JP3595986B2 - 射出成形機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は射出成形機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在使用されている射出成形機では、可動盤を移動させて金型の型締めや型開きを行う際、可動盤の移動速度は一定ではなく、複数の速度で行われている。例えば、型締めの場合であれば、最初は遅く、その後、徐々に速度を増し、型締め終了間際で再び速度を遅くするように可動盤を移動させている。
このように可動盤を細かく速度制御するのは、可動盤の移動時間を短くして生産効率を上げるとともに、金型どうしの接触時の衝撃力を弱めて金型の長寿命化を図ったり、金型どうしの間に異物を挟み込んだ場合に金型が損傷されるのを避けるためである。
【0003】
ところで、従来、射出成形機の型締時の可動盤の複数の移動速度とその速度切換位置の設定は、操作パネル等に設けられたテンキーやデジタルスイッチを用いて、オペレータがその数値を直接入力することにより行っていた。
例えば、型締時の可動盤の速度切換位置の設定は、射出成形機に型締め動作を手動操作により低速で行わせ、速度切換位置と思われるところで型締め動作を一旦停止させ、そのときの可動盤の位置をオペレータが表示部から目視により読み取り、その値をテンキーやデジタルスイッチによって入力することにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の射出成形機の位置設定方法であると、オペレータが表示部で表されている数値を読み取ってそれをテンキー等で入力するのであるから、読取時と入力時と2箇所で人の動作が入ることとなり、誤入力が生じるのを避けられない。また、テンキー等の入力はワンタッチで行うわけにはいかず煩わしい。さらに、デジタルスイッチでの入力の場合、桁をまたがる設定に対して複雑な操作が必要となり、さらに煩わしさが増す等の問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、所定部品の位置設定を極めて容易かつ正確に行える射出成形機の制御装置を提供するを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の少なくとも1つの目的を達成するために、請求項1記載の発明では、図1に示すように、動作モード設定手段Aと、該動作モード設定手段Aで設定された動作を所定部品(例えば、可動盤や射出スクリュー)を移動させることにより行わせる駆動手段Bと、該駆動手段Bを手動で操作する手動送り手段Cと、前記駆動手段Bで移動される前記所定部品の位置を検出する位置検出手段Dと、該位置検出手段Dで検出された所定部品の位置データを記憶する記憶手段Eと、該記憶手段Eに前記位置データを記憶させるタイミングを与える位置データ取り込み手段Fと、前記動作モード設定手段Aで所定の動作モードが設定され、前記手動送り手段Cの操作に基づき前記駆動手段Bが作動して前記所定部品を移動させて、前記位置データ取り込み手段Fが操作された際に、前記位置検出手段Dで検出された前記所定部品の位置データを前記記憶手段Eに記憶させる制御手段Gとを備えた射出成形機の制御装置において、
前記制御手段Gは、位置データ取り込み手段Fが操作された際に、位置検出手段Dで検出された所定部品の位置データを記憶手段Eに記憶させるかどうかを、その位置データの値から判定する判定手段Hを備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項記載の発明では、請求項1記載の射出成形機の制御装置において、記憶手段Eには位置検出手段Dで検出された所定部品の位置データを記憶する記憶箇所Ea,…Enが予め複数設けられ、該複数の記憶箇所Ea,…Enにそれぞれ対応するよう、位置データ取り込み手段Fには位置データ取り込み部Fa,…Fnが複数設けられていることを特徴とする。
【0009】
本願発明では、オペレータが、動作モード設定手段Aで所定の動作モード(射出モード、型締モード、型開モード等)を設定する。次いで、手動送り手段Cを操作し駆動手段Bを動作させて可動盤、エジェクタ等の所定部品を移動させて所定の動作を制御手段Gを介して行なわせる。
そして、前記所定部品を適宜位置まで移動させたとき、その位置を制御切換位置として設定するときには、オペレータが位置データ取り込み手段Fを操作する。すると、位置検出手段Dで検出された所定部品の位置データが制御手段Gを介して記憶手段Eに取り込まれてそこに記憶される。
【0010】
