JP3258361B2 - 自動車用ヘッドランプの傾斜測定器 - Google Patents

自動車用ヘッドランプの傾斜測定器

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JP3258361B2
JP3258361B2 JP8212892A JP8212892A JP3258361B2 JP 3258361 B2 JP3258361 B2 JP 3258361B2 JP 8212892 A JP8212892 A JP 8212892A JP 8212892 A JP8212892 A JP 8212892A JP 3258361 B2 JP3258361 B2 JP 3258361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ヘッドランプ
の左右方向の照射方向、即ちランプの左右方向の照射角
が正規位置にあるかどうかを確認するための測定器に係
り、正規位置にない場合には、ヘッドランプの左右方向
の照射角が正規位置となるように容易に調整することの
できる自動車用ヘッドランプの傾斜測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ヘッドランプは、ランプボディ
内においてリフレクターが傾動可能に支持されているリ
フレクター可動型ヘッドランプを例にとって説明する
と、図8に示されるように、ランプボディ201に対
し、リフレクター202の背面側が前後に延びる2本の
エイミングスクリュー203,204と1個の揺動支点
205の3点によって支持されている。なお図8はリフ
レクターを正面視しており、エイミングスクリュー20
3,204はそれぞれ紙面に垂直方向に延びている。エ
イミングスクリュー203,204はランプボディ20
1の背面壁において回動可能に支承されており、エイミ
ングスクリュー203,204によるリフレクター20
2の支持点は、ランプの前面から見て揺動支点205に
対し例えば直交配置されている。そしてエイミングスク
リュー203,204の回動操作によってリフレクター
202を水平軸Lx,垂直軸Ly回りにそれぞれ傾動さ
せて、ランプの照射角を調整するようになっている。な
お符号206はリフレクター202に装着された光源で
あるバルブである。
【0003】傾斜測定器は、図9に示されるように、ラ
ンプボディ201に固定されてエイミングスクリュー2
03と平行に延出するガイド部材202と、エイミング
スクリュー203に螺合するナット204と、ナット2
04及びガイド部材202にスライド可能に組付けられ
たスライドケース205と、ガイド部材202とスライ
ドケース205間に設けられた基準点206及び直線目
盛207と、スライドケース205の雌ねじ部206a
及びナット204の雌ねじ部204aに螺合し、ナット
204をスライドケース205に対し前後スライドさせ
る零点調整ねじ208とから構成されている。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかし前記した従来の
傾斜測定器では、部品点数が多く、構造が非常に複雑で
コストもかさみ、しかもヘッドランプへの組付けも煩雑
であるという問題があった。本発明は前記した問題点に
鑑みなされたもので、その目的は、部品点数が少なく構
造が簡単で組付けも簡単な自動車用ヘッドランプの傾斜
測定器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る自動車用ヘッドランプの傾斜測定器
においては、ランプの照射方向を設定する光反射面を有
する傾動部材が、基準部材に支承された1つの揺動支点
部と、基準部材を前後に貫通し、かつ基準部材に支承さ
れた左右方向エイミングスクリュー及び上下方向エイミ
ングスクリューの3点で支持され、前記エイミングスク
リューを回動操作することによって傾動部材を基準部材
に対し上下方向および左右方向にそれぞれ傾動させて、
ヘッドランプの照射角を調整する傾動部材可動型の自動
車用ヘッドランプにおいて、前記左右方向エイミングス
クリューの基準部材後方への突出部に雄ねじが形成さ
れ、この雄ねじ部と基準部材との間には、傾動部材の左
右方向の傾きを測定する傾斜測定器が介装され、前記傾
斜測定器は、基準部材後方に突出する前記エイミングス
クリューの雄ねじ部に螺合するナット部材と、前端部が
前記基準部材に固着されてエイミングスクリュー後方突
出部を包囲するように後方に延出し、前記ナット部材が
回り止めされかつ前後スライド可能に組付けられた固定
ホルダーと、前記ホルダーとナット部材間に設けられた
相対目盛とからなり、前記ナット部材は合成樹脂製で、
一側面に雄ねじ部導入用の開口部が形成された横断面コ
