10aにおける摺接面10a1は、図4に示
すように、ランプボディ底面壁の一部が内側に窪んで垂
直傾動軸Lyに対し直交する平面で形成されており、左
右エイミング(リフレクターユニット20の垂直傾動軸
Ly周りの傾動)の際には、摺接ガイド40がランプボ
ディ底面壁10a1に沿って摺動し、摺接ガイド40の
ランプボディ底面壁10aとの摺接部に作用する圧接力
は殆ど変化せず、摺動ガイド40を介してランプボディ
底面壁10aが担持する重量負荷は常に一定に保持され
る。
【0043】また、摺動ガイド40におけるランプボデ
ィ底面壁10a1との摺接部40aは、図1,4に示す
ように、水平傾動軸Lxの延長線上に位置するように構
成されて、上下エイミング(リフレクターユニット20
の水平傾動軸Lx周りの傾動)によっても、摺動ガイド
40を介してランプボディ底面壁10aが担持する重量
負荷は常に一定に保持されている。即ち、上下エイミン
グ操作により、リフレクターユニット20が水平傾動軸
Lx周りに傾動し、摺動ガイド40もリフレクターユニ
ット20と一体に傾動(揺動)するが、これらは水平傾
動軸Lxの延長線上に位置する摺接部40aを中心に揺
動するため、摺接部40aは殆ど移動(変化)しない。
このため、摺動ガイド40のランプボディ10との摺接
部40aに作用する圧接力は、上下エイミング(リフレ
クターユニット20の水平傾動軸Lx周りの傾動)によ
っても殆ど変化せず、摺動ガイド40を介してランプボ
ディ底面壁10aが担持する重量負荷は常に一定に保持
される。
【0044】このように、上下左右のエイミングが行わ
れても、摺動ガイド40が担持するリフレクターユニッ
ト20の重量負荷はほぼ一定に保持されるので、左右エ
イミングスクリュー16のスムーズな回動が確保され
る。
【0045】特に、摺接ガイド40のランプボディ底面
壁10aとの摺接部40aは、ランプを正面視して光源
ユニットU1におけるバルブ24の真下に配置されてお
り、摺接ガイド40は光源ユニットU1の重量負荷のす
べてを担持して、左右エイミング点e2(ナット部材1
7)には、エイミング支点e0に作用するリフレクター
ユニット20の重量負荷とほぼ同等の重量負荷が作用し
て、リフレクターユニット20がエイミング機構Eによ
って左右方向バランスよく支持されている。即ち、光源
ユニットU1の重心はバルブ24の中心近傍であり、光
源ユニットU1の重心の作用線はバルブ24の真下を通
ることから、光源ユニットU1の重心の作用線上に摺接
ガイド40のランプボディ底面壁10aとの摺接部40
aを位置させることで、リフレクターユニット20にお
ける光源ユニットU1の重量負荷分のすべてを摺動ガイ
ド40で担持し、左右エイミング点e2(ナット部材1
7)とエイミング支点e0(玉継手18)には、光源ユ
ニットU2,U3,U4による重量負荷の略半分が均等
に作用して、左右エイミングスクリューの安定したスム
ーズな回動が確保されている。
【0046】また、U字形状の摺動ガイド40は、上下
方向に作用する慣性重量に対して振動を抑制したり寸法
精度上の誤差や組み付け誤差のばらつきを吸収するばね
部材としても作用する。
【0047】図8、9は、本発明の第2,第3の実施例
を示すもので、それぞれの実施例におけるヘッドランプ
の正面図を示している。
【0048】図8では、リフレクターユニット20の車
両幅方向内側寄りにはフォグ対応ビーム形成用のリフレ
クター23Aが、車両幅方向外側寄りにはすれ違いビー
ム形成用のリフレクター22Aと走行ビーム形成用のリ
フレクター21Aが上下に並ぶように形成され、リフレ
クタ23A,22A,21Aのそれぞれの後頂部に光源
であるバルブ26,25,24が装着されて、車両幅方
向内側寄りの第1の光源ユニットU1がフォグ対応ビー
ム形成用の光源ユニット(リフレクター23Aとバルブ
26)で、車両幅方向外側寄りの第2,第3の光源ユニ
ッU2,U3がすれ違いビーム形成用の光源ユニット
(リフレクター22Aとバルブ25)および走行ビーム
形成用の光源ユニット(リフレクター21Aとバルブ2
4)で構成されている。
【0049】そして、前記した第1の実施例におけるポ
ジションランプ用光源ユニットU4(リフレクター27
とバルブ28)が設けられていない点を除いて、その他
は前記した第1の実施例に示す構造と同一であり、同一
の符号を付すことでその重複した説明は省略する。
【0050】図9では、第2,第3の光源ユニットU
2,U3を構成する走行ビーム形成用の光源ユニット
(リフレクター21Aとバルブ24)とすれ違いビーム
形成用の光源ユニット(リフレクター22Aとバルブ2
5)が前記した第2の実施例の場合と上下逆に配置され
ており、その他は前記第1,第2の実施例と同一であ
り、同一の符号を付すことでその重複した説明は省略す
