JP2005014366A - 射出成形機における高圧型締開始位置設定装置 - Google Patents

射出成形機における高圧型締開始位置設定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】型締装置の可動盤の型閉工程における高圧型締開始位置を適切に設定し、その設定を成形作業中でも自動的に行う。
【解決手段】高圧型締開始位置設定装置は、可動盤5の開閉動作の自動、手動を設定する運転モード設定手段19と、可動盤5を移動させる駆動手段15と、可動盤5の移動位置を検出するロータリエンコーダ(位置検出手段)7aと、可動盤5の位置データを記憶するメモリ(記憶手段)18と、可動盤5の高圧型締開始位置の自動設定を指令する自動設定スイッチ(自動設定指令手段)22と、自動設定スイッチ22で自動設定が指令されると、可動盤5の低圧金型保護開始後の移動速度を監視し、速度ゼロになって一定時間内にロータエンコーダ7aで検出された位置データのうちの最小値を判定し、その判定結果にもとづいて高圧型締開始位置を決定してメモリ18に記憶させるCPU17とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、型締装置の可動盤の型閉工程における高圧型締開始位置を設定する射出成形機における高圧型締開始位置設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機の型締装置においては、固定盤に固定した固定金型と可動盤に固定した可動金型をパーティング面で合わせて型締めするにあたり、型開状態にある可動盤を、型締駆動機構によって高移動速度、高駆動圧力の設定指令で固定盤側に移動させ、前記パーティング面が接触する位置(高圧型締開始位置)より所定距離だけ手前の位置(金型保護開始位置)に至ると、移動速度、駆動圧力を低くした設定指令に切り換えて前記高圧型締開始位置まで移動させ、該高圧型締開始位置において移動速度、駆動圧力を高くした設定指令で駆動することにより、前記固定金型と可動金型とを高圧型締めするようにしている。
そして、従来、前記可動盤の定圧金型保護開始位置、高圧型締開始位置等の動作の切換位置を設定するための制御装置として、オペレータが、機械操作パネルの型締ボタンを操作し、電動サーボモータを駆動させて型締駆動機構を動作させることにより、前記可動盤を固定盤側へ低速度で前進移動させて型閉工程の動作を行わせながら、前記可動盤が設定しようとする目標の動作切換位置に至ったときに、表示パネル上の位置データ取込手段を操作して、前記電動サーボモータのエンコーダで検出される位置データを制御手段に取り込んで記憶手段に記憶させて、その記憶された位置データを動作の切換位置として設定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2002−307509号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記制御装置によれば、段取り時間等の射出成形機が成形作業を行っていないときに、オペレータが可動盤に低速で1回の型開閉動作を行わせながら前記位置データ取込手段を操作するだけで、前記可動盤の動作の切換位置を容易に設定することができるが、その設定した動作の切換位置が型閉工程における各動作の切換位置として適切な位置となっているとは限らない。
その理由は次の通りである。特に、電動式射出成形機のトグル式型締装置において低圧金型保護装置を機能させて型閉工程を行う場合、図6に示すように、型開位置So(トグル機構のクロスヘッドの位置で検出される)から高圧型締開始位置S2に前進する行程では、可動盤は、一定の高トルク設定値F1のもとで複数段の速度設定によって電動サーボモータが駆動されることにより、型閉速度vの変速ラインv1にもとづいた速度で、位置変位ラインLの2次曲線部L1に沿った変位を経て、型開位置Soから低圧金型保護開始位置S1まで移動する。その際、電動サーボモータの出力する駆動トルクは、トルクラインf1のように型閉速度v1の変化に従って変化する。そして、前記可動盤が低圧金型保護開始位置S1に至ると、前記電動サーボモータが一定の低トルク設定値F2のもとで一定の低速度設定で駆動されることにより、可動盤は、型閉速度vの一定の低速度ラインv2にもとづいた速度で、位置変位ラインLの直線部L2に沿った変位を経て高圧型締開始位置S2に移動する。その際、電動サーボモータの出力する駆動トルクは、トルクラインf2のように一定の低トルク値となる。さらに、可動盤が高圧型締開始位置S2に至ると、電動サーボモータが一定の高トルク設定値F1のもとで高速度設定によって駆動されることにより、可動盤が高トルク設定値F1に一致する一定の高トルクf3によって高速の型締速度v3で加圧されて金型の高圧型締めが完了するに至る(高圧型締め動作中は可動盤は移動しないが、電動サーボモータは型締動作を行うために型締速度v3に対応する回転動作を行い、これにより、型締装置のトグル機構を支持する型厚調整盤が後退して、タイバーが伸びて所定の高圧型締力が発生される)。