字型とされ、前記ホルダーはナット部材と同様一側面が
開口された横断面コ字型とされるとともに、このホルダ
ーに開口部を一致させた状態にナット部材が抱持されて
おり、さらにホルダー延出部の上面には、ナット部材の
一部が露呈する開口部が形成されるとともに、カバー部
材が取着され、このカバー部材とホルダー延出部の前記
開口部から露呈するナット部材との間に、ナット部材の
カバー部材に対する移動量を示す相対目盛が設けられる
ようにしたものである。
【0006】また請求項2においては、前記カバー部材
は、ホルダーに前後スライド可能に組付け、カバー部材
の前後スライドにより目盛の零点調整ができるようにし
たものである。また請求項3においては、基準部材はラ
ンプボディで、傾動部材はランプボディ内において傾動
できるリフレクターであるリフレクター可動型ヘッドラ
ンプに、請求項1記載の手段を適用するようにしたもの
である。
【0007】また請求項4においては、基準部材はラン
プハウジングで、傾動部材はランプボディの内周面にリ
フレクターが一体に形成されたランプボディ・リフレク
ターユニットであるユニット可動型ヘッドランプに、請
求項1記載の手段を適用するようにしたものである。
【0008】
【作用】左右方向エイミングスクリューを回動すると、
傾動部材が基準部材に対し傾動し(傾動中心軸回りに傾
動し)、かつナット部材が固定ホルダー内を前後方向に
スライドする。そしてエイミングスクリューの回動によ
る基準部材に対する傾動部材の傾動量(傾動部材が左右
方向エイミングスクリューによって支持される点の前後
方向への移動量)は固定ホルダーとナット部材間の移動
量に比例し、傾動部材の基準部材に対する傾動量、即ち
ヘッドランプの照射角のずれ量は、エイミングスクリュ
ーに螺合しているナット部材と、固定ホルダーに取着さ
れているカバー部材間の目盛の変化としてあらわれる。
このため、この目盛の変化からヘッドランプの左右方向
の照射角が適正か否か、また適正でない場合にはそのず
れ量を知ることができる。そしてずれがある場合には、
この目盛におけるずれをなくすように、エイミングスク
リューによって照射角を調整すればよい。
【0009】また傾斜測定器を構成する固定ホルダーと
ナット部材とカバー部材とを一体化した状態で、ナット
部材の雄ねじ部導入用開口部にエイミングスクリューの
雄ねじ部を押圧すると、ナット部材の開口部を形成する
横断面コ字横棒状部領域が拡げられて雄ねじ部がナット
部材に係合する。そして請求項2では、カバー部材を固
定ホルダーに対し前後スライドさせることにより目盛の
零点調整ができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図7は、基準部材がランプボディで、傾斜
部材がリフレクターであるリフレクター可動型のヘッド
ランプに本発明を適用した実施例を示すもので、図1は
傾斜測定器の組み付けられているリフレクター可動型ヘ
ッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの水平断面
図(図2に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は同ヘッ
ドランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに沿う断面
図)、図4はヘッドランプの左右方向の照射角の傾斜を
測定する傾斜測定器の分解斜視図、図5は同測定器の斜
視図、図6は同測定器の正面図(ヘッドランプ背面側か
ら見た図)、図7は同測定器の一部を構成する固定ホル
ダーの平面図である。
【0011】これらの図において、符号2は基準部材で
ある容器状のランプボディで、ランプボデイ2内には光
源であるバルブ3の挿着された傾動部材である放物面形
状のリフレクター4が配置され、ランプボディ2の前面
開口部に前面レンズ6が組み付けられてヘッドランプと
して一体化されている。リフレクター4は、図1〜図3
に示されるように、ランプボディ2内において、玉継手
10,左右方向エイミングスクリュー20及び上下方向
エイミングスクリュー30の3点によって支持されてい
る。玉継手10の球部12はランプボディ2側に固定支
持され、玉部12と係合する球受部14はリフレクター
4の背面側に突設されたブラケット7に挿着固定され
て、リフレクター4はこの球継手10を中心に揺動でき
る構造となっている。またエイミングスクリュー20,
30はいずれもランプボディ2を貫通して前後に延出
し、貫通部においてランプボディ2に支承され、スクリ
ュー20,30の前端部はリフレクター4側のスクリュ
ー支持ナット21,31に螺合している。エイミングス
クリュー20,30のランプボディ後方への延出端部に
はドライバー等の治具係合部23,33が形成されてお