る。
【0051】図10,11は、本発明の第4の実施例を
示すもので、図10は第4の実施例に係るヘッドランプ
の正面図、図11は同ヘッドランプの縦断面図(図10
に示す線XI−XIに沿う断面図)である。
【0052】この実施例では、エイミング機構Eを構成
するエイミング支点e0,上下エイミング点e1および
左右エイミング点e2の配置が前記した第1の実施例に
おける配置と異なり、その他は第1の実施例のヘッドラ
ンプと同一であり、異なる構成について説明し、その他
の説明は省略する。
【0053】前記した第1の実施例では、エイミング支
点e0および左右エイミング点e2がリフレクターユニ
ット20の下側縁近くに設けられ、上下エイミング点e
1がエイミング支点e0の真上に設けられていたが、こ
の第4の実施例では、エイミング支点e0および左右エ
イミング点e2がリフレクターユニット20の上側縁近
くに設けられ、上下エイミング点e1がエイミング支点
e0の真下に設けられている。
【0054】そして、リフレクター21の背面側上部に
はブラケット46が延出形成され、このブラケット46
に摺接ガイド40が取着され、一方、ランプボディ10
における車両幅方向内側の上部位置内側には、水平傾動
軸Lxと平行に延びる水平プレート状延出部48が形成
されている。そして、ブラケット46に一体化された摺
接ガイド40が水平プレート状延出部48の上面に摺接
し、摺接ガイド40と水平プレート状延出部48との摺
接部が水平傾動軸Lxの延長線上となるように構成され
ている。即ち、摺接ガイド40が摺接する水平プレート
状延出部48における摺接面48aによって、リフレク
ターユニット20に取着された摺接ガイド40をバック
アップするランプボディ側のリフレクターユニット担持
面が構成されている。なお、摺動ガイド40が摺接する
水平プレート状延出部48の摺接面48aは、垂直傾動
軸Lyに対し直交する平面である。
【0055】したがって、この実施例においても、左右
エイミング点e2に作用するリフレクターユニット20
の重量負荷の一部が摺接ガイド40とこれをバックアッ
プする水平プレート状延出部48で担持されて、左右エ
イミング点e2に特に大きな重量負荷が作用することが
なく、リフレクターユニット20はエイミング機構Eに
よって左右方向にバランスよく支持されたものとなって
いる。
【0056】図12は、本発明の第5の実施例のヘッド
ランプの正面図を示している。
【0057】この実施例についても、エイミング機構E
を構成するエイミング支点e0,上下エイミング点e1
および左右エイミング点e2の配置が前記した第1の実
施例における配置と異なり、その他は第1の実施例のヘ
ッドランプと同一であり、異なる構成について説明し、
その他の説明は省略する。
【0058】即ち、この第5の実施例では、左右エイミ
ング点e2の配置位置は前記した第1の実施例と同じで
あるが、エイミング支点e0および上下エイミング点e
1がリフレクターユニット20の車両幅方向内側の側縁
部に設けられている点が異なる。
【0059】さらに、第3の光源ユニットU3の光源で
あるバルブ26の真下に、ランプボディ底面壁10aに
摺接する摺接ガイド40が配置されて、左右エイミング
支点e2に作用する重量負荷の一部(光源ユニットU
2,U3の重量相当)がランプボディ底面壁10aにバ
ックアップされた摺接ガイド40で担持されて、左右エ
イミング支点e2には特に大きな重量負荷が作用しない
ようになっている。
【0060】摺接ガイド40が摺接するランプボディ底
面壁10aにおける摺接面10a1は、図に示すよう
に、ランプボディ底面壁10aの一部が内側に窪んで垂
直傾動軸Lyに対し直交する平面で形成され、摺動ガイ
ド40におけるランプボディ底面壁10aとの摺接部4
0aが水平傾動軸Lxの延長線上に位置するように構成
されていることは、前記した第1の実施例と同様であ
る。
【0061】なお、前記した第1〜第5の実施例では、
主にすれ違いビーム形成用光源ユニットや走行ビーム形
成用光源ユニットとともに点灯されて、すれ違いビーム
や走行ビームを補助するために使用される補助ビーム形
成用の光源ユニットの一例として、フォグ対応ビーム形
成用の光源ユニットを示したが、その他の補助ビーム形
成用の光源ユニットとしては、側方を照明するベンディ
ングビーム形成用の光源ユニット、高速走行中の遠方照
明ビーム形成用の光源ユニット、雨天対応ビーム形成用
の光源ユニット等がある。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係るリフレクター可動型ヘッドランプによれば、エ
イミング機構が簡潔で軽量となり、ランプのコンパクト
化,軽量化,低コスト化が達成され、車体のランプ収容
スペースもそれだけ小さくてよい。また、隣接リフレク