【0005】
ところで、前記型閉行程において、特に、可動盤が低圧金型保護開始位置S1から高圧型締開始位置まで移動して目標の動作切換位置として設定した高圧型締開始位置S2に至るときの可動盤の動作の挙動を仔細に観察したところ、図7に示すように、前記可動盤は、それを駆動する電動サーボモータに対する電流のオーバーシュートによって、高圧型締開始位置S2またはその手前の近接位置S2aに達した後に、型開き方向に僅少距離ΔS2だけ後退して停止位置S2bで安定に停止する戻り現象が発生すると共に、可動盤の速度v2および駆動トルクf2を下げているため、可動盤を駆動する機械系に作用する摩擦等の影響により、前記停止位置S2bも可動盤の型閉動作n1,n2を繰り返す毎に変化して一定しておらず、高圧型締開始位置S2に最も接近した停止位置S2bminから最も離間した停止位置S2bmaxまでバラツキの幅Eがあることが判明した。
【0006】
このため、前記従来の制御装置によって可動盤の1回の型開閉動作において動作の切換位置としての高圧型締開始位置を設定する場合には、前記のように可動盤の戻り現象や停止位置S2にバラツキの幅Eがあるために、前記位置データ取込手段を介して位置データを前記記憶手段に取り込むタイミングが適切でないと、目標の高圧型締開始位置S2に対してその位置から離間した停止位置S2bもしくはそれに近い位置の位置データが前記記憶手段に取り込まれ、高圧型締開始位置S2の設定を正しく行うことができない問題がある。しかも、前記従来の制御装置では、オペレータの手動操作によって前記動作の切換位置の設定を行うものであるため、射出成形機による成形作業中は高圧型締開始位置の設定作業を行うことができず、成形作業を行わない段取り時間にしか設定作業を行えない問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、型締装置の可動盤の型閉工程における高圧型締開始位置を適切に設定することができ、また、その設定を成形作業中でも自動的に行うことができる射出成形機における高圧型締開始位置設定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置は、可動盤の型開閉動作を自動運転、手動運転のいずれの運転モードで行わせるかを設定する運転モード設定手段と、該運転モード設定手段で設定された運転モードによる型開閉動作に従って可動盤を移動させる駆動手段と、該駆動手段によって移動される可動盤の移動位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって検出された可動盤の位置データを記憶する記憶手段と、可動盤の高圧型締開始位置を自動設定するか否かを指令する自動設定指令手段と、該自動設定指令手段で自動設定が指令されたときに動作し、前記可動盤の型閉動作における低圧金型保護開始後、移動する可動盤の速度を監視し、該速度がゼロになり一定時間経過まで、前記位置検出手段によって検出されて前記記憶手段に記憶された位置データのうちの最小値を判定し、その判定結果にもとづいて前記高圧型締開始位置を決定して記憶手段に記憶させる制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】
請求項2に係る射出成形機における高圧型締開始位置開始装置は、請求項1に記載の高圧型締開始位置設定装置において、前記制御手段が、前記運転モード設定手段で手動運転モードが設定されている場合、前記自動設定指令手段で自動設定が指令されると、前記駆動手段を介して可動盤の型閉動作を1回だけ行わせ、該型閉動作において前記記憶手段に記憶された位置データのうちの最小値に一定の補正値を加えた値を前記高圧型締開始位置として記憶手段に記憶させることを特徴としている。
【0010】