り、エイミングスクリュー20,30を回動することに
よってナット21,31がスクリュー20,30に沿っ
て進退し、これによってリフレクター4の傾きが変わる
ようになっている。
【0012】即ち、左右方向エイミングスクリュー20
によるリフレクター4の支持点(エイミングスクリュー
20とスクリュー支持ナット21の係合部)は、ヘッド
ランプの照射軸L(図2参照)に直交し、かつ玉継手1
0を通る水平軸Lx上に位置し、上下方向エイミングス
クリュー30によるユニット4の支持点(エイミングス
クリュー30とスクリュー支持ナット31の係合部)
は、ヘッドランプの照射軸Lに直交し、かつ玉継手10
を通る垂直軸Ly上に位置している。このためエイミン
グスクリュー20を回動操作すると、スクリュー支持ナ
ット21がスクリュー20に沿って進退し、リフレクタ
ー4が垂直軸Ly回りに傾動して、傾動部材であるリフ
レクター4の基準部材であるランプボディ2に対する左
右方向の傾斜、即ちヘッドランプの左右方向の照射角を
調整することができる。一方、エイミングスクリュー3
0を回動操作すると、スクリュー支持ナット31がスク
リュー30に沿って進退し、リフレクター4が垂直軸L
yと直交する水平軸Lx回りに傾動して、傾動部材であ
るリフレクター4の基準部材であるランプボディ2に対
する上下方向の傾斜、即ちヘッドランプの上下方向の照
射角を調整することができる。このように2本のエイミ
ングスクリュー20,30によってリフレクター4の傾
動調整、即ちヘッドランプの照射角の調整ができるよう
になっている。
【0013】符号50は、左右方向エイミングスクリュ
ー20のランプボディ後方突出部に形成された雄ねじ部
20aとランプボディ2との間に組付けられて、リフレ
クター4の左右方向の傾き、即ちヘッドランプの照射角
の左右方向の傾きを測定する第1の傾斜測定器であり、
その詳細は図4〜図7において示されている。この傾斜
測定器50は、ねじ51によってランプボディ2に固着
されてエイミングスクリューの雄ねじ部20aを包囲す
るように延出する横断面コ字型の固定ホルダー52と、
スクリューの雄ねじ部20aに螺合するとともに、ホル
ダー52に前後方向スライド可能に組付けられたナット
部材60と、ホルダー52の外周に取着されたカバー部
材70とから構成されている。
【0014】ナット部材60は合成樹脂製で下側面側に
雄ねじ部導入用の開口部61(図6参照)が形成された
横断面コ字型に形成され、ナット部材60の内周面には
スクリューの雄ねじ部20aに係合する雌ねじ部60a
が形成されている。そして雄ねじ部20aの側面にこの
開口部61を合わせてナット部材60を押圧する(図6
矢印参照)ことによって、ナット部材60を雄ねじ部2
0aに簡単に組付けて係合させることができる。
【0015】固定ホルダー52の前端部には左右に対向
して延びるフランジ部53が形成され、このフランジ部
53がねじ51によりランプボデイ2に固着されてい
る。そしてスクリュー雄ねじ部20aに螺合するナット
部材60は、横断面コ字型のホルダー52の内側に前後
方向スライド可能に抱持されており、スクリュー20を
回動することによってナット部材60はホルダー52内
をスクリュー雄ねじ部20aに沿って進退する。なお符
号66は開口部61を挾んで対向して下方に突設された
一対の係合突起で、この係合突起66が固定ホルダー5
2の下側縁部52bに係合して、ナット部材60が固定
ホルダー52内に位置決めされている。即ち、ナット部
材60は固定ホルダー52との摺動摩擦を小さくするべ
くホルダー内壁に対し隙間が生じるような大きさに形成
されており、ナット部材60をガタつくことなく回り止
めしてスムーズに摺動させるために、係合突起66と固
定ホルダー下側縁部52bとを係合させた構造となって
いる。またホルダー52の上面には前後に延びる開口部
55が形成されており、この開口部55にはナット部材
60の上方突起62(図4,6参照)が係合している。
この上方突起62の上面には直線目盛64が形成されて
おり、開口部55からこの直線目盛64が露出してい
る。符号56はカバー部材70を取着するためのねじ7
1の螺入される孔で、ホルダー52にはこの孔56周辺
を除いて前後及び下方に開口する凹部57が形成され、
これによってナット部材60を抱持する門型ホルダー領
域52aに可撓性が与えられている。即ち、図6に示さ
れるように、ホルダー52に組付一体化されているナッ
ト部材60の開口部61を雄ねじ部20aに圧入する際
に、ナット部材60の開口部61及び固定ホルダー52
の開口部が外方向(図6矢印A方向)に拡げられるの
で、雄ねじ部20aをスムーズに雌ねじ部60aに係合
させることができる。
【0016】ホルダー52にねじ71を介して取着され
ているカバー部材70は横断面門型で、カバー部材70