ター間に隙間がないので、ランプの見栄えも良好とな
る。
【0063】請求項2によれば、2つの光源ユニットが
左右に並ぶように配置されて、灯室の左右方向の幅が小
さくなる分、左右方向幅のコンパクトなヘッドランプが
提供される。
【0064】また、上下に並べた第2,第3の光源ユニ
ット上下幅が第1の光源ユニットの上下幅にほぼ等しい
場合には、リフレクターユニットの左右方向および上下
方向の幅が小さくなって、上下左右方向にコンパクト化
されたヘッドランプが提供される。
【0065】また、リフレクターユニットとランプボデ
ィ間の比較的大きなスペースにエイミング機構構成部材
を収容するので、ランプボディやフレクターユニットの
形状を工夫するまでもなくエイミング機構を配設でき、
ヘッドランプの設計が容易で、ランプが大型化すること
もない。
【0066】請求項3によれば、左右エイミング点を僅
かに進退動作(左右エイミングスクリューを僅かに回動
操作)することで、左右方向に大きくエイミングできる
ので、左右エイミングを迅速に行うことができる。
【0067】また、左右エイミン点に作用するリフレク
ターユニットの重量負荷は摺動ガイドとランプボディ側
のリフレクターユニット担持面に生ずる圧接力相当だけ
軽減されるので、左右エイミング点のスムーズな進退
(左右エイミングスクリューのスムーズな回動)が確保
されて、ランプの適正な左右エイミングが可能となる。
特に、リフレクターユニットの左右方向の傾動位置に拘
わらず、リフレクターユニットの重量負荷の軽減量は一
定であるため、常に左右エイミング点のスムーズな進退
(左右エイミングスクリューのスムーズな回動)が確保
されて、ランプの適正な左右エイミングが可能となる。
【0068】請求項4によれば、左右エイミングに加え
て上下左右のエイミングが行われても、摺動ガイドが担
持するリフレクターユニットの重量負荷はほぼ一定に保
持されるので、常に左右エイミング点のスムーズな進退
(左右エイミングスクリューのスムーズな回動)が確保
されて、ランプの適正な左右エイミングが可能となる。
【0069】請求項5によれば、リフレクターユニット
がエイミング機構によって左右方向にバランスよく支持
されるので、常に正確かつスムーズな左右エイミングを
遂行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるリフレクター可動
型ヘッドランプの正面図である。
【図2】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
−IIに沿う断面図)である。
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III−
IIIに沿う断面図)である。
【図4】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−
IVに沿う断面図)である。
【図5】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線V−
Vに沿う断面図)である。
【図6】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線VI−
VIに沿う断面図)である。
【図7】要部である摺動ガイドの斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例であるリフレクター可動
型ヘッドランプの正面図である。
【図9】本発明の第3の実施例であるリフレクター可動
型ヘッドランプの正面図である。
【図10】本発明の第4の実施例であるリフレクター可
動型ヘッドランプの正面図である。
【図11】同ヘッドランプの縦断面図(図10に示す線
XI−XIに沿う断面図)である。
【図12】本発明の第5の実施例であるリフレクター可
動型ヘッドランプの正面図である。
【図13】従来のリフレクター可動型ヘッドランプの正
面図である。
【符号の説明】
S 灯室 10 ランプボディ 10a ランプボディの底面壁 10a1 ランプボディ底面壁に設けたリフレクターユ
ニット担持面である摺接面 11 前面レンズ E エイミング機構 e0 エイミング支点 e1 上下エイミング点 e2 左右エイミング点 14 エイミング機構構成部材である上下エイミングス
クリュー 15 上下エイミング点を構成するナット部材 16 エイミング機構構成部材である左右エイミングス
クリュー 17 左右エイミング点を構成するナット部材 18 エイミング機構構成部材(エイミング支点)であ
る玉継手 20 リフレクターユニット 21,21A 走行ビーム形成用のリフレクター 22,22A すれ違いビーム形成用のリフレクター 23,23A フオグ対応ビーム形成用のリフレクター 24,25,26 光源であるバルブ 40 摺接ガイド 40a 摺接ガイドのランプボディ側摺接面との摺接部 48a1 ランプボディ側の水平プレート状延出部に設