請求項3に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置は、請求項1に記載の高圧型締開始位置設定装置において、前記制御手段が、前記運転モード設定手段で自動運転モードが設定されている場合、前記自動設定指令手段で自動設定が指令されると、前記駆動手段を介して可動盤の型開閉動作を複数回繰り返して行わせ、各型閉動作において前記記憶手段に記憶された位置データのうちの各最小値の中から、高圧型締開始位置の初期設定値を超えない最大値を選択し、該最大値を前記初期設定値に代えて高圧型締開始位置として記憶手段に記憶させることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に一実施の形態に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置について図1、図2を参照して説明する。
図1において、1は電動式射出成形機の型締装置である。該型締装置1は、固定金型K1を取り付けた固定盤2と、該固定盤2にタイバー3を介して連結されているエンドプレート(型厚調整盤)4と、該エンドプレート4と固定盤2との間にあって前記タイバー3に支持案内され、可動金型K2を取り付けた可動盤5と、一端を前記エンドプレート4に連結され他端を前記可動盤に連結されたトグル機構(型締機構)6とを備えている。該トグル機構6には、図示しない伝動機構を介して型締軸用の電動サーボモータ7が連結されており、該電動サーボモータ7の回転により前記トグル機構6が伸縮駆動されて、前記可動盤5が固定盤2に対して接近、離間する方向へ移動する型開閉動作を行い、前記固定金型K1と可動金型K2の型開閉、型締めが行われるようになっている。また、前記エンドプレート4には、図示しない伝動機構を介して型厚調整軸用の電動サーボモータ8が連結されており、該電動サーボモータ8の回転によりエンドプレート4が前記固定盤2に対して接近、離間する方向に移動されて、前記金型K1,K2の型厚に対応して所定の型締力が発生するように、前記可動盤5の高圧型締開始位置を調整するようになっている。
【0012】
また、図1において、9は電動射出成形機の全体の動作をシーケンスプログラムに従って制御するメインコントローラで、機械操作パネル10とタッチパネル付き表示器11から入力される操作指令にもとづいて動作し、型締軸用のサーボアンプ12と型厚調整軸用のサーボアンプ13をそれぞれ制御操作するようになっている。そして、型締軸用のサーボアンプ12は、前記型締軸用の電動サーボモータ7の出力軸に設けたロータリエンコーダ7aが検出する回転位置信号i1にもとづいて型締軸用の電動サーボモータ7をフィードバック制御により回転駆動させ、型厚調整軸用のサーボアンプ13は、前記型厚調整軸用の電動サーボモータ8の出力軸に設けたロータリエンコーダ8aが検出する回転位置信号i2にもとづいて前記型厚調整軸用の電動サーボモータ8をフィードバック制御により回転駆動させるようになっている。
【0013】
前記型締軸用のサーボアンプ12と型締軸用の電動サーボモータ7は前記可動盤5を移動させる型締駆動手段(駆動手段)14を構成し、型厚調整軸用のサーボアンプ13と型厚調整軸用の電動サーボモータ8は前記エンドプレート4を移動させる型厚駆動手段(駆動手段)15を構成している。また、前記ロータリエンコーダ7a,8aは、それらが検出する回転位置信号i1,i2から可動盤5、エンドプレート4の移動位置を算出することができることから、それぞれ可動盤5、エンドプレート4の移動位置の位置データを検出する位置検出手段を構成している。
前記機械操作パネル10は、前記電動式射出成形機1の基本的な動作を行わせるための各種の操作部、例えば、型閉操作ボタン10a、型開操作ボタン10b、射出操作ボタン、エジェクター操作ボタン等を備えている。前記型閉操作ボタン10a、型開操作ボタン10bは、可動盤5を手動で操作する手動送り手段16を構成している。
【0014】
また、前記タッチパネル付き表示器11は、前記メインコントローラ9に接続された制御手段としてのCPU(中央処理装置)17と、前記ロータリエンコーダ7a,8aで検出され、前記各サーボアンプ12,13、メインコントローラ9を経てCPU17に送られた可動盤5の位置データ等を記憶するメモリ(記憶手段)18と、可動盤5の型開閉動作を手動モードで行うか、自動モードで行うかを選択する運転モード設定手段19と、可動盤5の型開閉動作における型開閉速度、駆動トルク(型開閉圧力)、型開完了位置、低圧金型保護開始位置、高圧型締開始位置、高圧型締完了位置、型開閉圧力等の動作条件を設定する設定器20と、該設定器20で設定された設定条件を表示する表示部(表示手段)21と、前記運転モード設定手段19で選択された運転モードによる可動盤5の型開閉動作を開始させ、前記運転モードに応じて移動する可動盤4の位置データの前記メモリ18への取り込みを実行させる自動設定スイッチ(自動設定指令手段)22とを備えている。前記運転モード設定手段19、設定器20、表示部21および自動設定スイッチ22は表示パネル23上に設けられ、前記メモリ18と共に前記CPU17にバス接続されている。