このような制御装置であると、所定部品について制御切換位置を設定するにあたり、テンキーやデジタルスイッチ等を用いることなく、単に、位置データ取り込み手段を操作するだけで設定することができる。このように、きわめて簡単な操作によって制御位置入力が行える。また、オペレータが可動盤やエジェクタの位置を表示部から読み取ったりその値をテンキー等で入力する必要がないので、その分、誤入力が生じるのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面参照して説明する。
図2は本発明に係る射出成形機の制御装置の実施の形態を示す。図2において符号1は電動式射出成形機で、固定盤2と可動盤3との間に金型2a,3aを型締めする型締装置4と、型締装置4によって型締めされた金型2a,3aに溶融樹脂を射出する射出装置5とを備えている。
【0012】
可動盤3には図示しないトグル機構が連結され、該トグル機構の型締軸には可動盤3を固定盤2に対して接近・離間する方向へ移動させる可動盤移動用の電動サーボモータ6が連結されている。また、可動盤3には、金型2a,3a内で成形された製品を突き出すためのエジェクタ7が軸方向へ移動可能に設けられ、該エジェクタ7には該エジェクタ7を移動させる電動サーボモータ8が連結されている。
【0013】
また、前記射出装置5は、先端に射出ノズル9aを有し後端側にホッパ9bを有する加熱筒9を備えており、該加熱筒9の内部には射出スクリュ10が、その軸回りに回転自在に、かつ軸方向へ移動自在に挿入されている。
そして、射出スクリュ10には、図示しない回転伝動機構を介して射出スクリュ10を回転させるスクリュ回転用の電動サーボモータ11が連結されると共に、図示しない回転伝達機構と直線運動機構とを介して射出スクリュ10を軸方向に移動させる射出用の電動サーボモータ12が連結されている。
【0014】
13は、射出成形機1の全体の動作を制御するメインコントローラで、機械操作パネル14とタッチパネル付き表示15から入力された操作指令に基づいて動作し、型締軸移動用のサーボアンプ16、エジェクタ移動用のサーボアンプ17、スクリュ軸回転用のサーボアンプ18、射出用のサーボアンプ19をそれぞれ制御操作するようになっている。そして、型締軸移動用のサーボアンプ16は電動サーボモータ6をフィードバック制御により回転駆動し、エジェクタ移動用のサーボアンプ17は前記電動サーボモータ8をフィードバック制御により回転駆動し、スクリュー軸回転用のサーボアンプ18は前記電動サーボモータ11をフィードバック制御により回転駆動し、射出用サーボアンプ19は前記電動サーボモータ12をフィードバック制御により回転駆動させるようになっている。
【0015】
また、前記電動サーボモータ6,8,11,12の出力軸には、それぞれエンコーダ6a,8a,11a,12aが付設されていて、該エンコーダ6a,8a,11a,12aによってそれら電動サーボモータ6,8,11,12の出力軸の回転位置が検出できるようになっている。
なお、エンコーダ6aの出力値から型締軸の回転位置を検出でき、さらに型締軸の位置から可動盤3の移動位置が算出できる。つまり、エンコーダ6aは、可動盤3の位置を検出する位置検出手段を構成し、また、エンコーダ8aも同様に、エジェクタ7の移動位置を検出する位置検出手段を構成している。
【0016】
また、前記型締軸移動用のサーボアンプ16、可動盤移動用の電動サーボモータ6は、可動盤3を移動させる可動盤駆動手段を構成し、前記エジェクタ移動用のサーボアンプ17、エジェクタ移動用の電動サーボモータ8は、エジェクタ7を移動させるエジェクタ駆動手段を構成している。
【0017】
前記機械操作パネル14には、射出成形機の基本的な動作を行わせるための種々の操作部、例えば、型締ボタン14a、型開ボタン14b、射出ボタン、エジェクタ前進ボタン等が設けられている。これら操作部は、前記型締装置4や射出装置5を手動で操作する手動送り手段を構成している。
【0018】
前記タッチパネル付き表示器15は、CPU21を備え、該CPU21を介して前記メインコントローラ13に接続されている。また、CPU21には、当該射出成形機1の初期条件設定下における、各種動作モード(射出モード、型締モード、型開モード等)を設定するための動作モード設定キー(動作モード設定手段)22と、射出成形機1に各種動作モードの設定条件を表示する表示パネル23と、エンコーダ6a、8aの出力値から求められる、可動盤3の位置データやエジェクタ7の位置データ等を記憶するメモリ(記憶手段)24と、該メモリ24に可動盤3等の位置データを記憶させるためのタイミングを与える現在値取込部(位置データ取り込み手段)25a,…25nとがバス接続されている。