の上面壁にはホルダー側開口部55に対応する窓72が
形成され、この窓72内にはホルダー開口部55を介し
露呈する直線目盛64が露呈している。そして窓72の
内側縁には目盛64の基準点となるカーソル73が形成
されており、カーソル73と目盛64によってナット部
材60のホルダー52に対する移動量が示される。また
カバー部材70には窓72に隣接して長孔74が形成さ
れ、この長孔74の周縁部がねじ71によってホルダー
延出部に固定されている。またカバー部材70に形成さ
れている爪部75には、ホルダー側係合部と当接するス
ライド突起76が形成されて、カバー部材70の円滑な
スライドが確保されている。そしてねじ71を緩めるこ
とによってカバー部材70をホルダー52に沿って前後
スライドできる。即ちカーソル73位置を目盛64に沿
ってスライドできる。なお符号76はカバー部材70の
前端縁上方に立設された摘みで、この摘み70を摘んで
カバー部材70を前後スライド操作できる。
【0017】そしてエイミングスクリュー20を回動す
ると、ナット部材60がホルダー52に沿って前後方向
に進退する。このためリフレクター4の左右方向の移動
量(垂直軸Ly回りの傾動量)はナット部材60(直線
目盛64)の移動量としてあらわれ、予めカーソル73
を目盛64の零点64a位置に調整しておく(以下、目
盛の零点調整という)ことにより、目盛64からリフレ
クター4の左右方向の傾き具合を知ることができる。な
お目盛の零点調整は、ねじ71をゆるめカバー部材70
をホルダー52に沿ってスライドさせることによって行
う。
【0018】次に、この第1の傾斜測定器50をエイミ
ングスクリュー20に組付ける手順の一例を図5を参照
して説明する。傾斜測定器50の組付けに先立ってエイ
ミング調整(リフレクター4の上下左右方向の調整)が
行なわれており、このエイミング調整済みのヘッドラン
プのスクリュー20に傾斜測定器50を組付ける場合を
説明する。まず固定ホルダー52内にナット部材60を
ホルダー52の前端または後端側からスライド挿入し、
さらにカバー部材70をねじ71によって仮止めし、ナ
ット部材60とホルダー52とカバー部材70とを一体
化する。そして図6に示されるように、この一体物をエ
イミングスクリュー雄ねじ部20aの所定位置に上方か
ら押圧して、ナット部材60の雌ねじ部60aにスクリ
ュー雄ねじ部20aを嵌合する。次に固定ホルダー52
をナット部材60に対しスライドさせ、フランジ部53
をランプボデイ2の背面に当接させ、固定ホルダー52
をランプボディ2にねじ51によって固着する。次いで
カバー部材70をスライドさせて零点調整し、ねじ71
によってカバー部材70をホルダー52に固定する。こ
のように本実施例の傾斜測定器50は誰でも簡単にエイ
ミングスクリュー20に組付けることができる。
【0019】図1及び図2において、符号80は、リフ
レクター4の上下方向の傾き、即ちヘッドランプの照射
角の上下方向の傾きを測定する気泡管式傾斜測定器であ
る。測定器80は上方に開口する容器状のケーシング8
1と、ケーシング81に対し揺動可能に支持されている
蓋体82とこの蓋体82に懸吊支持されてケーシング8
1内に収容されている直線気泡管84とから構成されて
いる。符号86は枠体82の傾斜具合、即ち気泡管の零
点調整用の調整ねじである。
【0020】また前記した実施例では、リフレクター可
動型のヘッドランプを例にとって本発明を説明したが、
本発明はリレフクター可動型に限定されるものではな
く、基準部材がランプハウジングで、傾動部材がランプ
ボディ・リフレクターユニットであるユニット可動型の
ヘッドランプ、即ち、容器状のランプボデイの内周面に
リフレクターが一体に形成されている傾動部材であるラ
ンプボデイ・リフレクターユニットが、エイミング機構
により基準部材であるランプハウジングに対し傾動可能
に支持されている型式のヘッドランプにも同様に適用で
きる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用ヘッドランプの傾斜測定器は、固定ホル
ダーとナット部材とカバー部材の僅か三部材によって構
成されており、部品点数が少なく構成が非常に簡潔で、
それだけ安価に提供できる。また傾斜測定器を構成する
固定ホルダーとナット部材とカバー部材とを一体化した
状態で、ナット部材の雄ねじ部導入用開口部をエイミン
グスクリュー雄ねじ部に押圧して、ナット部材の雌ねじ
部を簡単にエイミングスクリュー雄ねじ部に組付けるこ
とができるので、ヘッドランプへの傾斜測定器の組付け
が非常に簡単となる。
【0022】また請求項2では、カバー部材を固定ホル
ダーに対し前後スライドさせることにより目盛の零点調