【0015】
前記CPU17は、タイマ(計時手段)24を備えており、前記運転モード設定手段19で手動運転モードが設定されている場合には、前記自動設定スイッチ22を操作し、前記型締操作ボタン10aを押し続けると、可動盤5の型閉動作をメインコントローラ9に指令して、型締軸用のサーボアンプ12を介して型締軸用の電動サーボモータ7を回転駆動させ、可動盤5が型開完了位置から低圧金型保護開始位置を経て高圧型締開始位置まで移動する型閉動作を1回行わせ、該1回の型閉動作において、可動盤5が前記高圧型締開始位置に至るときに、その移動速度がゼロになってから前記タイマ24で設定された一定時間Tの計時が行われている間、所定の時間間隔で前記ロータリエンコーダ7aで検出された可動盤5の移動位置の位置データを前記メモリ18に取り込み(記憶させ)ながら、取り込まれた位置データのうちの最小値を判定し、その最小の位置データに一定の補正値を加えた値を高圧型締開始位置としてメモリ18に記憶、設定させた後、該高圧型締開始位置の設定動作を終了するようになっている。
【0016】
また、前記CPU17は、前記運転モード設定手段19で自動運転モードが設定されている場合には、前記自動設定スイッチ22を操作すると、可動盤5の型開閉動作を複数回繰り返して行わせる指令をメインコントローラ9に出力し、前記可動盤5が型開完了位置から低圧金型保護開始位置を経て高圧型締開始位置まで移動する型閉動作を複数回行わせて、それらの各型閉動作において、前記手動運転モードが設定されているときと同様にして前記メモリ18に可動盤5の位置データを取り込み、各型閉動作にいてメモリ18に取り込まれた位置データの各最小値同士を比較して、それらのうちで、現在メモリ18に記憶されている高圧型締開始位置の位置データ(以下「初期設定値」と称する)を超えない最大値を選択し、その選択さえれた最大値を前記初期設定値に代えて高圧型締開始位置の新たな設定値としてメモリ18に記憶、設定させた後、該高圧型締開始位置の設定動作を終了するようになっている。
なお、前記構成の高圧型締開始位置設定装置の機能部分をまとめると図2に示すようになる。
【0017】
次に、前記構成の電動式射出成形機の型締装置1における高圧型締開始位置設定装置の作用について、図3〜図5も参照して説明する。
先ず、成形作業を開始するに先立ち、または成形作業を中断して段取り作業を行っている間に、前記機械操作パネル10の操作スイッチを操作して電動式射出成形機の制御装置を動作状態とし、タッチパネル付き表示器11の表示パネル23における設定器20を操作して、型締装置1の可動盤5の型開閉動作における移動速度、型締圧力(駆動トルク)、動作切換位置(型開完了位置So、低圧金型保護開始位置S1、高圧型締開始位置S2、型締完了位置Se、移動速度の変速位置Sv1,Sv2)等の型締動作用データ(初期動作条件)を設定すると共に、運転モード設定手段19を操作して、手動運転モードと自動運転モードのいずれか、例えば、手動運転モードを設定する(ステップS1)。次に、オペレータが自動設定スイッチ22を操作して前記型閉ボタン10aを押し続ける(ステップS2)と、前記型締装置1の高圧型締開始位置設定装置の動作が開始され、図4に示す動作パターンに対し、前記型締動作用データの設定時に型締完了位置Seを原点(位置データ「ゼロ」)とした位置に高圧型締開始位置(高圧型締位置)S2が仮に設定されたように、前記CPU17が原点の仮想移動処理を行う(ステップS3)。この処理は、高圧型締開始位置S2の設定作業中に、可動盤5が固定金型K1と可動金型K2がパーティング面で接触した後に高圧型締めしないようにするためであり、これにより、型開閉動作は図5に示すような動作パターンとなる。
【0018】