なお、この実施の形態において、動作モード設定キー22と現在値取込部25a,…25nは、実際には前記表示パネル23上に表示される(図4参照)。
【0019】
また、メインコントローラ13とCPU21とは、射出成形機に種々の動作を行わせる他、位置データ取り込み手段が操作された際に、エンコーダ6a等の位置検出手段で検出された可動盤等の所定部品の位置データをメモリ24に記憶させる制御手段を構成している。
【0020】
次に、上記構成の射出成形機の制御装置の作用について説明する。
オペレータが、メインの電源をON操作し、タッチパネル付き表示器15の表示パネル22をタッチ操作しながら、当該射出成形機の制御装置を初期条件設定モードとする。次に、表示パネル22上で動作モード設定キー23をタッチ操作し、所定の動作モード例えば型締モードを設定する。このときの表示パネル22の表示を図4に示す。ここで、オペレータは、型締時の可動盤3の複数段にわたる速度を設定する(図4中30a,…30f参照)。なお、この速度入力は、これから説明する可動盤3の速度切換位置の設定完了後に行っても良い。
以上が、型締時の可動盤3の速度切換位置の設定(型締位置の現在値取込処理)を行なう場合の前提動作である。
【0021】
以下、実際の速度切換位置の設定処理動作を図3に示すフローチャートに基づき説明する。
図示しない開始ボタンをON操作し、続いて型締ボタン14aをON操作し続けると、予め入力された制御プログラムに沿ってメインコントローラ13から発せられる指令信号に基づき型締装置4による型締動作が、所定のごく遅い速度で行われる(ステップ1,2,3)。
このとき、型締め位置つまり可動盤3の現在位置はエンコーダ6aの検出値を基に計算されて、表示パネル22上に刻々表示される(ステップ4)。
【0022】
この動作はオペレータが可動盤3の現在位置を速度切換位置に設定しようと思わない限り続けられるが、可動盤3が適宜位置まで移動したとき、オペレータがその位置を速度切換位置に設定しようと判断したときには、まず、オペレータは型締ボタン14aの押圧を解いてOFF操作する(ステップ5、6)。
続いて、オペレータは表示パネル23上に表示されている最初の現在値取込部25aをタッチ操作する(ステップ7)。すると、前記エンコーダ6aの検出値を基に計算されて表示パネル23上に刻々表示される、前記可動盤3の位置データがCPU21に取り込まれる(ステップ8)。
【0023】
ここで、取り込まれた可動盤3の位置データが正しいデータか否かCPU21に組み込まれたプログラムに従い判定する(ステップ9)。
つまり、今回の取り込もうとする位置データ値が、この一連の動作の中でその前に行われた動作中において取り込んだ位置データ値と比較し、今回の位置データ値が前回の位置データ値と等しいかそれよりも小さい場合には、その位置データ値をそのままメモリ24の所定位置に格納する(ステップ11)。
一方、今回の位置データ値が前回の位置データ値よりも大きい場合、つまり、可動盤3が前回設定した位置よりも後退した場合には、この位置データ値を前回記憶した位置データ値と入れ換えて、メモリ24の所定位置に格納する(ステップ10、ステップ11)。
【0024】
このように、今回取り込もうとする位置データをそのままメモリ24に記憶するのではなく、前回の位置データ値と比較し、それと等しいかあるいはそれよりも小さいときのみその値を記憶するようにしたのは、型締ボタン14aをON操作しそのまま上述した一連の位置データ取り込み処理を行うとは限らず、型締ボタン14aと型開ボタン14bを交互にON操作し可動盤3を前後方向へ移動させながら位置取り込み処理を行なうことがあり、このとき、速度切換位置の設定値が一方向にはならず、つまり、設定値が大から小へ並ぶとは限らず、途中の設定値が前回の設定値よりも大になる逆転現象が生じてしまうおそれがあり、この場合、円滑な型締動作が行われなくなり、このような事態を未然に防ぐためである。
【0025】
つまり、ステップ9〜11は、現在値取込部25a,…25nが操作された際に、可動盤3の位置データをメモリ24に記憶させるかどうか、その位置データの値から判定する判定手段を構成している。勿論、この判定手段は、最初の位置データ設定の場合には直接関係しない。
【0026】
以上が一連の現在値取込処理(ステップ2〜11)の動作である。この処理を型締時の速度切換位置を設定しようする箇所(例えば、6段階の速度設定を行う場合には、速度切換位置は5箇所)には、それぞれについて、繰り返し行い、全ての速度切換位置設定が完了した時点で終了する(ステップ13)。