けたリフレクターユニット担持面である摺接面 U1 第1の光源ユニット U2 第2の光源ユニット U3 第3の光源ユニット Lx 水平傾動軸 Ly 垂直傾動軸
フロントページの続き Fターム(参考) 3K039 AA01 CC01 FA01 FA04 FA14 3K042 AA08 BA09 BB06 BB18 BC01 CB09 CB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプボディと前面レンズで画成された
    灯室内に、リフレクターと光源とをそれぞれ備えた3種
    類の光源ユニットがエイミング機構によって傾動調整可
    能に設けられたリフレクター可動型ヘッドランプにおい
    て、 前記光源ユニットは、走行ビーム形成用,すれ違いビー
    ム形成用および補助ビーム形成用の3種で構成されると
    ともに、前記各光源ユニットにおけるリフレクターが単
    一のリフレクターユニットに一体的に形成されるととも
    に、前記光源ユニットとランプボディ間に介装された単
    一のエイミング機構によって前記リフレクターユニット
    がランプボディに対し傾動調整可能に設けられたことを
    特徴とするリフレクター可動型ヘッドランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリフレクター可動型ヘ
    ッドランプにおいて、 前記リフレクターユニットの車両幅方向内側寄りに前記
    走行ビーム形成用または補助ビーム形成用の第1の光源
    ユニットが配置され、前記リフレクターユニットの車両
    幅方向外側寄りに前記第1の光源ユニットと異なるビー
    ムを形成する第2,第3の光源ユニットが上下に並んで
    前記第1の光源ユニットに隣接するように配置されると
    ともに、ランプを正面視して、前記リフレクターユニッ
    トの左右いずれか一方の側縁部および左右に隣接する前
    記光源ユニット間に、協働して前記エイミング機構を構
    成するエイミング機構構成部材が配設されたことを特徴
    とするリフレクター可動型ヘッドランプ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のリフレクター可動型ヘ
    ッドランプにおいて、 前記エイミング機構は、前記リフレクターユニットの傾
    動支点を構成するエイミング機構構成部材であるエイミ
    ング支点と、前記エイミング支点を通る垂直傾動軸周り
    に前記リフレクターユニットを傾動させるべく前後方向
    に進退動作可能なエイミング機構構成部材である左右エ
    イミング点を備え、 ランプを正面視して、前記リフレクターユニットの左右
    いずれかの側縁部に前記エイミング支点が、左右に隣接
    する前記光源ユニット間に前記左右エイミング点がそれ
    ぞれ設けられるとともに、前記リフレクターユニットに
    おける前記左右エイミング点と前記エイミング支点非配
    設側の側縁部間に、ランプボディ側のリフレクターユニ
    ット担持面に摺接する摺接ガイドが設けられたことを特
    徴とする請求項2に記載のリフレクター可動型ヘッドラ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のリフレクター可動型ヘ
    ッドランプにおいて、 前記エイミング機構は、前記エイミング支点と前記左右
    エイミング点を通る水平傾動軸周りに前記リフレクター
    ユニットを傾動させるべく前後方向に進退動作可能なエ
    イミング機構構成部材であって、前記エイミング支点と
    協働して前記垂直傾動軸を形成する上下エイミング点を
    備え、 前記水平傾動軸の延長線上において前記摺接ガイドがラ
    ンプボディ側のリフレクターユニット担持面に摺接する
    ことを特徴とする請求項2に記載のリフレクター可動型
    ヘッドランプ。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載のリフレクター
    可動型ヘッドランプにおいて、前記摺接ガイドのリフレ
    クターユニット担持面との摺接部が左右方向に所定幅を
    もつU字形状に形成されるとともに、ランプを正面視し
    て、前記摺接部が光源の真下にくるように配置されたこ
    とを特徴とするリフレクター可動型ヘッドランプ。
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