前記原点の仮想移動処理が終わると、前記型締軸用の電動サーボモータ7が回転駆動されて、可動盤5が型開完了位置(型開位置)Soから型締動作を開始し、複数段の型閉速度V1〜V3の設定と高圧力(高駆動トルク)PMLの設定で固定盤2側に前進移動する(ステップS4)。可動盤5が低圧金型保護開始位置(低金保護位置)S1に至る(ステップS5)と、低速度VLMLの設定と低圧力PLMLの設定に切り換えられて可動盤5が前進移動される(ステップS6)。この際、前記CPU17は、所定の時間間隔で前記ロータリエンコーダ7aから前記メモリ18に取り込まれる位置データの最小値Sminを監視する(ステップS7)と共に、ロータリエンコーダ7aで検出される位置データから算出した可動盤5の速度を監視して、その速度がゼロになったか否かを判定する(ステップS8)。なお、前記可動盤5の型開閉動作における移動位置So,S1,S2,Seは、前記型締装置1のトグル機構6のクロスヘッド6aの位置で設定される。
【0019】
可動盤5の速度がゼロになったときには、図7に示すような可動盤5が高圧型締開始位置S2に近づいてから戻って安定に停止する挙動に対し、前記ステップS7で開始した所定の時間間隔で前記ロータリエンコーダ7aから前記メモリ18に取り込まれる位置データの最小値Smin監視を継続しており、前記CPU17内のタイマ24で計時を行う(ステップS9)。前記タイマ24で設定した一定の監視時間T(例えば、0.5s)が経過したときは、前記位置データの最小値Smin監視を停止すると共に、前記CPU17は前記監視時間T内にメモリ18に取り込まれた位置データのうちの最小値Sminを判定し、該最小値Sminに予め設定しておいた補正値α(例えば、0.05mm)を加えた値(Smin+α)を初期設定値に代わる新たな高圧型締開始位置S2の位置データとしてメモリ18に記憶、設定させる(ステップS11)と同時に、その設定された位置データを表示部21に表示させる。前記補正値αは、前記具体的数値に限らず、射出成形機の大きさ(型締力)等によって機械の製造メーカが経験的に定めることができる。
【0020】
前記CPU17は、新たな高圧型締開始位置の設定が終わると、前記型締完了位置Seに原点を戻して図4に示す動作パターンとなるようにする原点復帰処理を行い(ステップS12)、可動盤5が高速度VHMLの設定と高圧力(高駆動トルク)PHMLの設定で駆動されて高圧型締動作が行われ(ステップS13)、型締完了位置Seに移動して型締動作が終了する(ステップS14)と、前記型締用の電動サーボモータ7の回転が停止されて型締動作が停止され、可動盤5の高圧型締開始位置S2の設定動作が終了する(ステップS15)。前記ステップS2において、自動設定スイッチ22が操作されないときは、図4に示す通常の動作パターンで型締動作を開始し(ステップS16)、型締動作が終了する(ステップS17)と、ステップS15に移って型締動作が停止される。
【0021】
前記ステップS1において、運転モード設定手段19を操作して、自動運転モードを設定した場合には、前記自動設定スイッチ22を操作する(ステップS2)と、前記CPU17は、前記可動盤5の型閉、型締動作と型締完了位置Seから型開完了位置Soに戻る型開動作とからなる型開閉動作を複数回(例えば、3〜5回)繰り返えして行わせ、各型閉動作において前記ステップS3〜ステップS5の動作の後、前記ステップS6〜ステップS10による一定の監視時間T経過まで可動盤5の位置データの最小値を判定して前記メモリ18に記憶させる。各型閉動作において記憶された各位置データの最小値Sminの中から、前記高圧型締開始位置の初期設定値を超えない最大値Smaxを判定(選択)して、その最大値Smaxを前記初期設定値に代えて新たな高圧型締開始位置S2として前記メモリ18に記憶、設定する。この後に、前記ステップS12〜ステップS15の動作を行って型締開始位置設定の動作を終了させる。
【0022】
前記実施の形態に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置によれば、可動盤5の型開閉動作を自動運転、手動運転のいずれの運転モードで行わせるかを設定する運転モード設定手段19と、該運転モード設定手段19で設定された運転モードによる型開閉動作に従って可動盤5を移動させる型締軸用の駆動手段14と、該駆動手段14によって移動される可動盤5の移動位置を検出するロータリエンコーダ7aと、該ロータリエンコーダ7aによって検出された可動盤5の位置データを記憶するメモリ18と、可動盤5の高圧型締開始位置S2を自動設定するか否かを指令する自動設定スイッチ22と、該自動設定スイッチ22で自動設定が指令されたときに動作し、前記可動盤5の型閉動作における低圧金型保護開始後に移動する可動盤5の速度を監視し、該速度がゼロになってからの一定時間内における、前記ロータリエンコーダ7aによって検出されて前記メモリ18に記憶された位置データのうちの最小値Sminを判定し、その判定結果にもとづいて前記高圧型締開始位置S2を決定してメモリ18に記憶させるCPU17とを備えた構成としたので、型締装置1の可動盤5の型閉工程における高圧型締開始位置S2の設定作業を、可動盤5の型閉動作を行う過程で前記CPU17作用により自動的に実行させることができ、熟練者でなくても容易に、かつ適切に高圧型締開始位置S2を設定することができる。