【0027】
ここで、可動盤3の位置データをメモリ24に記憶させるときに、図2、図4に示すように、メモリ24には記憶箇所24a,…24nが予め複数設けられ、これら複数の記憶箇所24a,…24nにそれぞれ対応するよう、現在値取込部25a,…25nが複数設けられているので、オペレータは図4に示すように、表示パネル22上で入力したい箇所31a,…31eの隣の現在値取込部25a,…25eをタッチ操作するだけその位置に可動盤3の位置データを取込むことができ、したがって、オペレータの誤入力のおそれを大幅に低減できる。
【0028】
なお、上述した図3(a)に示す例は、型締時の可動盤3の現在値取込処理を例に挙げて説明したが、型開時の可動盤3の現在値取込処理については、図3(b)に示すとおりである。
すなわち、図示しない開始ボタンをON操作し、続いて型開ボタン14bをON操作し続けると、予め入力された制御プログラムに沿ってメインコントローラ13から発せられる指令信号に基づき型締装置4による型開動作が、所定のごく遅い速度で行われる(ステップ21,22,23)。
このとき、型開き位置つまり可動盤3の現在位置はエンコーダ6aの検出値を基に計算されて、表示パネル22上に刻々表示される(ステップ24)。
【0029】
この動作はオペレータが可動盤3の現在位置を速度切換位置に設定しようと思わない限り続けられるが、可動盤3が適宜位置まで移動したとき、オペレータがその位置を速度切換位置に設定しようと判断したときには、まず、オペレータは型開ボタン14bの押圧を解いてOFF操作する(ステップ25、26)。
続いて、オペレータは表示パネル23上に表示されている最初の現在値取込部35aをタッチ操作する。すると、前記エンコーダ6aの検出値を基に計算されて表示パネル23上に刻々表示される、前記可動盤3の位置データがCPU21に取り込まれる(ステップ28)。
【0030】
ここで、取り込まれた可動盤3の位置データが正しいデータか否かCPU21に組み込まれたプログラムに従い判定する(ステップ29)。
つまり、今回の取り込もうとする位置データ値が、この一連の動作の中でその前に行われた動作中において取り込んだ位置データ値と比較し、今回の位置データ値が前回の位置データ値と等しいかそれよりも大きい場合には、その位置データ値をそのままメモリ24の所定位置に格納する(ステップ31)。
一方、今回の位置データ値が前回の位置データ値よりも小さい場合、つまり、可動盤3が前回設定した位置よりも前進した場合には、この位置データ値を前回記憶した位置データ値と入れ換えて、メモリ24の所定位置に格納する(ステップ30、ステップ31)。
【0031】
なお、ここでも、可動盤3の位置データをメモリ24に記憶させるときに、図2、図4に示すように、メモリ24には記憶箇所が予め複数設けられ、これら複数の記憶箇所にそれぞれ対応するよう、現在値取込部35a,…35eが複数設けられているので、オペレータは図4に示すように、表示パネル22上で入力したい箇所36a,…36eの隣の現在値取込部35a,…35eをタッチ操作するだけその位置に可動盤3の位置データを取込むことができる。
【0032】
以上が一連の現在値取込処理(ステップ22〜31)の動作である。この処理を型開時の速度切換位置を設定しようする箇所(例えば、6段階の速度設定を行う場合には、速度切換位置は5箇所)には、それぞれについて、繰り返し行い、全ての速度切換位置設定が完了した時点で終了する(ステップ13)
上記の処理は、エジェクタ動作の際の現在値取込処理についても同様に行なわれる。
【0033】
上記した実施の形態は、あくまで本発明の例示であり、必要に応じ発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、可動盤3の現在位置を位置データとして取り込むようにしているが、これに限られることなく、可動盤3に代わり型締軸の位置データを基準とし、この現在位置を取り込むようにしても良い。
また、可動盤3等の現在位置を取り込むための記憶手段としては、タッチパネル付表示部15のCPU21に付随するメモリ22を利用しているが、これに限られることなく、メインコントローラ13に付随する図示せぬメモリに記憶させても良い。
また、上述した実施の形態では、可動盤3等の所定部品の位置データを記憶させるためにタイミングを与える位置データ取り込み手段である現在値取込部25a,…25nを、表示パネル23上に表示させた形で設けているが、これに限られることなく、機械的なキー手段によって位置データ取り込み手段を構成しても良い。