整を簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をリフレクター可動型ヘッドランプに適
用した実施例で、同ヘッドランプの正面図
【図2】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
−IIに沿う断面図)
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III
−IIIに沿う断面図)
【図4】傾斜測定器の分解斜視図
【図5】同傾斜測定器の斜視図
【図6】同傾斜測定器の正面図(ヘッドランプの背面側
から見た図)
【図7】同傾斜測定器の一部を構成する固定ホルダーの
平面図
【図8】従来の傾斜測定器を組付けたヘッドランプの正
面図
【図9】同傾斜測定器の分解斜視図
【符号の説明】
2 基準部材であるランプボディ 3 光源であるバルブ 4 傾動部材であるリフレクター 6 前面レンズ 10 リフレクターの揺動支点としての玉継手 20 左右方向エイミングスクリュー 20a 左右方向エイミングスクリューのランプボデイ
後方への突出部に形成した雄ねじ部 30 上下方向エイミングスクリュー 50 ヘッドランプの左右方向の照射角の傾斜を測定す
る傾斜測定器 52 固定ホルダー 60 ナット部材 60a 雌ねじ部 64 目盛 64a 目盛零点 70 カバー部材 71 ねじ 73 カーソル L ヘッドランプの照射軸 Lx 水平軸 Ly 鉛直軸

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプの照射方向を設定する光反射面を
    有する傾動部材が、基準部材に支承された1つの揺動支
    点部と、基準部材を前後に貫通し、かつ基準部材に支承
    された左右方向エイミングスクリュー及び上下方向エイ
    ミングスクリューの3点で支持され、前記エイミングス
    クリューを回動操作することによって傾動部材を基準部
    材に対し上下方向および左右方向にそれぞれ傾動させ
    て、ヘッドランプの照射角を調整する傾動部材可動型の
    自動車用ヘッドランプにおいて、 前記左右方向エイミングスクリューの基準部材後方への
    突出部に雄ねじが形成され、この雄ねじ部と基準部材と
    の間には、傾動部材の左右方向の傾きを測定する傾斜測
    定器が介装され、 前記傾斜測定器は、基準部材後方に突出する前記エイミ
    ングスクリューの雄ねじ部に螺合するナット部材と、前
    端部が前記基準部材に固着されてエイミングスクリュー
    後方突出部を包囲するように後方に延出し、前記ナット
    部材が回り止めされかつ前後スライド可能に組付けられ
    た固定ホルダーと、前記ホルダーとナット部材間に設け
    られた相対目盛とからなり、 前記ナット部材は合成樹脂製で、一側面に雄ねじ部導入
    用の開口部が形成された横断面コ字型とされ、前記ホル
    ダーはナット部材と同様一側面が開口された横断面コ字
    型とされるとともに、このホルダーに開口部を一致させ
    た状態にナット部材が抱持されており、さらにホルダー
    延出部の上面には、ナット部材の一部が露呈する開口部
    が形成されるとともに、カバー部材が取着され、このカ
    バー部材とホルダー延出部の前記開口部から露呈するナ
    ット部材との間に、ナット部材のカバー部材に対する移
    動量を示す相対目盛が設けられたことを特徴とする自動
    車用ヘッドランプの傾斜測定器。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材は、前記ホルダーに前後
    スライド可能に組付けられ、カバー部材の前後スライド
    により目盛の零点調整ができることを特徴する請求項1
    記載の自動車用ヘッドランプの傾斜測定器。
  3. 【請求項3】 前記基準部材はランプボディで、前記傾
    動部材はランプボディ内において傾動できるリフレクタ
    ーであることを特徴とする請求項1記載の自動車用ヘッ
    ドランプの傾斜測定器。
  4. 【請求項4】 前記基準部材はランプハウジングで、前
    記傾動部材はランプボディの内周面にリフレクターが一
    体に形成されたランプボディ・リフレクターユニットで
    あることを特徴とする請求項1記載の自動車用ヘッドラ
    ンプの傾斜測定器。
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CN103175102A (zh) * 2011-12-21 2013-06-26 海洋王照明科技股份有限公司 一种用于灯具的聚泛光调节机构

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