【0023】
また、前記運転モード設定手段19で手動運転モードを設定して高圧型締開始位置S2の設定作業を行う場合には、成形作業の開始に先立ち、または成形作業の中断時に、前記自動設定スイッチ22を操作して機械操作パネル10の型閉ボタン10aを操作することにより、可動盤5に1回だけ型閉動作をさせて、高圧型締開始位置S2の設定、設定し直し作業を短時間に行うことができる。
さらに、前記運転モード設定手段19で自動運転モードを設定して高圧型締開始位置S2の設定作業を行う場合には、成形作業中でも、前記自動設定スイッチ22を操作することによって、前記設定作業を自動的に行うことができると共に、成形作業の繰り返しによって、型締装置1におけるトグル機構6のジョイント部分のグリースによる潤滑状態や金型Kの温度の変化等にもとづき可動盤5の動作状態が変化した場合であっても、その変化に対応した適切な高圧型締開始位置S2の設定を行うことができ、しかも、複数回の可動盤5の型閉動作で得られる複数個の位置データにもづいて高圧型締開始位置S2が判定されるので、高圧型締め開始位置S2の設定を高精度に行うことができる。
【0024】
なお、前記実施の形態に係る高圧型締開始位置設定装置においては、電動式射出成形機による成形作業を開始するに先立ち、最初に型締装置における各種動作の設定作業を行う際、または成形作業を中断して段取り作業を行っている間に、高圧型締開始位置を設定する場合について説明したが、本発明に係る高圧型締め設定装置は、成形作業中においても、前記運転モード設定手段19を自動運転モードに設定すると共に、前記自動設定スイッチ22を操作することによって、成形作業中の複数回の可動盤5の型開閉動作において前記高圧型締開始位置の自動設定作業を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置によれば、可動盤の開閉動作を自動運転、手動運転のいずれの運転モードで行わせるかを設定する運転モード設定手段と、該運転モード設定手段で設定された運転モードによる型開閉動作に従って可動盤を移動させる駆動手段と、該駆動手段によって移動される可動盤の移動位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって検出された可動盤の位置データを記憶する記憶手段と、可動盤の高圧型締開始位置を自動設定するか否かを指令する自動設定指令手段と、該自動設定指令手段で自動設定が指令されたときに動作し、前記可動盤の型閉動作における低圧金型保護開始後、移動する可動盤の速度を監視し、該速度がゼロになり一定時間経過まで、前記位置検出手段によって検出されて前記記憶手段に記憶された位置データのうちの最小値を判定し、その判定結果にもとづいて前記高圧型締開始位置を決定して記憶手段に記憶させる制御手段とを備えた構成としたので、型締装置の可動盤の型閉工程における高圧型締開始位置の設定作業を可動盤の型閉動作を行う過程で自動的に実行させることができ、熟練者でなくても容易に、かつ適切に高圧型締開始位置を設定することができる。
【0026】
請求項2に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置によれば、前記制御手段が、運転モード設定手段で手動運転モードが設定されている場合、自動設定指令手段で自動設定が指令されると、駆動手段を介して可動盤の型閉動作を1回だけ行わせ、該型閉動作において記憶手段に記憶された位置データのうちの最小値に一定の補正値を加えた値を高圧型締開始位置として記憶手段に記憶させる構成とされているので、成形作業の開始に先立ち、または成形作業の中断時に、前記運転モード設定手段で手動運転モードを設定して前記自動設定指令手段を操作することにより、高圧型締開始位置の設定、設定し直し作業を短時間に行うことができる。
【0027】