また、上述した実施の形態では、可動盤3等の所定部品の位置データをメモリ24に記憶させるのに、可動盤3等を一旦停止させた状態でその位置データを取り込むようにしているが、これに限られることなく、可動盤3を移動させながらその位置データを取り込むようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、所定部品の制御切換位置設定するにあたり、テンキーやデジタルスイッチ等を用いることなく、単に、位置データ取り込み手段を操作するだけで足り、このように、きわめて簡単な操作によって制御位置入力が行え、しかも、誤入力が生じるのを防止できる。
【0035】
また、位置データ取り込み手段が操作された際に、位置検出手段で検出された所定部品の位置データを記憶手段に記憶させるかどうか、その位置データの値から判定する判定手段を備えているから、位置データ値として適切でない位置データの取り込み処理を未然に回避することができ、この点において、誤入力を防止できる。
【0036】
請求項記載の発明によれば、記憶手段には位置検出手段で検出された所定部品の位置データを記憶する記憶箇所が予め複数設けられ、該複数の記憶箇所にそれぞれ対応するよう、位置データ取り込み手段には位置データ取り込み部が複数設けられているから、複数ある記憶箇所への誤入力をできるだけ避けた状態で所定の位置データを取り込んで記憶させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形機の制御装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明に係る射出成形機の制御装置の実施の形態のブロック図である。
【図3】本発明に係る射出成形機の制御装置の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明に係る射出成形機の制御装置のタッチパネル付き表示器の表示パネルを示す図である。
【符号の説明】
A 動作モード設定手段 B 駆動手段
C 手動送り手段 D 位置検出手段
E 記憶手段 F 位置データ取り込み手段
G 制御手段 H 判定手段
Ea,…En 記憶手段の記憶箇所
Fa,…Fn 位置データ取り込み部
1 射出成形機
2 固定盤
3 可動盤
4 型締装置
5 射出装置
6,8 サーボモータ
6a,8a エンコーダ(位置検出手段)
16,17 サーボアンプ
13 メインコントローラ
14 機械操作パネル
14a 型締ボタン(手動送り手段)
14b 型開ボタン(手動送り手段)
15 タッチパネル付表示
21 CPU
22 動作モード設定キー(動作モード設定手段)
23 表示パネル
24 メモリ(記憶手段)
25a,…25n 現在値取込部(位置データ取り込み手段)
35a,…35n 現在値取込部(位置データ取り込み手段)

Claims (2)

  1. 動作モード設定手段と、該動作モード設定手段で設定された動作を所定部品を移動させることにより行わせる駆動手段と、該駆動手段を手動で操作する手動送り手段と、前記駆動手段で移動される前記所定部品の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段で検出された所定部品の位置データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に前記位置データを記憶させるタイミングを与える位置データ取り込み手段と、前記動作モード設定手段で所定の動作モードが設定され、前記手動送り手段の操作に基づき前記駆動手段が作動して前記所定部品を移動させ、前記位置データ取り込み手段が操作された際に、前記位置検出手段で検出された前記所定部品の位置データを前記記憶手段に記憶させる制御手段とを備えた射出成形機の制御装置において、
    前記制御手段は、位置データ取り込み手段が操作された際に、位置検出手段で検出された所定部品の位置データを記憶手段に記憶させるかどうかを、その位置データの値から判定する判定手段を備えていることを特徴とする射出成形機の制御装置。
  2. 請求項1記載の射出成形機の制御装置において、
    記憶手段には位置検出手段で検出された所定部品の位置データを記憶する記憶箇所が予め複数設けられ、該複数の記憶箇所にそれぞれ対応するよう、位置データ取り込み手段には位置データ取り込み部が複数設けられていることを特徴とする射出成形機の制御装置。
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