請求項3に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置によれば、制御手段が、運転モード設定手段で自動運転モードが設定されている場合、自動設定指令手段で自動設定が指令されると、駆動手段を介して可動盤の型開閉動作を複数回繰り返して行わせ、各型閉動作において記憶手段に記憶された位置データのうちの各最小値の中から、高圧型締開始位置の初期設定値を超えない最大値を選択し、該最大値を前記初期設定値に代えて高圧型締開始位置として記憶手段に記憶させる構成とされているので、前記運転モード設定手段で自動運転モードを設定して前記自動設定指令手段を操作することにより、成形作業中でも、高圧型締開始位置の設定作業を自動的に行うことができ、成形作業の繰り返しによって型締装置の可動盤の動作状態が変化した場合であっても、その変化に対応した適切な高圧型締開始位置の設定を行うことができる。しかも、複数回の可動盤の型閉動作で得られる複数個の位置データにもづいて高圧型締開始位置が判定されるので、高圧型締め開始位置の設定を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置の機能を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置の作用を説明するフロー図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る射出成形機における高圧型締開始位置設定装置により設定される可動盤の動作設定パターン図である。
【図5】同じく原点が仮想移動された場合の可動盤の動作設定パターン図である。
【図6】電動式射出成形機の型締装置における可動盤の型閉工程の動作パターン図である。
【図7】同じく動作パターンの高圧型締開始位置付近における可動盤の挙動を示す図である。
【符号の説明】
1 型締装置
5 可動盤
7,8 電動サーボモータ
7a ロータリエンコーダ(位置検出手段)
9 メインコントローラ
10 機械操作パネル
10a 型閉操作ボタン
11 タッチパネル付き表示器
12,13 サーボアンプ
14 型締駆動手段(駆動手段)
15 型厚駆動手段(駆動手段)
16 手動送り手段
17 CPU
18 メモリ(記憶手段)
19 運転モード設定手段
20 設定器
21 表示部
22 自動設定スイッチ(自動設定指令手段)
23 表示パネル
24 タイマ(時計手段)
K 金型

Claims (3)

  1. 可動盤の型開閉動作を自動運転、手動運転のいずれの運転モードで行わせるかを設定する運転モード設定手段と、該運転モード設定手段で設定された運転モードによる型開閉動作に従って可動盤を移動させる駆動手段と、該駆動手段によって移動される可動盤の移動位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって検出された可動盤の位置データを記憶する記憶手段と、可動盤の高圧型締開始位置を自動設定するか否かを指令する自動設定指令手段と、該自動設定指令手段で自動設定が指令されたときに動作し、前記可動盤の型閉動作における低圧金型保護開始後、移動する可動盤の速度を監視し、該速度がゼロになり一定時間経過まで、前記位置検出手段によって検出されて前記記憶手段に記憶された位置データのうちの最小値を判定し、その判定結果にもとづいて前記高圧型締開始位置を決定して記憶手段に記憶させる制御手段とを備えていることを特徴とする射出成形機における高圧型締開始位置設定装置。
  2. 前記制御手段は、前記運転モード設定手段で手動運転モードが設定されている場合、前記自動設定指令手段で自動設定が指令されると、前記駆動手段を介して可動盤の型閉動作を1回だけ行わせ、該型閉動作において前記記憶手段に記憶された位置データのうちの最小値に一定の補正値を加えた値を前記高圧型締開始位置として記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機における高圧型締開始位置設定装置。
  3. 前記制御手段は、前記運転モード設定手段で自動運転モードが設定されている場合、前記自動設定指令手段で自動設定が指令されると、前記駆動手段を介して可動盤の型開閉動作を複数回繰り返して行わせ、各型閉動作において前記記憶手段に記憶された位置データのうちの各最小値の中から、高圧型締開始位置の初期設定値を超えない最大値を選択し、該最大値を前記初期設定値に代えて高圧型締開始位置として記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機における高圧型締開始位置設定装置。
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